JP2020516647A5 - - Google Patents
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種々の実施形態で、抗体はテゼペルマブ又は当該技術分野で記載される、例えば、表Aに記載の別の抗TSLP抗体である。例示的な抗体は、詳細な説明でさらに記載する。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目2)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目3)
前記抗体又は抗体変異体は4週間毎に投与される、項目1又は2に記載の方法。
(項目4)
前記抗体又は抗体変異体は70mgの用量で投与される、項目1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記抗体又は抗体変異体は210mgの用量で投与される、項目1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記抗体又は抗体変異体は280mgの用量で投与される、項目1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を4週間毎の間隔で210mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン、並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目8)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を4週間毎の間隔で210mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目9)
前記抗体又は抗体変異体は、少なくとも4ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年又はそれを超える期間投与される、項目1〜8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記抗TSLP抗体又はその抗体変異体は二価であり、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、一本鎖抗体、単量体抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、及びIgG4抗体からなる群から選択される、項目1〜9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記抗TSLP抗体変異体は、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、単一ドメイン抗体、scFvからなる群から選択され、用量は、前記結合部位が二価抗体によって投与される場合と等モルであるように調節される、項目8に記載の方法。
(項目12)
前記抗体はIgG2抗体である、項目1〜11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
前記抗体又は抗体変異体はヒト抗体である、項目1〜12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
前記抗体又は抗体変異体は、薬学的に許容される担体又は賦形剤をさらに含む、項目1〜13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記喘息は重度の喘息である、項目1〜14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記喘息は好酸球性又は非好酸球性喘息である、項目1〜15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記喘息は低好酸球性喘息である、項目1〜16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記被験体は成人である、項目1〜17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記被験体は小児又は青年である、項目1〜18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記投与は、前記被験体の血液、痰、気管支肺胞液、又は肺中の好酸球を減少させる、項目1〜19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記投与は、高Th2集団から低Th2集団の前記被験体の細胞数を変化させる、項目1〜20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記投与は、努力呼気量(FEV)、FEV 1 可逆性、努力肺活量(FCV)、FeNO、喘息コントロール質問票−6のスコア及びAQLQ(S)+12スコアからなる群から選択される、被験体の喘息尺度の1つ以上を改善する、項目1〜21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記投与は、喘息症状日誌によって評価される喘息の1つ以上の症状を改善する、項目1〜22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン、並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合し、前記抗体はIgG2抗体である方法。
(項目25)
前記抗体は4週間毎に投与される、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記抗体は70mgの用量で投与される、項目24又は25に記載の方法。
(項目27)
前記抗体は210mgの用量で投与される、項目24〜25のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記抗体は280mgの用量で投与される、項目24〜25のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記抗体はテゼペルマブである、項目1〜28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記抗体変異体は、ヒトのテゼペルマブと実質的に類似のpK特性を有する、項目1〜30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息増悪の頻度を減少させる方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗原結合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目33)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息増悪の頻度を減少させる方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含む方法。
(項目34)
前記抗体又は抗体変異体は4週間毎に投与される、項目32又は33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記抗体又は抗体変異体は70mgの用量で投与される、項目32又は33のいずれか一項に記載の方法。
(項目36)
前記抗体又は抗体変異体は210mgの用量で投与される、項目32又は33のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
