JP2020205316A - 金属基板及び金属基板の製造方法 - Google Patents

金属基板及び金属基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベース板の板厚より小さい直径の円の一部を有する貫通孔が形成された金属基板及び金属基板の製造方法を提供する。【解決手段】第2基板12は、金属製のベース板の表面に絶縁層を有する。第2基板12には、貫通孔16が形成されている。貫通孔16を区画する内周面は、直径R1がベース板の板厚Ha以上である第1仮想円柱C1の一部をなす第1湾曲面16aと、直径R2がベース板の板厚Haよりも小さい第2仮想円柱C2の一部をなす第2湾曲面16bと、第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2との2つの共通外接線L1,L2各々から構成される第1平面16c及び第2平面16dとを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、金属基板及び金属基板の製造方法に関する。
プリント基板の貫通孔に電子部品のリードを挿入してプリント基板に電子部品を実装することが一般的に行われている(例えば特許文献1)。プリント基板の代わりに放熱性に優れた金属基板が用いられることがある。金属基板は、金属製のベース板の表面に絶縁層を介して導体層を形成したものである。
特開2008−53336号公報
プリント基板の貫通孔は、ドリルによってプリント基板を貫通することにより形成されるが、金属基板の貫通孔は、凹凸構造を有する一対のプレス型によって金属基板をプレスして打ち抜くことにより形成される。ここで、ベース板の板厚よりも小さい直径を有する貫通孔を金属基板に形成しようとすると、プレス型の凸部の直径がベース板の板厚より小さくなるため、凸部が変形したり折れたりすることにより、ベース板を打ち抜けないことがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ベース板の板厚より小さい直径の円の一部を有する貫通孔が形成された金属基板及び金属基板の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するための金属基板は、金属製のベース板の表面に絶縁層を有するとともに貫通孔が形成された金属基板であって、前記貫通孔を区画する内周面は、直径が前記ベース板の板厚以上である第1仮想円柱の一部をなす第1湾曲面と、直径が前記ベース板の板厚よりも小さい第2仮想円柱の一部をなす第2湾曲面と、前記第1仮想円柱と前記第2仮想円柱との2つの共通外接線各々から構成される第1平面及び第2平面と、を有することを要旨とする。
これによれば、金属基板をプレスして打ち抜く際に用いられるプレス部材が、ベース板の板厚より小さい直径の円柱状の凸部を有さなくても、ベース板の板厚より小さい直径の円の一部を有する貫通孔をベース板に形成することができる。また、貫通孔は、第1仮想円柱と第2仮想円柱との2つの共通外接線各々から構成される第1平面及び第2平面を有するため、プレス部材の凸部の外周面には角が形成されない。よって、摩耗等によって凸部の形状が変わってしまうことにより、貫通孔の形状が変わってしまうことを抑制できる。
上記問題点を解決するための金属基板の製造方法は、金属製のベース板の表面に絶縁層を有するとともに貫通孔が形成された金属基板の製造方法であって、前記貫通孔を区画する内周面が、直径が前記ベース板の板厚以上である第1仮想円柱の一部をなす第1湾曲面と、直径が前記ベース板の板厚よりも小さい第2仮想円柱の一部をなす第2湾曲面と、前記第1仮想円柱と前記第2仮想円柱との2つの共通外接線各々から構成される第1平面及び第2平面とを有するように、前記金属基板をプレスして打ち抜くことを要旨とする。
これによれば、金属基板をプレスして打ち抜く際に用いられるプレス部材が、ベース板の板厚より小さい直径の円柱状の凸部を有さなくても、ベース板の板厚より小さい直径の円の一部を有する貫通孔をベース板に形成することができる。また、貫通孔は、貫通孔を区画する内周面が、第1仮想円柱と第2仮想円柱との2つの共通外接線各々から構成される第1平面及び第2平面を有するように形成されるため、プレス部材の凸部の外周面には角が形成されない。よって、摩耗等によって凸部の形状が変わってしまうことにより、貫通孔の形状が変わってしまうことを抑制できる。
