JP2020201786A - 自動販売機のサンプル台 - Google Patents

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大輔 品川
智浩 舘
Tomohiro Tachi
智浩 舘
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Taketo Ikeda
武人 池田
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Abstract

【課題】サンプル台の汎用性を向上させることができる自動販売機のサンプル台を提供する。【解決手段】自動販売機(1)に形成された商品サンプルを展示する展示室に設けられる自動販売機のサンプル台(11,111)において、展示室に固定され、商品サンプル(107)の下部を支持するサンプル取付部(21)を有する下部陳列台(13)と、下部陳列台の上側に配設され、下部陳列台に支持される商品サンプルとは異なる形状の商品サンプル(7,8)を支持する上部陳列台(15)と、上部陳列台及び/または下部陳列台に形成され、上部陳列台を下部陳列台に固定する固定部(43)と、を備え、上部陳列台は、下部陳列台にのみ固定されている。【選択図】図13

Description

本発明は自動販売機のサンプル台に係り、特に汎用性を向上させる技術に関する。
自動販売機の前面には、商品サンプルを配置するための展示室が形成されている。この展示室には、商品サンプルを載置するためのサンプル台が配設されている。サンプル台には、上面が平らな形状のものや、後方に傾斜するようにして上方に延びる傾斜部が形成された形状のもの等、様々な形状のものがある。
これらサンプル台の形状の相違から、サンプルに照射する光の当たり方等が異なることにより、サンプルの見栄えが変わる。このように様々な形状のサンプル台があることで、例えば販売する商品を変更する際に、商品の種類等に応じて消費者の購買意欲が向上する最適なサンプル台を選択して用いることが可能である。
しかしながら、サンプル台を変更するためには、変更前のサンプル台を展示室から取り外し、変更後のサンプル台を取り付けることになるため、形状の異なるサンプル台を複数種類用意しておく必要がある。
そこで、サンプル台を、下部陳列台と上部陳列台とで分解可能な構成にすることで、上部陳列台を着脱してサンプル台の形状を変更する技術が開発されている(特許文献1)。
特開2009−15541号公報
ところで、上記特許文献1に開示される技術では、上部陳列台を取り付けるために、展示室の背面を形成する背面部材に形成された被係合孔に上部陳列台の後側に設けられたフックを上方から下方に下げるようにして係合する係合構造が採用されている。
上記特許文献1に開示されるような係合構造を採用したサンプル台を配置するために、自動販売機によっては、展示室の背面に被係合孔を形成しなければならない。このように展示室の背面に被係合孔を形成することは、既存の自動販売機に当該サンプル台を取り付けるために展示室の背面を加工しなければならず、汎用性が低いという問題があった。
また、このように展示室の背面に被係合孔を形成することは、当該形成にかかる加工費等により自動販売機の価格を上昇させることとなる。またさらに、このように展示室の背面に被係合孔を形成すると、前扉を開けて作業をする際に被係合孔から展示室に塵埃が入り込む虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サンプル台の汎用性を向上させることができる自動販売機のサンプル台を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の自動販売機のサンプル台は、自動販売機に形成された商品サンプルを展示する展示室に設けられる自動販売機のサンプル台において、前記展示室に固定され、前記商品サンプルの下部を支持するサンプル取付部を有する下部陳列台と、前記下部陳列台の上側に配設され、前記下部陳列台に支持される前記商品サンプルとは異なる形状の商品サンプルを支持する上部陳列台と、前記上部陳列台及び/または前記下部陳列台に形成され、前記上部陳列台を前記下部陳列台に固定する固定部と、を備え、前記上部陳列台は、前記下部陳列台にのみ固定されていることを特徴とする。
その他の態様として、前記上部陳列台は、前記固定部による固定状態が解除された解除状態の際、前記展示室の背面から離間する方向である離間方向を含む方向に移動して前記下部陳列台から取り外されるのが好ましい。
