JP7338936B2 - トルク検出センサおよび動力伝達装置 - Google Patents

トルク検出センサおよび動力伝達装置 Download PDF

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Description

本発明は、トルク検出センサおよび動力伝達装置に関する。
近年、ロボットの関節などに搭載される減速機の需要が急速に高まっている。従来の減速機については、例えば、特開2000―131160号公報および特開2005-69401号公報に記載されている。これらの公報では、減速後の回転数で回転する歯車に、歪みゲージが貼り付けられている。これにより、歯車に掛かるトルクの検出が可能となっている。
特開2000-131160号公報 特開2005-69401号公報
しかしながら、上記公報の構造では、歯車の周方向の数か所に、歪みゲージが離散的に貼り付けられている。各歪みゲージが検出するトルクは、歯車の局所的な一部分のトルクである。このような構造では、歯車の全周に掛かるトルクを、精度よく検出することが困難であった。
そこで、歯車の周方向の広い範囲(例えば全周)にわたって、歪みゲージを貼り付けることも考え得る。しかしながら、掛かる構成は、歯車が小径の場合には適用が困難である。
本発明の目的は、円形体に掛かるトルクを精度よく検出することができ、しかも小径の円形体にも適用可能なトルク検出センサを提供することを目的とする。
本願の観点では、円形体に掛かるトルクを検出するトルク検出センサであって、第1導体層と第2導体層とを有する基板を備えるトルク検出センサが提供される。前記第1導体層および前記第2導体層は、それぞれ、抵抗線パターンを含む。前記第1導体層および前記第2導体層の少なくともいずれか一方の前記抵抗線パターンは、前記円形体の半径方向に対して周方向一方側に傾斜した抵抗線が、周方向に複数配列されて直列的に接続された円弧状または円環状のパターンを含む。
本願の観点によれば、円形体に掛かるトルクを精度よく検出することができ、しかも小径の円形体にも適用可能なトルク検出センサが提供される。
図1は、第1実施形態に係る動力伝達装置の縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係る動力伝達装置の横断面図である。 図3は、第1実施形態に係るトルク検出センサの平面図である。 図4は、第1実施形態に係るトルク検出センサの裏面図である。 図5は、第1実施形態に係るホイートストンブリッジ回路の回路図である。 図6は、第2実施形態に係るトルク検出センサの平面図である。 図7は、第2実施形態に係るトルク検出センサの裏面図である。 図8は、第3実施形態に係るトルク検出センサの平面図である。 図9は、第3実施形態に係るトルク検出センサの裏面図である。 図10は、第4実施形態に係るトルク検出センサの平面図である。 図11は、第4実施形態に係るトルク検出センサの裏面図である。 図12は、第5実施形態に係るトルク検出センサの平面図である。 図13は、第5実施形態に係るトルク検出センサの裏面図である。
以下、本願の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、動力伝達装置の中心軸と平行な方向を「軸方向」、動力伝達装置の中心軸に直交する方向を「半径方向」、動力伝達装置の中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。ただし、上記の「平行な方向」は、略平行な方向も含む。また、上記の「直交する方向」は、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
<1-1.動力伝達装置の構成>
図1は、第1実施形態に係る動力伝達装置1の縦断面図である。図2は、図1のA-A位置から見た動力伝達装置1の横断面図である。この動力伝達装置1は、モータから得られる第1回転数の回転運動を、第1回転数よりも低い第2回転数に減速させつつ後段へ伝達する装置である。動力伝達装置1は、例えば、ロボットの関節に、モータとともに組み込まれて使用される。ただし、本発明の動力伝達装置は、アシストスーツ、無人運搬車などの他の装置に用いられるものであってもよい。
図1および図2に示すように、本実施形態の動力伝達装置1は、インタナルギア10、フレックスギア20、波動発生器30、およびトルク検出センサ40を備えている。
インタナルギア10は、内周面に複数の内歯11を有する円環状のギアである。インタナルギア10は、動力伝達装置1が搭載される装置の枠体に、例えばねじ止めで固定される。インタナルギア10は、中心軸9と同軸に配置される。また、インタナルギア10は、フレックスギア20の後述する筒状部21の半径方向外側に位置する。インタナルギア10の剛性は、フレックスギア20の筒状部21の剛性よりも、はるかに高い。このため、インタナルギア10は、実質的に剛体とみなすことができる。インタナルギア10は、円筒状の内周面を有する。複数の内歯11は、当該内周面において、周方向に一定のピッチで配列されている。各内歯11は、半径方向内側へ向けて突出する。
フレックスギア20は、可撓性を有する円環状のギアである。フレックスギア20は、中心軸9を中心として回転可能に支持される。フレックスギア20は、本発明における「円形体」の一例である。
本実施形態のフレックスギア20は、筒状部21と平板部22とを有する。筒状部21は、中心軸9の周囲において、軸方向に筒状に延びる。筒状部21の軸方向の先端は、波動発生器30の半径方向外側、かつ、インタナルギア10の半径方向内側に位置する。筒状部21は、可撓性を有するため、半径方向に変形可能である。特に、インタナルギア10の半径方向内側に位置する筒状部21の先端部は、自由端であるため、他の部分よりも大きく半径方向に変位可能である。
フレックスギア20は、複数の外歯23を有する。複数の外歯23は、筒状部21の軸方向の先端部付近の外周面において、周方向に一定のピッチで配列されている。各外歯23は、半径方向外側へ向けて突出する。上述したインタナルギア10が有する内歯11の数と、フレックスギア20が有する外歯23の数とは、僅かに相違する。
平板部22は、ダイヤフラム部221と肉厚部222とを有する。ダイヤフラム部221は、筒状部21の軸方向の基端部から、半径方向外側へ向けて平板状に広がり、かつ、中心軸9を中心として円環状に広がる。ダイヤフラム部221は、軸方向に僅かに撓み変形可能である。肉厚部222は、ダイヤフラム部221の半径方向外側に位置する、円環状の部分である。肉厚部222の軸方向の厚みは、ダイヤフラム部221の軸方向の厚みよりも、厚い。肉厚部222は、動力伝達装置1が搭載される装置の、駆動対象となる部品に、例えばねじ止めで固定される。
波動発生器30は、フレックスギア20の筒状部21に、周期的な撓み変形を発生させる機構である。波動発生器30は、カム31と可撓性軸受32とを有する。カム31は、中心軸9を中心として回転可能に支持される。カム31は、軸方向に視たときに楕円形の外周面を有する。可撓性軸受32は、カム31の外周面と、フレックスギア20の筒状部21の内周面との間に介在する。したがって、カム31と筒状部21とは、異なる回転数で回転できる。
