JP2021014856A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 高圧タンクであって、
   ライナと、
   前記ライナの表面に形成された補強層と、
   前記補強層の外側に形成された保護層と、を備え、
   前記保護層は、ヘリカル層と前記ヘリカル層の外側に形成されたフープ層とを有し、
   前記フープ層の巻き端部の厚みは、前記ヘリカル層の厚みよりも小さい、高圧タンク。
2. 請求項１に記載の高圧タンクであって、
   前記ライナは、円筒部と該円筒部の両端に設けられた二つのドーム部とを有し、
   前記フープ層は、前記円筒部上の端部でない第１位置から前記円筒部の一端側まで巻き付けられた部分と、前記第１位置よりも前記円筒部の他端側に位置し、前記端部でない第２位置から前記他端側まで巻き付けられた部分と、前記円筒部の前記第１位置から前記第２位置まで巻き付けられた部分よりなる、高圧タンク。
3. 請求項１に記載の高圧タンクであって、
   前記補強層は、ガラス繊維または炭素繊維を束ね、樹脂を含浸させることによって形成された繊維束を、前記ライナの外表面に巻き付け、熱硬化させることによって形成されている、高圧タンク。
4. 請求項３に記載の高圧タンクであって、
   前記ライナは、円筒部と前記円筒部の両端に設けられた二つのドーム部とを有し、
   前記フープ層は、前記円筒部上の端部でない第１位置から前記円筒部の一端側方向に巻き付けられ、前記一端にて、折り返して前記円筒部の他端側方向に巻き付けられ、前記他端にて再度一端側方向に折り返して巻き付けられており、
   前記巻き端部における前記高圧タンクの軸に対する前記ライナの表面に形成された前記補強層の前記繊維束の長手方向の角度である巻き付け角度が、前記巻き端部以外の部分における前記巻き付け角度と異なる、高圧タンク。
5. 請求項１に記載の高圧タンクであって、
   前記ライナにおける前記巻き端部の厚みは、前記ライナにおける他の部分の厚みよりも薄い、高圧タンク。
6. 高圧タンクであって、
   ライナと、
   前記ライナの表面に形成された補強層と、
   前記補強層の外側に形成された保護層と、を備え、
   前記保護層は、フープ層を有し、
   前記フープ層の巻き端部が、前記フープ層の巻き初めの巻き始め部と重ならない、高圧タンク。
7. 請求項６に記載の高圧タンクであって、
   前記補強層は、ガラス繊維または炭素繊維を束ね、樹脂を含浸させることによって形成された繊維束を、前記ライナの外表面に巻き付け、熱硬化させることによって形成されている、高圧タンク。
8. 請求項７に記載の高圧タンクであって、
   前記ライナは、円筒部と前記円筒部の両端に設けられた二つのドーム部とを有し、
   前記巻き端部における前記高圧タンクの軸に対する前記ライナの表面に形成された前記補強層の前記繊維束の長手方向の角度である巻き付け角度が、前記巻き端部以外の部分における前記巻き付け角度と異なる、高圧タンク。
9. 請求項８に記載の高圧タンクであって、
   前記フープ層は、前記円筒部上の端部でない第１位置から前記円筒部の一端側方向に巻き付けられ、前記一端にて、折り返して前記円筒部の他端側方向に巻き付けられ、前記他端にて再度一端側方向に折り返して巻き付けられている、高圧タンク。