その他の態様として、前記上部陳列台が前記離間方向へ移動することを規制するとともに前記上部陳列台を前記下部陳列台に支持する支持部を備え、前記上部陳列台は、前記解除状態の際、前記サンプル台の前方を軸にして背面から離間する方向に回動可能に構成されるのが好ましい。
その他の態様として、前記サンプル台における前記展示室の背面から離間する方向である離間方向側の端部から前記離間方向に延び、前記商品サンプルを支持する突起部を備えるのが好ましい。
その他の態様として、前記突起部は、前記上部陳列台に形成されるのが好ましい。
その他の態様として、前記突起部は、前記下部陳列台に形成されるのが好ましい。
その他の態様として、前記下部陳列台における前記突起部の下方には、前記商品サンプルに係る商品の情報を表示する表示部材を掲示する掲示部が形成されており、少なくとも前記突起部には、前記掲示部の上端より前記展示室の背面側に凹む凹部が形成されるのが好ましい。
その他の態様として、前記上部陳列台または前記下部陳列台は、透過性を有する樹脂製の台であるのが好ましい。
本発明の自動販売機のサンプル台によれば、上部陳列台を下部陳列台にのみ固定するようにしたので、上部陳列台を展示室の背面に取り付けるための加工が不要となり、サンプル台の汎用性が向上し、加工費等による自動販売機の価格の上昇を抑制することができる。また、背面に被係合孔等の穴を有しないため、前面扉を開けて作業をする際に展示室内に塵埃が入り込むことを抑制することができる。
自動販売機の正面図である。 サンプル台の分解斜視図である。 第1商品サンプルの取付手順を説明する説明図である。 第1商品サンプルの取付手順を説明する説明図である。 第1商品サンプルの取付手順を説明する説明図である。 第2商品サンプルの取付手順を説明する説明図である。 第2商品サンプルの取付手順を説明する説明図である。 第2商品サンプルの取付手順を説明する説明図である。 図2中I-I断面の断面図である。 下部陳列台に上部陳列台を配設するときの上部陳列台の動きを説明する説明図である。 下部陳列台に上部陳列台を配設するときの上部陳列台の動きを説明する説明図である。 下部陳列台に上部陳列台を配設するときの上部陳列台の動きを説明する説明図である。 下部陳列台に上部陳列台を配設するときの上部陳列台の動きを説明する説明図である。 下部陳列台から上部陳列台を取り外すときの上部陳列台の動きを説明する説明図である。 第2実施形態に係るサンプル台の分解斜視図である。
<第1実施形態>
以下、図面に基づき本発明の第1実施形態について説明する。
図1を参照すると、自動販売機1の正面図が示されている。自動販売機1は、飲料を缶やペットボトル等の容器に封入した商品を所定温度下にて保管しており、顧客に無人販売することが可能である。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前方向を前方(離間方向)、その反対方向を後方、自動販売機1から前方を視て右側方向を右方、その反対方向を左方、自動販売機1の上側方向を上方、その反対方向を下方とそれぞれ呼称する。
この自動販売機1は、前面扉2、展示室3及び商品提供口5が備えられている。前面扉2は、自動販売機1の前側に設けられた扉であり、開放することで図示しない自動販売機1の内部に商品を補充することが可能である。展示室3は、前面扉2に形成された開口を透明な樹脂製のパネル3aによって覆われた部屋であり、商品を模した商品サンプル(後述する第1商品サンプル7、第2商品サンプル8及び第3商品サンプル107)を展示している。
この第1商品サンプル7、第2商品サンプル8及び第3商品サンプル107は、自動販売機1に保管された商品の外観を模して形成した樹脂製等のサンプルである。前記第1商品サンプル7、第2商品サンプル8及び第3商品サンプル107は、後述のサンプル台11への取付部の構造がそれぞれ異なり、取付方法に互換性を有しない。
商品提供口5は、顧客が商品サンプルを参考にして選択した商品、すなわち商品サンプル近傍に対応してパネル3aに設けられたスイッチ9を押圧して選択した、商品サンプルに係る商品を顧客に提供する提供口である。
したがって、自動販売機1は、顧客に提供する商品そのものに代わり、展示室3に展示した商品サンプルを顧客に展示して選択させることで、顧客が購入する商品を提供することが可能である。ここで、展示室3には、スイッチ9に対応する商品サンプルが載置されたサンプル台11が配設されている。
図2を参照すると、サンプル台11の分解斜視図が示されている。サンプル台11は、特定の姿勢を維持するように第1商品サンプル7、第2商品サンプル8及び第3商品サンプル107を支持する台である。このサンプル台11は、下部陳列台13及び上部陳列台15を備えている。
