JP2020520856A - 折りたたみ自転車 - Google Patents

折りたたみ自転車 Download PDF

Info

Publication number
JP2020520856A
JP2020520856A JP2020514343A JP2020514343A JP2020520856A JP 2020520856 A JP2020520856 A JP 2020520856A JP 2020514343 A JP2020514343 A JP 2020514343A JP 2020514343 A JP2020514343 A JP 2020514343A JP 2020520856 A JP2020520856 A JP 2020520856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar
bicycle
folding
diagonal rod
folding bicycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020514343A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018211104A5 (ja
JP7083017B2 (ja
Inventor
ヘンリー、ジャイルス
Original Assignee
ヘンリー、ジャイルス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヘンリー、ジャイルス filed Critical ヘンリー、ジャイルス
Publication of JP2020520856A publication Critical patent/JP2020520856A/ja
Publication of JPWO2018211104A5 publication Critical patent/JPWO2018211104A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7083017B2 publication Critical patent/JP7083017B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K15/00Collapsible or foldable cycles
    • B62K15/006Collapsible or foldable cycles the frame being foldable
    • B62K15/008Collapsible or foldable cycles the frame being foldable foldable about 2 or more axes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K3/00Bicycles
    • B62K3/02Frames
    • B62K3/04Frames having a substantially horizontal top bar

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

【解決手段】折りたたみ自転車は、前輪(1)が取り付けられる前部フレーム部と、後輪(2)が取り付けられる後部フレーム部(A)と、を有するフレームを備える。前部フレーム部は、上部バー(10)と、シートバー(5)と、斜めバーと、を含む。後部フレーム部は、少なくとも1つのシートステー(8)と、少なくとも1つの下部バー(9)と、シートバー(5)と、を含む。斜めのバーは、上部斜めロッド(14)と下部斜めロッド(15)と、を備える。下部傾めロッド(15)、上部傾めロッド(14)、上部バー(10)およびシートバー(5)は、折りみ位置と展開位置との間で変形可能な関節型四辺形を形成するように、関節(P1,P2,P3,P4)によってこの順序で互いに接続される。【選択図】図2B

