JP2002269624A - 見本体および見本体の取付具 - Google Patents

見本体および見本体の取付具

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JP2002269624A
JP2002269624A JP2001063858A JP2001063858A JP2002269624A JP 2002269624 A JP2002269624 A JP 2002269624A JP 2001063858 A JP2001063858 A JP 2001063858A JP 2001063858 A JP2001063858 A JP 2001063858A JP 2002269624 A JP2002269624 A JP 2002269624A
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JP2001063858A
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Eisei Okazaki
栄正 岡崎
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N & S Kk
N&S KK
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N & S Kk
N&S KK
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを低く抑えることができ、取
り付けのためのスペースを少なくすることが可能である
と共に、シンプルな構成によって、消費者などによいイ
メージを与え、商品の売り上げに寄与する見本体および
見本体の取付具を提供する。 【解決手段】 台座部6に取り付けられる見本体3であ
って、見本体3の底面の一端側bに設けられて台座部6
に設けられた第1切欠部分7aに係止する縦断面がほぼ
L字状の第1係止部12と、この第1係止部12を第1
切欠部分7aに係止させた状態で前記底面の他端側aを
挟んで他端側aを弾性変形させ、かつ、見本体3を傾動
させることによって台座部6の第2切欠部分7bに挿入
可能であると共に、底面の他端側aを放した状態では第
2切欠部分7bに係止する平面形状を有する縦断面がほ
ぼL字状の第2係止部13とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動販売機
で展示される商品の見本体および見本体の取付具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ジュース、コーヒー、ビールなどの飲物
や、たばこ、カメラおよびカメラのフィルムなどの商品
を販売するための自動販売機には、それらの商品の見本
体を展示するための展示部が設けられている。これらの
見本体は商品をより魅力あるものとして宣伝すると共
に、商品の入替えに伴って容易に交換可能であることが
望ましい。
【0003】図12は従来の見本体の例を示す図であっ
て、20は展示部21に取り付けられるいわゆるハーフ
体の見本体、22は見本体20よりも上下左右の幅が大
きい取付板、23は取付け板22の背面に形成された係
止部、24は展示部21の背面部、25は背面部24に
設けられた開口部、26は商品のパッケージとほぼ同じ
内容の印刷が施されたフィルムである。この見本体20
はフィルム26を装着した状態で取付け板22の係止部
23を背面部24の開口25に係止することにより、展
示部21に取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記見
本体20では、取付け板22を用いていたことから、そ
の分の材料が余分に必要となりコストが高くなるだけで
なく、見本体20よりも上下左右の幅が一回り大きい取
付け板22に見本体20を固定していたことから、見本
体20のみを設置する場合に比べて一回り大きなスペー
スを必要としている。さらに、正面から見ると、前記取
付け板22が見本体20の上下左右からはみ出ているた
め、消費者などに洗練された印象を与えず、商品の売り
上げに悪影響を及ぼすおそれがあるという問題があっ
た。
【0005】また、前記係止部23の大きさは、小さい
と見本体20が簡単に外れてしまう可能性があり、大き
いと取付けが困難になるという問題があった。同様に取
付け板22は柔らかすぎると見本体20が容易に外れて
しまい、固すぎると取付けが困難になるという問題があ
った。さらに、図12に示した例では全ての係止部23
が同じ取付け板22に取り付けられる例を示している
が、係止部23をそれ専用の取付け孔に係合させて見本
体20を取付けるようにした場合には、係止部23を対
応する取付け孔に位置合わせすることが困難になり、合