下部陳列台13は、下端部が展示室3の背面3cに取り付けられた支持柱3bに固定された、例えば無色透明な(光透過性を有する)樹脂製の台である。このような無色透明な樹脂製の下部陳列台13を用いることで、顧客に下部陳列台13を意識させることなく、商品サンプルだけを目立たせることができる。また、下部陳列台13の内部に照明を配置して下方から光を照射したときに第3商品サンプル107の内側からだけではなく、外面にも下部陳列台13の上面13aを通して十分に光をあてられるため、さらに商品サンプルを目立たせることができるので、顧客による消費意欲を向上させることができる。この下部陳列台13には、サンプル支持穴(サンプル取付部)21及び掲示部23が形成されている。
サンプル支持穴21は、下部陳列台13の上面13aに、左右方向一列に並んで形成された開口である。これにより、下部陳列台13は、例えばサンプル支持穴21に差し込まれた第3商品サンプル107における左右方向及び前後方向の移動を規制するよう支持するとともに、下方向について支持することができる(後述する図15参照)。
掲示部23は、下部陳列台13の上面13aより下側であって、前面に形成された平面23aを含んでいる。この掲示部23は、商品の価格や冷温等の商品についての情報が記載された商品情報表示部材(表示部材)24を平面23aに位置させることで顧客に商品についての情報を提示することができる。
ここで、掲示部23の下端には、商品情報表示部材24の下端を挟むようにして支持する支持部23bが形成されている。したがって、掲示部23は、商品情報表示部材24の下端を支持するようにして商品情報表示部材24を平面23aに位置させることができる。これにより、下部陳列台13は、自動販売機1が販売する商品に係る第3商品サンプル107の展示、商品の価格等の提示及び商品の広告をすることができる。
上部陳列台15は、下部陳列台13の上側に配設することが可能な、例えば無色透明な(光透過性を有する)樹脂製の台である。この上部陳列台15は、背部31、傾斜部33及び突出平面部35を備え、下部陳列台13にのみ固定されている。このような無色透明な樹脂製の上部陳列台15を用いることで、例えば下部陳列台13や上部陳列台15の内部に照明を配置して下方や後方から光を照射したときに商品サンプルの内側からだけではなく、外面にも上部陳列台15の傾斜部33を通して十分に光をあてられる。これにより、さらに第2商品サンプル8を目立たせることができるので、顧客による消費意欲を向上させることができる。
背部31は、上部陳列台15の下端後側から上方に垂直に延びる平板部である。この背部31は、展示室3の支持柱3bや背面3cには係止や接触をしていない。
傾斜部33は、上部陳列台15の下端前側から背部31の上端に向かって上方に延びる平板部である。したがって、傾斜部33は、上部陳列台15の下端前側から所定角度、後方に傾斜して延びてなる。また、傾斜部33には、第1商品サンプル7の後側を取り付けるためのサンプル取付穴33aが形成されている。
図3〜5を参照すると、第1商品サンプル7の取付手順を説明する説明図が示されている。サンプル取付穴33aは、第1商品サンプル7の後側に形成された被取付部7aが係止される穴であり、被係止部33b、上節度部33c及び下節度部33dが形成されている。一方、被取付部7aには、上係止部7b、突起部7c及び下係止部7dが形成されている。
第1商品サンプル7は、被取付部7aをサンプル取付穴33aに嵌め込んだあと、傾斜部33に沿うように下方に移動することで、上部陳列台15に載置される。詳しくは、被取付部7aは、上係止部7bが被係止部33bの上側を、突起部7cが上節度部33cを、下係止部7dがサンプル取付穴33aの下端の上側を、それぞれ通過するように移動して嵌め込まれ(図4)、上係止部7b、突起部7c及び下係止部7dが下方に移動することで、上係止部7b及び下係止部7dが被係止部33b及びサンプル取付穴33aの下端に係止する。また、突起部7cが上節度部33cから下節度部33dに移動する際、被取付部7aは、左右方向内側に撓むことで左右方向の幅を狭くして下節度部33dに移動し、再び左右方向に広がることで突起部7cを下節度部33dに勘合させる。
これにより、第1商品サンプル7は、被取付部7aの上係止部7b及び下係止部7dを被係止部33b及びサンプル取付穴33aの下端に係止させることができ、突起部7cを上節度部33cから下節度部33dに移動させることで、第1商品サンプル7の取り付け時に作業者に節度感を与えることができる。
