JP2021012927A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
Description
半導体基板(2)の主面(21)側に、複数のトランジスタセル(T)が並設されるセル領域(3)と、上記トランジスタセルのゲート電極(10)に接続されるゲート配線部(4)と、上記ゲート配線部を介して上記ゲート電極にゲート電位を付与するゲートパッド部(GP)とを備える半導体装置(1)であって、
上記セル領域は、上記セル領域の熱抵抗分布に基づいて設定され、熱抵抗の最小領域を含む第1領域(3A)と、上記第1領域よりも熱抵抗が大きい第2領域(3B)とを有し、
上記ゲート配線部は、上記第1領域に配置される第1ゲート配線(41)と、上記第2領域に配置される第2ゲート配線(42)とを有しており、
上記ゲートパッド部からのゲート制御信号(S)により、上記トランジスタセルのスイッチング時には、上記第2領域に先んじて上記第1領域がターンオン動作を開始し、上記第2領域に遅れて上記第1領域がターンオフ動作を開始する、半導体装置にある。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
半導体装置に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
本形態の半導体装置は、例えば、大電流用のスイッチング素子として電力変換装置等に用いられるものであり、高速スイッチングに伴う温度分布を抑制可能に構成されている。
以下に、その概略を示す。
図1に示すように、半導体装置1は、半導体基板2の主面21側に、複数のトランジスタセルTが並設されるセル領域3と、ゲート配線部4と、ゲートパッド部GPとを備えている。ゲート配線部4は、セル領域3の表面に形成されて、トランジスタセルTのゲート電極10に接続され(例えば、図2参照)、ゲートパッド部GPは、ゲート配線部4を介してゲート電極10にゲート電位を付与するように構成されている。
図1、図2において、半導体装置1は、概略矩形の半導体基板2を有し、その主面21側に、セル領域3を有する半導体層が積層されている。本形態において、半導体層は、半導体基板2の外周形状に沿う概略矩形の領域を、トランジスタセルTが形成されるセル領域3とし、セル領域3の外側を取り囲む矩形環状の領域を、例えば、ゲートパッド部GPが配置される周辺領域30としている。ゲートパッド部GPには、ドライブ回路40が接続されて、スイッチング動作を制御するためのゲート制御信号Sが入力されるようになっている。
そこで、本形態においては、発熱量を調整するためにゲート配線部4の配置を熱抵抗分布に対応させ、ゲート制御信号Sの伝播を制御することで、スイッチング動作による発熱と温度上昇を制御する。
熱抵抗分布=温度分布/損失(ただし、損失:一定)
したがって、トランジスタセルTのスイッチング動作に伴う温度分布を緩和するには、熱抵抗分布が小さくなる領域において、スイッチング損失がより大きくなり、熱抵抗分布が大きくなる領域において、スイッチング損失がより小さくなるように、スイッチング電流の流れを調整することが望ましい。
ゲート配線部4と接続されるゲート電極10は、上述したように、金属系配線材料よりも電気抵抗率の高い導電性材料であるポリシリコン等からなる(例えば、ポリシリコンの電気抵抗率:〜1×10-5Ωm)。そのため、ゲート配線部4から離れた部位のトランジスタセルTに対して、ゲート制御信号Sの伝播に遅延が生じる。
次に、上記実施形態1の構成による効果について、図5〜図10を用いて説明する。
図5は、従来の半導体装置1の基本的なスイッチング特性を示すもので、図6に示すダブルパルス試験用回路100を用いて測定される。
図6において、ダブルパルス試験用回路100は、半導体装置1を構成するMOSFET101をハーフブリッジ回路の上下アームとする半導体モジュールを備え、半導体モジュールは、直流電源102の正負極間に、コンデンサ103と並列に接続されている。
下アームとなるMOSFET101のドレインソース間には、インダクタンス負荷104が並列に接続されており、上アームとなるMOSFET101のゲートには、ゲート抵抗Rgを介して、ゲート制御信号としてパルス状の電圧信号が入力される。このとき、ゲート抵抗Rgによってスイッチング速度を調整可能となっている。
図11、図12により、半導体装置1の実施形態2について説明する。
本形態の半導体装置1の基本構成は、上記実施形態1と同様であり、セル領域3を複数の領域に分離して、ゲートパッド部GPから別々のゲート制御信号Sが印加される構成とした点が異なっている。以下、相違点を中心に説明する。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
図13、図14により、半導体装置1の実施形態3について説明する。
本形態は、上記実施形態1の変形例であり、ゲート配線部4の第1ゲート配線41を、電気的に接続された複数の環状配線部411、412を組み合わせて構成している。
その他の半導体装置1の基本構成は、上記実施形態2と同様であり、説明を省略する。以下、相違点を中心に説明する。
