JP3512160B2 - トルク検出機構付き波動歯車装置 - Google Patents

トルク検出機構付き波動歯車装置

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JP3512160B2
JP3512160B2 JP13076099A JP13076099A JP3512160B2 JP 3512160 B2 JP3512160 B2 JP 3512160B2 JP 13076099 A JP13076099 A JP 13076099A JP 13076099 A JP13076099 A JP 13076099A JP 3512160 B2 JP3512160 B2 JP 3512160B2
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雅士 堀内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歪みゲージ式のトル
ク検出機構を備えた波動歯車装置に関し、特に、その可
撓性外歯車に貼り付けられた歪みゲージの耐久性の向上
を図ったトルク検出機構付き波動歯車装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】典型的な波動歯車装置は、環状の剛性内
歯歯車の内側にカップ型の可撓性外歯歯車を配置し、こ
の外歯歯車の内側に嵌めた楕円形の波動発生器によって
当該外歯歯車を楕円形に撓めて長軸方向の両端位置で両
歯車を噛み合わせた構成となっている。波動発生器をモ
ータ等の高速回転源によって回転させると、両歯車の噛
み合い位置が円周方向に移動する。両歯車には2n枚
(nは正の整数)、通常は2枚の歯数差があるので、当
該歯数差に応じて、両歯車の間には相対回転運動が発生
する。一方の歯車を回転しないように固定しておくこと
により、他方の歯車から歯数差に応じて大幅に減速され
た回転出力を取り出すことができる。
【0003】この構成の波動歯車装置の伝達トルクを測
定するための機構としては、可撓性外歯歯車の表面に歪
みゲージを貼り付け、この歪みゲージの出力に基づき伝
達トルクを測定するトルク検出機構が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、カップ型の可
撓性外歯歯車は上記のように楕円形の波動発生器によっ
て繰り返し半径方向に撓められる。従って、当該外歯歯
車の表面に貼りつけた歪みゲージにおけるリード線が接
続されている接続端子部も同様に繰り返し撓められるこ
とになる。
【0005】このように、波動歯車装置の可撓性外歯歯
車に貼り付けられている歪みゲージでは、そのリード線
との接続部分が繰り返し撓めらるので、断線が発生しや
すく、トルク検出機構の耐久性が低下するおそれがあ
る。
【0006】本発明の課題は、この点に鑑みて、耐久性
の高い歪みゲージ式のトルク検出機構を備えた波動歯車
装置を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、剛性内歯歯車と、可撓性外歯歯車と、
前記可撓性外歯歯車を半径方向に撓めて前記剛性内歯歯
車に部分的に噛み合わせると共に両歯車の噛み合い位置
を円周方向に移動させることにより両歯車に相対回転を
発生させる波動発生器と、前記可撓性外歯歯車を介して
伝達されるトルクを検出するために当該可撓性外歯歯車
に貼り付けた歪みゲージおよび当該歪みゲージに接続さ
れたリード線を備えたトルク検出部とを有するトルク検
出機能付き波動歯車装置において、次の構成を採用した
ことを特徴としている。
【0008】図1(a)を参照して説明すると、前記可
撓性外歯歯車1は、円筒状の胴部2と、この胴部2の一
端から半径方向の内側に延びる円環状のダイヤフラム3
と、このダイヤフラム3の中心に一体形成されたボス4
と、前記胴部2の他端側部分の外周面に形成された外歯
5とを備えたカップ型のものであり、前記歪みゲージ6
は、トルク検出用の抵抗線部分6aと、この抵抗線部分
6aを前記リード線7に接続するための接続端子部6b
とを備えており、前記接続端子部6bが前記可撓性外歯
歯車1の前記ボス4の表面に貼り付けられていることを
特徴としている。
【0009】このように本発明では、カップ型の可撓性
外歯歯車のボスに歪みゲージの接続端子部が位置するよ
うに、当該歪みゲージを可撓性外歯歯車に貼り付けてあ
る。ボスは、可撓性外歯歯車を他の部材に連結するため
の部分であるので、厚肉であり、ダイヤフラムのような
大きな弾性変形が繰り返し発生することはない。よっ
て、リード線が断線してしまうという弊害を回避でき
る。
【0010】この構成を採用する場合における代表的な
歪みゲージの貼りつけ位置は、図1(a)に示すよう