前記抗体又は抗体変異体は280mgの用量で投与される、項目32又は33のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記抗体又は抗体変異体は、少なくとも4ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年又はそれを超える期間投与される、項目32〜37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記抗TSLP抗体又は抗体変異体は、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、一本鎖抗体、単量体抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、及びIgG4抗体からなる群から選択される、項目32〜38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
抗体又は抗体変異体はIgG2抗体である、項目32〜39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記抗体又は抗体変異体はヒト抗体である、項目32〜40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記抗体又は抗体変異体は、薬学的に許容される担体又は賦形剤をさらに含む、項目32〜41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記投与は、前記抗TSLP抗体を投与されていない被験体と比較して、喘息増悪までの時間を遅延させる、項目32〜42のいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
前記投与は、前記被験体の同時投与療法の頻度又はレベルを減少させる、項目32〜43のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記同時投与療法は、吸入コルチコステロイド(ICS)、長時間作用型β2アゴニスト(LABA)、ロイコトリエン受容体アンタゴニスト(LTRA)、長時間作用型抗ムスカリン薬(LAMA)、クロモン、短時間作用型β2アゴニスト(SABA)、及びテオフィリン又は経口コルチコステロイドである、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記投与は、コルチコステロイド治療の必要性を排除する、項目44に記載の方法。
(項目47)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗原結合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目48)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の慢性閉塞性肺疾患(COPD)を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含む方法。
(項目49)
前記投与は、皮下又は静脈内投与である、項目1〜48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体のACQ−6スコアを減少させる方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、抗原結合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目51)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体のACQ−6スコアを減少させる方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含む方法。
(項目52)
前記投与は、皮下又は静脈内投与である、項目1〜51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を投与することを含む、非好酸球プロファイル又は低好酸球プロファイルを有する被験体の喘息を治療する方法であって、TSLPに結合する前記抗体又は抗体変異体はTSLP活性を阻害する方法。
(項目54)
前記抗TSLP抗体又は抗TSLP抗体変異体は、表Aに記載の抗体から選択される、項目53に記載の方法:
(項目55)
前記抗TSLP抗体はテゼペルマブである、項目32〜54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記抗体変異体は、ヒトのテゼペルマブと実質的に類似のpK特性を有する、項目32〜56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
前記被験体は、治療の開始時に250細胞/μL未満の好酸球数を有する、項目53、54、又は55のいずれか一項に記載の方法。
(項目59)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を投与することを含む、低Th2プロファイルを有する被験体の喘息を治療する方法であって、TSLPに結合する前記抗体又は抗体変異体はTSLP活性を阻害する方法。
(項目60)
前記被験体は、診断時にIgEが100IU/ml以下、又は好酸球数が140細胞/μL未満のTh2プロファイルを有する、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記抗体又は抗体変異体は、表Aに記載の抗体から選択される、項目59又は60に記載の方法。
(項目62)
前記抗体はテゼペルマブである、項目59又は60に記載の方法。
(項目63)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目62に記載の方法。
(項目64)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を投与することを含む、低好酸球プロファイルを有する被験体のACQ−6スコアを減少させる方法であって、TSLPに結合する前記抗体又は抗体変異体はTSLP活性を阻害する方法。
(項目65)
前記抗TSLP抗体又は抗TSLP抗体変異体は、表Aに記載の抗体から選択される、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記抗TSLP抗体はテゼペルマブである、項目64に記載の方法。
(項目67)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記被験体は治療の開始時に250細胞/μL未満の好酸球数を有する、項目64、65、又は66のいずれか一項に記載の方法。
(項目68)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を投与することを含む、低Th2プロファイルを有する被験体のACQ−6スコアを減少させる方法であって、TSLPに結合する前記抗体又は抗体変異体はTSLP活性を阻害する方法。
(項目69)
前記被験体は、診断時にIgEが100IU/ml以下、又は好酸球数が140細胞/μL未満のTh2プロファイルを有する、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記抗体又は抗体変異体は、表Aに記載の抗体から選択される、項目68又は69に記載の方法。
(項目71)
前記抗体はテゼペルマブである、項目68又は69に記載の方法。
(項目72)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目71に記載の方法。
(項目73)
前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ前記抗体は
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、項目53〜72のいずれか一項に記載の方法。
(項目74)