可撓性軸受32の内輪は、カム31の外周面に接触する。可撓性軸受32の外輪は、フレックスギア20の内周面に接触する。このため、フレックスギア20の筒状部21は、カム31の外周面に沿った楕円形状に変形する。その結果、当該楕円の長軸の両端に相当する2箇所において、フレックスギア20の外歯23と、インタナルギア10の内歯11とが噛み合う。周方向の他の位置においては、外歯23と内歯11とが噛み合わない。
カム31は、直接または他の動力伝達機構を介して、モータに接続される。モータを駆動させると、カム31は、中心軸9を中心として第1回転数で回転する。これにより、フレックスギア20の上述した楕円の長軸も、第1回転数で回転する。そうすると、外歯23と内歯11との噛み合い位置も、周方向に第1回転数で変化する。また、上述の通り、インタナルギア10の内歯11の数と、フレックスギア20の外歯23の数とは、僅かに相違する。この歯数の差によって、カム31の1回転ごとに、外歯23と内歯11との噛み合い位置が、周方向に僅かに変化する。その結果、インタナルギア10に対してフレックスギア20が、中心軸9を中心として、第1回転数よりも低い第2回転数で回転する。したがって、フレックスギア20から、減速された第2回転数の回転運動を取り出すことができる。
<1-2.トルク検出センサについて>
トルク検出センサ40は、フレックスギア20に掛かる周方向のトルクを検出するセンサである。図1に示すように、本実施形態では、円板状のダイヤフラム部221の円形の表面に、トルク検出センサ40が固定されている。
図3は、トルク検出センサ40を軸方向に視た平面図である。図4は、トルク検出センサ40を軸方向に視た裏面図である。図3および図4に示すように、トルク検出センサ40は、基板41を備える。本実施形態の基板41は、両面が柔軟に変形可能な両面フレキシブル基板である。基板41は、中心軸9を中心とする円環状の本体部411と、本体部411から半径方向外側へ向けて突出したフラップ部412とを有する。基板41は、第1導体層L1と、第2導体層L2とを有する。本実施形態の第1導体層L1は、基板41の軸方向における一方側の端面(表面)に位置する表面導体層である。本実施形態の第2導体層L2は、基板41の軸方向における他方側の端面(裏面)に位置する裏面導体層である。
図3に示すように、第1導体層L1は、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含む。後述するように、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2は、ホイートストンブリッジ回路42に組み込まれる。別の言い方をすれば、本体部411の表面にホイートストンブリッジ回路42が実装されている。また、信号処理回路43が、フラップ部412に実装されている。
第1抵抗線パターンR1は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状または円環状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約360°の範囲に、第1抵抗線パターンR1が設けられている。第1抵抗線パターンR1の材料には、例えば、銅または銅を含む合金が用いられる。第1抵抗線パターンR1には、複数の第1抵抗線r1が含まれる。複数の第1抵抗線r1は、互いに略平行な姿勢で、周方向に等間隔に配列される。第1抵抗線パターンR1においては、周方向に隣り合う第1抵抗線r1同士が、半径方向の一方側と他方側とで交互に接続されて、全体として直列に接続されている。各第1抵抗線r1は、基板41の軸方向における一方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向一方側に傾斜している。半径方向に対する第1抵抗線r1の傾斜角度は、例えば45°とされる。
第2抵抗線パターンR2は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状または円環状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約360°の範囲に、第2抵抗線パターンR2が設けられている。第2抵抗線パターンR2の材料には、例えば、銅または銅を含む合金が用いられる。第2抵抗線パターンR2は、第1抵抗線パターンR1よりも、半径方向内側に位置する。すなわち、第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とは、互いに重ならない位置に配置される。第2抵抗線パターンR2には、複数の第2抵抗線r2が含まれる。複数の第2抵抗線r2は、互いに略平行な姿勢で、周方向に等間隔に配列される。第2抵抗線パターンR2においては、周方向に隣り合う第2抵抗線r2同士が、半径方向の一方側と他方側とで交互に接続されて、全体として直列に接続されている。各第2抵抗線r2は、基板41の軸方向における一方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向他方側に傾斜している。半径方向に対する第2抵抗線r2の傾斜角度は、例えば-45°とされる。
図5は、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含むホイートストンブリッジ回路42の回路図である。図5に示すように、本実施形態のホイートストンブリッジ回路42は、第1抵抗線パターンR1、第2抵抗線パターンR2、第1固定抵抗Ra、および第2固定抵抗Rbを含む。第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とは、直列に接続される。第1固定抵抗Raと第2固定抵抗Rbとは、直列に接続される。そして、電源電圧の+極と-極との間において、2つの抵抗線パターンR1,R2の列と、2つの固定抵抗Ra,Rbの列とが、並列に接続される。また、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の中点M1と、第1固定抵抗Raおよび第2固定抵抗Rbの中点M2とが、電圧計Vに接続される。
第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の各抵抗値は、フレックスギア20に掛かるトルクに応じて変化する。例えば、フレックスギア20に、軸方向の一方側から視たときに、中心軸9を中心として周方向の一方側へ向かうトルクが掛かると、第1抵抗線パターンR1の抵抗値が低下し、第2抵抗線パターンR2の抵抗値が増加する。一方、フレックスギア20に、軸方向の一方側から視たときに、中心軸9を中心として周方向の他方側へ向かうトルクが掛かると、第1抵抗線パターンR1の抵抗値が増加し、第2抵抗線パターンR2の抵抗値が低下する。このように、第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とは、トルクに対して互いに逆向きの抵抗値変化を示す。
そして、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の各抵抗値が変化すると、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の中点M1と、第1固定抵抗Raおよび第2固定抵抗Rbの中点M2との間の電位差が変化するので、電圧計Vの計測値が変化する。したがって、この電圧計Vの計測値に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクの向きおよび大きさを検出することができる。
