JP2021004819A - トルク検出センサおよび動力伝達装置 - Google Patents

トルク検出センサおよび動力伝達装置 Download PDF

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Abstract

【課題】円形体に掛かるトルクを検出するトルク検出センサであって、基板と、固着層とを備えるトルク検出センサを提供する。【解決手段】基板41は、導体層L1を有する。固着層は、基板と円形体との間に位置する。導体層は、円弧状または円環状の抵抗線パターンR1,R2を含む。抵抗線パターンは、円形体の半径方向に対して周方向一方側に一定角度傾斜した複数の抵抗線r1,r2と、複数の抵抗線の端部同士を接続する複数の折り返し部位r11,r12と、を含む。複数の抵抗線は、周方向に等間隔に配列されて、周方向に隣り合う抵抗線の端部同士が、半径方向の両側で交互に折り返し部位により接続されて、全体として直列に接続される。円形体を軸方向に見たときに、固着層は、折り返し部位を避けた領域に位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、トルク検出センサおよび動力伝達装置に関する。
近年、例えばロボットの関節などに搭載される減速機の出力歯車において、トルクを精度よく検出することが求められている。斯かる用途に用いられるトルク検出装置は、例えば特開2004−198400号公報に記載されている。
特開2004−198400号公報
特開2004−198400号公報に記載されたトルク検出装置は、減速機の可撓性外歯歯車の表面に貼り付けられる歪みゲージユニットを有する。特開2004−198400号公報の歪みゲージユニットは、360度の円弧形状をした検出セグメントが形成された歪みゲージパターンを備える。上記検出セグメントは、一定の間隔で抵抗線を配列したグリッドパターンが所定形状となるように形成されたものである。斯かるトルク検出装置によれば、可撓性外歯歯車の全周に掛かるトルクを、精度よく検出することができると考えられる。
しかしながら、特開2004−198400号公報に記載されたトルク検出装置では、歪みゲージパターンの一部に応力が集中しやすいと考えられる。とりわけ、隣り合う抵抗線同士を繋ぐ接続箇所には、位置的に応力が集中しやすく、歪みゲージパターンの断線を招いてしまう虞もあった。
本発明の目的は、円形体に掛かるトルクを精度よく検出することができ、しかも断線が生じ難いトルク検出センサおよび動力伝達装置を提供することを目的とする。
本願の観点では、円形体に掛かるトルクを検出するトルク検出センサであって、基板と、固着層とを備えるトルク検出センサが提供される。前記基板は、導体層を有する。前記固着層は、前記基板と前記円形体との間に位置する。前記導体層は、円弧状または円環状の抵抗線パターンを含む。前記抵抗線パターンは、前記円形体の半径方向に対して周方向一方側に一定角度傾斜した複数の抵抗線と、前記複数の抵抗線の端部同士を接続する複数の折り返し部位と、を含む。前記複数の抵抗線は、周方向に等間隔に配列されて、前記周方向に隣り合う前記抵抗線の端部同士が、前記半径方向の両側で交互に前記折り返し部位により接続されて、全体として直列に接続される。前記円形体を軸方向に見たときに、前記固着層は、前記折り返し部位を避けた領域に位置する。
本願の観点によれば、円形体に掛かるトルクを精度よく検出することができ、しかも断線が生じ難いトルク検出センサおよび動力伝達装置が提供される。
図1は、第1実施形態に係る動力伝達装置の縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係る動力伝達装置の横断面図である。 図3は、第1実施形態に係るトルク検出センサの平面図である。 図4は、第1実施形態に係るホイートストンブリッジ回路の回路図である。 図5は、第1実施形態に係るトルク検出センサの断面図である。 図6は、第2実施形態に係るトルク検出センサの断面図である。 図7は、第3実施形態に係るトルク検出センサの断面図である。 図8は、変形例に係るトルク検出センサの断面図である。
以下、本願の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、動力伝達装置の中心軸と平行な方向を「軸方向」、動力伝達装置の中心軸に直交する方向を「半径方向」、動力伝達装置の中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。ただし、上記の「平行な方向」は、略平行な方向も含む。また、上記の「直交する方向」は、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
