JP6589776B2 - タンク - Google Patents

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Description

本発明は、流体を収容するタンクに関するものである。
特許文献1には、補強部(キャップ)を有するタンクが開示されている。このタンクは、円筒状の胴部と胴部の両端に設けられた半球状のドーム部とを有するライナと、ドーム部を覆うように設けられた半球状の補強部とを有する。胴部において、2つの補強部に挟まれた領域に、樹脂を含浸した繊維束がフープ巻きによって胴部の表面に巻き付けられて第1繊維強化樹脂層が形成される。更に、補強部及び第1繊維強化樹脂層の表面に、樹脂を含浸した繊維束がヘリカル巻きによって巻き付けられて第2繊維強化樹脂層が形成される。なお、「フープ巻き」とは、繊維方向をタンクの長手方向の軸と垂直とする巻き方であり、「ヘリカル巻き」とは、繊維方向をタンクの長手方向の軸から傾いた方向とする巻き方である。
特開2010−236614号公報
一般的に、繊維強化樹脂層の引張強度は、繊維方向が最大となる。しかしながら、従来技術では、ライナのドーム部を覆うキャップではヘリカル巻きを行っているので、キャップに巻き付けられた繊維の方向と、タンクの内圧によりキャップに生じる応力の方向(タンクの長手方向と平行の方向)との間に角度が生じて、繊維強化樹脂層が破損しやすくなるという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、タンクが提供される。このタンクは、円筒状の胴体部と、前記胴体部の軸方向の両端に形成されたドーム部と、を有するライナと、内面が前記ドーム部の外表面と適合するように形成された円筒部と、前記円筒部の一端に形成されて前記円筒部の外径よりも大きな外径を有する大径部とをそれぞれ有し、前記円筒部が前記ライナの両端の前記ドーム部を覆うように設けられた2つのキャップと、前記ライナの前記胴体部の表面と前記2つのキャップの前記円筒部の表面の上を、前記タンクの中心軸の回りの第1周回方向に沿って周回した状態で覆う第1繊維強化樹脂層と、前記第1繊維強化樹脂層の表面と前記2つのキャップの前記大径部の外側表面の上を、前記中心軸と垂直で前記タンクの中心を通る周回軸の回りの第2周回方向に沿って周回した状態で部分的に覆う一対の第2繊維強化樹脂層と、を備え、前記一対の第2繊維強化樹脂層は、前記中心軸を挟んだ対称な位置に設けられており、前記第1繊維強化樹脂層の繊維方向は、前記第1周回方向に沿っており、前記第2繊維強化樹脂層の繊維方向は、前記第2周回方向に沿っている。
この形態のタンクによれば、第2繊維強化樹脂層の繊維方向が、タンクの中心軸と垂直な周回軸の回りの第2周回方向に沿っているので、第2繊維強化樹脂層の繊維方向と、タンクの内圧によりキャップに生じる応力の方向とを一致させることができ、第2繊維強化樹脂層が破損する可能性を低減することができる。また、第1繊維強化樹脂層についても、その繊維方向と、タンクの内圧によりタンクの胴体部に生じる応力の方向とを一致させることができ、第1繊維強化樹脂層が破損する可能性を低減することができる。
(2)本発明の他の形態によれば、タンクの製造方法が提供される。このタンクの製造方法は、(a)円筒状の胴体部と、前記胴体部の軸方向の両端に形成されたドーム部と、を有するライナを準備する工程と、(b)内面が前記ドーム部の外表面と適合するように形成された円筒部と、前記円筒部の一端に形成されて前記円筒部の外径よりも大きな外径を有する大径部と、をそれぞれ有する2つのキャップを準備する工程と、(c)前記ライナの両端の前記ドーム部を覆うように、前記2つのキャップの前記円筒部を前記ドーム部に被せる工程と、(d)前記ライナの前記胴体部の表面と前記2つのキャップの前記円筒部の表面に、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸した繊維束を含む第1未硬化部材を前記タンクの中心軸の回りの第1周回方向に沿って巻き付ける工程と、(e)前記第1未硬化部材の表面の一部と前記2つのキャップの前記大径部の外側表面の一部に、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸した繊維束を含む第2未硬化部材を前記中心軸と垂直で前記タンクの中心を通る周回軸の回りの第2周回方向に沿って巻き付ける工程と、(f)前記第1未硬化部材と前記第2未硬化部材を硬化させることによって、第1繊維強化樹脂層と第2繊維強化樹脂層とを形成する工程と、を備える。