本発明によれば、ベース板の板厚より小さい直径の円の一部を有する貫通孔が形成された金属基板を製造できる。
電気接続構造を模式的に示す分解斜視図。 第2基板及び第2コネクタ部材の断面図。 第2コネクタ部材が取り付けられた第2基板の底面図。 第2基板の斜視図。 第2基板の拡大平面図。 一対のプレス型を示す断面図。 第1プレス部材の斜視図。 第1プレス部材の底面図。 第2プレス部材の斜視図。 第2プレス部材の平面図。 第1基板の製造方法を示す断面図。
以下、金属基板及び金属基板の製造方法を具体化した一実施形態を図1〜図11にしたがって説明する。
図1に示すように、電気接続構造10は、第1基板11と、第2基板12と、第1基板11と第2基板12とを接続する一対のコネクタ13とを備える。一対のコネクタ13は、第1基板11に実装される第1コネクタ部材14と、第2基板12に実装される第2コネクタ部材15とを有する。なお、第1コネクタ部材14と第2コネクタ部材15との嵌合は、第1コネクタ部材14が第1基板11に実装され、第2コネクタ部材15が第2基板12に実装された後で行われる。
第1基板11は、プリント基板である。第1基板11は、ベース板と、ベース板の表面に形成された導体パターンとを有する。ベース板は、絶縁性材料からなる。導体パターンは、ベース板の表面に金属材料がプリントされることで形成される。
第1コネクタ部材14は、図示しない導電部材と、導電部材を保持するコネクタ本体14aと、コネクタ本体14aから突出する一対の位置決めピン14bとを有する。導電部材は、第1基板11の導体パターンと電気的に接続されている。位置決めピン14bは、円柱状である。各位置決めピン14bの直径は、第1基板11のベース板の板厚よりも小さい。
第1基板11には、第1基板11に対して第1コネクタ部材14を実装するための一対の貫通孔11hが形成されている。各貫通孔11hは、円孔状である。各貫通孔11hは、ドリルにより形成される。第1コネクタ部材14は、各位置決めピン14bが第1基板11の各貫通孔11hに挿入されることにより第1基板11に実装される。
各貫通孔11hの直径は、各位置決めピン14bの直径よりも僅かに大きい値に設定されている。各貫通孔11hの直径は、第1基板11のベース板の板厚よりも小さい。また、一対の貫通孔11hの中心同士の最短距離は、一対の位置決めピン14bの軸心同士の最短距離とほぼ同じになるように設定されている。よって、第1コネクタ部材14は、各位置決めピン14bが第1基板11の各貫通孔11hに挿入されることにより第1基板11に位置決めされる。つまり、一対の貫通孔11hは、第1基板11に第1コネクタ部材14を位置決めするための位置決め孔でもある。
図2に示すように、第2基板12は、金属基板である。第2基板12は、金属製のベース板12aと、ベース板12aの片面に形成された絶縁層12bと、絶縁層12bの表面に形成された図示しない導体層としての導体パターンとを有する。本実施形態のベース板12aはアルミニウム製である。なお、図2では、ベース板12aの板厚Haに対する絶縁層12bの厚みHbの比率は、実際の比率よりも大きく図示されている。
第2コネクタ部材15は、図示しない導電部材と、導電部材を保持するコネクタ本体15aと、コネクタ本体15aから突出する一対の位置決めピン15bとを有する。導電部材は、第2基板12の導体パターンと電気的に接続されている。導電部材は、コネクタ本体15aが第1コネクタ部材14のコネクタ本体14aと嵌合されることにより、第1コネクタ部材14の導電部材と電気的に接続される。各位置決めピン15bは円柱状である。各位置決めピン15bの直径をR15とする。各位置決めピン15bの直径R15は、第2基板12のベース板12aの板厚Haよりも小さい。
図2及び図3に示すように、第2基板12には、第2基板12に対して第2コネクタ部材15を実装するための一対の貫通孔16が形成されている。なお、第1基板11に対する貫通孔11hの形成と同様に、ドリルによって第2基板12に貫通孔16を形成しようとすると、ベース板12aは金属製であるため、ドリルの歯がベース板12aに負けてしまうことがある。このため、各貫通孔16は、第2基板12をプレスして打ち抜くことで形成される。第2コネクタ部材15は、各位置決めピン15bが第2基板12の各貫通孔16に挿入されることにより第2基板12に実装される。
図4に示すように、各貫通孔16を区画する内周面は、第1湾曲面16aと、第2湾曲面16bと、第1平面16cと、第2平面16dとを有する。