<1−1.動力伝達装置の構成>
図1は、第1実施形態に係る動力伝達装置1の縦断面図である。図2は、図1のA−A位置から見た動力伝達装置1の横断面図である。この動力伝達装置1は、モータから得られる第1回転数の回転運動を、第1回転数よりも低い第2回転数に減速させつつ後段へ伝達する装置である。動力伝達装置1は、例えば、ロボットの関節に、モータとともに組み込まれて使用される。ただし、本発明の動力伝達装置は、アシストスーツ、無人運搬車などの他の装置に用いられるものであってもよい。
図1および図2に示すように、本実施形態の動力伝達装置1は、インタナルギア10、フレックスギア20、波動発生器30、およびトルク検出センサ40を備えている。
インタナルギア10は、内周面に複数の内歯11を有する円環状のギアである。インタナルギア10は、動力伝達装置1が搭載される装置の枠体に、例えばねじ止めで固定される。インタナルギア10は、中心軸9と同軸に配置される。また、インタナルギア10は、フレックスギア20の後述する筒状部21の半径方向外側に位置する。インタナルギア10の剛性は、フレックスギア20の筒状部21の剛性よりも、はるかに高い。このため、インタナルギア10は、実質的に剛体とみなすことができる。インタナルギア10は、円筒状の内周面を有する。複数の内歯11は、当該内周面において、周方向に一定のピッチで配列されている。各内歯11は、半径方向内側へ向けて突出する。
フレックスギア20は、可撓性を有する円環状のギアである。フレックスギア20は、中心軸9を中心として回転可能に支持される。フレックスギア20は、本発明における「円形体」の一例である。
本実施形態のフレックスギア20は、筒状部21と平板部22とを有する。筒状部21は、中心軸9の周囲において、軸方向に筒状に延びる。筒状部21の軸方向の先端は、波動発生器30の半径方向外側、かつ、インタナルギア10の半径方向内側に位置する。筒状部21は、可撓性を有するため、半径方向に変形可能である。特に、インタナルギア10の半径方向内側に位置する筒状部21の先端部は、自由端であるため、他の部分よりも大きく半径方向に変位可能である。
フレックスギア20は、複数の外歯23を有する。複数の外歯23は、筒状部21の軸方向の先端部付近の外周面において、周方向に一定のピッチで配列されている。各外歯23は、半径方向外側へ向けて突出する。上述したインタナルギア10が有する内歯11の数と、フレックスギア20が有する外歯23の数とは、僅かに相違する。
平板部22は、ダイヤフラム部221と肉厚部222とを有する。ダイヤフラム部221は、筒状部21の軸方向の基端部から、半径方向外側へ向けて平板状に広がり、かつ、中心軸9を中心として円環状に広がる。ダイヤフラム部221は、軸方向に僅かに撓み変形可能である。肉厚部222は、ダイヤフラム部221の半径方向外側に位置する、円環状の部分である。肉厚部222の軸方向の厚みは、ダイヤフラム部221の軸方向の厚みよりも、厚い。肉厚部222は、動力伝達装置1が搭載される装置の、駆動対象となる部品に、例えばねじ止めで固定される。
波動発生器30は、フレックスギア20の筒状部21に、周期的な撓み変形を発生させる機構である。波動発生器30は、カム31と可撓性軸受32とを有する。カム31は、中心軸9を中心として回転可能に支持される。カム31は、軸方向に見たときに楕円形の外周面を有する。可撓性軸受32は、カム31の外周面と、フレックスギア20の筒状部21の内周面との間に介在する。したがって、カム31と筒状部21とは、異なる回転数で回転できる。
可撓性軸受32の内輪は、カム31の外周面に接触する。可撓性軸受32の外輪は、フレックスギア20の内周面に接触する。このため、フレックスギア20の筒状部21は、カム31の外周面に沿った楕円形状に変形する。その結果、当該楕円の長軸の両端に相当する2箇所において、フレックスギア20の外歯23と、インタナルギア10の内歯11とが噛み合う。周方向の他の位置においては、外歯23と内歯11とが噛み合わない。
カム31は、直接または他の動力伝達機構を介して、モータに接続される。モータを駆動させると、カム31は、中心軸9を中心として第1回転数で回転する。これにより、フレックスギア20の上述した楕円の長軸も、第1回転数で回転する。そうすると、外歯23と内歯11との噛み合い位置も、周方向に第1回転数で変化する。また、上述の通り、インタナルギア10の内歯11の数と、フレックスギア20の外歯23の数とは、僅かに相違する。この歯数の差によって、カム31の1回転ごとに、外歯23と内歯11との噛み合い位置が、周方向に僅かに変化する。その結果、インタナルギア10に対してフレックスギア20が、中心軸9を中心として、第1回転数よりも低い第2回転数で回転する。したがって、フレックスギア20から、減速された第2回転数の回転運動を取り出すことができる。