Description

本開示は、折りたたみ自転車、すなわち、自転車が輸送手段として使用される展開位置と、自転車のサイズがより小さい折りたたみ位置との間で変形可能な自転車に関する。折りたたむと、自転車をより簡単に保管または輸送できる。
すでに多くの種類の折りたたみ自転車がある。しかし、これらの自転車のほとんどは、折りたたまれた状態でのサイズを小さくするために、小さな車輪が取り付けられている。これには、使用中の自転車の快適性と安定性が低下するという欠点がある。
しかし、通常サイズの折りたたみ自転車がいくつかある。これは、自転車のユーザーのサイズに比例する直径の車輪を備えた自転車を意味する。通常、今日の基準では、平均的な大人に推奨されるホイール(より具体的にはタイヤ)の直径は650〜700mm、つまり26〜28インチである。しかし、これらの自転車のほとんどは、折りたたみよりも取り外しが容易であり、折りたたみには、フレームのすべてまたは一部の分解および/または1つ以上の車輪の取り外しを必要とする。これは、例えば、US4900047またはEP2114758B1折りたたみ自転車の場合である。
これらの自転車は、折りたたむのに必要な操作が複雑であり、組み立てたときのフレームの剛性が不足する可能性があるため、満足のいくものではない。
したがって、折りたたみおよび展開操作が簡単で、フレームの一部または自転車の車輪を分解する必要のない、通常のサイズの新しいタイプの折りたたみ自転車が必要である。
本発明は、前輪、後輪、およびフレームを備える折りたたみ自転車に関する。フレームは、ピボット式フォークによって前輪が取り付けられる前部フレーム部と、後輪が取り付けられる後部フレーム部とを含む。前部フレーム部は、上部バー、シートバーおよび斜めバーを含む。シートバーは、後部フレーム部の一部でもある。後部フレーム部は、少なくとも1つのシートステー、少なくとも1つの下部バーおよびシートバーを含むことができる。
第1の実施形態によれば、斜めバーは、上部傾めロッドと下部斜めロッドとを含む。下部斜めロッド、上部斜めロッド、上部バーおよびシートバーは、折りみ位置と展開位置との間で変形可能な関節型四辺形を形成するように、関節によってこの順序で互いに接続される。変形可能な関節型四辺形は、折りたたみ位置に向かって変形するとき、自転車が縦方向に折りたたまれ、前輪および後輪は、前輪が自転車の横方向において後輪と重なるまで縦方向に互いに向かって移動する一方で、互いに横方向に離れる、ように構成される。
第2の実施形態によれば、前部フレーム部は、上部バーと、シートバーの一部と、接続部バーと、斜めバーと、を含む。上部バー、シートバーの一部、接続バーおよび斜めバーは、折りたたみ位置と展開位置との間で変形可能な関節型四辺形を形成するように、関節によってこの順序で互いに接続される。変形可能な関節型四辺形は、折りたたみ位置に向かって変形するとき、自転車が縦方向に折りたたまれ、前輪および後輪が、前輪が自転車の横方向において後輪と重なるまで縦方向に互いに向かって移動しながら互いに横方向に離れるように構成される。
したがって、自転車が折りたたみ位置にあるとき、前輪は自転車の横方向において後輪に重なる。言い換えると、前輪および後輪は、自転車の横方向に実質的に互いに対向配置され、これらの車輪は、本発明の範囲から逸脱することなく、互いに対してわずかにオフセットできることが理解される。
本開示では、自転車の長さは、自転車の前輪の前端と後輪の後端との間で測定される 。自転車の縦方向は、自転車の長さの方向である。縦方向は、自転車が展開位置にあるときの自転車の前後方向に対応し、自転車が輸送手段として使用されるときの自転車の通常の移動方向に対して前後が定義される。
自転車の高さは、展開位置において、自転車が水平面上の車輪の上にあるときに、鉛直方向に沿って考慮される。
自転車の「正中面」は、自転車の後輪の正中面に対応する。自転車が展開され、前輪および後輪が一直線に並んでいるとき、前輪および後輪は正中面にあり、自転車の縦軸はこの面に含まれる。
横方向は、自転車の正中面に垂直な方向である。
前輪と後輪が折りたたみ位置において横方向に沿って重ねられているという事実により、通常サイズ、すなわち自転車のユーザのサイズに比例した直径の車輪を有しながら、折りたたまれた位置での自転車のサイズを制限することができる。したがって、自転車を折展開位置で使用したときの自転車の快適性と安定性が維持され、折りたたまれたとき、自転車を簡単に保管(例えば、アパート、地下室、バルコニーなど)し、簡単に輸送(例えば、車のトランク、公共交通機関など)できる。
加えて、フレームの一部や自転車の車輪を分解することなく、関節型四辺形の変形が可能であるため、自転車を簡単かつ迅速に折りたたむことができる。
前述の関節型四辺形は、四辺形の四隅を形成する前述の4つの関節によって定義される。四辺形の4つの辺は、順番に、関節を接続する要素によって構成される。第1の実施形態では、4つの辺は、実質的に、下部斜めロッド、上部斜めロッド、上部バーおよびシートバーによってそれぞれ形成される。同様に、第2の実施形態では、4つの辺は、実質的に、上部バー、シートバーの上部、接続バーおよび斜めバーによって形成される。前述のロッドおよびバーは、一般に実質的にまっすぐであるが、必ずしもそうである必要はない。したがって、この点で、四辺形の外燃は、厳密に解釈されるべきではない。例えば、これらのバーおよびロッドは、本発明の範囲から逸脱することなく湾曲していても、破線形状を有していてもよい。
いくつかの実施形態では、関節は回転関節またはネジ関節である。これらの関節は、構造的に単純であり、関節の軸のまわりを1回だけ回転できるようにすることで、変形可能な関節型四辺形の4つの辺を回転させることができる。自転車の折りたたみは、このようなガイドによって容易になる。これにより、自転車は、スムーズ、迅速、および直感的に折りたたまれ得る。
いくつかの実施形態では、関節は回転関節であり、これらの関節の軸は同じ点で交差する。
他の実施形態では、関節の軸はそれらの間で平行である。この場合、関節の軸は、自転車の横方向に対して同じ角度で傾斜していることが好ましい。自転車が折りたたまれて水平面に載っているとき、関節の軸は水平であってもよい。
いくつかの実施形態では、後部フレーム部は変形不能である。これにより、使用中の自転車の安定性が向上する。
いくつかの実施形態では、自転車は、折りたたまれた関節型四辺形をその展開位置にロックするロックシステムを含む。関節型四辺形に採用された構成に応じて、下部斜めロッドと上部斜めロッドとの間、またはシートバーの一部と接続バーとの間にロックシステムを設けることができる。
ロックシステムは、例えば、ネジによって保持されるクリップまたはクランプカラー、またはレバーによって作動されるフックシステムを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ロックシステムは、斜めのロッドの内側に、伸長位置と格納位置との間でスライド可能に取り付けられたボルトと、他の斜めのロッドの内側に取り付けられ、関節のまわりの斜めロッドの回転を防止するために伸長位置でボルトと協働するキーパーと、を含む。
いくつかの実施形態では、斜めロッドの一方は、関節を超えて軸方向に延びる延長部を有し、他方のロッドは、延長部の形状と相補的な形状の切欠部を有し、ボルトは延長部内で軸方向にスライドする。この構成により、展開位置での関節型四辺形のロックがより確実になる。
いくつかの実施形態では、ロック装置は、ボルトと同じ斜めロッドに取り付けられ、ボルトと協働してボルトを格納位置に向けて駆動し、傾斜ロッドの互いに対する回転を可能にするロック解除レバーを含む。