この形態のタンクの製造方法によれば、第2未硬化部材をタンクの中心軸と垂直な周回軸の回りの第2周回方向に沿って巻き付けるので、第2未硬化部材を硬化させて形成した第2繊維強化樹脂層の繊維方向と、タンクの内圧によりキャップに生じる応力の方向とを一致させることができ、第2繊維強化樹脂層が破損する可能性を低減することができる。また、第1繊維強化樹脂層についても、その繊維方向と、タンクの内圧によりタンクの胴体部に生じる応力の方向とを一致させることができ、第1繊維強化樹脂層が破損する可能性を低減することができる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、繊維束の巻付方法等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態におけるタンクを分解して示す説明図。 タンクの軸方向に沿って外側から見たキャップの平面図。 キャップを装着したライナに繊維シートを巻き付ける様子を示す説明図。 繊維テープを巻き付ける様子を示す説明図。 繊維テープを巻き付けた後の説明図。 タンクの一部の断面を示す図。 第2実施形態におけるタンクの一部の断面を示す図。 第3実施形態におけるタンクの一部の断面を示す図。
・第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態におけるタンク10を分解して示す説明図である。図示の便宜上、ライナ100とキャップ200のみを示しており、ライナ100の外面に形成した第1繊維強化樹脂層及び第2繊維強化樹脂層(後述)を省略している。タンク10は、例えば燃料ガスを収容する高圧タンクとして利用され、燃料電池車両に搭載される。タンク10の中心軸CXは、ライナ100の長手方向の中心及びキャップ200の中心を通る中心軸である。以下では、中心軸CXに沿った方向を「軸方向CX」と呼ぶ。
ライナ100は中空の容器であり、例えば樹脂によって形成され、内部に流体が収容される。ライナ100は、胴体部110と、ドーム部120と、口金131,132とを有する。胴体部110は、円筒状の形状を有し、軸方向CXの両端には、半球状のドーム部120が形成されている。2つのドーム部120の頂点には、それぞれ円柱形の口金131,132が設けられている。一方の口金131には、軸方向CXに沿った貫通孔131hが形成され、ライナ100の内部に導通する。他方の口金132には、軸方向CXに沿った有底凹部132rが形成されている。
キャップ200は、ライナ100の両端のドーム部120を覆うように設けられる。キャップ200は、例えばナイロン等の樹脂によって成形したもの、又は、アルミニウム等の金属を加工したものが使用され得る。キャップ200は、円筒部210と大径部220とを有する。円筒部210の内面には、ドーム部120の外表面と適合する凹部210rが形成されている。大径部220には、貫通孔220hと、一対の溝部230a,230bとが形成されている。貫通孔220hは、口金131,132を貫通させるためのものである。キャップ200をドーム部120に被せると、口金131,132がキャップ200の貫通孔220hを通過し、ドーム部120がキャップ200の凹部210rにぴったりと嵌め合わせられる。このように、キャップ200は、円筒部210がドーム部120を覆うようにライナ100の両端に設けられる。
図2は、軸方向CXに沿って外側から見たキャップ200の平面図である。大径部220の外径D2は、円筒部210の外径D1よりも大きい。また、大径部220の中心P(中心軸CXが通る位置)を挟んだ対称な位置に、一対の溝部230a,230bが互いに平行に形成されている。溝部230a,230bは後述する繊維テープをガイドするためのものである。溝部230a,230bの間の距離は任意であるが、円筒部210の外径D1より小さいことが好ましい。また、2つのキャップ200がライナ100(図1)のドーム部120(図1)に被せられた後、軸方向CXに沿って2つのキャップ200を観察したとき、2つのキャップ200のそれぞれの溝部230a,230bが互いに重なるように配置されていることが好ましい。なお、大径部220の表面に、溝部230a,230bと平行なもう一対の溝部を設けてもよい。また、溝部230a,230bの代わりに、大径部220の外側の表面に、繊維テープをガイドする繊維ガイド部材を設けてもよい。こうすれば、繊維テープが形成する第2繊維強化樹脂層の位置ずれを防止できる。但し、溝部230a,230bは省略可能である。
