JP2020515684A - アルミノシリケート粒子を含むゴム補強材およびこれを含むタイヤ用ゴム組成物 - Google Patents

アルミノシリケート粒子を含むゴム補強材およびこれを含むタイヤ用ゴム組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、アルミノシリケート粒子を含むゴム補強材およびこれを含むタイヤ用ゴム組成物に関する。本発明によるゴム補強材に含まれるアルミノシリケート粒子は、ゴム組成物内での優れた分散性による向上した補強効果を示すことができながらもゴム組成物の加工性を阻害せず、タイヤ用ゴム組成物に付与されるゴム補強材として好ましく適用可能である。

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2018年2月21日付の韓国特許出願第10−2018−0020651号および2019年1月29日付の韓国特許出願第10−2019−0011316号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容は本明細書の一部として含まれる。
本発明は、アルミノシリケート粒子を含むゴム補強材およびこれを含むタイヤ用ゴム組成物に関する。
地球温暖化と環境問題への懸念が広がるにつれ、エネルギー効率を高めて炭素排出量を縮減させる環境配慮の概念が多方面で強調されている。このような環境配慮の概念は、タイヤ産業分野で高効率の環境に優しいタイヤの開発と廃タイヤのリサイクル方法づくりなどで具体化されている。
環境に優しいタイヤ(あるいはグリーンタイヤ)は、ゴムの転がり抵抗(rolling resistance)を低くして高効率と高燃費特性を付与して、結果的に炭素排出量の縮減を可能にするタイヤをいう。このような環境に優しいタイヤを製造するために改質されたゴム材料およびゴム補強用白色添加剤(例えば、沈降シリカ(precipitated silica))などが主に使用されている。
一般に、シリカ素材は、ゴム組成物内で分散性が低く、耐摩耗性が失われるなどの問題がある。これを補完するために、特定条件の高分散性沈降シリカをシランカップリング剤(silane coupling agent)と共に活用して良好な耐摩耗性を有する環境に優しいタイヤ用素材を作製できることが知られている。
一方、高分散性沈降シリカのように、互いに相反する特性(転がり抵抗力と耐摩耗性などの機械的強度)を良好に有し得る添加剤に対する関心も高い。ゴム補強用白色添加剤としてアルミナ、粘土、カオリンなどを適用する場合にも、転がり抵抗を低くして環境に優しいタイヤ用素材に活用できることが知られている。しかし、このようなゴム補強用白色添加剤は、強い凝集体の形成などで分散性が減少し、これに伴う機械的強度の低下などの問題点が現れる。
Kay Saalwachter、Microstructure and molecular dynamics of elastomers as studied by advanced low−resolution nuclear magnetic resonance methods、Rubber Chemistry and Technology、Vol.85、No.3、pp.350−386(2012)。
本発明は、タイヤに対する優れた補強効果と加工性を付与できるゴム補強材を提供する。
そして、本発明は、前記ゴム補強材を含むタイヤ用ゴム組成物を提供する。
本発明によれば、
下記の化学式1の組成を有する非晶質のアルミノシリケート粒子を含むゴム補強材であって;
前記アルミノシリケート粒子は、
X線回折(XRD)によって得られたデータグラフにおいて、2θの23°〜37°範囲における最大ピークの半値幅(full width at half maximum、FWHM)が5°〜7°であり、23°以上26°未満の2θ範囲で最大ピーク強度(maximum peak intensity、Imax)を有する、ゴム補強材が提供される:
(化学式1)
[(MAl2x)・(Si2y)]・m(HO)
前記化学式1において、
前記Mは、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、Fr、Ca、Zn、およびMgからなる群より選択された元素またはこれらのイオンであり、
a≧0、x>0、y>0、およびm≧0であり、
a/x<1.2であり、
3.0<y/x<20.0である。
そして、本発明によれば、前記ゴム補強材を含むタイヤ用ゴム組成物が提供される。
以下、発明の実施形態によるゴム補強材およびこれを含むタイヤ用ゴム組成物について説明する。
本明細書に明示的な言及がない限り、専門用語は、単に特定の実施形態を言及するためのものであり、本発明を限定することを意図しない。
本明細書で使用される単数形態は、文章がこれと明確に反対の意味を示さない限り、複数形態も含む。
本明細書で使用される「含む」の意味は、特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素または成分を具体化し、他の特定の特性、領域、整数、段階、動作、要素または成分の付加を除外させるわけではない。
I.ゴム補強材
発明の一実施形態によれば、
下記の化学式1の組成を有する非晶質のアルミノシリケート粒子を含むゴム補強材であって;
前記アルミノシリケート粒子は、
