JP2021012951A - クリーニング方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents

クリーニング方法及びプラズマ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021012951A
JP2021012951A JP2019126423A JP2019126423A JP2021012951A JP 2021012951 A JP2021012951 A JP 2021012951A JP 2019126423 A JP2019126423 A JP 2019126423A JP 2019126423 A JP2019126423 A JP 2019126423A JP 2021012951 A JP2021012951 A JP 2021012951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
group
containing gas
cleaning
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019126423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7241627B2 (ja
Inventor
政宏 山▲崎▼
Masahiro Yamazaki
政宏 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2019126423A priority Critical patent/JP7241627B2/ja
Priority to TW109121034A priority patent/TW202113138A/zh
Priority to CN202010584866.7A priority patent/CN112185790A/zh
Priority to KR1020200081396A priority patent/KR20210004865A/ko
Priority to US16/919,714 priority patent/US11524321B2/en
Publication of JP2021012951A publication Critical patent/JP2021012951A/ja
Priority to US17/985,085 priority patent/US20230074399A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7241627B2 publication Critical patent/JP7241627B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32798Further details of plasma apparatus not provided for in groups H01J37/3244 - H01J37/32788; special provisions for cleaning or maintenance of the apparatus
    • H01J37/32853Hygiene
    • H01J37/32862In situ cleaning of vessels and/or internal parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B5/00Cleaning by methods involving the use of air flow or gas flow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B9/00Cleaning hollow articles by methods or apparatus specially adapted thereto 
    • B08B9/08Cleaning containers, e.g. tanks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/3244Gas supply means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67063Apparatus for fluid treatment for etching
    • H01L21/67069Apparatus for fluid treatment for etching for drying etching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/0035Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by radiant energy, e.g. UV, laser, light beam or the like
    • B08B7/0057Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by radiant energy, e.g. UV, laser, light beam or the like by ultraviolet radiation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/32Processing objects by plasma generation
    • H01J2237/33Processing objects by plasma generation characterised by the type of processing
    • H01J2237/335Cleaning

Abstract

【課題】チャンバ内の第12〜第16族の元素を効果的に除去する。【解決手段】チャンバ内の典型半導体材料元素群の残渣をハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程と、前記チャンバ内の第12族及び第13族金属元素群及び第14族及び第15族金属元素群の残渣を炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程と、前記チャンバ内のC含有物をO含有ガスのプラズマで除去する工程と、を有し、前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程の前又は後に、前記炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程及び前記O含有ガスのプラズマで除去する工程をこの順に所定回数X(X≧1)行う、クリーニング方法が提供される。【選択図】図4

Description

本開示は、クリーニング方法及びプラズマ処理装置に関する。
例えば、特許文献1は、チャンバ11内のTi含有膜を除去可能なクリーニング方法を提案している。特許文献1では、チャンバ11内の部材に対して付着した炭素含有膜及びTi含有膜のうち、炭素含有膜を酸素含有ガスのプラズマにより除去しつつ、Ti含有膜の表面を酸素含有ガスのプラズマにより改質する。Ti含有膜の表面が改質されて得られたTiO膜は、フッ素含有ガスのプラズマにより除去する。TiO膜が除去されて露出したTi含有膜の残渣は、塩素含有ガスのプラズマにより前記部材から除去する。
ところで、チャンバの内壁に付着する堆積物が、インジウム等のエッチングが困難な金属元素の他、有機物やシリコン材料を含む場合、それぞれの残渣に適したガスやクリーニング方法を行わなければ、チャンバ11内壁に残渣が蓄積する。この結果、チャンバ11内にてパーティクルが発生する問題が生じたり、プロセスの再現性に問題が生じたりする。
特開2000−323841号公報
本開示は、チャンバ内の第12〜第16族の元素を効果的に除去できるクリーニング方法及びプラズマ処理装置を提供する。
