JP6894816B2 - 放熱金属片素材を用いたプリント配線板の製造方法 - Google Patents

放熱金属片素材を用いたプリント配線板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6894816B2
JP6894816B2 JP2017188236A JP2017188236A JP6894816B2 JP 6894816 B2 JP6894816 B2 JP 6894816B2 JP 2017188236 A JP2017188236 A JP 2017188236A JP 2017188236 A JP2017188236 A JP 2017188236A JP 6894816 B2 JP6894816 B2 JP 6894816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal piece
accommodating hole
electronic component
wiring board
printed wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017188236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019067788A (ja
Inventor
秀幸 新井
秀幸 新井
裕二 小林
裕二 小林
正幸 塩原
正幸 塩原
Original Assignee
日本シイエムケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本シイエムケイ株式会社 filed Critical 日本シイエムケイ株式会社
Priority to JP2017188236A priority Critical patent/JP6894816B2/ja
Publication of JP2019067788A publication Critical patent/JP2019067788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6894816B2 publication Critical patent/JP6894816B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

本発明は、電子部品からの発熱を、当該電子部品の直下に配置した金属片によって、当該電子部品実装側面と反対の面側に配置された放熱体へと伝熱させるプリント配線板に用いられる放熱金属片素材と当該放熱金属片素材を用いたプリント配線板の製造方法に関するものである。
電子部品(例えば、「FET」や「MOSFET」などの、発熱量の多い表面実装型電子部品)からの発熱を効率よく外部に放熱させる手段として、プリント配線板に実装する電子部品の直下に、貫通めっきスルーホールからなるサーマルビアを複数設け、当該プリント配線板の裏面側に配置された放熱体(放熱パターンやヒートシンク)などを介して外部に放熱させるという手段が、従来、一般的に利用されてきた。
しかし、機器の高機能化、高性能化の進展により、電子部品からの発熱量が、従来の物とは比べ物にならないほど多くなってきたため、上記貫通めっきスルーホールからなるサーマルビアでは、処理しきれなくなってきた(即ち、電子部品を正常に動作させるだけの放熱処理ができなくなってきた)。
そこで近年では、上記サーマルビアに代えて、熱容量の大きい金属片(例えば「銅片」)を埋め込むという手段が検討報告されている(例えば、特許文献1参照)。
上記「金属片」を埋め込む構成のプリント配線板の製造例(ここでは、配線パターンを形成する前の段階の「中間基板pw2」の製造例)を、図6に示した概略断面工程図を用いて説明する。
図6(a)に示したように、まず、電子部品実装側面A及び放熱体配置側面Bに導体層2cが形成され、且つ、後に金属片55を配置固定するための金属片収容孔3が形成された絶縁基板1を用意し、次いで、当該絶縁基板1を治具14上に設置する。その後、当該金属片収容孔3の高さHよりも長く、且つ、当該金属片収容孔3の孔径Dよりも短い直径からなる円柱形状の金属片素材55aを、当該金属片収容孔3内に挿入する。
次に、金属片収容孔3から突出している金属片素材55aの電子部品接続側露出面66aにプレスピン15で荷重をかけ、当該金属片素材55aを塑性変形させることによって、図6(b)に示した金属片55が金属片収容孔3内に配置固定された中間基板pw2を得る、というものである。なお、図中に示した符号77aは、金属片素材55aの放熱体接続側露出面を示す。金属片収容孔3内に配置固定された金属片55は、電子部品接続側露出面66で通常半田を介して電子部品と接続されるとともに、放熱体接続側露出面77で熱伝導性樹脂を介して放熱体と接続される。