いくつかの実施形態では、ロックシステムは、ボルトのロック位置とボルトの解放位置との間で、延長部に移動可能に取り付けられるラッチを含む。斜めのロッドの中心軸を基準にして、ラッチは横方向に移動できまるが、軸方向には移動できない。切欠部の側面には、ラッチに面するピンが設けられ、斜めロッドが一直線に並ぶように展開されると、ピンがラッチに押し付けられてボルトのロックが解除される。そのような構成により、自転車を展開するときに、ボルトを簡単かつ迅速にロック解除でき、それによって関節型四辺形がロックされます。
いくつかの実施形態では、自転車は、自転車を折りたたんだり展開したりするときに自転車チェーンセットを特定の位置にロックするためのロックシステムを含む。特に、チェーンセットは、軸の周りを回転するペダルプレートを含むことができ、ロックシステムは、プレートに近い下部斜めロッドに固定されたピンと、プレートの内側の面に固定されるストップと、を含む。展開位置では、ピンはストップの移動を妨げず、プレートはその軸を中心に自由に回転できる。折り畳み中に、下部斜めロッドがシートバーに対して回転し、シートバーに近づくと、ピンがプレートの軸に近づき、ストッパの移動を止める。これにより、プレートは自由に回転できなくなる。
上記およびその他の特徴および利点は、提案されている折りたたみ自転車の例に関する以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。この詳細な説明は添付の図面を参照している。
添付図面は概略図であり、縮尺通りではなく、主に本発明の原理を説明することを意図している。
これらの図面では、ある図から別の図まで、同一の要素(または要素部分)は同じ参照符号で示されている。
従来技術に係る従来の自転車の概略側面図である。 本発明に係る自転車の第1の例の折りたたみシーケンスの概略側面図である。 本発明に係る自転車の第1の例の折りたたみシーケンスの概略側面図である。 本発明に係る自転車の第1の例の折りたたみシーケンスの概略側面図である。 本発明に係る自転車の第1の例の折りたたみシーケンスの概略側面図である。 本発明に係る自転車の別の例の上面図である。 図3の自転車の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 図3の自転車の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 図3の自転車の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 図4Cの矢印Vに沿って正面から見た、折りたたまれた位置にある図3の自転車を示す図である。 本発明に係る折りたたみ自転車の別の例の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 本発明に係る折りたたみ自転車の別の例の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 本発明に係る折りたたみ自転車の別の例の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 本発明に係る折りたたみ自転車の別の例の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 図4Cおよび図6Dの自転車と同様の折りたたまれた位置にある自転車を示す側面図である。 図4Cおよび図6Dの自転車と同様の折りたたまれた位置にある自転車を示す側面図である。 自転車を展開位置にロックするためのロックシステムの例を示す図である。 折りたたみ自転車の第3の例の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 折りたたみ自転車の第3の例の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 折りたたみ自転車の第3の例の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 折りたたみ自転車の第3の例の折りたたみシーケンスを示す斜視図である。 自転車を展開位置にロックするためのロックシステムの第2の例を示す図である。 自転車を展開位置にロックするためのロックシステムの第2の例を示す図である。 自転車を展開位置にロックするためのロックシステムの第2の例を示す図である。 ロック解除位置にあるロックシステムの第2の例の斜視図である。 自転車が展開位置および折りたたみ位置にあるときのそれぞれの、チェーンセットロックシステムを備えた折りたたみ自転車のチェーンセットの斜視図を示す。 自転車が展開位置および折りたたみ位置にあるときのそれぞれの、チェーンセットロックシステムを備えた折りたたみ自転車のチェーンセットの斜視図を示す。 図12Aおよび図12Bのチェーンセットおよびロックシステムを概略的に示す側面図である。
実施形態の例は、添付の図面を参照して、以下で詳細に説明される。これらの例は、本発明の特徴および利点を示す。しかし、本発明はこれらの例に限定されない。
本出願では、特に明記しない限り、水平および垂直方向は、自転車が通常の使用条件下で水平面に静止しているときの自転車の展開位置を基準に考慮される。上下は垂直方向として定義される。前後左右は、自転車に乗るときの通常の方向を基準に定義される。
図1は、横から見た、大人向けの従来型の標準サイズの自転車を示す。このような自転車は、前輪1および後輪2と、シートバー5に取り付けられるシートロッド4に取り付けられたシート3と、自転車のフレームに旋回可能に取り付けられ、前輪1が取り付けられるフォーク7と、フォーク7に接続され、フォーク7を回転させるハンドルバー6と、を有する。
シートバー5は、典型的には、シート3の高さを調整できるように、その内部にシートロッド4がスライド可能に取り付けられるチューブである。
加えて、自転車は、後部フレーム部A(後部三角形と呼ばれることもある)および前部フレーム部C(前部三角形または中央三角形と呼ばれることもある)を有するフレームを含む。
後部フレーム部Aは、シートバー5、少なくとも1つのシートステー8、および少なくとも1つの下部バー9(チェーンバーとも呼ばれる)によって形成される。一般に、「シングルアーム」と呼ばれる自転車モデルを除いて、シートステー8および下部バー9は二重であり(つまり、2シートステーおよび2つの下部バーがある)、後輪2の両側に配置される。この場合、左右のシートステーはそれぞれ8gおよび8dで示され、左右の下部バーはそれぞれ9gおよび9dで示される。
同様に、シングルアームでない場合、フォーク7は左フォーク脚7gと右フォーク脚7dを有する。
前部フレーム部Cは、シートバー5、上部バー10(水平バーとも呼ばれる)および斜めバー11によって形成される。ヘッドチューブ12は、この部分の前部コーナーにおいて、前部フレーム部Cに固定される。フォーク7およびハンドルバー6は、ヘッドチューブ内で旋回する。
さらに、図1の自転車は、チェーンセット(図示せず)を備える。チェーンセットは、シートバー5、斜めバー11および下部バー9の交点に軸が位置するボトムブラケット13に固定される。
図2Aは、横から見た、本発明に係る折りたたみ自転車の展開された位置の一例を示す。
この自転車は、図1の自転車とは対照的に、前部フレーム部は、関節P1、P2、P3およびP4によって定義される変形可能な関節型四辺形Dによって形成される。関節型四辺形Dの4つの辺またはセグメントは、基本的に次の要素、すなわち、関節P1と関節P3を接続するシートバー5と、関節P1と関節P2を接続する水平バー10と、関節P2と関節P4を接続する上部斜めロッド14と、関節P3と関節P4を接続する下部斜めロッド15と、によって形成される。