本開示の一の態様によれば、チャンバ内の典型半導体材料元素群の残渣をハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程と、前記チャンバ内の第12族及び第13族金属元素群及び第14族及び第15族金属元素群の残渣を炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程と、前記チャンバ内のC含有物をO含有ガスのプラズマで除去する工程と、を有し、前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程の前又は後に、前記炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程及び前記O含有ガスのプラズマで除去する工程をこの順に所定回数X(X≧1)行う、クリーニング方法が提供される。
一の側面によれば、チャンバ内の第12〜第16族の元素を効果的に除去できる。
一実施形態に係るプラズマ処理装置を示す断面模式図。 一実施形態に係る膜構造を示す図。 一実施形態に係る製品処理工程を示すフローチャート。 第1実施形態に係るクリーニング方法を示すフローチャート。 周期表における群A、群B及び群Cを示す図。 一実施形態に係る群A、群B及び群Cのハロゲン化物の沸点を示す図。 一実施形態に係る群Cの水素化物、群B及び群Cのメチル化物の沸点を示す図。 一実施形態に係るITO膜のエッチング後に第5のクリーニング工程を実行した実験結果を示す図。 一実施形態に係るクリーニング方法の効果の一例を示す図。 第1実施形態の変形例に係るクリーニング工程を示すフローチャート。 第2実施形態に係るクリーニング工程を示すフローチャート。 第2実施形態の変形例に係るクリーニング工程を示すフローチャート。 第3実施形態に係るクリーニング工程を示すフローチャート。 第3実施形態の変形例に係るクリーニング工程を示すフローチャート。 第4実施形態に係るクリーニング工程を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[プラズマ処理装置]
まず、一実施形態に係るプラズマ処理装置について、図1を用いて説明する。図1は、一実施形態に係るプラズマ処理装置10の一例を示す断面模式図である。プラズマ処理装置10は、一実施形態に係るクリーニング方法を実行するプラズマ処理装置の一例である。
プラズマ処理装置10は、チャンバ11と、その内部に配置された載置台12とを有する。チャンバ11は、接地されている。載置台12は、静電チャック13と基台16とを有する。基台16は、静電チャック13を支持する。載置台12は、絶縁部材の支持部114を介してチャンバ11の底部に配置されている。
基台16は、アルミニウム等の金属で形成されている。静電チャック13は、アルミナ(Al)等の誘電体で形成されている。静電チャック13は、上面視略円形である。静電チャック13は、図示しない電極に直流電圧を印加することで発生した静電吸引力により基板Wを保持する。静電チャック13には、中央にて基板Wが載置され、外周にて基板Wの周囲を囲む環状のエッジリング15(フォーカスリングともいう)が載置される。
チャンバ11の側壁と載置台12の側壁の間には、環状の排気路23が形成され、排気口24を介して排気装置22に接続されている。排気装置22は、真空ポンプから構成され、チャンバ11内のガスを排気することで、チャンバ11内の処理空間を所定の真空度に減圧する。排気路23には、処理空間と排気空間とを分け、ガスの流れを制御するバッフル板27が設けられている。
載置台12は、第1の高周波電源17及び第2の高周波電源18に接続される。第1の高周波電源17は、例えば40MHzのプラズマ生成用のソースパワーを載置台12に印加する。第2の高周波電源18は、例えば400kHzのイオン引き込み用のバイアスパワーを載置台12に印加する。第1の高周波電源17は、プラズマ生成用のソースパワーをシャワーヘッド20に印加してもよい。
チャンバ11の天井の開口には、外周にリング状の絶縁部材28を介してシャワーヘッド20が設けられている。ガス供給源19は、プロセス条件に応じたガスを供給する。ガスは、ガス配管21を介してシャワーヘッド20内に入り、チャンバ11内にシャワー状に導入される。ソースパワーは載置台12とシャワーヘッド20との間に容量的に印加され、ソースパワーによりガスからプラズマが生成される。プラズマ処理装置10は、制御部30を有する。制御部30は、プラズマ処理装置10の全体を制御する。
かかる構成のプラズマ処理装置10において処理を実行するときには、図示しないゲートバルブを開き、基板Wが搬送アーム上に保持された状態で搬送口41を通りチャンバ11内に搬入される。基板Wは、静電チャック13の上に載置される。ゲートバルブは基板Wを搬入後に閉じられる。
チャンバ11内の圧力は、排気装置22により設定値に減圧され、チャンバ11の内部が真空状態に制御される。所定のガスがシャワーヘッド20からシャワー状にチャンバ11内に導入され、ソースパワー及びバイアスパワーが載置台12に印加され、プラズマが生成される。プラズマの作用により基板W上の膜にエッチング等が施される。エッチングが完了した後、基板Wは、搬送アーム上に保持され、チャンバ11の外部に搬出される。
[膜構造及び製品処理工程]
次に、基板上の膜構造の一例と、当該膜構造を有する基板に対して実行される製品処理工程(エッチング工程を含む)について、図2および図3を参照して説明する。図2は、一実施形態に係る膜構造及を示す図である。図3は、一実施形態に係る製品処理工程を示すフローチャートである。
基板上の膜構造の初期状態を図2(a)に示す。シリコン基板50上には、下から順にシリコン酸化膜(S)51、ITO(Indium Tin Oxide)膜52、シリコン酸化膜53、有機膜54が積層されている。
シリコン酸化膜51、53は、例えばシリコン窒化膜(SiN)、シリコン酸化窒化膜(SiON)等のシリコン含有膜であってもよい。シリコン酸化膜51、53の替わりに、タングステン(W)、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)の膜が積層されてもよい。シリコン酸化膜53はハードマスクとして機能する。シリコン酸化膜53はなくてもよい。
ITO膜52は、金属含有膜の一例である。ITO膜52は、インジウムの酸化物に限られず、別の元素が不純物としてドープされているものや、他の組成を有す金属含有膜であってもよい。例えばIn−Ga−Zn−Oや、Inを含まないZnO等でもよい。また、それらの膜による積層構造であってもよい。有機膜54は例えばフォトレジストであり、リソグラフィー工程によって回路パターンが形成させる。
図3に示すエッチングを含む製品処理工程が開始されると、まず、図2(a)の膜構造の基板(製品基板)が載置台12上に提供される(ステップS1)。ITO膜52は、金属含有膜の一例である。シリコン酸化膜51、53は、シリコン含有膜の一例である。そして、最初にCF等のCF系ガスのプラズマによりシリコン酸化膜53がエッチングされ、図2(b)の状態になる。エッチング工程中にCF系ガスから生じたポリマーのC含有膜(以下、「ポリマー」ともいう。)R1がITO膜52上の残渣となることがある。よって、次にOガスのプラズマによりポリマーR1と有機膜54をアッシングし、除去することで図2(c)に示す状態になる。
次に、CH等のメタン系ガスとHガスのプラズマによりITO膜52がエッチングされ、図2(d)の状態になる。エッチング工程中にメタン系ガスから生じたポリマーR2がシリコン酸化膜51上の残渣となる。
よって、次にOガスのプラズマによりポリマーR2の残渣をアッシングし、除去する。これにより、図2(e)の状態になり、製品処理工程が完了する。ただし、次工程までの間に製品表面が空気や湿気に触れることを嫌う場合、ポリマーR2を保護膜として使うことも考えられる。この場合、図2(e)に示すポリマーR2のアッシング処理は実行しない。
製品処理工程を完了した後、図3のステップS2において基板を搬出する。次に、所定枚数の基板に対して製品処理工程を行ったかを判定する(ステップS3)。所定枚数の基板に対して製品処理工程を行っていないと判定すると、ステップS1に戻り、次の基板に対して製品処理工程を実行する。一方、ステップS3において、所定枚数の基板に対して製品処理工程を行ったと判定されると、本処理を終了する。なお、所定枚数は、スループットを考慮すると複数枚であることが好ましいが、1枚でもよい。本処理の終了後、一実施形態に係るドライクリーニング(以下、単に「クリーニング」という。)を実行する。