に、可撓性外歯歯車1におけるダイヤフラム3およびボ
ス4の境界部分である。この位置に歪みゲージ6を貼る
と、その抵抗線部分6aおよび接続端子部6bをそれぞ
れダイヤフラム3およびボス4の表面に位置させること
ができる。
【0011】ここで、可撓性外歯歯車1を減速回転の出
力要素とした場合には、当該可撓性外歯歯車1に貼り付
けられている歪みゲージ6に接続されているリード線7
も、可撓性外歯歯車1と共に回転する。歪みゲージ6が
可撓性外歯車1の内周面1aに貼り付けられている場合
には、可撓性外歯歯車1の前記ボス4に中心貫通孔4a
を形成しておき、リード線7を当該中心貫通孔4aに通
して外部に引き出すことが望ましい。このようにすれ
ば、可撓性外歯歯車1の回転に伴うリード線7の移動が
少なく、しかも1、2回の回転程度ならば、リード線7
のよじれによって当該回転を吸収できる。
【0012】次に、本発明はシルクハット型の可撓性外
歯歯車を備えた波動歯車装置に対しても同様に適用でき
る。図1(b)に示すように、シルクハット型の可撓性
外歯歯車11は、円筒状の胴部12と、この胴部12の
一端から半径方向の外側に広がる円環状のダイヤフラム
13と、このダイヤフラムの外周縁に一体形成された円
環状のボス14と、前記胴部12の他端側部分の外周面
に形成された外歯15とを備えている。この場合にも、
前記歪みゲージ16の接続端子部16bを、前記可撓性
外歯歯車11の前記ボス14に貼り付けるようにすれば
よい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したトルク検出機構付き波動歯車装置を説明す
る。
【0014】(第1の実施例)図2は本発明を適用した
カップ型の波動歯車装置の一例を示す概略縦断面図であ
る。本例の波動歯車装置21は、環状の剛性内歯歯車2
2と、この内側に配置されているカップ型の可撓性外歯
歯車23と、この内側に嵌め込まれている楕円形の波動
発生器24と、トルク検出機構の構成要素である歪みゲ
ージ25および当該歪みゲージ25に接続されたリード
線26とを有している。
【0015】可撓性外歯歯車23は、円筒状の胴部23
1と、この胴部の一端から半径方向の内側に延びる円環
状のダイヤフラム232と、このダイヤフラムの内周縁
に一体形成された円板状のボス233と、胴部231の
他端部分の外周面に形成された外歯234を備えてい
る。ボス233には中心貫通孔233aが形成されてい
る。
【0016】波動発生器24は、円環状のハブ241
と、この外周面にオルダム継手機構を介して取り付けた
楕円形輪郭の剛性カム板242と、この剛性カム板24
2の外周面に嵌めたウエーブベアリング243とを備え
ている。ハブ241の中心孔241aにはモータ出力軸
等の高速回転要素が連結固定される。
【0017】ここで、歪みゲージ25は、可撓性外歯歯
車23のダイヤフラム232とボス233の境界部分に
貼り付けられている。詳細に説明すると、歪みゲージ2
5は、検出部分である抵抗線部分25aと、当該抵抗線
部分をリード線26に接続するための接続端子部25b
から構成されており、抵抗線部分25aはダイヤフラム
232の内側面232bに貼り付けられ、接続端子部2
5bはボス233の内側面233bに貼り付けられた状
態となっている。なお、歪みゲージ25は、可撓性外歯
歯車のコーニングによる出力変動補償のために、同一円
周上に複数枚貼り付けられている。例えば、等しい角度
間隔で複数枚貼り付けられている。
【0018】また、接続端子部25bに接続されている
リード線26は、ボス233の中心貫通孔233aを通
して可撓性外歯歯車23の外側に引き出され、不図示の
トルク検出用の信号処理装置等に接続されている。
【0019】このように構成した波動歯車装置21にお
いて、その歪みゲージ25におけるリード線26が接続
されている接続端子部25bはボス233の表面233
bに貼り付けられている。可撓性外歯歯車23における
胴部231およびダイヤフラム232の部分は、波動発
生器24によって半径方向に繰り返し撓められる。すな
わち、これらの部分にはコーニングが発生する。しか
し、接続端子部25bはこのような大きな変形は発生し
ないので、接続端子部25bの部分が繰り返し撓められ
てそこに接続されているリード線が断線するという弊害
は発生しない。よって、トルク検出機能の耐久性を高め
ることができる。
【0020】(第2の実施例)図3は、波動歯車装置ユ
ニットに本発明を適用した場合の実施例を示す概略縦断
面図である。本例の波動歯車装置ユニット30は、カッ
プ型の波動歯車装置31と、第1および第2の端板3
7、38と、クロスローラベアリング39から構成され
ている。
【0021】詳細に説明すると、波動歯車装置31は、