ところで、金属片素材55aを塑性変形させることで、金属片55を金属片収容孔3内に配置固定する上記の工法は、プリント配線板業界で「圧入方式」と呼ばれ、広く採用されている工法である。金属片55を圧入することで、金属片収容孔3に対して水平方向に金属片55が広がり金属片収容孔3を押し広げるため、金属片55は金属片収容孔3に嵌合し固定される。
しかし、図7に示したように、金属片素材55aの塑性変形は、金属片55の中央部C付近(図7の一点鎖線)が矢印aの方向に膨らむ、いわゆる「樽型状」に変形するため、絶縁基板1にクラック16(図6(b)参照)が発生し易いという問題があった。
また、金属片55は、プレスピン15で荷重をかけた側の電子部品接続側露出面66がほとんどの場合埋まりきれず、金属片収容孔3から突出してしまい、電子部品の実装時に傾きが出るという問題があることが知られている。通常、金属片55の電子部品接続側露出面66の金属収容孔3からの突出量が50μmを超えると、電子部品実装の妨げになる。金属片の電子部品接続側露出面の突出が大きくなる原因としては、金属片収容孔の孔径と絶縁基板の板厚バラツキが大きく、例えば、孔径で50μm、板厚で100μm程度のバラツキを有するため、金属片収容孔内の体積が変動し易いことがある。そのため、金属片の体積と金属片収容孔内の体積の差が生じ易い。尚、一方の金属片の体積は、直径・厚み共に30μm以下の加工精度を有しているため非常に安定している。
図6に示した従来の円柱形状の金属片素材55aでは、圧入された際に、金属片収容孔3の内壁に対して金属片55が円周状に面接触するため、金属片収容孔3内の体積のバラツキを吸収できず、金属片55の金属片収容孔3からの突出や絶縁基板1でのクラックの発生を制御することはできなかった。
更に、金属片収容孔3内に配置固定される金属片55の電子部品接続側露出面66及び放熱体接続側露出面77は、金属片収容孔3に金属片55が埋まると金属片収容孔3の周囲の導体層2cの外面22と略フラットな面となるが、略フラットな面となっても、金属片収容孔3内でのホールド不足により、当該金属片55を埋め込んだ後のプリント配線板の製造工程途中や電子部品の実装時に金属片が落下する懸念もあった。
特開2010−263003号公報
本発明は、上記の如き従来の問題と実状に鑑みなされたものであり、金属片を金属片収容孔内に配置固定する手段として、「圧入方式」を採用した場合においても、絶縁基板にクラックが発生したり、電子部品の実装時に当該電子部品が傾いたりすることのないプリント配線板の製造方法を提供することを課題とする。
本発明者は、上記の課題を解決すべく種々研究を重ねた結果、外周壁に複数の突起部を有する円柱状体からなる金属片素材を用い、これを「圧入方式」により金属片収容孔内に配置固定すれば極めて良い結果が得られることを見い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、電子部品からの発熱を、当該電子部品の直下に配置した金属片によって、当該電子部品実装側面と反対の面側に配置された放熱体へと伝熱させるプリント配線板の製造方法であって、少なくとも、絶縁基板に金属片収容孔を形成する工程と、当該金属片収容孔の高さより高い長さと当該金属片収容孔の孔径より短い直径を有し、且つ、外周壁に複数の突起部を有する円柱状体からなる金属片素材を当該金属片収容孔内に挿入する工程と、当該金属片素材の電子部品接続側露出面に荷重をかけ、当該荷重により塑性変形した金属片を金属片収容孔内に配置固定する工程と、を有することを特徴とするプリント配線板の製造方法により上記課題を解決したものである。
本発明によれば、外周壁に複数の突起部を有する円柱状体からなる金属片素材を用いるため、絶縁基板を貫通する金属片収容孔に金属片を配置固定する手段として「圧入方式」を採用した場合においても、金属片素材が塑性変形する際の変形部分を金属片収容孔の内壁との隙間である突起部間の凹部に逃がすことができるので、絶縁基板にクラックが発生したり、金属片が金属片収容孔から50μmを超えて突出したりするのを防ぐことができる。また、金属片収容孔内に金属片を適切な強度で保持することができる。よって、電子部品の実装に影響がなく、金属片落下の懸念のないプリント配線板を得ることができる。
