JP2021015833A - 超電導コイル及び超電導コイルユニット - Google Patents

超電導コイル及び超電導コイルユニット Download PDF

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達郎 宇都
寛史 宮崎
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寛史 宮崎
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Sadanori Iwai
貞憲 岩井
圭 小柳
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圭 小柳
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Abstract

【課題】超電導コイルを焼損させる熱暴走を防止できると共に、超電導コイルを短時間に消磁させることができること。【解決手段】超電導線材が巻き回されて巻回径方向に積層されることで形成され、一対の巻線側面19を備えた巻線部材12と、巻線部材の巻線第1側面19Aに設けられ、異なるターンの超電導線材を電気的に接続する迂回路25と、巻線部材の巻線第2側面19Bの少なくとも一部に設けられ、巻線部材と熱的に接触するヒータ27と、を有して構成されたものである。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は超電導コイル、及びこの超電導コイルが複数積層された超電導コイルユニットに関する。
超電導線材は、極低温に冷却し超電導状態とすることでジュール熱を発生させずに電流を流すことができる。超電導線材をコイル化して得られる超電導コイルは、主に超電導磁石として用いられる。超電導線材には超電導状態の維持が可能な電流密度、温度及び磁場の範囲、即ち臨界電流密度、臨界温度及び臨界磁場があるため、超電導状態になって電気抵抗がほぼゼロになっても、無限に電流を流せるわけではない。
電流密度、温度及び磁場のいずれかがこれらの臨界値を越えると、超電導線材は常電導状態に転移する。常電導転移した箇所に電流が流れると、ジュール熱によってコイルの温度が上昇し、超電導線材を焼損させる熱暴走が発生する恐れがある。焼損した超電導線材は、再度冷却しても超電導状態とはならないため、超電導コイルとして復旧不可能になってしまう。よって、超電導コイルには、熱暴走を防止するための対策が必要になる。
そこで、超電導コイルの異なるターンの超電導線材同士をターン間で迂回路により短絡させることで、常電導転移した部分に流れる電流を、異なるターンの超電導線材に迂回させることができる。電流が常電導転移箇所を迂回することで、常電導転移箇所での局所的な発熱を抑制して、超電導コイルを熱暴走から保護することが可能になる。このようにして、超電導コイルの焼損による超電導磁石の故障を防ぐことができる。
一方、超電導磁石を運転中に、超電導磁石に磁性体が引き寄せられるなどの事故が発生した場合には、直ちに発生磁場をゼロにする必要がある。従って、定格運転中の超電導コイルを通常よりも短い時間で消磁する「緊急消磁」を行えることが好ましい。
特開2017−103352号公報
上述のように、超電導コイルの側面に迂回路を設けることにより異なるターンの超電導線材同士を電気的に接続する技術が開示されている。この技術では、超電導線材にて常電導転移が生じたときに、超電導線材に流れている電流の一部が迂回路へ流れ、迂回路を通じて別の超電導線材へ流れることにより超電導コイルの熱暴走を防ぐことが可能になる。
しかしながら、上述の開示技術では、コイルターン間が電気的に短絡することで、電流が超電導線材と迂回路からなる閉ループを流れることになり、超電導コイルの消磁に長い時間を要するという課題がある。
本発明の実施形態は、上述の事情を考慮してなされたものであり、超電導コイルを焼損させる熱暴走を防止できると共に、超電導コイルを短時間に消磁させることができる超電導コイル及び超電導コイルユニットを提供することを目的とする。
本発明の実施形態における超電導コイルは、超電導線材が巻き回されて巻回径方向に積層されることで形成され、一対の側面を備えた巻線部材と、前記巻線部材の前記側面の一方に設けられ、異なるターンの前記超電導線材を電気的に接続する迂回路と、前記巻線部材の前記側面の他方の少なくとも一部に設けられ、前記巻線部材と熱的に接触するヒータと、を有して構成されたことを特徴とするものである。