以上に説明したエッチングを含む製品処理工程では、図2(a)〜(e)に示すように、チャンバ11内で基板上の複数種類の膜材料を繰り返しエッチングする。このため、チャンバ11内壁に付着する堆積物には、基板上の積層膜を構成する半導体及び金属元素(Si、In、スズ(Sn)等)及び各工程で使用するガスに含まれる元素(F、O、C,H等)が混合した混合膜が残渣となってチャンバ11内に堆積する。このような混合膜に含まれる複数の元素の残渣をすべて除去できるクリーニング方法は従来存在しなかった。この結果、チャンバ11内壁に付着した堆積物からのパーティクル発生や、プロセスの再現性が得られないという課題があった。
特に、ITO膜52のようなインジウムを含む透明導電膜をエッチングすると、インジウムが副生成物に含まれるようになる。別途、シリコン含有膜をエッチングしたときに副生成物となったシリコンをクリーニングするときのハロゲンラジカルによるクリーニングによってインジウムのハロゲン化物が副生成物として発生することがある。この場合、インジウムのハロゲン化物を揮発させて除去するには600℃以上の高温にする必要がある為、現実的に実施可能なチャンバ11内壁温度(最大150℃程度)ではインジウムのハロゲン化物をクリーニングすることはできない。
これに対して、ウェットクリーニングによりこれらの残渣を除去する方法が考えられる。しかし、ウェットクリーニングで生産を停止するダウンタイムが発生し、生産性が下がる為ウェットクリーニングの頻度を下げることが望まれる。また、例えばInCl(塩化インジウム)の沸点が608℃であることを利用し、チャンバ11内壁すべてを608℃以上の高温にすれば、塩素含有ガスのプラズマによりIn残渣を除去することが理論上可能であるが、工業的に実施困難であり現実的でない。
そこで、以下に説明するように、一実施形態にかかるクリーニング方法では、チャンバ11内の第12族〜第16族の金属元素が混合している混合膜(副生成物又は残渣ともいう)を効果的に除去できるクリーニング方法を提供する。これにより、チャンバ11内にてパーティクルが発生することを抑制し、プロセスの再現性を高めることができる。ウェットクリーニングの頻度を下げることで生産性を向上させることが出来る。
<第1実施形態>
[クリーニング方法]
まず、上記製品処理工程を実行した後のプラズマ処理装置10のチャンバに対して実行される第1実施形態に係るクリーニング方法について、図4を参照して説明する。図4は、第1実施形態に係るクリーニング方法を示すフローチャートである。
本処理が開始されると、ダミー基板が、プラズマ処理装置10の載置台12上に提供される(ステップS10)。これにより、ダミー基板によって載置台12を保護することができる。ただし、ダミー基板の提供は省略してもよい。
(第1のクリーニング工程:O含有ガス処理/ポリマー除去)
次に、O含有ガスをチャンバ11内に供給し、高周波電力を印加してO含有ガスのプラズマを生成し、チャンバ11内壁のポリマーを除去する(ステップS11)。O含有ガスは、O、O、CO、COの単一ガス又はこれらの混合ガスでも良い。
ステップS11のクリーニング(以下、「第1のクリーニング工程」という。)では、ITO膜52のエッチング工程で主に生成されたC含有のポリマー残渣を除去できる。
なお、第1のクリーニング工程は省略できる。その理由は、ステップS16においてもステップS11と同一のO含有ガスを用いて同一のクリーニング処理を行うため、ステップS16においてポリマー等を除去できるためである。ただし、次工程(第2のクリーニング工程)を効果的に行うためには、第1のクリーニング工程を実行することが好ましい。
(第2のクリーニング工程:ハロゲン含有ガス処理/群A除去)
次に、ハロゲン含有ガスをチャンバ11内に供給し、高周波電力を印加してハロゲン含有ガスのプラズマを生成し、チャンバ11内壁の典型半導体材料元素群(以下、「群A」という。)を除去する(ステップS12)。群Aは、図5に示すように、Si(シリコン)、Ge(ゲルマニウム)、B(ボロン)、P(リン)、As(ヒ素)、N(窒素)、C(炭素)、S(硫黄)、Se(セレン)、Te(テルル)の金属元素からなる。
ハロゲン含有ガスは、F含有ガス、Cl含有ガス、Br含有ガス及びI含有ガスの少なくともいずれかである。F含有ガスとしては、NF、SF、CFが一例として挙げられる。Cl含有ガスとしては、Cl、BClが一例として挙げられる。Br含有ガスとしては、HBrが一例として挙げられる。I含有ガスとしては、HIが一例として挙げられる。
ステップS12のクリーニング(以下、「第2のクリーニング工程」という。)では、ハロゲン含有ガスのプラズマにより群Aのハロゲン化物を除去できる。さらに、W、Ti、TiN、Ta、TaN等の金属含有膜の残渣を除去できる可能性がある。
図6は、一実施形態に係る群A、群B及び群Cのハロゲン化物の沸点を示す図である。図6(a)の実線の枠内に示す群Aのフッ化物はすべて0℃より低い沸点を持つ。つまり、これらのフッ化物は、室温(15〜25℃)及び常圧(約100kPa:大気圧)の環境において常に気体の状態であり、容易に除去できる。よって、群Aの残渣は、F含有ガスのプラズマによりフッ化させてクリーニングできる。ただし、第2のクリーニング工程において使用するガスは、フッ素含有ガスに限られず、塩素(Cl)含有ガス、臭素(Br)含有ガス、ヨウ素(I)含有ガスでもよい。換言すれば、F含有ガス、塩素含有ガス、臭素含有ガス、ヨウ素含有ガスの少なくともいずれか一つのガスにより群Aのハロゲン化物を生成することで除去できる。
図6(b)〜(d)は、塩素含有ガス、臭素含有ガス、ヨウ素含有ガスのそれぞれのプラズマにより群Aの各元素を塩化、臭化、ヨウ化させたときの群Aの塩化物、臭化物、ヨウ化物の沸点を示す。図6(b)〜(d)の実線の枠内に示す群Aの塩化物、臭化物、ヨウ化物は、図6(a)に示す群Aのフッ化物よりも沸点が高い。よって、ハロゲン含有ガスのうち、群Aの残渣を最も除去しやすいガスは、F含有ガスと考えられる。しかしながら、群Aの塩化物、臭化物、ヨウ化物は、群B及び群Cの塩化物、臭化物、ヨウ化物よりも概ね沸点が低く、プラズマを生成する環境である所定の真空下に制御したチャンバ11内でクリーニングを行うことで除去可能と考えられる。又は、チャンバ11内壁を常温よりも高い温度に制御したチャンバ11内でクリーニングを行うことで除去可能と考えられる。以上から、フッ素含有ガス、塩素含有ガス、臭素含有ガス、ヨウ素含有ガスの少なくともいずれかのハロゲン含有ガスによって群Aの残渣を有効に除去できることがわかる。
ただし、第2のクリーニング工程を行うと、残渣に含まれるインジウムのハロゲン化物が生成される。したがって、インジウムのハロゲン化物は、以後のクリーニング工程で除去する必要がある。
(第3のクリーニング工程:H含有ガス処理/水素還元+群C除去)
次に、図4では、H含有ガスをチャンバ11内に供給し、高周波電力を印加してH含有ガスのプラズマを生成し、チャンバ11内壁の残渣を水素還元し、残渣中の第14族及び第15族金属元素群(以下、「群C」という。)を除去する(ステップS13)。群Cは、図5に示すように、Ge(ゲルマニウム)、Sn(スズ)、Pb(鉛)、Sb(アンチモン)、Bi(ビスマス)の金属元素からなる。
ステップS13のクリーニング(以下、「第3のクリーニング工程」という。)では、H含有ガスのプラズマによりステップS12でハロゲン化された残渣を水素還元することで、残渣中の群Cの金属元素の水素化物を生成する。これにより、群Cの水素化物の沸点を下げることができる。
図7(a)は、一実施形態に係る群Cの水素化物の沸点を示す図である。点線の枠内に示す群Cの水素化物は概ね0℃より低い沸点を持つ。よって、群Cの水素化物は、常温及び常圧で気体であり、容易に除去できる。ただし、群Cの残渣はH含有ガスのプラズマによりクリーニングできるものの、群Cの水素化物を直接生成することは困難であると予想される。そこで、本実施形態に係るクリーニング方法では、第2のクリーニング工程において残渣をフッ化させ、そのフッ化物を第3のクリーニング工程において水素還元する。これにより、群Cの水素化物を生成できると考えている。そして、このときに生成された水素化物が0℃より低い沸点を持つために容易に揮発し、これにより、群Cの除去が可能になる。