X線回折(XRD)によって得られたデータグラフにおいて、2θの23°〜37°範囲における最大ピークの半値幅(full width at half maximum、FWHM)が5°〜7°であり、23°以上26°未満の2θ範囲で最大ピーク強度(maximum peak intensity、Imax)を有する、ゴム補強材が提供される:
(化学式1)
[(MAl2x)・(Si2y)]・m(HO)
前記化学式1において、
前記Mは、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、Fr、Ca、Zn、およびMgからなる群より選択された元素またはこれらのイオンであり、
a≧0、x>0、y>0、およびm≧0であり、
a/x<1.2であり、
3.0<y/x<20.0である。
本発明者らの継続した研究結果、上述した特性を満たすアルミノシリケート粒子は、ゴム組成物内での優れた分散性による向上した補強効果を示すことができながらもゴム組成物の加工性を阻害せず、タイヤ用ゴム組成物に付与されるゴム補強材として好ましく適用可能である。
そして、前記アルミノシリケート粒子は、粒子内部の微細気孔の形成が抑制されることによって、上述した物性を満たさない補強材に比べて優れた機械的物性(例えば、優れた耐久性、耐摩耗性、圧縮強度など)を示すことができる。
既存のアルミノシリケートは、分散性向上のためのカップリング剤を活用しても、ゴム組成物内の分散時、粒子間凝集が強く起きて分散が容易でなかった。しかし、上述した特性を満たすアルミノシリケート粒子は、シリカと類似する水準の優れた分散性を確保できながらも補強効果の向上と転がり抵抗の低下を可能にする。
本発明によれば、前記ゴム補強材に含まれるアルミノシリケート粒子は、非晶質(amorphous)である。
特に、本発明の一実施例による非晶質のアルミノシリケート粒子は、X線回折(XRD)によって得られたデータグラフにおいて、2θの23°〜37°範囲における最大ピークの半値幅(full width at half maximum、FWHM)が5°〜7°であることを満たして、ゴム補強材として優れた物性を示すことができる。
好ましくは、前記最大ピークの半値幅(FWHM)は、5.0°以上、あるいは5.5°以上、あるいは6.0°以上である。また、好ましくは、前記最大ピークの半値幅(FWHM)は、7.0°以下、あるいは6.5°以下である。
より好ましくは、前記最大ピークの半値幅(FWHM)は、5°〜7°、あるいは5.5°〜7°、あるいは5.5°〜6.5°、あるいは6.0°〜6.5°であってもよい。
前記最大ピークの半値幅(FWHM)は、前記アルミノシリケート粒子のX線回折から得られた2θの23°〜37°範囲における最大ピーク強度の1/2位置でのピーク幅を数値化したものである。
前記最大ピークの半値幅(FWHM)の単位は、2θの単位である度(°)で表すことができ、結晶性の高い化合物であるほど半値幅の数値が小さい。
同時に、本発明の一実施例による非晶質のアルミノシリケート粒子は、X線回折(XRD)によって得られたデータグラフにおいて、23°以上26°未満の2θ範囲で最大ピーク強度(maximum peak intensity、Imax)を示すことができて、ゴム補強材としてより向上した物性を示すことができる。
好ましくは、前記最大ピーク強度(Imax)は、2θの23.0°以上、あるいは23.5°以上、あるいは24.0°以上、あるいは24.5°以上である。また、好ましくは、前記最大ピーク強度(Imax)は、2θの26.0°未満、あるいは25.9°以下、あるいは25.8°以下である。
より好ましくは、前記最大ピーク強度(Imax)は、2θの23°以上26°未満、あるいは23.5°〜25.9°、あるいは24.0°〜25.9°、あるいは24.5°〜25.8°であってもよい。
参照として、非晶質シリカ(amorphous silica)は、20°〜25°の2θ範囲でImaxを示し、非晶質アルミナ(amorphous alumina)は、30°〜40°の2θ範囲でImaxを示すことが一般的である。
一方、前記アルミノシリケート粒子は、下記の化学式1の組成を有する:
(化学式1)
[(MAl2x)・(Si2y)]・m(HO)
前記化学式1において、
前記Mは、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、Fr、Ca、Zn、およびMgからなる群より選択された元素またはこれらのイオンであり、
a≧0、x>0、y>0、およびm≧0であり、
a/x<1.2であり、
3.0<y/x<20.0である。
前記アルミノシリケート粒子は、金属元素(M)またはこれらのイオンとしてアルカリ金属またはこれらのイオンを含み、特に3.0<y/x<20.0およびa/x<1.2の組成を満たす。
具体的には、前記化学式1において、y/xは、3.0超過、あるいは3.1以上、あるいは3.2以上、あるいは3.3以上、あるいは3.5以上、あるいは4.0以上であり;20.0未満、あるいは15.0以下、あるいは10.0以下、あるいは5.0以下、あるいは4.5以下、あるいは4.4以下、あるいは4.3以下、あるいは4.2以下であることが、本発明による諸特性の発現に有利であり得る。
好ましくは、前記化学式1において、y/xは、3.0超過20.0未満、あるいは3.1〜10.0、あるいは3.2〜5.0、あるいは3.3〜4.5、あるいは3.5〜4.2、あるいは4.0〜4.2であってもよい。