この自転車は、図1の自転車とは対照的に、斜めバーは、関節P4によってヒンジ結合された2つの部分、すなわち、上部斜めロッド14および下部斜めロッド15で形成される。
関節型四辺形Dの4つの辺を形成するバーおよびロッド5,10,14,15は剛性がある。
図示の例では、ヘッドチューブ12は上部斜めロッド14と一体の部分であり、上部斜めロッド14の上端を形成している。関節P2は、このヘッドチューブ12を水平バー10に接続する。しかし、ヘッドチューブ12は、上部斜めロッド14または水平バー10に異なるように接続することができる。例えば、ヘッドチューブは、水平バー10と一体の部分であり、水平バー10の前端を形成してもよい。この場合、関節P2は、ヘッドチューブ12を上部斜めロッド14に接続することができる。
関節P3は、ボトムブラケット13の軸の近くに配置されているが、必ずしもこの軸上に配置されているわけではない。
したがって、図2の自転車のフレームは、旋回フォーク7を介して前輪1が取り付けられる前部フレーム部と、後輪2が取り付けられる後部フレーム部Aとを含む。
関節型四辺形Dを形成する前部フレーム部は、上部バー10、シートバー5、および下部斜めロッド15および上部斜めロッド14によって形成される斜めバーを含む。後部フレーム部Aはシートステー8、下部バー9およびシートバー5を含む。
図2Aに示される展開位置において、関節型四辺形Dは、三角形に近い形状を有する。上部斜めロッド14および下部斜めロッド15は、実質的に一直線に並び、共に三角形の辺を形成する。
回転(回転のみまたは平行移動と組み合わされた回転)の自由度が1自由度のみである関節によって接続された変形可能な関節型四辺形は、要素の1つを接続を切らずに簡単に折りたたんだり展開したりできるという利点がある。
さらに、四辺形を変形できないようにするには、関節の1つをブロックするだけで十分である。また、関節の1つをロックし、関節型四辺形を展開位置にロックするためのロックシステムが提供されている。したがって、展開位置では、前部フレーム部がロックされると、自転車は、図1のような従来の自転車の剛性と実質的に同等の剛性を有する。
ロックシステム40の例を図8に示す。このシステムは、下部斜めロッド15に固定される偏心レバー41、レバー41の周りに通されたリング42、および上部斜めロッド14に取り付けられるフック43を含む。フック43、リング42およびレバー41は協働して、リング42がフック43に引っ掛けられると、レバー41を枢動させることにより、リング42に張力がかかるようにする。この例では、上部斜めロッド14および下部斜めロッド15を接続する関節P4は、ロッド14,15が一直線に並んだとき、ロッド14,15の一方の側に配置される。関節の旋回軸I4は、垂直を向き、ロッド14およびロッド15の中心軸からオフセットされている。ロックシステムは、ロッド14およびロッド15の中心軸に対して関節P4の反対側に配置される。リング42に張力をかけることによってこのシステムがロックされると、ロッド14,15と関節P4との間の相対運動が阻止され、図8に示すように、ロッド14,15は互いに一直線に並んだ状態に保たれる。もちろん、これはロックシステムの一例に過ぎず、他のシステムも使用できる。
図10A〜10Cおよび図11は、上部斜めロッド14および下部斜めロッド15を接続する関節P4に位置するロックシステムの別の例を示す。図8の例のように、関節P4は、ロッド14,15が一直線に並んでいるとき、ロッド14,15の側面に配置される。言い換えると、関節P4は、自転車が展開されたときに、ロッドの中心軸に対して横方向にオフセットされている。ロックシステムの本説明では、「軸方向の(axial)」または「軸方向に(axially)」は、自転車が展開されたときのロッド14,15の中心軸に平行な方向を示し、「横方向の(lateral)」または「横方向に(laterally)」は軸方向に垂直な方向を示す。
図10および図11を参照すると、ロックシステムは、下部斜めロッド15内で伸長位置と格納位置との間でスライド可能に取り付けられるボルト21と、上部斜めロッド14の内側に固定され、伸長位置でボルト21と協働して関節P4をブロックする、すなわち、上部斜めロッド14および下部斜めロッド15の関節P4周りの相対回転を防止するキーパー23と、下部斜めロッド15に取り付けられ、ボルト21と協働してボルト21を格納位置に向かって駆動し、関節P4をロック解除し、これにより、斜めロッドの互いに対する回転を許容する。
ロッドの一方、例えばロッド15は、関節P4を超えて軸方向に延びる延長部15aを有し、他方のロッド14は、延長部15aの形状と相補的な形状の切欠部14aを有する。自転車が展開しているとき、延長部15aは切欠部14aに収容される。ボルト21は、少なくとも部分的に延長部15aに収容され、その内部で軸方向にスライドする一方、キーパー23は切欠部14aに設けられる。伸長位置では、ボルト21は延長部15aの自由端から突出する。したがって、キーパー23のボルト係合領域21は、関節P4に対して軸方向にオフセットされる。このような構成により、ロックが向上する。
伸長位置では、ボルト21はキーパー23に係合または圧入される(図10A参照)。圧縮バネ26がボルト21に作用して、ボルト21を格納位置に保持することができる。
ボルト21を収納位置(図10B、10C参照)に保持するために、ラッチ27は下部斜めロッド15に取り付けられる。図の例では、ラッチ27は少なくとも部分的にボルト21を囲み、ラッチの第1端部27aはボルト21の一方の側に位置し、ラッチの反対側の端部、または第2端部27bはボルト21の反対側に位置する。ラッチ27は、ロッド15の延長部15aの内側に取り付けられ、横方向に並進移動可能である。しかし、ロック27は軸方向に移動可能ではない。ボルト21の側面には、ラッチ27の第2端部27bを受け入れるためのノッチ29が形成されている。図10Cに示すように、ラッチの第2端部27bはノッチ29に係合して、ボルト21を格納位置にロックする。これを行うために、圧縮バネ28がラッチ27をボルト21に向かってノッチ29に押し込む。逆に、図10Aに示すように、ロック解除位置では、ラッチ27はもはやノッチ29に係合しない。
溝31は、ラッチの第1端部27aを受け入れるために、ノッチ29とは反対側のボルト21の側面に形成されてもよい。図10Aに示すように、ロック解除位置では、ラッチの第1端部27aは溝31に係合し、この端部27aはボルト21がスライドすると溝31内で軸方向にスライドする。端部27aは、第2端部27bがノッチ29に入ると溝31から出る。逆もまだ同様である。加えて、ピン50は、上部斜めロッド14の切欠部14aの側面の第1端部27aの反対側に設けられ、ピン50が端部27aを押して溝31に貫通することができる。これにより、第2端部27bがノッチ29から出て、自転車が展開されたときにボルト21を開放する。
レバー24は、軸25まわりに枢動可能に下部斜めロッド15に取り付けられ、ボルト21のストッパ22と協働する。レバー24は、バネ26によってボルト21に加えられる復元力に逆らって作用することができる。ロックを解除するには(図10B)、ユーザはストッパ22に作用するレバー24を持ち上げて、ボルト21を格納位置にスライドさせ、ラッチ27の第2端部27bがバネ28の効果でノッチ29に入るまでバネ26を圧縮する。この段階で、ボルト21は、キーバー23から外れ、ラッチ27によってこの格納位置に保持される。