なお、第3のクリーニング工程は省略できる。その理由は、ステップS15のクリーニングを実行するときに群Bとともに群Cの残渣を除去できるためである。ただし、ステップS15のクリーニングを効果的に行うために第3のクリーニング工程を実行することが好ましい。
(第4のクリーニング工程:不活性ガス処理/残留ガス除去)
次に、図4では、不活性ガスをチャンバ11内に供給し、高周波電力を印加して不活性ガスのプラズマを生成し、チャンバ11内壁に物理吸着したH及びF(又はCl、Br、I)の吸着ガスを除去する(ステップS14)。ステップS14のクリーニング(以下、「第4のクリーニング工程」という。)では、本工程以前の工程でチャンバ11内壁に吸着したH及びF等の吸着ガスを除去する。H及びF等の吸着ガスは電気的な偏りが強く、チャンバ11内壁に物理吸着しやすい。このため、第4のクリーニング工程においてH及びF等の吸着ガスを除去する。不活性ガスとしては、Ar、Heが挙げられる。
なお、不活性ガスは他のクリーニング工程においても使用されるため、その工程においてH及びF等の吸着ガスを除去することができる。よって、第4のクリーニング工程は実行しなくてもよい。ただし、チャンバ11内壁にH及びF等の吸着ガスが存在する状態で次工程のステップS15の処理を行うと、吸着ガスとCH等の炭化水素含有ガスが反応してポリマーが形成され易くなる。すなわち、チャンバ内11壁に残っているH及びF等の吸着ガスが第5のクリーニング工程における阻害物となり、第5のクリーニング工程の除去効果を低下させる場合がある。したがって、第4のクリーニング工程は省略せず、実行することが好ましい。
(第5のクリーニング工程:炭化水素ガス処理/群B、群C除去)
次に、炭化水素ガスをチャンバ11内に供給し、高周波電力を印加して炭化水素ガスのプラズマを生成し、チャンバ11内壁の群C及び第12族及び第13族金属元素群(以下、「群B」という。)を除去する(ステップS15)。群Bは、図5に示すように、Zn(亜鉛)、Cd(カドミウム)、Hg(水銀)、Al(アルミニウム)、Ga(ガリウム)、In(インジウム)、Tl(タリウム)の金属元素からなる。炭化水素ガスは、メチル基(−CH)を有する一般式C2n+2で表されるアルカンのうち、CH、C、C、C、C、C、及びCの少なくともいずれかであってもよい。炭化水素ガスの他の例としては、以下が挙げられる。
・炭化水素の水素原子をヒドロキシ基(−OH)で置き換えたアルコール、例えばCHOH(メタノール)、COH(エタノール)、CO(イソプロピルアルコール)
・一般式R−COOH(Rはアルキル基)で表されるカルボン酸、例えばRがメチル基の場合のCHCOOH(酢酸)
・一般式RCOR′(RまたはR′はアルキル基)で表されるケトン、例えばR・R′がメチル基の場合のCO(アセトン)等
なお、アセトンなど大気圧下で液相であっても、気化してチャンバ11内に供給することで利用可能である。また、水素や希ガスとの混合であってもよい。
前述した通り、群Bのハロゲン化物は、比較的低温では不揮発性を有し、クリーニングが困難である。また、群Bの水素化物は極めて不安定で群Bの水素化物の生成、揮発、除去の一連の処理の実行は困難である。
これに対して、第5のクリーニング工程では、炭化水素ガスのプラズマにより、群B及び群Cのメチル化物を生成する。図7(b)は、一実施形態に係る群B及び群Cのメチル化物の沸点を示す図である。これによれば、一点鎖線の枠内に示す群Bのメチル化物、及び点線の枠内に示す群Cのメチル化物の沸点のうちインジウムのメチル化物の沸点が最も高い。したがって、インジウムのメチル化物を揮発させて除去できれば、他の群B及び群Cのメチル化物も揮発させて除去できると言える。
後述する実験では、第5のクリーニング工程においてチャンバ11内の圧力を10〜200mT(1.33〜26.6Pa)に制御するか、チャンバ11内壁を所定の温度に昇温することでインジウムのメチル化物を揮発させて除去できることがわかった。これにより、インジウムのメチル化物よりも沸点の低い、他の群B及び群Cのメチル化物についても揮発させて除去できることがわかった。
以上から、炭化水素ガスによって群B及び群Cのメチル化物を有効に除去できる。ところが、第5のクリーニング工程において、CHガス等の炭化水素ガスによりクリーニングを実行するとポリマーが残渣として残る。ポリマーを放置すると後工程の処理が効果的に行えない。
(第6のクリーニング工程:O含有ガス処理/ポリマー除去)
そこで、図4では、次に、O含有ガスをチャンバ11内に供給し、高周波電力を印加してO含有ガスのプラズマを生成し、チャンバ11内壁のポリマーを除去する(ステップS16)。第6のクリーニング工程は、第1のクリーニング工程と同一の処理である。第6のクリーニング工程は、第5のクリーニング工程の後に第5のクリーニング工程とセット行われる。
次に、ステップS18の判定処理を行った後、ステップS12〜S16の処理を所定回数X(X≧1)行ったかを判定する(ステップS17)。ステップS17において、所定回数X行っていないと判定した場合、ステップS12に戻り、ステップS12〜S17の処理を行う。ステップS17において、所定回数X行ったと判定した場合、本処理を終了する。
第1実施形態に係るクリーニング方法では、ステップS12〜S16の処理を所定回数X行う大ループ処理の中に、第5及び第6のクリーニング工程(ステップS15、S16)を所定回数Y行う小ループ処理がある。すなわち、ステップS15〜S16の処理を所定回数Y(Y≧1)行ったかを判定する(ステップS18)。ステップS18において、所定回数X行っていないと判定した場合、ステップS15に戻り、ステップS15〜S16の処理を行う。
これによっても、群B及び群Cの残渣を炭化水素ガスのプラズマにより除去できる。また、群Aの残渣をハロゲン含有ガスのプラズマにより除去できる。これにより、群A、群B及び群Cの元素を含む混合膜を除去できる。
第5のクリーニング工程において、群B及び群Cの元素の残渣が多い場合、この残渣成分の除去が完了する前に炭化水素ガスのプラズマによって生成されるポリマーが形成されてしまい、群B及び群Cの元素の残渣除去において阻害要因となってしまうことがある。次の第6のクリーニング工程によってこのポリマーは除去されるが、残渣表面には群B及び群Cの元素が残っているため、この次に第2のクリーニング工程を実施しても群Aの元素の除去は効率的に行われない。
そこで、第5及び第6のクリーニング工程を行う小ループ処理(S15,S16)を所定回数Y(Y≧1)行う。これにより、群B及び群Cの残渣除去工程の比重を高め、群B及び群Cの元素の残渣を完全に除去しながら群Aの除去も効率的に実施することができる。これにより、クリーニング完了までの時間を短縮できる場合がある。
なお、小ループ処理として5及び第6のクリーニング工程を繰り返したが、これに限られない。例えば、小ループ処理において第3、第5及び第6のクリーニング工程を繰り返してもよい。また、第2のクリーニング工程は、第5及び第6のクリーニング工程の繰り返し処理(小ループ処理)の前又は後に実行してもよい。第2のクリーニング工程は、第3、第5及び第6のクリーニング工程の繰り返し処理(小ループ処理)の前又は後に実行してもよい。
なお、ステップS17の代わりに、エンドポイント(EPD)を用いて、本処理を終了するか否かを判定してもよい。例えば、第5のクリーニング工程(ステップS15)のプラズマ生成中、及び/又は、第4のクリーニング工程(ステップ14)のプラズマ生成中に、残渣として想定される元素由来の発光を観察し、十分なクリーニングを完了したことを確認することで、本処理を終了させてもよい。
複数枚の基板Wがエッチングされた後にクリーニング方法が実行される場合、ITO膜52及びシリコン酸化膜51,53のエッチングで生成されたポリマー、Si含有物、インジウム含有物、エッチングガス等がチャンバ11内壁に繰り返し付着し、残渣となる。よって、ステップS12〜S17の処理を所定回数行うことで効果的に残渣を除去できる。
[プロセス条件]
以上に説明した各クリーニング工程におけるプロセス条件を以下に示す。
・各クリーニング工程に共通するプロセス条件は以下である。