図5に示すように、第2基板12を板厚方向から見たとき、第2湾曲面16bは、第1湾曲面16aと対向している。第1湾曲面16aは、第2湾曲面16bから離れる方向に凹む湾曲面である。第1湾曲面16aは、第1仮想円柱C1の一部をなしている。第1仮想円柱C1の直径R1は、ベース板12aの板厚Haよりも大きい。第2湾曲面16bは、第1湾曲面16aから離れる方向に凹む湾曲面である。第2湾曲面16bは、第2仮想円柱C2の一部をなしている。第2仮想円柱C2の直径R2は、第1仮想円柱C1の直径R1よりも小さい。第2仮想円柱C2の直径R2は、位置決めピン15bの直径R15よりも僅かに大きい。第2仮想円柱C2の直径R2は、ベース板12aの板厚Haよりも小さい。本実施形態では、第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2とは重なり合っていない。
第1平面16cは、第1湾曲面16aの一端部と第2湾曲面16bの一端部とを接続する。第2平面16dは、第1湾曲面16aの他端部と第2湾曲面16bの他端部とを接続する。第1平面16c及び第2平面16dは、第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2との2つの共通外接線L1,L2各々から構成される平面である。
図3に示すように、一対の貫通孔16が並ぶ方向は、第1湾曲面16aと第2湾曲面16bとが対向する方向と一致している。一対の貫通孔16は、第2湾曲面16b同士を結ぶ仮想線のうち最短の仮想線L16bの長さが、第1湾曲面16a同士を結ぶとともに仮想線L16b全体と一部が重なる仮想線L16aの長さよりも短くなるように配置される。つまり、一対の貫通孔16が並ぶ方向において、第1湾曲面16aは外側に位置し、第2湾曲面16bは内側に位置している。
一対の位置決めピン15bは、一対の位置決めピン15bの外周面同士を結ぶ仮想線のうち最短の仮想線L15の長さが、仮想線L16bの長さよりも僅かに長くなるようにコネクタ本体15aに設けられている。よって、一対の位置決めピン15bが一対の貫通孔16に挿通された状態において、位置決めピン15bの外周面の2箇所が、第2湾曲面16bと当接する状態となる。これにより、第2コネクタ部材15は、第2基板12に対して位置決めされる。よって、一対の貫通孔16は、第2基板12に第2コネクタ部材15を位置決めするための位置決め孔でもある。
次に、第2基板12の製造に用いられる一対のプレス型30について説明する。
図6に示すように、一対のプレス型30は、第1プレス部材31と、第2プレス部材32とを備える。第1プレス部材31及び第2プレス部材32は、第2基板12に一対の貫通孔16を形成可能な構成とされている。
図7に示すように、第1プレス部材31は、第1プレス面31aから突出する一対の凸部33を有する。各凸部33は、先端面331と、先端面331と第1プレス面31aとを接続する外周面332とを有する。
各凸部33の外周面332は、第2基板12に形成予定の貫通孔16を区画する内周面と同じ形状に設定されている。各凸部33の外周面332は、第1湾曲面16aと同一形状の第1凸側湾曲面33aと、第2湾曲面16bと同一形状の第2凸側湾曲面33bと、第1平面16cと同一形状の第1凸側平面33cと、第2平面16dと同一形状の第2凸側平面33dとを有する。
図8に示すように、一対の凸部33は、第2凸側湾曲面33b同士が対向するように配置されている。一対の凸部33は、第2凸側湾曲面33b同士を結ぶ仮想線のうち最短の仮想線L33bの長さが、第1凸側湾曲面33a同士を結ぶとともに仮想線L33b全体と一部が重なる仮想線L33aの長さよりも短くなるように配置される。つまり、一対の凸部33が並ぶ方向において、第1凸側湾曲面33aは外側に位置し、第2凸側湾曲面33bは内側に位置している。
図9に示すように、第2プレス部材32は、第2プレス面32aから凹む一対の凹部34を有する。各凹部34は、底面341と、底面341と第2プレス面32aとを接続する内側面342とによって区画される。
図10に示すように、内側面342は、直径R3がベース板12aの板厚Ha以上であるとともに第1仮想円柱C1の直径R1よりも一回り大きい第3仮想円柱C3の一部をなす第1凹側湾曲面34aと、直径R4がベース板12aの板厚Haよりも小さく、かつ、第2仮想円柱C2の直径R2よりも一回り大きい第4仮想円柱C4の一部をなす第2凹側湾曲面34bと、第3仮想円柱C3と第4仮想円柱C4との2つの共通外接線L3,L4各々から構成される第1凹側平面34c及び第2凹側平面34dを有する。