本発明放熱金属片素材の要部拡大平面図。 本発明プリント配線板を用いたプリント回路基板の概略断面図。 (a)〜(b)は、本発明プリント配線板の製造例を示す概略断面工程図。 (c)〜(e)は、図3に続く概略断面工程図。 (f)〜(g)は、図4に続く概略断面工程図。 従来の「圧入方式」によるプリント配線板(中間基板)の製造例を説明するための概略断面工程図で、(a)は、金属片素材を金属片収容孔に挿入した状態を示した概略断面図、(b)は、金属片素材を塑性変形させた金属片を、金属片収容孔内に配置固定した状態を示した概略断面図。 「圧入方式」で金属片収容孔内に配置固定された金属片の要部拡大断面図。
図1において、5aは放熱金属片素材であり、外周壁に複数の突起部10を有する円柱状体からなる。
外周壁の突起部10は、その数や大きさは特に限定されないが、図1に示したように、縦方向(金属片素材5aの電子部品接続側露出面6aから放熱体接続側露出面7aの方向)の凸条部であることが好ましい。また、外周壁に均等間隔で設けられていることが好ましい。
放熱金属片素材5aは、それを塑性変形した金属片状態で埋設する金属片収容孔の高さHより高い長さ(例えば、1.1〜1.8mm)と金属片収容孔の孔径Dより短い直径(例えば、4.7〜5.7mm)を有する。なお、金属片素材5aの直径は、外周壁の突起部10を含む径である。
斯かる放熱金属片素材5aは、銅などの金属棒を必要な体積に合わせてカットし、これを型に押し込むことによって、所望とする形状及び寸法のものを製造するヘッダー工法によって用意することができる。
続いて、上記本発明放熱金属片素材5aを用いたプリント配線板の実施の形態を、図2を用いて説明する。尚、説明の便宜上、金属片収容孔内に金属片を配置固定する前の段階のものを「絶縁基板」、配置固定した後のものを「プリント配線板」として説明を進めて行く。
また、金属片収容孔内に金属片を配置固定する際の説明において、「電子部品実装面側開口端」、「放熱体配置面側開口端」という用語が登場するが、ここでいう「開口端」とは「絶縁基板」に設けられた「金属片収容孔」の開口端部のみを意味するものではなく、例えば、図2に示される「外層配線パターン2」や「ソルダーレジスト12」が「金属片収容孔3」の開口端部と「電子部品17」や「放熱体20」との間に存在する場合には、当該「外層配線パターン2」や「ソルダーレジスト12」によって形成された開口端部を意味する。なお、「外層配線パターン2」や「ソルダーレジスト12」が「金属片収容孔3」の開口端部と「電子部品17」や「放熱体20」との間に存在しない場合には、「開口端」は「絶縁基板」に設けられた「金属片収容孔」の開口端部である。
図2において、PWはプリント配線板であり、電子部品実装側面A及び放熱体配置側面Bに配線パターン2が形成された絶縁基板1と、当該絶縁基板1を貫通し、且つ、電子部品17が実装される直下の位置に形成された金属片収容孔3と、当該金属片収容孔3内に配置固定された金属片5と、一部の領域を除いて形成された配線パターン2を保護するためのソルダーレジスト12とから構成されている。
上記説明では、電子部品実装側面A及び放熱体配置側面Bと表記したが、プリント配線板の表裏向きを入れ替え、電子部品実装側面B及び放熱体配置側面Aとしても構わない。
斯かるプリント配線板PWにおいて、金属片収容孔3内に配置固定されている金属片5の上面、すなわち電子部品接続側露出面6は、金属片収容孔3の電子部品実装面側開口端の位置8Aから50μm以内の高さに位置する。なお、この図2において、電子部品実装面側開口端の位置8Aは絶縁基板1における電子部品実装側面Aに形成された配線パターン2の外側面22の位置であり、金属片5の電子部品接続側露出面6と配線パターン2の外側面22とが略面一の位置にある。金属片5の電子部品接続側露出面6が金属片収容孔3の電子部品実装面側開口端の位置8Aから50μm以内の高さに位置すれば、電子部品17の実装時に当該電子部品17が傾いたりすることを防ぐことができる。
一方、金属片5の下面、すなわち放熱体接続側露出面7は、絶縁基板1における放熱体配置側面Bに形成されている配線パターン2の外側面22と略面一の位置にある。
また、当該金属片5は、保持力が30N以上で金属片収容孔3内に配置固定されている。金属片の保持力は、押し抜き強度とも称し、万能試験機によって測定することができる。金属片収容孔3内に金属片5が圧入された際に、放熱金属片素材5aの突起部10間の凹部に塑性変形部分が広がり、応力が分散して金属片収容孔3を押し広げるため、金属片5は高い保持力で金属片収容孔3内に配置固定される。金属片収容孔3内の金属片5の保持力が30N以上であれば、プリント配線板の製造工程途中やプリント配線板を複数面付けしたボードで加工する際、とりわけ電子部品の実装時に、金属片がゆるみ、ガタついて、落下したりする懸念がない。
