JP2021001838A - ガスメータ - Google Patents

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良平 小西
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Koji Murase
孝治 村瀬
圭祐 中田
Keisuke Nakata
圭祐 中田
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康雄 木場
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崇 森畑
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崇 大和久
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創太 土屋
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Takahiro Sakano
貴裕 坂野
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Takuya Yamazaki
拓也 山崎
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Akira Matsui
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Abstract

【課題】 接続部を介して計測部に電力が供給される構成のガスメータにおいて、ガスの不使用または不正使用を区別して判定する。【解決手段】 ガスメータは、ガス供給路に流れるガス流量を計測する計測部11と、当該計測部11で得られた計量信号からガス使用量を計量する計量部13と、計測部11および計量部13とを電気的に接続する接続部12と、制御部14と、電源部16と、を備える。電源部16から接続部12を介して計測部11に電力が供給される。計測部11における供給電力の電位に基づいた接続信号が接続部12を介して計量部13に送信される。制御部14は、接続信号が検出されないときに、接続部12の取外しによる異常が発生したと判定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、不正使用を抑制または防止することが可能なガスメータに関する。
従来では、ガスメータはガスの使用量を計測する機能のみを有していたが、近年では、ガス使用に伴うさまざまな異常の発生に対応可能とするために、マイクロコントローラ等の制御部を備える「スマートガスメータ」が提案され、実用化されている。ガス使用に伴う異常としては、ガスの使用量の計測異常あるいは各種災害等だけでなく、人為的な不正使用も挙げられる。
不正使用に対応するガスメータとしては、封印装置を備えるものが知られている。例えば、特許文献1には、非接触式ICタグを備える封印装置が設けられたメータが開示されている。非接触式ICタグは識別情報を送信可能であるため、不正使用のために封印装置が破壊されたり他の封印装置にすり替えられたりしても異常を認識することが可能となっている。
特開2006−250806号公報
例えば膜式ガスメータがスマート化された場合の代表的な構成としては、ガス使用量を計量する計量部および制御部等がコントローラ基板として基板化され、ガス流量を計測して計量信号を生成する計測部は、接続部を介してコントローラ基板に接続される構成が挙げられる。このような構成では、一般的には、電源部から直接的に計測部に電力が供給されるのではなく、接続部を介して計測部に電力が供給される。
ここで最近、膜式ガスメータの不正使用として、接続部を取り外して計測部への電力供給を遮断することで、ガス流量の計測を意図的に停止させる手法が報告されている。従来の構成では、計測部によりガス流量が計測されない(計量信号が生成しない)場合、制御部では、単なるガスの不使用なのか、電力供給の遮断による不正使用なのかを明確に区別して判定することが難しい。
特許文献1に開示されるメータは、ガスメータだけでなく電力メータまたは水道メータにも適用可能なものであり、封印装置に不正が行われることが前提である。そのため、特許文献1に開示の手法は、ガスメータにおいてガスの不使用または不正使用のいずれかを区別するような目的には適用することはできない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、接続部を介して計測部に電力が供給される構成のガスメータにおいて、ガスの不使用または不正使用を区別して判定することが可能とすることを目的とする。