また、具体的には、前記化学式1において、a/xは、1.2未満、あるいは1.0以下、あるいは0.9以下、あるいは0.8以下、あるいは0.7以下であり;0.01以上、あるいは0.02以上、あるいは0.03以上、あるいは0.04以上、あるいは0.05以上、あるいは0.1以上、あるいは0.2以上、あるいは0.3以上、あるいは0.5以上であることが、本発明による諸特性の発現に有利であり得る。
好ましくは、前記化学式1において、a/xは、0.01〜1.0、あるいは0.01〜0.9、あるいは0.05〜0.9、あるいは0.1〜0.8、あるいは0.3〜0.8、あるいは0.5〜0.7であってもよい。
発明の実施形態によれば、前記アルミノシリケート粒子は、窒素吸着/脱着分析による110〜260m/gのブルナウアー・エメット・テラー比表面積(SBET)と、90〜220m/gの外部比表面積(external specific surface area、SEXT)とを有する。
具体的には、前記SBETは、110m/g以上、あるいは115m/g以上であり;260m/g以下、あるいは250m/g以下、あるいは245m/g以下である。好ましくは、前記SBETは、110〜260m/g、あるいは115〜260m/g、あるいは115〜250m/g、あるいは115〜245m/gであってもよい。
そして、前記SEXTは、90m/g以上あるいは95m/g以上であり;220m/g以下、あるいは210m/g以下、あるいは200m/g以下、あるいは195m/g以下である。好ましくは、前記SEXTは、90〜220m/g、あるいは90〜210m/g、あるいは90〜200m/g、あるいは90〜195m/g、あるいは95〜195m/gであってもよい。
付加して、前記アルミノシリケート粒子が有する前記SBETとSEXTとの比(SEXT/SBET)は、0.65〜0.95であることが、本発明による諸特性の発現により有利であり得る。
具体的には、前記SEXT/SBETは、0.65以上、あるいは0.70以上、あるいは0.75以上であり;0.95以下、あるいは0.93以下、あるいは0.92以下、あるいは0.91以下である。
好ましくは、前記SEXT/SBETは、0.65〜0.95、あるいは0.70〜0.93、あるいは0.75〜0.92、あるいは0.75〜0.91であってもよい。
ゴム補強材に適用される無機素材における微細気孔(micropore)の含有量は最小化されることが好ましい。前記微細気孔は欠陥(defect)として作用して、ゴム補強材としての物性を低下させかねないからである。
本発明の実施形態によれば、前記アルミノシリケート粒子は、前記SBETからt−プロット法によって計算された2nm未満の気孔サイズを有する微細気孔の体積(Vmicro)が0.05cm/g未満と小さくて、ゴム補強材として優れた機械的物性の発現を可能にする。
具体的には、前記Vmicroは、0.05cm/g未満、あるいは0.025cm/g以下、あるいは0.020cm/g以下であり;0.001cm/g以上、あるいは0.002cm/g以上、あるいは0.003cm/g以上、あるいは0.004cm/g以上、あるいは0.005cm/g以上、あるいは0.006cm/g以上である。
好ましくは、前記Vmicroは、0.001〜0.025cm/g、あるいは0.003〜0.020cm/g、あるいは0.005〜0.020cm/g、あるいは0.006〜0.020cm/gであってもよい。
発明の実施形態によれば、前記アルミノシリケート粒子は、10〜50nmの平均一次粒径を有する。
具体的には、前記アルミノシリケート粒子は、10nm以上、あるいは15nm以上、あるいは20nm以上;50nm以下、あるいは45nm以下、あるいは40nm以下、あるいは35nm以下の平均一次粒径を有することができる。
一般に、ゴム補強材は、粒径が小さいほど優れた補強効果を示すことができるが、粒径が小さいほどゴム組成物内で粒子間の凝集現象が現れやすくて分散性が低下する。このような凝集現象が激しくなると、ゴム補強材とゴム成分との間の相分離が発生し、結果的にタイヤの加工性が低下し、目標の補強効果も得にくくなりうる。
一方、前記アルミノシリケート粒子の二次粒子(secondary particle)、つまり、凝集体は、粒度分析器(PSA)を用いて、蒸留水下で測定された1〜25μmの体積平均粒径(Dmean)、1〜20μmの幾何標準偏差(geometric standard deviation)、および1〜50μmの90%累積粒径(D90)を示す二次粒子サイズ分布を有することができる。
具体的には、前記アルミノシリケート粒子の二次粒子は、蒸留水下で測定された1μm以上、あるいは2.5μm以上、あるいは5μm以上、あるいは7.5μm以上、あるいは10.0μm以上;そして、25.0μm以下、あるいは22.5μm以下、あるいは20.0μm以下、あるいは19.5μm以下の体積平均粒径(Dmean)を有することができる。
好ましくは、前記アルミノシリケート粒子の二次粒子は、蒸留水下で測定された1〜25μm、あるいは5〜22.5μm、あるいは7.5〜20μm、あるいは10〜19.5μmの体積平均粒径(Dmean)を有する。
そして、前記アルミノシリケート粒子の二次粒子は、蒸留水下で測定された1.0μm以上、あるいは2.5μm以上、あるいは5.0μm以上、あるいは7.0μm以上;そして、20μm以下、あるいは15μm以下、あるいは10μm以下の幾何標準偏差(geometric standard deviation)を有することができる。
好ましくは、前記アルミノシリケート粒子の二次粒子は、蒸留水下で測定された1〜20μm、あるいは5〜15μm、あるいは7〜10μmの幾何標準偏差を有する。