信号処理回路43は、電圧計Vにより計測される中点M1,M2の間の電位差信号に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクを検出するための回路である。別の言い方をすれば、信号処理回路43は、ホイートストンブリッジ回路42の出力信号に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクを検出する。第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含むホイートストンブリッジ回路42は、信号処理回路43と電気的に接続されている。信号処理回路43には、例えば、中点M1,M2の間の電位差を増幅する増幅器や、増幅後の電気信号に基づいて、トルクの向きおよび大きさを算出するための回路が含まれる。検出されたトルクは、有線または無線により信号処理回路43に接続された外部の装置へ出力される。
トルク検出センサ40は、例えば両面接着テープにより、フレックスギア20のダイヤフラム部221に固定される。具体的には、ダイヤフラム部221の表面と、基板41の裏面とが、両面接着テープを介して固定される。両面接着テープは、接着力を有する材料がテープ状に成形されて、形状を維持できる程度に硬化されたものである。このような両面接着テープを用いれば、流動性を有する接着剤を用いる場合よりも、ダイヤフラム部221に対するトルク検出センサ40の固定作業が容易となる。また、作業者による固定作業のばらつきを低減できる。
また、図3に示すように、第1導体層L1は、第3抵抗線パターンR3を含む。第3抵抗線パターンR3は、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2とともに、本体部411の表面に実装されている。第3抵抗線パターンR3は、信号処理回路43と電気的に接続されている。第3抵抗線パターンR3の材料には、例えば、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2と同じ銅または銅を含む合金が用いられる。
第3抵抗線パターンR3は、フレックスギア20の周方向に沿って、円弧状または円環状に延びるパターンである。このため、周方向のトルクによる第3抵抗線パターンR3の抵抗値の変化は、極めて小さい。したがって、第3抵抗線パターンR3の抵抗値は、温度による変化が支配的となる。したがって、第3抵抗線パターンR3の抵抗値を測定すれば、フレックスギア20の温度または環境温度を反映した信号を取得できる。
信号処理回路43は、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含むホイートストンブリッジ回路42からの出力信号を、第3抵抗線パターンR3の抵抗値で補正する。具体的には、ホイートストンブリッジ回路42からの出力信号の値を、温度による変化をキャンセルする方向に増加または減少させる。そして、補正後の出力信号に基づいて、トルクを検出する。このようにすれば、安価な銅または銅を含む合金を使用しつつ、温度変化の影響を抑制して、フレックスギア20に掛かるトルクを精度よく検出できる。
また、図4に示すように、第2導体層L2は、スラスト歪み検出用のパターンである第4抵抗線パターンR4および第5抵抗線パターンR5を含む。また、第4抵抗線パターンR4および第5抵抗線パターンR5は、信号処理回路43と電気的に接続されている。第4抵抗線パターンR4および第5抵抗線パターンR5の材料には、例えば、銅または銅を含む合金が用いられる。
第4抵抗線パターンR4は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状または円環状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約360°の範囲に、第4抵抗線パターンR4が設けられている。第4抵抗線パターンR4は、軸方向において第1抵抗線パターンR1と重複する位置に位置する。第4抵抗線パターンR4には、複数の第4抵抗線r4が含まれる。複数の第4抵抗線r4は、互いに略平行な姿勢で、周方向に等間隔に配列される。第4抵抗線パターンR4においては、周方向に隣り合う第4抵抗線r4同士が、半径方向の一方側と他方側とで交互に接続されて、全体として直列に接続されている。各第4抵抗線r4は、フレックスギア20の半径方向に延びている。
第5抵抗線パターンR5は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状または円環状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約360°の範囲に、第5抵抗線パターンR5が設けられている。第5抵抗線パターンR5は、第4抵抗線パターンR4よりも、半径方向内側に位置する。具体的には、第5抵抗線パターンR5は、軸方向において第2抵抗線パターンR2と重複する位置に位置する。第5抵抗線パターンR5には、複数の第5抵抗線r5が含まれる。複数の第5抵抗線r5は、互いに略平行な姿勢で、周方向に等間隔に配列される。第5抵抗線パターンR5においては、周方向に隣り合う第5抵抗線r5同士が、半径方向の一方側と他方側とで交互に接続されて、全体として直列に接続されている。各第5抵抗線r5は、フレックスギア20の半径方向に延びている。
このように、第4抵抗線パターンR4に含まれる第4抵抗線r4と、第5抵抗線パターンR5に含まれる第5抵抗線r5とは、いずれも半径方向に延びる。このため、周方向のトルクによる第4抵抗線パターンR4および第5抵抗線パターンR5の抵抗値の変化は、極めて小さい。ただし、フレックスギア20のダイヤフラム部221が軸方向に変位すると、第4抵抗線パターンR4および第5抵抗線パターンR5の抵抗値は、大きく変化する。したがって、第4抵抗線パターンR4および第5抵抗線パターンR5の各抵抗値を測定すれば、ダイヤフラム部221の軸方向の変位量を反映した信号を取得できる。
信号処理回路43は、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含むホイートストンブリッジ回路42からの出力信号を、第4抵抗線パターンR4および第5抵抗線パターンR5の各抵抗値で補正する。具体的には、ホイートストンブリッジ回路42からの出力信号の値を、ダイヤフラム部221の軸方向の変位の影響をキャンセルする方向に、増加または減少させる。そして、補正後の出力信号に基づいて、トルクを検出する。このようにすれば、ダイヤフラム部221の軸方向の変位の影響を抑制して、フレックスギア20に掛かるトルクを精度よく検出できる。
さらに言えば、第4抵抗線パターンR4と第5抵抗線パターンR5とでスラスト歪み検出用のホイートストンブリッジ回路(図示省略)を形成してもよい。その場合、スラスト歪み検出用のホイートストンブリッジ回路からの出力信号に基づいて、ダイヤフラム部221の軸方向の変位量を、より精度よく検出できる。したがって、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含むホイートストンブリッジ回路42からの出力信号に対する補正値を、より適正に算出できる。
