JPH11221267A - ソフトカプセル製造装置及びその製造方法 - Google Patents

ソフトカプセル製造装置及びその製造方法

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JPH11221267A
JPH11221267A JP10042910A JP4291098A JPH11221267A JP H11221267 A JPH11221267 A JP H11221267A JP 10042910 A JP10042910 A JP 10042910A JP 4291098 A JP4291098 A JP 4291098A JP H11221267 A JPH11221267 A JP H11221267A
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rows
capsule
nozzle segment
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JP10042910A
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Tetsuo Takayanagi
哲夫 高柳
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Kamata KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B9/00Enclosing successive articles, or quantities of material, e.g. liquids or semiliquids, in flat, folded, or tubular webs of flexible sheet material; Subdividing filled flexible tubes to form packages
    • B65B9/02Enclosing successive articles, or quantities of material between opposed webs
    • B65B9/023Packaging fluent material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • A61J3/07Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms into the form of capsules or similar small containers for oral use
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2枚のゼラチンシートから薬液などの充填材
料が封入されたソフトカプセルを製造する装置を提供す
る。 【解決手段】 近接して対峙する一対のダイロール31
0,310間の上面側の左右の湾曲外周面部分に囲まれ
る湾曲凹み部に充填材料供給用のノズルセグメント32
0の下端中央部の左右の湾曲面からなる倒山形尖出部を
対峙させ、一対の回転するダイロール間にはその上方側
から2枚のゼラチンシート100を供給すると共に、ノ
ズルセグメントの倒山形尖出部のノズル孔322から充
填材料を供給してソフトカプセルを製造するソフトカプ
セル製造装置。ノズルセグメントの倒山形尖出部にダイ
ロールのカプセルポケット311の複数列分に対応する
複数列のノズル孔を設け、1回のプランジャー式ポンプ
の駆動によって、ノズルセグメントの複数列のノズル孔
から、ダイロールの複数列分のカプセルポケットに一度
に充填材料を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2枚のゼラチンシート
から薬液などの充填材料が封入されたソフトカプセルを
製造する装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソフトカプセルは、一般に図7に示すよ
うな製造装置によって製造される。この製造装置は、近
接して対峙する一対のダイロール10,10と、この各
ダイロール10,10間の上面側の左右の湾曲外周面部
分に囲まれた湾曲凹み部分S1 に下端中央部の左右の湾