前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ前記抗体は
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、項目53〜72のいずれか一項に記載の方法。
(項目75)
前記抗体又は抗体変異体は4週間毎に投与される、項目53〜74のいずれか一項に記載の方法。
(項目76)
前記投与は皮下又は静脈内投与である、項目53〜75のいずれか一項に記載の方法。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目2)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目3)
前記抗体又は抗体変異体は4週間毎に投与される、項目1又は2に記載の方法。
(項目4)
前記抗体又は抗体変異体は70mgの用量で投与される、項目1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記抗体又は抗体変異体は210mgの用量で投与される、項目1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記抗体又は抗体変異体は280mgの用量で投与される、項目1〜3のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を4週間毎の間隔で210mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン、並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目8)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を4週間毎の間隔で210mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目9)
前記抗体又は抗体変異体は、少なくとも4ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年又はそれを超える期間投与される、項目1〜8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記抗TSLP抗体又はその抗体変異体は二価であり、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、一本鎖抗体、単量体抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、及びIgG4抗体からなる群から選択される、項目1〜9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記抗TSLP抗体変異体は、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、単一ドメイン抗体、scFvからなる群から選択され、用量は、前記結合部位が二価抗体によって投与される場合と等モルであるように調節される、項目8に記載の方法。
(項目12)
前記抗体はIgG2抗体である、項目1〜11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
前記抗体又は抗体変異体はヒト抗体である、項目1〜12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
前記抗体又は抗体変異体は、薬学的に許容される担体又は賦形剤をさらに含む、項目1〜13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記喘息は重度の喘息である、項目1〜14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記喘息は好酸球性又は非好酸球性喘息である、項目1〜15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記喘息は低好酸球性喘息である、項目1〜16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記被験体は成人である、項目1〜17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記被験体は小児又は青年である、項目1〜18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記投与は、前記被験体の血液、痰、気管支肺胞液、又は肺中の好酸球を減少させる、項目1〜19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記投与は、高Th2集団から低Th2集団の前記被験体の細胞数を変化させる、項目1〜20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記投与は、努力呼気量(FEV)、FEV 1 可逆性、努力肺活量(FCV)、FeNO、喘息コントロール質問票−6のスコア及びAQLQ(S)+12スコアからなる群から選択される、被験体の喘息尺度の1つ以上を改善する、項目1〜21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記投与は、喘息症状日誌によって評価される喘息の1つ以上の症状を改善する、項目1〜22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン、並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合し、前記抗体はIgG2抗体である方法。
(項目25)
前記抗体は4週間毎に投与される、項目24に記載の方法。
(項目26)
前記抗体は70mgの用量で投与される、項目24又は25に記載の方法。
(項目27)
前記抗体は210mgの用量で投与される、項目24〜25のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記抗体は280mgの用量で投与される、項目24〜25のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記抗体はテゼペルマブである、項目1〜28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記抗体変異体は、ヒトのテゼペルマブと実質的に類似のpK特性を有する、項目1〜30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息増悪の頻度を減少させる方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗原結合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目33)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の喘息増悪の頻度を減少させる方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含む方法。
(項目34)
前記抗体又は抗体変異体は4週間毎に投与される、項目32又は33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記抗体又は抗体変異体は70mgの用量で投与される、項目32又は33のいずれか一項に記載の方法。
(項目36)
前記抗体又は抗体変異体は210mgの用量で投与される、項目32又は33のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
