JP2021001927A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の低下を抑制する表示装置を提供する。【解決手段】第1画素を備えた第1表示部DA1と、第1表示部に隣接し、第2画素を備えた第2表示部DA2と、第1表示部及び第2表示部に設けられた液晶層LCと、第1表示部及び第2表示部を囲むとともに、第1表示部と第2表示部との間に設けられ、液晶層を封止するシールSEと、第1内壁IW1及び第2内壁IW2と、を備え、シールは、第1表示部を囲む第1内側面I1と、第2表示部を囲む第2内側面I2と、を有し、第1内壁は、第1内側面に沿って設けられ、第2内壁は、前記第2内側面に沿って設けられている、表示装置。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
液晶表示装置を製造するに際して、一方の基板に液晶材料を滴下した後に他方の基板を貼り合わせる製造方法が実用化されている。このような製造方法においては、完全に硬化する以前のシールと液晶材料とが接触し、液晶材料がシールに差し込むことがある。特に、基板とシールとの間に液晶材料が差し込んだ場合には、シールの接着強度が低下し、信頼性の低下を招くおそれがある。
このような課題に対して、例えば、シールの全周を囲む壁状スペーサを設ける技術が提案されている。
特開2016−57487号公報
本実施形態の目的は、信頼性の低下を抑制する表示装置を提供することにある。
本実施形態によれば、
第1画素を備えた第1表示部と、前記第1表示部に隣接し、第2画素を備えた第2表示部と、前記第1表示部及び前記第2表示部に設けられた液晶層と、前記第1表示部及び前記第2表示部を囲むとともに、前記第1表示部と前記第2表示部との間に設けられ、前記液晶層を封止するシールと、第1内壁及び第2内壁と、を備え、前記シールは、前記第1表示部を囲む第1内側面と、前記第2表示部を囲む第2内側面と、を有し、前記第1内壁は、前記第1内側面に沿って設けられ、前記第2内壁は、前記第2内側面に沿って設けられている、表示装置が提供される。
図1は、本実施形態の表示装置DSPの一構成例を示す平面図である。 図2は、図1に示したシールSEを含む表示パネルPNLの主要部を示す平面図である。 図3は、表示パネルPNLの製造方法を説明するための図である。 図4は、表示パネルPNLの製造方法を説明するための図である。 図5は、表示パネルPNLの製造方法を説明するための図である。 図6は、図5に示したA−Bに沿った断面図である。 図7は、第1基板SUB1の主要な構成を説明するための図である。 図8は、信号線Sと第2シールSE2との関係を示す平面図である。 図9は、図8に示す領域Aを拡大した平面図である。 図10は、第1基板SUB1における第1表示部DA1及び第2表示部DA2の一部を示す平面図である。 図11は、図10に示したC−D線に沿った表示パネルPNLの断面図である。 図12は、他の構成例を示す断面図である。 図13は、他の構成例を示す断面図である。 図14は、他の構成例を示す断面図である。 図15は、他の構成例を示す断面図である。 図16は、他の構成例を示す断面図である。 図17は、他の構成例を示す断面図である。 図18は、他の構成例を示す断面図である。 図19は、他の構成例を示す断面図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本実施形態の表示装置DSPの一構成例を示す平面図である。本実施形態においては、表示装置DSPの一例として、液晶表示装置について説明する。
表示装置DSPは、表示パネルPNLと、ICチップ1と、を備えている。ここでは便宜上、表示パネルPNLの短辺が延びる方向を第1方向Xとし、表示パネルPNLの長辺が延びる方向を第2方向Yとし、表示パネルPNLの厚さ方向を第3方向Zとする。一例では、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交しているが、90度以外の角度で交差していてもよい。
表示パネルPNLは、画像を表示する第1表示部DA1及び第2表示部DA2と、遮光部LSと、を備えている。第1表示部DA1及び第2表示部DA2は、第2方向Yに並んでいる。第1表示部DA1は、複数の第1画素PX1を備えている。第2表示部DA2は、複数の第2画素PX2を備えている。複数の第1画素PX1及び複数の第2画素PX2は、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配置されている。第1画素PX1及び第2画素PX2の各々の構成については後述する。図1に示した例では、第1表示部DA1及び第2表示部DA2は、いずれも四角形状に形成されているが、他の多角形状に形成されてもよいし、円形状または楕円形状に形成されてもよい。
遮光部LSは、斜線で示すように、第1表示部DA1及び第2表示部DA2をそれぞれ囲むように設けられている。図1に示した例では、遮光部LSは、表示パネルPNLの外縁に沿った枠状に形成された第1遮光部LS1と、第1表示部DA1と第2表示部DA2との間で第1方向Xに延びる直線状に形成された第2遮光部LS2とを有している。第2遮光部LS2は、第1遮光部LS1に繋がっている。第1表示部DA1及び第2表示部DA2の各々は、遮光部LSによって規定されている。