本発明に係るガスメータは、前記の課題を解決するために、ガス供給路に流れるガス流量を計測する計測部と、当該計測部で得られた計量信号からガス使用量を計量する計量部と、前記計測部と前記計量部とを接続する接続部と、制御部と、電源部と、を備え、前記電源部から前記接続部を介して前記計測部に電力が供給されるとともに、前記計測部における前記供給電力の電位に基づいた接続信号が前記接続部を介して前記計量部に送信され、前記制御部は、前記接続信号が検出されないときに、前記接続部の取外しによる異常が発生したと判定する構成である。
前記構成によれば、計測部への供給電力に基づく接続信号として計量部に送信されるので、制御部は、計量信号が得られなくても接続信号が検出されていれば、接続部は取り外されていないと判定することができる。一方、制御部は、計量信号が得られず接続信号も検出されないときには、接続部が取り外されるという異常が発生したと判定することができる。これにより、計量部から計測部に対して電力供給される構成のガスメータにおいて、ガスの未使用または不正使用を区別して判定することが可能となる。
本発明では、以上の構成により、接続部を介して計測部に電力が供給される構成のガスメータにおいて、ガスの不使用または不正使用を区別して判定することが可能とすることができる、という効果を奏する。
本発明の代表的な実施の形態に係るガスメータの構成例を示すブロック図である。 図1に示すガスメータの要部の具体的な構成の一例を示す模式的回路図である。
本開示に係るガスメータは、ガス供給路に流れるガス流量を計測する計測部と、当該計測部で得られた計量信号からガス使用量を計量する計量部と、前記計測部と前記計量部とを接続する接続部と、制御部と、電源部と、を備え、前記電源部から前記接続部を介して前記計測部に電力が供給されるとともに、前記計測部における前記供給電力の電位に基づいた接続信号が前記接続部を介して前記計量部に送信され、前記制御部は、前記接続信号が検出されないときに、前記接続部の取外しによる異常が発生したと判定する構成である。
前記構成によれば、計測部への供給電力に基づく接続信号として計量部に送信されるので、制御部は、計量信号が得られなくても接続信号が検出されていれば、接続部は取り外されていないと判定することができる。一方、制御部は、計量信号が得られず接続信号も検出されないときには、接続部が取り外されるという異常が発生したと判定することができる。これにより、計量部から計測部に対して電力供給される構成のガスメータにおいて、ガスの未使用または不正使用を区別して判定することが可能となる。
前記構成のガスメータにおいては、前記接続部は、前記計測部における前記供給電力の電位を前記接続信号として帰還させる接続信号線を備える構成であってもよい。
前記構成によれば、接続信号線を介して計測部への供給電力の一部を接続信号として計量部に帰還させる。そのため、簡素な構成で計測部から計量部に接続信号を良好に送信することができる。
また、前記構成のガスメータにおいては、さらに、表示部を備え、前記制御部は、前記異常の発生を判定したときには、前記表示部に異常情報を表示させる構成であってもよい。
前記構成によれば、不正使用による異常の発生が判定されれば、表示部に異常情報を表示させることができる。そのため、不正使用を図った使用者に対する警告が可能になる。
また、前記構成のガスメータにおいては、さらに、前記ガス供給路を遮断する遮断弁を備え、前記制御部は、前記異常の発生を判定したときには、前記遮断弁を動作させてガス供給を遮断する構成であってもよい。
前記構成によれば、不正使用による異常の発生が判定されれば、遮断弁を動作させてガス供給を遮断することができる。そのため、ガスの不正使用を良好に回避することができる。
また、前記構成のガスメータにおいては、さらに、記憶部を備え、前記制御部は、前記異常の発生を判定したときには、当該判定を前記記憶部に記憶するとともに、前記接続部が再度接続されてもガス供給の遮断を継続する構成であってもよい。
前記構成によれば、不正使用による異常の発生が一度でも判定されれば、接続部を再び接続して計測部への電力供給状態を回復しても、ガス供給の再開が防止される。そのため、ガス供給事業者は不正使用の発生を良好に回避することが可能になる。
また、前記構成のガスメータにおいては、さらに、操作により停止状態にあるガス供給を復帰させるガス供給復帰部を備え、前記制御部は、前記異常の発生を判定したときには、前記ガス供給復帰部が操作されてもガス供給の遮断を継続する構成であってもよい。
前記構成によれば、不正使用による異常の発生が判定されて、遮断弁の動作によりガス供給が遮断された状態では、ガス供給復帰部が操作されてもガス供給の再開が防止される。そのため、ガスの不正使用を良好に回避することができる。