突出平面部35は、上部陳列台15の下端部から前方に向かって延びる平板部である。この突出平面部35には、サンプル支持突起35a及び凹部35bが形成されている。
図6〜8を参照すると、第2商品サンプル8の取付手順を説明する説明図が示されている。第2商品サンプル8は、商品の前後方向前側の形状に模して樹脂製の平板部材を立体的に成型して形成されている。この第2商品サンプル8の下端面8bには、左右一対の被係止突起部8aが下方に突出するように形成されている。
サンプル支持突起35aは、突出平面部35の被係止突起部8aに対応する位置に溝部35cを設けることで形成されている。また、サンプル支持突起35aの前側は、前方に向かうにつれて上方に傾斜する傾斜部35dが形成されている。またさらに、溝部35cの前側の端部には、サンプル支持突起35aに向かって突出する突出部35eが形成されている。
第2商品サンプル8は、下端面8bをサンプル支持突起35aと突出平面部35の溝部35cより左右方向外側とで挟み込み、被係止突起部8aが突出部35eに係止されることで上部陳列台15に載置される。詳しくは、第2商品サンプル8の下端面8bは、左右方向中央部をサンプル支持突起35aの傾斜部35dに沿ってサンプル支持突起35aの下側に移動する(図7)。このとき、第2商品サンプル8の下端面8bは、被係止突起部8aより左右方向外側が突出平面部35の上側に位置する(図8)。これにより、第2商品サンプル8の下端面8bは、サンプル支持突起35aと突出平面部35の溝部35cより左右方向外側とで挟み込むことで支持することができる。
また、第2商品サンプル8の下端面8bがサンプル支持突起35aの傾斜部35dに沿って移動するとき、被係止突起部8aは、第2商品サンプル8の下端面8bの左右方向外側が上方に撓むことで突出部35eの上側を越え、溝部35cに入り込む(図8)。これにより、被係止突起部8aが突出部35eに係止されることで、第2商品サンプル8を突出平面部35に固定することができる。なお、突出平面部135のサンプル支持突起135aに例えば第1商品サンプル7に関する「新商品」等の広告板60を取り付けるようにしてもよい。
凹部35bは、隣り合うサンプル取付穴33aの間に位置し、突出平面部35の前端からサンプル取付穴33aの下端部付近まで、突出平面部35及び傾斜部33の下部を切り欠いた形状の凹部である。これにより、下部陳列台13の上側に上部陳列台15が配設され、掲示部23の上端及び下端が突出平面部35及び支持部23bによって覆われている場合であっても、下部陳列台13から上部陳列台15を取り外すことなく、商品情報表示部材24の上端に指をかけるようにして掲示部23に支持された商品情報表示部材24を掲示部23から取り外すことができる。
図9を参照すると、図2中I-I断面の断面図が示されている。上部陳列台15には、前側支持部(支持部)41及び後側固定部43(固定部)が形成されている。また、下部陳列台13には、前側留穴45及び後側留穴47が形成されている。
前側支持部41は、上部陳列台15の内部に設けられた補強壁16の下部に設けられ柱部51及び爪部53から成る鈎型の突起である。柱部51は、補強壁16の前側下部から下方に垂直に延びて形成されている。爪部53は、柱部51の下端から前方に延びて形成されている。この爪部53は、前端の角が丸みを帯びている。ここで、柱部51は、上下方向の長さ(図9中のL1)が下部陳列台13の板厚(図9中のL2)より長くなるよう形成されている。
前側留穴45は、下部陳列台の上面13aに前側支持部41の前後方向及び左右方向の長さより長くなるよう形成された穴である。これにより、前側支持部41は、前側留穴45に挿入されることで、上部陳列台15の前端を前方向及び上下方向について支持することができる。
後側固定部43は、上部陳列台15の背部31の後端面から後方及び下方に延びて形成された爪形状の突起である。この後側固定部43は、下端には係止爪55が、係止爪55の直上には可撓部57が形成されている。可撓部57は、例えば後側固定部43の下方に延びる箇所の板厚を部分的に薄くして剛性を低下させることで可撓性を高めるように形成されている。なお、後側固定部43は、背部31の下端から下方に延びて形成するようにしてもよい。
係止爪55は、後端が、上下方向で視て前側支持部41の爪部53の上端と略同一高さの位置から下方に向かうにつれて前側に傾斜するように形成されている。これにより、係止爪55は、I-I断面で視て鋭角になるように形成されている。また、係止爪55は、後端が可撓部57の後端面より後方に突出している。