<1-3.まとめ>
以上のように、本実施形態の動力伝達装置1では、トルク検出センサ40により、フレックスギア20に掛かるトルクを検出できる。したがって、検出したトルクを、動力伝達装置1が搭載される装置の制御や、故障検出に用いることができる。特に、本実施形態では、トルク検出センサ40が、動力伝達装置1の構成部品のうち、最も出力側の部品であるフレックスギア20に固定されている。このようにすれば、フレックスギア20に出力側から掛かる外力を、トルク検出センサ40により精度よく検出することができる。したがって、例えば、外力を検出したときに装置を緊急停止させるような制御を、応答性よく行うことができる。
特に、本実施形態のトルク検出センサ40では、フレックスギア20の周方向の一部分のみに歪みゲージを取り付けるのではなく、フレックスギア20の周方向の略全周に渡って、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を設ける。これにより、フレックスギア20に掛かるトルクを、より精度よく検出できる。
また、本実施形態のトルク検出センサ40においては、基板41は、第1導体層L1と第2導体層L2とを有する。第1導体層L1は、第1抵抗線パターンR1、第2抵抗線パターンR2、および第3抵抗線パターンR3を含む。第2導体層L2は、第4抵抗線パターンR4および第5抵抗線パターンR5を含む。第1導体層L1の抵抗線パターンR1,R2,R3と、第2導体層L2の抵抗線パターンR4,R5とは、軸方向において部分的に重複する。これにより、基板41において抵抗線パターンR1~R5を配置するためのスペースを確保しつつ、基板41を径方向に小型化することができる。よって、小型のフレックスギア20にも適用可能なトルク検出センサ40が実現する。
また、本実施形態のトルク検出センサ40においては、第1導体層L1は表面導体層であり、第2導体層L2は裏面導体層である。これにより、トルク検出センサ40を薄型化することができる。
また、本実施形態のトルク検出センサ40においては、第1導体層L1は、抵抗線パターンR1,R2を含む。また、第2導体層L2は、スラスト歪み検出用のパターンである抵抗線パターンR4,R5を含む。これにより、ダイヤフラム部221の軸方向の歪みを考慮に入れた上で、ダイヤフラム部221に掛かるトルクを検出することができる。
また、本実施形態のトルク検出センサ40においては、第1導体層L1は、第3抵抗線パターンR3を含む。これにより、ダイヤフラム部221の温度または環境温度を考慮に入れた上で、ダイヤフラム部221に掛かるトルクを検出することができる。
また、本実施形態のトルク検出センサ40においては、導体層L1,L2の材料は、銅または銅を含む合金である。これにより、トルク検出センサ40の材料費を抑えることができる。また、通常のプリント配線基板と同様の製造工程で、トルク検出センサ40を製造できる。
また、本実施形態のトルク検出センサ40においては、抵抗線パターンR1,R2は、ホイートストンブリッジ回路42に組み込まれる。これにより、ホイートストンブリッジ回路42を用いて、フレックスギア20に掛かるトルクを精度よく検出することができる。
また、本実施形態の動力伝達装置1においては、フレックスギア(円形体)20は、筒状部21と、外歯23と、ダイヤフラム部221とを有する。そして、基板41は、ダイヤフラム部221に固定される。これにより、フレックスギア20のダイヤフラム部221に掛かるトルクを検出することができる。
<2.第2実施形態>
続いて、第2実施形態に係るトルク検出センサ40について、説明する。図6は、本実施形態に係るトルク検出センサ40の平面図である。図7は、本実施形態に係るトルク検出センサ40の裏面図である。このトルク検出センサ40は、第1導体層L1に第1抵抗線パターンR1と第6抵抗線パターンR6を含む一方、第2導体層L2に第4抵抗線パターンR4と第7抵抗線パターンR7とを含む点が、第1実施形態と相違する。以下の説明においては、第1実施形態に示したのと同様の構成・機能の部分については、同一の符号を付すことにより、重複説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の第1導体層L1は、第1抵抗線パターンR1と第6抵抗線パターンR6とを含む。すなわち、第1抵抗線パターンR1および第6抵抗線パターンR6は、基板41の表面に実装されている。第1抵抗線パターンR1の形状は、第1実施形態の第1抵抗線パターンR1の形状と、同等である。第1抵抗線パターンR1および第6抵抗線パターンR6は、信号処理回路43と電気的に接続されている。
第6抵抗線パターンR6は、1本の導体が曲折しながら延びる、全体として円弧状または円環状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約360°の範囲に、第6抵抗線パターンR6が設けられている。第6抵抗線パターンR6の材料には、例えば、銅または銅を含む合金が用いられる。第6抵抗線パターンR6には、複数の第6抵抗線r6が含まれる。複数の第6抵抗線r6は、互いに略平行な姿勢で、周方向に等間隔に配列される。第6抵抗線パターンR6においては、周方向に隣り合う第6抵抗線r6同士が、半径方向の一方側と他方側とで交互に接続されて、全体として直列に接続されている。各第6抵抗線r6は、フレックスギア20の半径方向に延びている。
図7に示すように、本実施形態の第2導体層L2は、第4抵抗線パターンR4と第7抵抗線パターンR7とを含む。すなわち、第4抵抗線パターンR4および第7抵抗線パターンR7は、基板41の裏面に実装されている。第4抵抗線パターンR4の形状は、第1実施形態の第4抵抗線パターンR4の形状と、同等である。第4抵抗線パターンR4および第7抵抗線パターンR7は、信号処理回路43と電気的に接続されている。上述の第1抵抗線パターンR1および第7抵抗線パターンR7は、ホイートストンブリッジ回路42に組み込まれる。
第7抵抗線パターンR7は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状または円環状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約360°の範囲に、第7抵抗線パターンR7が設けられている。第7抵抗線パターンR7の材料には、例えば、銅または銅を含む合金が用いられる。第7抵抗線パターンR7には、複数の第7抵抗線r7が含まれる。複数の第7抵抗線r7は、互いに略平行な姿勢で、周方向に等間隔に配列される。第7抵抗線パターンR7においては、周方向に隣り合う第7抵抗線r7同士が、半径方向の一方側と他方側とで交互に接続されて、全体として直列に接続されている。各第7抵抗線r7は、基板41の軸方向における他方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向一方側に傾斜している。半径方向に対する第7抵抗線r7の傾斜角度は、例えば45°とされる。
