JP2020503926A - 複数充填/チャンバ型ソフトゲルの金型 - Google Patents

複数充填/チャンバ型ソフトゲルの金型 Download PDF

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Abstract

【解決手段】本発明は、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するのに適した金型を提供する。金型は、金型ポケット壁と底面とによって画定される金型ポケットを有する。金型は、金型ポケットを2若しくはそれ以上のチャンバに分割する1若しくはそれ以上の隔壁を有する。隔壁のランド部の頂部は、金型ポケット壁周長に沿うランド部の頂部によって形成された平面よりも間隙分だけ低い最低点を有する。複数の前記金型を有する金型ロール、及び当該金型ロールを有する回転式金型カプセル封入機も提供される。【選択図】 図3

Description

本発明は、概してソフトゲルカプセルを製造するための金型およびプロセスに関する。特に、本発明は、2若しくはそれ以上のチャンバを有するソフトゲルカプセルを製造するための金型およびプロセスであって、各チャンバが異なる充填材料をカプセル封入するのに適しているものに関する。
近年、ソフトゲルカプセルは治療薬および化粧品についての一般的な剤形となっている。ソフトゲルカプセルは典型的には治療薬または化粧品物質を含有する液体で充填されている。さらに、栄養補助食品または獣医学製品などのその他の製品もまた、ソフトゲルカプセルの充填材料に使用することができる。その柔らかく弾力がある特性のため、患者は、これらのカプセルが従来の錠剤や硬ゼラチンカプセルよりも飲み込みやすいと感じることがある。ソフトゲルカプセルはまた、輸送がより容易であり、また使用前に患者または使用者による規定量の液体測定の必要性を回避することから、バルク液体よりも好ましい。
ソフトゲルカプセルは一般的に回転式型打ちプロセスによって製造され、これはEbert,W.R.の「ソフト弾性ゼラチンカプセル:独特な剤形」、Pharmaceutical Tech、1977年10月;Stanley,J.P.の「ソフトゼラチンカプセル」、工業用薬学の理論と実践(編集者、Lachman、LiebermanおよびKanig)、第3版、Lea&Febiger発行;ならびに米国特許第1,970,396号、米国特許第2,288,327号,および米国特許第2,318,718号に詳細に記載されており、これら全ての教示は、それら全体が参照により本明細書に組み込まれる。
ソフトゲルカプセルを製造する典型的な回転式金型カプセル封入機構を図1に示す。金型ロール3、3'上に複数の金型5、5'がある。金型ロール3、3'が図1に矢印で示す方向に回転するため、2つのゲルリボン2、2'が金型ロール3、3'に供給され、そこでゲルリボン2、2'が金型5、5'のポケットに定着する。当該定着したゲルリボンは、金型ロール3、3'上で合わせられてカプセル1を形成する。充填材料は、充填楔6の注入チャネル4を介して形成するカプセル1のカプセル空洞部7に注入される。その後、充填されたカプセルは、残りのゲルリボン2、2'から摘取される。
カプセルシェルは、充填材料、特に液体担体に含まれる医薬品または化粧品物質と相溶性でなければならない。液体に加えて、米国特許第4,935,243号には、充填材料が半固体、固体、またはゲルであってもよいことを示唆されている。活性成分を含有する従来の錠剤またはペレットは、ソフトゲルカプセル内に封入し得る固体充填材料の例である。
ソフトゲルカプセルは、2若しくはそれ以上の活性成分を含み得る。単一のソフトゲルカプセルに2若しくはそれ以上の活性成分をカプセル封入できるという性能は、複数の薬/製品の便利性の高い送致、複数の薬/製品が同時に服用される場合においてユーザが間違う可能性の回避、ユーザコンプライアンスの向上、可能な相乗効果、および可能な制御送致の達成を含むいくつかの利点を提供する。しかしながら、いくつかの場合では、ソフトゲルカプセル中の2若しくはそれ以上の活性成分は化学的に不適合なものとすることができる。例えば、充填剤中の活性成分間または活性成分と担体間で化学反応が起こる場合がある。
化学的不適合性を回避し活性成分の化学的完全性を維持するために、同一のソフトゲルカプセル中で不適合な活性成分を分離することが試みられてきた。物理的境界をソフトゲルカプセルに利用して、異なるチャンバ内の不適合な活性成分を分離することができる。例えば、隔壁を使用してソフトゲルカプセルを別々のチャンバに分割し、各チャンバが異なる活性成分を有する充填材料を含むようにすることができる。
欧州特許第0211079号には、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルおよびそのソフトゲルカプセルを製造する装置が開示されている。複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは、その内部空間を複数のチャンバに分割する少なくとも1つの仕切りからなる。複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは、カプセル成形装置の一対の金型ロール間に、第1のカバーを形成するための第1のフィルムと、第2のカバーを形成するための第2のフィルムと、第1および第2のフィルムの間に位置して仕切りを形成するための第3のフィルムとを供給することによって製造される。仕切りと第1のフィルム間の空間と、仕切りと第2のフィルム間の空間には、別々の充填材料が導入される。次いで、前記3つのフィルムをそのカプセル形成部分を除いて共に圧縮することにより、これらのフィルムを接合し、充填材料を含有する複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを形成する。
米国特許第7,490,456号には、ポリマー材料のフィルムから2区画ソフトゲルカプセルを製造する装置が開示されている。この装置は、凹部を画定する一対の回転式溶接金型ロールと、フィルムが変形して凹部を形成するようにフィルムを溶接金型ロールに供給する手段と、当該フィルムの得られた凹部に充填材料を充填する手段と、フィルムが誘電性溶接によって溶接されて充填材料を含む複数区画を形成するように、溶接金型ロール間において高周波電気信号を与える手段と、残りのフィルムから充填カプセルを切断する手段とを有する。この装置はまた、転写ローラーと半抜きローラー(kiss−cut roller)との間に充填されたカプセルを切断する転写ローラーおよび半抜きローラーを有する。3つのフィルムが装置に供給されると、2つの外側のフィルムが凹部を形成し、中間のフィルムが2つの区画間の隔壁を形成する。
米国特許出願公開第2005/0191346号には、少なくとも2つの別々のチャンバを有するソフトゲルカプセルが開示されている。ソフトゲルカプセルは、カプセルを2つのチャンバに分離する隔壁を含む。隔壁は、互いに接着された2層の壁材料から形成されている。このようなカプセルを製造するカプセル封入装置は、2つのフィルムをカプセル封入ユニットに供給する手段と、各フィルムを塑性変形させて適切な形状のカプセル部分を形成する手段と、カプセル封入されるそれぞれの充填材料をそれぞれのカプセル部分に供給する手段と、充填されたカプセル部分の各々に隔壁材料のフィルムを供給する手段と、少なくとも2つの別々のチャンバを有するカプセルを製造するようにカプセル部分と隔壁材料を合わせて接着する手段とを有する。
米国特許第8,361,497号には、多区画カプセルが開示されている。このカプセルは、機能性食品、ビタミン、栄養補助食品、およびミネラルから選択される成分を有し、第1の物理的状態を有する少なくとも1つの成分を含有する第1の収容チャンバと、機能性食品、ビタミン、栄養補助食品およびミネラルから選択されるその他の成分を有し、第2の物理的状態を有する少なくとも1つのその他の成分を含有する第2の収容チャンバとを有する。第1の収容チャンバ内の成分は、第2の収容チャンバ内のその他の成分とは異なる。第1の収容チャンバにおける第1物理的状態は、第2の収容チャンバのおける第2物理的状態とは異なる。
国際公開第00/28976号には、境界部によって分離された複数のチャンバを有するソフトゲルカプセルが開示されている。このようなソフトゲルカプセルを製造する装置は、第1の楔と第1のローラーとの間に第1のゲルリボンを送致する第1のゲルリボン送致手段と、第2の楔と第2のローラーとの間に第2のゲルリボンを送致する第2のゲルリボン送致手段と、境界材料を第1と第2の楔間に送致する少なくとも1つの境界材料送致手段であって、当該境界材料が境界を形成してカプセルを少なくとも2つのチャンバに分割するものである、境界材料送致手段と、少なくとも1つの活性剤を複数のチャンバのうちの少なくとも1つに送致する活性剤送致手段とを有する。境界材料は、チャンバ内に含まれる任意の構成要素に対して実質的に不透過性である。
これらの複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造することは、従前の1充填ソフトゲルカプセルを製造するのに使用されてきた回転式金型カプセル封入機の大幅な修正、または2つのチャンバを単一のソフトゲルカプセルに接着する追加の工程を必要とする。これらの変更には莫大な費用がかかり、また追加の接着工程は製造プロセスに追加の費用を生じさせることになる。本発明は、追加の工程なしで、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するために、従前の回転式金型カプセル封入機にわずかな変更を加えて使用できる新たな金型を提供するものである。この新たな金型は、合理的な費用で複数充填/チャンバ型ソフトゲルカプセルの効率的な製造を可能にする。
一実施形態において、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するのに適した金型が開示されている。前記金型は、
金型ポケット壁と底面とによって画定される金型ポケットと、