(共通するプロセス条件)
圧力 10〜200mT(1.33〜26.7Pa)
HF 500〜2000W
LF オフ
チャンバ内壁の温度 室温(15〜25℃)〜150℃
・その他の各クリーニング工程のプロセス条件は以下である。
(第1のクリーニング工程)
ガス O、Ar
(第2のクリーニング工程)
ガス NF、Ar
(第3のクリーニング工程)
ガス H、Ar
(第4のクリーニング工程)
ガス Ar
(第5のクリーニング工程)
ガス CH、H、Ar
(第6のクリーニング工程)
ガス O、Ar
[実験結果]
図8は、ITO膜52を有する基板に対して本実施形態に係るクリーニング方法を実行した実験結果を示す図である。図8(a)は、ITO膜52上のシリコン酸化膜53の一部が、エッチングされて開口し、ITO膜52のマスクとして形成された状態を示す。図8(b)は、炭化水素ガスによる第5のクリーニング工程を含む本実施形態に係るクリーニング方法を実行し、ITO膜52の下地層が露出するまでエッチングした実行した結果を示す。クリーニング方法を実行している間、プラズマによって生成されるイオンを基板に引き込むためのバイアスパワーは印加されていない。これによれば、イオンの引き込み無しの第5のクリーニング工程であってもITO膜52がエッチング除去されることが可能である。すなわち、本実施形態に係るクリーニング方法によって、基板上だけでなく、チャンバ11内壁やチャンバ11内の各パーツ材に付着したインジウムの残渣を除去できることがわかった。
更に本実施形態に係るクリーニング方法の効果について、図9を参照して説明する。図9は、下記の基板の表面状態を全反射蛍光X線分析法(TXRF:total reflection X-ray fluorescence spectroscopy)で評価した結果を示す。
本実験では、新しい基板を載置台12に載置しアルゴンプラズマの生成を行った。これにより、チャンバ11内壁に付着した残渣を構成する成分が、プラズマ中のアルゴンイオンの物理的衝突(スパッタリング)によって飛散し、基板上に付着する。この基板上の表面状態を全反射蛍光X線分析法で分析することで、チャンバ11内壁の残渣付着量を評価した。本実施形態に係るクリーニングが効果的に作用しているかを調べるため、図2の製品処理工程を実行したことでチャンバ11に副生成物が付着している状態、および、その状態で本実施形態に係るクリーニング方法の第1及び第2〜第6のクリーニング工程を繰り返し行った後の状態のそれぞれにおいて、アルゴンプラズマによるチャンバ11内壁に付着している残渣構成成分の収集を行い、基板上の表面状態を全反射蛍光X線分析法で分析を行った。
図9(a)は、図2の製品処理工程後にアルゴンプラズマで残渣構成成分を収集した基板にX線を入射し、表面の状態を検出した結果を示す。図9(b)は、図9(a)の領域Qを拡大した図である。図9(c)は、本実施形態に係るクリーニング実施後にアルゴンプラズマで残渣構成成分を収集した基板にX線を入射し、表面の状態を検出した結果を示す。図9(d)は、図9(c)の領域Qを拡大した図である。
これによれば、本実施形態に係るクリーニング実施前は、図9(b)に示すようにインジウムが検出されていた。一方、本実施形態に係るクリーニング実施後は、図9(d)に示すようにインジウムは検出されなかった。以上の実験結果から、本実施形態に係るクリーニング工程により、製品処理由来のチャンバ11内壁に付着したインジウム残渣を除去できることが実証された。なお、検出結果に表れているArは、アルゴンプラズマで残渣構成成分を基板に収集した際に基板に打ち込まれたものである。
既存のクリーニング方法では、群Aの元素が含まれる残渣は除去できたが、群B及び群Cの元素が含まれる残渣は除去できなかった。その為、群A、群B及び群Cの元素を含む混合膜を効果的に除去できなかった。
これに対して、以上に説明したように、第1実施形態に係るクリーニング方法によれば、群Aは、ハロゲン含有ガスのプラズマで除去できる。これに対して、群B及び群Cは、ハロゲン含有ガスのプラズマでは除去できない。例えば、チャンバ11内を600℃程度の高温に制御した場合にはハロゲン含有ガスのプラズマで理論上は除去できるが、工業的に実施困難であり現実的でない。
そこで、本実施形態に係るクリーニング方法では、群B及び群Cは、CHガス等の炭化水素ガスのプラズマにより、群B及び群Cのメチル化物を生成することで除去する。除去対象の残渣成分毎に使用するガスを切り替えることで、群A、群B及び群Cの元素を含む混合膜を効果的に除去できる。なお、第1実施形態に係るクリーニング方法によれば、図5の二点鎖線にて示す、O、F、C、Br、I、He、Ne、Ar、Kr、Xeのハロゲンや希ガス等の群Dの元素も残渣と一緒に除去できる。
なお、Geは群A及び群Cのいずれにも含まれる。つまり、Geは、ハロゲン含有ガスのプラズマ及び炭化水素ガスのプラズマのいずれによっても除去できる。
エッチング工程では、載置台12に第2の高周波電源18からイオン引き込み用(バイアス電圧用)の高周波電力(以下、「バイアスパワー」ともいう。)を印加し、プラズマ中のイオンを基板に引き込んでエッチングを促進させることが行われる。クリーニング工程においても、バイアスパワーの印加によりクリーニングを促進できる。
しかし、チャンバ11内壁において石英やセラミックス等の誘電体材料のパーツにはバイアスパワーを印加できない。仮に、チャンバ11内壁を600℃程度の高温に制御した場合、バイアスパワーを印加せずともクリーニングを促進できるが、工業的に実施困難であり現実的でない。従って、バイアスパワーを印加できないチャンバ内壁をクリーニングすることは難しい。
これに対して、本実施形態に係るクリーニング方法では、表面に残渣を持つ試料にバイアスパワーを印加せずにクリーニングの一部を行った結果、図8に示すように、インジウムの残渣を除去できた。以上から、本実施形態に係るクリーニング方法によれば、バイアスパワーを印加できないチャンバ11内壁であっても有効にクリーニングできる。
<第1実施形態の変形例>
[クリーニング工程]
次に、第1実施形態の変形例に係るクリーニング工程について、図10を参照して説明する。図10は、第1実施形態の変形例に係るクリーニング工程を示すフローチャートである。図10の第1実施形態の変形例に係るクリーニング工程は、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法と同一処理に同一ステップ番号を付している。つまり、図10の第1実施形態の変形例に係るクリーニング工程では、第5のクリーニング工程(ステップS15)及び第6のクリーニング工程(ステップS16)を、第2〜第4のクリーニング工程(ステップS12〜S14)の前に行う。そして、この順でステップS15、S16、S12〜S14の処理を所定回数X行う。また、第5のクリーニング工程(ステップS15)及び第6のクリーニング工程(ステップS16)を、小ループ処理としてこの順に所定回数Y行う(ステップS18)。
以上のように、第1実施形態の変形例に係るクリーニング工程では、第5及び第6のクリーニング工程をチャンバ11内壁のポリマーを除去した後直ちに行う。このように第5及び第6のクリーニング工程の実行順を変えても、第1実施形態に係るクリーニング方法と同じ効果を得ることができる。
第5及び第6のクリーニング工程は、この順でセットで行う。第3のクリーニング工程(ステップS13)は、第2のクリーニング工程(ステップS12)の後に行うことが好ましい。また、第4のクリーニング工程(ステップS14)は、第3のクリーニング工程(ステップS13)の後に行うことが好ましい。
ただし、第2、第3及び第4のクリーニング工程はどの順番で行ってもよい。
また、第2、第3及び第4のクリーニング工程はいずれも実行してもよいし、実行しなくてもよい。
<第2実施形態>
[クリーニング工程]