曲面からなる倒山形尖出部21を嵌め込み対峙させた充
填材料供給用のノズルセグメント20とを備え、かつ、
このノズルセグメント20と最上端の充填材料の供給ポ
ッパー30との間に、下から順に、充填材料分配用のデ
ィストリビュータ(分散板)41、スライド作用によっ
て充填材料の供給を制御するためのスライドバルブ機構
42、複数のチューブ用の接続ハイプが立設されたチュ
ーブアッセンブリープレート43、複数のシリンダを備
えたプランジャー式のポンプ50を介装せ、このポンプ
50の複数のシリンダとチューブアッセンブリープレー
ト43間には複数の充填材料供給用のチューブ(ホー
ス)61を配管する一方、ディストリビュータ41及び
スライドバルブ機構42と供給ポッパー30間には不要
となる充填材料を戻すためのリターンチューブ(ホー
ス)62を配管し、さらに、一対のダイロール10,1
0の適宜離間した下方には、一対のソフトカプセル分離
用のストリップロール71,71、同じく一対のゼラチ
ンシート引取用のマングルロール72,72を配置して
なる。
【0003】そして、ソフトカプセルの製造にあって
は、上記一対の回転するダイロール10,10間に上方
の左右から2枚のゼラチンシート100,100を供給
すると共に、上記供給ポッパー30には薬液などの充填
材料を充填させ、この充填材料を、上記プランジャー式
のポンプ50の駆動によって、チューブ61、チューブ
アッセンブリープレート43、スライドバルブ機構4
2、及びディストリビュータ41を通じて、ノズルセグ
メント20の倒山形尖出部21の左右の湾曲面部分の下
端縁部寄り(最下端側も可)で、長手方向に一列に配列
された複数のノズル孔22から吐出させる。
【0004】そうすると、丁度このノズルセグメント2
0のノズル孔22には、上記各ダイロール10,10の
外周面で軸方向に一列に配列された複数のカプセルポケ
ット11部分が回転しながら占位するようになっている
ため、上記充填材料は一時的に上記2枚のゼラチンシー
ト100,100の内側に貯留されると同時に、各ダイ
ロール10,10の回転によって、下方に運ばれ、各ダ
イロール10,10間の最狭部を通る際、瞬時に2枚の
ゼラチンシート100,100同志が当接される一方、
各ダイロール10,10のカプセルポケット11の外周
に形成された環状の刃部同志の噛み合わせによって、2
枚のゼラチンシート100,100がカッテングされる
と同時に押圧接着されて、目的とするソフトカプセル2
00が成形される。
【0005】この形成されたソフトカプセル200は、
ダイロール10のカプセルポケット11に付着したまま
のものは、ブラシなどで剥ぎ落とされると共に、2枚の
ゼラチンシート100,100が接着された残ゼラチン
シート101側に付着したままのものは、一対のストリ
ップロール71,71によって、分離され、さらに、こ
の残ゼラチンシート101は、一対のマングルロール7
2,72によって、下方に引き取られる。
【0006】このようなソフトカプセルの製造は、実際
には瞬時に行われ、その際、充填材料のノズルセグメン
ト20のノズル孔22からの吐出精度や、各ダイロール
10,10の回転などのタイミングの設定が極めて重要
となる。このらの吐出精度や回転などのタイミングなど
が悪いと、ソフトカプセル200の充填量にバラツキが
生じたり、ゼラチンシート部分同士の接着不良となった
り、或いは形状変形が生じたりすることがある。
【0007】このため、一般にはプランジャー式のポン
プ50として、例えば図8に示すような左右に複数のシ
リンダ51a,51b(本例では各5個)が対称的に配
置されたポンプを用い、ノズルセグメント20の各ノズ
ル孔22に対して、いずれか1個のシリンダ51a,5
1bが対応するようにして、吐出精度を確保する一方、
このポンプ50の駆動スピードと各ダイロール10,1
0の回転速度とをタイミングギヤなどを用いてそのタイ
ミングを正確に合わせてある。
【0008】例えば、上記図8に示すようなプランジャ
ー式のポンプ50を用い、かつ、図9〜図10に示すよ
うな、5個のノズル孔22a〜eを有する模式的なノズ
ルセグメント20と、A−A線列に3個のカプセルポケ
ット11a〜cが配列されると共にB−B線列に2個の
カプセルポケット11a〜bが配列され、かつ、これが
円周方向に繰り返される模式的な右側のダイロール10