本発明の実施形態における超電導コイルユニットは、前記発明の実施形態における超電導コイルが、その巻回軸方向に沿って複数積層されて構成されたことを特徴とするものである。
本発明の実施形態によれば、超電導コイルを焼損させる熱暴走を防止できると共に、超電導コイルを短時間に消磁させることができる。
第1実施形態に係る超電導コイルを示す斜視図。 図1のII−II線のコイル経方向に沿う断面を含む図1の超電導コイルを示す斜視図。 図1の超電導コイルを構成する高温超電導線材(薄膜線材)の一部破断状態で示す斜視図。 図2のX部を拡大して示すコイル経方向に沿う断面図。 図2及び図4のヒータの周方向形状を示す超電導コイルの底面図。 一般的な超電導コイルを具備する超電導装置の電源駆動モードを説明する回路図。 一般的な超電導コイルを具備する超電導装置の永久電流モードを説明する回路図。 図1の超電導コイルを具備する超電導装置の電源駆動モードにおける通常運転状態を説明する回路図。 図1の超電導コイルを具備する超電導装置の電源駆動モードにおける遮断動作状態を説明する回路図。 第2実施形態に係る超電導コイルを示す底面図。 第3実施形態に係る超電導コイルユニットのコイル径方向に沿う部分断面図。 第3実施形態に係る超電導コイルユニットの他の形態をコイル径方向に切断して示す断面図。 第4実施形態に係る超電導コイルユニットのコイル経方向に沿う部分断面図。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1実施形態(図1〜9)
図1は、第1実施形態に係る超電導コイルを示す斜視図である。また、図2は、図1のII−II線のコイル経方向に沿う断面を含む図1の超電導コイルを示す斜視図である。これらの図1及び図2に示す第1実施形態を含めた各実施形態の超電導コイルは、高温超電導線材または低温超電導線材から構成されるが、高温超電導線材を用いた場合を一例として説明する。
図1及び図2に示す超電導コイル10は、高温超電導線材としての薄膜線材11(図3)が巻枠13に巻き回されることで、巻回軸Oの方向に貫通する空間を有するパンケーキ状の巻線部材12を形成することにより構成される。薄膜線材11を同心円状に巻き回してパンケーキ状に形成されたコイルをパンケーキコイルと呼ぶ。なお、図1では1枚のパンケーキ状に形成されたいわゆるシングルパンケーキコイルを図示しているが、2枚のパンケーキ状に形成されたいわゆるダブルパンケーキコイルとしても良い。ただし、以下では、特に高い効果を発揮するシングルパンケーキを用いた場合を説明する。
高温超電導線材は、図3に示されるように、一般に薄膜状の層が積層されたテープ形状の薄膜線材11として構成される。この薄膜線材11は、例えばレアメタル酸化物(RE酸化物)からなる超電導層16を含むREBCO線材などの線材である。
薄膜線材11は、例えば、ニッケル基合金、ステンレスまたは銅などの高強度の金属材質である基板9と、この基板9の上に形成される中間層15と、この中間層15を基板9の表面に配向させるマグネシウムなどからなる配向層14と、中間層15の上に形成される酸化物でできた超電導層16と、銀、金または白金などで組成される保護層17と、銅またはアルミニウムなどの良伝導性金属である安定化層18と、を有して構成される。
中間層15は、基板9と超電導層16の熱収縮の際に起因する熱歪みを防止する。保護層17は、超電導層16に含まれる酸素が超電導層16から拡散することを防止して、超電導層16を保護している。安定化層18は、超電導層16への過剰通電電流の迂回経路となって熱暴走を防止する。ただし、薄膜線材11を構成する各層の種類及び数はこれに限定されるものではない。
巻線部材12は、図2に示すように、薄膜線材11が巻き回されて巻回径方向(つまりコイル径方向)に積層されることで形成され、一対の巻線側面19(巻線第1側面19A、巻線第2側面19B)を有する。また、超電導コイル10では、隣接するターンの薄膜線材11同士の間隙をコイルターン間隙と呼ぶ。図4に示すように、隣接するターンの薄膜線材11の間には、コイルターン間隙の絶縁のために絶縁性部材20が挿入される。絶縁性部材20としては、例えばポリイミド等により形成された絶縁性のテープが好適に用いられる。テープ状の絶縁性部材20は、薄膜線材11と共巻することによりコイルターン間に挿入される。