レバー24はまた、1つ以上のプッシャー24aを含む。ロック解除の際、レバー24が持ち上げられると、1つ以上のプッシャー24aは、上部斜めロッド14を押し、関節P4まわりに旋回することによって上部斜めロッド14が下部斜めロッド15から外れるようにする。したがって、レバー24が持ち上げられ、ボルト21のスライドと同時に、ピン50がラッチ27の第1端部27aを押すのをやめ、それによりラッチの横方向の変位が可能になり、第2端部27bがノッチに係合することが可能になる。次に、ラッチ27はボルト21を格納位置に保持する。
自転車の折りたたみを続けるために(図10C)、ユーザはレバー24を放し、上部斜めロッド14および下部斜めロッド15を関節P4まわりに互いに対して回転させることができる。図10Aまたは図10Cに示すように、レバー24が下部斜めロッド15に対して戻ることを可能にするために、付勢手段(図示せず)を設けられてもよい。
逆に、自転車が展開されると、上部斜めロッド14および下部斜めロッド15が互いに対して旋回し、図10Bに示す相対位置に達すると、ピン50がラッチの第1端部27aを押す。次に、ピン50がラッチ27を押し、バネ28の復元力に逆らって、第2端部27bをノッチ29から外し、ボルト21を開放する。圧縮バネ26の効果により、ボルト21は伸長位置に跳ね上がり、再びキーパー23に係合することができる。したがって、自転車は展開位置にロックされる(図10A)。
図11は、図10Cの位置と同一の位置にある、上述のロック解除システムの斜視図である。このようなロック解除システムのおかげで、自転車は、自転車の簡単なロック解除、および展開時の自動ロックのための単純な機構を有する。
もちろん、ロッド14および15の形状を逆にすることができ、すなわち、ボルト21を上部斜めロッド14に取り付け、キーパー23を下部斜めロッド15に設けることができる。
図2の自転車の折りたたみを開始するには、関節型四辺形Dのロックが解除されると、図2Bにアーチ型の矢印で示すように、自転車の前部(特に前部フレーム部と前輪1を含む)を後部に向かって傾けながら、関節P1の周りで自転車を旋回することによって自転車の後部(特に後部フレーム部Aと後輪2を含む)を前部に向けて傾けるだけで十分である。
折りたたみ位置(図2C)では、関節型四辺形Dがほぼ平坦な形状になり、折りたたまれた自転車のサイズを最小化するために、それを構成するすべての要素が、車輪に近い小さなスペースで折りたたまれる。
図2Cに示すように、関節P1,P2,P2およびP4のそれぞれの位置、およびバーおよびロッド5,10,14,15の寸法は、この折りたたみ位置において、前輪1および後輪2が自転車の横方向において重なるように適合される。この構成により、折りたたまれた自転車のサイズを最小限にできる。これにより、ユーザは折りたたまれた自転車を地面に転がすことができ、したがって、折りたたまれた自転車を持ち運ぶことなく移動させることができる。この使用を容易にするために、自転車を折りたたみ位置にロックする別のシステムが提供されてもよい。この使用を容易にするために、自転車を折り畳んだ位置にロックするための別のロックシステムが提供されてもよい。シートロッド4をシートバー5の内側で最も低い位置にスライドすることにより、シート3を折りたたみ位置に格納することもできる(図2C)。
これにより、フレームやホイールの一部を分解する必要がなく、展開位置において合成構造を有し、折りたたみ位置においてコンパクトなサイズを有し、シンプルで信頼性の高い折りみが可能な通常サイズの自転車が提供される。
ただし、図2A〜2Cを参照して説明される折りたたみは、関節P1,P2,P3,P4が、自転車の正中面に垂直な軸を有する同じ平面に位置する回転関節である場合、不可能である。実際、この場合、展開位置において並んでいる前輪1と後輪2は、折りたたみ時に、互いに接触し、かつ、いくつかの構造要素に接触する(特に、前輪1は下部斜めロッド15に当接する)。
したがって、折りたたむときに前輪1が後輪2に対して側方(すなわち横方向)に移動できるように、関節P1,P2,P3,P4に特別な構成を提供する必要がある。
可能な構成によれば、関節P1,P2,P3およびP4は、ネジ関節、つまり、回転運動と並進運動の組み合わせによる可動性を提供する関節であり、それらの軸は自転車の正中面に垂直であり、回転方向とネジピッチは、折りたたみ時に前部フレームおよび前輪1の平面が後部フレーム部Aおよび後輪2の平面から横方向に離れるように計算される。関節のより単純な構造を使用し、一般にネジ関節よりも堅牢な他の可能な構成については、図3〜9Dを参照して説明される。
図3は、上から見た自転車の別の例を示す。
この実施形態では、関節P1,P2,P3およびP4は、それぞれI1,I2,I3およびI4と呼ばれる軸が、平行で、かつ、自転車の横方向Tに対して同じ角度A1で傾斜している回転関節である。
図示の例では、軸I1,I2,I3およびI4は、(上面図において)時計回り方向または自転車の右側後方に角度A1で傾斜している。
この構成により、上部バー10が固定されていると考える場合、折りたたまれるときに、自転車の前部、特に前輪1を、上部ロッド10から横方向に逸らすことにより、関節P2のまわりで後方すなわち図3の左側に回転させることができる。対照的に、自転車の後部、特に後輪2は、上部ロッド10から横方向に逸れることにより、関節P1のまわりで前方すなわち図3の右側に回転する。したがって、自転車の前輪および後輪は、互いに縦方向に近づきながら、互いに横方向に離れる。
なお、自転車は、ボトムブラケット13に加えて、一般に自転車の右側に位置するペダルプレート17を備える。
さらに、この例では、ヘッドチューブ12は、上部斜めロッド14に対してヘッドチューブ12が前方にシフトされることを可能にするアーム16を介して、上部斜めロッド14に固定的に接続される。しかし、ヘッドチューブ12は、これが自転車の折りたたみまたは適切な動作に影響を及ぼすことなく、上部斜めロッド14または水平バー10に異なるように接続されうる。
図4A〜4Cは、この例による自転車の折りたたみシーケンスを斜視図で示している。
折りたたみ中(図4B)、角度A1が十分に大きい場合、前輪1および右フォーク脚7dが自転車の他の部分、特にこの例では後輪2、ボトムブラケット13、関節P3、左チェーンバー9gおよび右側に配置されるプレート17に触れるのを避ける。
同様に、下部斜めロッド15は、関節P4のまわりを旋回することによって、前輪1の右側を通り、関節P3のまわりを旋回することによって、シートバー5の左側を通る。
折りたたまれた位置(図4C)では、前輪1と後輪2は横方向で対向する。右フォーク脚7dおよび左チェーンバー9gは隣り合っている。
図5に示すように、回転して関節P2および関節P4の配置を与えた後、前輪1および後部2は、折りたたみ位置では平行ではなく、角度A1の値に依存する角度B1により互いに傾斜している。
したがって、角度A1は、車輪間の最終間隔を最適化しながら(図4Cおよび5)、障害なく折りたたむことができるように調整できる(図4B)。
図4A〜4Cにおいて、自転車のチェーンセットは、ペダルが示されていないという意味で完全ではない。ただし、ペダル、この例では左ペダルの存在を考慮して角度A1を調整できる。変形例では、問題のペダルを自転車を折りたたむ前に特定の位置に配置して、前輪1と右フォーク脚7dの移動をできるたけ妨げないようにすることができる。別の変形例では、問題のペダルを取り外すことができる。後者の変形例は、許容できるが、自転車を折りたたむときに追加の操作が必要になるため、完全に満足できるものではない。