環状の剛性内歯歯車32と、この内側に配置されている
カップ型の可撓性外歯歯車33と、この内側に嵌め込ま
れている楕円形の波動発生器34と、トルク検出機構の
構成要素である歪みゲージ35および当該歪みゲージ3
5に接続されたリード線36とを有している。
【0022】可撓性外歯歯車33は、円筒状の胴部33
1と、この胴部の一端から半径方向の内側に延びる円環
状のダイヤフラム332と、このダイヤフラムの内周縁
に一体形成された円板状のボス333と、胴部331の
他端部分の外周面に形成された外歯334を備えてい
る。ボス333には中心貫通孔333aが形成されてい
る。
【0023】波動発生器34は、円環状のハブ341が
一体形成された楕円形輪郭の剛性カム板342と、この
剛性カム板342の外周面に嵌めたウエーブベアリング
343とを備えている。ハブ341の中心孔341aに
は回転入力軸301が貫通して当該部分に連結固定され
ている。
【0024】次に、第1の端板37は、その内側面にお
ける中心部分において軸受け371を介して、回転入力
軸301の一端を回転自在に支持しており、その内側面
における外周側の部分が内歯歯車32の側面に固着され
ている。第2の端板38は、波動歯車装置31を挟み反
対側に位置しており、その中心貫通孔381には軸受け
382を介して回転入力軸301が回転自在の状態で貫
通している。当該第2の端板39の内側面における貫通
孔381の外周側の部分には可撓性外歯歯車33のボス
333が締結固定されている。
【0025】第2の端板38の外周側の部分は円環状に
第1の端板37の側に突出しており、当該円環状部分3
83と剛性内歯歯車32の間にクロスローラベアリング
39が配置されている。すなわち、クロスローラベアリ
ング39の外輪391は第2の端板38の円環状部分3
83に固定され、その内輪392は剛性内歯歯車32の
側面に固定されている。
【0026】ここで、歪みゲージ35は、可撓性外歯歯
車33のダイヤフラム332とボス333の境界部分に
貼り付けられている。詳細に説明すると、歪みゲージ3
5は、検出部分である抵抗線部分35aと、当該抵抗線
部分をリード線36に接続するための接続端子部35b
から構成されており、抵抗線部分35aはダイヤフラム
332の内側面332bに貼り付けられ、接続端子部3
5bはボス333の内側面333bに貼り付けられた状
態となっている。なお、歪みゲージ35は、可撓性外歯
歯車のコーニングによる出力変動補償のために、同一円
周上に複数枚貼り付けられている。例えば、等しい角度
間隔で複数枚貼り付けられている。
【0027】また、接続端子部35bに接続されている
リード線36は、ボス333に開けた配線孔333cを
通って、その外周側に引き出され、さらに、第2の端板
38に開けた配線孔(図示せず)を通って、ユニット外
側に引き出されている。
【0028】この構成の波動歯車装置ユニット30で
は、カップ型の可撓性外歯歯車33が固定側とされ、剛
性内歯歯車32が減速回転出力側とされ、回転入力軸3
01から入力した高速回転は、剛性内歯歯車32に連結
されている第1の端板37から出力される。
【0029】本例においても、歪みゲージ35における
リード線接続部分が繰り返し大幅な変形に晒されること
がないので、リード線が断線することがなく、よって、
トルク検出機構の耐久性が高まる。
【0030】(第3の実施例)図4は、本発明を適用し
た波動歯車装置ユニットの別の実施例を示す概略縦断面
図である。本例の波動歯車装置ユニット40も、カップ
型の波動歯車装置41と、第1および第2の端板47、
48と、クロスローラベアリング49から構成されてお
り、上記の波動歯車装置ユニット30と基本的な構成は
同一であるが、その波動歯車装置のボスの形状と、歪み
ゲージの貼り付け位置とが相違している。
【0031】詳細に説明すると、波動歯車装置41は、
環状の剛性内歯歯車42と、この内側に配置されている
カップ型の可撓性外歯歯車43と、この内側に嵌め込ま
れている楕円形の波動発生器44と、トルク検出機構の
構成要素である歪みゲージ45および当該歪みゲージ4
5に接続されたリード線46とを有している。
【0032】可撓性外歯歯車43は、円筒状の胴部43
1と、この胴部の一端から半径方向の内側に延びる円環
状のダイヤフラム432と、このダイヤフラムの内周縁
に一体形成された円板状のボス433と、胴部431の
他端部分の外周面に形成された外歯434を備えてい
る。ボス433には中心貫通孔433aが形成されてい
る。
【0033】波動発生器44は、円環状のハブ441が
一体形成された楕円形輪郭の剛性カム板442と、この
剛性カム板442の外周面に嵌めたウエーブベアリング
443とを備えている。ハブ441の中心孔441aに