そして、前記アルミノシリケート粒子の二次粒子は、蒸留水下で測定された1μm以上、あるいは5μm以上、あるいは10μm以上、あるいは15μm以上、あるいは20μm以上、あるいは25μm以上;そして、50μm以下、あるいは40μm以下、あるいは35μm以下の90%累積粒径(D90)を有することができる。
好ましくは、前記アルミノシリケート粒子の二次粒子は、蒸留水下で測定された1〜50μm、あるいは10〜40μm、あるいは20〜35μm、あるいは25〜35μmの90%累積粒径(D90)を有する。
一方、上述した諸特性を満たすアルミノシリケート粒子は、以下の段階を含む方法で製造される:
[i]塩基性またはアルカリ溶液(例えば、水酸化ナトリウム溶液)にケイ素源、アルミニウム源、および水を添加し撹拌して、特定の金属原子比を満足するモノマー単位のAl−O−Si構造を形成させる段階;
[ii]前記アルミノシリケートモノマーを常圧下で低温(例えば、常温〜90℃)で3〜24時間硬化させてAl−O−Si重合反応を起こす段階;
[iii]重合されたアルミノシリケート粒子を洗浄および乾燥する段階;および
[iv]乾燥したアルミノシリケート粒子を破砕して粒度分布を調節する段階。
前記製法で前記モノマー単位の形成に適用される反応物の種類、反応物のモル比、反応条件などを調節して、上述した諸特性を満たすアルミノシリケート粒子を得ることができる。
好ましくは、上述した諸特性を満たすアルミノシリケート粒子は、(a)70℃超過95℃以下の温度下、アルカリ性のシリコンソースと酸性のアルミニウムソースとの中和反応によってアルミノシリケート塩を含むpH6〜pH10の反応溶液を得る段階;(b)前記アルミノシリケート塩を洗浄してアルミノシリケート粒子を得る段階;および(c)前記アルミノシリケート粒子を乾燥する段階を含む方法で製造される。
特に、前記製造方法において、前記中和反応を70℃超過95℃以下の温度下で行うが、前記中和反応によって形成される反応溶液がpH6〜pH10の水素イオン濃度を有するようにすることによって、ゴム組成物内で優れた分散性を示しながらもゴム成形工程で向上した作業性と生産性の発現を可能にするアルミノシリケート粒子が提供される。
前記製造方法によって提供されるアルミノシリケート粒子は、タイヤ用ゴム組成物に添加されるゴム補強材として好ましく適用可能である。
前記製造方法において、前記シリコンソースは、水溶性シリコン塩を含むpH7超過のアルカリ性溶液である。
前記水溶性シリコン塩としては、水溶液でpH7超過のアルカリ性を示すことができるシリコン化合物が特別な制限なく使用可能である。好ましくは、前記水溶性シリコン塩は、ケイ酸ナトリウム(NaSiO)およびケイ酸カリウム(KSiO)からなる群より選択された1種以上の化合物であってもよい。
前記製造方法において、前記アルミニウムソースは、水溶性アルミニウム塩を含むpH7未満の酸性溶液である。
前記水溶性アルミニウム塩としては、水溶液でpH7未満の酸性を示すことができるアルミニウム化合物が特別な制限なく使用可能である。好ましくは、前記水溶性アルミニウム塩は、アルミニウムクロライド(AlCl)、硝酸アルミニウム(Al(NO)、アルミニウムモノアセテート((HO)AlCHCO)、アルミニウムジアセテート(HOAl(CHCO)、アルミニウムトリアセテート(Al(CHCO)、硫酸アルミニウム(Al(SO)、および硫酸アルミニウムカリウム(AlK(SO)からなる群より選択された1種以上の化合物であってもよい。より好ましくは、前記水溶性アルミニウム塩として、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、またはこれらの混合物を使用することが、アルミノシリケート粒子の回収過程で粒子の凝集を最小化できるという点で有利であり得る。
前記中和反応は、前記アルカリ性のシリコンソースと酸性のアルミニウムソースとを混合する方法で行われ、これにより、固形分としてアルミノシリケート塩を含む反応溶液が得られる。
特に、前記中和反応は、70℃超過95℃以下の温度下で行われることが好ましい。
具体的には、前記中和反応は、70℃超過、あるいは75℃以上、あるいは80℃以上;そして、95℃以下、あるいは90℃以下、あるいは85℃以下の温度下で行われる。より好ましくは、前記中和反応は、75℃〜90℃の温度下で行われる。
前記中和反応の実行温度が低すぎる場合、シリコンソースおよびアルミニウムソースを含む無機成分が中和反応の途中に凝集して反応が均一に進行しにくい。それにより、前記中和反応後、最終的に得られるアルミノシリケート粒子の粒度制御が困難になり、前記粒子が硬く凝集して巨大な二次粒子を形成し、結果的に目標のゴム補強効果を有する粒子が得られない。そのため、前記中和反応は、70℃超過の温度下で行われることが好ましい。
ただし、前記中和反応の実行温度が高すぎる場合、溶媒の沸騰現象によって反応効率が低下する恐れがある。そのため、前記中和反応は、95℃以下の温度下で行われることが好ましい。
前記中和反応でシリコンソースとアルミニウムソースとの混合比率は、各ソースに含まれている塩の種類、各ソースが有するpHおよび前記中和反応の生成物である反応溶液が有する好ましいpH範囲を考慮して決定可能である。
特に、発明の実施形態によれば、前記中和反応の生成物である反応溶液は、pH6以上、あるいはpH6〜pH10、あるいはpH6〜pH8の水素イオン濃度を有することが好ましい。