後側留穴47は、後側固定部43の前後方向及び左右方向の長さより長くなるよう形成された穴である。また、後側留穴47は、後側固定部43が係止可能に形成されている。これにより、後側固定部43は、後側留穴47に挿入されることで、上部陳列台15の後端を後方向及び上下方向について支持することができる。
ここで、前側支持部41と前側留穴45及び後側固定部43と後側留穴47の位置関係について説明する。前側支持部41の爪部53の前端から後側固定部43の係止爪55の後端までの長さは、前側留穴45の前側の端部から後側留穴47の後側の端部までの長さより長い。一方で、前側支持部41の柱部51の前端から後側固定部43の可撓部57の後端までの長さは、前側留穴45の前側の端部から後側留穴47の後側の端部までの長さと同等である。
したがって、上部陳列台15の前側は、前側支持部41が前側留穴45に係止することで支持され、上部陳列台15の後側は、後側固定部43が後側留穴47に挿入されることで固定される(後述する図13参照)。
図10〜13を参照すると、下部陳列台13に上部陳列台15を配設するときの上部陳列台15の動きを説明する説明図が示されている。上部陳列台15を下部陳列台13に配設するとき、まず、上部陳列台15を下部陳列台13の前方から後方に向かって、下部陳列台13の上面13aに上部陳列台15の前側支持部41及び後側固定部43の下端を沿わせるようにして移動させる(図10)。
このように上部陳列台15を下部陳列台13の前方から後方に向かって移動させると、後側固定部43の係止爪55が後側留穴47の後端に当接し、可撓部57が撓む。さらに可撓部57を撓ませつつ上部陳列台15を後方に向かって移動させると、前側支持部41の爪部53の前端が前側留穴45の前端と前後方向で視て同じ位置に位置する(図11)。
そして、前側支持部41の爪部53の前端を前側留穴45の前端で当接させながら上部陳列台15の前側を下方に移動させると、前側支持部41の爪部53の上端が前側留穴45の前端下側に接触する(図12)。したがって、後側固定部43の可撓部57が撓むことで、前側支持部41の爪部53の前端を前側留穴45の下方に位置させることができる。また、爪部53の前端は、角が丸みを帯びているため、下方に移動するときに前側留穴45に引っ掛かることを抑制することができる。
このとき、前側支持部41の爪部53が前側留穴45に接触している点を接点P1(回動位置)とすると、上部陳列台15は、接点P1を軸にして回動することができる。詳しくは、接点P1を回動位置にして上部陳列台15を回動するとき、後側固定部43の可撓部57が撓んだ状態から戻ろうとする付勢力によって接点P1には摩擦力が発生する。
これにより、接点P1を軸にして上部陳列台15を回動するとき、上部陳列台15が上下方向に移動することを抑制して上部陳列台15の該回動を良好に行うことができる。したがって、接点P1を軸にして上部陳列台15を回動するようにして後側固定部43を後側留穴47に押圧することで、係止爪55を後側留穴47に挿入することができる(図13)。
このように後側留穴47に挿入されて係止した係止爪55は、前側支持部41の柱部51と前側留穴45とが上部陳列台15を前方向に移動することを規制するように支持しているため、上部陳列台15を下部陳列台13に固定することができる(固定状態)。
一方、下部陳列台13に固定した上部陳列台15は、例えば下部陳列台13の下方から後側固定部43の係止爪55を前側に移動させるよう可撓部57を撓ませ、係止爪55を上方に押し上げると、固定状態を解除する(解除状態)ことができる(図13、6参照)。
ここで、図14を参照すると、下部陳列台13から上部陳列台15を取り外すときの上部陳列台15の動きを説明する説明図が示されている。上部陳列台15の固定状態を解除する際には、上部陳列台15の前端が下部陳列台13に接触している点である接点P2(回動位置)を軸にして上部陳列台15を回動させる。これにより下部陳列台13から上部陳列台15を簡単に取り外すことができる(図14)。
上部陳列台15の上方には、商品の広告等が配置されている場合や他のサンプル台11が配置されている場合もあるため、上部陳列台15を上方に移動させることが可能な空間が狭い場合がある。
ゆえに、本実施形態では、上部陳列台15の着脱を行うにあたり、下部陳列台13から前方(離間方向)に引き出すようにして上部陳列台15を取り外すことや下部陳列台13に押し入れるようにして上部陳列台15を取り付けることができるため、着脱の作業性を向上させることができる。また、上部陳列台15の上方を含め展示室の空間を有効に利用することができる。