(左側のダイロール10は図示省略)の場合を例にとっ
て、具体的な充填状態を説明すると、次の如くである。
【0009】先ず、A−A線列の3個のカプセルポケッ
ト22a〜cへの充填時には、ポンプ50の右側のすべ
てのシリンダ51bを駆動させるものの、充填材料を吐
出させるのは、上記カプセルポケット22acに対応す
るノズルセグメント20のノズル孔22a,22c,2
2eのみからとし、ノズル孔22b,22dに対応する
部分の充填材料は、ディストリビュータ41、スライド
バルブ機構42及びリターンチューブ62を介して、供
給ポッパー30に戻している。
【0010】一方、次のB−B線列の2個のカプセルポ
ケット11a〜bへの充填時には、やはりポンプ50の
右側のすべてのシリンダ51bを駆動させるものの、充
填材料を吐出させるのは、上記とは逆にノズルセグメン
ト20の22b,22dのみからとし、ノズル孔22
a,22c,22eに対応する部分の充填材料は、ディ
ストリビュータ41、スライドバルブ機構42及びリタ
ーンチューブ62を介して、やはり供給ポッパー30に
戻している。なお、このような充填動作は、左側のダイ
ロール10側でも同時に行われている。
【0011】このような吐出行程を、各ダイロール1
0,10の回転によって、順次繰り返して、次々と目的
とするソフトカプセル200を成形している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来方法によるソフトカプセル製造にあっては、次
のような問題点があった。
【0013】(1)先ず、生産量の増大を図るために
は、ダイロール10の回転速度を上げることが必要とさ
れる訳であるが、ダイロール10の回転速度を上げるこ
とは、これに連動して動作するポンプ50の駆動スピー
ドも上げる必要がある。ところが、このポンプ50の場
合、プランジャー式で、機械的な構造部分が多く、その
スピードアップ化には自ずから限界があった。
【0014】特に、カプセルポケット22は、ダイロー
ル10の円周方向に等分に形成されているため、充填量
の少ないソフトカプセルの場合には、充填量の多いもの
に比較して、円周方向のカプセルポケット数が多くな
り、ダイロール10の回転が遅い場合でも、ポンプ50
の駆動スピードとしては、結構速いスピードが要求され
る。このため、円周方向のカプセルポケット数の多いダ
イロール10にあっては、その回転速度の高速化は、プ
ランジャー式ポンプ50の性能の限界から、採用し難い
という問題があった。
【0015】(2)また、プランジャー式ポンプ50の
駆動スピードが速くなると、充填精度が悪くなり、ソフ
トカプセルの品質が低下するという問題も生じる。
【0016】(3)また、ダイロール10の回転速度や
プランジャー式ポンプ50の駆動スピードを上げると、
装置の機械的な負担が増大して、トラブルが発生し易く
なると同時に、長期間の使用には耐え難いという問題も
生じる。
【0017】(4)かと言って、軸長の長いダイロール
10を用いて軸方向のカプセルポケット数を増やすこと
も可能であるが、軸長の長いダイロール10の装置の場
合、ダイロール自体はもちろんのこと、装置全体も高コ
ストとなる。
【0018】このような種々の問題がある状況下で、本
発明者は、生産性の向上を図るため、鋭意検討していた
ところ、ノズルセグメント20の倒山形尖出部21に従
来からある1列のノズル孔22に対して、例えばもう1
列のノズル孔22を追加して複数列とすれば、理論的に
は、1回(1ストローク)のプランジャー式ポンプ50
の駆動によって、ノズルセグメント20の複数列(2
列)のノズル孔22から、ダイロール10の複数列分
(2列分)のカプセルポケット11に一度に充填材料が
供給することができるようになるから、結果として、ダ
イロール10の回転速度を上げることができるのではな
いかと着想した。
【0019】そこで、ノズルセグメント20の倒山形尖
出部21に複数列(2列)のノズル孔22を設け、1回
(1ストローク)のプランジャー式ポンプ50の駆動に
よって、ノズルセグメント20の複数列(2列)のノズ
ル孔22から、ダイロール10の複数列分(2列分)の
カプセルポケット11に一度に充填材料を供給して、試
験的にソフトカプセルを製造したところ、プランジャー
式ポンプ50の駆動スピードとダイロール10の回転速
度とノズルセグメント20のノズル孔22の開口する湾