前記抗体又は抗体変異体は280mgの用量で投与される、項目32又は33のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記抗体又は抗体変異体は、少なくとも4ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年又はそれを超える期間投与される、項目32〜37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記抗TSLP抗体又は抗体変異体は、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、一本鎖抗体、単量体抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、及びIgG4抗体からなる群から選択される、項目32〜38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
抗体又は抗体変異体はIgG2抗体である、項目32〜39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記抗体又は抗体変異体はヒト抗体である、項目32〜40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記抗体又は抗体変異体は、薬学的に許容される担体又は賦形剤をさらに含む、項目32〜41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記投与は、前記抗TSLP抗体を投与されていない被験体と比較して、喘息増悪までの時間を遅延させる、項目32〜42のいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
前記投与は、前記被験体の同時投与療法の頻度又はレベルを減少させる、項目32〜43のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記同時投与療法は、吸入コルチコステロイド(ICS)、長時間作用型β2アゴニスト(LABA)、ロイコトリエン受容体アンタゴニスト(LTRA)、長時間作用型抗ムスカリン薬(LAMA)、クロモン、短時間作用型β2アゴニスト(SABA)、及びテオフィリン又は経口コルチコステロイドである、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記投与は、コルチコステロイド治療の必要性を排除する、項目44に記載の方法。
(項目47)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗原結合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目48)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体の慢性閉塞性肺疾患(COPD)を治療する方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含む方法。
(項目49)
前記投与は、皮下又は静脈内投与である、項目1〜48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体のACQ−6スコアを減少させる方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、抗原結合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する方法。
(項目51)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与することを含む、被験体のACQ−6スコアを減少させる方法であって、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含む方法。
(項目52)
前記投与は、皮下又は静脈内投与である、項目1〜51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を投与することを含む、非好酸球プロファイル又は低好酸球プロファイルを有する被験体の喘息を治療する方法であって、TSLPに結合する前記抗体又は抗体変異体はTSLP活性を阻害する方法。
(項目54)
前記抗TSLP抗体又は抗TSLP抗体変異体は、表Aに記載の抗体から選択される、項目53に記載の方法:
(項目55)
前記抗TSLP抗体はテゼペルマブである、項目32〜54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記抗体変異体は、ヒトのテゼペルマブと実質的に類似のpK特性を有する、項目32〜56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
前記被験体は、治療の開始時に250細胞/μL未満の好酸球数を有する、項目53、54、又は55のいずれか一項に記載の方法。
(項目59)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を投与することを含む、低Th2プロファイルを有する被験体の喘息を治療する方法であって、TSLPに結合する前記抗体又は抗体変異体はTSLP活性を阻害する方法。
(項目60)
前記被験体は、診断時にIgEが100IU/ml以下、又は好酸球数が140細胞/μL未満のTh2プロファイルを有する、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記抗体又は抗体変異体は、表Aに記載の抗体から選択される、項目59又は60に記載の方法。
(項目62)
前記抗体はテゼペルマブである、項目59又は60に記載の方法。
(項目63)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目62に記載の方法。
(項目64)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を投与することを含む、低好酸球プロファイルを有する被験体のACQ−6スコアを減少させる方法であって、TSLPに結合する前記抗体又は抗体変異体はTSLP活性を阻害する方法。
(項目65)
前記抗TSLP抗体又は抗TSLP抗体変異体は、表Aに記載の抗体から選択される、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記抗TSLP抗体はテゼペルマブである、項目64に記載の方法。
(項目67)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記被験体は治療の開始時に250細胞/μL未満の好酸球数を有する、項目64、65、又は66のいずれか一項に記載の方法。
(項目68)
治療有効量の抗TSLP抗体又は抗体変異体を投与することを含む、低Th2プロファイルを有する被験体のACQ−6スコアを減少させる方法であって、TSLPに結合する前記抗体又は抗体変異体はTSLP活性を阻害する方法。
(項目69)
前記被験体は、診断時にIgEが100IU/ml以下、又は好酸球数が140細胞/μL未満のTh2プロファイルを有する、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記抗体又は抗体変異体は、表Aに記載の抗体から選択される、項目68又は69に記載の方法。
(項目71)
前記抗体はテゼペルマブである、項目68又は69に記載の方法。
(項目72)
前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、項目71に記載の方法。
(項目73)
前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ前記抗体は
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、項目53〜72のいずれか一項に記載の方法。