<1−2.トルク検出センサについて>
トルク検出センサ40は、フレックスギア20に掛かる周方向のトルクを検出するセンサである。図1に示すように、本実施形態では、円板状のダイヤフラム部221の円形の表面に、トルク検出センサ40の裏面が固定されている。
図3は、トルク検出センサ40を軸方向に見た平面図である。図3に示すように、トルク検出センサ40は、基板41を備える。本実施形態の基板41は、柔軟に変形可能なフレキシブル基板である。基板41は、中心軸9を中心とする円環状の本体部411と、本体部411から半径方向外側へ向けて突出したフラップ部412とを有する。基板41は、導体層L1を有する。本実施形態の導体層L1は、基板41の軸方向における一方側の端面(表面)に位置する。
図3に示すように、導体層L1は、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含む。後述するように、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2は、ホイートストンブリッジ回路42に組み込まれる。別の言い方をすれば、本体部411の表面にホイートストンブリッジ回路42が実装されている。また、信号処理回路43が、フラップ部412に実装されている。
第1抵抗線パターンR1は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状または円環状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約360°の範囲に、第1抵抗線パターンR1が設けられている。第1抵抗線パターンR1の材料には、例えば、銅または銅を含む合金が用いられる。第1抵抗線パターンR1には、複数の直線状の第1抵抗線r1と、複数の折り返し部位r11とが含まれる。複数の第1抵抗線r1は、互いに略平行な姿勢で、周方向に等間隔に配列される。第1抵抗線パターンR1においては、周方向に隣り合う第1抵抗線r1同士が、半径方向の一方側と他方側とで折り返し部位r11により交互に接続されて、全体として直列に接続されている。各第1抵抗線r1は、基板41の軸方向における一方側から見たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向一方側に傾斜している。半径方向に対する第1抵抗線r1の傾斜角度は、例えば45°とされる。
第2抵抗線パターンR2は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状または円環状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約360°の範囲に、第2抵抗線パターンR2が設けられている。第2抵抗線パターンR2の材料には、例えば、銅または銅を含む合金が用いられる。第2抵抗線パターンR2は、第1抵抗線パターンR1よりも、半径方向内側に位置する。すなわち、第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とは、互いに重ならない位置に配置される。第2抵抗線パターンR2には、複数の直線状の第2抵抗線r2と、複数の折り返し部位r12とが含まれる。複数の第2抵抗線r2は、互いに略平行な姿勢で、周方向に等間隔に配列される。第2抵抗線パターンR2においては、周方向に隣り合う第2抵抗線r2同士が、半径方向の一方側と他方側とで折り返し部位r12により交互に接続されて、全体として直列に接続されている。各第2抵抗線r2は、基板41の軸方向における一方側から見たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向他方側に傾斜している。半径方向に対する第2抵抗線r2の傾斜角度は、例えば−45°とされる。