次に、第2実施形態に係るクリーニング工程について、図11を参照して説明する。図11は、第2実施形態に係るクリーニング工程を示すフローチャートである。第2実施形態に係るクリーニング工程は、最小限必要なクリーニング工程から成るクリーニング手法である。。図11の第2実施形態に係るクリーニング工程は、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法と同一処理に同一ステップ番号を付している。つまり、図11の第2実施形態に係るクリーニング工程では、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法の第1、第3、第4のクリーニング工程(ステップS11、S13、S14)を実行しない。つまり、第2のクリーニング工程(ステップS12)、第5のクリーニング工程(ステップS15)及び第6のクリーニング工程(ステップS16)の順に各工程を所定回数X行う(ステップS17)。また、第5のクリーニング工程(ステップS15)及び第6のクリーニング工程(ステップS16)を、小ループ処理としてこの順に所定回数Y行う(ステップS18)。
<第2実施形態の変形例>
[クリーニング工程]
更に第2実施形態の変形例に係るクリーニング工程について、図12を参照して説明する。図12は、第2実施形態の変形例に係るクリーニング工程を示すフローチャートである。
図12の第2実施形態の変形例に係るクリーニング工程は、図11の第2実施形態に係るクリーニング工程と同一処理に同一ステップ番号を付している。つまり、図12の第2実施形態の変形例に係るクリーニング工程では、第5のクリーニング工程(ステップS15)及び第6のクリーニング工程(ステップS16)を、第2のクリーニング工程(ステップS12)の前に行う。つまり、第5のクリーニング工程(ステップS15)、第6のクリーニング工程(ステップS16)及び第2のクリーニング工程(ステップS12)の順に各工程を所定回数X行う(ステップS17)。また、第5のクリーニング工程(ステップS15)及び第6のクリーニング工程(ステップS16)を、小ループ処理としてこの順に所定回数Y行う(ステップS18)。
以上のように、第2実施形態及びその変形例に係るクリーニング工程では、最小限必要なクリーニング工程として、第2、第5及び第6のクリーニング工程をこの順又は第5、第6及び第2のクリーニング工程の順に行い、これを所定回数X(X≧1)行う。
これによっても、群B及び群Cの残渣を炭化水素ガスのプラズマにより除去できる。また、群Aの残渣をハロゲン含有ガスのプラズマにより除去できる。これにより、群A、群B及び群Cの元素を含む混合膜を除去できる。
<第3実施形態>
[クリーニング工程]
次に、第3実施形態に係るクリーニング工程について、図13を参照して説明する。図13は、第3実施形態に係るクリーニング工程を示すフローチャートである。第3実施形態に係るクリーニング工程は、群B及び群Cの残渣除去工程の比重を高めたクリーニング手法である。図13の第3実施形態に係るクリーニング工程は、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法と同一処理に同一ステップ番号を付している。
図13の第3実施形態に係るクリーニング工程では、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法における第4のクリーニング工程(ステップS14)を省略している。
第3実施形態に係るクリーニング工程では、まず、第1のクリーニング工程(ステップS11)が実行される。次に、第2のクリーニング工程(ステップS12)、第3のクリーニング工程(ステップS13)、第5のクリーニング工程(ステップS15)、第6のクリーニング工程(ステップS16)が実行される。また、第5のクリーニング工程(ステップS15)及び第6のクリーニング工程(ステップS16)を、この順に所定回数Y行う(ステップS18)。この小ループ処理の作用及び効果については第1実施形態において既に説明したたため、個々では省略する。
<第3実施形態の変形例>
[クリーニング工程]
なお、第3実施形態の変形例に係るクリーニング工程について、図14を参照して説明する。図14は、第3実施形態の変形例に係るクリーニング工程を示すフローチャートである。第3実施形態の変形例に係るクリーニング工程は、クリーニング対象の残渣に群Aの元素を含まない場合に効率的なクリーニング手法である。図14の第3実施形態の変形例に係るクリーニング工程は、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法と同一処理に同一ステップ番号を付している。つまり、図14の第3実施形態の変形例に係るクリーニング工程では、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法のうち第2〜第4のクリーニング工程(ステップS12〜S14)を実行しない。つまり、第1のクリーニング工程(ステップS11)を実行し、その後、第5のクリーニング工程(ステップS15)及び第6のクリーニング工程(ステップS16)を、この順に所定回数Y行う(ステップS18)。なお、本変形例では、第2〜第4のクリーニング工程(ステップS12〜S14)を実行しないため、ステップS17および大ループ処理は省略される。
これによれば、第2のクリーニング工程は実行しないため、群Aの残渣を除去することはできないが、第5のクリーニング工程の実行により群B及び群Cの残渣を炭化水素ガスのプラズマにより除去できる。なお、第1のクリーニング工程(ステップS11)は省略してもよい。
<第4実施形態>
[クリーニング工程]
次に、第4実施形態に係るクリーニング工程について、図15を参照して説明する。図15は、第4実施形態に係るクリーニング工程を示すフローチャートである。第4実施形態に係るクリーニング工程は、クリーニング対象の残渣に群Bの元素を含まない場合に効率的なクリーニング手法である。図15の第4実施形態に係るクリーニング工程は、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法と同一処理に同一ステップ番号を付している。つまり、図15の第4実施形態に係るクリーニング工程では、図4の第1実施形態に係るクリーニング方法のうち、第1のクリーニング工程(ステップS11)、第4〜第6のクリーニング工程(ステップS14〜S16)を実行しない。つまり、第2のクリーニング工程(ステップS12)及び第3のクリーニング工程(ステップS13)を、この順に所定回数X行う(ステップS17)。
これによれば、第5のクリーニング工程は実行しないため、群Bの残渣を除去できないが、第2及び第3のクリーニング工程の実行により群A及び群Cの残渣を除去できる。
以上に説明したように、本実施形態のクリーニング方法及びプラズマ処理装置によれば、チャンバ内の群A、群B及び群Cの残渣を各クリーニング工程により効果的に除去できる。
以上に説明した各実施形態及び変形例に係るクリーニング工程は、図1のプラズマ処理装置10のチャンバ11のクリーニングに使用することに限られない。例えば、EUVの光源を有する半導体露光装置のクリーニングに使用することができる。例えば、第4実施形態に係るクリーニング工程は、半導体露光装置のクリーニングに好適である。なお、半導体露光装置は、プラズマ処理装置の一例である。
半導体露光装置では、スズ含有ガスにレーザーを照射してスズ含有ガスのプラズマを生成し、生成したプラズマから13.5nmのX線(UV光)を出射し、レジストの露光等を行う。露光時、半導体露光装置のチャンバ11内にスズの残渣が堆積する。そこで、第1〜第4実施形態及び変形例に係るクリーニング工程により群Cに含まれるスズの残渣を除去する。このように残渣の種類によって各実施形態及びその変形例に係るクリーニング工程のいずれかを選ぶことによって、群A〜群Cに含まれる元素の少なくともいずれかのクリーニングが可能であるとともに、クリーニング時間を短縮することができる。
今回開示された一実施形態に係るクリーニング方法及びプラズマ処理装置は、すべての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
本開示のプラズマ処理装置10は、Atomic Layer Deposition(ALD)装置、Capacitively Coupled Plasma(CCP)、Inductively Coupled Plasma(ICP)、Radial Line Slot Antenna(RLSA)、Electron Cyclotron Resonance Plasma(ECR)、Helicon Wave Plasma(HWP)のいずれのタイプの装置でも適用可能である。