以下、本発明の代表的な実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
[ガスメータの構成例]
まず本開示に係るガスメータの代表的な一例について、図1および図2を参照して具体的に説明する。
本開示に係るガスメータは、図1に模式的に示すように、計測部11、接続部12、計量部13、制御部14、記憶部15、電源部16、表示部21、入出力部22、ガス供給復帰部23、遮断弁30等を備える。図1においては機能ブロック同士をつなぐ実線が制御関係を模式的に示し、点線が電源部16からの電力供給を模式的に示している。
また、本開示に係るガスメータの代表的な実施の形態としては、図2に示すような要部構成を挙げることができる。具体的には、本実施の形態に係るガスメータの要部は、コントローラ基板40、遮断弁30、および計測部11等で構成されている。通常、ガスメータの筐体(ボックス)内にコントローラ基板40および計測部11が収容され、コントローラ基板40が備えるマイクロコントローラ41と計測部11とが接続部12により接続されている。
計測部11は、ガス供給路に流れるガス流量を計測する。本開示では、具体的なガスメータとしては膜式を挙げて説明する。膜式ガスメータでは、計量膜で仕切られた2つの計量室の一方にガスを流入し、当該計量室にガスを充満させてからに排出する。このガス流入から排出までの一連の動作を各計量室で連続的に交互に繰り返すことにより計量膜に往復運動を生じさせる。この往復運動はクランク等の機構により、例えば磁石の回転運動に変換される。計測部11では、この回転運動による磁界変化を、例えば図2に示すMRセンサ43(Magneto Resistive Sensor)等の磁気センサで検出することによりガス流量を計測し、計量信号を生成する。
接続部12は、計測部11と計量部13とを信号を送信可能に接続するとともに、電源部16からの電力を計測部11に供給可能に接続する。接続部12の具体的な構成は特に限定されないが、本実施の形態では、接続部12は、図2に示すように、計測部11から延伸する配線とコネクタ部32とを備える構成となっている。接続部12が備える具体的な配線として、図2に示すように、例えば、電力供給線33、計量信号線34a,34b、およびグラウンド線36、並びに接続信号線35が挙げられる。
電力供給線33は、図2には図示しない電源部16から計測部11に対して電力を供給する。図2では、矢印VB の方向に図示しない電源部16が接続され、この電源部16はスイッチング素子42を介してコネクタ部32に接続されている。なお、図2に例示するスイッチング素子42は、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)であり、ゲートGがマイクロコントローラ41に接続され、ソースSが電源部16(矢印VB )に接続され、ドレインDがコネクタ部32に接続される。また、マイクロコントローラ41はスイッチング素子42とは並列に電源部16(矢印VB )に接続される。
計量信号線34a,34bは、計測部11のMRセンサ43で生成した計量信号を計量部13に送信する。グラウンド線36は、計量信号線34a,34bのシグナル・グラウンドであり、MRセンサ43からの電流の帰路である。接続信号線35は、計測部11内の電力供給線33から分岐する信号線であり、電力供給線33からの供給電力の電位を、計量部13に対する計測部11の接続信号として帰還(フィードバック)する。
コネクタ部32は、計量部13に対して、電力供給線33、計量信号線34a,34b、接続信号線35、グラウンド線36を着脱可能に接続する。したがって、図2に示す接続部12の構成では、計測部11から電力供給線33等の配線が延伸し、これら配線の端部がコネクタ部32として計量部13に接続可能となっている。図2に示す構成では、コントローラ基板40においては、計量信号線34a,34bおよび接続信号線35は、コネクタ部32を介してマイクロコントローラ41に接続されているとともに、抵抗を介してシグナル・グラウンドにも接続されている。
コネクタ部32、電力供給線33、計量信号線34a,34b、接続信号線35、グラウンド線36の具体的な構成は特に限定されず、公知のコネクタ、電気配線、信号配線等を好適に用いることができる。また、図2に示す例では、図中上から電力供給線33、接続信号線35、計量信号線34a,34b、グラウンド線36の順で配置されているが、これら配置順は説明の便宜上の模式的なものであり、実際の配線構造等は図2の模式的な例に限定されることはない。