なお、図示を省略するが、第1表示部DA1及び第2表示部DA2には、第1方向Xに延びる線状遮光部または第2方向Yに延びる線状遮光部が設けられる場合がある。あるいは、第1表示部DA1及び第2表示部DA2には、第1方向Xに延びる線状遮光部と、第2方向Yに延びる線状遮光部とが別々の工程で形成される場合がある。このような線状遮光部は、遮光部LSに繋がっている。
また、第1表示部DA1及び第2表示部DA2には、第1方向X及び第2方向Yに沿って形成された格子状遮光部が設けられる場合がある。このような格子状遮光部は、遮光部LSに繋がっている。
表示パネルPNLは、第1基板SUB1と、第2基板SUB2と、液晶層LCと、シールSEと、を備えている。第1基板SUB1及び第2基板SUB2は、第3方向Zに重畳している。遮光部LSは、第2基板SUB2に設けられている。液晶層LCは、液晶分子を含む液晶材料からなり、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に保持され、第1表示部DA1及び第2表示部DA2に設けられている。第1基板SUB1と第2基板SUB2とのセルギャップは、第1表示部DA1及び第2表示部DA2にそれぞれ設けられたスペーサによって形成される。シールSEは、フィラー(シール内スペーサ)を含み、セルギャップの維持に貢献している。
シールSEは、第1基板SUB1と第2基板SUB2とを接着するとともに、液晶層LCを封止している。一例では、シールSEは、途切れることなく連続したループ状に形成されており、液晶注入口を含まない。図1に示した例では、シールSEは、表示パネルPNLの外縁に沿った枠状に形成された第1シールSE1と、第1表示部DA1と第2表示部DA2との間で第1方向Xに延びる直線状に形成された第2シールSE2とを有している。第1シールSE1は、その全体が第1遮光部LS1に重畳し、第1表示部DA1及び第2表示部DA2を囲むように設けられている。第2シールSE2は、その全体が第2遮光部LS2に重畳し、第1表示部DA1と第2表示部DA2との間に設けられ、第1シールSE1に繋がっている。このようなシールSEがディスペンサによって描画される場合、第1シールSE1及び第2シールSE2は、一筆で描画することができる。なお、シールSEの形状は、図示した例に限らない。例えば、第2シールSE2は、第1シールSE1から離間していてもよい。
第2シールSE2は、第1表示部DA1と第2表示部DA2とを連通する少なくとも1つの開口OPを有している。図1に示した例では、第2シールSE2は、1つの開口OPを有している。開口OPでは、第1表示部DA1の液晶材料の第2表示部DA2への移動、あるいは、第2表示部DA2の液晶材料の第1表示部DA1への移動が許容される。換言すると、第1表示部DA1は、第1基板SUB1、第2基板SUB2、第1シールSE1及び第2シールSE2で囲まれた第1室R1を有しており、第2表示部DA2は、第1基板SUB1、第2基板SUB2、第1シールSE1及び第2シールSE2で囲まれた第2室R2を有している。また、第2シールSE2には、第1室R1と第2室R2とを連通する連通路(開口OP)が形成されており、これら第1室R1、第2室R2、及び、連通路が液晶層LCで充填されている。これによって、液晶層LCの液晶材料は、連通路を通じて第1室R1から第2室R2への移動、及び、第2室R2から第1室R1への移動が可能となる。
第1基板SUB1は、実装部MAを有している。ICチップ1は、実装部MAに実装されている。実装部MAは、点線で示したフレキシブルプリント回路基板2を電気的に接続するための端子部TAを備えている。なお、ICチップ1は、フレキシブルプリント回路基板2に実装されていてもよい。
図2は、図1に示したシールSEを含む表示パネルPNLの主要部を示す平面図である。表示パネルPNLは、第1内壁IW1及び第2内壁IW2と、第1外壁OW1及び第2外壁OW2と、を備えている。第1内壁IW1は、第1表示部DA1とシールSEとの間に設けられている。第2内壁IW2は、第2表示部DA2とシールSEとの間に設けられている。
より具体的には、シールSEは、第1表示部DA1を囲む第1内側面I1と、第2表示部DA2を囲む第2内側面I2と、第1外側面O1と、第2外側面O2と、を有している。シールSEのうち、第1シールSE1においては、第1外側面O1は第1内側面I1の反対側に位置し、第2外側面O2は第2内側面I2の反対側に位置している。また、シールSEのうち、第2シールSE2においては、第1内側面I1の反対側に第2内側面I2が位置している。
第1内壁IW1は第1内側面I1に沿って設けられ、第2内壁IW2は第2内側面I2に沿って設けられている。第1外壁OW1は第1外側面O1に沿って設けられ、第2外壁OW2は第2外側面O2に沿って設けられている。つまり、シールSEのうち、第1表示部DA1の周囲の第1シールSE1は第1内壁IW1と第1外壁OW1との間に設けられ、第2表示部DA2の周囲の第1シールSE1は第2内壁IW2と第2外壁OW2との間に設けられ、第1表示部DA1と第2表示部DA2の間の第2シールSE2は第1内壁IW1と第2内壁IW2との間に設けられている。
第1表示部DA1及び第2表示部DA2の各々は、概ね四角形状に形成されている。シールSEは、第1表示部DA1及び第2表示部DA2の各辺に沿って設けられている。例えば、第1表示部DA1に注目すると、第1表示部DA1は、4つのエッジE11乃至E14と、4つのコーナーC11乃至C14と、を有している。第1内壁IW1及び第1外壁OW1は、エッジE11乃至E14に沿ってそれぞれライン状に形成され、コーナーC11乃至C14に対応してラウンド状(あるいは円弧状)に形成されている。