また、プラズマ処理装置は、プラズマを用いて基板に所定の処理(例えば、成膜、エッチング等)を施す装置であれば、エッチング装置に限られず、成膜装置、アッシング装置、ドーピング装置等であってもよい。例えば、プラズマ処理装置は、スパッタリング法によるITOの成膜装置や、MOCVD法による金属含有膜の成膜装置であってもよい。
プラズマ処理装置は、プラズマALD装置、プラズマCVD装置であってもよい。本実施形態及びその変形例に係るクリーニング工程に使用されるプラズマには、リモートプラズマを用いてもよい。
10 プラズマ処理装置
11 チャンバ
12 載置台
13 静電チャック
16 基台
30 制御部
51、53 シリコン酸化膜
52 ITO膜
54 有機膜
W 基板
H ホール

Claims (10)

  1. チャンバ内の典型半導体材料元素群の残渣をハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程と、
    前記チャンバ内の第12族及び第13族金属元素群及び第14族及び第15族金属元素群の残渣を炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程と、
    前記チャンバ内のC含有物をO含有ガスのプラズマで除去する工程と、を有し、
    前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程の前又は後に、前記炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程及び前記O含有ガスのプラズマで除去する工程をこの順に所定回数X(X≧1)行う、クリーニング方法。
  2. 前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程の後に、前記第14族及び第15族金属元素群の残渣をH含有ガスのプラズマで除去する工程を有する、
    請求項1に記載のクリーニング方法。
  3. 前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程又は前記H含有ガスのプラズマで除去する工程の後に、前記チャンバ内のHと、F、Cl、Br及びIの少なくともいずれかとを不活性ガスのプラズマで除去する工程を有する、
    請求項2に記載のクリーニング方法。
  4. 前記炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程及び前記O含有ガスのプラズマで除去する工程を、この順に所定回数Y(Y≧1)実行する前又は実行した後に前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程を実行する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  5. 前記H含有ガスのプラズマで除去する工程、前記炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程及び前記O含有ガスのプラズマで除去する工程を、この順に所定回数Y(Y≧1)実行する前又は実行した後、前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程を実行する、
    請求項2又は3のいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  6. チャンバ内の第12族及び第13族金属元素群及び第14族及び第15族金属元素群の残渣を炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程と、
    前記チャンバ内のC含有物をO含有ガスのプラズマで除去する工程と、有し、
    前記炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程及び前記O含有ガスのプラズマで除去する工程を、この順に所定回数X(X≧1)実行する、クリーニング方法。
  7. チャンバ内の典型半導体材料元素群の残渣をハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程と、
    前記チャンバ内の第14族及び第15族金属元素群の残渣をH含有ガスのプラズマで除去する工程と、を有し、
    前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程及び前記H含有ガスのプラズマで除去する工程を、この順に所定回数X(X≧1)行う、クリーニング方法。
  8. 前記炭化水素含有ガスは、CH、C、C、C、C、C、及びCの少なくともいずれかである、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  9. 前記ハロゲン含有ガスは、NF、SF、CF、Cl、BCl、HBr、及びHIの少なくともいずれかである、
    請求項1〜5、7のいずれか一項に記載のクリーニング方法。
  10. プラズマによるクリーニングを行うチャンバと、制御部と、を有するプラズマ処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記チャンバ内の典型半導体材料元素群の残渣をハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程と、
    前記チャンバ内の第12族及び第13族金属元素群及び第14族及び第15族金属元素群の残渣を炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程と、
    前記チャンバ内のC含有物をO含有ガスのプラズマで除去する工程と、を制御し、
    前記ハロゲン含有ガスのプラズマで除去する工程の前又は後に、前記炭化水素含有ガスのプラズマで除去する工程及び前記O含有ガスのプラズマで除去する工程をこの順に所定回数X(X≧1)行う、プラズマ処理装置。
JP2019126423A 2019-07-05 2019-07-05 クリーニング方法及びプラズマ処理装置 Active JP7241627B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019126423A JP7241627B2 (ja) 2019-07-05 2019-07-05 クリーニング方法及びプラズマ処理装置
TW109121034A TW202113138A (zh) 2019-07-05 2020-06-22 清洗方法及電漿處理裝置
CN202010584866.7A CN112185790A (zh) 2019-07-05 2020-06-24 清洁方法和等离子体处理装置
KR1020200081396A KR20210004865A (ko) 2019-07-05 2020-07-02 클리닝 방법 및 플라즈마 처리 장치
US16/919,714 US11524321B2 (en) 2019-07-05 2020-07-02 Cleaning method and plasma processing apparatus
US17/985,085 US20230074399A1 (en) 2019-07-05 2022-11-10 Cleaning method and plasma processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019126423A JP7241627B2 (ja) 2019-07-05 2019-07-05 クリーニング方法及びプラズマ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021012951A true JP2021012951A (ja) 2021-02-04
JP7241627B2 JP7241627B2 (ja) 2023-03-17

Family