前記反応溶液の水素イオン濃度がpH6未満の場合、アルミノシリケート粒子の粒度制御が困難になり、前記粒子の大きさが全般的に大きくなって、目標のゴム補強効果が達成されないことがある。
さらに、前記反応溶液のpHは、最終的に得られるアルミノシリケート粒子が示すpHに影響を及ぼす。そして、前記アルミノシリケート粒子が示すpHは、前記粒子をゴム組成物に配合する過程でスコーチタイム(scorch time)に影響を及ぼす。
前記スコーチタイムは、ゴム成形過程でゴム組成物の熱硬化が始まるのにかかる時間を意味する。一般に、ゴム組成物の熱硬化が始まった後には、モールドでゴム組成物の流れが止まり、プレスのような成形が困難になるため、作業性と生産性の確保のためには適切なスコーチタイムが要求される。
しかし、前記アルミノシリケート粒子が示すpHが低すぎたり、高すぎたりする場合、ゴム成形過程で適切なスコーチタイムの確保を困難にして、別途の熱硬化遅延剤の添加やスコーチ防止のためのさらなる措置が要求されるなど、ゴム成形の作業性と生産性が低下することがある。
例えば、前記アルミノシリケート粒子が示すpHが低すぎる場合、ゴム配合時、スコーチタイムが急激に遅くなり、pHが高すぎる場合、スコーチタイムが急激に速くなりうる。
具体的には、前記粒子のpHは、ゴム配合過程で共に混合される成分の反応性に大きな影響を及ぼすが、特にアミン系の機能基が反応する速度を促進または緩和する。つまり、前記粒子のpHが低い場合、アミングループの反応性を低下させ、前記粒子のpHが高い場合、アミングループの反応性を促進する。ゴム配合工程上、反応性が過度に促進される場合、製品の成形に問題が生じ、反応性が過度に低下する場合、生産性が低下することがある。
したがって、前記アルミノシリケート粒子をゴム補強材に適用したゴム成形工程で適切なスコーチタイムが確保できるようにするために、前記中和反応は、アルミノシリケート塩を含む反応溶液がpH6〜pH10の水素イオン濃度を有するように行われることが好ましい。
前記洗浄段階では、前記中和反応により得られた反応溶液から固形分のアルミノシリケート塩を回収し、これを蒸留水、脱イオン水のような水に分散させた後、数回洗浄してアルミノシリケート粒子を得る。
そして、洗浄された前記アルミノシリケート粒子を乾燥する段階が行われる。前記乾燥は、20〜150℃の温度下で1〜48時間行われる。
必要に応じて、得られたアルミノシリケート粒子を粉砕、分級する段階など通常の段階がさらに行われる。
II.タイヤ用ゴム組成物
発明の他の実施形態によれば、上述したアルミノシリケート粒子をゴム補強材として含むタイヤ用ゴム組成物が提供される。
上述した方法によって製造されて前記特性を満たすアルミノシリケート粒子は、ゴム組成物内での優れた分散性による向上した補強効果を示すことができながらも向上した作業性と生産性の発現を可能にする。
そして、前記アルミノシリケート粒子は、粒子内部の微細気孔の形成が抑制されることによって、上述した物性を満足しないゴム補強材に比べて優れた機械的物性(例えば、優れた耐久性、耐摩耗性、圧縮強度など)を示すことができる。
前記タイヤ用ゴム組成物には、通常のジエンエラストマーが特別な制限なく含まれる。
例えば、前記ジエンエラストマーは、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ブタジエン/スチレンコポリマー、ブタジエン/イソプレンコポリマー、ブタジエン/アクリロニトリルコポリマー、イソプレン/スチレンコポリマー、およびブタジエン/スチレン/イソプレンコポリマーからなる群より選択された1種以上の化合物であってもよい。
そして、前記タイヤ用ゴム組成物には、前記アルミノシリケート粒子とジエンエラストマーとの間の化学的および/または物理的結合を提供するカップリング剤が含まれる。前記カップリング剤としては、ポリシロキサン系化合物のような通常の成分が特別な制限なく含まれる。
この他にも、前記タイヤ用ゴム組成物には、タイヤ分野で通常使用される可塑剤、顔料、抗酸化剤、オゾン劣化防止剤、加硫促進剤などが添加される。
本発明によるゴム補強材に含まれるアルミノシリケート粒子は、ゴム組成物内での優れた分散性による向上した補強効果を示すことができながらもゴム組成物の加工性を阻害せず、タイヤ用ゴム組成物に付与されるゴム補強材として好ましく適用可能である。
実施例および比較例によるアルミノシリケート粒子に対するX線回折分析結果を示すグラフである。
以下、本発明の理解のために好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は本発明を例示するためのものに過ぎず、本発明をこれらのみに限定するものではない。
実施例1
80℃下、0.005Mケイ酸ナトリウム(NaSiO)水溶液と0.005M硝酸アルミニウム(Al(NO)水溶液とをpH6.2となるように混合した後、オーバーヘッド撹拌機(overhead stirrer)を用いて500rpmで10分間ミキシングして中和反応を行った。前記中和反応によってアルミノシリケート塩を含む反応溶液(pH6.2)を得た。
前記アルミノシリケート塩を常温の蒸留水に入れて12時間撹拌し、遠心分離する方法で洗浄した。
洗浄されたアルミノシリケート塩を70℃のオーブンで24時間乾燥して、最終的にアルミノシリケート粒子を得た。
実施例2
80℃下、0.005Mケイ酸ナトリウム(NaSiO)水溶液と0.005M硫酸アルミニウムカリウム(AlK(SO)水溶液とをpH6.2となるように混合した後、オーバーヘッド撹拌機(overhead stirrer)を用いて500rpmで10分間ミキシングして中和反応を行った。前記中和反応によってアルミノシリケート塩を含む反応溶液(pH6.2)を得た。