そして、上部陳列台15は、下部陳列台13にのみ固定されるため、展示室3の背面3cを加工することなく、既存の自動販売機1に配置することができる。すなわち、上部陳列台15の汎用性を高めることができた。
以上説明したように、第1実施形態に係る自動販売機1のサンプル台11では、自動販売機1に形成された第1商品サンプル7を展示する展示室3に設けられる自動販売機1のサンプル台11において、展示室3に固定され、第3商品サンプル107が上側に取り付けられるサンプル支持穴21を有する下部陳列台13と、下部陳列台13の上側に配設され、下部陳列台に支持される第3商品サンプル107とは異なる形状の第1商品サンプル7及び/または第2商品サンプル8を支持する上部陳列台15と、上部陳列台15及び/または下部陳列台13に形成され、上部陳列台15を下部陳列台13に固定する後側固定部43と、を備え、上部陳列台15は、下部陳列台13にのみ固定されている。
従って、背面3cに取り付けるための加工が不要となり、サンプル台11の汎用性が向上する。また、背面3cに被係合孔等の穴を有しないため、前面扉2を開けて作業をする際に展示室3内に塵埃が入り込むことを抑制できる。
また、上部陳列台15が下部陳列台13にのみ固定されているため、自動販売機1のように背面3cの後方に断熱材が存する機械においても、上部陳列台15を載置するための被係合孔等の穴を設けることなく上部陳列台15を載置可能にすることができる。
また、上部陳列台15は、後側固定部43による固定状態が解除された解除状態の際、展示室3の背面3cから離間する方向である離間方向を含む方向に移動して下部陳列台13から取り外される。
従って、上部陳列台15が解除状態の際に離間方向を含む方向に上部陳列台15を移動させて下部陳列台13から取り外すようにしたので、上部陳列台15を取り外す際における上下方向の移動量を軽減することが可能とされる。
また、上部陳列台15が前方へ移動することを規制するとともに上部陳列台15を下部陳列台13に支持する前側支持部41を備え、上部陳列台15は、解除状態の際、サンプル台11の前方を軸にして背面3cから離間する方向に回動可能な構成にしたため、下部陳列台13に上部陳列台15を着脱する際における上下方向の移動量を軽減することができる。
また、サンプル台11における展示室3の背面3cから離間した位置の端部から離間方向に延び、第1商品サンプル7が取り付けられるサンプル支持突起35aを備えるようにしたので、第1商品サンプル7や第2商品サンプル8等の複数種類の商品サンプルがある場合であっても、複数種類の商品サンプルを適宜設置することができる。
特に、サンプル支持突起35aを上部陳列台15に形成したので、上部陳列台15のサンプル取付穴33aに第1商品サンプル7を取り付けている場合であってもサンプル支持突起35aに広告板40を取り付けることができる。
また、下部陳列台13におけるサンプル支持突起35aの下方には、第1商品サンプル7、第2商品サンプル8、第3商品サンプルに係る商品の情報を表示する商品情報表示部材24を掲示する掲示部23が形成されており、サンプル支持突起35aには、掲示部23の上端より展示室3の背面3c側に凹む凹部が形成されたので、掲示部23に掲示された商品情報表示部材24を掲示部23から取り外す際に商品情報表示部材24に指をかけることができるので、商品情報表示部材24を掲示部23から容易に取り外すことができる。
また、上部陳列台15及び下部陳列台13は、透過性を有する樹脂製の台なので、例えばサンプル台11の下方や後方から光を照射したときに第1商品サンプル7、第2商品サンプル8、第3商品サンプルを目立たせることができる。
<第2実施形態>
以下、図15に基づき第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と共通の構成、作用効果については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図15を参照すると、第2実施形態に係るサンプル台11の分解斜視図が示されている。第2実施形態に係るサンプル台111では、下部陳列台113に突出平面部135が形成されている。突出平面部135は、掲示部23の上部、換言すると上面13aの前部から前方に向かって延びる平板部である。この突出平面部135には、第1実施形態に係る突出平面部35と同様のサンプル支持突起(突起部)135a及び凹部135bが形成されている。