同様に、第2表示部DA2は、4つのエッジE21乃至E24と、4つのコーナーC21乃至C24と、を有している。第2内壁IW2及び第2外壁OW2は、エッジE21乃至E24に沿ってそれぞれライン状に形成され、コーナーC21乃至C24に対応してラウンド状(あるいは円弧状)に形成されている。
第1内壁IW1及び第2内壁IW2は、第1表示部DA1と第2表示部DA2との間においては、ライン状に形成されている。第1外壁OW1及び第2外壁OW2は、それぞれコーナーC13及びC23においてラウンド状に形成され、両者が繋がっている。同様に、第1外壁OW1及び第2外壁OW2は、それぞれコーナーC14及びC24においてもラウンド状に形成され、繋がっている。
エッジE11乃至E13に沿った第1シールSE1は、第1内壁IW1と第1外壁OW1との間においてライン状に形成されている。エッジE21乃至E23に沿った第1シールSE1は、第2内壁IW2と第2外壁OW2との間においてライン状に形成されている。エッジE14及びE24に沿った第2シールSE2は、第1内壁IW1と第2内壁IW2との間においてライン状に形成されている。また、シールSEは、コーナーC11乃至C14、及び、コーナーC21乃至C24に対応してラウンド状に形成されている。
第1内壁IW1及び第2内壁IW2は、シールSEと液晶層LCとの間に設けられており、液晶層LCとシールSEとの接触を抑制している。第1内壁IW1及び第2内壁IW2は、それぞれ間隙ISを有している。間隙ISにおいては、液晶層LCがシールSEに接している。なお、第1外壁OW1及び第2外壁OW2がそれぞれ間隙を有していてもよい。また、開口OPにおいては、液晶材料の移動が阻害されないように、第1内壁IW1及び第2内壁IW2のいずれも設けないことが望ましい。
次に、表示パネルPNLの製造方法の一例について図3乃至図5を参照しながら説明する。なお、以下の製造方法では、本実施形態の第1内壁、第2内壁、第1外壁、及び、第2外壁のいずれも設けられていないものとして説明する。
まず、図3に示すように、第1マザー基板M1を用意する。第1マザー基板M1は、大型のガラス基板をベースとして形成され、複数の有効領域AAを備えている。図中の一点鎖線は、第1マザー基板M1のカットラインCLを示している。有効領域AAの各々は、カットラインCLで囲まれている。後の工程で第1マザー基板M1がカットラインCLでカットされた際に、有効領域AAの各々は、各種絶縁膜及び各種導電層等を備え、上記の第1基板SUB1を構成する。
第1マザー基板M1の各有効領域AAにおいて、第1表示部DA1及び第2表示部DA2を囲むようにシールSEを形成するとともに、第1マザー基板M1の最外周において、すべての有効領域AAを囲むように最外周シールSOを形成する。最外周シールSOは、途切れることなく連続したループ状に形成されている。この最外周シールSOは、第1マザー基板M1と第2マザー基板M2とを貼り合わせた後に、フッ化水素酸によってガラス基板を化学的に研磨(薄板化)する際に、各有効領域AAをフッ化水素酸から保護するために設けられる。
続いて、図4に示すように、各有効領域AAにおいて、シールSEで囲まれた内側に液晶材料LMを滴下する。液晶材料LMの滴下量は、第1基板SUB1と第2基板SUB2とのセルギャップ等に基づいて設定される。第1表示部DA1及び第2表示部DA2の各々において、第1方向Xに沿った液晶材料LMの滴下位置のピッチはほぼ等しく設定され、また、第2方向Yに沿った液晶材料LMの滴下位置のピッチもほぼ等しく設定される。
続いて、図5に示すように、第2マザー基板M2を用意する。第2マザー基板M2は、大型のガラス基板をベースとして形成されている。そして、大気圧よりも減圧された環境(例えば真空環境)において、第1マザー基板M1と第2マザー基板M2とを貼り合わせる。その後、大気圧の環境に解放されると、第1マザー基板M1及び第2マザー基板M2に大気圧が加わり、滴下された液晶材料LMと、硬化前のシールSE及び最外周シールSOとが広がり、各有効領域AAでは、液晶材料LMとシールSEとが接触する。このとき、隣接するシールSEの間には、大気圧よりも減圧された領域(例えば真空状態の領域)ABが形成される。このため、シールSEは、液晶材料LMに向かって内側に広がるとともに、領域ABに向かって外側に広がる。
図6は、図5に示したA−Bに沿った断面図である。
図6の(A)は、大気圧の環境に解放された直後の様子を模式的に示している。液晶材料LMには、シールSEに向かって広がろうとする応力F1が発生する。シールSEには、液晶材料LMに向かって広がろうとする応力F2と、領域ABに向かって広がろうとする応力F3とが発生する。領域ABが高真空状態の場合、応力F3が増大し、これに伴って応力F2が低下する。
図6の(B)は、液晶材料LMと硬化前のシールSEとが接触した様子を模式的に示している。図6の(A)に示したように応力F2の低下に伴い、応力F1の大きさが応力F2の大きさを上回ると、液晶材料LMは硬化前のシールSEに差し込んでくる。特に、液晶材料LMは、シールSEと第1マザー基板M1との界面、あるいは、シールSEと第2マザー基板M2との界面に差し込みやすい。このように液晶材料LMが差し込む現象は、シールSEと各基板との接着強度の低下を招く。
液晶材料LMの滴下位置がシールSEに近接している領域では、液晶材料LMの応力F1が特に大きく、シールSEの応力F2の大きさとの差が大きいため、差し込みが発生しやすい。すべての滴下位置がシールSEから十分に離れていれば、差し込みが発生しにくくなる。しかしながら、製造装置の都合や、画面サイズ、基板サイズなどの種々の制約によって、すべての滴下位置を所望の位置に設定できるとは限らない。このため、種々の制約を受けることなく、差し込みを抑制することが要求される。