第1抵抗線パターンR1および第7抵抗線パターンR7の各抵抗値は、フレックスギア20に掛かるトルクに応じて変化する。例えば、フレックスギア20に、軸方向の一方側から視たときに、中心軸9を中心として周方向の一方側へ向かうトルクが掛かると、第1抵抗線パターンR1の抵抗値が低下し、第7抵抗線パターンR7の抵抗値が増加する。一方、フレックスギア20に、軸方向の一方側から視たときに、中心軸9を中心として周方向の他方側へ向かうトルクが掛かると、第1抵抗線パターンR1の抵抗値が増加し、第7抵抗線パターンR7の抵抗値が低下する。このように、第1抵抗線パターンR1と第7抵抗線パターンR7とは、トルクに対して互いに逆向きの抵抗値の変化を示す。本実施形態では、この性質を利用して、ホイートストンブリッジ回路42に設けられた電圧計Vの計測値に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクの向きおよび大きさを検出することができる。
本実施形態のトルク検出センサ40においては、第1導体層L1の抵抗線パターンR1,R6と、第2導体層L2の抵抗線パターンR4,R7とが、軸方向において部分的に重複する。これにより、基板41において抵抗線パターンR1,R4,R6,R7を配置するためのスペースを確保しつつ、基板41を径方向に小型化することができる。よって、小型のフレックスギア20にも適用可能なトルク検出センサ40が実現する。
なお、本実施形態では、フレックスギア20の温度または環境温度を反映した信号を取得するための抵抗線パターンは、設けられていない。このように、第1実施形態の第3抵抗線パターンR3に相当する抵抗線パターンは、省略してもよい。
<3.第3実施形態>
続いて、第3実施形態に係るトルク検出センサ40について、説明する。図8は、本実施形態に係るトルク検出センサ40の平面図である。図9は、本実施形態に係るトルク検出センサ40の裏面図である。このトルク検出センサ40は、第1導体層L1に第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とを含む一方、第2導体層L2に第3抵抗線パターンR3を含む点が、第1~第2実施形態と相違する。
図8に示すように、本実施形態の第1導体層L1は、第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とを含む。すなわち、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2は、基板41の表面に実装されている。第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2は、信号処理回路43と電気的に接続されている。第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2は、ホイートストンブリッジ回路42に組み込まれる。
第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の形状は、第1実施形態の第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2の形状と、同等である。このため、本実施形態においても、第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2とは、トルクに対して互いに逆向きの抵抗値の変化を示す。本実施形態では、この性質を利用して、ホイートストンブリッジ回路42に設けられた電圧計Vの計測値に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクの向きおよび大きさを検出することができる。
また、図9に示すように、本実施形態の第2導体層L2は、第3抵抗線パターンR3を含む。すなわち、第3抵抗線パターンR3は、基板41の裏面に実装されている。第3抵抗線パターンR3の形状は、第1実施形態の第3抵抗線パターンR3の形状と、同等である。このため、本実施形態においても、第3抵抗線パターンR3の抵抗値を測定すれば、フレックスギア20の温度または環境温度を反映した信号を取得できる。信号処理回路43は、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2を含むホイートストンブリッジ回路42からの出力信号を、第3抵抗線パターンR3の抵抗値で補正する。具体的には、ホイートストンブリッジ回路42からの出力信号の値を、温度による変化をキャンセルする方向に増加または減少させる。そして、補正後の出力信号に基づいて、トルクを検出する。このようにすれば、温度変化の影響を抑制して、フレックスギア20に掛かるトルクを精度よく検出できる。
特に、本実施形態では、軸方向に視たときに、第1抵抗線パターンR1と第2抵抗線パターンR2との間の半径方向の隙間に、第3抵抗線パターンR3が配置されている。このようにすれば、第1抵抗線パターンR1および第2抵抗線パターンR2のいずれとも近接した位置に、温度補正用の第3抵抗線パターンR3を配置できる。よって、第3抵抗線パターンR3の抵抗値に基づいて、ホイートストンブリッジ回路42の出力信号に対する補正値を、より適正に算出できる。
<4.第4実施形態>
続いて、第4実施形態に係るトルク検出センサ40について、説明する。図10は、本実施形態に係るトルク検出センサ40の平面図である。図11は、本実施形態に係るトルク検出センサ40の裏面図である。このトルク検出センサ40は、第1導体層L1に第1抵抗線パターンR1を含む一方、第2導体層L2に第3抵抗線パターンR3および第7抵抗線パターンR7を含む点が、第1~第3実施形態と相違する。
図10に示すように、本実施形態の第1導体層L1は、第1抵抗線パターンR1を含む。すなわち、第1抵抗線パターンR1は、基板41の表面に実装されている。第1抵抗線パターンR1の形状は、第1実施形態の第1抵抗線パターンR1の形状と、同等である。第1抵抗線パターンR1は、信号処理回路43と電気的に接続されている。
図11に示すように、本実施形態の第2導体層L2は、第3抵抗線パターンR3および第7抵抗線パターンR7を含む。すなわち、第3抵抗線パターンR3および第7抵抗線パターンR7は、基板41の裏面に実装されている。第3抵抗線パターンR3および第7抵抗線パターンR7は、信号処理回路43と電気的に接続されている。第1抵抗線パターンR1および第7抵抗線パターンR7は、ホイートストンブリッジ回路42に組み込まれる。
第1抵抗線パターンR1の形状は、第2実施形態の第1抵抗線パターンR1の形状と、同等である。また、第7抵抗線パターンR7の形状は、第2実施形態の第7抵抗線パターンR7の形状と、同等である。このため、本実施形態においても、第1抵抗線パターンR1と第7抵抗線パターンR7とは、トルクに対して互いに逆向きの対抗値の変化を示す。本実施形態では、この性質を利用して、フレックスギア20に掛かるトルクの向きおよび大きさを検出することができる。
また、第3抵抗線パターンR3の形状は、第1実施形態の第3抵抗線パターンR3の形状と、同等である。このため、本実施形態においても、第3抵抗線パターンR3の抵抗値を測定すれば、フレックスギア20の温度または環境温度を反映した信号を取得できる。信号処理回路43は、第1抵抗線パターンR1および第7抵抗線パターンR7を含むホイートストンブリッジ回路42からの出力信号を、第3抵抗線パターンR3の抵抗値で補正する。具体的には、ホイートストンブリッジ回路42からの出力信号の値を、温度による変化をキャンセルする方向に増加または減少させる。そして、補正後の出力信号に基づいて、トルクを検出する。このようにすれば、温度変化の影響を抑制して、フレックスギア20に掛かるトルクを精度よく検出できる。