前記アルミノシリケート塩を常温の蒸留水に入れて12時間撹拌し、遠心分離する方法で洗浄した。
洗浄されたアルミノシリケート塩を70℃のオーブンで24時間乾燥して、最終的にアルミノシリケート粒子を得た。
実施例3
75℃下、0.005Mケイ酸ナトリウム(NaSiO)水溶液と0.005M硝酸アルミニウム(Al(NO)水溶液とをpH6.2となるように混合した後、オーバーヘッド撹拌機(overhead stirrer)を用いて500rpmで10分間ミキシングして中和反応を行った。前記中和反応によってアルミノシリケート塩を含む反応溶液(pH6.2)を得た。
前記アルミノシリケート塩を常温の蒸留水に入れて12時間撹拌し、遠心分離する方法で洗浄した。
洗浄されたアルミノシリケート塩を70℃のオーブンで24時間乾燥して、最終的にアルミノシリケート粒子を得た。
実施例4
85℃下、0.005Mケイ酸ナトリウム(NaSiO)水溶液と0.005M硝酸アルミニウム(Al(NO)水溶液とをpH6.2となるように混合した後、オーバーヘッド撹拌機(overhead stirrer)を用いて500rpmで10分間ミキシングして中和反応を行った。前記中和反応によってアルミノシリケート塩を含む反応溶液(pH6.2)を得た。
前記アルミノシリケート塩を常温の蒸留水に入れて12時間撹拌し、遠心分離する方法で洗浄した。
洗浄されたアルミノシリケート塩を70℃のオーブンで24時間乾燥して、最終的にアルミノシリケート粒子を得た。
実施例5
90℃下、0.005Mケイ酸ナトリウム(NaSiO)水溶液と0.005M硝酸アルミニウム(Al(NO)水溶液とをpH6.2となるように混合した後、オーバーヘッド撹拌機(overhead stirrer)を用いて500rpmで10分間ミキシングして中和反応を行った。前記中和反応によってアルミノシリケート塩を含む反応溶液(pH6.2)を得た。
前記アルミノシリケート塩を常温の蒸留水に入れて12時間撹拌し、遠心分離する方法で洗浄した。
洗浄されたアルミノシリケート塩を70℃のオーブンで24時間乾燥して、最終的にアルミノシリケート粒子を得た。
比較例1
23gのKOH(Daejung chemicals&metals)および27gのコロイドシリカ(colloidal silica)(Ludox HS30wt%;Sigma−Aldrich)を62mlの蒸留水に入れて完全に溶解させた。前記溶液に15gのメタカオリン(metakaolin)(AlSi、Aldrich)を添加した後、オーバーヘッド撹拌機(overhead stirrer)を用いて800rpmで40分間ミキシングした。
これを70℃の温度下で4時間硬化(curing)させた。
硬化によって形成された固体生成物を90℃の蒸留水に入れて12時間撹拌し、遠心分離する方法でpH7水準になるまで洗浄した。
洗浄された前記固体生成物を蒸留水に分散させてコロイダル溶液を形成した後、1500rpm下で5分間遠心分離して未反応ソースを沈降させた。これからアルミノシリケート粒子が分散した上層液を得て、沈降した未反応ソースを廃棄した。
前記アルミノシリケート粒子が分散した上層液を70℃のオーブンで24時間乾燥して、最終的にアルミノシリケート粒子を得た。
前記比較例1は、強塩基(pH14)の水溶液雰囲気でメタカオリン(metakaolin)を用いてアルミノシリケートを合成する方法で、実施例に比べて合成工程が複雑なだけでなく、強塩基雰囲気を組成するうえで高い費用が要求される。
比較例2
30℃下、0.005Mケイ酸ナトリウム(NaSiO)水溶液と0.005M硝酸アルミニウム(Al(NO)水溶液とをpH6.2となるように混合した後、オーバーヘッド撹拌機(overhead stirrer)を用いて500rpmで10分間ミキシングして中和反応を行った。前記中和反応によってアルミノシリケート塩を含む反応溶液(pH6.2)を得た。
前記アルミノシリケート塩を常温の蒸留水に入れて12時間撹拌し、遠心分離する方法で洗浄した。
洗浄されたアルミノシリケート塩を70℃のオーブンで24時間乾燥して、最終的にアルミノシリケート粒子を得た。
比較例3
70℃下、0.005Mケイ酸ナトリウム(NaSiO)水溶液と0.005M硝酸アルミニウム(Al(NO)水溶液とをpH6.2となるように混合した後、オーバーヘッド撹拌機(overhead stirrer)を用いて500rpmで10分間ミキシングして中和反応を行った。前記中和反応によってアルミノシリケート塩を含む反応溶液(pH6.2)を得た。
前記アルミノシリケート塩を常温の蒸留水に入れて12時間撹拌し、遠心分離する方法で洗浄した。
洗浄されたアルミノシリケート塩を70℃のオーブンで24時間乾燥して、最終的にアルミノシリケート粒子を得た。
比較例4
Evonik industries社で販売中のシリカ粒子(ULTRASIL(登録商標) 7000GR)を準備した。
製造例1
密閉式混合機に137gのジエンエラストマー混合物(SSBR2550、LG化学)、補強材として、実施例1による70gのアルミノシリケート粒子および11.2gのシランカップリング剤(ポリシロキサン系)を投入した。これを150℃下で5分間混合した後、硫黄と加硫促進剤を添加して90秒間混合した。