そして、当該プリント配線板PWの電子部品実装側面Aに半田19を介して電子部品17が実装されているとともに、放熱体配置側面Bに熱伝導性樹脂21を介して放熱体20が配置されてプリント回路基板PCが構成されている。なお、図2中、符号18は電子部品17から引き出された端子で、実装パッド2aに半田19を介して接続されている。
続いて、上記プリント配線板PWの製造方法を図3及び図4を用いて説明する。
まず、図3(a)に示したように、表裏面に金属箔2bが積層された絶縁基板1を用意し、当該絶縁基板1の所望の位置に、ドリルやパンチング、レーザー加工などによって、図3(b)に示した金属片収容孔3(例えば、切径がφ5.0〜6.0mm)を穿孔する。
絶縁基板1の材料としては、一般的に用いられるガラスクロスなどの補強繊維にエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸させたものが、耐熱性や汎用性、コスト的な面で好ましく利用できる。また、金属箔としては、一般的な銅箔が、導電性や加工性、コスト的な面で好ましく利用できる。
絶縁基板1の厚みに関しては、一概にその厚みを示すことはできないが、単層や多層のいずれの形態であっても、全体的な厚みとしては、例えば1.0〜1.6mm程度である。また、金属箔の厚みに関しては、18〜35μm程度のものが一般的に用いられる。
次に、図4(c)に示したように、金属片収容孔3が形成された絶縁基板1に対して、無電解めっき処理(例えば、無電解銅めっき処理)、電解めっき処理(例えば、電解銅めっき処理)を順次行うことによって、当該金属片収容孔3を含む絶縁基板1の全体にめっき膜4(例えば、厚さが約25μmの銅めっき膜)を析出させる。
続いて、焼き鈍し済みの金属片素材5aを用意する。当該金属片素材5aは、図1に示したように、金属片収容孔3の高さHより高い長さと当該金属片収容孔3の孔径Dより短い直径を有し、且つ、外周壁に複数の突起部10を有する円柱状体からなる。
次に、金属片収容孔3に金属片素材5aを配置する工程であるが、「圧入方式」により行うことができる。すなわち、めっき膜4が析出された絶縁基板1を治具14上に設置した後、金属片素材5aを当該金属片収容孔3内に挿入し(図4(d)参照)、次いで、当該金属片素材5aの電子部品接続側露出面6aにプレスピン15で荷重をかけ、当該金属片素材5aを塑性変形させることによって、図4(e)に示した金属片収容孔3内に金属片5が配置固定された中間基板pw1を得る。
圧入後の金属片の電子部品接続側露出面6側及び放熱体接続側露出面7側の径は、孔径と同等の広がり(径)である。
本発明においては、「圧入方式」を採用した場合においても、金属片素材5aが塑性変形する際の変形部分を突起部10間の凹部に逃がせるため、図4(e)に示したように、絶縁基板1の中央部付近に集中していた矢印a方向の応力を、矢印b、c方向に分散することができる。これにより、絶縁基板1にクラック16(図6(b)参照)が発生するのを抑制することができる。
また、金属片素材5aが塑性変形する際の変形部分を突起部10間の凹部が吸収するため、金属片5の電子部品接続側露出面6が金属片収容孔3の電子部品実装面側開口端の位置8Aから50μm以内の高さに位置するように金属片5を金属片収容孔3内に埋めることができ、電子部品17の実装時に当該電子部品17が傾いたりすることを防ぐことができる。また、応力の分散によって金属片収容孔3が適切に押し広げられ、金属片収容孔3内の金属片5の保持力が30N以上と高くなるため、プリント配線板の製造工程途中やプリント配線板を複数面付けしたボードで加工する際、とりわけ電子部品の実装時に、金属片がゆるみ、ガタついて、落下することを防ぐことができる。
また、外周壁の突起部10が縦方向の凸条部であるとき、金属片収容孔3内に金属片5が圧入された際に、当該突起部10が金属片収容孔3の内壁3aと線接触するため、金属片5を配置固定するための圧力は従来に比べて小さくてもよい。
また、本発明においては、絶縁基板1の板厚バラツキを基板面内の数箇所で予め計測しておき、金属片素材5aの体積を、板厚が最も厚い部分に形成された金属片収容孔3内の体積に近づけるようにしておけば、突起部10間の凹部での金属片素材5aの塑性変形部分の吸収程度は違いがでるものの、板厚が厚い部分、薄い部分に関係なく、容易に、金属片5の電子部品接続側露出面6が電子部品17の実装に影響が出ない範囲の突出量となるように金属片5を配置固定することができる。