前記金型ポケットを2若しくはそれ以上のチャンバに分割する1若しくはそれ以上の隔壁と
を少なくとも含み、
前記金型ポケット壁および前記1若しくはそれ以上の隔壁は、それぞれランド部として画定される上部部分を有するものであり、
前記金型ポケット壁周長に沿うランド部の頂部は平面内にあり、
前記1若しくはそれ以上の隔壁の前記ランド部の前記頂部の最下点は、前記平面よりも間隙分だけ低いものである。
前述の各実施形態において、前記金型の前記1若しくはそれ以上の隔壁は前記金型ポケット壁周長に沿う前記ランド部の前記頂部を有する前記平面に対して垂直であってもよい。
前述の各実施形態において、前記金型の前記1若しくはそれ以上の隔壁の少なくとも1つの前記ランド部は前記頂部に凹部を有してもよい。
前述の各実施形態において、前記金型の前記1若しくはそれ以上の隔壁は、例えば前記金型を上面視した場合に直線または曲線であってもよい。
前述の各実施形態において、前記1若しくはそれ以上の隔壁のうちの少なくとも1つは、前記金型の前記底面近くから前記少なくとも1つの隔壁の前記ランド部にかけて厚みが減少してもよい。
前述の各実施形態において、前記1若しくはそれ以上の隔壁のうちの少なくとも1つは、前記金型の前記底面近くから前記少なくとも1つの隔壁の前記ランド部の前記頂部にかけて厚みが増加してもよい。
前述の各実施形態において、前記1若しくはそれ以上の隔壁の前記ランド部の前記頂部の最下点と前記金型ポケット壁の前記ランド部の前記頂部がある前記平面との間に形成される前記間隙の大きさは、約0.0508mm(0.002インチ)〜約2.54mm(0.1インチ)、または約0.508mm(0.02インチ)〜約2.032mm(0.08インチ)、または約0.508mm(0.02インチ)〜約1.524mm(0.05インチ)、または約0.762mm(0.03インチ)〜約1.27mm(0.05インチ)の範囲とすることができる。
前述の各実施形態において、前記間隙は、前記金型と共に使用するのに適したゲルリボンの厚さの約95%未満、または約90%未満、または約85%未満、または約80%未満、または約75%未満、または約70%未満、または約65%未満、または約50%未満、または約45%未満、または約40%未満、または約30%未満、または約20%未満とすることができる。
前述の各実施形態において、前記2若しくはそれ以上のチャンバのうちの少なくとも1つのチャンバの大きさは、前記2若しくはそれ以上のチャンバのうちの他のチャンバの大きさと異なっていてもよい。
前述の各実施形態において、前記金型は、アルミニウム、真鍮、硬化鋼、ステンレス鋼、青銅、鉄、および金型カスト亜鉛から選択される1若しくはそれ以上の高強度材料で構成されていてもよい。
前述の各実施形態において、前記金型は、Co、Ni、またはMoを主成分とする合金から選択される耐摩耗性および高温強度の高い合金で構成されていてもよい。
別の一実施形態において、前述の実施形態のいずれか1つにおける複数の前記金型を備えた表面を有する金型ロールが開示されている。
別の一実施形態では、前述の実施形態のうちのいずれか1つにおける複数の金型を有する少なくとも1つの金型ロールを備える回転金型封入機が開示されている。
別の一実施形態では、前述の実施形態のいずれか1つの金型を使用して製造された複数チャンバ型ソフトゲルカプセルが開示されており、その場合、当該複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは、1若しくはそれ以上の境界密封部によって分離された2若しくはそれ以上のチャンバを有する。
前述の実施形態において、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは、ゼラチン、水溶性セルロース誘導体、海藻由来ポリマー、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリビニルアルコール、アルギン酸塩、ポリカプロラクトン、及びゼラチン化澱粉系材料のうちの少なくとも1つを有するカプセルシェルを有していてもよい。
前記複数チャンバ型カプセルの前述の各実施形態において、前記複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは、医薬製剤、栄養補助食品、化粧品、および工業用途(例えば、二液型エポキシ系または二液型ポリウレタン系)から選択される少なくとも2つの異なる充填材料をカプセル封入することができる。
前記複数チャンバ型カプセルの前述の各実施形態において、前記複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは、使用時に組み合わされて単一の製品を製造するために少なくとも2つの異なる材料が別々にカプセル封入されてもよい。
別の一実施形態では、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するのに適した一対の対合した金型が開示されており、当該一対の対合した金型(10)の各々は、
金型ポケット壁と底面とによって画定される金型ポケットと、
前記金型ポケットを2若しくはそれ以上のチャンバに分割する1若しくはそれ以上の隔壁とを有し、前記金型ポケット壁および前記1若しくはそれ以上の隔壁は、それぞれランド部として画定される上部部分を有するものであり、前記一対の対合した金型の前記隔壁は、一方の前記金型の前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)の前記ランド部と他方の前記金型の1若しくはそれ以上の隔壁の前記ランド部との間に間隙があるような高さを有するものである。
図1は、単一充填ソフトゲルカプセルを製造する従来の回転式型打ちプロセスにおいて典型的に使用される先行技術の回転式金型カプセル封入機である。 図2は、複数充填ソフトゲルカプセルを製造するための金型の上面図である。 図3は、図2の金型の断面図であって、図2の断面A−Aにおいて金型を側面視したものが示されている。 図4は、図2の金型の別の断面図であって、図2の断面A−Aにおいて金型を側面視したものが示されている。 図5は、図4の金型の写真である。 図6は、捩切蓋部を有する複数充填ソフトゲルカプセルを製造するための金型の上面図である。断面A−Aの位置が示されている。 図7は、図6に示す金型の断面A−Aにおける図6の金型の側断面図である。 図8は、図6と同一の金型の上面図であり、捩切蓋部付近の断面B−Bの位置を示す。 図9は、図8に示す金型断面B−Bでの図8の金型の側断面図である。 図10は、図6および図8の金型の写真である。 図11は、図6の金型の異なる特徴を別個の図形において示す一連の図である。 図12は、捩切タブを有する複数充填ソフトゲルカプセルを製造するための金型の図である。 図13は、側面図で示す複数充填ソフトゲルカプセルを製造するための金型の上面図である。 図14は、回転式金型カプセル封入機で使用する金型ロール上にある図1の金型の写真である。 図15は、回転金型カプセル封入機で使用する金型ロール上における図6および図8の金型の図である。 図16は、図5および図14の金型によって製造された複数充填ソフトゲルカプセルの写真である。 図17は、図6〜8および図10の金型によって製造された複数充填ソフトゲルカプセルの写真である。 図18は、図17の複数充填ソフトゲルカプセルと一枚の紙の上に散布された2つの液体充填材料の写真である。 図19は、本発明のいくつかの実施形態における、金型によって製造された2つの代替的な複数充填ソフトゲルカプセルを示す。 図20A〜20Bは、その上部部分がランド部と呼ばれる金型ポケット壁の側断面図である。ランド部は滑らかな上面(図20A)またはその頂面に三日月形の凹部(図20B)を有することができる。 図20A〜20Bは、その上部部分がランド部と呼ばれる金型ポケット壁の側断面図である。ランド部は滑らかな上面(図20A)またはその頂面に三日月形の凹部(図20B)を有することができる。 図21A〜21Bは、その上部部分がランド部と呼ばれる隔壁の側断面図である。ランド部は、滑らかな頂面(図21A)またはその頂面に三日月形の凹部(図21B)を有することができる。 図21A〜21Bは、その上部部分がランド部と呼ばれる隔壁の側断面図である。ランド部は、滑らかな頂面(図21A)またはその頂面に三日月形の凹部(図21B)を有することができる。
例示のため、本発明の原理を、様々な例示的実施形態を参照して説明する。本発明の特定の実施形態が本明細書に具体的に記載されているが、当業者であれば、同原理が、その他のシステムおよび方法にも等しく適用可能であり、また用いることができることを容易に理解されよう。開示された本発明の実施形態を詳細に説明する前に、本発明は示したいかなる特定の実施形態の詳細にもその適用が限定されないことを理解すべきである。さらに、本明細書で使用する用語は説明を目的としており、限定を目的とはしていない。さらに、特定の方法が特定の順序で本明細書に提示される工程を参照して説明されているが、多くの場合、これらの工程は、当業者であれば理解され得るように任意の順序で実行されてよく、したがって、新規な方法は、本明細書に開示される工程の特定の構成に限定されるものではない。
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明らかにそうでないことを指示しない限り、複数への言及を含むことに留意されたい。さらに、用語「a」(または「an」)、「1若しくはそれ以上」、および「少なくとも1つ」は、本明細書では互換的に使用することができる。「有する」、「含む」、および「から構築される」という用語も互換的に使用することができる。
本明細書に開示されている各特徴、構成要素、化合物、置換基、またはパラメーターは、単独での使用、あるいは、本明細書に開示されている1若しくはそれ以上の特徴、構成要素、化合物、置換基、またはパラメーターの各々および全ての組み合わせでの使用について開示されていると解釈されるべきであることを理解されたい。