得られた混合物を厚さ2〜3mmのシート形態に押出し、これを160℃で加硫(vulcanization)してゴム成形物を得た。この時、加硫時間は、前記混合物を160℃でMDR(moving die rheometer)を用いて測定したデータを参照して調節された。
製造例2
補強材として、実施例1のアルミノシリケート粒子の代わりに実施例2によるアルミノシリケート粒子を添加したことを除き、製造例1と同様の方法でゴム組成物と成形物を得た。
製造例3
補強材として、実施例1のアルミノシリケート粒子の代わりに実施例3によるアルミノシリケート粒子を添加したことを除き、製造例1と同様の方法でゴム組成物と成形物を得た。
製造例4
補強材として、実施例1のアルミノシリケート粒子の代わりに実施例4によるアルミノシリケート粒子を添加したことを除き、製造例1と同様の方法でゴム組成物と成形物を得た。
製造例5
補強材として、実施例1のアルミノシリケート粒子の代わりに実施例5によるアルミノシリケート粒子を添加したことを除き、製造例1と同様の方法でゴム組成物と成形物を得た。
製造例6
補強材として、実施例1のアルミノシリケート粒子の代わりに比較例1によるアルミノシリケート粒子を添加したことを除き、製造例1と同様の方法でゴム組成物と成形物を得た。
製造例7
補強材として、実施例1のアルミノシリケート粒子の代わりに比較例2によるアルミノシリケート粒子を添加したことを除き、製造例1と同様の方法でゴム組成物と成形物を得た。
製造例8
補強材として、実施例1のアルミノシリケート粒子の代わりに比較例3によるアルミノシリケート粒子を添加したことを除き、製造例1と同様の方法でゴム組成物と成形物を得た。
製造例9
補強材として、実施例1のアルミノシリケート粒子の代わりに比較例4によるシリカ粒子を添加したことを除き、製造例1と同様の方法でゴム組成物と成形物を得た。
試験例1
蛍光X線分析装置(X−ray fluorescence)(XRF、Rigaku zsx primus II、wavelength dispersive type)を用いて、前記実施例と比較例による粒子の成分組成を確認した。前記XRF測定はRhターゲット(Rh target)を活用し、30mm直径のホルダーに粒子粉末を装着して測定した。

前記表1を参照すれば、比較例1のアルミノシリケート粒子は、好ましい範囲を満たさない前記y/x値を有することが確認された。
試験例2
X線回折分析器(Bruker AXS D4−Endeavor XRD)を用いて、40kVの印加電圧および40mAの印加電流下、前記実施例および比較例の粒子に対するX線回折分析を実施した。
測定した2θの範囲は10°〜90°であり、0.05°の間隔でスキャンした。この時、スリット(slit)は可変発散スリット(variable divergence slit)6mmを用い、PMMAホルダーによるバックグラウンドノイズ(background noise)を無くすために、サイズの大きいPMMAホルダー(直径=20mm)を用いた。
X線回折によって得られたデータグラフにおいて、2θの20°〜37°範囲における最大ピークである約29°ピークの半値幅(full width at half maximum、FWHM)を計算した。
試験例3
(1)走査型電子顕微鏡(Scanning electron microscopy(SEM))を用いて、前記実施例および比較例による粒子の平均一次粒径を測定した。
前記平均一次粒径の測定時、粒径はフェレ径を意味したものであり、多様な方向での粒子の直径を測定して得られた平均値で計算された。具体的には、粒子が100個以上観察されるSEMイメージを得た後、ランダムな直線を図式後、当該直線の長さおよび直線に含まれている粒子数、倍率により粒子の一次粒径を計算することができ、このような直線を20個以上にして平均一次粒径を求めた。
(2)比表面積分析器(BEL Japan Inc.、BELSORP−max)を用いて、前記実施例および比較例による粒子に対する窒素吸着/脱着ブルナウアー・エメット・テラー比表面積(SBET)および2nm未満の微細気孔を除いた外部比表面積(SEXT)を測定した。そして、前記SBETからt−プロット法によって2nm未満の気孔サイズを有する微細気孔の体積(Vmicro)を計算した。
前記特性の測定において、対象粒子を250℃下で4時間加熱して前処理し、前記分析器に装着されたエアオーブンの温度は40℃に維持された。
前記表3を参照すれば、前記実施例では、凝集体の形成なしに20nm水準の平均一次粒径と優れた比表面積特性を有するアルミノシリケート粒子が得られることが確認される。
試験例4
10mlの蒸留水に前記実施例および比較例による0.1gの粒子を添加して1重量%の粒子を含む溶液を準備した。前記溶液を100Wパルス超音波処理(pulsed ultrasonication)装置で90%の出力(power)で5分間超音波処理(sonication)した。この時、超音波処理(sonication)によるエネルギーは、ゴム組成物の配合時に組成物に加えられる機械力(mechanical force)と類似の物理的エネルギーとして作用して、ゴム組成物内に分散して存在する凝集体(aggregates)のサイズ分布を間接的に確認することができる。
得られた分散液を粒度分析器(HORIBA社、モデル名LA−960、laser diffractiontype)を用いて追加的に2分間超音波処理(sonication)した後、前記粒子の凝集体(aggregates)のサイズ分布、体積平均粒径(Dmean、μm)、幾何標準偏差(geometric standard deviation;Std.Dev.、μm)、および体積分布の累積粒径(D10、D50、D90、μm)を測定した。
