JP2020202967A - 遊技機 - Google Patents

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JP2020202967A JP2019112191A JP2019112191A JP2020202967A JP 2020202967 A JP2020202967 A JP 2020202967A JP 2019112191 A JP2019112191 A JP 2019112191A JP 2019112191 A JP2019112191 A JP 2019112191A JP 2020202967 A JP2020202967 A JP 2020202967A
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陽児 森本
Yoji Morimoto
陽児 森本
貴之 若林
Takayuki Wakabayashi
貴之 若林
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Abstract

【課題】高い精度で振動を検出することができる遊技機を提供する。【解決手段】振動検出部材40がて、遊技盤2の後面側に固定される保持部材41と、左右方向へ揺動可能に保持部材41に取り付けられる揺動部材42と、揺動部材42に取り付けられる振動検出センサ53とを備えている。また、保持部材41が、遊技盤2の後面にネジ止めされる基部43と、基部43から後方へ延びる脚部44と、脚部44の先端に設けられ、遊技盤2の後面側において周囲から浮いた状態となる取付部45とを有しており、該取付部45に揺動部材42を取り付けている。【選択図】図6

Description

本発明は、たとえばパチンコ機等といった遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一例であるパチンコ機等では、遊技者が遊技機本体の前面を叩く等して遊技球を始動入賞口等へ不正に入賞させようとするというような不正行為が問題となっている。そのため、遊技機本体に振動を検出する振動検出センサを取り付け、不正な振動を検出すると表示画面にメッセージを表示したり、遊技場を管理するコンピュータに信号を送信する等していた。また、たとえば特許文献1に記載の遊技機のように、振動検出センサと遊技機本体との間に振動増幅部材を介在させ、より確実に振動を検出しようとするようなものも考案されている。
特開2017−158949号公報
しかしながら、たとえ特許文献1に記載されているような振動増幅部材を取り付けたとしても、効果的に振動を検出できないことがあった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、更に高い精度で振動を検出することができる遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、前面に遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤の後面側に振動検出手段が設置されてなる遊技機であって、前記振動検出手段が、前記遊技盤の後面側に固定される保持手段と、前記保持手段に取り付けられ、前後方向及び/又は左右方向へ揺動可能な揺動手段と、前記揺動手段に取り付けられる振動検出センサとを備えているとともに、前記保持手段が、前記遊技盤の後面側に固定するための基部と、前記基部から後方へ所定距離だけ離れた位置にあり、前記揺動手段が取り付けられる取付部と、前記基部と前記取付部とを連結する連結部を有しており、前記取付部が、前記遊技盤の後面側において周囲から浮いていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取付部が、前記遊技盤の後面と平行に延びる板状に形成されており、前記取付部の後面に前記揺動手段が取り付けられているとともに、前記振動検出手段の設置状態において、前記取付部が、前記遊技領域から排出される遊技球が通過する樋の後方に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、振動検出手段が、遊技盤の後面側に固定される保持手段と、保持手段に取り付けられ、前後方向及び/又は左右方向へ揺動可能な揺動手段と、揺動手段に取り付けられる振動検出センサとを備えている。また、保持手段が、遊技盤の後面側に固定するための基部と、基部から後方へ所定距離だけ離れた位置にあり、揺動手段が取り付けられる取付部と、基部と取付部とを連結する連結部を有している。そして、取付部、ひいては揺動手段が、遊技盤の後面側において周囲から浮いた状態となるようにした。