さらに、絶縁基板1に形成された全ての金属片収容孔3内の体積を計測しておき、当該体積に応じた体積の金属片素材5aを各々挿入すれば、金属片の体積と金属片収容孔内の体積の差が小さくなるので、より精度の高い(例えば、金属片収容孔3内でのホールド不足による金属片5の落下や、金属片5の電子部品接続側露出面6の面積低下による放熱性の低下などの懸念が少ない)プリント配線板が得られる。
次に、治具14を外し、絶縁基板1の電子部品実装側面A及び放熱体配置側面Bに積層されている導体層2cに、周知のフォトエッチングプロセス(導体層上に感光性のエッチングレジスト膜をラミネートし、露光・現像処理によって、エッチングレジストパターンを形成した後、当該エッチングレジストパターンから露出している導体層をエッチング処理によって除去する。その後、図5(f)に示したように、不要になったエッチングレジストパターンを剥離することによって、所望の配線パターンを形成するという配線パターンの形成方法)を施すことによって、当該絶縁基板1の電子部品実装側面A及び放熱体配置側面Bに実装パッド2aを含む配線パターン2を形成し、次いで、配線パターン2を保護するためのソルダーレジスト12を、一部の配線パターン2や実装パッド2aが露出する形で形成することによって、図5(g)に示した金属片収容孔3内に金属片5が配置固定されたプリント配線板PWを得る。
なお、本発明を説明するに当たって、単層の絶縁基板1の表裏面に導体層(後に配線パターン2となる層)が形成された両面プリント配線板の形態を用いて説明してきたが、絶縁基板1の一方の面にのみ導体層を設ける片面プリント配線板や絶縁基板1と導体層とを交互に複数積層してなる多層プリント配線板の形態においても、本発明は利用可能である。また、金属片収容孔3の内壁にめっき膜4が形成された例を用いて説明したが、図6に示した従来技術の構成のように、めっき膜を設けない構成とすることも勿論可能である。
1:絶縁基板
2:配線パターン
2a:実装パッド
2b:金属箔
2c:導体層
22:外側面
3:金属片収容孔
3a:金属片収容孔の内壁
4:めっき膜
5、55:金属片
5a、55a:金属片素材
6、6a、66、66a:電子部品接続側露出面
7、7a、77、77a:放熱体接続側露出面
8A:電子部品実装面側開口端の位置
8B:放熱体配置面側開口端の位置
10:突起部
12:ソルダーレジスト
14:治具
15:プレスピン
16:クラック
17:電子部品(発熱部品)
18:端子
19:半田
20:放熱体
21:熱伝導性樹脂
A:電子部品実装側面
B:放熱体配置側面
C:金属片の中央部
PW:プリント配線板
pw1、pw2:中間基板
PC:プリント回路基板

Claims (3)

  1. 電子部品からの発熱を、当該電子部品の直下に配置した金属片によって、当該電子部品実装側面と反対の面側に配置された放熱体へと伝熱させるプリント配線板の製造方法であって、少なくとも、絶縁基板に金属片収容孔を形成する工程と、当該金属片収容孔の高さより高い長さと当該金属片収容孔の孔径より短い直径を有し、且つ、外周壁に複数の突起部を有する円柱状体からなる金属片素材を当該金属片収容孔内に挿入する工程と、当該金属片素材の電子部品接続側露出面に荷重をかけ、当該荷重により塑性変形した金属片を金属片収容孔内に配置固定する工程と、を有することを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. 当該突起部が縦方向の凸条部であることを特徴とする請求項記載のプリント配線板の製造方法。
  3. 当該突起部が外周壁に均等間隔で設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のプリント配線板の製造方法。
JP2017188236A 2017-09-28 2017-09-28 放熱金属片素材を用いたプリント配線板の製造方法 Active JP6894816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017188236A JP6894816B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 放熱金属片素材を用いたプリント配線板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017188236A JP6894816B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 放熱金属片素材を用いたプリント配線板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019067788A JP2019067788A (ja) 2019-04-25