(項目74)
前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ前記抗体は
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又はc.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、項目53〜72のいずれか一項に記載の方法。
(項目75)
前記抗体又は抗体変異体は4週間毎に投与される、項目53〜74のいずれか一項に記載の方法。
(項目76)
前記投与は皮下又は静脈内投与である、項目53〜75のいずれか一項に記載の方法。
Claims (27)
- 被験体の喘息の治療において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、組成物。 - 被験体の喘息の治療において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又は
c.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合し、前記抗体又はその抗原結合断片は、
d.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含む、組成物。 - 前記抗体又はその抗原結合断片は4週間毎に投与され、且つ/又は、前記抗体又はその抗原結合断片は、
a)70mgの用量で;
b)210mgの用量で;又は
c)280mgの用量で投与される、請求項1又は2に記載の組成物。 - 被験体の喘息の治療において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は4週間毎の間隔で210mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン、並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、組成物。 - 被験体の喘息の治療において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は4週間毎の間隔で210mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又は
c.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合し、
d.前記(a)の軽鎖可変ドメインは
i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含み;且つ
e.前記(b)の重鎖可変ドメインは
i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む、組成物。 - a)前記抗体又はその抗原結合断片は、少なくとも4ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年又はそれを超える期間投与され、且つ/又は
b)前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は二価であり、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、一本鎖抗体、単量体抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、及びIgG4抗体からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記抗TSLP抗体変異体は、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、単一ドメイン抗体、scFvからなる群から選択され、用量は、前記結合部位が二価抗体によって投与される場合と等モルであるように調節される、請求項5に記載の組成物。
- a)前記抗体はIgG2抗体であり;
b)前記抗体又はその抗原結合断片はヒト抗体であり;
c)前記組成物は薬学的に許容される担体又は賦形剤をさらに含み;
d)前記喘息は重度の喘息であり;
e)前記喘息は好酸球性又は非好酸球性喘息であり;
f)前記喘息は低好酸球性喘息であり;
g)前記被験体は成人であり;
h)前記被験体は小児又は青年であり;
i)前記投与は、前記被験体の血液、痰、気管支肺胞液、又は肺中の好酸球を減少させ;
j)前記投与は、高Th2集団から低Th2集団へと前記被験体の細胞数を変化させ;
k)前記投与は、努力呼気量(FEV)、FEV 1 可逆性、努力肺活量(FCV)、FeNO、喘息コントロール質問票−6のスコア及びAQLQ(S)+12スコアからなる群から選択される、被験体の喘息尺度の1つ以上を改善し;且つ/又は
l)前記投与は、喘息症状日誌によって評価される喘息の1つ以上の症状を改善する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。 - 被験体の喘息の治療において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は2週間毎の間隔で70〜280mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位は、TSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン、並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合し、前記抗体はIgG2抗体である、組成物。 - 前記抗体は4週間毎に投与され、且つ/又は、前記抗体は、
a)70mgの用量で;
b)210mgの用量で;又は
c)280mgの用量で投与される、請求項9に記載の組成物。 - 被験体の喘息憎悪の頻度の減少において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗原結合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、組成物。 - 被験体の喘息憎悪の頻度の減少において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又は
c.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、
d.前記(a)の軽鎖可変ドメインは
i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含み;且つ
e.前記(b)重鎖可変ドメインは
i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む、組成物。 - a)前記抗体又はその抗原結合断片は4週間毎に投与されるか;
b)前記抗体又はその抗原結合断片は70mgの用量で投与されるか;
c)前記抗体又はその抗原結合断片は210mgの用量で投与されるか;又は
d)前記抗体又はその抗原結合断片は280mgの用量で投与される、請求項11又は12のいずれか一項に記載の組成物。 - a)前記抗体又はその抗原結合断片は、少なくとも4ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年又はそれを超える期間投与され;
b)前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は、ヒト抗体、ヒト化抗体、キメラ抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、抗原結合抗体断片、一本鎖抗体、単量体抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、Fab断片、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、及びIgG4抗体からなる群から選択され;