したがって、遊技者が遊技機本体の前面を叩く等した際、取付部に取り付けられた揺動手段が前後方向及び/又は左右方向へ揺動することで、従来よりも精度良く振動を検出することができ、ひいては防犯性の向上を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、取付部が、遊技盤の後面と平行に延びる板状に形成されており、取付部の後面に揺動手段が取り付けられているとともに、振動検出手段の設置状態において、取付部が、遊技領域から排出される遊技球が通過する樋の後方に位置している。したがって、振動検出手段の後方への突出量を抑えることができ、遊技盤の後方の空間を有効利用することができる上、樋内を遊技球が通過することにより発生する振動による影響を受けることなく、高精度な振動検出を実現することができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 振動検出部材を示した説明図であり、(a)は上方から、(b)は後方から、(c)は斜め上方から夫々示している。 分解状態にある振動検出部材を後方から示した斜視説明図である。 振動検出部材を遊技盤の後面側に設置した状態を後方から示した説明図である。 振動検出部材を遊技盤の後面側に設置した状態を下方から示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の中央稍上寄りとなる位置には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄やキャラクター等を表示するための演出用表示部6、演出用表示部6の下辺に沿って左右方向に延設されており、上面を遊技球が左右に転動可能な転動面81、及び遊技領域16内を流下する遊技球を転動面81上へ導くためのワープ通路82等を有する表示部材80が設置されている。さらに、表示部材80の下方で遊技領域16の中央部から下部にかけて、遊技球が進入可能な進入口31、進入口31から左右に分岐しつつ下方へ延びる遊技球流路32、遊技球流路32の分岐部等に配される種々の電動役物、遊技球流路32を流下する遊技球が最終的に到達するステージ79、遊技球が入賞可能な非電動役物19、遊技球が進入可能で、非電動役物19を開動作させる契機となる作動口(図示せず)、及び非電動役物19に入賞しなかった遊技球等を再び遊技領域16内へ排出する排出口(図示せず)等を備えたセンター部材26が設置されている。
また、表示部材80及びセンター部材26の左方には、遊技球が流下可能で、遊技球が入賞可能な入賞部材84、84が設置された左打ち用スペースSLが形成されており、この左打ち用スペースSLを流下させることで、ワープ通路82への進入(すなわち、転動面81上への誘導)や進入口31への進入(すなわち、センター部材26への進入)を効率良く狙えるようになっている。一方、表示部材80及びセンター部材26の右方にも遊技球が流下可能な右打ち用スペースSRが形成されている。この右打ち用スペースSRには、遊技球が通過可能なゲート部材20、一対の可動片を有するチューリップ式電動役物17、所謂大当たり状態において交互に開閉する2つの可動入賞装置18A、18Bが設置されている。そして、遊技球を左打ち用スペースSLではなく右打ち用スペースSRを流下させることで、ゲート部材20を通過させたり、開動作しているチューリップ式電動役物17へ入賞させたり、開成している可動入賞装置18A、18Bへ入賞させたりすることができるようになっている。
なお、左打ち用スペースSLや右打ち用スペースSRには、多数の遊技釘が植設されている。また、遊技領域16外となる遊技盤2の右下部には、第1特別図柄及び第2特別図柄を夫々別個に表示可能とした特別図柄表示部83が設けられている。さらに、遊技領域16の下端位置には、遊技領域16内へ打ち込まれた遊技球のうち、入賞部材へ入賞等することなく流下してきた遊技球を回収するためのアウト口33が設けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、発射装置10へ供給する遊技球を貯留するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させ、遊技球の遊技領域16への打ち込み強度を調整するためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な遊技ボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置(図示せず)、演出用表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置(図示せず)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置(図示せず)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置(図示せず)、及び表示制御装置や音制御装置等の動作を統合的に制御するサブ制御装置(図示せず)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者はハンドル9を回動操作して発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずは左打ち用スペースSLを流下させ(所謂左打ちを行い)、センター部材26への遊技球の進入、すなわち進入口31への進入を狙う。