<5.第5実施形態>
続いて、第5実施形態に係るトルク検出センサ40について、説明する。図12は、本実施形態に係るトルク検出センサ40の平面図である。図13は、本実施形態に係るトルク検出センサ40の裏面図である。このトルク検出センサ40は、第1導体層L1に第8抵抗線パターンR8、第9抵抗線パターンR9、第10抵抗線パターンR10、および第11抵抗線パターンR11を含む一方、第2導体層L2に第12抵抗線パターンR12、第13抵抗線パターンR13、第14抵抗線パターンR14、および第15抵抗線パターンR15を含む点が、第1~第4実施形態と相違する。
図12に示すように、本実施形態の第1導体層L1は、第8抵抗線パターンR8、第9抵抗線パターンR9、第10抵抗線パターンR10、および第11抵抗線パターンR11を含む。すなわち、第8抵抗線パターンR8、第9抵抗線パターンR9、第10抵抗線パターンR10、および第11抵抗線パターンR11は、基板41の表面に実装されている。第8抵抗線パターンR8、第9抵抗線パターンR9、第10抵抗線パターンR10、および第11抵抗線パターンR11は、信号処理回路43と電気的に接続されている。
第8抵抗線パターンR8は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約180°の範囲に、第8抵抗線パターンR8が、半円状に設けられている。第8抵抗線パターンR8には、複数の第8抵抗線r8が含まれる。複数の第8抵抗線r8は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。各第8抵抗線r8は、軸方向の一方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向一方側に傾斜している。半径方向に対する第8抵抗線r8の傾斜角度は、例えば45°とされる。
第9抵抗線パターンR9は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約180°の範囲に、第9抵抗線パターンR9が、半円状に設けられている。第9抵抗線パターンR9には、複数の第9抵抗線r9が含まれる。複数の第9抵抗線r9は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。各第9抵抗線r9は、軸方向の一方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向他方側に傾斜している。半径方向に対する第9抵抗線r9の傾斜角度は、例えば-45°とされる。
第8抵抗線パターンR8と第9抵抗線パターンR9とは、同心かつ線対称に配置される。具体的には、軸方向の一方側から視たときに、中心軸9を通る仮想直線Lに対して、一方側に第8抵抗線パターンR8が配置され、他方側に第9抵抗線パターンR9が配置される。また、第8抵抗線パターンR8と第9抵抗線パターンR9とは、中心軸9に対する径が同一である。
第10抵抗線パターンR10は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約180°の範囲に、第10抵抗線パターンR10が、半円状に設けられている。第10抵抗線パターンR10は、第8抵抗線パターンR8よりも径方向内方側に位置している。第10抵抗線パターンR10には、複数の第10抵抗線r10が含まれる。複数の第10抵抗線r10は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。各第10抵抗線r10は、軸方向の一方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向他方側に傾斜している。半径方向に対する第10抵抗線r10の傾斜角度は、例えば-45°とされる。
第11抵抗線パターンR11は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約180°の範囲に、第11抵抗線パターンR11が、半円状に設けられている。第11抵抗線パターンR11は、第9抵抗線パターンR9よりも径方向内方側に位置している。第11抵抗線パターンR11には、複数の第11抵抗線r11が含まれる。複数の第11抵抗線r11は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。各第11抵抗線r11は、軸方向の一方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向一方側に傾斜している。半径方向に対する第11抵抗線r11の傾斜角度は、例えば45°とされる。
第10抵抗線パターンR10と第11抵抗線パターンR11とは、同心かつ線対称に配置される。具体的には、軸方向の一方側から視たときに、中心軸9を通る仮想直線Lに対して、一方側に第10抵抗線パターンR10が配置され、他方側に第11抵抗線パターンR11が配置される。また、第10抵抗線パターンR10と第11抵抗線パターンR11とは、中心軸9に対する径が同一である。
図13に示すように、本実施形態の第2導体層L2は、第12抵抗線パターンR12、第13抵抗線パターンR13、第14抵抗線パターンR14、および第15抵抗線パターンR15を含む。すなわち、第12抵抗線パターンR12、第13抵抗線パターンR13、第14抵抗線パターンR14、および第15抵抗線パターンR15は、基板41の裏面に実装されている。第12抵抗線パターンR12、第13抵抗線パターンR13、第14抵抗線パターンR14、および第15抵抗線パターンR15は、信号処理回路43と電気的に接続されている。
第12抵抗線パターンR12は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約180°の範囲に、第12抵抗線パターンR12が、半円状に設けられている。第12抵抗線パターンR12には、複数の第12抵抗線r12が含まれる。複数の第12抵抗線r12は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。各第12抵抗線r12は、軸方向の他方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向一方側に傾斜している。半径方向に対する第12抵抗線r12の傾斜角度は、例えば45°とされる。すなわち、第12抵抗線パターンR12は、軸方向に視たときに、第9抵抗線パターンR9と重複している。
第13抵抗線パターンR13は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約180°の範囲に、第13抵抗線パターンR13が、半円状に設けられている。第13抵抗線パターンR13には、複数の第13抵抗線r13が含まれる。複数の第13抵抗線r13は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。各第13抵抗線r13は、軸方向の他方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向他方側に傾斜している。半径方向に対する第9抵抗線r9の傾斜角度は、例えば-45°とされる。すなわち、第13抵抗線パターンR13は、軸方向に視たときに、第8抵抗線パターンR8と重複している。