なお、接続部12は、前記の配線およびコネクタ部32以外の部材または配線等を備えてもよい。あるいは、ガスメータの具体的な構成に応じて、接続部12は図2に示す以外の構成を備えてもよい。本開示においては、接続部12は、計測部11と計量部13との間を、少なくとも電力供給および計量信号の送信を可能とするように電気的に接続しており、かつ、供給電力の電位を計量部13に対して接続信号として帰還させることが可能な構成であればよい。
計量部13は、計測部11からの計量信号からガス使用量を計量する構成であればよい。ガスメータが膜式であれば、計測部11から送信される計量信号はパルス信号であり、計量部13はこのパルス信号をカウントアップしてガス使用量を計量する。制御部14は、ガスメータの動作を制御するものであればよい。ただし、後述するように、制御部14は、計測部11の接続信号が検出されないときに、接続部12の取外しによる異常が発生したと判定するよう構成されている。
計量部13および制御部14の具体的な構成は特に限定されないが、本実施の形態では、例えば、図2に示すように、計量部13および制御部14は、マイクロコントローラ41の機能構成としてソフトウェアにより実現されればよい。あるいは、計量部13および制御部14の少なくとも一方は、マイクロコントローラ41から独立した専用の演算器(公知の演算素子あるいは公知の演算回路等)により実現されてもよい。
記憶部15は、マイクロコントローラ41を動作させるためのプログラム、計量部13によるガス使用量の計量結果、制御部14により生成した制御データ等の各種情報を記憶する公知の構成であればよい。本実施の形態では、例えば、図2に示すように、記憶部15は、マイクロコントローラ41が備える搭載メモリであるが、マイクロコントローラ41から独立したメモリが記憶部15として用いられてもよいし、これら双方が記憶部15として用いられてもよい。計量部13および制御部14がマイクロコントローラ41以外で実現される場合には、計量部13および制御部14から独立したメモリ等を記憶部15として用いることができる。
図1に模式的に示すように、制御部14には、計量部13および記憶部15が接続されるだけでなく、表示部21、入出力部22、ガス供給復帰部23、および遮断弁30等が接続される。具体的には、図2に示すように、計量部13、制御部14および記憶部15がマイクロコントローラ41として一体的に実現される場合、表示部21、入出力部22(図2では外部接続端子31)、ガス供給復帰部23、および遮断弁30はマイクロコントローラ41により制御されるように接続されていればよい。
表示部21は、ガスメータの動作等に関する情報を表示できる構成であればよい。具体的には、例えば、公知の液晶パネル等のフラットパネルディスプレイ、あるいは、発光ダイオード(LED)等の表示ランプを挙げることができる。入出力部22は、ガスメータの制御部14に対して外部から情報を入力したり、制御部14から外部に対して情報を出力したりすることができるものであればよい。
図2に示す構成のガスメータでは、入出力部22として公知の外部接続端子31を備えている。具体的な外部接続端子31としては、例えば、シリアルバス通信用接続端子等を挙げることができる。また、入出力部22は外部接続端子31に限定されず公知の無線通信部であってもよいし、他の入出力器であってもよい。あるいは、ガスメータは、入出力部22として、外部接続端子31および無線通信部の双方を(さらには他の入出力器も)備えてもよいし、入力部および出力部をそれぞれ別の構成要素として備えてもよい。
ガス供給復帰部23は、ガスメータがガス供給の停止状態にあるときに操作することで、この停止状態を解除してガス供給を復帰させるものである。ガス供給復帰部23の具体的な構成は特に限定されないが、公知のスイッチ部材(例えば押ボタンスイッチ等)により構成される。遮断弁30はガス供給路を遮断する公知の弁装置であればよい。
さらに図1および図2には図示しないが、ガスメータは、計測部11(MRセンサ43等の計測用素子)以外のガス流量センサ、ガスの圧力を検出するガス圧力センサ等の他のセンサ部を備えてもよい。これら他のセンサ部は、その計測値に基づいて、ガスの使用に伴うさまざまな異常(ガス管損傷、ガス機器の故障、地震等の災害発生等)を制御部14で判定するために用いられる。
制御部14は、例えば、前記の他のセンサ部による検出値が予め設定される所定条件から外れた場合、あるいは、後述するように、接続部12から帰還する接続信号が検出されない場合等には、遮断弁30を動作させてガス供給路を遮断し、ガス供給を停止する。また、制御部14は、ガス供給復帰部23の操作により遮断弁30を動作させてガス供給路の遮断を解除し、ガス供給を再開する。ただし、後述するように、接続信号が検出されないときに遮断弁30でガス供給路を遮断した場合には、制御部14は、ガス供給復帰部23の操作によってもガス供給を再開しないように制御してもよい。