また、進入口31からセンター部材26内へ進入した遊技球は、遊技球流路32により種々のルートに振り分けられながらも最終的にはステージ79上に到達する。さらに、ステージ79上に到達した遊技球が非電動役物19へ入賞すると、所謂大当たり抽選が実行されるとともに、演出用表示部6において装飾図柄が、特別図柄表示部83において第1特別図柄が夫々変動開始となる。そして、大当たり抽選の結果が「大当たり」であると、演出用表示部6及び特別図柄表示部83に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される(たとえば、演出用表示部6に「7、7」と確定表示される)。また、「大当たり図柄」が確定表示されると、可動入賞装置18A、18Bを夫々1回ずつ開成させるといった所謂「大当たり状態」が生起する。そこで、遊技者は、遊技球を右打ち用スペースSRへ打ち込んで流下させる所謂右打ちを行い、開成する可動入賞装置18A、18Bへの遊技球の入賞を狙う。なお、遊技球が非電動役物19へ入賞したものの、大当たり抽選の結果が「はずれ」であると、演出用表示部6及び特別図柄表示部83に夫々所定の「はずれ図柄」が確定表示され、大当たり状態が生起することはない。
また、大当たり状態が終了すると、ゲート部材20への遊技球の通過検知に起因して実行される所謂当たり抽選の結果が「当たり」となりやすく、チューリップ式電動役物17が頻繁に開状態となって遊技球の入賞が可能となるとともに、チューリップ式電動役物17への入賞検知に起因して実行される大当たり抽選の結果が「大当たり」となりやすい所謂確変状態が生起する。そこで、遊技者は右打ちを継続し、ゲート部材20への遊技球の通過、及び頻繁に開状態となるチューリップ式電動役物17への遊技球の入賞を狙う。また、チューリップ式電動役物17への遊技球の入賞に応じて実行された大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部83及び演出用表示部6に「大当たり図柄」が確定表示され、可動入賞装置18A、18Bを夫々1回ずつ開成させる「大当たり状態」が再び生起する。なお、チューリップ式電動役物17へ遊技球が入賞した場合、特別図柄表示部83では第2特別図柄を変動/確定表示させる。
そして、最初の確変状態から繰り返される「大当たり図柄」での確定表示回数が所定回数(たとえば10回)に達し、当該所定回数目の「大当たり図柄」の確定表示に伴い生起した「大当たり状態」が終了すると、確変状態を生起させることなく、ゲート部材20への遊技球の通過検知に起因して実行される当たり抽選の結果が「当たり」となりにくく(或いは「当たり」とならず)、チューリップ式電動役物17がほぼ開状態とならない(或いは開状態になることがない)上、大当たり抽選の結果が「大当たり」となりにくい遊技開始当初の通常状態へ復帰する。そのため、遊技者は、右打ちを止めて左打ちを行う上記遊技へと戻る。
(振動検出部材の説明)
ここで、本発明の要部となる振動検出部材40について、図4〜図7にもとづき詳細に説明する。
図4は、振動検出部材40を示した説明図であり、(a)は上方から、(b)は後方から、(c)は斜め上方から夫々示している。図5は、分解状態にある振動検出部材40を後方から示した斜視説明図である。図6は、振動検出部材40を遊技盤2の後面側に設置した状態を後方から示した説明図である。図7は、振動検出部材40を遊技盤2の後面側に設置した状態を下方から示した説明図である。
まず、振動検出部材40の構造について説明する。
振動検出部材40は、遊技盤2の後面側に固定される保持部材41と、保持部材41に取り付けられる揺動部材42と、振動を検出するための振動検出センサ53とを備えてなる。保持部材41は、基部43と、基部から後方へ突出する脚部44と、脚部44の先端に設けられた取付部45とを一体的に有する合成樹脂製の部材である。そして、基部43には、遊技盤の後面側にネジ止めするための丸孔43a、43aが穿設されている。また、取付部45は基部43と平行な板状に形成され、該取付部45の後面上部には、第1中継基板46を設置するための第1基板設置部47が設けられている。さらに、取付部45の後面で第1基板設置部47の下側には、揺動部材42を軸着するための軸部48が後方へ突設されている。加えて、軸部48の更に下側には、軸着された揺動部材42を取付部45の後面から後方へ浮かせるための凸条49が後方へ突設されている。なお、脚部44の後方への突出高さは、後述する樋39の後方への突出量よりも高くなっている。
一方、揺動部材42は、正面視滴型に成形された板体42aの外周縁に沿って前方へ突出するリブ42bを周設してなるもので、上端部には、取付部45へ軸着するための軸孔50が穿設されている。また、揺動部材42の後面で軸孔50の下側には、第2中継基板51を設置するための第2基板設置部52が設けられている。そして、揺動部材42の後面で第2基板設置部52の更に下側に、振動検出センサ53が取り付けられている。なお、板体42aの外周縁からのリブ42bの前方への突出量は、凸条49の取付部45の後面からの突出量よりも小さくなっている。