第12抵抗線パターンR12と第13抵抗線パターンR13とは、同心かつ線対称に配置される。具体的には、軸方向の他方側から視たときに、中心軸9を通る仮想直線Lに対して、一方側に第12抵抗線パターンR12が配置され、他方側に第13抵抗線パターンR13が配置される。また、第12抵抗線パターンR12と第13抵抗線パターンR13とは、中心軸9に対する径が同一である。
第14抵抗線パターンR14は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約180°の範囲に、第14抵抗線パターンR14が、半円状に設けられている。第14抵抗線パターンR14は、第12抵抗線パターンR12よりも径方向内方側に位置している。第14抵抗線パターンR14には、複数の第14抵抗線r14が含まれる。複数の第14抵抗線r14は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。各第14抵抗線r14は、軸方向の他方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向他方側に傾斜している。半径方向に対する第10抵抗線r10の傾斜角度は、例えば-45°とされる。すなわち、第14抵抗線パターンR14は、軸方向に視たときに、第11抵抗線パターンR11と重複している。
第15抵抗線パターンR15は、1本の導体が曲折しながら周方向に延びる、全体として円弧状のパターンである。本実施形態では、中心軸9の周囲の約180°の範囲に、第15抵抗線パターンR15が、半円状に設けられている。第15抵抗線パターンR15は、第13抵抗線パターンR13よりも径方向内方側に位置している。第15抵抗線パターンR15には、複数の第15抵抗線r15が含まれる。複数の第15抵抗線r15は、互いに略平行な姿勢で、周方向に配列される。各第15抵抗線r15は、軸方向の他方側から視たときに、フレックスギア20の半径方向に対して、周方向一方側に傾斜している。半径方向に対する第11抵抗線r11の傾斜角度は、例えば45°とされる。すなわち、第15抵抗線パターンR15は、軸方向に視たときに、第10抵抗線パターンR10と重複している。
第14抵抗線パターンR14と第15抵抗線パターンR15とは、同心かつ線対称に配置される。具体的には、軸方向の他方側から視たときに、中心軸9を通る仮想直線Lに対して、一方側に第14抵抗線パターンR14が配置され、他方側に第15抵抗線パターンR15が配置される。また、第14抵抗線パターンR14と第15抵抗線パターンR15とは、中心軸9に対する径が同一である。
第8抵抗線パターンR8~第15抵抗線パターンR15は、ホイートストンブリッジ回路に組み込まれる。例えば、第8抵抗線パターンR8と第13抵抗線パターンR13とを直列に接続したものR8+13と、第9抵抗線パターンR9と第12抵抗線パターンR12とを直列に接続したものR9+12と、第10抵抗線パターンR10と第15抵抗線パターンR15とを直列に接続したものR10+15と、第11抵抗線パターンR11と第14抵抗線パターンR14とを直列に接続したものR11+14とが、ホイートストンブリッジ回路42に組み込まれる。
本実施形態においては、抵抗線パターンR8+13と、抵抗線パターンR9+12とは、トルクに対して互いに逆向きの抵抗値の変化を示す。また、抵抗線パターンR10+15と、抵抗線パターンR11+14とは、トルクに対して互いに逆向きの抵抗値の変化を示す。本実施形態では、この性質を利用して、ホイートストンブリッジ回路42に設けられた電圧計Vの計測値に基づいて、フレックスギア20に掛かるトルクの向きおよび大きさを検出することができる。
上述のように、本実施形態においては、軸方向に視たときに重複するパターン同士を直列に繋ぐことにより、抵抗値をより大きく出来ている。別の言い方をすれば、基板41の両面を利用して抵抗線パターンを効率よく配置出来ている。したがって、トルク検出センサ40のセンサ感度を向上することができる。
動力伝達装置1の駆動時には、フレックスギア20のダイヤフラム部221が、僅かに軸方向に変位する。この軸方向の変位量は、ダイヤフラム部221の半径方向の位置によって異なる。そして、ダイヤフラム部221の軸方向の変位は抵抗線パターンR8~R15の抵抗値にも影響する。しかしながら、本実施形態では、抵抗線パターンR8+13と、抵抗線パターンR9+12とが、中心軸9に対して同径の位置に配置される。同様に、抵抗線パターンR10+15と、抵抗線パターンR11+14とが、中心軸9に対して同径の位置に配置される。このため、ダイヤフラム部221の軸方向の変位により、抵抗線パターンR8+13と、抵抗線パターンR9+12とが、同じように変化する。同様に、抗線パターンR10+15と、抵抗線パターンR11+14とが、同じように変化する。それ故に、ホイートストンブリッジ回路42の電圧計Vの検出値が、軸方向の変位の影響を受け難い。したがって、ダイヤフラム部221の軸方向の変位の影響を抑えて、フレックスギア20に掛かる周方向のトルクを精度よく検出できる。
本実施形態のトルク検出センサ40においては、第1導体層L1の抵抗線パターンR8~R11と、第2導体層L2の抵抗線パターンR12~R15とが、軸方向において部分的に重複する。これにより、基板41において抵抗線パターンR8~R15を配置するためのスペースを確保しつつ、基板41を径方向に小型化することができる。よって、小型のフレックスギア20にも適用可能なトルク検出センサ40が実現する。
<6.変形例>
以上、本発明の第1~第5実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態には限定されない。
上記の実施形態では、第1導体層L1は基板41の表面導体層であり、第2導体層は基板41の裏面導体層であった。しかしながら、第1導体層L1を基板の裏面導体層とし、第2導体層L2を基板の表面導体層としてもよい。すなわち、基板のいずれの面をフレックスギアのダイヤフラム部の表面に固定するかは、任意である。
上記の実施形態では、基板は、表面導体層と裏面導体層とを有していた。しかしながら、基板が中間導体層をさらに備えていてもよい。その場合、第1導体層は、表面導体層、裏面導体層、および中間導体層のいずれかであり、第2導体層は、表面導体層、裏面導体層、および中間導体層の他のいずれかであることにしてもよい。あるいは、表面導体層、裏面導体層、および中間導体層の全ての層に、上述した抵抗線パターンのいずれかが配置されていてもよい。これにより、多層構造の基板の各層に、抵抗線パターンを配置できる。その結果、基板を径方向により小型化することができる。