図6A〜6Dは、自転車の別の例の斜視図である。
この例は、関節P1,P2,P3,P4の軸I1,I2,I3,I4が平行ではなく交差しているという点で、図4A〜5の例とは異なる。それらは、異なる平面に位置し、自転車の正中面から横方向に離れている点Sに収束する。
図6A以降の例では、点Sは自転車の右側に配置されているが、自転車の左側に配置され得る。
このような構成により、関節の1つ(例えば関節P4)がロック装置(図示せず)によって回転がロックされると、関節型四辺形Dは他の例と同様に容易に折りたたむことができ、点Sが自転車の正中面から横方向に十分に離れている場合、アセンブリは展開位置で十分な剛性を持つ。実際、関節P1,P2,P3,P4および点Sによって形成されるボリュームは、安定したピラミッドである。
この実施形態では、完全な自転車チェーンセットが図に示されており、ボトムブラケット13に固定される左クランクアーム19gに枢動可能に取り付けられる左ペダル18gと、ボトムブラケット13に固定される右クランクアーム19dに枢動可能に取り付けられる右ペダル18dと、を含む。
図6A〜6Dは、自転車の完全な折りたたみ手順を示す。
折りたたみの開始時(図6B)、軸I1、I2、I3、I4の間の角度のおかげで、前輪1は、後方に向かって旋回し、同時に自転車の左側に向かって移動する。したがって、前輪1の縁部は、左ペダル18gまたは下部斜めロッド15に触れることを回避する。
自転車の折りたたみが続くと(図6Cおよび6D)、前輪1と右フォーク脚7dは左ペダル18gと左クランクアーム19gをよけて通る。
折りたたまれた位置では、前輪1は、横方向で後輪2の近くに対向して配置され、これにより、図4Cの実施形態と同様の構成および容積を自転車に与える。このソリューションには、ペダルを特定の位置に配置したり、折りたたむ前にチェーンセットを分解したりする必要がないという利点がある。
しかし、システムは、折りたたみおよび展開操作中に、ペダル、ここでは左ペダル18gと、自転車の別の部分との間の干渉のリスクを最小限に抑えるように設計できる。したがって、自転車は、折りたたみおよび展開操作中に特定の位置にペダルをロックするためのシステムを含むことができる。特に、ペダルの1つ、ここでは左ペダル18gは、図6A,6B,12A,12Bに示すように、低い位置(展開位置にある自転車に対して)、すなわち左クランクアーム19gが実質的に垂直下向きの位置にある位置で、維持またはロックされ得る。実際、左クランクアーム19gが自転車の前方、後方または上方を向いている場合、特定の構成では、左ペダル18gスポークまたは前輪1のリムと干渉するリスクがある。図12Aおよび12Bは、チェーンセットロックシステムの一例の斜視図である。
ロックシステムは、プレート17の近くの下部斜めロッド15に固定されるピン32と、プレート17の内側の面に固定されるストッパ33と、を含む。
ピン32は、プレート17に接触することなく、自転車の正中面に実質的に垂直な方向に延びている。ストッパ33およびピン32は、それぞれ、プレート17およびロッド15に固定的に取り付けられる。
自転車を折りたたむとき(図12B)、下部斜めロッド15は、関節P3の軸A3を中心に旋回し、シートバー5に近づく。
図13は、このメカニズムの動作を左側面図で概略的に示す。
展開位置、すなわち自転車を使用する位置では、ピン32は、ストッパ33の移動を妨げない位置32aにある。したがって、チェーンセットは軸A17のまわりを自由に回転できる。
折りたたみの開始から、下部斜めロッド15が軸A3を中心に旋回すると、ピン32が軸A17に近づき、ストッパ33の移動を止める。言い換えると、プレートが回転すると、ストッパ33がピン32に接触し、その動きがブロックされる。折りたたみ位置では、ピン32は図13において破線で示される位置32bにあり、チェーンセットは破線で示されるストッパ33の位置33bを超えて回転できない。したがって、左クランクアーム19gの回転は、小さな角度セクタに制限される。最大で、左クランクアーム19gは、図13の破線の位置19bに到達できる。
このようなロックシステムは、自転車チェーンセットに対する事前の手動介入、特に、左ペダル18gまたは左クランクアーム19gを取り外したり折りたたんだりすることなく、折りたたみおよび展開操作中に左ペダル18gと自転車の他の部分との干渉を防ぐ。せいぜい、ユーザは、折りたたむ前に左ペダル18gが下がっていることを確認し、そうでない場合は、適切な位置に達するまで足で回すことが推奨される。
折りたたまれた自転車のサイズをさらに小さくするために、シート3とハンドルバー6を折りたたむための追加のシステムを提供できる。
図7Aは、図4Cおよび図6Dの構成と同様の構成の折りたたまれた自転車の右側の外形図を示す。
シート3は、シートホルダ20に枢動可能に取り付けられ、自転車の正中面に垂直な軸を有する回転関節によって形成される関節P5の周りを枢動する。
ハンドルバー6はまた、プレート17によって妨げられないように、ハンドルバー6が自転車の左側に旋回できるように、斜めになっている軸I6を有する関節P6を有する。
完全に折りたたまれた位置(図7B)では、ハンドルバー6は、前輪1の平面と実質的に平行な平面で折りたたまれる。シート3は、必要に応じて、シートバー5内でシートロッド4を回すことにより、前輪1と後輪2との間に配置される。したがって、シート3およびハンドルバー6は、前輪1および後輪2によって区切られたボリューム内に折りたたまれる。
図9A〜9Dは、前輪1、後輪2およびフレームを含む折りたたみ自転車の第3の例の折りたたみシーケンスの斜視図である。フレームは、ピボットフォーク7によって前輪1が取り付けられている前部フレーム部と、後輪2が取り付けられる後部フレーム部Aと、を含む。
後部フレーム部Aは、少なくとも1つのシートステー8、少なくとも1つの下部バー9およびシートバー5を含む。前部フレーム部は、上部バー10、シートバー5の上部5A、接続バー30および斜めバー11を含む。
シートバーの上部5A、上部バー10、斜めバー11および接続バー30は、折りたたみ位置と展開位置との間で変形可能な関節型四辺形Dを形成するように、関節P1〜P4によってこの順序で互いに接続される。関節型四辺形Dは、折りたたみ位置に向かって変形することによって、前輪1が自転車の横方向で後輪2に重なるまで自転車を縦方向に折りたたむことができるように構成される。
したがって、この自転車の例は、そのフレームが追加の構造要素、すなわち接続バー30を含み、斜めバー11が互いに連結された下部斜めロッドおよび上部斜めロッドによって形成されないという点で、前述の図の自転車の例とは異なる。代わりに、関節P4は、シートバーの上部5Aを接続バー30に接続するためにシートバー5に設けられる。ただし、関節の構成、および、より一般的には関節型四辺形Dの構成に関する前の例の説明は、引き続き適用される。したがって、これらの説明は、簡潔にするためにここでは繰り返さない。
本明細書に記載されている例または実施形態は、限定ではなく例示のために提供されており、本開示を考慮して、当業者は容易に、本発明の範囲にとどまりながら、これらの例または実施形態を修正し、または他のものを考慮することができる。
最後に、本明細書で説明される例または実施形態の異なる特徴は、個別に考慮されるか、組み合わせることができる。組み合わせる場合、これらの特徴は、上述のようにまたは異なるように組み合わせることができ、本発明は上述の特定の組み合わせに限定されない。特に、特に明記しない限り、または技術的に不可能でない限り、例または実施形態に関して説明した特徴は、別に例または実施形態に同様に適用できる。