本実施形態によれば、図2を参照して説明したように、第1内壁IW1がシールSEの第1内側面I1に沿って設けられ、また、第2内壁IW2が第2内側面I2に沿って設けられている。このため、シールSEと液晶層LCとの接触面積を低減することができる。これにより、上記の製造工程において、液晶材料LMの応力F1がシールSEに直接作用せず、液晶材料LMのシールSEへの差し込み(特に、シールと第1基板との間、及び、シールと第2基板との間への差し込み)が抑制される。したがって、種々の制約を受けることなく、シールSEの接着強度の低下が抑制され、信頼性の低下が抑制される。
また、第1内壁IW1及び第2内壁IW2は、第1表示部DA1と第2表示部DA2との間に設けられている。このため、第1表示部DA1に滴下された液晶材料LM、及び、第2表示部DA2に滴下された液晶材料LMのそれぞれの応力が、第1表示部DA1と第2表示部DA2との間の第2シールSE2に直接作用せず、第2シールSE2への液晶材料LMの差し込みが抑制される。
また、第1外壁OW1がシールSEの第1外側面O1に沿って設けられ、また、第2外壁OW2が第2外側面O2に沿って設けられている。このため、上記の製造工程において、シールSEの外側に減圧された領域ABが形成されている場合であっても、第1外壁OW1及び第2外側面O2によってシールSEの過度の広がりが抑制される。また、図6の(A)に示した応力F3の増大が抑制され、応力F2の低下が抑制される。このため、応力F1の大きさと、応力F2の大きさとの差が小さくなり、液晶材料LMの差し込みが抑制される。
また、第1内壁IW1及び第2内壁IW2には、間隙ISが設けられている。このため、例えば真空環境の製造過程で第1マザー基板M1と第2マザー基板M2とを貼り合わせた際に、シールSEと第1内壁IW1との間、あるいは、シールSEと第2内壁IW2との間に気泡(真空の空隙)が形成されたとしても、間隙ISが気泡の逃げ道を形成することができる。これにより、気泡がシールSE付近に取り残されたり、後工程で気泡が液晶層LCに取り込まれたりすることが抑制される。
なお、第1内壁IW1及び第2内壁IW2の各々は、差し込みの発生が予想される領域(滴下位置とシールとが近接する領域)に、部分的に設けられてもよい。
図7は、第1基板SUB1の主要な構成を説明するための図である。
第1基板SUB1は、第1表示部DA1に設けられた複数の走査線G1と、第2表示部DA2に設けられた複数の走査線G2と、第1表示部DA1及び第2表示部DA2に亘って設けられた複数の信号線Sと、第1表示部DA1に近接して設けられたゲートドライバGD11及びGD12と、第2表示部DA2に近接して設けられたゲートドライバGD21及びGD22と、を備えている。
ゲートドライバGD11及びGD21は、互いにバス配線B1を介して接続されている。ゲートドライバGD12及びGD22は、互いにバス配線B2を介して接続されている。バス配線B1及びB2は、例えばICチップ1と電気的に接続されている。バス配線B1及びB2の各々は、例えば、スタートパルスを供給するための配線、クロックを供給するための配線、高電位電源線(VGH)、低電位電源線(VGL)などを含んでいる。バス配線B1のうち、ゲートドライバGD11とゲートドライバGD21との間の領域を中継部BR1と称する。また、バス配線B2のうち、ゲートドライバGD12とゲートドライバGD22との間の領域を中継部BR2と称する。これらの中継部BR1及びBR2には、回路構成が含まれない。
図1等に示した第1遮光部LS1及び第2遮光部LS2と、ゲートドライバGD12及びGD22との関係性について着目する。ゲートドライバGD12及びGD22は、第1遮光部LS1と重畳している。中継部BR2は、第1遮光部LS1と第2遮光部LS2との接続部(交差部)に設けられている。このような接続部付近には、ゲートドライバGD12及びGD22のいずれの回路構成も設けられていない。なお、中継部BR1も同様に、接続部に設けられている。
複数の走査線G1は、ゲートドライバGD11及びGD12の少なくとも一方と電気的に接続されている。複数の走査線G2は、ゲートドライバGD21及びGD22の少なくとも一方と電気的に接続されている。
ICチップ1は、ディスプレイドライバDDを内蔵している。ディスプレイドライバDDは、画像を表示する画像表示モードにおいて映像信号等の画像表示に必要な信号を表示パネルPNLに出力する。複数の信号線Sは、ディスプレイドライバDDと電気的に接続されている。信号線Sの各々は、第1画素PX1及び第2画素PX2とそれぞれ電気的に接続されている。
例えば、第1画素PX1において、第1基板SUB1は、スイッチング素子SW1と、画素電極PE1と、を備えている。スイッチング素子SW1は、走査線G1及び信号線Sと電気的に接続されている。画素電極PE1は、スイッチング素子SW1と電気的に接続されている。また、第1基板SUB1は、共通電極CE1を備えている。共通電極CE1は、複数の第1画素PX1に対して共通に設けられている。なお、共通電極CE1は、第2基板SUB2に設けられていてもよい。容量CS1は、例えば、共通電極CE1と同電位の電極、及び、画素電極PE1と同電位の電極の間に形成される。第1表示部DA1においては、液晶層LCは、画素電極PE1と共通電極CE1との間に生じる電界によって駆動される。