は回転入力軸401が貫通して当該部分に連結固定され
ている。
【0034】次に、第1の端板47は、その内側面にお
ける中心部分において軸受け471を介して、回転入力
軸401の一端を回転自在に支持しており、その内側面
における外周側の部分が内歯歯車42の側面に固着され
ている。第2の端板48は、波動歯車装置41を挟み反
対側に位置しており、その中心貫通孔481には軸受け
482を介して回転入力軸401が回転自在の状態で貫
通している。当該第2の端板48の内側面における貫通
孔481の外周側の部分には可撓性外歯歯車43のボス
433が締結固定されている。
【0035】第2の端板48の外周側の部分は円環状に
第1の端板47の側に突出しており、当該円環状部分4
83と剛性内歯歯車42の間にクロスローラベアリング
49が配置されている。すなわち、クロスローラベアリ
ング49の外輪491は第2の端板48の円環状部分4
83に固定され、その内輪492は剛性内歯歯車42の
側面に固定されている。
【0036】ここで、歪みゲージ45は、可撓性外歯歯
車43のボス433の外側面433dに貼り付けられて
いる。詳細に説明すると、本例のボス433は、中心貫
通孔433aが形成されている円筒部分433Aの外側
の端から半径方向の外側に広がる円環状のフランジ43
3Bが形成されており、このフランジ433Bの外側面
には浅い円形の窪み433eが形成されている。従っ
て、このフランジ433Bの部分を第2の端板38の内
側面に固定すると、当該窪み433eの部分に環状空間
が形成される。この窪み433eの表面に歪みゲージ4
5が貼り付けられている。
【0037】なお、フランジ433Bを更に半径方向の
外方に延ばせば、窪み433eの裏面に歪みゲージ45
を貼りつけることもできる。
【0038】歪みゲージ45は、検出部分である抵抗線
部分45aと、当該抵抗線部分をリード線46に接続す
るための接続端子部45bから構成されている。接続端
子部45bに接続されたリード線46は、第2の端板4
8に形成された配線孔(図示せず)を通って、ユニット
外側に引き出されている。
【0039】ボス433は波動発生器44による変形の
影響を受けない(すなわち、コーニングの影響を受けな
い)ので、1箇所に歪みゲージを貼りつけ、ここからの
出力に基づき精度の良いトルク検出を行うことができ
る。勿論、検出精度、例えば、直線性、感度等を良くす
るためには、複数枚の歪みゲージを貼ればよい。
【0040】また、ボス433に貼り付けられている歪
みゲージ45におけるリード線接続部分が繰り返しの変
形に晒されることがないので、リード線が断線すること
がなく、よって、トルク検出機構の耐久性が高まる。
【0041】なお、本例の波動歯車装置ユニット40で
は、カップ型の可撓性外歯歯車43が固定側とされ、剛
性内歯歯車42が減速回転出力側とされ、回転入力軸4
01から入力した高速回転は、剛性内歯歯車42に連結
されている第1の端板47から出力される。
【0042】ここで、歪みゲージ45は、ボス433の
円形外周面433fに貼り付けることもできる。一般的
には、上記のように平坦なボス外側表面に貼り付ける方
が、接着作業が容易である。
【0043】(その他の実施の形態)なお、上記の各例
は、トルク検出素子として歪みゲージを用いた場合のも
のである。トルク検出方式としては、磁気式、光学式の
ものも知られており、これらの方式によるトルク検出機
構を備えた波動歯車装置に対しても、本発明を同様に適
用できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトルク検
出機構付き波動歯車装置においては、トルク検出用の歪
みゲージにおけるリード線が接続されている接続端子部
を、可撓性外歯歯車のボスの表面に貼り付けるようにし
ている。この部分は、可撓性外歯歯車の他の部分のよう
に波動発生器によって繰り返し撓められることが無いの
で、このような変位によってリード線が断線する等の弊
害が発生しない。よって、トルク検出機構の耐久性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を説明するための説明図である。
【図2】本発明を適用した波動歯車装置の実施例を示す
概略縦断面図である。
【図3】本発明を適用した波動歯車装置ユニットの実施
例を示す概略縦断面図である。
【図4】本発明を適用した波動歯車装置ユニットの別の
実施例を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