超電導コイル10は、エポキシ樹脂などの粘着性を有する絶縁材料で含浸されることもある。粘着性のある絶縁材料で含浸されることにより、超電導コイル10内の隣接する薄膜線材11と絶縁性部材20とが固着され、超電導コイル10の熱伝導度及び機械的強度が向上する。なお、エポキシ樹脂などの粘着性を有する絶縁材料もターン間に挿入されることで絶縁性部材20として働き得るが、超電導コイル10のターン間の確実な絶縁のためには、テープ状の絶縁性部材20により確実にコイルターン間を絶縁することが好ましい。
超電導コイル10を含めた一般的な超電導コイル100は、図6及び図7に示すように超電導コイル用電源21に接続され、この超電導コイル用電源21から常に電流が供給された状態で運転するいわゆる電源駆動モードでの運転(図6)と、超電導コイル100(超電導コイル10を含む)の両端が永久電流スイッチ22により短絡された状態で運転されるいわゆる永久電流モードでの運転(図7)とがある。
緊急消磁の際、電源駆動モードの場合には、遮断スイッチ23をOFF操作し、外部保護抵抗24と超電導コイル100(超電導コイル10を含む)とを閉ループに形成することで、超電導コイル100に蓄積されたエネルギーを外部保護抵抗24にてジュール熱として消費する。一方、永久電流モードの場合には、永久電流スイッチ22をOFF操作して外部保護抵抗24と超電導コイル100(超電導コイル10を含む)とを閉ループに形成することで、超電導コイル100に蓄積されたエネルギーを外部保護抵抗24にてジュール熱として消費する。
以下、このように超電導コイル用電源21を回路から切り離したり、永久電流スイッチ22をOFF操作したりすることで、外部保護抵抗24と超電導コイル100(超電導コイル10を含む)とを閉ループに形成することを「遮断動作」と呼ぶ。
図1及び図2に示す超電導コイル10は、特に図4に示すように、一対の巻線側面19の一方(巻線第1側面19A)に、超電導コイル10内の異なるターンの薄膜線材11同士を電気的に接続する迂回路25が設けられる。この迂回路25の材料は、通常運転時においての超電導コイル10の抵抗より大きく、且つ超電導コイル10の常電導転移時の抵抗よりも小さい抵抗の材料が選択される。この材料は例えば、銅、ステンレス、アルミもしくはインジウムなどの常電導金属、半導体、導電性プラスチック、セラミックス材、導電性樹脂または超電導材料などである。また、グラファイト、炭素繊維または炭素繊維複合材などのカーボン材料なども迂回路25の材料として好適に用いることができる。
これらの迂回路25の材料は、板材または箔などにして圧着またはハンダ接続などにより電気的に巻線部材12に接続される。また、迂回路25の材料を薄膜線材11の巻線第1側面19Aにメッキまたは塗布して迂回路25を形成してもよい。特に、メッキによって迂回路25を形成すると、迂回路25を薄くすることができ、超電導コイル10の自由な変形を阻害しない。
迂回路25の外側には巻線側面絶縁材26が設けられる。この巻線側面絶縁材26は、迂回路25を介して超電導コイル10の外に電流が流出するのを防止する。また、巻線側面絶縁材26は、超電導コイル10をエポキシ樹脂などの粘着性を有する絶縁材料で含浸する場合や、迂回路25として導電性樹脂を用いる場合には、それらの樹脂が硬化するまでの間、樹脂の形状を保つ機能を果たす。
薄膜線材11では、通電電流の限界である臨界電流に近づくにつれ、徐々に外部磁場が侵入し、超電導状態が局所的に破壊された部分が常電導転移する。この局所的な常電導転移に伴うフラックスフロー抵抗は、ジュール損失による発熱を発生する。この発熱により超電導コイル10の温度が局所的に上昇すると、フラックスフロー抵抗が増大し、それに伴いジュール損失による発熱が増大して、超電導コイル10の温度がさらに上昇する。このように、局所的な常電導転移に伴うフラックスフロー抵抗の発生は、超電導コイル10の局所的な温度上昇を招き、超電導コイル10の熱暴走の原因になる。