本開示は、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するための金型10、100、200を提供する。金型10、100、200は、金型ポケット壁12と底面11とによって画定されるその金型ポケット20を有する。金型ポケット20は、図2、図6、及び図8に示すように、1若しくはそれ以上の隔壁18によって複数のチャンバ14、16に分割される。金型ポケット壁12および1若しくはそれ以上の隔壁18は、それぞれランド部29、39として画定される上部部分を有する(図20A〜図20Bおよび図21A〜図21B)。金型ポケット壁12の周長に沿うランド部29の頂部は同一平面内にある。1若しくはそれ以上の隔壁18のランド部39の頂部は、図3、図4、図7、及び図9における側面図から示されるように、平面よりも間隙分だけ低い最低点を有する。本開示の金型10、100、200と図1の金型5、5'の1つの違いは、本開示の金型10、100、200がその金型ポケット20に複数のチャンバ14、16を有し、それにより当該金型10、100、200が1若しくはそれ以上の境界密封部18'(barrier seals)によって分離された複数のチャンバ14'、16を有する複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造できることにある(図16〜図17)。
金型ポケット壁12のランド部29は、図20Aおよび図20Bに示されている。一実施形態では、ランド部29の頂面は滑らかである(図20A)。別の実施形態では、ランド部29はその頂部に凹部19を有する(図20B)。さらに別の実施形態では、凹部19は側面視した場合に三日月形を有する(図20B)。ランド部29の頂部は、丸形状、平坦な形状、湾曲した形状、台地形状、または傾斜した形状などの異なる形状を有することができることを理解されたい。一実施形態において、ランド部29の頂部は、ある半径を有する半円形の曲面を形成する凹部を有してよい。
同様に、隔壁18のランド部が図21A〜図21Bに示されている。一実施形態において、ランド部39の頂面は滑らかである(図21A)。一実施形態において、ランド部39はその頂部に凹部19を有する(図21B)。特定の実施形態において、凹部19は側面方向から見て三日月形状を有する(図21B)。ランド部39の頂部はランド部29の形状とは無関係の形状を有し、丸形状、平坦な形状、湾曲した形状、台地形状、または傾斜した形状であってもよいことが理解される。別の実施形態では、ランド部39の頂部は、ある半径を有する半円形の曲線を形成する凹部を有していてもよい。
特定の実施形態では、ランド部29およびランド部39はそれぞれ、金型ポケット壁12および隔壁18に接着された別個の部品ではない。より正確に言えば、ランド部29は金型ポケット壁12の一部であり、ランド部39は隔壁18の一部である。
一実施形態では、1もしくはそれ以上の隔壁18のうちの少なくとも1つのランド部39の頂部は、チャンバ14、16から見て湾曲している。別の一実施形態では、1若しくはそれ以上の隔壁18の少なくとも1つのランド部39の頂部は、チャンバ14、16から見て平坦である。更なる別の一実施形態では、1若しくはそれ以上の隔壁18の少なくとも1つのランド部39の頂部は、チャンバ14、16から見て鋸歯状である。
本明細書で使用される場合、「ソフトゲルカプセル」とは、使い捨ての形態として提供されるゼラチン系カプセルなどのソフトカプセルをいう。いくつかの例では、ソフトゲルカプセルは、溶液、懸濁液または半固体などの液体充填物を含有し、それはカプセルシェルの両半分にカプセル封入されて単一の密封されたカプセルを形成する。いくつかの態様において、カプセルシェルは、ゼラチン、可塑剤、および水を含み得る。カプセルシェルはまた、その他の成分、例えば、防腐剤、着色剤、香味剤、乳白剤、甘味剤、酸、塩、医薬、または所望の投与効果を達成するその他の薬剤などを含むことができる。充填材料は、医薬製剤、栄養補助食品、獣医製品、化粧品製品、または工業用途の製品(例えば、二液型エポキシまたはポリウレタン)であってもよい。工業用途としては2つの工業材料を含んでよく、当該2つの工業材料は望ましい工業製品を製造するための使用に際して用いることができる。
いくつかの態様において、本開示の金型10は図2に示されているが、これは隔壁18によって2つのチャンバ14、16に分割された金型ポケット20を有する。金型ポケット20は、金型ポケット壁12と底面11とによって画定される。金型ポケット壁12のランド部29の頂部は同一平面内にある。各チャンバ14、16には底面11に空気孔15、17があり、金型10を覆うゲルリボンがチャンバ14、16内に定着して充填材料を受容するための凹部を形成する際に、空気を逃がす。2つのチャンバ14、16は、図2の金型ポケット20の容積のほぼ全部を有する。図3の金型10の断面図に示すように、隔壁18のランド部39の頂部は、金型ポケット壁12のランド部29の頂部によって形成される平面よりも間隙分だけ低い。
いくつかの態様の操作において、ゲルリボンは、供給され、第1の金型10の上部に配置され、例えば空気孔15、17を通じたチャンバ14、16内への吸引によって、または充填材料の圧力によって、当該ゲルリボンがチャンバ14、16内に定着するようになっている。定着したゲルリボンは、ソフトゲルカプセルの2つのチャンバ14'、16'の各々の半分となる凹部を画定する。ゲルリボンはまた、隔壁18のランド部上にも載せられる。対合した金型10は、その対合凹部にゲルリボンが定着され成形される。2つの対合した金型10が互いに、チャンバ14'、16'の相補的な半分に定着し成形されたゲルリボンをそれぞれ伴った状態で押圧された後、ゲルリボンが金型ポケット壁12のランド部29及び隔壁18のランド部39に沿って加熱下で融着されて、2つのチャンバ14'、16'を有するソフトゲルカプセルを形成する。隔壁18のランド部39は金型ポケット壁12のランド部29よりも低いため、隔壁18のランド部39に沿って融着したゲルは、ソフトゲルカプセルの2つのチャンバ14'、16'を共に連結しつつも、当該2つのチャンバ14'、16'を分離する境界密封部18'を形成することとなる。一方、金型ポケット壁12のランド部29に沿ったゲルリボンは、形成されたソフトゲルカプセルが残りのゲルリボンから容易に切断され得るように強固に共に押圧される。ソフトゲルカプセルの2つのチャンバ14'、16'に異なる充填材料を注入することができ、したがって2つの異なる充填材料が充填された2つのチャンバ14'、16'を有するソフトゲルカプセルが得られる。
形成されたソフトゲルカプセルは、打ち抜きによって残りのゲルリボンから切り出されてもよい。代替的に、各カプセルを囲むゲルリボンが十分薄くなるように対合した金型10が共に金型ポケット壁12のランド部29に沿って十分強固に押圧されると、ソフトゲルカプセルは残りのゲルリボンから容易に押出され得る。一態様において、図4の金型10から製造された2チャンバ型ソフトゲルカプセルを図16に示す。
いくつかの態様において、図4および図5に示すように、隔壁18のランド部39の頂面はそれ自体、隔壁18のランド部39長さに沿う頂部上で凹部19を有してもよい。隔壁18のランド部39の頂部にある凹部19は、ソフトゲルカプセルの2つのチャンバ14'、16'間の境界密封部18'に沿って厚みのある領域を形成することとなる。当該厚みのある領域は境界密封部18'を強化することができる。図4の金型10の写真を図5に示す。
いくつかのその他の態様では、金型100は、金型の上方から示すように、捩切蓋部25(図6)を形成する領域を有する。この金型100の2つのチャンバ14、16はそれぞれ放出チャネル22、23と流体連通している。2つのチャンバ14、16は、金型ポケット20の容積の大部分を占める。放出チャネル22、23および捩切蓋部25の面積は、金型ポケット20の容積の小部分を占める。隔壁18は、チャンバ14、16間から放出チャネル22、23間へ延出する。放出チャネル22、23は、金型ポケット壁12および隔壁18に連結するチャネル壁13によって捩切蓋部25から分離されている。図6の金型100の位置A−Aにおける断面図を図7に示す。チャンバ14、16は、半円形であり、それぞれのチャンバ14、16の中心またはその付近に空気孔15、17を有する。隔壁18のランド部39の頂部の最下点は、金型ポケット壁12のランド部29の頂部を有する平面よりも間隙分だけ低い(図7)。
図9は、図8に示す金型10のB−Bでの断面図であり、捩切蓋部25及び2つの放出チャネル22、23を伴うその付近の領域のより良好な図を提供する。隔壁18は捩切蓋部25に延出し、小さく浅い充填領域を2つの放出チャネル22、23に分離する。放出チャネル22、23は、それぞれのチャンバ14、16と流体連通している。チャネル壁13および金型ポケット壁12は、捩切蓋部25を形成するための浅い空間を画定している。捩切蓋部25領域がゲルで充填されてソフトゲルカプセルの捩切蓋部25'を形成することとなるが、当該捩切蓋部25'には充填材料が含まれない。
一態様では、隔壁18のランド部39とチャネル壁13は両方とも金型ポケット壁12のランド部29よりも低い(図9)。具体的には、隔壁18のランド部39は、金型ポケット壁12のランド部29の頂部を有する平面と比較して、チャネル壁13よりも大きい間隙を有することとなる(図9)。この態様の金型100は、チャンバ14'、16'に流体連通された放出チャネル22'、23'を有するソフトゲルカプセルを製造する(図17)。すなわち、放出チャネル22'、23'は、それぞれ連通するチャンバ14'、16'と同一の充填材料で充填される。境界密封部18'(チャンバ14'、16'と放出チャネル22'、23'を分離する)は、チャネル22'、23'を捩切蓋部25'から分離するチャネル密封部よりも厚い。これは、隔壁18のランド部39が、金型ポケット壁12のランド部29の頂部を有する平面に対して、チャネル壁13よりも大きい間隙を有するためである。このようなソフトゲルカプセルの捩切蓋部25'が捩じり切られると、捩切蓋部25'に連結したチャネル密封部が破断し、それによって放出チャネル22'、23'が露出する。その後、充填材料は、放出チャネル22'、23'を介してチャンバ14'および16'から放出/散布され得る。