上記保持部材41と揺動部材42とは、軸孔50に軸部48を遊挿させた状態でワッシャ付きネジ54を軸部48へねじ込むことにより一体化されて、振動検出部材40とされる。そして、一体化した状態において、揺動部材42は、保持部材41に対して軸部48を中心に左右方向へ揺動可能となっている。また、軸部48の先端が揺動部材42の後面よりも後方まで突出しており、揺動部材42は、前後方向へもガタ付き(揺動)可能となっている。さらに、一体化状態にあっては、板体42aの前面に凸条49の先端が当接して、揺動部材42が保持部材41の後面から後方へ浮き上がった状態となっており、左右方向へ揺れやすくなっていることは勿論、前後方向へも揺れやすくなっている。ただ、凸条49はリブ42bに囲まれた内側に当接しているため、揺動部材42が左右方向へ大きく揺動したとしても、凸条49とリブ42bとが干渉し、凸条49を超えてまで揺動部材42が揺動しないようになっている。
また、上述したように保持部材41と揺動部材42とを一体化してなる振動検出部材40は、保持部材41の基部43を、遊技盤2の後面(特にパチンコ機1の前側から見て、前扉4を片開き自在に保持するヒンジの近傍となる遊技盤2の左下の位置)にネジ止めして設置される。当該設置状態において、取付部45は遊技盤2の後面と平行となっており、その後面に取り付けられた揺動部材42は、遊技領域16から排出された遊技球(入賞球やアウト球)を島設備側へ回収するための樋39の後方に位置している。すなわち、保持部材41及び揺動部材42と樋39とは離隔しており、樋39内を遊技球が通過することにより発生する振動が、揺動部材42に影響を及ぼさないようになっている。
さらに、振動検出センサ53は、メイン制御装置と電気的に接続されることになるが、その配線に係り、まずメイン制御装置側(メイン制御装置そのものであってもよいし、メイン制御装置との間に介在される別の中継基板であってもよい)から延びる第1のリード線が第1中継基板46に接続される。また、第1中継基板46と第2中継基板51とが、第1のリード線とは別の第2のリード線を用いて接続される。そして、最後に振動検出センサ53から延びる第3のリード線(前述した2つのリード線とは別のリード線)が第2中継基板51に接続されることにより、振動検出センサ53とメイン制御装置とが電気的に接続される。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、振動検出部材40が、遊技盤2の後面側に固定される保持部材41と、左右方向へ揺動可能に保持部材41に取り付けられる揺動部材42と、揺動部材42に取り付けられる振動検出センサ53とを備えてなる。また、保持部材41が、遊技盤2の後面にネジ止めされる基部43と、基部43から後方へ延びる脚部44と、脚部44の先端に設けられ、遊技盤2の後面側において周囲から浮いた状態となる取付部45とを有しており、該取付部45に揺動部材42を取り付けている。したがって、遊技者がパチンコ機1を叩く等した際、取付部45に取り付けられた揺動部材42が前後左右に揺れるため、パチンコ機1に発生した振動を精度良く検出することができる。
また、取付部45に、後方へ突出して揺動部材42の後面に当接し、揺動部材42を取付部45の表面から浮かせるための凸条49を設けている。したがって、パチンコ機1に振動が生じた際、揺動部材42が非常に揺れやすくなり、振動の検出精度の更なる向上を図ることができる。
さらに、揺動部材42の外周縁に沿って前方へ突出するリブ42bを設けており、リブ42bで囲まれた内側に凸条49を位置させている。したがって、揺動部材42が左右方向へ大きく揺動したとしても、凸条49とリブ42bとが干渉し、凸条49を超えてまで揺動部材42が揺動しないようになっている。したがって、揺動部材42が大きく揺動した結果、凸条49に引っ掛かってしまい、振動が検出できなくなるというような事態は生じない。
さらにまた、振動検出部材40の設置状態において、取付部45が、遊技盤2の後面と平行に延びるようにし、該取付部45の後面に揺動部材42を取り付けるとともに、取付部45が、遊技領域16から排出される遊技球が通過する樋39の後方に位置するようにした。したがって、振動検出部材40の後方への突出量を抑えることができ、遊技盤2の後方の空間を有効利用することができる上、樋39内を遊技球が通過することにより振動が生じるものの、そのような振動の影響を受けることのない構成とすることができる。