c)前記抗体又はその抗原結合断片はIgG2抗体であり;
d)前記抗体又はその抗原結合断片はヒト抗体であり;
e)前記組成物は、薬学的に許容される担体又は賦形剤をさらに含み;
f)前記投与は、前記抗TSLP抗体を投与されていない被験体と比較して、喘息増悪までの時間を遅延させ;且つ/又は
g)前記投与は、前記被験体の同時投与療法の頻度又はレベルを減少させ;場合により
(i)前記同時投与療法は、吸入コルチコステロイド(ICS)、長時間作用型β2アゴニスト(LABA)、ロイコトリエン受容体アンタゴニスト(LTRA)、長時間作用型抗ムスカリン薬(LAMA)、クロモン、短時間作用型β2アゴニスト(SABA)、及びテオフィリン又は経口コルチコステロイドであるか;又は
(ii)前記投与は、コルチコステロイド治療の必要性を排除する、請求項11〜13のいずれか一項に記載の組成物。 - 被験体のACQ−6スコアの減少において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、抗原結合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、組成物。 - 被験体のACQ−6スコアの減少において使用するための抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む組成物であって、前記抗TSLP抗体又はその抗原結合断片は2週間毎の間隔で70mg〜280mgの用量で投与されることを特徴とし、前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ、前記抗体は、
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又は
c.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、
d.前記(a)の軽鎖可変ドメインは
i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含み;且つ
e.前記(b)の重鎖可変ドメインは
i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む、組成物。 - 抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む、非好酸球プロファイル又は低好酸球プロファイルを有する被験体の喘息の治療において使用するための組成物であって、TSLPに結合する前記抗体又はその抗原結合断片はTSLP活性を阻害し;場合により、前記被験体は治療の開始時に250細胞/μL未満の好酸球数を有する、組成物。
- a)前記抗TSLP抗体はテゼペルマブであり;場合により、前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有し;且つ/又は
b)前記抗体変異体は、ヒトのテゼペルマブと実質的に類似のpK特性を有する、請求項1〜18のいずれか一項に記載の組成物。 - 抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む、低Th2プロファイルを有する被験体の喘息の治療において使用するための組成物であって、TSLPに結合する前記抗体又はその抗原結合断片はTSLP活性を阻害し;場合により、前記被験体は、診断時にIgEが100IU/ml以下、又は好酸球数が140細胞/μL未満のTh2プロファイルを有する、組成物。
- 抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む、低好酸球プロファイルを有する被験体のACQ−6スコアの減少において使用するための組成物であって、TSLPに結合する前記抗体又はその抗原結合断片はTSLP活性を阻害し;場合によって、前記被験体は治療の開始時に250細胞/μL未満の好酸球数を有する、組成物。
- 抗TSLP抗体又はその抗原結合断片を含む、低Th2プロファイルを有する被験体のACQ−6スコアの減少において使用するための組成物であって、TSLPに結合する前記抗体又はその抗原結合断片はTSLP活性を阻害し;場合によって、前記被験体は、診断時にIgEが100IU/ml以下、又は好酸球数が140細胞/μL未満のTh2プロファイルを有する、組成物。
- 前記抗体又はその抗原結合断片は、
a)表Aに記載の抗体から選択されるか;又は
b)テゼペルマブであり;場合によって、前記抗体はIgG2抗体であり、且つそれぞれ配列番号105及び106に示される完全長の重鎖及び軽鎖配列を有する、請求項20〜22のいずれか一項に記載の方法。 - 前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ前記抗体は
a.i.配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1配列;
ii.配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2配列;
iii.配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン;並びに
b.i.配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1配列;
ii.配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2配列、及び
iii.配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3配列を含む重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、請求項17、18、および20〜23のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記抗体の両結合部位はTSLPに対して同一の結合性を有し、且つ前記抗体は
a.i.配列番号12に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号11に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号11からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される軽鎖可変ドメイン;及び
b.i.配列番号10に対して少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列;
ii.配列番号9に対して少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチド配列によりコードされるアミノ酸配列;
iii.配列番号9からなるポリヌクレオチドの補体と中程度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列からなる群から選択される重鎖可変ドメイン;又は
c.(a)の軽鎖可変ドメイン及び(b)の重鎖可変ドメインを含み、前記抗体は、配列番号2のアミノ酸29〜159で示されるTSLPポリペプチドに特異的に結合する、請求項17、18、および20〜23のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記抗体又はその抗原結合断片は4週間毎に投与される、請求項17、18、および20〜25のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記投与は皮下又は静脈内投与である、請求項1〜26のいずれか一項に記載の組成物。
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