曲面の形状などを最適に調整すると、何ら問題のないも
のが得られることを見い出した。
【0020】本発明は、このような観点に立ってなされ
たもので、1回(1ストローク)のプランジャー式ポン
プの駆動によって、ノズルセグメントの倒山形尖出部の
2列のノズル孔から、ダイロールの2列分のカプセルポ
ケットに一度に充填材料を供給させることによって、プ
ランジャー式ポンプの駆動スピードが遅いままでも、結
果的にダイロールの回転速度を2倍にすることができ
る、ソフトカプセルの製造装置及びその製造方法を提供
せんとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、近接して対峙する一対のダイロール間の上面側の左
右の湾曲外周面部分に囲まれる湾曲凹み部に充填材料供
給用のノズルセグメントの下端中央部の左右の湾曲面か
らなる倒山形尖出部を対峙させ、前記一対の回転するダ
イロール間にはその上方側から2枚のゼラチンシートを
供給すると共に、前記ノズルセグメントの倒山形尖出部
のノズル孔から充填材料を供給してソフトカプセルを製
造するソフトカプセル製造装置において、前記ノズルセ
グメントの倒山形尖出部に前記ダイロールのカプセルポ
ケットの複数列分に対応する複数列のノズル孔を設けた
ことを特徴とするソフトカプセル製造装置にある。
【0022】請求項2記載の本発明は、近接して対峙す
る一対のダイロール間の上面側の左右の湾曲外周面部分
に囲まれる湾曲凹み部に充填材料供給用のノズルセグメ
ントの下端中央部の左右の湾曲面からなる倒山形尖出部
を対峙させ、前記一対の回転するダイロール間にはその
上方側から2枚のゼラチンシートを供給すると共に、前
記ノズルセグメントの倒山形尖出部のノズル孔から充填
材料を供給してソフトカプセルを製造するソフトカプセ
ル製造装置において、前記ノズルセグメントの倒山形尖
出部に、前記ダイロールのカプセルポケットの複数列分
に対応する複数列のノズル孔を設け、これらの複数列の
ノズル孔から前記ダイロールの複数列分のカプセルポケ
ットに一度に充填材料を供給することを特徴とするソフ
トカプセル製造方法にある。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るソフトカプ
セル製造装置におけるノズルセグメント320と一対の
ダイロール310,310の組み付け部分を示したもの
である。なお、その他の構成部分は、上記した図7の従
来装置とほぼ同様である。
【0024】上記ノズルセグメント320は、図2に示
すように、その下端中央部の左右の湾曲面からなる倒山
形尖出部321の下端寄りで、長手方向には、2列の複
数のノズル孔322を設けてある。これをより具体的に
かつ模式的に示すと、最下端寄りのA−A線列には、例
えば3個のノズル孔322a〜cを設ける一方、これら
の少々上のB−B線列には、例えば2個のノズル孔32
2d〜eを設けてある。なお、このようなノズル孔32
2a〜c,322d〜eは、倒山形尖出部321の反対
側の湾曲面にも同様に設けてある。
【0025】そして、上記3個のノズル孔322a〜c
は、図3に示す右側のダイロール310のA−A線列の
3個のカプセルポケット311a〜cに対応し、また、
2個のノズル孔322d〜eは、このダイロール310
のB−B線列の2個のカプセルポケット311a〜bに
対応するようになっている。もちろん左側のダイロール
310の場合も同様の関係となっている。
【0026】したがって、このソフトカプセル製造装置
を用いて、ソフトカプセルを製造するには、例えば上記
した如きプランジャー式のポンプ50を使用して、左右
の複数のシリンダ51a,51b(各5個)のすべてを
駆動させ、各5個のシリンダうちの3個のシリンダによ
って、充填材料を、ノズルセグメント320のノズル孔
322a〜cから吐出させて、上記ダイロール310の
A−A線列の3個のカプセルポケット311a〜cに対
応する部分のゼラチンシート100上に供給する一方、
残りの2個のシリンダによって、充填材料を、ノズルセ
グメント320のノズル孔322d〜eから吐出させ
て、上記ダイロール310のB−B線列の2個のカプセ
ルポケット311a〜bに対応する部分のゼラチンシー
ト100上に供給する。
【0027】この後のさらなるダイロール310,31
0の回転によって、図1に示すように、2枚のゼラチン