超電導コイル10の巻線部材12における異なるターンの薄膜線材11と迂回路25とが電気的に接続されることによって、薄膜線材11の一部で、常電導転移によりフラックスフロー抵抗が局所的に発生したとき、図4に示すように、超電導コイル10の周方向に流れていた通電電流Iの一部I´が、迂回路25を介して他ターンのコイル径方向の薄膜線材11へ迂回する。これにより、局所的に常電導状態に転移した常電導転移箇所28に多量の通電電流Iが流れてジュール熱が発生する事態が抑制されるので、熱暴走の発生が抑制される。
ここで、超電導コイル10のコイル径方向に迂回する電流の大きさについて、図8を用いて説明する。超電導コイル10の周方向に流れていた通電電流Iの一部I´が、迂回路25を介して他のターンの薄膜線材11に迂回したとき、超電導コイル10の周方向に流れる通電電流はIからI−I´に減少する。このとき、迂回路25を経てコイルターン間を迂回する迂回電流I´は、コイルターン間の抵抗(つまり迂回路25の抵抗)をR´とし、フラックスフロー抵抗をRとすると、R/(R+R´)に比例する。よって、フラックスフロー抵抗Rが増大すればするほど、より多くの迂回電流I´が迂回路25を経てコイル径方向に迂回することになる。これにより、局所的に常電導状態に転移した常電導転移箇所28に多量の通電電流Iが流れることを未然に防止でき、熱暴走等の発生が抑制される。
また、図2及び図4に示すように、超電導コイル10では、巻線側面19の迂回路25が設けられていない他方の側面(巻線第2側面19B)にヒータ27が設けられている。このヒータ27は、例えば高抵抗の金属や細線化した金属を絶縁材で被覆した構造をしており、図示しない外部電源により通電することでジュール熱を発生させる。超電導コイル10の軸長を小さくするために、ヒータ27はシート状に加工するのが好ましい。このヒータ27は巻線部材12に熱的に直接接触していてもよく、また巻線側面絶縁材26を介して巻線部材12に熱的に間接に接触してもよい。
ヒータ27により発生したジュール熱は巻線部材12の温度を上昇させて、この巻線部材12を構成する薄膜線材11の一部を常電導転移させる。薄膜線材11の一部をより短時間に常電導転移させるためには、図5のように、ヒータ27を巻線第2側面19Bの限られた範囲(例えば内周側部分)に設けることで、巻線第2側面19Bの単位面積を通って巻線部材12に印加される熱量を大きくしてもよい。その際、ヒータ27は、超電導コイル10の巻線部材12における薄膜線材11の臨界温度が低い部分、つまり巻線第2側面19Bの内周側部分に設けられることが好ましい。更に、ヒータ27は、超電導コイル10の周方向に沿って環状に形成されることで、巻線部材12の巻線第2側面19Bにおいて巻線部材12の巻回軸Oに関して点対称な位置に設けられる。
図9に示すように、遮断スイッチ23のOFF操作による遮断動作時に超電導コイル10を流れる電流Ioは、超電導コイル10の巻線部材12の薄膜線材11と迂回路25とからなる閉ループを流れ、超電導コイル10のインダクタンスをLとすると、減衰時定数τ=L/(R+R´)で減衰していく。この遮断動作の後にヒータ27により巻線部材12に熱を与えるとフラックスフロー抵抗Rが増大して、減衰時定数τが短くなり、超電導コイル10が短時間に消磁する。
つまり、図4に示すように、超電導コイル10の遮断動作の後に、ヒータ27の加熱により超電導コイル10の巻線部材12の薄膜線材11を常電導転移させることで、この常電導に転移した部分を流れる電流が多量のジュール熱を発生させ、超電導コイル10に蓄積されたエネルギーを速やかに消費することが可能になる。この際、ヒータ27と巻線部材12間の熱抵抗を、巻線側面絶縁材26の厚さを調整することで小さくすれば、ヒータ27の熱により超電導コイル10の巻線部材12の薄膜線材11の温度を素早く上昇させて、超電導コイル10をより一層短時間に消磁させることが可能になる。
ところで、ヒータ27は、超電導コイル10における巻線部材12の巻線側面19のうち、迂回路25が設けられた巻線第1側面19Aとは反対側の巻線第2側面19Bに設置されている。これにより、ヒータ27と巻線部材12間の熱抵抗は、迂回路25を流れる迂回電流I´(即ち、後述の迂回路25の電気抵抗)に対する影響を考慮することなく独立して設定することが可能になり、また、迂回路25は、その超電導コイル10の巻回軸O方向の熱抵抗(即ち、後述の迂回路厚さT)のヒータ27に対する影響を考慮することなく、超電導コイル10の焼損防止に十分な迂回電流I´を確保可能に設定される。