図4は、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含むホイートストンブリッジ回路42の回路図である。図4に示すように、本実施形態のホイートストンブリッジ回路42は、第1抵抗線パターンR1、第2抵抗線パターンR2、第1固定抵抗Ra、および第2固定抵抗Rbを含む。第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とは、直列に接続される。第1固定抵抗Raと第2固定抵抗Rbとは、直列に接続される。そして、電源電圧の+極と−極との間において、2つの抵抗線パターンR1,R2の列と、2つの固定抵抗Ra,Rbの列とが、並列に接続される。また、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の中点M1と、第1固定抵抗Raおよび第2固定抵抗Rbの中点M2とが、電圧計Vに接続される。
第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の各抵抗値は、フレックスギア20に掛かるトルクに応じて変化する。例えば、フレックスギア20に、軸方向の一方側から見たときに、中心軸9を中心として周方向の一方側へ向かうトルクが掛かると、第1抵抗線パターンR1の抵抗値が低下し、第2抵抗線パターンR2の抵抗値が増加する。一方、フレックスギア20に、軸方向の一方側から見たときに、中心軸9を中心として周方向の他方側へ向かうトルクが掛かると、第1抵抗線パターンR1の抵抗値が増加し、第2抵抗線パターンR2の抵抗値が低下する。このように、第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とは、トルクに対して互いに逆向きの抵抗値変化を示す。
そして、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の各抵抗値が変化すると、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の中点M1と、第1固定抵抗Raおよび第2固定抵抗Rbの中点M2との間の電位差が変化するので、電圧計Vの計測値が変化する。したがって、この電圧計Vの計測値に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクの向きおよび大きさを検出することができる。
信号処理回路43は、電圧計Vにより計測される中点M1,M2の間の電位差信号に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクを検出するための回路である。別の言い方をすれば、信号処理回路43は、ホイートストンブリッジ回路42の出力信号に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクを検出する。第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含むホイートストンブリッジ回路42は、信号処理回路43と電気的に接続されている。信号処理回路43には、例えば、中点M1,M2の間の電位差を増幅する増幅器や、増幅後の電気信号に基づいて、トルクの向きおよび大きさを算出するための回路が含まれる。検出されたトルクは、有線または無線により信号処理回路43に接続された外部の装置へ出力される。
以上のような構成の動力伝達装置1において、フレックスギア20の回転に伴ってダイヤフラム部221は撓み変形を繰り返す。特に、フレックスギア20のダイヤフラム部221の径方向外側の端部、およびダイヤフラム部221の径方向内側の端部において、ダイヤフラム部221は大きく撓む。そのため、仮に、基板41のうち、第1抵抗線パターンR1の半径方向外側の折り返し部位r11、および第2抵抗線パターンR2の半径方向内側の折り返し部位r12を含む部分を、ダイヤフラム部221に完全に固着させた場合、これらの折り返し部位r11,r12にダイレクトにダイヤフラム部221の歪みが伝わり、応力が集中し易い。そのため、当該折り返し部位r11,r12において、断線が生じる虞がある。この点、本実施形態では、折り返し部位r11,r12の断線を防ぐために、トルク検出センサ40をフレックスギア20のダイヤフラム部221に対して、特有の方法で固定している。
<1−3.トルク検出センサのフレックスギアへの固定について>
具体的には、トルク検出センサ40は、固着層45により、フレックスギア20のダイヤフラム部221に固定されている。以下では、この固着層45について詳細に説明する。
図5は、第1実施形態に係るトルク検出センサ40の断面図である。図5に示すように、トルク検出センサ40は、固着層45を有する。固着層45は、基板41の本体部411とダイヤフラム部221との間に位置する。本実施形態では、固着層45は、基板41の本体部411の裏面に位置する。固着層45は、軸方向に一定の厚みを有する。本実施形態の固着層45は、両面接着テープである。両面接着テープは、接着力を有する材料がテープ状に成形されて、形状を維持できる程度に硬化されたものである。