成樹脂の成形精度によっては取付けが極めて困難になる
という問題もあった。そして、これらの問題は係止部2
3が取付け板22の何処に取付けられていたとしても同
様に生じるものであった。
【0006】一方、係止部の構成として、見本体の底面
を展示部21の台座部に回転によって係止するいわゆる
ねじ込み式とした場合には、簡単に外れるという問題や
取付けが困難になるという問題をなくすことができるも
のの、見本体をねじ込む必要があるので、取付けに手間
がかかるという問題があった。
【0007】また、図12に示すようなハーフ体の見本
体20は、その底面を回動によってねじ込んで係止する
構成を取ることができないという問題があった。すなわ
ち、従来のハーフ体の見本体20は何らかの係止部23
によって背面部23に係止されるものであり、これによ
って取付けが困難になったり、容易に外れてしまうとい
う問題が生じていた。
【0008】本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされ
たものであって、その目的は、製造コストを低く抑える
ことができ、取り付けのためのスペースを少なくするこ
とが可能であると共に、シンプルな構成によって、消費
者などによいイメージを与え、商品の売り上げに寄与す
る見本体および見本体の取付具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の見本体は、台座部に取り付けられる見本体
であって、見本体の底面の一端側に設けられて台座部に
設けられた切欠部分に係止する縦断面がほぼL字状の第
1係止部と、この第1係止部を切欠部分に係止させた状
態で前記底面の他端側を挟んで他端側を弾性変形させ、
かつ、見本体を傾動させることによって台座部の切欠部
分に挿入可能であると共に、底面の他端側を放した状態
では切欠部分に係止する平面形状を有する縦断面がほぼ
L字状の第2係止部とを有することを特徴としている。
【0010】前記見本体はまず、見本体の底面の一端側
に設けられた第1係止部を切欠部分に係止した後に、他
端側を挟んで弾性変形させて、見本体を第1係止部を中
心に傾動させて第2係止部をこれに対応する切欠部分に
挿入し、他端側の挟持を解除することにより第2係止部
を切欠部分に係止することができる。したがって、作業
者が前記他端側を再び挟持してこれを意図的に変形させ
ないかぎり見本体は不本意に外れてしまうことがない。
また、作業者は見本体を取り付けるときにこれを持つ手
に少し余分の力を加えるだけで底面の他端側を容易に撓
ませて取り付けることができるので、見本体を容易に取
付け又は取り外すことが可能となる。
【0011】さらに、本発明の見本体を多くの樹脂を用
いて形成する必要がないのでその製造コストを引き下げ
ることができる。また、取付け後は第1係止部も第2係
止部も共に台座部の下に隠れるのでその美観を損ねるこ
とがなく、洗練された商品のイメージを消費者に呈示す
ることができる。
【0012】本発明の見本体の取付具は、台座部に見本
体を取り付けるための取付具であって、見本体の下面部
を挟持するスナップ部と、底面の一端側に設けられて前
記台座部に設けられた切欠部分に係止する縦断面がほぼ
L字状の第1係止部と、この第1係止部を切欠部分に係
止させた状態で他端側を挟んで弾性変形させ、かつ、見
本体を傾動させることによって台座部の切欠部分に挿入
可能であると共に、底面の他端側を放した状態では切欠
部分に係止する平面形状を有する縦断面がほぼL字状の
第2係止部とを有することを特徴としている。
【0013】すなわち、本発明の見本体の取付具を用い
て、見本体をスナップ部に取付けるだけで作業者は見本
体を極めて容易に見本体を取り付けることが可能とな
る。このとき、台座部に対する見本体の取付具の係合動
作は見本体を取り付けた状態で行ってもよいが、まず、
見本体の取付具を台座部に取り付けた後に見本体をスナ
ップ部に取付けることにより、見本体の位置調整をより
正確に行うことができる。また、見本体の取付具の取付
け操作および取り外し操作は作業者が意識的に行なう操
作によって極めて容易に行うことができると共に、操作
者が見本体から手を放すと、確実に抜け止め係止するこ
とができ、極めて安定性がよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、見本体としてハー
フ体を採用した本発明の第1の実施形態を示す図であっ
て、図1において、自動販売機1は、商品補充のために
開閉自在に設けられた扉2を前面に有しており、この扉
2の上部には、複数個の見本体3,3…を展示するため
の展示部2a,2aが上下2列設けられている。また、
前記自動販売機1の前面下部には、商品取り出し口2b
が設けられている。なお、2cは硬貨投入口、2dは紙
幣投入口、2eは釣り銭返却口、2fは釣り銭返却用の
操作レバーである。