第2画素PX2において、第1基板SUB1は、スイッチング素子SW2と、画素電極PE2と、を備えている。スイッチング素子SW2は、走査線G2及び信号線Sと電気的に接続されている。画素電極PE2は、スイッチング素子SW2と電気的に接続されている。また、第1基板SUB1は、共通電極CE2を備えている。共通電極CE2は、複数の第2画素PX2に対して共通に設けられている。なお、共通電極CE2は、第2基板SUB2に設けられていてもよい。容量CS2は、例えば、共通電極CE2と同電位の電極、及び、画素電極PE2と同電位の電極の間に形成される。第2表示部DA2においては、液晶層LCは、画素電極PE2と共通電極CE2との間に生じる電界によって駆動される。なお、第1画素PX1及び第2画素PX2は、それぞれカラーフィルタを備えるが、これらのカラーフィルタは第1基板SUB1に設けられてもよいし、第2基板SUB2に設けられてもよい。
図8は、信号線Sと第2シールSE2との関係を示す平面図である。
信号線Sの各々は、第2遮光部LS2と交差し、第1表示部DA1及び第2表示部DA2に亘って途切れることなく設けられている。複数の信号線Sのうち、第1信号線S1は、第2遮光部LS2において、第2シールSE2の開口OPと重畳している。また、第2信号線S2は、第2遮光部LS2において、第2シールSE2と交差している。
なお、第2遮光部LS2及び第2シールSE2に重畳する走査線は設けられていない。あるいは、第2遮光部LS2及び第2シールSE2に重畳する領域では、信号線Sと交差する配線は設けられていない。
図9は、図8に示す領域Aを拡大した平面図である。この平面図では、主要部のみを図示している。複数の第2信号線S2は、第1表示部DA1と第2表示部DA2との間において、第1内壁IW1、第2シールSE2、及び、第2内壁IW2とそれぞれ交差している。また、第2信号線S2は、間隙ISを介して第2シールSEと交差する場合がある。第2信号線S2のピッチが間隙ISの幅より小さい場合、1本以上の第2信号線S2が間隙ISを通るように設けられる。
図10は、第1基板SUB1における第1表示部DA1及び第2表示部DA2の一部を示す平面図である。なお、ここでは、説明に必要な主要部のみを図示し、第1遮光部LS1及び第2遮光部LS2は点線で示し、第1表示部DA1及び第2表示部DA2に設けられる線状遮光部あるいは格子状遮光部の図示を省略している。
第1基板SUB1は、給電線Fと、導電膜TF1及びTF2と、を備えている。給電線Fは、共通電極CE1及びCE2にコモン電位を供給するための配線であり、後述するが、例えば信号線Sと同一層に設けられている。導電膜TF1及びTF2の各々は、第1遮光部LS1及び第2遮光部LS2に重畳している。導電膜TF2は、導電膜TF1から離間している。導電膜TF1の一部、及び、導電膜TF2の一部は、それぞれ給電線Fに重畳している。導電膜TF1は、第1表示部DA1の周囲に設けられ、画素電極PE1から離間している。導電膜TF1は、第1表示部DA1に隣接する側において、画素電極PE1と同様の形状のダミーパターンDP1を有している。導電膜TF2は、第2表示部DA2の周囲に設けられ、画素電極PE2から離間している。導電膜TF2は、第2表示部DA2に隣接する側において、画素電極PE2と同様の形状のダミーパターンDP2を有している。ダミーパターンDP1及びDP2は、いずれも第1遮光部LS1及び第2遮光部LS2に重畳している。
共通電極CE1は、第1表示部DA1において画素電極PE1に重畳している。また、共通電極CE1は、ダミーパターンDP1を含む導電膜TF1に重畳している。第1遮光部LS1に重畳する接続部CN1において、給電線F、共通電極CE1、及び、導電膜TF1は、互いに電気的に接続されている。つまり、導電膜TF1は、共通電極CE1と同電位である。
共通電極CE2は、共通電極CE1から離間している。共通電極CE2は、第2表示部DA2において画素電極PE2に重畳している。また、共通電極CE2は、ダミーパターンDP2を含む導電膜TF2に重畳している。第1遮光部LS1に重畳する接続部CN2において、給電線F、共通電極CE2、及び、導電膜TF2は、互いに電気的に接続されている。
図11は、図10に示したC−D線に沿った表示パネルPNLの断面図である。ここでは、第1表示部DA1の断面構造について説明するが、第2表示部DA2も第1表示部DA1と同様の断面構造を有している。
第1基板SUB1は、絶縁基板10、絶縁膜11乃至13、バス配線B1、給電線F、信号線S、金属配線ML、共通電極CE1、導電膜TF1、配向膜AL1などを備えている。なお、図7に示した走査線G1及びG2、及び、スイッチング素子SW1及びSW2は、例えば絶縁基板10と絶縁膜11との間に設けられている。バス配線B1、給電線F、及び、信号線Sは、絶縁膜11及び12の間に設けられている。スイッチング素子のドレイン電極DEも、絶縁膜11及び12の間に設けられている。金属配線MLは、絶縁膜12及び13の間に設けられている。なお、平面視においては、金属配線MLは、第2方向Yに沿って延出し、信号線Sに重畳するように設けられている。金属配線MLは、共通電極CE1に接している。つまり、共通電極CE1が金属配線MLと電気的に接続されている。これにより、第1表示部DA1において共通電極CE1が低抵抗化される。