さらに、第1ゲート配線41を二重環状に構成したことで、より広く設定された第1領域3Aの全体に、速やかにゲート制御信号Sを伝播させることができる。また、内側の環状配線部412に近接する中間部の第3領域3Cへも、より速やかにゲート制御信号Sが伝播される。
なお、第1ゲート配線41は二重環状に限らず、三重以上の複数環状に構成してもよい。また、第2ゲート配線42を二重環状等の複数環状に構成することもできる。
図15、図16により、半導体装置1の実施形態4について説明する。
本形態は、上記実施形態1の変形例であり、ゲート配線部4の第1ゲート配線41の構成を変更し、電気的に接続された環状配線部411と、複数の帯状配線部413を組み合わせて構成している。
その他の半導体装置1の基本構成は、上記実施形態2と同様であり、説明を省略する。以下、相違点を中心に説明する。
また、第1領域3Aが、熱抵抗分布により近い形状に設定され、その全体に、第1ゲート配線41が配置されて、速やかにゲート制御信号Sを伝播させることが可能になる。したがって、外周部にスイッチング電流がより集中しやすくなり、温度分布を緩和する効果が高まると共に、スイッチング速度を向上可能となる。
図17により、半導体装置1の実施形態5について説明する。
本形態は、上記実施形態3の変形例であり、ゲートパッド部GPを単一として、第1ゲート配線41、第2ゲート配線42に対して共通に設けると共に、ゲートパッド部GPに接続される第1信号経路L1、第2信号経路L2を、半導体基板2の周辺領域30に配置している。
その他の半導体装置1の基本構成は、上記実施形態3と同様であり、説明を省略する。以下、相違点を中心に説明する。
2 半導体基板
21 主面
22 放熱面
3 セル領域
3A 第1領域
3B 第2領域
4 ゲート配線部
41 第1ゲート配線
42 第2ゲート配線
Claims (6)
- 半導体基板(2)の主面(21)側に、複数のトランジスタセル(T)が並設されるセル領域(3)と、上記トランジスタセルのゲート電極(10)に接続されるゲート配線部(4)と、上記ゲート配線部を介して上記ゲート電極にゲート電位を付与するゲートパッド部(GP)とを備える半導体装置(1)であって、
上記セル領域は、上記セル領域の熱抵抗分布に基づいて設定され、熱抵抗の最小領域を含む第1領域(3A)と、上記第1領域よりも熱抵抗が大きい第2領域(3B)とを有し、
上記ゲート配線部は、上記第1領域に配置される第1ゲート配線(41)と、上記第2領域に配置される第2ゲート配線(42)とを有しており、
上記ゲートパッド部からのゲート制御信号(S)により、上記トランジスタセルのスイッチング時には、上記第2領域に先んじて上記第1領域がターンオン動作を開始し、上記第2領域に遅れて上記第1領域がターンオフ動作を開始する、半導体装置。 - 上記第2領域は、上記セル領域の熱抵抗分布に基づく熱抵抗の最大領域を含み、
上記トランジスタセルのターンオン時には、上記第2領域に先んじて、上記第1領域の上記ゲート電極へゲート電位が付与され、
上記トランジスタセルのターンオフ時には、上記第1領域に先んじて、上記第2領域の上記ゲート電極からゲート電位が引き抜かれる、請求項1に記載の半導体装置。 - 上記ゲートパッド部は、上記第1ゲート配線に接続される第1ゲートパッド(GP1)と、上記第2ゲート配線に接続される第2ゲートパッド(GP2)とを有しており、
上記第1ゲートパッドを通る第1信号経路(L1)に、上記第1ゲート配線へ向かう方向を順方向とする第1整流素子(D1)が介設されると共に、上記第2ゲートパッドを通る第2信号経路(L2)に、上記第2ゲート配線へ向かう方向と逆の方向を順方向とする第2整流素子(D2)が介設される、請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 上記ゲートパッド部は、上記第1ゲート配線に接続される第1ゲートパッド(GP1)と、上記第2ゲート配線に接続される第2ゲートパッド(GP2)とを有しており、
上記第1ゲートパッドから上記第1ゲート配線へ入力される第1ゲート制御信号(S1)のオン期間の間に、上記第2ゲートパッドから上記第2ゲート配線へ入力される第2ゲート制御信号(S2)が、オフからオンに切り替えられると共に、オンからオフに切り替えられる、請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 上記ゲート配線部は、上記第1ゲート配線が、上記セル領域の外周縁に沿う外周部に配置され、上記第2ゲート配線が、上記セル領域の面中心(C)を含む中央部に配置される、請求項3又は4に記載の半導体装置。
- 上記第1ゲートパッド及び上記第2ゲートパッドは、上記セル領域の外側に配置され、上記第1ゲート配線は、上記セル領域の外周縁部に沿う少なくとも一重の環状形状を有し、上記第2ゲート配線は、上記セル領域の中央部に配置される環状配線部(421)と、上記環状配線部と一体的に設けられ、上記セル領域の外側に向けて延出する帯状配線部(422)とを有する、請求項5項に記載の半導体装置。
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