Claims (15)

  1. 前輪(1)と、後輪(2)と、フレームと、を備える折りたたみ自転車であって、
    前記フレームは、ピボットフォーク(7)を介して前記前輪が取り付けられる前部フレーム部と、前記後輪が取り付けられる後部フレーム部(A)と、を備え、
    前記前部フレーム部は、上部バー(10)と、シートバー(5)と、斜めバー(11)と、を備え、
    前記後部フレーム部は、少なくとも1つのシートステー(8)と、少なくとも1つの下部バー(9)と、前記シートバー(5)と、を備え、
    前記斜めバー(11)は、上部斜めロッド(14)と、下部斜めロッド(15)と、を備え、
    前記下部斜めロッド(15)、前記上部斜めロッド(14)、前記上部バー(10)および前記シートバー(5)は、折りたたみ位置と展開位置との間で変形可能な関節型四辺形(D)を形成するように、関節(P1,P2,P3,P4)によってこの順序で互いに接続され、
    前記関節型四辺形(D)は、折りたたみ位置に向かって変形するとき、前記自転車が縦に折りたたまれ、前記前輪および前記後輪が、前記前輪(1)が前記自転車の横方向において前記後輪(2)と重なるまで縦方向に互いに向かって移動しながら互いに横方向に離れるように構成される、
    折りたたみ自転車。
  2. 前輪(1)と、後輪(2)と、フレームと、を備える折りたたみ自転車であって、
    前記フレームは、ピボットフォーク(7)を介して前記前輪が取り付けられる前部フレーム部と、前記後輪が取り付けられる後部フレーム部(A)と、を備え、
    前記後部フレーム部は、少なくとも1つのシートステー(8)と、少なくとも1つの下部バー(9)と、シートバー(5)と、を備え、
    前記前部フレーム部は、上部バー(10)と、前記シートバー(5)の上部(5A)と、接続バー(30)と、斜めバー(11)と、を備え、
    前記上部バー(10)、前記シートバー(5)の前記上部(5A)、前記接続バー(30)および前記斜めバー(11)は、折りたたみ位置と展開位置との間で変形可能な関節型四辺形(D)を形成するように、関節(P1,P2,P3,P4)によってこの順序で互いに接続され、
    前記変形可能な関節型四辺形(D)は、折りたたみ位置に向かって変形するとき、前記自転車が縦に折りたたまれ、前記前輪および前記後輪が、前記前輪(1)が前記自転車の横方向において前記後輪(2)と重なるまで縦方向に互いに向かって移動しながら互いに横方向に離れるように構成される、
    折りたたみ自転車。
  3. 前記関節(P1,P2,P3,P4)は、回転関節またはネジ関節である請求項1または2に記載の折りたたみ自転車。
  4. 前記関節(P1,P2,P3,P4)は、回転関節であり、これらの関節の軸(I1,I2,I3,I4)は同じ点で交差する請求項3に記載の折りたたみ自転車。
  5. 前記関節の前記軸(I1,I2,I3,I4)は平行である請求項3に記載の折りたたみ自転車。
  6. 前記関節の前記軸(I1、I2、I3、I4)は、横方向に対して同じ角度で傾斜している請求項5に記載の折りたたみ自転車。
  7. 前記後部フレーム部(A)は、変形不能である請求項1から6のいずれかに記載の折りたたみ自転車。
  8. 関節型四辺形(D)をその展開位置にロックするためのロックシステムを備える請求項1から7のいずれかに記載の折りたたみ自転車。
  9. 前記ロックシステムは、下部斜めロッド(15)と上部斜めロッド(14)との間、またはシートバーの上部(5A)と接続バー(30)との間に設けられる請求項1から8のいずれかに記載の折りたたみ自転車。
  10. 前記ロックシステムは、
    前記斜めロッド(15)の一方の内側に、伸長位置と格納位置との間をスライド可能に取り付けられるボルト(21)と、
    他方の斜めロッドの内側に固定され、前記関節(P4)の周りの前記斜めロッド(14,15)の相対回転を防ぐために前記伸長位置で前記ボルト(21)と協働するキーパー(23)と、
    を備える請求項8または9に記載の折りたたみ自転車。
  11. 前記斜めロッド(15)の一方は、関節(P4)を超えて軸方向に延びる延長部(15a)を有し、他方のロッド(14)は、前記延長部(15a)の形状と相補的な形状の切欠部(14a)を有し、前記ボルト(21)は前記延長部(15a)の内部で軸方向にスライドする請求項10に記載の折りたたみ自転車。
  12. 前記ロックシステムは、
    前記ボルト(21)と同じ斜めロッド(15)に取り付けられ、前記ボルト(21)を格納位置に移動させ、互いに対する斜めロッド(14,15)の回転を許容するために前記ボルト(21)と協働するロック解除レバー(24)と、
    を備える請求項10または11に記載の折りたたみ自転車。
  13. ボルト(21)のロック位置とボルト(21)の開放位置との間で前記延長部(15a)に移動可能に取り付けられるラッチ(27)を備え、当該ラッチ(27)は、横方向に移動であるが軸方向には移動できず、
    前記切欠部(14a)の側面には、ラッチ(27)に面するピン(50)が設けられ、前記斜めロッド(14,15)が一直線に並ぶように展開されると、当該ピン(50)がラッチ(27)に押し付けられてボルト(21)のロックが解除される請求項11または12に記載の折りたたみ自転車。
  14. 前記自転車を折りたたむまたは展開するときに、前記自転車のチェーンセットを特定の位置にロックするためのロックシステムを備える請求項10から13のいずれかに記載の折りたたみ自転車。
  15. 前記チェーンセットは、軸(A17)を中心に回転するペダルプレート(17)を備え、
    前期ロックシステムは、
    前記プレート(17)の近くの下部斜めロッド(15)に固定されるピン(32)と、
    前記プレート(17)の内側の面に固定されるストッパ(33)と、
    を備え、
    前記ピンは、前記展開位置では、前記プレート(17)がその軸(A17)を中心に自由に回転できるように前記ストッパ(33)の移動を妨げないように配置され、折りたたまれるとき、前記下部斜めロッド(15)が前記シートバー(5)に対して旋回し、前記シートバー(5)に近づくと、前記ピン(32)は前記プレート(17)の前記軸(A17)に近づき、前記プレート(17)が自由に回転できないように前記ストッパ(33)の移動を止める請求項14に記載の折りたたみ自転車。
JP2020514343A 2017-05-19 2018-05-18 折りたたみ自転車 Active JP7083017B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1754460A FR3066469B1 (fr) 2017-05-19 2017-05-19 Velo pliant
FR1754460 2017-05-19
PCT/EP2018/063184 WO2018211104A1 (fr) 2017-05-19 2018-05-18 Velo pliant