図5に示すように、固着層45は、フレックスギア20を軸方向に見たときに、第1抵抗線パターンR1の径方向外側の折り返し部位r11と、第2抵抗線パターンR2の径方向内側の折り返し部位r12とを避けた領域に位置する。別の言い方をすれば、固着層45は、ダイヤフラム部221の裏面のうち、第1抵抗線パターンR1の径方向外側の折り返し部位r11に対向する領域と、第2抵抗線パターンR2の径方向内側の折り返し部位r12に対向する領域とを除いた全ての領域に位置する。このような構成によれば、第1抵抗線パターンR1の径方向外側の折り返し部位r11と、第2抵抗線パターンR2の径方向内側の折り返し部位r12とに、ダイヤフラム部221の歪みが伝わることを抑制できる。よって、第1抵抗線パターンR1の径方向外側の折り返し部位r11と、第2抵抗線パターンR2の径方向内側の折り返し部位r12とに掛かる応力を低減することができ、抵抗線パターンR1,R2の断線を抑制できる。
一方で、基板41の本体部411のうち、第1抵抗線r1および第2抵抗線r2に対向する領域は、固着層45を介在させてダイヤフラム部221に固定されているため、ダイヤフラム部221の歪みは、第1抵抗線r1および第2抵抗線r2には良好に伝わる。よって、円形体の全周に掛かるトルクを精度よく検出することができる。
<1−4.まとめ>
以上に示したように、本実施形態に係るトルク検出センサ40は、基板41と、固着層45とを備える。固着層45は、基板41の本体部411とフレックスギア20との間に位置する。フレックスギア20を軸方向に見たときに、固着層45は、折り返し部位r11,r12を避けた領域に位置する。これにより、抵抗線パターンR1,R2の折り返し部位r11,r12にフレックスギア20の歪みが伝わることを抑制できる。したがって、抵抗線パターンR1,R2の断線を抑制できる。
また、本実施形態に係るトルク検出センサ40においては、固着層45は、軸方向に厚みを有する。これにより、抵抗線パターンR1,R2の折り返し部位r11,r12が、例えば間に空気を介在させてフレックスギア20と対面する。よって、折り返し部位r11,r12にフレックスギア20の歪みが伝わることを抑制できる。その結果、抵抗線パターンR1,R2の断線を抑制できる。
また、本実施形態に係るトルク検出センサ40においては、固着層45は、両面接着テープである。これにより、容易にフレックスギア20にトルク検出センサ40の基板41を取り付けることができる。
また、本実施形態に係るトルク検出センサ40においては、抵抗線パターンR1,R2は、ホイートストンブリッジ回路42に組み込まれる。これにより、ホイートストンブリッジ回路42を用いて、フレックスギア20に掛かるトルクを検出することができる。
さらに、本実施形態に係る動力伝達装置1においては、基板41は、フレックスギア20のダイヤフラム部221に固定される。これにより、フレックスギア20のダイヤフラム部221に掛かるトルクを検出することができる。
<2.第2実施形態>
以下では、第2実施形態に係る動力伝達装置1について、図6を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、上述した実施形態で示したのと同様の構成・機能の部材については、上述の実施形態で付したのと同一の符号を付し、重複説明を省略する。
図6は、第2実施形態に係るトルク検出センサ240の断面図である。図6に示すように、トルク検出センサ240は、導体層L1を有する基板41と、固着層45と、スペーサ46とを有する。固着層45は、基板41の本体部411とダイヤフラム部221との間に位置する。固着層45は、基板41の裏面に位置する。固着層45は、軸方向に一定の厚みを有する。本実施形態においても、固着層45は、両面接着テープである。
スペーサ46は、フレックスギア20を軸方向に見たときに、固着層45が位置しない領域に位置する。詳細には、スペーサ46は、基板41の裏面の、第1抵抗線パターンR1の径方向外側の折り返し部位r11と、第2抵抗線パターンR2の径方向内側の折り返し部位r12とに対向する領域に位置する。スペーサ46は、固着層45の材料よりも低摩擦の材料でできている。スペーサ46は、基板41の裏面に対して固着されていない。
以上に示したように、本実施形態に係るトルク検出センサ240は、スペーサ46を有する。これにより、基板41のうち、抵抗線パターンR1,R2の折り返し部位r11,r12を含む部分が、例えばスペーサ46に接触する。スペーサ46は、基板41の裏面に対して固着されていない。これにより、フレックスギア20が歪んでも、抵抗線パターンR1,R2の折り返し部位r11,r12は歪み難くなる。よって、折り返し部位r11,r12に無理な応力が掛かることを抑制でき、抵抗線パターンR1,R2の断線を抑制できる。