図6および図8の金型100の写真を図10に示す。チャネル壁13は、捩切蓋部25の首部領域付近の中央で隔壁18に、また両側部で金型ポケット壁12に連結する。放出チャネル22、23は、それぞれチャンバ14、16と流体連通している。図11は、別々の図形1〜5において図6の金型100が有する個々の特徴の上面図を示し、またこれら個々の特徴全てを統合した図形6も示す。具体的には、図11の図形1は、2つのチャンバ14、16とそれらを隔てる隔壁18を示す。図11の図形2は、2つのチャンバ14、16に2つの空気孔15、17があることを示す。図11の図形3は、隔壁18と金型ポケット20とによって分離された2つの放出チャネル22、23を示す。図11の図形4は、捩切蓋部25および金型ポケット20を示す。図11の図形5は、隔壁18及び放出チャネル22、23周囲の肩領域を示す。図11の図形6は、図形1〜図形5の全ての特徴を同図形にまとめたものを示す。
図6の金型100は捩切蓋部25'を有する2チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造することができ、またその各チャンバ14'、16'が異なる充填材料を含有することができる(図17)。使用前に、ソフトゲルカプセルの捩切蓋部25'は捩じり切られて当該ソフトゲルカプセルの本体から分離されてもよい(図18)。捩切蓋部25'の分離で放出チャネル22'、23'が露出し、それにより両チャンバ14'、16'内の充填材料を解放することができる。ソフトゲルカプセルを圧縮して、各チャンバ14'、16'内の2つの充填材料を放出チャネル22'、23'を介して散布してもよい(図18)。
その他の一態様において、図6の金型100の変形例を図12に金型200で示す。この態様における隔壁18は、直線ではなく、代わりに曲線であるが、この態様における隔壁18もまた2つのチャンバ14、16を隔てるものである。さらに、空気孔15、17は、各チャンバ14、16の中心から離れた位置に配置される。
図13は、図6の金型100のその他の変形例を金型200で示す。この変形例の金型200は、2つの放出チャネル22、23を少なくとも部分的に分離する棒状の捩切タブ27を有する。放出チャネル22、23はそれぞれ2つのチャンバ14、16と流体連通している。
いくつかの態様において、金型ポケット20の底面11は平坦にすることができる。その他の一態様では、平坦な底面11は、金型ポケット壁12と傾斜接合しておらず、代わりに丸みを帯びた接合をしている。更なる他の一態様では、底面11は、金型ポケット20の中心近くが(平坦ではなく)湾曲しておりそのより深い部分を伴う。更なる他の一態様では、底面11は、ポケット壁12の頂部近くまたは上まで連続的に湾曲しており、したがって、球形の半分若しくは一部、楕円形の半分若しくは一部、またはハート形の一部である金型ポケット20を形成する。
いくつかの態様において、金型ポケット20の全体形状は、球形、楕円形、立方体若しくは丸みを帯びた立方体または直方体若しくは丸みを帯びた直方体、ハート、水滴、魚やクマなどの動物、三角形、または梨の非限定的な例から選択される形状の一部を有し得る。
いくつかの態様において、金型ポケット20は、単一の点または線(直線または曲線)である底面11を有し、金型ポケット壁12は金型ポケット20内に延出し、当該点または線で接合される。例えば、金型ポケット20は、底面11として金型ポケット20の底部に先端部を伴う円錐形またはピラミッド形状を有していてもよい。前記ピラミッド形状としては、3面、4面、5面、6面、8面、又は10面ピラミッドが挙げられる。その他の一態様では、金型ポケット20は、金型ポケット20の底部で線となる先端部を伴った隆起形状を有することができ、その場合、その線は底面11である。
本開示の金型10、100、200は隔壁18のランド部39の頂部において最下点を有し、当該最下点は金型ポケット壁12周長のランド部29の頂部平面よりも間隙分だけ低い。金型ポケット壁12のランド部29の頂部は一平面内にあり、それにより2つのチャンバ14'、16'間においてソフトゲルカプセルの境界密封部18'の製造が可能になる(図3〜図4および図7)。いくつかの態様では、間隙の大きさは、ソフトゲルカプセルを製造するのに使用されるゲルリボンの厚さよりも小さく、ゲルリボンが対合した金型10の隔壁18のランド部39によって強固に押圧され、加熱下で融着されて、境界密封部18'を作るようになっている。一態様では、間隙は、ゲルリボンの厚さの約95%未満、または約90%未満、または約85%未満、または約80%未満、または約75%未満、または約70%未満、または約65%未満、または約60%未満、または約55%未満、または約50%未満、または約45%未満、または約40%未満、または約30%未満、または約20%未満である。したがって、この態様では、ソフトゲルカプセルを製造するためのゲルリボンの厚さに応じて間隙を調整することができる。
一態様では、間隙の大きさは、約0.0508mm(0.002インチ)〜約2.54mm(0.1インチ)、または約0.508mm(0.02インチ)〜約2.032mm(0.08インチ)、または約0.508mm(0.02インチ)〜約1.524mm(0.06インチ)、または約0.762mm(0.03インチ)〜約1.27mm(0.05インチ)、または約1.016mm(0.04インチ)の範囲である。
いくつかの態様では、隔壁18は金型ポケット壁12の頂部を横切る平面に対して垂直である。隔壁18の厚さは、約0.254mm(0.01インチ)〜約2.54mm(0.1インチ)、または約0.508mm(0.02インチ)〜約2.032mm(0.08インチ)、または約0.508mm(0.02インチ)〜約1.524mm(0.06インチ)、または約0.762mm(0.03インチ)〜約1.27mm(0.05インチ)、または約1.016mm(0.04インチ)の範囲にすることができる。いくつかのその他の態様では、隔壁18の厚さは、2.54mm(0.1インチ)より大きく、または5.08mm(0.2インチ)より大きく、または7.62mm(0.3インチ)より大きくてもよい。
いくつかの態様では、隔壁18は、当該隔壁18の異なる部分で異なる厚さを有する。一例では、隔壁18は、底面11に近い部分で厚みがより大きく、しかし当該隔壁18の頂部付近の部分で厚みがより小さくてもよい。その他の一態様では、隔壁18は好ましくは、底面11近くから隔壁18のランド部に向かい連続的に厚みが減少し、それにより製造されたソフトゲルカプセルから隔壁18がより容易に離れるようになっている。
いくつかのその他の態様では、本開示の金型10、100、200は、2若しくはそれ以上のチャンバ14、16を有する。一態様では、金型10は、2若しくはそれ以上の平行な隔壁18を有することができ、したがって、上記金型の上面図において見られるように、金型ポケット20は3若しくはそれ以上のチャンバ14、16に分割される。その他の一態様では、金型10、100、200は、同一点で交差して星形を形成する複数の隔壁18を有し、例えば星の中心が金型ポケット20の中心にあるようになっている。星は、3つ、または4つ、または5つ、または6つ、またはそれ以上のアームを有することができ、したがって、金型ポケット20は、3つ、または4つ、または5つ、または6つ、またはそれ以上のチャンバ14、16に分割される。更なる他の一態様では、金型10、100、200は格子状である隔壁18を有し、それにより金型ポケット20を複数のチャンバ14、16に分割することができる。更なる他の一態様では、金型10、100、200は、交差曲線状である隔壁18を有し、それにより金型ポケット20を複数のチャンバに分割することができる。当業者であれば、金型ポケット20の異なる構成は注入ポンプに対する適切な修正を必要とすることを理解するであろう。
更なるいくつかの他の態様では、本開示の金型10、100、200のチャンバ14、16は異なる大きさを有し、チャンバ14、16の1若しくはそれ以上の中に異なる量の充填材料をカプセル封入することができる。例えば、一方のチャンバ14は他方のチャンバ16よりも大きくてもよく、したがって大きなチャンバ14'および小さなチャンバ16'を有するソフトゲルカプセルが製造される。大きなチャンバ14'は一の充填材料を、小さなチャンバ16'中の他の充填材料よりも多量に収容することができる。したがって、本開示の金型10、100、200によって製造される単一のソフトゲルカプセルは、それらそれぞれのチャンバの容積を変えることによって異なる量の2つの医薬製剤を含有することができ、または2つの化粧品は、それらそれぞれのチャンバの容積を変えることによって異なる量で含まれる。いくつかのその他の態様では、各チャンバ内の成分の量は、それぞれの充填材料中に異なる濃度を使用することによって変化させてもよく、それにより、それぞれのチャンバの容積を異ならせる必要がないようになっている。
一態様では、図4の金型10は、約2mm〜約18mm、または約3mm〜約15mm、または約4mm〜約12mm、または約5mm〜約10mm、または約6mm〜約8mmの深さを有する。
他の一態様では、図4の金型10の凹部19は、約0.4mm〜約4mm、または約0.6mm〜約3mm、または約0.8mm〜約2mm、または約0.8mm〜約1.5mmの厚さを有する。
一態様では、図4の金型10は、深さ6.604mm(0.260インチ)のチャンバ14、16を有する。隔壁18のランド部39の頂部の最下点と金型ポケット壁12のランド部29の頂部を有する平面との間の間隙は、1.016mm(0.040インチ)である。隔壁18の頂部にある凹部19は、1.016mm(0.04インチ)の厚さを有する。