シート100,100は、下方に運ばれ、各ダイロール
310,310間の最狭部を通る際、瞬時に当接され、
また、各ダイロール310,310のカプセルポケット
311の外周の刃部同志の噛み合わせによって、カッテ
ングされると同時に押圧接着されて、ソフトカプセル2
00が成形される。
【0028】この場合、1回(1ストローク)のプラン
ジャー式ポンプ50の駆動によって、ノズルセグメント
320の倒山形尖出部321の2列のノズル孔322a
〜c,322d〜eから、ダイロール310の2列分の
カプセルポケット311a〜c,311a〜bに一度に
充填材料が供給されることになる。言い換えれば、プラ
ンジャー式ポンプ50の駆動スピードは、遅いままでも
(従来スピードのもままでも)、結果的にダイロール3
10、310の回転速度を2倍にすることができ、ソフ
トカプセルの大幅な増産(単位時間当たり2倍)が可能
となる。
【0029】しかも、このソフトカプセルの大幅な増産
は、基本的には、各ダイロール310,310及びノズ
ルセグメント320の大きさなどの規格は、従来のまま
として、ノズルセグメント320側に2列のノズル孔3
22a〜c,322d〜eを設けるのみでよい。もちろ
ん、プランジャー式ポンプ50にあっては、そのシリン
ダ数が、ダイロール310のA−A線列とB−B線列の
総カプセルポケット数に対応する分だけ必要とされる。
また、充填材料のディストリビュータ41やスライドバ
ルブ機構42なども変更が必要とされるものの、これら
はもともと交換部品的な性格のものであって、容易に対
応することができる。
【0030】特に、ダイロール310にあっては、上述
した図10のもの(従来品)もそのまま使用可能である
が、充填材料をダイロールの2列分のカプセルポケット
に一度に供給することからすると、2列のカプセルポケ
ット間の間隔(正確には円周方向の刃部同志間隔)が小
さい方が、充填材料の漏れ防止の観点からすると、好ま
しい。本発明で、実際に使用されたダイロール310の
規格を示すと、図4〜図6の如くである。ここで、31
2は刃部、313はゼラチンシート縁部押え用突条部を
示し、また、ロール直径は102.8mm、ロール軸長
は152.5mmで、29等分とし、カプセルポケット
数(3列+2列=5列)145個、円周方向の刃部31
2,312同志の間隔δ1 は1.33mm、軸方向の刃
部312,312同志の間隔δ2 は2.7mm、刃部幅
は1.0mm、刃部高さは0.85mmである。
【0031】なお、上記実施例では、好ましい形態とし
て、ノズルセグメント20の倒山形尖出部21に複数列
のノズル孔22としては、2列とし、これらの2列のノ
ズル孔22から、ダイロール10の2列分のカプセルポ
ケット11に一度に充填材料を供給する場合としたが、
本発明は、これに限定されず、3列以上の場合も理論的
には可能である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るソフトカプセル製造装置及びその製造方法によれ
ば、次のような優れた効果が得られる。
【0033】(1)先ず、ノズルセグメントの倒山形尖
出部にダイロールのカプセルポケットの2列分に対応す
る2列のノズル孔を設けてあるため、1回(1ストロー
ク)のプランジャー式ポンプの駆動によって、上記2列
分のカプセルポケットに一度に充填材料を供給すること
ができる。これによって、プランジャー式ポンプの駆動
スピードが遅いままでも、結果的にダイロールの回転速
度を2倍にすることができる。このため、単位時間当た
りのソフトカプセル数がほぼ2倍となり、ソフトカプセ
ルの生産量の飛躍的な向上が可能となる。
【0034】(2)上記のようにプランジャー式ポンプ
の駆動スピードが遅くともよいことは、このポンプの場
合、機械的な構造部分が多く、スピードアップ化には自
ずから限界があったことを考慮すれば、極めて有利な利
点ということができる。特に、従来プランジャー式ポン
プの駆動スピードの限界から、円周方向のカプセルポケ
ット数の多いダイロールの場合、その回転速度の高速化
が困難であったが、上記利点によって、解消される。
【0035】(3)また、プランジャー式ポンプの駆動
スピードが遅くともよいことは、充填精度が向上するこ
とを意味し、ソフトカプセルの品質向上にも寄与する。
【0036】(4)また、上記のようにプランジャー式