<3.第3実施形態>
以下では、第3実施形態に係る動力伝達装置1について、図7を参照しながら説明する。
図7は、第3実施形態に係るトルク検出センサ340の断面図である。図7に示すように、トルク検出センサ340は、導体層L1を有する基板41と、固着層45と、第2固着層48とを有する。固着層45は、基板41の本体部411とダイヤフラム部221との間に位置する。固着層45は、基板41の本体部411の裏面に位置する。固着層45は、軸方向に一定の厚みを有する。本実施形態の固着層45は、第2固着層48の材料よりも流動性の低い材料でできている。
第2固着層48は、フレックスギア20を軸方向に見たときに、固着層45が位置しない領域に位置する。詳細には、第2固着層48は、基板41の裏面の、第1抵抗線パターンR1の径方向外側の折り返し部位r11と、第2抵抗線パターンR2の径方向内側の折り返し部位r12とに対向する領域に位置する。第2固着層48は、固着層45の材料よりも流動性の高い材料でできている。
固着層45に比べて、第2固着層48は、ダイヤフラム部221の歪みを基板41へ伝達しにくい。したがって、本実施形態の構造でも、基板41の裏面の全面に固着層45が存在する場合と比べれば、第1抵抗線パターンR1の径方向外側の折り返し部位r11、および第2抵抗線パターンR2の径方向内側の折り返し部位r12への、応力の集中を抑制できる。よって、抵抗線パターンR1,R2の断線を抑制できる。
<4.変形例>
以下では、変形例に係る動力伝達装置1について、図8を参照しながら説明する。
図8は、変形例に係るトルク検出センサ440の断面図である。図8に示すように、トルク検出センサ440は、導体層L1を有する基板41と、固着層49とを有する。固着層49は、基板41の本体部411とダイヤフラム部221との間に位置する。固着層49は、基板41の本体部411の裏面の一部に位置する。固着層49は、軸方向に一定の厚みを有する。
固着層49を挟んで基板41の本体部411とは反対側には、フレックスギア20のダイヤフラム部221が位置する。ダイヤフラム部221の半径方向の幅は、固着層49の半径方向の幅と略等しい。一方、導体層L1および本体部411の半径方向の幅は、ダイヤフラム部221および固着層49の半径方向の幅よりも長い。詳細には、基板41の本体部411の裏面には、第1抵抗線パターンR1の半径方向外側の折り返し部位r11に対向する領域と、第2抵抗線パターンR2の半径方向内側の折り返し部位r12に対向する領域とが半径方向にはみ出た状態で、固着層49が接着される。一方で、基板41の本体部411の裏面の、第1抵抗線r1および第2抵抗線r2に対向する領域と、第1抵抗線パターンR1の半径方向内側の折り返し部位r11に対向する領域と、第2抵抗線パターンR2の半径方向外側の折り返し部位r12に対向する領域とには、固着層49が接着される。
これにより、導体層L1のうちトルク検出のセンシング部に相当する領域は、本体部411および固着層49を介して、ダイヤフラム部221に固定される。一方、導体層L1のうち、仮にダイヤフラム部221に固着すると応力が集中し易い第1抵抗線パターンR1の半径方向外側の折り返し部位r11と、第2抵抗線パターンR2の半径方向内側の折り返し部位r12とは、ダイヤフラム部221には固定されていない。その結果、第1抵抗線パターンR1の半径方向外側の折り返し部位r11、および、第2抵抗線パターンR2の半径方向内側の折り返し部位r12で、断線が生じてしまうのを抑制することができる。
<5.その他の変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態には限定されない。
上記の実施形態では、固着層45,49は、軸方向に厚みを有していた。しかしながら、これに限らず、固着層が軸方向に厚みを有していなくてもよい。その場合でも、基板の裏面の折り返し部位に対応する領域が、ダイヤフラム部に固定されていなければ、折り返し部位にダイヤフラム部の歪みがダイレクトに伝わることを抑制できる。その結果、抵抗線パターンの断線を抑制できる。
上記の実施形態のフレックスギア20では、ダイヤフラム部221が、筒状部21の基端部から半径方向外側へ向けて広がっていた。しかしながら、ダイヤフラム部221は、筒状部21の基端部から半径方向内側へ向けて広がるものであってもよい。