つまり、超電導コイル10の焼損を防ぐために十分な迂回電流I´(図8)の値は、超電導コイル10の電流密度や蓄積エネルギーの違いにより異なる。迂回路25を介して巻線部材12のコイルターン間を迂回する迂回電流I´の大きさをコントロールする場合、この迂回電流I´は、図8に示すように、R/(R+R´)に比例する。
このうち、薄膜線材11の経験磁場や温度によって変化するフラックスフロー抵抗Rをコントロールすることは困難である。また、迂回路25の抵抗R´は、図4及び図5に示すコイルターン間の距離M、コイル周長C、迂回路厚さT、迂回路25の抵抗率ρを用いて、R´=ρ×M÷(C×T)で表される。ここで、コイルターン間の距離Mとコイル周長Cは、超電導コイル10の内径及び外径で決まる値であり、また、迂回路25の抵抗率ρは、迂回路25の材料の特性によって決まる。従って、迂回路25の抵抗R´を連続的に変化させることが可能なパラメータは迂回路厚さTとなる。
仮に、ヒータ27が迂回路25の外側に設けられた場合、迂回路厚さTを2倍にすると迂回路25の抵抗R´は1/2倍になり、迂回電流I´の値を2倍にすることができるが、同時に、迂回路25における巻回軸O方向の熱抵抗の値が2倍になって、ヒータ27に対して不利になってしまう。逆に、迂回路25における巻回軸O方向の熱抵抗の値を1/2倍にするために迂回路厚さTを1/2倍にすると、迂回路25のコイル径方向の電気抵抗が2倍になって、迂回電流I´の値が1/2倍になり、超電導コイル10の焼損を防止するために不十分になってしまう。
そこで、本第1実施形態の超電導コイル10では、迂回路25が設けられる巻線第1側面19Aとは反対側の巻線第2側面19Bにヒータ27を設け、巻線部材12とヒータ27間の熱抵抗の値を、巻線部材12とヒータ27間に介在される巻線絶縁材26の厚さで調整している。これにより、ヒータ27と巻線部材12間の熱抵抗の値は、迂回路25の迂回路厚さTに依存することなく、従って、迂回電流I´に対して独立に設定される。また、迂回路25における巻回軸O方向の熱抵抗(即ち、迂回路厚さT)のヒータ27に対する影響を考慮する必要がないので、迂回電流I´は超電導コイル10の焼損防止に十分な値に確保される。これらの結果、巻線部材12とヒータ27間の熱抵抗と迂回電流I´とを適切な値に両立することが可能になる。
以上のように構成されたことから、本第1実施形態によれば、次の効果(1)〜(4)を奏する。
(1)図2及び図4に示すように、薄膜線材11が巻き回され積層されて形成される巻線部材12の巻線第1側面19Aに設けられた迂回路25は、巻線部材12を形成する薄膜線材11の異なるターンを電気的に接続している。このため、薄膜線材11に常電導転移箇所28が局所的に生じた場合に、薄膜線材11を流れる電流が迂回路25を経て異なるターンのコイル径方向の薄膜線材11に流れることで、常電導転移箇所28に多量の電流が流れることを未然に防止できる。この結果、超電導コイル10を焼損させる熱暴走の発生を防止できる。
(2)薄膜線材11が巻き回され積層されて形成される巻線部材12の巻線第2側面19Bには、巻線部材12と熱的に接触するヒータ27が設けられている。このため、遮断スイッチ23による遮断動作の後にヒータ27の熱によって、巻線部材12の薄膜線材11を昇温させて常電導転移させることで、超電導コイル10のフラックスフロー抵抗Rが増大する。この結果、超電導コイル10の電流の減衰時定数τ を短くすることができ、超電導コイル10を短時間に消磁させることができる。
(3)超電導コイル10は、上述の(1)及び(2)に述べたように、巻線部材12の巻線第1側面19Aに迂回路25が、巻線第1側面19Aとは反対側の巻線第2側面19Bにヒータ27がそれぞれ設けられている。このため、迂回路25は、ヒータ27のための巻回軸O方向の熱抵抗を考慮することなく迂回路厚さTを設定して、迂回路25を流れる迂回電流I´の値を決定できるので、超電導コイル10の通常運転時における熱暴走を確実に防止できる。また、ヒータ27は、迂回路25の存在を考慮することなく、ヒータ27と巻線部材12との間の熱抵抗を設定できるので、超電導コイル10の遮断動作の後に、ヒータ27の熱により巻線部材12の薄膜線材11を迅速に常電導に転移させて、超電導コイル10を短時間に消磁させることができる。