このように下部陳列台113に突出平面部135を形成することで、下部陳列台13に上部陳列台15が配設されているときは、第1実施形態に係る突出平面部35と略同一位置に突出平面部135が位置するため、第1実施形態と同様に第2商品サンプル8をサンプル支持突起135aに支持させることができる。
また、下部陳列台13に上部陳列台15が配設されておらず、下部陳列台13に第3商品サンプル107を支持させるような場合であっても、広告板60を取り付けることができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る自動販売機1のサンプル台111では、サンプル支持突起35aを下部陳列台13に形成したので、下部陳列台13に上部陳列台15が取り付けられているときと上部陳列台15が取り外されているときとのいずれでもサンプル支持突起35aを利用することができる。
以上で本発明に係る自動販売機のサンプル台の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、前側支持部41の接点P1、P2を軸にして上部陳列台15を回動させて着脱するようにしたが、スライド構造を設け、前後方向移動するようにして着脱するようにしてもよい。
また、本実施形態では、回動位置として接点P1、P2を用いるようにしたが、いわゆるリンク機構を用いることや、磁石を用いるようにして、直接的に回動位置に位置していなくてもよく、回動位置を前側に位置させることができればよい。
また、本実施形態では、前側支持部41と後側固定部43とを異なる構造にして説明しているが、前側支持部41を後側固定部43と同様に爪形状の突起にしても良い。
1 自動販売機
3 展示室
3c 背面
7 第1商品サンプル
8 第2商品サンプル
11、111 サンプル台
13、113 下部陳列台
15 上部陳列台
21 サンプル支持穴(サンプル取付部)
23 掲示部
24 商品情報表示部材
35a、135a サンプル支持突起(突起部)
35b、135b 凹部
41 前側支持部(支持部)
43 後側固定部(固定部)
107 第3商品サンプル

Claims (8)

  1. 自動販売機に形成された商品サンプルを展示する展示室に設けられる自動販売機のサンプル台において、
    前記展示室に固定され、前記商品サンプルの下部を支持するサンプル取付部を有する下部陳列台と、
    前記下部陳列台の上側に配設され、前記下部陳列台に支持される前記商品サンプルとは異なる形状の商品サンプルを支持する上部陳列台と、
    前記上部陳列台及び/または前記下部陳列台に形成され、前記上部陳列台を前記下部陳列台に固定する固定部と、を備え、
    前記上部陳列台は、前記下部陳列台にのみ固定されている
    ことを特徴とする自動販売機のサンプル台。
  2. 前記上部陳列台は、前記固定部による固定状態が解除された解除状態の際、前記展示室の背面から離間する方向である離間方向を含む方向に移動して前記下部陳列台から取り外される、請求項1に記載の自動販売機のサンプル台。
  3. 前記上部陳列台が前記離間方向へ移動することを規制するとともに前記上部陳列台を前記下部陳列台に支持する支持部を備え、
    前記上部陳列台は、前記解除状態の際、前記サンプル台の前方を軸にして背面から離間する方向に回動可能に構成される、請求項2に記載の自動販売機のサンプル台。
  4. 前記サンプル台における前記展示室の背面から離間する方向である離間方向側の端部から前記離間方向に延び、前記商品サンプルを支持する突起部を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動販売機のサンプル台。
  5. 前記突起部は、前記上部陳列台に形成される、請求項4に記載の自動販売機のサンプル台。
  6. 前記突起部は、前記下部陳列台に形成される、請求項4に記載の自動販売機のサンプル台。
  7. 前記下部陳列台における前記突起部の下方には、前記商品サンプルに係る商品の情報を表示する表示部材を掲示する掲示部が形成されており、
    少なくとも前記突起部には、前記掲示部の上端より前記展示室の背面側に凹む凹部が形成される、請求項4〜6のいずれか一項に記載の自動販売機のサンプル台。
  8. 前記上部陳列台または前記下部陳列台は、透過性を有する樹脂製の台である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の自動販売機のサンプル台。
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