他の一態様では、図6の金型100は深さ0.25インチのチャンバ14、16を有する。隔壁18のランド部39の頂部における最下点と金型ポケット壁12周長におけるランド部29の頂部によって形成される平面との間の間隙は1.016mm(0.040インチ)である。隔壁18の厚さは、1.016mm(0.04インチ)である。放出チャネル22、23は3.048mm(0.12インチ)の深さを有する。通気孔15、17は直径3.302mm(0.13インチ)の円形である。
更なる他の一態様では、空気孔15、17は、約1mm〜約5mm、または約1.5mm〜約4mm、または約2mm〜約4mm、または約3mm〜約4mmの範囲の直径を有する。
更なる他の態様では、本開示の金型10、100、200は、異なる形状のソフトゲルカプセルを作るために様々な形状を有してもよい(図19)。図19の図形1において、ソフトゲルカプセルは全体的に楕円形をしており、その2つのチャンバ14'、16'は、ソフトゲルカプセルの中央付近でカプセルを横切る境界密封部18'によって分離されている。図19の図形2において、ソフトゲルカプセルは、境界密封部18'によって連結された2つの円形または楕円形のチャンバ14'、16'を有する。
いくつかの態様では、2つのチャンバ14、16および捩切蓋部25を有する図6の金型100を作るために、5工程のプロセスを用いることができる。
1.チャンバ14、16を設計する(この領域は充填材料の大部分を保持する)。
2. 空気孔15、17を各チャンバ14、16に配置する(これにより、空気流がチャンバ14、16に出入りできる)。
3.捩切蓋部領域25を形成する(この領域はチャンバ14、16から分離され、深さが段階的に減少する。この領域は特別に設計された凹部を有するものであり、これは蓋部25'の捩じり切りを容易にし、ソフトゲルカプセルの充填材料を開放するための正確な孔径を形成する)。
4.チャネル壁13を設計する(これにより、充填材料が捩切領域25に漏れるのを防止する壁が形成される)。
5.肩領域を形成する(この領域は隔壁18および放出チャネル22、23領域の周囲にあり、0.05インチの深さであってもよく、ゲルを適切に密封させる)。
いくつかの態様では、本開示は、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するのに適した一対の対合した金型10、100、200を提供し、当該一対の金型10、100、200の各々は、金型ポケット壁12と底面11により画定される金型ポケット20と、金型ポケット20を2若しくはそれ以上のチャンバ14、16に分割する1若しくはそれ以上の隔壁18とを有する。金型ポケット壁12および1若しくはそれ以上の隔壁18は、それぞれランド部29、39として画定される上部部分を有する。一対の対合した金型10、100、200の隔壁18は、当該一対の金型10、100、200が対合するときに、各隔壁18のランド部39の頂部間に間隙があるような高さを有する。
一態様において、一対の対合した金型10、100、200の隔壁18のランド部39の頂部間の間隙の大きさは、約0.508mm(0.02インチ)〜約5.08mm(0.2インチ)、または約1.016mm(0.04インチ)〜約4.064mm(0.16インチ)、または約1.016mm(0.04インチ)〜約3.048mm(0.12インチ)、または約1.524mm(0.06インチ) )〜約2.54mm(0.1インチ)の範囲である。
他の一態様では、一対の対合した金型(10)の隔壁18のランド部39の頂部間の間隙は、当該一対の対合した金型(10)の間に位置するゲルリボンの全厚の約95%未満、または約90%未満、または約85%未満、または約80%未満、または約75%未満、または約70%未満、または約65%未満、または約50%未満、または約45%未満、または約40%未満、約30%未満、または約20%未満である。
本開示の金型10、100、200は、別々のチャンバ14'、16'内に2若しくはそれ以上の充填材料をカプセル封入するソフトゲルカプセルを製造するのに適している。2若しくはそれ以上の充填材料はソフトゲルカプセル中で混合されず、したがって、充填材料間の不適合性の問題を防ぐ。例えば、ソフトゲルカプセルは、使い捨て用に、2つの別々のチャンバ14'、16'内に2つの化粧品が充填されてもよい。消費者は捩切蓋部25'を捩じり切ってカプセル封入された化粧品を利用することができ、当該化粧品は、その後ソフトゲルカプセルから放出された後に混合されてもよい。
いくつかの態様では、本開示の複数の金型10、100、200は、回転式金型カプセル封入機で使用するのに適した金型ロール30上に配置される(図14〜図15)。一例では、図2に示す複数の金型10は金型ロール30上にある(図14)。その他の例では、図6に示す複数の金型100は金型ロール30上にある(図15)。
本明細書で使用されている場合、「金型ロール」とは、ロールの表面上に金型10、100、200を有するロールをいい、これは、1つの金型ロールの金型を他の金型ロールの金型と対合させる回転式金型カプセル封入機においてソフトゲルカプセルを製造および充填するのに適している。対合した対となる金型ロール30の各々は、その表面上にソフトゲルカプセルを形成するための一連の対合した金型10、100、200を収容する。各金型ロール30の表面上にある一連の金型10、100、200は、例えば金型ロール30の軸方向長さに沿って延びる列に配列されており、また当該一連の列は金型ロール30の周囲方向にも広がっている。特定の例では、当該列は、金型ロール30表面上の金型10、100、200の個数を最大にするために、オフセットパターンなどのパターンで構成することができる。
金型ロール30は、実質的に円筒形であってよく、当該金型ロール30の固定軸を中心に回転するものであってもよい。代替的に、金型ロール30は、実質的に多角形の断面、例えば八角形の断面を有していてもよい。2つの対合した金型ロール30の軸は互いに向かってばね荷重し得る。金型ロール30は、当該金型ロール30が回転するにつれて連続して複数の金型10、100、200を使用し、一度に1つのソフトゲルカプセルを形成するように配置されてもよい。代替的に、金型10、100、200は、ゲルリボンの幅にわたり横に並べて一度に複数のソフトゲルカプセルを形成するように配置されてもよい。特定の実施形態では、加熱器が金型ロール30に付随して、ゲルリボンに熱を供給し、それらを軟化させ、それにより、それらがチャンバ14、16内に定着するように変形し、接触ゲルが溶融してソフトゲルカプセルを形成するようになっている。
金型ロール30は、当技術分野で知られた従来の回転式金型カプセル封入機での使用に適合および構成可能である、端から端まで任意の適切な幅、及び任意の適切な直径であってよい。特定の例では、金型ロール30の幅は、約25cm、例えば約23cm〜約27cm、または約24cm〜約26cm、または25cm〜約26cmの長さとすることができる。いくつかの他の例では、金型ロール30の直径は、約15cm、例えば約13cm〜約17cm、または約14cm〜約16cm、または約15cm〜約16cmとすることができる。
いくつかの態様では、金型ロール30は、約5列〜約30列の金型10、100、200を含むことができ、各列は、25個〜50個の金型10、100、200を含むことができる。一例では、金型ロール30は、約7列〜約22列の金型10、100、200を含むことができ、各列は30個〜46個の金型10、100、200を含むことができる。一態様では、金型10、100、200の形状は、金型ロール30の表面上にある金型10、100、200の最も効率的な配置を決定し得る。一例では、金型10、100、200は、金型ロール30上の金型10、100、200の数を最大にするように表面上に配置される。これにより、金型ロール30によって各回転で最大数のソフトゲルカプセルを製造することができる。
それぞれの金型ロール30の表面上に金型10、100、200の対合列を有する一対の対合した金型ロール30を使用することができ、および/または様々なソフトゲルカプセル封入機と共に使用するため適合させることができる。一例では、金型ロール30は、当技術分野で知られたものと同様の従来の回転式金型カプセル封入機での使用に適合させることができる。2つの対合した金型ロール30は、カプセル封入機の一部として反対方向に回転する。ゲルリボンが対合した金型ロール30を通過するときに、対合した金型ロール30はソフトゲルカプセルのチャンバ14'、16'を切断し充填材料で満たす。回転式金型カプセル封入機は、ソフトゲルカプセルの製造に使用するための任意のその他の成分、例えば加熱くさび、ニップ、注入ポンプ、ゼラチンフィルムプレス機、供給機、ガイドローラーなどを含むことができる。
いくつかの態様において、本開示の金型10、100、200または金型ロール30は、1若しくはそれ以上の高強度材料を用いて構成することができる。適切な材料のいくつかの例としては、アルミニウム、真鍮、硬化鋼、ステンレス鋼、青銅、鉄、金型カスト亜鉛などが挙げられる。ステンレス鋼には、同じ耐食性を与えるのに十分なクロム、通常は少なくとも約10重量%のクロムを含有するそれらの鋼が含まれる。例えば、使用されるステンレス鋼は、タイプ309、414、440および446を含むシリーズから選択することができる。
本開示の金型10、100、200または金型ロール30はまた、耐摩耗性および高温強度の高い合金、例えばCo、Ni、またはMoを主成分とする合金を使用して構成することもできる。例としては、硬度および引張強度に優れた物理的性質を持つアルミニウム、真鍮、または青銅合金が挙げられる。
いくつかの他の態様では、本開示の金型10、100、200は、特に複数の金型10、100、200が金型ロール30上にある場合に、2016年2月22日に出願された米国特許出願第15/049,961号の複数流体注入ポンプおよび充填くさびと共に使用するのに適している。米国特許出願第15/049,961号はこの参照により本明細書に組み込まれる。本開示の金型10、100、200によって製造された同一ソフトゲルカプセルの異なるチャンバ14'、16'に異なる充填材料を注入するために、複数流体注入ポンプを使用することができる。