(4)図4及び図5に示すように、ヒータ27は、超電導コイル10の巻線部材12における巻線第2側面19Bの少なくとも一部、例えば巻線第2側面19Bの限られた範囲に熱的に接触して設けられる。このため、巻線第2側面19Bの単位面積当たりに付与される熱量が大きくなり、巻線部材12の薄膜線材11の一部を短時間で常電導転移させることができる。また、ヒータ27は、超電導コイル10の巻線部材12における巻線第2側面19Bの内周側部分に設けられている。この巻線第2側面19Bの内周側部分は、巻線部材12を形成する薄膜線材11の臨界温度が超電導コイル10内で低く、常電導転移し易い箇所である。これにより、ヒータ27は、超電導コイル10において常電導転移し易い箇所を迅速に常電導転移させることができる。
これらの結果、ヒータ27は、超電導コイル10の遮断動作の後に超電導コイル10を迅速に常電導に転移させて、超電導コイル10のフラックスフロー抵抗Rを短時間に増大させ、これにより、超電導コイル10の電流の減衰時定数τをより短くすることで、超電導コイル10をより一層短時間に消磁させることができる。
[B]第2実施形態(図10)
図10は、第2実施形態に係る超電導コイルを示す底面図である。この第2実施形態において第1実施形態と同様な部分については、第1実施形態と同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第2実施形態の超電導コイル30が第1実施形態と異なる点は、ヒータ31が巻線部材12の巻線第2側面19Bにおける内周側に、巻線部材12の周方向に分割して複数設置され、それぞれが超電導コイル30(巻線部材12)の巻回軸Oに関して対称な位置に設けられた点である。
超電導コイル30には、通常運転時に、自らが発生する磁場によって電磁力が作用する。この超電導コイル30の発生磁場が通常運転時に超電導コイル30の巻回軸Oに関して対称であるから、電磁力は、超電導コイル30の周方向に均一に作用しており、超電導コイル30の周方向の張力(フープ力)となる。
図9に示す遮断スイッチ23のOFF操作による超電導コイル30の遮断動作の後に、超電導コイル30の巻線部材12の薄膜線材11と迂回路25との閉ループに電流Iが流れる際に、仮に、ヒータ31により常電導に転移した部分が超電導コイル30(巻線部材12)の巻回軸Oに関して非対称な位置に存在すると、超電導コイル30の発生磁場も超電導電導コイル30の巻回軸Oに関する対称性が失われて、超電導コイル30の周方向に不均一な電磁力が作用することになる。この状態で超電導コイル30に作用する電磁力が設計の範囲を超えると、超電導コイル30の巻線部材12の薄膜線材11が劣化して、超電導コイル30が焼損する恐れがある。
これに対し、本第2実施形態の超電導コイル30は、第1実施形態の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏するほか、次の効果(5)を奏する。
(5)超電導コイル30では、ヒータ31が巻線部材12の周方向に分割して複数配置され、それぞれのヒータ31が、超電導コイル30(巻線部材12)の巻回軸Oに関して対称な位置に設けられている。このため、超電導コイル30の遮断動作の後にヒータ31から超電導コイル30の巻線部材12に付与される熱量によって巻線部材12の薄膜線材11に生ずる常電導転移部分は、巻線部材12の巻回軸Oに関して対称な位置になる。この結果、超電導コイル30に、周方向に不均一な電磁力が作用することを防止できるので、超電導コイル30の焼損を未然に防止できる。
[C]第3実施形態(図11及び図12)
図11は、第3実施形態に係る超電導コイルユニットのコイル径方向に沿う部分断面図である。この第3実施形態において第1及び第2実施形態と同様な部分については、第1及び第2実施形態と同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第3実施形態の超電導コイルユニット35は、第1または第2実施形態の複数の超電導コイル10または30が、それらの巻回軸O方向に沿って積層されて構成されたものである。
つまり、超電導コイルユニット35は、図11に示すように、超電導コイル10または30が巻回軸O方向に沿って積層されて構成される。超電導コイルユニット35は、第1または第2実施形態の超電導コイル10または30のみを積層することが好ましいが、一部が、ヒータ27または31が設けられていない超電導コイルであってもよい。また、巻回軸O方向に隣り合う超電導コイル10または30で1つのヒータ27または31を共有してもよい。