ポンプの駆動スピードが遅いままで、ダイロールの回転
速度を2倍にすることができるということは、ポンプの
駆動スピードとダイロールの回転速度の設定において余
裕ができるため(例えばダイロールの回転速度を従来と
同様とすれば、ポンプの駆動スピードは半分にすること
ができるため)、装置側の機械的な負担が低減すること
ができる。これによって、トラブルの発生が未然に防止
でき、また、長期間の使用に耐え、装置の長寿命化が可
能となる。
【0037】(5)また、上記のようにダイロールの回
転速度を従来と同様にして、プランジャー式ポンプの駆
動スピードは半分にした場合、従来ポンプのスライド部
やノズルセグメントのノズル孔などの部分において大き
な抵抗を呈して充填不能であった充填材料(高粘度の充
填材料)に対しても、対応可能となる。
【0038】(6)さらに、本発明の実施にあたって
は、基本的に従来のダイロールやノズルセグメントの大
きさなどの規格は、従来のままとして、ノズルセグメン
ト側に若干の変更(2列のノズル孔を設けるという変
更)を施し、プランジャー式ポンプやディストリビュー
タ、スライドバルブ機構などの場合には、部分的な変更
で十分対応できるという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソフトカプセル製造装置における
ノズルセグメントと一対のダイロールの組み付け部分を
示した縦断面図である。
【図2】本発明に係るソフトカプセル製造装置のノズル
セグメントを示した斜視図である。
【図3】本発明に係るソフトカプセル製造装置で用いら
れるダイロールを示した斜視図である。
【図4】本発明に係るソフトカプセル製造装置で用いら
れるダイロールの規格の一例を示した部分平面図であ
る。
【図5】図4のダイロールのカプセルポケットの規格を
示した部分平面図である。
【図6】図4のダイロールのカプセルポケットの規格を
示した部分平面図である。
【図7】一般的なソフトカプセル製造装置の要部の概略
構造を示した展開図である。
【図8】図7のソフトカプセル製造装置のプランジャー
式ポンプ部分の供給ポッパー及びその下のチューブ接続
部を取り外した状態を示した平面図である。
【図9】図7のソフトカプセル製造装置のノズルセグメ
ントを示した斜視図である。
【図10】図7のソフトカプセル製造装置のダイロール
を示した斜視図である。
【符号の説明】
100 ゼラチンシート 310 ダイロール 311 カプセルポケット 320 ノズルセグメント 321 倒山形尖出部 322 ノズル孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接して対峙する一対のダイロール間の
    上面側の左右の湾曲外周面部分に囲まれる湾曲凹み部に
    充填材料供給用のノズルセグメントの下端中央部の左右
    の湾曲面からなる倒山形尖出部を対峙させ、前記一対の
    回転するダイロール間にはその上方側から2枚のゼラチ
    ンシートを供給すると共に、前記ノズルセグメントの倒
    山形尖出部のノズル孔から充填材料を供給してソフトカ
    プセルを製造するソフトカプセル製造装置において、 前記ノズルセグメントの倒山形尖出部に前記ダイロール
    のカプセルポケットの複数列分に対応する複数列のノズ
    ル孔を設けたことを特徴とするソフトカプセル製造装
    置。
  2. 【請求項2】 近接して対峙する一対のダイロール間の
    上面側の左右の湾曲外周面部分に囲まれる湾曲凹み部に
    充填材料供給用のノズルセグメントの下端中央部の左右
    の湾曲面からなる倒山形尖出部を対峙させ、前記一対の
    回転するダイロール間にはその上方側から2枚のゼラチ
    ンシートを供給すると共に、前記ノズルセグメントの倒
    山形尖出部のノズル孔から充填材料を供給してソフトカ
    プセルを製造するソフトカプセル製造装置において、 前記ノズルセグメントの倒山形尖出部に、前記ダイロー
    ルのカプセルポケットの複数列分に対応する複数列のノ
    ズル孔を設け、これらの複数列のノズル孔から前記ダイ
    ロールの複数列分のカプセルポケットに一度に充填材料
    を供給することを特徴とするソフトカプセル製造方法。
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