JP6894816B2 true JP6894816B2 (ja) 2021-06-30

Family

ID=66339978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017188236A Active JP6894816B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 放熱金属片素材を用いたプリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6894816B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021012907A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 株式会社小糸製作所 発光素子実装用の基板及び車両用灯具
DE112020004544T5 (de) * 2019-09-25 2022-06-09 Hitachi Astemo, Ltd. Elektronische Schaltungsvorrichtung
JP7479893B2 (ja) * 2020-03-27 2024-05-09 京セラ株式会社 電子部品搭載用基板、電子装置および電子モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019067788A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5326269B2 (ja) 電子部品内蔵配線板、及び電子部品内蔵配線板の放熱方法
US7491897B2 (en) Electronic equipment provided with wiring board into which press-fit terminals are press-fitted
US7969740B2 (en) Metal-based print board formed with radiators
JP5140046B2 (ja) 放熱基板およびその製造方法
KR100751995B1 (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JP6894816B2 (ja) 放熱金属片素材を用いたプリント配線板の製造方法
US9554462B2 (en) Printed wiring board
JP6252000B2 (ja) 基板
JP2007207781A (ja) 多層構造のプリント配線基板およびプリント配線基板の製造方法
JP3988764B2 (ja) プリント配線板用基材、プリント配線板及びプリント配線板用基材の製造方法
JP2010263003A (ja) プリント基板の熱伝導構造
JP2010109036A (ja) プリント基板及び回路装置
WO2004068923A1 (ja) メタルコア多層プリント配線板
KR20120072689A (ko) 방열회로기판 및 그 제조 방법
US6913187B2 (en) Method and arrangement for providing Vias in printed circuit boards
JP2019029395A (ja) プリント配線板とその製造方法
JP2019033198A (ja) プリント配線板とその製造方法
JP4452888B2 (ja) 電子回路装置
JP2521034B2 (ja) プリント配線基板
JP2007173341A (ja) 回路基板の実装構造およびその実装方法
KR20100125082A (ko) 메탈코어 인쇄회로기판
JP7041535B2 (ja) プリント配線板とその製造方法
JP6969891B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JP6965004B2 (ja) プリント配線板とその製造方法
KR20200144286A (ko) 고방열 pcb 제조 방법 및 이에 의해 제조된 고방열 pcb

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6894816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250