図3は、第1繊維強化樹脂層を形成する繊維シート700をキャップ200付きライナ100に巻き付ける様子を示す説明図である。繊維シート700は、複数の未硬化の熱硬化性樹脂を含浸した繊維(例えば熱硬化型エポキシ樹脂を含浸した炭素繊維)700aが単一の繊維方向に沿って延びるように配列されたシート状の部材である。繊維シート700は、複数の繊維700aが中心軸CXの回りの第1周回方向RD1に沿って周回するように、キャップ200の円筒部210の表面とライナ100の胴体部110の表面に巻き付けられる。具体的には、キャップ200を装着したライナ100は、口金131の貫通孔131h(図1)と口金132の凹部132r(図1)に挿入された回転機構(図示せず)によって駆動されて回転する。繊維シート700は、繊維700aが軸方向CXと垂直になるようにライナ100に送出され、ライナ100の回転によって円筒部210と胴体部110に巻き付けられる。なお、ライナ100にキャップ200を装着した状態では、キャップ200の円筒部210とライナ100の胴体部110との間に段差がないように設計されることが好ましい。こうすれば、円筒部210と胴体部110に巻き付けられた繊維シート700の表面が平滑になり、タンクの強度低下を抑制できる。
図4は、図3に示す繊維シート700を巻き付けて形成した繊維シート層700Lの上に、第2繊維強化樹脂層を形成する繊維テープ800を巻き付ける様子を示す説明図である。繊維テープ800は、複数の未硬化の熱硬化性樹脂を含浸した繊維800aが単一の繊維方向に沿って延びるように配列されたテープ状の部材である。繊維800aは、繊維700aと同一種類の繊維であってもよいし、異なる種類の繊維であってもよい。繊維テープ800は、複数の繊維800aが中心軸CXと垂直な周回軸RXの回りの第2周回方向RD2に沿って、左右のキャップ200の溝部230a(230b)を通過しながら周回するように、繊維シート層700Lの一部の表面と溝部230a,230bに巻き付けられる。なお、周回軸RXは、中心軸CXに垂直でタンク10(図1)の中心を通る仮装的な直線である。
図5は、図4に示す繊維テープ800の巻き付けが完成した後の説明図である。繊維シート層700Lに含まれる繊維700aが延びる方向は第1周回方向RD1に沿っており、繊維テープ層800Lに含まれる繊維800aが延びる方向は第2周回方向RD2に沿っている。なお、繊維シート700(図3)と繊維テープ800(図4)を用いる代わりに、未硬化の熱硬化性樹脂を含浸した繊維束を用いてキャップ200付きのライナ100(図2)に巻き付けてもよい。この場合においても、第1繊維束を第1周回方向RD1に沿って円筒部210と胴体部110に巻き付け、第2繊維束を溝部230a,230bに通過させて第2周回方向RD2に沿って第1繊維束の上に巻き付けることが好ましい。但し、未硬化部材として繊維シート700と繊維テープ800を使用すれば、製造工程を簡略化できるという利点がある。繊維シート層700Lと繊維テープ層800Lを加熱すると、繊維700a,800aに含浸させた熱硬化性樹脂が硬化し、繊維シート層700Lが第1繊維強化樹脂層となり、繊維テープ層800Lが第2繊維強化樹脂層となる。第2繊維強化樹脂層は、中心軸CXを挟んだ対称な位置に形成されている。
図6は、タンク10の一部の断面を示す説明図である。一般に、タンク10に内圧が掛かったときに、ライナ100の胴体部110に生じる軸方向CXと垂直な方向の応力は、軸方向CXの応力の2倍である。このため、第1繊維強化樹脂層700Lの強度は、第2繊維強化樹脂層800Lの強度の2倍とすることが好ましい。具体的には、例えば、第1繊維強化樹脂層700Lの厚みを第2繊維強化樹脂層800Lの厚みの2倍とすることが好ましい。また、溝部230a,230bの底面30a,30bは、中心軸CXと垂直な平面である。こうすれば、第2繊維強化樹脂層800Lを形成する繊維テープ800(図4)を安定に溝部230a,230bに巻き付けることができる。但し、溝部230a,230bの底面30a,30bは曲面であってもよい。この場合、繊維テープ800の代わりに、繊維束を溝部230a,230bに巻き付けることが好ましい。なお、第1繊維強化樹脂層700Lの軸方向CXに沿った幅は、ライナ100のドーム部120の頂点の位置まで達していることが好ましい。
以上の実施形態によれば、第2繊維強化樹脂層800Lに含まれる繊維800aの繊維方向は、タンク10の中心軸CXと垂直な周回軸RXの回りの第2周回方向RD2に沿っているので、第2繊維強化樹脂層800Lの繊維方向と、タンク10の内圧によりキャップ200に生じる応力の方向とを一致させることができ、第2繊維強化樹脂層800Lが破損する可能性を低減することができる。また、第1繊維強化樹脂層700Lについても、第1繊維強化樹脂層700Lに含まれる繊維700aの繊維方向と、タンク10の内圧により胴体部110に生じる応力の方向とを一致させることができ、第1繊維強化樹脂層700Lが破損する可能性を低減することができる。なお、キャップ200において、第2繊維強化樹脂層800Lが中心軸CXと垂直な周回軸RXの回りの第2周回方向RD2に沿って周回しているので、中心軸CXから斜めな方向に沿って周回している状態より滑りにくくなり、第2繊維強化樹脂層800Lを所望の位置に配置できる。