電源部16は、ガスメータに電力を供給するものであり、一般的には公知の電池が用いられる。電源部16は、電池等の直流電源だけで構成されてもよいが、必要に応じて公知のスイッチング素子または電源回路等を備えてもよい。なお、図2に示すスイッチング素子42は、MOSFETに限定されず公知の他のスイッチング素子であってもよい。また、スイッチング素子42に代えて公知の電源回路等が用いられてもよい。
図1において点線矢印で示すように、電源部16は、計量部13、制御部14、記憶部15、表示部21、入出力部22、ガス供給復帰部23、遮断弁30等に対して電力を供給する。ガスメータの構成によっては、これら機能ブロックの一部に対してのみ電源部16から電力が供給され、他の機能ブロックに対しては他の電源から電力が供給されてもよい。ただし、図1に示すように、計測部11に対しては、電源部16からの電力は常に接続部12を介して供給される。
[ガスメータの動作例]
次に、本開示に係るガスメータの動作例について、図1および図2を参照して具体的に説明する。本実施の形態に係るガスメータでは、図2には図示しない電源部16からスイッチング素子42および接続部12を介して計測部11に対して電力が供給される。図2に示す構成では、接続部12の電力供給線33は、コネクタ部32を介してスイッチング素子42と計測部11のMRセンサ43とを電気的に接続している。これにより電源部16から計測部11に電力が供給される。
ここで、前記の通り、電源部16としては一般的に電池が用いられ、ガスメータが設置された後は、通常、長期間(例えば10年または7年)電池交換なしで動作し続けることが前提となっている。それゆえ、省電力化のために電源部16から計測部11への電力供給は間欠的に行われる。図2に示す構成では、マイクロコントローラ41によりスイッチング素子42の動作を制御して、計測部11に対して間欠的に電力を供給すればよい。計測部11では、ガス供給路に流れるガス流量は間欠的に計測され、MRセンサ43においても計量信号を間欠的に生成する。
計測部11で生成した計量信号は、接続部12の計量信号線34a,34bによりコネクタ部32を介して、マイクロコントローラ41に送信される。マイクロコントローラ41では、記憶部15に記憶されるプログラムに基づいて、計量部13および制御部14がソフトウェア的に実現される。計量部13は、接続部12を介して得られた計量信号からガス使用量を計量する。このガス使用量は、制御部14の制御により記憶部15に記憶され、あるいは、表示部21に表示される。また、外部接続端子31に外部端末を接続するか、あるいは、図示しない無線通信部により外部端末と通信すること等により、ガス使用量等のデータがガスメータから外部端末に出力されてもよい。
図示しない他のセンサ部の検出値に基づき、制御部14が何らかの異常の発生を判定すれば、表示部21に警報等の異常発生情報を表示させる(異常表示動作)とともに、遮断弁30を動作させてガス供給を遮断する(弁閉動作)。このように、制御部14が異常の発生を判定したときに実施されるガスメータの動作を、説明の便宜上「異常対応動作」と称する。
本開示に係るガスメータにおいては、「異常対応動作」の具体的な内容は特に限定されない。前記の例では、表示部21による異常表示動作と遮断弁30による弁閉動作との双方を実施しているが、いずれか一方のみを実施してもよいし、他の不正使用対応動作を実施してもよい。例えば、ガスメータが表示部21以外に警告音発生部を備えていれば、異常表示動作および弁閉動作の少なくとも一方とともに、警告音発生動作を実施してもよい。また、これらの異常対応動作は、予め設定されている条件に基づいて制御部14により自動的に解除されてもよいし、外部接続端子31等の入出力部22に外部端末を接続して操作することにより解除されてもよい。
また、本実施の形態では、ガスメータはガス供給復帰部23を備えているので、使用者がガス供給を再開してもよいと判断したときには、ガス供給復帰部23を操作すればよい。制御部14は、ガス供給復帰部23の操作に基づいて遮断弁30を動作させてガス供給路を開放する(弁開動作)。これにより、ガス供給が再開され、ガスメータは間欠的な動作を再開する。