更に、積層されて隣接する超電導コイル10または30間の巻回軸O方向の距離は任意であり、これらの各距離が異なっていてもよい。また、図12のように、複数の超電導コイル10または30を組み合わせた超電導コイルユニット35を更に複数個巻回軸O方向に組み合わせることで、いわゆるマルチコイル配置の超電導コイルユニット36としてもよい。
また、図11に示す超電導コイルユニット35を構成する各超電導コイル10または30では、これらの超電導コイル10または30に設けられた迂回路25の電気抵抗値と、ヒータ27または31の容量(発熱量)との少なくとも一方は、超電導コイル10または30毎に調整可能に構成される。
つまり、超電導コイルユニット35の各超電導コイル10または30では、通電電流Iにより発生した磁場Bの強度及び向きは各位置により異なる。具体的には、通常、超電導コイルユニット35の両端に位置する超電導コイル10または30では、磁場Bの剥離方向(すなわち、コイル径方向)の成分が最大になるため、この両端に位置する超電導コイル10または30は、臨界電流値Icが低く、常電導転移し易い。従って、臨界電流値Icが低い超電導コイル10または30ほど、迂回路25の電気抵抗を小さな値に設定して迂回路25に電流を流し易くするなど、それぞれの超電導コイル10または30で迂回路25の電気抵抗を異なる値に調整して、各超電導コイル10または30で迂回する通電電流Iの値を変更してもよい。
また、超電導コイルユニット35の各超電導コイル10または30では、ヒータ27または31の容量(発熱量)を超電導コイル10または30毎に異なる値に調整して、超電導コイル10または30のフラックスフロー抵抗Rの値を変更し、これにより、超電導コイル10または30の電流の減衰時定数τを調整してもよい。
以上のように構成されたことから、本第3実施形態においても、第1及び第2実施形態の効果(1)〜(5)と同様な効果を奏するほか、次の効果(6)及び(7)を奏する。
(6)超電導コイル10または30が巻回軸O方向に積層されて構成された超電導コイルユニット35では、各超電導コイル10または30に設けられた迂回路25の電気抵抗値が超電導コイル10または30毎に調整可能に構成されている。従って、臨界電流値Icが低くなる超電導コイルユニット35の両端に位置する超電導コイル10または30における迂回路25の電気抵抗R´の値を、他の超電導コイル10または30の迂回路25よりも小さく設定することで、迂回路25を流れる迂回電流値I´を大きくすることができる。これにより、超電導コイルユニット35の両端に位置する超電導コイル10または30の巻線部材12における薄膜線材11の常電導転移を防止して、この超電導コイル10または30を焼損させる熱暴走を防止できる。
(7)超電導コイル10または30が巻回軸O方向に積層されて構成された超電導コイルユニット35では、各超電導コイル10または30に設けられたヒータ27または31の容量(発熱量)が、超電導コイル10または30毎に調整可能に構成された場合に、超電導コイル10または30を短時間に消磁させることができる。
つまり、特に前述の(6)の如く、超電導コイルユニット35の両端に位置する超電導コイル10または30において迂回路25の電気抵抗R´の値が小さく設定されて、超電導コイルユニット35の両端に位置するそれぞれの超電導コイル10または30の電流の減衰時定数τが長く設定されてしまった場合には、それらの超電導コイル10または30のヒータ27または31の容量(発熱量)を超電導コイル10または30毎に調整する。これにより、超電導コイル10または30の遮断動作の後に巻線部材12の薄膜線材11の温度を上昇させて、超電導コイル10または30のフラックスフロー抵抗Rの値を大きく設定する。この結果、超電導コイル10または30の電流の減衰時定数τを短く調整して、超電導コイルユニット35の両端に位置する超電導コイル10または30を短時間に消磁させることができる。
[D]第4実施形態(図13)