・第2実施形態:
図7は、第2実施形態におけるタンク10aの一部の断面を示す説明図であり、図6と対応した図である。図6に示す第1実施形態との違いは、キャップ200aの大径部220aの形状であり、他の構成は第1実施形態とほぼ同様である。図7において、キャップ200aの大径部220aは、溝部を有しておらず、外側表面に中心軸CXと垂直な平面40a,40bを有する。平面40a,40bの上には、第2繊維強化樹脂層800Lが形成されている。このように、第2繊維強化樹脂層800Lが2つのキャップ200aの平面40a,40bを通って周回しているので、巻き付け時に第2繊維強化樹脂層800Lが滑るのを抑制でき、所望の位置に配置できる。但し、キャップ200aの大径部220aは平面40a,40bを有しないものとしてもよい。この場合には、第2繊維強化樹脂層800Lを形成するための繊維テープや繊維束が滑って位置ずれを起こすことを防止するために、キャップ200aの大径部220aの外側表面に凸状の位置ずれ防止部を設けることが好ましい。
・第3実施形態:
図8は、第3実施形態におけるタンク10bの一部の断面を示す説明図であり、図7と対応した図である。図7に示す第2実施形態との違いは、キャップ200bの大径部220bの形状であり、他の構成は第2実施形態と同様である。図8において、キャップ200bの大径部220bは第2実施形態と同様に、外側表面に中心軸CXと垂直な平面50a,50bを有しており、平面50a,50bの上には、第2繊維強化樹脂層800Lが形成されている。また、大径部220bは、平面50a,50bの間に、ライナ100の口金131を貫通させる円台部240を有する。第3実施形態においても、第2繊維強化樹脂層800Lが2つのキャップ200bの平面50a,50bを通って周回しているので、第2繊維強化樹脂層800Lが滑るのを抑制でき、所望の位置に配置できる。但し、キャップ200bの大径部220bは平面50a,50bを有しないものとしてもよい。
図6,図7,図8に示した3つの実施形態は、第2繊維強化樹脂層800Lによって覆われるキャップ表面が、中心軸CXに対して垂直な平面(30a,30b,40a,40b,50a,50b)を有する点で共通している。このような形状を採用すれば、第2繊維強化樹脂層800Lの形成時に繊維テープや繊維束が滑ってしまうことを抑制でき、所望の形状を得ることができるという利点がある。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10,10a,10b…タンク
30a,30b…底面
40a,40b…平面
50a,50b…平面
100…ライナ
110…胴体部
120…ドーム部
131…口金
131h…貫通孔
132…口金
132r…凹部
200,200a,200b…キャップ
210…円筒部
210r…凹部
220,220a,220b…大径部
220h…貫通孔
230a,230b…溝部
240…円台部
700…繊維シート
700L…第1繊維強化樹脂層(繊維シート層)
700a…繊維
800…繊維テープ
800L…第2繊維強化樹脂層(繊維テープ層)
800a…繊維

Claims (1)

  1. 流体を収容するタンクであって、
    円筒状の胴体部と、前記胴体部の軸方向の両端に形成されたドーム部と、を有するライナと、
    内面が前記ドーム部の外表面と適合するように形成された円筒部と、前記円筒部の一端に形成されて前記円筒部の外径よりも大きな外径を有する大径部とをそれぞれ有し、前記円筒部が前記ライナの両端の前記ドーム部を覆うように設けられた2つのキャップと、
    前記ライナの前記胴体部の表面と前記2つのキャップの前記円筒部の表面の上を、前記タンクの中心軸の回りの第1周回方向に沿って周回した状態で覆う第1繊維強化樹脂層と、
    前記第1繊維強化樹脂層の表面と前記2つのキャップの前記大径部の外側表面の上を、前記中心軸と垂直で前記タンクの中心を通る周回軸の回りの第2周回方向に沿って周回した状態で部分的に覆う一対の第2繊維強化樹脂層と、
    を備え、
    前記一対の第2繊維強化樹脂層は、前記中心軸を挟んだ対称な位置に設けられており、
    前記第1繊維強化樹脂層の繊維方向は、前記第1周回方向に沿っており、
    前記第2繊維強化樹脂層の繊維方向は、前記第2周回方向に沿っている、
    タンク。
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