1、11 カップ型の可撓性外歯歯車 2、12 胴部 3、13 ダイヤフラム 4、14 ボス 5、15 外歯 6 歪みゲージ 6a 抵抗線部分 6b 接続端子部 7 リード線 21 波動歯車装置 22 剛性内歯歯車 23 可撓性外歯歯車 232 ダイヤフラム 232b ダイヤフラムの内側面 233 ボス 233a 中心貫通孔 233b ボスの内側面 24 波動発生器 25 歪みゲージ 25a 抵抗線部分 25b 接続端子部 26 リード線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−19554(JP,A) 特開 平9−184777(JP,A) 特開 平9−229147(JP,A) 実開 昭61−22953(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 1/32 G01L 3/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛性内歯歯車と、可撓性外歯歯車と、前
    記可撓性外歯歯車を半径方向に撓めて前記剛性内歯歯車
    に部分的に噛み合わせると共に両歯車の噛み合い位置を
    円周方向に移動させることにより両歯車に相対回転を発
    生させる波動発生器と、前記可撓性外歯歯車を介して伝
    達されるトルクを検出するために当該可撓性外歯歯車に
    貼り付けた歪みゲージおよび当該歪みゲージに接続され
    たリード線を備えたトルク検出部とを有するトルク検出
    機能付き波動歯車装置において、 前記可撓性外歯歯車は、円筒状の胴部と、この胴部の一
    端から半径方向の内側に延びる円環状のダイヤフラム
    と、このダイヤフラムの中心に一体形成されたボスと、
    前記胴部の他端側部分の外周面に形成された外歯とを備
    えたカップ型のものであり、 前記歪みゲージは、トルク検出用の抵抗線部分と、この
    抵抗線部分を前記リード線に接続するための接続端子部
    とを備えており、 前記接続端子部が前記可撓性外歯歯車の前記ボスの表面
    に貼り付けられていることを特徴とするトルク検出機構
    付き波動歯車装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記歪みゲージは、
    前記抵抗線部分および前記接続端子部がそれぞれ前記ダ
    イヤフラムおよび前記ボスの表面に位置するように、前
    記ダイヤフラムおよび前記ボスの境界部分に貼り付けら
    れていることを特徴とするトルク検出機能付き波動歯車
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記歪みゲージは前記可撓性外歯車の内周面に貼り付け
    られており、 前記可撓性外歯歯車の前記ボスは中心貫通孔を備えてお
    り、 前記リード線は当該中心貫通孔を通って引き回されてい
    ることを特徴とするトルク検出機能付き波動歯車装置。
  4. 【請求項4】 剛性内歯歯車と、可撓性外歯歯車と、前
    記可撓性外歯歯車を半径方向に撓めて前記剛性内歯歯車
    に部分的に噛み合わせると共に両歯車の噛み合い位置を
    円周方向に移動させることにより両歯車に相対回転を発
    生させる波動発生器と、前記可撓性外歯歯車を介して伝
    達されるトルクを検出するために当該可撓性外歯歯車に
    貼り付けた歪みゲージおよび当該歪みゲージに接続され
    たリード線を備えたトルク検出部とを有するトルク検出
    機能付き波動歯車装置において、 前記可撓性外歯歯車は、円筒状の胴部と、この胴部の一
    端から半径方向の外側に広がる円環状のダイヤフラム
    と、このダイヤフラムの外周縁に一体形成された円環状
    のボスと、前記胴部の他端側部分の外周面に形成された
    外歯とを備えたシルクハット型のものであり、 前記歪みゲージは、トルク検出用の抵抗線部分と、この
    抵抗線部分を前記リード線に接続するための接続端子部
    とを備えており、 前記接続端子部が、前記可撓性外歯歯車の前記ボスに貼
    り付けられていることを特徴とするトルク検出機構付き
    波動歯車装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記歪みゲージは、
    前記抵抗線部分および前記接続端子部がそれぞれ前記ダ
    イヤフラムおよび前記ボスの表面に位置するように、前
    記ダイヤフラムおよび前記ボスの境界部分に貼り付けら
    れていることを特徴とするトルク検出機構付き波動歯車
    装置。
JP13076099A 1999-05-12 1999-05-12 トルク検出機構付き波動歯車装置 Expired - Lifetime JP3512160B2 (ja)

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