ここで、使用者がガスを一定時間使用していない状態(不使用状態)では、計測部11においても計量信号は一定時間同一の信号を生成し、マイクロコントローラ41(計量部13)に対して同一の信号が入力される。また、使用者がガスの不正使用を意図して、コネクタ部32をコントローラ基板40から取り外した場合、計測部11に電力が供給されないため、計測部11は動作せず、それゆえ、計量信号を生成することができないため、マイクロコントローラ41(計量部13)に対して同一の信号が入力される。従来のガスメータでは、このような不使用の場合と不正使用の場合とで、マイクロコントローラ41(計量部13)に対して同一の信号が入力されることがあるため、不使用と不正使用とを明確に区別することができなかった。
本開示に係るガスメータでは、前記の通り、計測部11における供給電力の電位は接続部12を介して計量部13に対して接続信号として帰還(フィードバック)される。図2に示す構成では、接続部12に含まれる接続信号線35が、計測部11の電力供給線33から分岐してコネクタ部32を介してマイクロコントローラ41に接続されている。それゆえ、ガスが不使用状態であっても、コネクタ部32が接続されている限り、計測部11には間欠的に電力が供給されるので、計測部11からの接続信号もマイクロコントローラ41(計量部13)に対して間欠的に入力されることになる。したがって、接続信号が検出されれば特に異常は発生していないと見なすことができる。
これに対して、コネクタ部32が取り外されれば、計測部11に対して電力が供給されないので、接続信号線35からマイクロコントローラ41に対して接続信号が入力されることがない。そこで、制御部14は、接続信号が検出されないときに、接続部12の取外しによる異常が発生したと判定することができる。制御部14が異常の発生を判定すれば、前記の通り、表示部21による異常表示動作または遮断弁30による弁閉動作等の異常対応動作を実施すればよい。
制御部14による異常の発生の判定手法は特に限定されないが、例えば、接続信号を検出するための所定期間を予め設定しておき、この所定期間内に接続信号が検出できなければ、接続部12の取外しによる不正使用が行われたと判定する手法を挙げることができる。例えば、膜式ガスメータにおいては、前記の通り、省電力化のために電源部16から計測部11への電力の供給は間欠的に行われる。
本実施の形態では、接続信号が供給電力の電位を帰還させたものであるため、計量部13による接続信号の検出周期は、計測部11へ電力供給される周期の整数倍となる。それゆえ、制御部14は、計測部11への電力供給周期を基準として所定期間を予め設定しておき、この所定期間内に接続信号が検出できない場合に、接続部12が取り外される不正使用が行われ、異常が発生したと判定すればよい。
このように、制御部14が不正使用による異常の発生を判定して、ガスメータが異常対応動作を実施した場合、例えば、使用者は、再びコネクタ部32を接続して計測部11への電力供給を回復させようとすることが考えられる。そこで、制御部14は、不正使用による異常の発生を判定した場合には、この判定を記憶部15に記憶させ、接続部12が再度接続された場合であっても、異常対応動作を継続すればよい。
これにより、不正使用を試みた使用者が原状復帰しようとしても、異常表示動作または弁閉動作等が継続することになる。これらの異常対応動作を解除するためには、例えば、入出力部22を介して外部端末を接続してガスメータを外部操作する処理等が必要になる。このような外部端末による解除操作は、通常、ガス供給事業者のみが実行可能であるため、ガス供給事業者は不正使用の発生を良好に確認することができる。
ここで、本実施の形態では、ガスメータはガス供給復帰部23を備えている。そのため、不正使用による異常の発生を制御部14が判定し、使用者がコネクタ部32を再接続しても遮断弁30の弁閉動作が継続している場合には、使用者がガス供給復帰部23を操作することにより、遮断弁30が弁開してガス供給が再開されるおそれがある。そこで、制御部14は、不正使用による異常の発生を判定したときには、ガス供給復帰部23が操作されてもガス供給の遮断(遮断弁30による弁閉動作)を継続すればよい。これにより、ガス供給事業者は不正使用の発生を良好に確認することができる。
このように、本開示に係るガスメータは、ガス供給路に流れるガス流量を計測する計測部11と、当該計測部11で得られた計量信号からガス使用量を計量する計量部13と、計測部11と計量部13とを接続する接続部12と、制御部14と、電源部16と、を備え、電源部16から接続部12を介して計測部11に電力が供給されるとともに、計測部11における供給電力の電位に基づいた接続信号が接続部12を介して計量部13に送信され、制御部14は、接続信号が検出されないときに、接続部12の取外しによる異常が発生したと判定する構成である。