また、上記の実施形態では、トルク検出の対象物が、フレックスギア20であった。しかしながら、上記実施形態と同等の構造を有するトルク検出センサ40を、フレックスギア20以外の円形体に掛かるトルクを検出するために、用いてもよい。
上記の実施形態の抵抗線パターンは、全て、円形体のトルクを検出するために用いられる抵抗線パターンである。これらの抵抗線パターンの数や位置は、適宜に設計変更可能である。その他、トルク検出センサおよび動力伝達装置の細部の構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更してもよい。また、上記の各実施形態および各変型例に登場した要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本願は、トルク検出センサおよび動力伝達装置に利用できる。
1 動力伝達装置
9 中心軸
10 インタナルギア
11 内歯
20 フレックスギア(円形体)
21 筒状部
22 平板部
23 外歯
30 波動発生器
31 カム
32 可撓性軸受
40 トルク検出センサ
41 基板
42 ホイートストンブリッジ回路
43 信号処理回路
45 固着層
221 ダイヤフラム部
222 肉厚部
411 本体部
412 フラップ部
L1 導体層
R1 第1抵抗線パターン
R2 第2抵抗線パターン
r1 抵抗線
r11 折り返し部位
r12 折り返し部位
r2 第2抵抗線

Claims (9)

  1. 円形体に掛かるトルクを検出するトルク検出センサであって、
    導体層を有する基板と、
    前記基板と前記円形体との間に位置する固着層と、
    を備え、
    前記導体層は、円弧状または円環状の抵抗線パターンを含み、
    前記抵抗線パターンは、
    前記円形体の半径方向に対して周方向一方側に一定角度傾斜した複数の抵抗線と、
    前記複数の抵抗線の端部同士を接続する複数の折り返し部位と、
    を含み、
    前記複数の抵抗線が、周方向に等間隔に配列されて、前記周方向に隣り合う前記抵抗線の端部同士が、前記半径方向の両側で交互に前記折り返し部位により接続されて、全体として直列に接続され、
    前記円形体を軸方向に見たときに、前記固着層は、前記折り返し部位を避けた領域に位置する、トルク検出センサ。
  2. 請求項1に記載のトルク検出センサであって、
    前記固着層は、前記軸方向に厚みを有する、トルク検出センサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のトルク検出センサであって、
    前記基板と前記円形体との間であって、前記円形体を軸方向にみたときに、前記固着層が位置しない領域に、スペーサが位置し、
    前記スペーサは前記基板に対して固着されていない、トルク検出センサ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のトルク検出センサであって、
    前記基板と前記円形体との間であって、前記円形体を軸方向にみたときに、前記固着層が位置しない領域に、前記第1固着層よりも流動性が高い第2固着層をさらに備える、トルク検出センサ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のトルク検出センサであって、
    前記固着層は、両面接着テープである、トルク検出センサ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のトルク検出センサであって、
    前記抵抗線パターンは、ホイートストンブリッジ回路に組み込まれる、トルク検出センサ。
  7. 請求項6に記載のトルク検出センサであって、
    前記ホイートストンブリッジ回路の出力信号に基づいて、前記円形体に掛かるトルクを検出する信号処理回路
    を備える、トルク検出センサ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のトルク検出センサと、
    前記円形体と、
    を有する動力伝達装置。
  9. 請求項8に記載の動力伝達装置であって、
    前記円形体は、
    軸方向に筒状に延びる可撓性の筒状部と、
    前記筒状部の外周面に設けられた複数の外歯と、
    前記筒状部の軸方向の一方側から半径方向外側または半径方向内側へ向けて広がる平板状のダイヤフラム部と、
    を有し、
    前記基板は、前記ダイヤフラム部に固定される、動力伝達装置。
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