導電膜TF1は、絶縁膜13及び配向膜AL1の間に設けられている。共通電極CE1と導電膜TF1との間には、絶縁膜13が介在している。共通電極CE1は、接続部CN1において給電線Fに接し、また、導電膜TF1は、接続部CN1において共通電極CE1に接し、互いに電気的に接続されている。これにより、共通電極CE1及び導電膜TF1には給電線Fからコモン電位が給電される。
画素電極PE1は、導電膜TF1と同様に、絶縁膜13と配向膜AL1との間に設けられている。画素電極PE1は、スイッチング素子のドレイン電極DEに接し、互いに電気的に接続されている。第1スペーサSP1は、画素電極PE1とドレイン電極DEとの接続部に設けられている。
第2基板SUB2は、絶縁基板20、第1遮光部LS1、第2遮光部LS2、カラーフィルタ層CF、オーバーコート層OC、配向膜AL2などを備えている。第1遮光部LS1及び第2遮光部LS2は、絶縁基板20とオーバーコート層OCとの間に設けられている。カラーフィルタ層CFは、オーバーコート層OCと配向膜AL2との間に設けられている。カラーフィルタ層CFは、例えば、赤カラーフィルタCFR、緑カラーフィルタCFG、及び、青カラーフィルタCFBを含んでいる。カラーフィルタ層CFは、第1表示部DA1のみならず、第2表示部DA2にも設けられ、その一部は第2遮光部LS2に重畳している。第2スペーサSP2は、第1スペーサSP1に接するように設けられている。これらの第1スペーサSP1及び第2スペーサSP2は、セルギャップを形成している。
第1シールSE1は、第1遮光部LS1の直下に設けられ、配向膜AL1及びAL2にそれぞれ接している。第1シールSE1は、シール内スペーサSS(あるいはフィラーと称する場合も有る)を含んでいる。第2シールSE2も第1シールSE1と同様に構成されている。
絶縁基板10及び20は、ガラス基板や樹脂基板などの透明な基板である。絶縁膜11及び13は、透明な無機絶縁膜である。絶縁膜12及びオーバーコート層OCは、透明な有機絶縁膜である。バス配線B1、給電線F、信号線S、ドレイン電極DE、及び、金属配線MLは、不透明な金属材料によって形成されている。共通電極CE1、導電膜TF1、及び、画素電極PE1は、透明な導電材料によって形成された透明電極である。第1スペーサSP1及び第2スペーサSP2は、例えば透明な有機絶縁材料によって形成されている。
第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1は絶縁基板10に接着され、第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2は絶縁基板20に接着されている。第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2の各々は、必要に応じて位相差板等を含んでいてもよい。第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2は、第1偏光板PL1の第1偏光軸AX1と第2偏光板PL2の第2偏光軸AX2とがクロスニコルの関係になるように設けられている。
ここで、第1シールSE1を囲む第1内壁IW1及び第1外壁OW1の一構成例について説明する。なお、第2内壁IW2は第1内壁IW1と同様の断面構造を有し、第2外壁OW2は第1外壁OW1と同様の断面構造を有しており、第2内壁IW2及び第2外壁OW2の説明は省略する。
第1内壁IW1は、第1基板SUB1に設けられた第1凸部P1と、第2基板SUB2に設けられた第2凸部P2と、を備えている。第1凸部P1は、導電膜TF1上に設けられ、第2基板SUB2に向かって突出している。第2凸部P2は、第1凸部P1と対向し、オーバーコート層OC上に設けられ、第1基板SUB1に向かって突出している。
第1外壁OW1は、第1基板SUB1に設けられた第3凸部P3と、第2基板SUB2に設けられた第4凸部P4と、を備えている。第3凸部P3は、絶縁膜12上に設けられ、第2基板SUB2に向かって突出している。第4凸部P4は、第3凸部P3と対向し、オーバーコート層OC上に設けられ、第1基板SUB1に向かって突出している。
第1凸部P1及び第3凸部P3は、第1スペーサSP1と同一材料によって形成されている。第1凸部P1及び第3凸部P3の少なくとも一部は、配向膜AL1によって覆われている。第2凸部P2及び第4凸部P4は、第2スペーサSP2と同一材料によって形成されている。第2凸部P2及び第4凸部P4の少なくとも一部は、配向膜AL2によって覆われている。
第1凸部P1及び第3凸部P3と第1シールSE1との間には、配向膜AL1が介在しているが、第1凸部P1及び第3凸部P3が第1シールSE1と接していてもよい。第2凸部P2及び第4凸部P4と第1シールSE1との間には、配向膜AL2が介在しているが、第2凸部P2及び第4凸部P4が第1シールSE1と接していてもよい。また、第1凸部P1及び第2凸部P2と第1シールSE1との間に液晶層LCが介在してもよい。第3凸部P3及び第4凸部P4と第1シールSE1との間に空気層が介在してもよい。
図11に示す構成例では、第2凸部P2は、第3方向Zに沿って第1凸部P1の直上に位置し、第1凸部P1から離間している。第1凸部P1と第2凸部P2との間において、第1シールSE1は液晶層LCに接している。第1凸部P1と第2凸部P2との隙間は、図2等で説明した間隙ISと同様に機能する。このため、第1内壁にIW1において、第1凸部P1と第2凸部P2とが離間している場合には、図2に示した間隙ISを省略してもよい。
第4凸部P4は、第3方向Zに沿って第3凸部P3の直上に位置し、第3凸部P3から離間している。第3凸部P3と第4凸部P4との間において、第1シールSE1は空気層に接している。