図13は、第4実施形態に係る超電導コイルユニットのコイル経方向に沿う部分断面図である。この第4実施形態において第1〜第3実施形態と同様な部分については、第1〜第3実施形態と同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第4実施形態の超電導コイルユニット40は、第1または第2実施形態の超電導コイル10または30が、それらの巻回軸O方向に沿って積層されて構成されると共に、各超電導コイル10または30の積層方向中央位置で且つその積層方向に直交する面(以下、対称面41と称する)に関して対称な位置に存在する超電導コイル10または30では、内径、外径及びターン数、並びにヒータ27または31の位置及び形状が等しく構成された点である。
特に、超電導コイルユニット40における各超電導コイル10または30に設けられたヒータ27または31が、超電導コイルユニット40の対称面41に関して対称に配置されたことで、ヒータ27または31の発熱により超電導コイル10または30の巻線部材12の薄膜線材11に生ずる常電導に転移する部分も、超電導コイルユニット40の対称面41に関して対称な位置に略同時に発生する。
以上のように構成されたことから、本第4実施形態によれば、第1〜第3実施形態の効果(1)〜(7)と同様な効果を奏するほか、次の効果(8)を奏する。
(8)超電導コイルユニット40における各超電導コイル10または30に設けられたヒータ27または31が、超電導コイルユニット40の対称面41に関して対称に配置されている。これにより、ヒータ27または31の発熱により超電導コイルユニット40を構成する各超電導コイル10または30の巻線部材12の薄膜線材11に生ずる常電導に転移する部分も、超電導コイルユニット40の対称面41に関して対称な位置に同時に発生する。この結果、超電導コイルユニット40に生ずる電磁力の対称面41に関するバランスが保持されるので、超電導コイルユニット40を構成する超電導コイル10または30の焼損を未然に防止できる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができ、また、それらの置き換えや変更は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、図1及び図2では、迂回路25及びヒータ27が設けられた巻線部材12の形状がいわゆるパンケーキ形状の超電導コイル10を例示したが、巻線部材12の形状が非円形に巻き回したレーストラック型、鞍型、楕円またはソレノイド型の超電導コイルであっても本発明を適用することができる。
10…超電導コイル、11…薄膜線材(超電導線材)、12…巻線部材、19…巻線側面、19A…巻線第1側面(側面の一方)、19B…巻線第2側面(側面の他方)、25…迂回路、27…ヒータ、28…常電導転移箇所、30…超電導コイル、31…ヒータ、35、40…超電導コイルユニット、O…巻回軸

Claims (6)

  1. 超電導線材が巻き回されて巻回径方向に積層されることで形成され、一対の側面を備えた巻線部材と、
    前記巻線部材の前記側面の一方に設けられ、異なるターンの前記超電導線材を電気的に接続する迂回路と、
    前記巻線部材の前記側面の他方の少なくとも一部に設けられ、前記巻線部材と熱的に接触するヒータと、を有して構成されたことを特徴とする超電導コイル。
  2. 前記ヒータは、巻線部材の側面の他方の少なくとも一部であって、超電導線材の臨界温度が超電導コイル内で低くなる箇所に熱的に接触して設けられたことを特徴とする請求項1に記載の超電導コイル。
  3. 前記ヒータは、巻線部材の巻回軸に関して対称な位置に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の超電導コイル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超電導コイルが、その巻回軸方向に沿って複数積層されて構成されたことを特徴とする超電導コイルユニット。
  5. 前記超電導コイルに設けられた迂回路の電気抵抗値とヒータの容量との少なくとも一方が、前記超電導コイル毎に調整可能に構成されたことを特徴とする請求項4に記載の超電導コイルユニット。
  6. 前記超電導コイルに設けられたヒータは、前記超電導コイルの積層方向中央位置で且つ前記積層方向に直交する面に関して対称な位置に配置されたことを特徴とする請求項4または5に記載の超電導コイルユニット。
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