この構成によれば、計測部11への供給電力に基づく接続信号として計量部13に送信される。そのため、制御部14は、計量信号が得られなくても接続信号が検出されていれば、接続部12は取り外されていないと判定することができ、計量信号が得られず接続信号も検出されないときには、接続部12が取り外されるという異常が発生したと判定することができる。これにより、計量部13から計測部11に対して電力供給される構成のガスメータにおいて、ガスの未使用または不正使用を区別して判定することが可能となる。
また、本開示に係るガスメータは、前記の通り、計測部11、接続部12、計量部13、制御部14、および電源部16を備える構成であれば、制御部14は、不正使用による異常の発生を判定することができる。それゆえ、本開示に係るガスメータは、図1に示す記憶部15、表示部21、入出力部22(外部接続端子31、無線通信部等)、ガス供給復帰部23、遮断弁30等を必ずしも備えていなくてもよい。これら構成要素は、例えば、他の独立した装置等としてガスメータに対して後付けされてもよい。また、本開示に係るガスメータは、前述した他のセンサ部等のように、ガスメータの分野で公知の他の構成要素を備えてもよい。これら他の構成要素も後付け可能なものであってもよい。
また、本実施の形態では、接続部12が接続信号線35を備えることにより、計測部11における供給電力の電位を接続信号として計量部13に帰還させている。しかしながら、本開示における接続信号はこれに限定されず、例えば、供給電力の分圧を利用してもよいし、供給電力に基づく公知の他の信号を利用してもよい。
なお、本発明は前記実施の形態の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲内で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態や複数の変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、接続部を介して計測部に電力が供給される構成のガスメータの分野において、不正使用を判定する場合に特に好適に用いることができる。
11:計測部
12:接続部
13:計量部
14:制御部
15:記憶部
21:表示部
22:入出力部
23:ガス供給復帰部
30:遮断弁
31:外部接続端子(入出力部)
32:コネクタ部(接続部)
33:電力供給線(接続部)
34:計量信号線(接続部)
35:接続信号線(接続部)
36:グラウンド線(接続部)
40:コントローラ基板
41:マイクロコントローラ
42:スイッチング素子
43:MRセンサ

Claims (6)

  1. ガス供給路に流れるガス流量を計測する計測部と、
    当該計測部で得られた計量信号からガス使用量を計量する計量部と、
    前記計測部と前記計量部とを接続する接続部と、
    制御部と、
    電源部と、
    を備え、
    前記電源部から前記接続部を介して前記計測部に電力が供給されるとともに、
    前記計測部における前記供給電力の電位に基づいた接続信号が前記接続部を介して前記計量部に送信され、
    前記制御部は、前記接続信号が検出されないときに、前記接続部の取外しによる異常が発生したと判定することを特徴とする、
    ガスメータ。
  2. 前記接続部は、前記計測部における前記供給電力の電位を前記接続信号として帰還させる接続信号線を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載のガスメータ。
  3. さらに、表示部を備え、
    前記制御部は、前記異常の発生を判定したときには、前記表示部に異常情報を表示させることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のガスメータ。
  4. さらに、前記ガス供給路を遮断する遮断弁を備え、
    前記制御部は、前記異常の発生を判定したときには、前記遮断弁を動作させてガス供給を遮断することを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のガスメータ。
  5. さらに、記憶部を備え、
    前記制御部は、前記異常の発生を判定したときには、当該判定を前記記憶部に記憶するとともに、
    前記接続部が再度接続されてもガス供給の遮断を継続することを特徴とする、
    請求項4に記載のガスメータ。
  6. さらに、操作により停止状態にあるガス供給を復帰させるガス供給復帰部を備え、
    前記制御部は、前記異常の発生を判定したときには、前記ガス供給復帰部が操作されてもガス供給の遮断を継続することを特徴とする、
    請求項4または5に記載のガスメータ。
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