このような構成例では、表示パネルPNLの製造過程において、第1シールSE1に向かって広がる液晶材料に対して第1凸部P1及び第2凸部P2が障壁として機能し、配向膜AL1と第1シールSE1との間、及び、配向膜AL2と第1シールSE1との間への液晶材料の差し込みが抑制される。
次に、他の構成例について説明する。なお、図12乃至図18に示す各断面図においては、主要部のみを図示し、配向膜AL1及びAL2などの図示を省略している。
図12は、他の構成例を示す断面図である。図12に示す構成例は、図11に示した構成例と比較して、第1内壁IW1において第1凸部P1と第2凸部P2とが接し、第1外壁OW1において第3凸部P3と第4凸部P4とが接している点で相違している。第1凸部P1と第2凸部P2との間において、第1シールSE1は、液晶層LCと接していない。
このような構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。加えて、製造過程において、第1シールSE1の内側への広がりが第1内壁IW1によって抑制され、また、外側への広がりが第1外壁OW1によって抑制される。また、液晶材料の第1シールSE1への接触が抑制される。
図13は、他の構成例を示す断面図である。図13に示す構成例は、図11に示した構成例と比較して、第1凸部P1及び第3凸部P3が省略され、第1内壁IW1が第2凸部P2によって構成され、第1外壁OW1が第4凸部P4によって構成されている点で相違している。なお、第2凸部P2及び第4凸部P4が省略され、第1内壁IW1が第1凸部P1によって構成されてもよいし、第1外壁OW1が第3凸部P3によって構成されてもよい。つまり、第1内壁IW1は、第1凸部P1及び第2凸部P2の少なくとも一方によって構成されている。また、第1外壁OW1は、第3凸部P3及び第4凸部P4の少なくとも一方によって構成されている。
第2凸部P2は、第1基板SUB1から離間している。第2凸部P2と第1基板SUB1との間において、第1シールSE1は液晶層LCに接している。なお、第2凸部P2が第1基板SUB1に接していてもよい。また、第4凸部P4は、第1基板SUB1から離間しているが、第1基板SUB1に接していてもよい。
このような構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。
図14は、他の構成例を示す断面図である。図14に示す構成例は、図13に示した構成例と比較して、第1内壁IW1が第2凸部P2に重畳する黒色層31を備え、第1外壁OW1が第4凸部P4に重畳する黒色層32を備えた点で相違している。黒色層31及び32は、第1遮光部LS1とオーバーコート層OCとの間に設けられている。
例えば、第1遮光部LS1は、第1表示部DA1において第1方向Xに延びる線状遮光部とともに形成され、黒色層31及び32は、第1表示部DA1において第2方向Yに延びる線状遮光部とともに形成される。黒色層31及び32は、第1遮光部LS1と同一材料によって形成されている。一例では、第1遮光部LS1、及び、黒色層31及び32は、黒色の有機絶縁材料によって形成されている。オーバーコート層OCは、第1遮光部LS1、及び、黒色層31及び32を覆っている。第2凸部P2と黒色層31との間、及び、第4凸部P4と黒色層32との間には、それぞれオーバーコート層OCが介在している。
このような構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。
図15は、他の構成例を示す断面図である。図15に示す構成例は、図13に示した構成例と比較して、第1内壁IW1が第2凸部P2に重畳する着色層33を備え、第1外壁OW1が第4凸部P4に重畳する着色層34を備えた点で相違している。着色層33及び34は、第1遮光部LS1とオーバーコート層OCとの間に設けられている。
着色層33及び34は、例えば、図11に示した赤カラーフィルタCFR、緑カラーフィルタCFG、青カラーフィルタCFBのいずれかと同一材料によって形成される。なお、着色層33の色は、着色層34の色と同じであってもよいし、着色34の色と異なっていてもよい。また、着色層33及び34の各々は、2つ以上のカラーフィルタが積層された積層体であってもよい。オーバーコート層OCは、第1遮光部LS1、及び、着色層33及び34を覆っている。第2凸部P2と着色層33との間、及び、第4凸部P4と着色層34との間には、それぞれオーバーコート層OCが介在している。
このような構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。
図16は、他の構成例を示す断面図である。図16に示す構成例は、図13に示した構成例と比較して、第1内壁IW1が第2凸部P2の代わりに黒色層31を備え、第1外壁OW1が第4凸部P4の代わりに黒色層32を備えた点で相違している。黒色層31及び32は、図14に示した構成例と同様に形成される。オーバーコート層OCは、第1遮光部LS1、及び、黒色層31及び32を覆っている。
オーバーコート層OCは、第1基板SUB1から離間している。オーバーコート層OCと第1基板SUB1との間において、第1シールSE1は液晶層LCに接している。
このような構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。