加えて、保持部材41の取付部45の表面(揺動部材42の近傍)に第1中継基板46を、揺動部材42の表面に第2中継基板51を夫々設置し、メイン制御装置側から延びる第1のリード線が第1中継基板46に接続され、第1中継基板46と第2中継基板51とが第2のリード線で接続され、振動検出センサ53から延びる第3のリード線が第2中継基板51に接続されるようにした。したがって、たとえば振動検出センサ53とメイン制御装置側とを1つのリード線で直接接続するような構成と比較して、振動検出センサ53の揺れに起因してリード線にねじれ等が生じにくい上、リード線がねじれたことで揺動部材42の動作が制限されてしまう等、検出精度が低下してしまうような事態が生じない。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、振動検出手段に係る構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、振動検出手段の設置状態において、取付部が、遊技盤の後面と平行に延びるようにしているが、遊技盤の後面に対して直交する方向へ延びるような取付部として、該取付部の表面に揺動手段を取り付け、揺動手段が主に前後方向へ揺動するような構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態では、揺動手段が前後左右の何れの方向へも揺動するように構成しているが、前後方向や左右方向の何れかへのみ揺動するように揺動手段を取り付けるとしてもよい。
さらに、遊技盤の後方における振動検出手段の設置位置、ひいては取付部の位置は言うまでもなく適宜設計変更可能な事項であるし、取付部に凸条を設けるか否かや揺動手段にリブを設けるか否か等についても適宜設計変更可能である。なお、1つの遊技機に対して複数の振動検出手段を設けても何ら問題はなく、それらうちの少なくとも1つが本発明に係る保持手段や揺動手段を備えてさえいれば、本発明に係る権利範囲に含まれる。
加えて、上記実施形態では、保持手段に第1中継基板を、揺動手段に第2中継基板を夫々設置しており、振動検出センサから制御手段側までを3つの異なるリード線を用いて接続するとしているが、振動検出センサと制御手段側とを1つのリード線で接続するように構成することも可能である。なお、上記実施形態では、振動検出センサをメイン制御装置に接続しているが、サブ制御装置等の他の制御装置に接続し、該他の制御装置にて振動を検出するように構成することも可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、遊技盤、振動検出手段、保持手段、揺動手段、振動検出センサ、基部、取付部、連結部、樋等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、前記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば極めて容易に考えられる事項であるため、あえて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、本発明に係る権利範囲に含まれることは勿論である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)、2・・遊技盤、16・・遊技領域、39・・樋、40・・振動検出部材(振動検出手段)、41・・保持部材(保持手段)、42・・揺動部材(揺動手段)、43・・基部、44・・脚部(連結部)、45・・取付部、53・・振動検出センサ。

Claims (2)

  1. 前面に遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤の後面側に振動検出手段が設置されてなる遊技機であって、
    前記振動検出手段が、前記遊技盤の後面側に固定される保持手段と、前記保持手段に取り付けられ、前後方向及び/又は左右方向へ揺動可能な揺動手段と、前記揺動手段に取り付けられる振動検出センサとを備えているとともに、
    前記保持手段が、前記遊技盤の後面側に固定するための基部と、前記基部から後方へ所定距離だけ離れた位置にあり、前記揺動手段が取り付けられる取付部と、前記基部と前記取付部とを連結する連結部を有しており、
    前記取付部が、前記遊技盤の後面側において周囲から浮いていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記取付部が、前記遊技盤の後面と平行に延びる板状に形成されており、前記取付部の後面に前記揺動手段が取り付けられているとともに、
    前記振動検出手段の設置状態において、前記取付部が、前記遊技領域から排出される遊技球が通過する樋の後方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008188156A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機
JP2016202602A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 株式会社平和 遊技機

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