各凹部34は、第1プレス部材31の各凸部33が嵌合可能に構成されており、各凹部34と各凸部33は、嵌合された状態で、第1凸側湾曲面33aと第1凹側湾曲面34aとが対向し、第2凸側湾曲面33bと第2凹側湾曲面34bとが対向し、第1凸側平面33cと第1凹側平面34cとが対向し、第2凸側平面33dと第2凹側平面34dとが対向する。
次に、第2基板12の製造方法について説明する。
まず、図6に示すように、第1プレス部材31と第2プレス部材32との間に第2基板12を配置する。第2基板12の一方の面は、第1プレス部材31の第1プレス面31aと対向し、第2基板12の他方の面は、第2プレス部材32の第2プレス面32aと対向する。
次に、図11に示すように、第1プレス部材31の第1プレス面31aと第2プレス部材32の第2プレス面32aとを近付けることにより、第1プレス部材31と第2プレス部材32とによって第2基板12をプレスする。このとき、第1プレス部材31の各凸部33が第2プレス部材32の各凹部34に嵌合されることで、第2基板12における凸部33の先端面331と重なる部分が打ち抜かれる。これにより、第2基板12に一対の貫通孔16が形成される。
本実施形態の作用について説明する。
第2基板12に対する貫通孔の形成は、一対のプレス型30によって第2基板12をプレスして打ち抜くことで行われる。ここで、ベース板12aの板厚Haより小さい直径を有する貫通孔を形成しようとすると、第1プレス部材31の凸部33の直径はベース板12aの板厚Haより小さくなるため、凸部33が変形したり折れたりしてベース板12aを打ち抜けないことがある。
これに対し、本実施形態では、貫通孔16を区画する内周面が、直径R1がベース板12aの板厚Ha以上である第1仮想円柱C1の一部をなす第1湾曲面16aと、直径R2がベース板12aの板厚Haよりも小さい第2仮想円柱C2の一部をなす第2湾曲面16bと、第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2との2つの共通外接線L1,L2各々から構成される第1平面16c及び第2平面16dとを有するように、第2基板12をプレスして打ち抜く。このため、第1プレス部材31が、ベース板12aの板厚Haより小さい直径の円柱状の凸部を有さなくても、ベース板12aの板厚Haより小さい直径の円の一部を有する貫通孔16をベース板12aに形成することができる。また、凸部33は、第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2との2つの共通外接線L1,L2各々から構成される第1凸側平面33c及び第2凸側平面33dを有するため、凸部33の外周面332には角が形成されない。よって、摩耗等によって凸部33の形状が変わってしまうことにより、貫通孔16の形状が変わってしまうことを抑制できる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)一対のプレス型30によって、第2基板12をプレスして打ち抜くことで、第2基板12には貫通孔16が形成される。第2基板12は、貫通孔16を区画する内周面が、直径R1がベース板12aの板厚Ha以上である第1仮想円柱C1の一部をなす第1湾曲面16aと、直径R2がベース板12aの板厚Haよりも小さい第2仮想円柱C2の一部をなす第2湾曲面16bと、第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2との2つの共通外接線L1,L2各々から構成される第1平面16c及び第2平面16dとを有するように打ち抜かれる。このため、第1プレス部材31が、ベース板12aの板厚Haより小さい直径の円柱状の凸部を有さなくても、ベース板12aの板厚Haより小さい直径の円の一部を有する貫通孔16をベース板12aに形成することができる。また、凸部33は、第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2との2つの共通外接線L1,L2各々から構成される第1凸側平面33c及び第2凸側平面33dを有するため、凸部33の外周面332には角が形成されない。よって、摩耗等によって凸部33の形状が変わってしまうことにより、貫通孔16の形状が変わってしまうことを抑制することができる。