上記の第5実施形態においては、例えば、第8抵抗線パターンR8と第13抵抗線パターンR13とが、軸方向に視たときに、重複していた。すなわち、第8抵抗線パターンR8の第8抵抗線r8と、第13抵抗線パターンR13の第13抵抗線r13とが、軸方向に視たときに、互いに平行であった。しかしながら、これに代えて、第8抵抗線パターンR8の第8抵抗線r8と、第13抵抗線パターンR13の第13抵抗線r13とが、軸方向に視たときに交差することにしてもよい。斯かる場合、第8抵抗線r8と第13抵抗線r13との交差角度は任意である。その場合でも、基板41において抵抗線パターンを配置するためのスペースを確保しつつ、基板41を径方向に小型化することができる。よって、小型の円形体にも適用可能なトルク検出センサが実現する。
上記の実施形態では、ホイートストンブリッジ回路42および信号処理回路43の両方が、基板41に実装されていた。しかしながら、信号処理回路43は、基板41の外部に設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、各抵抗線パターンの材料に、銅または銅を含む合金が使用されていた。しかしながら、抵抗線パターンの材料に、コンスタンタン、SUS、アルミニウム等の他の金属を用いてもよい。また、抵抗線パターンの材料に、セラミックスや樹脂などの非金属材を用いてもよい。また、抵抗線パターンの材料に、導電性インクを用いてもよい。導電性インクを用いる場合には、基板41の表面に、導電性インクで各抵抗線パターンをプリントすればよい。
また、上記の実施形態のフレックスギア20では、ダイヤフラム部221が、筒状部21の基端部から半径方向外側へ向けて広がっていた。しかしながら、ダイヤフラム部221は、筒状部21の基端部から半径方向内側へ向けて広がるものであってもよい。
また、上記の実施形態では、トルク検出の対象物が、フレックスギア20であった。しかしながら、上記実施形態と同等の構造を有するトルク検出センサ40を、フレックスギア20以外の円形体に掛かるトルクを検出するために、用いてもよい。
上記の実施形態の抵抗線パターンは、全て、円形体の周方向の歪みを検出するために直接的にまたは間接的に用いられる抵抗線パターンである。これらの抵抗線パターンの数や位置は、適宜に設計変更可能である。その他、トルク検出センサおよび動力伝達装置の細部の構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更してもよい。また、上記の各実施形態および各変型例に登場した要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本願は、トルク検出センサおよび動力伝達装置に利用できる。
1 動力伝達装置
9 中心軸
10 インタナルギア
11 内歯
20 フレックスギア
21 筒状部
22 平板部
23 外歯
30 波動発生器
31 カム
32 可撓性軸受
40 トルク検出センサ
41 基板
42 ホイートストンブリッジ回路
43 信号処理回路
221 ダイヤフラム部
222 肉厚部
411 本体部
412 フラップ部
L 仮想直線
L1 導体層
L1 第1導体層
L2 第2導体層
R1~R15 抵抗線パターン
r1~r15 抵抗線

Claims (10)

  1. 円形体に掛かるトルクを検出するトルク検出センサであって、
    第1導体層と第2導体層とを有する基板
    を備え、
    前記第1導体層および前記第2導体層は、それぞれ、抵抗線パターンを含み、
    前記第1導体層および前記第2導体層の少なくともいずれか一方の前記抵抗線パターンは、前記円形体の半径方向に対して周方向一方側に傾斜した抵抗線が、周方向に複数配列されて直列的に接続された円弧状または円環状のパターンを含み、
    前記第1導体層および前記第2導体層の少なくともいずれかの前記抵抗線パターンは、
    前記円形体の周方向に沿って円弧状または円環状に延びるパターンを含み、
    前記抵抗線パターンは、ホイートストンブリッジ回路に組み込まれ、
    前記ホイートストンブリッジ回路の出力信号に基づいて、前記円形体に掛かるトルクを検出する信号処理回路を備え、
    前記信号処理回路は、前記ホイートストンブリッジ回路からの出力信号を、前記円弧状または円環状に延びるパターンの抵抗値で補正する、トルク検出センサ。
  2. 円形体に掛かるトルクを検出するトルク検出センサであって、
    第1導体層と第2導体層とを有する基板
    を備え、
    前記第1導体層および前記第2導体層は、それぞれ、抵抗線パターンを含み、
    前記第1導体層および前記第2導体層の少なくともいずれか一方の前記抵抗線パターンは、前記円形体の半径方向に対して周方向一方側に傾斜した抵抗線が、周方向に複数配列されて直列的に接続された円弧状または円環状のパターンを含み、
    前記円弧状または円環状のパターンは複数存在し、
    前記円弧状または円環状のパターンは前記円形体の半径方向において異なる位置に配置される、
    トルク検出センサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のトルク検出センサであって、
    前記基板は、表面導体層と裏面導体層とを有し、
    前記第1導体層は、前記表面導体層および前記裏面導体層のいずれか一方であり、
    前記第2導体層は、前記表面導体層および前記裏面導体層のいずれか他方であるトルク検出センサ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のトルク検出センサであって、
    前記基板は、表面導体層、裏面導体層、および中間導体層を有し、
    前記第1導体層は、前記表面導体層、前記裏面導体層、および中間導体層のいずれかであり、
    前記第2導体層は、前記表面導体層、前記裏面導体層、および中間導体層の他のいずれか一つである、トルク検出センサ。
  5. 請求項1または請求項2に記載のトルク検出センサであって、
    前記第1導体層および前記第2の導体層のいずれか他方の前記抵抗線パターンは、前記円形体の半径方向に延びる抵抗線が、周方向に複数配列されて直列的に接続された円弧状または円環状のパターンを含む、トルク検出センサ。
  6. 請求項に記載のトルク検出センサであって、
    前記基板は、両面フレキシブル基板である、トルク検出センサ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のトルク検出センサであって、
    前記導体層の材料は、銅または銅を含む合金である、トルク検出センサ。
  8. 請求項に記載のトルク検出センサであって、
    前記信号処理回路は、前記基板または前記基板とは別の基板に実装される、トルク検出センサ。
  9. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のトルク検出センサと、
    前記円形体と、
    を有する動力伝達装置。
  10. 請求項に記載の動力伝達装置であって、
    前記円形体は、
    軸方向に筒状に延びる可撓性の筒状部と、
    前記筒状部の外周面に設けられた複数の外歯と、
    前記筒状部の軸方向の一方側から半径方向外側または半径方向内側へ向けて広がる平板状のダイヤフラム部と、
    を有し、
    前記基板は、前記ダイヤフラム部に固定される、動力伝達装置。
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