ID=73919107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019126423A Active JP7241627B2 (ja) 2019-07-05 2019-07-05 クリーニング方法及びプラズマ処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US11524321B2 (ja)
JP (1) JP7241627B2 (ja)
KR (1) KR20210004865A (ja)
CN (1) CN112185790A (ja)
TW (1) TW202113138A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230001280A (ko) * 2021-06-28 2023-01-04 주식회사 원익아이피에스 챔버내부처리방법 및 기판처리방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006237432A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Hitachi High-Technologies Corp エッチング装置のクリーニング方法
JP2013120810A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理方法
WO2016056399A1 (ja) * 2014-10-07 2016-04-14 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2018046216A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5691163B2 (ja) * 2009-12-01 2015-04-01 セントラル硝子株式会社 クリーニングガス
CN102011097B (zh) * 2010-12-17 2013-08-07 中微半导体设备(上海)有限公司 一种清除第ⅲ族元素和第v族元素化合物沉积物残余的方法
WO2014039420A1 (en) * 2012-09-04 2014-03-13 Matheson Tri-Gas, Inc. In-situ tco chamber clean
CN102899636B (zh) * 2012-09-26 2015-12-09 中微半导体设备(上海)有限公司 一种原位清洁mocvd反应腔室的方法
JP6049527B2 (ja) 2013-04-05 2016-12-21 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP6360770B2 (ja) * 2014-06-02 2018-07-18 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
US9805914B2 (en) * 2015-04-03 2017-10-31 Applied Materials, Inc. Methods for removing contamination from surfaces in substrate processing systems

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006237432A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Hitachi High-Technologies Corp エッチング装置のクリーニング方法
JP2013120810A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理方法
WO2016056399A1 (ja) * 2014-10-07 2016-04-14 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2018046216A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20210004865A (ko) 2021-01-13
US20230074399A1 (en) 2023-03-09
JP7241627B2 (ja) 2023-03-17
CN112185790A (zh) 2021-01-05
TW202113138A (zh) 2021-04-01
US11524321B2 (en) 2022-12-13
US20210001383A1 (en) 2021-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4995390B2 (ja) プラズマ反応チャンバを洗浄および条件付けする方法
US20190131130A1 (en) Etching metal oxide substrates using ale and selective deposition
JPH09186143A (ja) プラズマチャンバ表面から副生成物をクリーニングするための方法及び装置
JP2017199909A (ja) Aleおよび選択的蒸着を用いた基板のエッチング
JP2023036764A (ja) リソグラフィにおける確率的な歩留まりへの影響の排除
US20150024599A1 (en) Plasma processing apparatus and plasma processing method
US20130048606A1 (en) Methods for in-situ chamber dry clean in photomask plasma etching processing chamber
KR101773806B1 (ko) 기판의 클리닝 방법 및 기판의 클리닝 장치
EP1198829A1 (en) Multiple stage cleaning process for plasma etching chambers
JPH0982687A (ja) 半導体装置の製造方法
KR970003887B1 (ko) 집적 회로 어셈블리로부터 금속-함유 오염물질을 제거하기 위한 기체상 세정제 및 이를 사용하는 방법
US9543157B2 (en) Method for processing a carrier, a method for operating a plasma processing chamber, and a method for processing a semiconductor wafer
TWI737785B (zh) 被處理體之處理方法
JP2924723B2 (ja) ドライエッチング方法
US20050066994A1 (en) Methods for cleaning processing chambers
US20220282366A1 (en) High density, modulus, and hardness amorphous carbon films at low pressure
KR100653217B1 (ko) 금속 함유막을 증착하는 박막 증착 장치의 건식 세정 방법
US20230074399A1 (en) Cleaning method and plasma processing apparatus
JP2006270030A (ja) プラズマ処理方法、および後処理方法
JP2008060171A (ja) 半導体処理装置のクリーニング方法
JP3195066B2 (ja) ドライエッチング方法
CN1906753A (zh) 铜表面的表面还原、钝化、防止腐蚀及活化用的系统与方法
JP4228424B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004031970A (ja) 半導体素子の製造方法
WO2023166987A1 (ja) ハードマスク、基板処理方法、およびハードマスクの除去方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220404

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7241627

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150