前記表4を参照すれば、前記実施例によるアルミノシリケート粒子の二次粒子は、ゴム補強材として適した範囲の粒子サイズ分布を示すことが確認される。
試験例5
粘弾性測定器(DMTS 500N、Gabo、ドイツ)を用いて、動的ひずみ(dynamic strain)3%および静的ひずみ(static strain)3%下、製造例によるゴム成形物に対する動的損失係数(tanδ)を測定した。測定された値は前記製造例9のゴム成形物の値を基準として正規化(normalization)して併せて示した。
参照として、0℃での動的損失係数(tanδ@0℃)はタイヤのウェットグリップ(wet grip)特性に関連付けられており、その絶対値が高いほどウェットグリップ(wet grip)特性に優れていると評価される。そして、60℃での動的損失係数(tanδ@60℃)はタイヤの転がり抵抗(rolling resistance)特性に関連付けられており、その絶対値が低いほど転がり抵抗(rolling resistance)特性に優れていると評価される。
前記表5を参照すれば、製造例1〜5によるゴム成形物は、製造例6および9のゴム成形物に比べて優れた転がり抵抗(rolling resistance)特性およびウェットグリップ(wet grip)特性を示すことが確認された。
製造例7および製造例8では、ゴム成形物(シート)の成形が不可能なため、これに対する物性を測定することができなかった。
試験例6
前記製造例のゴム成形物に対して、耐摩耗性測定器(abrasion tester、Bareiss GmbH)を用いて、DIN ISO 4649の基準によりテスト対象物質と基準物質の質量損失(mass loss)および比重を測定して摩耗抵抗指数(abrasion resistance index)を計算し、耐摩耗性を評価した。
前記摩耗抵抗指数は{[(基準物質のloss weight)×(基準物質の比重)]/[(テスト対象物質のloss weight)×(テスト対象物質の比重)]}×100で計算された(基準物質:neutral rubber)。
前記表6を参照すれば、製造例1〜5によるゴム成形物は、製造例6のゴム成形物に比べて顕著に優れた耐摩耗性を示すことが確認された。
前記表5および表6を参照すれば、製造例6のゴム成形物は、製造例9のゴム成形物に比べて優れた転がり抵抗(rolling resistance)特性およびウェットグリップ(wet grip)特性を示したが、顕著に低い耐摩耗性を有することが確認された。

Claims (6)

  1. 下記の化学式1の組成を有する非晶質のアルミノシリケート粒子を含むゴム補強材であって;
    前記アルミノシリケート粒子は、
    X線回折(XRD)によって得られたデータグラフにおいて、2θの23°〜37°範囲における最大ピークの半値幅(full width at half maximum、FWHM)が5°〜7°であり、23°以上26°未満の2θ範囲で最大ピーク強度(maximum peak intensity、Imax)を有する、ゴム補強材:
    (化学式1)
    [(MAl2x)・(Si2y)]・m(HO)
    前記化学式1において、
    前記Mは、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、Fr、Ca、Zn、およびMgからなる群より選択された元素またはこれらのイオンであり、
    a≧0、x>0、y>0、およびm≧0であり、
    a/x<1.2であり、
    3.0<y/x<20.0である。
  2. 前記アルミノシリケート粒子は、
    窒素吸着/脱着分析による110〜260m/gのブルナウアー・エメット・テラー比表面積(SBET)および90〜220m/gの外部比表面積(SEXT)を有し、
    前記SBETからt−プロット法によって計算された2nm未満の気孔サイズを有する微細気孔の体積(Vmicro)が0.05cm/g未満である、請求項1に記載のゴム補強材。
  3. 前記アルミノシリケート粒子は、蒸留水下で測定された1〜25μmの体積平均粒径(Dmean)、1〜20μmの幾何標準偏差(geometric standard deviation)、および1〜50μmの90%累積粒径(D90)を示す二次粒子サイズ分布を有する、請求項1または2に記載のゴム補強材。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のゴム補強材を含むタイヤ用ゴム組成物。
  5. 前記ゴム補強材および少なくとも1種のジエンエラストマーを含む、請求項4に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  6. 前記ジエンエラストマーは、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ブタジエン/スチレンコポリマー、ブタジエン/イソプレンコポリマー、ブタジエン/アクリロニトリルコポリマー、イソプレン/スチレンコポリマー、およびブタジエン/スチレン/イソプレンコポリマーからなる群より選択された1種以上の化合物である、請求項5に記載のタイヤ用ゴム組成物。
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