ソフトゲルカプセルを製造するための金型10、100、200と共に使用するのに適したゲルリボンは、ゼラチン、または水溶性セルロース誘導体、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセルロースなどから作られていてよく、これらは医薬品および食品と共に使用することが承認されている。ゲルリボン用のその他の適切なゲル材料としては、食用海藻由来ポリマー、例えばアルギン酸ナトリウム(E401)、プロピレングリコールアルギン酸(E405)、または寒天(E406)が挙げられる。いくつかの適切なセルロース誘導体は、ヒドロキシプロピルセルロース(E463)およびメチルエチルセルロース(E465)である。
ゲルリボンに適したその他のゲル材料としては、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリビニルアルコール、アルギン酸塩、ポリカプロラクトン、およびゼラチン化デンプン系材料が挙げられる。ゲルリボンは、それらの特性を修正するために、アラビアゴム、ペクチン、アルギン酸塩、またはアルギン酸ナトリウムで被覆されていてもよい。例えば、アラビアゴム、ペクチンおよびアルギン酸塩はすべて、ゲルリボン(すなわちカプセルシェル)のゲル溶解度に対してわずかな遅延効果を有するものであり、その効果の程度は被覆の厚さによって変わる。さらに、ペクチンおよびアルギン酸塩の両方を、例えばカルシウムで架橋して、ゲルリボン(すなわちカプセルシェル)をpH感受性にして、それが口中では溶解しないがpHがより低い胃では溶解するようにすることができる。適切なゲル材料および被覆材料の更なる例は、国際公開第97/35537号および国際公開第00/27367号に記載されており、それらの開示はこの参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
いくつかの態様では、回転プロセスによって密封することができるフィルムを製造するのに適した任意の材料を本発明において使用することができる。
本開示の金型10、100、200は、2またはそれ以上の不適合な医薬製剤を有するソフトゲルカプセルを製造するのに適している。医薬製剤中の活性成分が互いに不適合であってもよく、またはある製剤の活性成分が別の製剤中の賦形剤と不適合であってもよく、または医薬製剤が互いに適合しない賦形剤を有していてもよい。2若しくはそれ以上の医薬製剤を別々のチャンバ14'、16'にカプセル封入することにより、同一ソフトゲルカプセルに医薬製剤を送致することが可能になる。
2若しくはそれ以上の医薬製剤を有する複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは、組み合わされた又はさらには相乗的な治療効果を届けることができる。医薬製剤の分離は、それらの適合性にかかわらず、広範囲の活性成分を製剤化する上で非常に必要な柔軟性を提供する。さらに、不適合な賦形剤を同一ソフトゲルカプセルにおいて使用することができる。これはまた、同一ソフトゲルカプセル中に異なる放出プロファイルを有する医薬製剤をカプセル封入する性能をもたらす。例えば、ソフトゲルカプセルの一方のチャンバ14'中の1つの医薬製剤は即時放出製剤であるが、同ソフトゲルカプセルの他方のチャンバ16'中の医薬製剤は遅延放出製剤であってもよい。
いくつかの態様において、複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは半投与を可能にするが、これは動物の健康管理における重要な要求である。動物は大きさが劇的に変化するからである。例えば、犬には体重が100ポンドを超えるもの、またはほんの数ポンドしかないものがいるが、本開示の金型10、100、200によって製造される複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを用いて、半投与、または四分の一投与も可能である。 。
医薬製剤に加えて、本開示の金型10、100、200はまた、2若しくはそれ以上の化粧品を含有する使い捨て用の複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するのにも適している。カプセル封入される化粧品は、ローション、クリーム、またはペーストの形態であってよい。これらの生成物は、無水、水性、またはエマルジョン形態のいずれでもよい。エマルジョンの形態は水中油型または油中水型エマルジョンのいずれであってもよい。
化粧品は、一般的に、不活性の媒体または担体と、活性成分または機能成分とを含有する。媒体の量は、全充填材料の約5重量%〜約99重量%、または約25重量%〜約80重量%の範囲とすることができる。
様々な種類の活性成分が化粧品中に存在していてもよい。活性成分は、皮膚軟化剤以外および充填材料の物理的特性を単に改善する成分以外の、皮膚または毛髪有益剤として定義される。化粧品中の活性成分の非限定的な例としては、日焼け止め剤、日焼け剤、皮膚のしわ防止剤、フケ防止剤、抗にきび剤、および育毛促進剤が挙げられる。
日焼け止め剤は、紫外線を遮断するために一般的に使用されている材料を含有する。例示的な化合物には、4−アミノ安息香酸(PABA)、ケイ皮酸塩およびサリチル酸塩の誘導体が含まれる。メトキシケイ皮酸オクチルおよび2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(オキシベンゾンとしても知られている)のいくつかの例を使用することができる。日焼け止め製品に使用される日焼け止め剤の正確な量は、太陽からの紫外線に対する所望の保護の程度に応じて変わり得る。
日焼け剤は、化学反応によって皮膚を着色することができる材料である。具体的には、皮膚を太陽光線にさらすこと(すなわち、自然な日焼け)によって達成される暗色化効果に類似するように、皮膚を暗くする。日焼け剤のいくつかの例には、ジヒドロキシアセトン(DHA)、エリトルロース、およびそれらの誘導体が含まれる。同様に、イミダゾールおよびイミダゾール誘導体が好ましい場合があり、また使用することができる。
しわ防止剤は、2−ヒドロキシアルカン酸、プロスタグランジン、レチノイン酸、セラミド、およびそれらの誘導体であってもよい。
フケ防止剤は、フケおよび/またはそれに関連する症状の治療に有効な化学物質である。フケ防止剤は、当技術分野において周知である(例えば、米国特許出願公開第2004/0202636号(特に、段落0041〜0053);米国特許出願公開第2003/0003070号(特に、段落007);および米国特許第6,284,234号(特に、第13列第14〜33行目))。例示的なフケ防止剤としては、これに限られないが、ピリジンチオン塩、例えばカルシウム、マグネシウム、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、およびジルコニウムのピリジンチオン塩;アゾール、例えばクリンバゾール、ケトコナゾール、およびイトラコナゾールなど;ピロクトンオラミン(オクトピロックス);ウンデシレン酸;ウンデシルアミドプロピルベタイン;コールタール(Neutrogena T/gel);サリチル酸(Ionil T);硫化セレン(Selsun Blue);ティーツリー油、およびそれらの混合物が含まれる。
抗にきび剤は、にきびの部位に局所投与すると、尋常性ざ瘡の上皮状態に関連する症状を目に見えて減少させる任意の化学的および/または生物学的作用剤(すなわち、抗微生物性ペプチド)である。抗にきび剤の例には、サリチル酸、硫黄、グリコール酸、ピルビン酸、レゾルシノール、N−アセチルシステイン、ピコリン酸、ピコリン酸誘導体、ピコリン酸類似体、過酸化ベンゾイル、並びにレチノインド、例えばレチノイン酸およびその誘導体が含まれる。
育毛促進剤としては、ベンザルコニウムクロム、ベンゼトームクロム、フェノール、エストラジオール、塩酸ジフェンヒドラム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、クロロフィル誘導体、コレステロール、サリチル酸、システム、メチオニン、トウガラシチンキ剤、ベンジルモコメート、D、L−メントール、ペパーミント油、パントテン酸カルシウム、パンテノール、ヒマシ油、ヒノキチオール、プレドニゾロン、レゾルモール、モノサッカデスおよびエステル化モノサッカナンデス、プロテインキアーゼC酵素の化学的活性化剤、グリコサモグリカン鎖細胞取り込み阻害剤、グリコシダーゼ活性の阻害剤、グリコサルモグリカン酸阻害剤、ピログルタミン酸のエステル、六糖類酸またはアシル化六糖類酸、アリール置換エチレン、およびN−アシル化アミノ酸が含まれる。
ビタミンAパルミテート(レチニルパルミテート)およびビタミンEリノレート(トコフェリルリノレート)のようなビタミンも化粧品に含まれていてもよい。ビタミンAおよびEのその他のエステルもまた利用され得る。
多くの化粧品、特に水を含有するものは、理想的には、しばしば防腐剤を使用することによって、潜在的に有害な微生物の増殖に対するいくつかの保護を含む。適切な防腐剤には、p−ヒドロキシ安息香酸のアルキルエステル、ヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩、および様々な第四級アンモニウム化合物が含まれる。具体的には、防腐剤は、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニル尿素、デヒドロキシ酢酸ナトリウム、およびベンジルアルコールである。
粉末は、複数チャンバ型ソフトゲル内にカプセル封入された化粧品に組み込まれてもよい。例示的な粉末には、チョーク、タルク、フラー土、カオリン、デンプン、スメクタイト粘土、化学修飾マグネシウムアルミニウムシリケート、有機修飾モンモリロナイト粘土、水和ケイ酸アルミニウム、ヒュームドシリカ、アルミニウムデンプンオクテニルスクシネート、およびそれらの混合物が含まれる。