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020520856A true JP2020520856A (ja) 2020-07-16
JPWO2018211104A5 JPWO2018211104A5 (ja) 2022-01-14
JP7083017B2 JP7083017B2 (ja) 2022-06-09

Family

ID=59381510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020514343A Active JP7083017B2 (ja) 2017-05-19 2018-05-18 折りたたみ自転車

Country Status (9)

Country Link
US (1) US11242109B2 (ja)
EP (1) EP3634842B1 (ja)
JP (1) JP7083017B2 (ja)
CN (1) CN110944903B (ja)
CA (1) CA3064155A1 (ja)
ES (1) ES2868880T3 (ja)
FR (1) FR3066469B1 (ja)
PT (1) PT3634842T (ja)
WO (1) WO2018211104A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6784427B1 (ja) * 2019-12-20 2020-11-11 株式会社トラストコーポレーション 二輪車の補助輪機構
FR3137360B1 (fr) 2022-06-29 2024-09-13 Bastille Cycles ensemble de tige de selle

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR927215A (fr) * 1945-05-22 1947-10-23 Bicyclette pliante
JPS5449734A (en) * 1977-08-11 1979-04-19 Yonkers Edward H Foldable bicycle
US4842292A (en) * 1987-12-16 1989-06-27 Wang Fu Chao Foldable multipurpose bicycle
US5069468A (en) * 1990-08-14 1991-12-03 Tsai Shu Huey Collapsible bicycle
JPH10236371A (ja) * 1997-03-03 1998-09-08 Bridgestone Cycle Co 折畳み自転車フレーム
JP3100460U (ja) * 2003-09-16 2004-05-20 巨大機械工業股▲分▼有限公司 折畳み可能な自転車

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR880002107B1 (ko) * 1982-11-16 1988-10-15 이시이 고오이찌로오 절첩자전거 프레임
EP0163988A3 (en) * 1984-05-25 1987-05-06 PAIOLI S.p.A. Bicycle frame having a modifiable structure
US4900047A (en) 1988-10-28 1990-02-13 Harry Montague Foldable bicycle
EP0505598B1 (en) * 1991-03-28 1995-06-14 Idit, International Design N.V. Bicycle with folding frame
DE4311998C2 (de) * 1993-04-13 1996-12-12 Vinzens Schulte Zusammenlegbarer Fahrradrahmen
DE19738770A1 (de) * 1997-09-04 1999-03-11 Bayerische Motoren Werke Ag Zweirädiges Klappfahrrad
US6595536B1 (en) * 1999-12-29 2003-07-22 Timothy R. Tucker Collapsible vehicle
FI20070192A0 (fi) * 2007-03-06 2007-03-06 Ulf Laxstroem Pyörän runko ja pyörä
CN201193071Y (zh) * 2008-04-18 2009-02-11 昆山好孩子百瑞康健康用品有限公司 折叠自行车
KR100981059B1 (ko) * 2010-02-09 2010-09-08 윤근수 접철식 자전거
EP2409906A3 (de) * 2010-07-21 2013-09-25 Georg Mies Faltrad
AT15724U1 (de) * 2014-07-29 2018-04-15 Thomas Schwaiger Zusammenfaltbarer Fahrradrahmen
CN106184551A (zh) * 2016-08-08 2016-12-07 周茂敬 自动折叠电动车
US10328992B2 (en) * 2016-10-12 2019-06-25 Zakarias LAXSTRÖM Bicycle

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR927215A (fr) * 1945-05-22 1947-10-23 Bicyclette pliante
JPS5449734A (en) * 1977-08-11 1979-04-19 Yonkers Edward H Foldable bicycle
US4842292A (en) * 1987-12-16 1989-06-27 Wang Fu Chao Foldable multipurpose bicycle
US5069468A (en) * 1990-08-14 1991-12-03 Tsai Shu Huey Collapsible bicycle
JPH10236371A (ja) * 1997-03-03 1998-09-08 Bridgestone Cycle Co 折畳み自転車フレーム
JP3100460U (ja) * 2003-09-16 2004-05-20 巨大機械工業股▲分▼有限公司 折畳み可能な自転車

Also Published As

Publication number Publication date
PT3634842T (pt) 2021-05-05
EP3634842A1 (fr) 2020-04-15
ES2868880T3 (es) 2021-10-22
WO2018211104A1 (fr) 2018-11-22
US11242109B2 (en) 2022-02-08
EP3634842B1 (fr) 2021-02-24
CA3064155A1 (fr) 2018-11-22
FR3066469B1 (fr) 2020-11-06
CN110944903A (zh) 2020-03-31
FR3066469A1 (fr) 2018-11-23
CN110944903B (zh) 2021-08-17
US20200198722A1 (en) 2020-06-25
JP7083017B2 (ja) 2022-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6510240B2 (ja) 折畳式車両
CN104080687B (zh) 婴儿推车
KR101809357B1 (ko) 접이식 유아용 세발자전거 및 그 접이 방법
US5590895A (en) Collapsible bicycle frame
ES2261117T3 (es) Mecanismo de plegado de cochecito de niño para un cochecito de niño plegable.
JP4823824B2 (ja) 格納式シート
US4457529A (en) Folding tricycle
JP6739618B2 (ja) 二人乗りベビーカー
US20130228996A1 (en) Reinforcing and Locking Device for Vehicle Frame
US20100066053A1 (en) Foldable frame for a vehicle with two or more wheels
JP2009532645A (ja) セルフロック機構
WO1999035029A1 (en) Folding trailer gooseneck
JP2020520856A (ja) 折りたたみ自転車
US7059621B2 (en) Foldable frame for a tricycle powered by physical force and/or a motor
WO2010127456A1 (en) Folding mechanism for a bicycle and a folding bicycle
CN104797486A (zh) 框架和具有伸缩推杆的婴儿车或童车
US3362725A (en) Folding cycle frames
US6402186B1 (en) Collapsible stroller
JP5368496B2 (ja) 折り畳み自転車
TWI385101B (zh) 折疊式車架及折疊式自行車
JP6514096B2 (ja) 折畳式車両
CN112009548B (zh) 婴儿车
KR20170001075U (ko) 킥보드용 폴딩 장치
JP3988059B2 (ja) ベビーカー用セイフティーロック装置
CN205632635U (zh) 一种儿童推车

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220105

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20220105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7083017

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150