図17は、他の構成例を示す断面図である。図17に示す構成例は、図13に示した構成例と比較して、第1内壁IW1が第2凸部P2の代わりに着色層33を備え、第1外壁OW1が第4凸部P4の代わりに着色層34を備えた点で相違している。着色層33及び34は、図15に示した構成例と同様に形成される。オーバーコート層OCは、第1遮光部LS1、及び、着色層33及び34を覆っている。
このような構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。
図18は、他の構成例を示す断面図である。図18に示す構成例は、図13に示した構成例と比較して、第1内壁IW1が第2凸部P2の代わりに黒色層31及び着色層33の積層体を備え、第1外壁OW1が第4凸部P4の代わりに黒色層32及び着色層34の積層体を備えた点で相違している。黒色層31は、第1遮光部LS1と着色層33との間に設けられている。黒色層32は、第1遮光部LS1と着色層34との間に設けられている。オーバーコート層OCは、第1遮光部LS1、黒色層31及び32、及び、着色層33及び33を覆っている。
このような構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。
図19は、他の構成例を示す断面図である。図19に示す構成例は、図18に示した構成例と比較して、第1内壁IW1が黒色層31及び着色層33に加えて第2凸部P2を備え、第1外壁OW1が黒色層32及び着色層34に加えて第4凸部P4を備えた点で相違している。
このような構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。
上述した各構成例においては、第1外壁OW1は、第1内壁IW1と同様の断面構造を有するように構成されているが、これに限らない。つまり、第1内壁IW1と第1外壁OW1とで異なる構成例が適用されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、信頼性の低下を抑制する表示装置を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
DSP…表示装置 PNL…表示パネル
SUB1…第1基板 SUB2…第2基板 LC…液晶層
SE…シール SE1…第1シール SE2…第2シール OP…開口
DA1…第1表示部 DA2…第2表示部
LS…遮光部 LS1…第1遮光部 LS2…第2遮光部
IW1…第1内壁 IW2…第2内壁 IS…間隙
OW1…第1外壁 OW2…第2外壁
P1…第1凸部 P2…第2凸部 P3…第3凸部 P4…第4凸部
31、32…黒色層 33、34…着色層

Claims (10)

  1. 第1画素を備えた第1表示部と、
    前記第1表示部に隣接し、第2画素を備えた第2表示部と、
    前記第1表示部及び前記第2表示部に設けられた液晶層と、
    前記第1表示部及び前記第2表示部を囲むとともに、前記第1表示部と前記第2表示部との間に設けられ、前記液晶層を封止するシールと、
    第1内壁及び第2内壁と、を備え、
    前記シールは、前記第1表示部を囲む第1内側面と、前記第2表示部を囲む第2内側面と、を有し、
    前記第1内壁は、前記第1内側面に沿って設けられ、
    前記第2内壁は、前記第2内側面に沿って設けられている、表示装置。
  2. 前記第1内壁及び前記第2内壁は、前記第1表示部及び前記第2表示部のエッジに沿って、ライン状に形成されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1内壁及び前記第2内壁は、前記第1表示部及び前記第2表示部のコーナーにおいて、ラウンド状に形成されている、請求項2に記載の表示装置。
  4. さらに、第1外壁及び第2外壁を備え、
    前記シールは、さらに、前記第1内側面の反対側の第1外側面と、前記第2内側面の反対側の第2外側面と、を有し、
    前記第1外壁は、前記第1外側面に沿って設けられ、
    前記第2外壁は、前記第2外側面に沿って設けられている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記第1外壁及び前記第2外壁は、前記第1表示部及び前記第2表示部のコーナーにおいて、ラウンド状に形成され、繋がっている、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記第1内壁及び前記第2内壁は、間隙を有している、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. さらに、前記液晶層を保持し前記シールによって接着される第1基板及び第2基板を備え、
    前記第1内壁は、前記第1基板に設けられた第1凸部、及び、前記第2基板に設けられ前記第1凸部と対向する第2凸部の少なくとも一方を備えている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記第1内壁は、さらに、前記第2凸部に重畳する黒色層を備えている、請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記第1内壁は、さらに、前記第2凸部に重畳する着色層を備えている、請求項7に記載の表示装置。
  10. 前記第1内壁は、黒色層、及び、着色層の少なくとも1つによって形成されている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示装置。
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