いくつかの他の態様において、本開示の金型10は、医薬製剤および栄養補助食品、または2つの異なる栄養補助食品、または異なるエポキシ系、または異なる多成分ポリウレタン系を含有する複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するのに使用されてよい。栄養補助食品は、ビタミン、ミネラル、繊維、脂肪酸、タンパク質、アミノ酸、ハーブ、およびボディビルディングサプリメントであってよい。栄養補助食品の具体例としては、鉄、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、炭水化物、タンパク質、糖(グルコース)、亜鉛、モリブデン、銅、カリウム、マンガン、塩化物、重炭酸塩および炭酸塩、アルミニウム、ヒ素、臭素、カドミウム、クロム、塩素、コバルト、フッ素、ヨウ素、マンガン、モリブデンニッケル、リン、セレン、ケイ素、バナジウム、亜鉛、アミノ酸、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、ビタミンB錯体、チアミン(ビタミン31)、リボフラビン(ビタミン132)、ナイアシン(ビタミンb 3)、ピリドキシン(ビタミンB6)、ビオチン、パントテン酸およびパンテチン、葉酸、ビタミンB12、コリンおよびイノシトールを含む「非公式」Bビタミン、ビタミンP(バイオフラボノイド)、および様々なホメオパシー/代替物質に加えてその他の生命に関する栄養素が挙げられる。
異なるチャンバ内にカプセル封入されたエポキシ系は、エポキシ系が混合され、反応が生じて所望の生成物を生成することとなる産業用途において使用されてもよい。例えば、1のチャンバにエポキシ樹脂を、第2のチャンバに硬化剤(a hardener)または硬化剤( curing agent)を配合することによって、2部分のエポキシ系を複数チャンバ型ソフトゲルカプセルに含めることができる。
いくつかの実施形態では、エポキシ樹脂は、硬化性エポキシド、例えば多価フェノールの液体ポリグリシジルエーテルなどを含有する。特定の実施形態において、エポキシ樹脂はモノエポキシドとポリエポキシドの両方を含む。モノエポキシドの例には、プロピレンオキシド、アリルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、ペンタクロロフェニルグリシジルエーテル、テトラブロモフェニルグリシジルエーテル、およびグリシジルメタクリレートが含まれる。ポリエポキシドは平均分子量当たり平均1.0個を超える1,2−エポキシ基を有してもよい。本明細書で使用できるポリエポキシドの中には、ビスフェノールAのようなポリフェノールのポリグリシジルエーテルがある。これらは、例えば、アルカリの存在下でのエピクロロヒドリンまたはジクロロヒドリンによるポリフェノールのエーテル化によって達成することができる。フェノール化合物は、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4'−ジヒドロキシベンゾフェノン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−ターシャリーブチルフェニル)プロパン、ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタン、または1,5−ジヒドロキシナフタレンであってよい。ポリフェノールはノボラック樹脂であってもよい。
いくつかの実施形態では、硬化剤(hardener)または硬化剤(curing agent)はアミン系硬化剤であり、これらは一級または二級アミノ官能基を有する化合物である。適切な硬化剤の例には、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、イソホロンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ポリアミド、ジシアンジアミド、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水メチルナジック酸、三級アミン、イミダゾール、および三フッ化ホウ素のアミン錯体が含まれる。
しかしながら、本発明の多数の特徴および利点が、本発明の構造および機能の詳細と共に前述の説明に記載されているとしても、その開示は例示的なものにすぎず、詳細について変更を加えることができ、特に、添付の特許請求の範囲が表されている用語の広く一般的な意味により示される十分な程度まで、本発明の原理内で部品の形状、大きさ、および配置に関する事項について変更を加えることができることを理解されたい。
以下の実施例は、本開示におけるプロセスによって作られたソフトゲル・マス・カプセルの例を示すものであり、限定的でなものではない。当分野で通常遭遇する様々な条件およびパラメーターのその他の適切な修正および適合は、当業者にとって明らかであり、本開示の範囲内である。
実施例1
図5の金型10は、Peg400/Peg400の配合製剤を、各製剤が視覚的に分離された2つの充填材料を有するようにカプセル封入する2チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するために作られ使用された(図16)。親水性/親油性ソフトゲルカプセルは問題なく製造された。ソフトゲルカプセルは約4日間乾燥され、カプセルの両側は9Nの範囲の硬度値を有していた。乾燥後のソフトゲルカプセルについて外観上の問題は確認されなかった。例えば、ソフトゲルカプセルについて漏出は観察されなかった。チャンバ間の漏れも発生せず、境界密封部が予想通りに機能していることが確認された。全体として、ソフトゲルカプセルは、「規則的に」製造されたソフトゲルカプセルの全ての通常の特性を有していた。
実施例2
金型10を使用して、一方のチャンバ14'、16'がLabrasol(登録商標)(界面活性剤)の液体製剤を含有し、他方のチャンバ14'、16'がGelucire(登録商標)の半固体製剤を含有する2チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造した。金型10を使用した2つの製剤のカプセル封入は問題なく成功した。この実施例は、同一カプセルの別々のチャンバ内で液体および半固体製剤のゼラチン・ソフトゲル・カプセル封入を形成することができるという利点を示す。2つの製剤のカプセル封入の成功は、食事、栄養、動物の健康、化粧品を含む例において、本開示の金型10を使用して活性成分または賦形剤の任意の組み合わせを複数チャンバ型ソフトゲルカプセルにカプセル封入することができることを示唆した。
実施例3
図10の金型100は、化粧品業界で使用する捩切蓋部25'を有するソフトゲルカプセルを製造するのに作られ使用された。ソフトゲルカプセルは順調に製造された(図17)。捩切蓋部25'および2つのチャンバ14'、16'内の内容物の適用が試験された(図18)。本開示の金型100は、2若しくはそれ以上の化粧品を含む使い捨てソフトゲルカプセルを製造するという化粧品産業の要求を満たした。
実施例4
本発明の金型100は、それぞれレチノールおよびビタミンCをカプセル封入する2つのチャンバを有するソフトゲルカプセルを製造するのに使用される。レチノールとビタミンCは、不適合な成分であることが知られている。

Claims (38)

  1. 複数チャンバ型ソフトゲルカプセル用金型(10、100、200)であって、
    金型ポケット壁(12)と底面(11)とによって画定される金型ポケット(20)と、
    前記金型ポケット(20)を2若しくはそれ以上のチャンバ(14、16)に分割する1若しくはそれ以上の隔壁(18)と
    を有し、
    前記金型ポケット壁(12)および前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)は、それぞれランド部(29、39)として画定される上部部分を有するものであり、
    前記金型ポケット壁(12)周長における前記ランド部(29)の頂部は平面内にあり、
    前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)の前記ランド部(39)の前記頂部の最下点は前記平面よりも間隙分だけ低いものである、
    金型。
  2. 請求項1に記載の金型(10、100、200)において、前記ランド部(29、39)のうちの少なくとも1つの前記頂部は、平坦な形状、丸形状、湾曲した形状、台地形状、および傾斜した形状から選択される形状を有するものである、金型。
  3. 請求項1または2に記載の金型(10、100、200)において、この金型(10、100、200)はさらに、各チャンバ(14、16)内に少なくとも1つの空気孔(15、17)を有するものである、金型。
  4. 請求項2または3に記載の金型(10、100、200)において、前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)は前記平面に対して垂直である、金型。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)のうちの少なくとも1つは、そのランド部(39)の前記頂部に凹部を有するものである、金型。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、この金型(10、100、200)はさらに、捩切蓋部(25)を有するものである、金型。
  7. 請求項6に記載の金型(10、100、200)において、この金型(10、100、200)はさらに、各チャンバ(14、16)と流体連通する1つの放出チャネル(22、23)を有するものである、金型。
  8. 請求項7に記載の金型(10、100、200)において、前記放出チャネル(22、23)はチャネル壁(13)によって前記捩切蓋部(25)から分離されているものである、金型。
  9. 請求項8に記載の金型(10、100、200)において、前記チャネル壁(13)の高さは、前記金型ポケット壁(12)の最高点の高さよりも低く、前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)の高さよりも高いものである、金型。