(2)第1コネクタ部材14は、一対の位置決めピン14bが第1基板11の一対の貫通孔11hに挿通されることにより、第1基板11に対して位置決めされている。第2コネクタ部材15は、一対の位置決めピン15bが第2基板12の一対の貫通孔16に挿通されることにより、第2基板12に対して位置決めされている。このため、第1基板11と第2基板12とを電気的に接続する際に、コネクタ本体14aとコネクタ本体15aとの嵌合を容易に行うことができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 第1仮想円柱C1の直径R1は、第2基板12のベース板12aの板厚Haと同じでもよい。
○ 第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2とは接していてもよい。
○ 第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2とは、一部が重なっていてもよい。
○ 第2基板12に形成される貫通孔16の数は、2に限定されず、1でもよいし、3以上でもよい。
○ 第2基板12における一対の貫通孔16の配置は適宜変更してよい。例えば、一対の貫通孔16は、一対の貫通孔16が並ぶ方向において第1湾曲面16aが内側、第2湾曲面16bが外側に位置するように配置されてもよい。この場合、一対の位置決めピン15bは、一対の位置決めピン15bの外周面同士を結ぶ仮想線のうち最長の仮想線の長さが、第2湾曲面16b同士を結ぶ仮想線のうち最長の仮想線の長さよりも僅かに短くなるようにコネクタ本体15aに設けられている。
○ 第2基板12における一対の貫通孔16の配置は適宜変更してよい。例えば、一対の貫通孔16は、一方の貫通孔16の第1湾曲面16aと他方の貫通孔16の第1湾曲面16aとが向かい合わないように配置されてもよい。
○ 貫通孔16は、第2基板12に対する第2コネクタ部材15の位置決め以外の用途に用いられてもよい。
○ 電気接続構造10の構造は、貫通孔16が形成された第2基板12が用いられるのであれば適宜変更してよい。ただし、貫通孔16を区画する内周面は、直径R1がベース板12aの板厚Ha以上である第1仮想円柱C1の一部を構成する第1湾曲面16aと、直径R2がベース板12aの板厚Haよりも小さい第2仮想円柱C2の一部を構成する第2湾曲面16bと、第1仮想円柱C1と第2仮想円柱C2との2つの共通外接線L1,L2各々から構成される第1平面16c及び第2平面16dとを有するものとする。
○ 第2基板12について、ベース板12aの両面に絶縁層12bが形成されていてもよい。
○ ベース板12aは、金属製であればアルミニウム製に限定されない。ベース板12aは、例えば銅製でもよい。
○ 第2プレス部材32の各凹部34は、第2プレス部材32を貫通する貫通孔に変更されてもよい。この場合、貫通孔を区画する内周面は、凹部34の内側面342と同一形状にする。
12…金属基板としての第2基板、12a…ベース板、12b…絶縁層、16…貫通孔、16a…第1湾曲面、16b…第2湾曲面、16c…第1平面、16d…第2平面、C1…第1仮想円柱、C2…第2仮想円柱、Ha…ベース板の板厚、R1…第1仮想円柱の直径、R2…第2仮想円柱の直径。

Claims (2)

  1. 金属製のベース板の表面に絶縁層を有するとともに貫通孔が形成された金属基板であって、
    前記貫通孔を区画する内周面は、
    直径が前記ベース板の板厚以上である第1仮想円柱の一部をなす第1湾曲面と、
    直径が前記ベース板の板厚よりも小さい第2仮想円柱の一部をなす第2湾曲面と、
    前記第1仮想円柱と前記第2仮想円柱との2つの共通外接線各々から構成される第1平面及び第2平面と、
    を有することを特徴とする金属基板。
  2. 金属製のベース板の表面に絶縁層を有するとともに貫通孔が形成された金属基板の製造方法であって、
    前記貫通孔を区画する内周面が、直径が前記ベース板の板厚以上である第1仮想円柱の一部をなす第1湾曲面と、直径が前記ベース板の板厚よりも小さい第2仮想円柱の一部をなす第2湾曲面と、前記第1仮想円柱と前記第2仮想円柱との2つの共通外接線各々から構成される第1平面及び第2平面とを有するように、前記金属基板をプレスして打ち抜くことを特徴とする金属基板の製造方法。
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