  10. 請求項1〜9に記載の金型(10、100、200)において、前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)の各々は前記金型(10、100)を上面視した場合に直線および曲線から選択される形状を有するものである、金型。
  11. 請求項1〜10に記載の金型(10、100、200)において、この金型(10、100、200)は互いに平行に構成された2若しくはそれ以上の隔壁(18)を有するものである、金型。
  12. 請求項1〜10に記載の金型(10、100、200)において、この金型(10、100、200)は4若しくはそれ以上のチャンバ(14、16)を形成するために互いに交差する2若しくはそれ以上の隔壁(18)を有するものである、金型。
  13. 請求項1〜12のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)は、約0.254mm〜約2.54mm、または約0.508mm〜約2.032mm、または約0.508mm〜約1.524mm、または約0.762mm〜約1.27mmの厚さを有するものである、金型。
  14. 請求項1〜13のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)のうちの少なくとも1つは前記底面(11)に近接する部分から前記少なくとも1つの隔壁(18)の前記ランド部にかけて厚みが減少するものである、金型。
  15. 請求項1〜14のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、この金型(10、100、200)は上面視した場合に交差して星形状または格子形状を形成する複数の隔壁(18)を含むものである、金型。
  16. 請求項1〜15のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記間隙の大きさは、約0.254mm〜約2.54mm、または約0.508mm〜約2.032mm、または約0.508mm〜約1.524mm、または約0.762mm〜約1.27mmの範囲である、金型。
  17. 請求項1〜16のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記間隙は、前記金型(10、100、200)と共に使用するのに適したゲルリボンの厚さの、約95%未満、または約90%未満、または約85%未満、または約80%未満、または約75%未満、または約70%未満、または約65%未満、または約50%未満、または約45%未満、または約40%未満、または約30%未満、または約20%未満である、金型。
  18. 請求項1〜17のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記金型ポケット(20)は、球形、楕円形、直方体、立方体、丸みを帯びた直方体、丸みを帯びた立方体、ハート、水滴、魚やクマなどの動物、または梨のうちの1つの半分または一部の形状を有するものである、金型。
  19. 請求項1〜17のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記金型ポケット(20)は円錐形またはピラミッド形状のうちの1つの形状を有するものであり、前記ピラミッドは、3面、4面、5面、及び6面、8面、及び10面ピラミッドから選択されるものである、金型。
  20. 請求項1〜19のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記2若しくはそれ以上のチャンバ(14、16)のうちの少なくとも1つのチャンバの大きさは、前記2若しくはそれ以上のチャンバ(14、16)のうちのその他のチャンバの大きさと異なるものである、金型。
  21. 請求項1〜20のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、前記隔壁(18)の前記ランド部(39)の前記頂部は凹部を有するものであり、当該凹部は側面視において三日月形である、金型。
  22. 請求項1〜21のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、この金型(10、100、200)は、アルミニウム、真鍮、硬化鋼、ステンレス鋼、青銅、鉄、および金型カスト亜鉛から選択される1若しくはそれ以上の高強度材料で構成されている、金型。
  23. 請求項1〜21のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)において、Co、Ni、またはMoを主成分とする合金から選択される耐摩耗性及び高温強度の高い合金で構成されている、金型。
  24. 請求項1〜23のいずれか1つに記載の複数の金型(10、100、200)を備える表面を有する金型ロール(30)。
  25. 請求項24に記載の金型ロール(30)において、前記複数の金型(10、100、200)は前記表面上に1若しくはそれ以上の列で配置されているものである、金型ロール(30)。
  26. 請求項24または25に記載の金型ロール(30)において、前記複数の金型(10、100、200)は、約5列〜約30列、または約7列〜約22列配置されているものである、金型ロール(30)。
  27. 請求項24〜26のいずれか1つに記載の金型ロール(30)を少なくとも1つ有する回転式金型カプセル封入機。
  28. 請求項27に記載の回転式金型カプセル封入機において、この回転式金型カプセル封入機は請求項24〜26のいずれか1つに記載の金型ロール(30)を2若しくはそれ以上有するものである、回転金型封入機。
  29. 請求項1〜23のいずれか1つに記載の金型(10、100、200)を使用して製造された複数チャンバ型ソフトゲルカプセルであって、この複数チャンバ型ソフトゲルカプセルは1若しくはそれ以上の境界密封部(18')によって分離された2若しくはそれ以上のチャンバ(14'、16')を有するものである、複数チャンバ型ソフトゲルカプセル。
  30. 請求項29に記載の複数チャンバ型ソフトゲルカプセルにおいて、前記2若しくはそれ以上のチャンバ(14'、16')のうちの少なくとも1つのチャンバの大きさは、前記2若しくはそれ以上のチャンバ(14'、16')のうちのその他のチャンバの大きさよりも小さいものである、複数チャンバ型ソフトゲルカプセル。
  31. 請求項29または30に記載の複数チャンバ型ソフトゲルカプセルにおいて、前記複数チャンバ型ソフトゲルカプセルのカプセルシェルは、ゼラチン、水溶性セルロース誘導体、海藻由来ポリマー、ペクチン、ポリエチレンオキシド、ポリビニルアルコール、アルギン酸塩、ポリカプロラクトン、およびゼラチン化デンプン系材料のうちの少なくとも1つを含有するものである、複数チャンバ型ソフトゲルカプセル。
  32. 請求項29〜31のいずれか1つに記載の複数チャンバ型ソフトゲルカプセルにおいて、前記2若しくはそれ以上のチャンバ(14'、16')は少なくとも2つの異なる充填材料をカプセル封入するものである、複数チャンバ型ソフトゲルカプセル。
  33. 請求項32に記載の複数チャンバ型ソフトゲルカプセルにおいて、前記充填材料は、医薬製剤、栄養補助食品、化粧品、エポキシ系、ポリウレタン系、および工業用材料から選択されるものである、複数チャンバ型ソフトゲルカプセル。
  34. 請求項33に記載の複数チャンバ型ソフトゲルカプセルにおいて、前記充填材料は2つの異なる化粧品を有するものである、複数チャンバ型ソフトゲルカプセル。
  35. 複数チャンバ型ソフトゲルカプセルを製造するための一対の対合した金型(10、100、200)であって、当該一対の対合した金型(10、100、200)の各々は、
    金型ポケット壁(12)と底面(11)とによって画定される金型ポケット(20)と、
    前記金型ポケット(20)を2若しくはそれ以上のチャンバ(14、16)に分割する1若しくはそれ以上の隔壁(18)と
    を有し、
    前記金型ポケット壁(12)および前記1若しくはそれ以上の隔壁(18)は、それぞれランド部(29、39)として画定される上部部分を有するものであり、
    前記一対の対合した金型(10、100、200)の前記隔壁(18)は、一方の前記金型((10、100、200)の1つの前記隔壁(18)の前記ランド部(39)の頂部と他方の金型(10、100、200)の少なくとも1つの前記隔壁(18)の前記ランド部(39)の前記頂部との間に間隙があるような高さを有するものである、
    一対の対合した金型。
  36. 請求項37に記載の一対の対合した金型(10、100、200)において、前記一対の対合した金型(10、100、200)の前記隔壁の前記ランド部の前記頂部間における前記間隙の大きさは、約0.508mm〜約5.08mm、または約1.016mm〜約4.064mm、または約1.016mm〜約3.048mm、または約1.524mm〜約2.54mmの範囲にある、一対の対合した金型。
  37. 請求項37に記載の一対の対合した金型(10、100、200)において、前記一対の対合した金型(10、100、200)の前記隔壁(18)の前記ランド部(39)の前記頂部間の前記間隙は、前記一対の対合した金型(10、100、200)間に位置するゲルリボンの全厚の、約95%未満、または約90%未満、または約85%未満、または約80%未満、または約75%未満、または約70%未満、または約65%未満、または約50%未満、または約45%未満、または約40%未満、または約30%未満、または約20%未満である、一対の対合した金型。
  38. 請求項26〜28のいずれか1つに記載の一対の金型ロール(30)を有する装置であって、この装置は、前記一対の金型ロール(30)を回転させて、第1の金型ロール(30)の少なくとも1つの金型(10、100、200)が、第2の金型ロール(30)の少なくとも1つの金型(10、100、200)と対合接触するように構成されている、装置。
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