【0015】2gは、前記見本体3,3…などに光を照
射するための棒状の蛍光灯であり、前記展示部2aの背
面部4には、各見本体3に対応する光透過用の開口5が
設けられている。そして、前記蛍光灯2gからの光は、
開口5を通って見本体3内に照射される。また、6は各
見本体3,3…を保持するための台座部であり、見本体
載置部である上部に第1切欠部分7aと、2つの第2切
欠部分7bとからなる切欠部分7を有している。
【0016】前記見本体3,3…は、例えばお茶、ジュ
ース、コーヒーなどの飲料である商品の見本体で、円筒
状の有底胴と、上下の蓋体とからなる容器を縦に半分に
割ったもの(いわゆるハーフ体)とであり、比較的硬質
の合成樹脂を成形してなる本体10と、商品のパッケー
ジとほぼ同じ内容の印刷が施されたフィルム11とから
なっている。
【0017】図2〜8は本発明の特徴的構成を詳述する
図であり、図2は見本体3の分解斜視図、図3,4はそ
れぞれ本体10の正面図,背面図、図5(A)は見本体
3を水平方向において切断して上から見た図、図5
(B)は底面から見た図、図6は見本体3を台座部6に
載置した状態を示す縦断面側面図、図7,8は見本体3
を台座部6に取付ける手順を説明する説明図である。
【0018】本体10はその全体形状が有底の半円柱状
を構成するように形成された所定の肉厚を有するフレー
ムであり、その側面には前記フィルム11をその上下左
右の端部において保持するとともに、フィルム11に印
刷した内容が十分に見える程度の大きさの開口10aが
形成されている。一方、本体10の上下両端には半円状
の上蓋面と底面とを形成しており、本体10の底面には
内部に半円形状の切欠き10bを形成している。すなわ
ち、本体10の背面側の両端a,a(他端側)に少し余
分な力を加えて挟むだけで、本体10の背面側の両端
a,aが適度な弾力を有しながら容易に内側に撓むよう
に構成されると共に、その材料の使用量を削減して製造
コストを引き下げている。
【0019】また、前記開口10aの上下端部10cは
前記フィルム11の上下両端を円弧状にガイドしてこの
フィルム11を半円筒状に湾曲させるための上下ガイド
部、開口10aの左右端部10dはフィルム11の左右
両端が開口10aから外側にはみ出すことがないように
抑える左右ガイド部であり、上下ガイド部10cと左右
ガイド部10dの間には円弧状の斜めガイド部10eを
形成している。これらのガイド部10c〜10eを形成
することによって、見本体3の見栄えをよくすると共
に、フィルム11の外れ防止を行っている。
【0020】一方、10fはフィルム11の左右両端の
止め部であって、本体10の他端部a,aにおける縦方
向の真ん中を中心に幾らかの長さを持たせて形成してい
る。その幅はフィルム11の端部が確実に引っ掛かる程
度であり、前記開口5から入射する光を邪魔しない程度
であればよい。
【0021】12は前記本体10の底面の前面側b(一
端側)の下面に設けられた第1係止部、13は本体10
の底面の背面側a(他端側)の両端にそれぞれ設けられ
た第2係止部であり、それぞれ縦板12a,13aおよ
び横板12b,13bを用いて断面ほぼL字状に形成さ
れてなる。これらの係止部12,13は前記台座部6に
設けられた切欠部分7a,7bにそれぞれ係止されるも
のである。
【0022】第2係止部13の横板13bの形状は任意
に考えられるが、本体10の背面側の両端a,aに力を
加えた状態で横板13b,13bがちょうど第2切欠部
分7bに挿入可能となるような形状であると共に、本体
10の他端部a,aに加えた力を緩めることにより切欠
部分7bに対して確実に係合するような形状である。一
方、縦板13aは第2係止部13を切欠部分7b内に挿
入した状態で、他端部a,aに加えた力を緩めることに
より、切欠部分7bの外側端部に当接する〔図8(C)
を参照〕ことが望ましく、そうすることによって本体1
0を台座部6に対してより安定して取り付けることがで
きる。
【0023】また、本例では、横板13b,13bの形
状を本体10の一端側bに向かって幅が狭くなるように
形成された台形とすることにより、底面の両端a,aに
加える力を小さくしても、第2係止部13が第2切欠部
7b内に容易に挿入できるようにしている。しかしなが
ら、本発明は第2係止部13の形状を上記形状に限定す
るものではない。すなわち、半円形状など様々な形とす
ることができる。
【0024】一方、本例の横板12bの先端部12cの
形状は、図6に示すように、水平面に対して約30°の
傾斜を以て下方に傾けている。すなわち、横板12bを
切欠部分7a内に挿入して、見本体3を台座部6に取付
ける際に、その操作を行いやすくしている。
【0025】以下、図7,8を主に用いて、台座部6に
対する見本体3の取付け手順の一例を説明する。図7
(A)は見本体3を台座部6に取付ける手順を示す側面
図、図7(B)は平面図、図8(A),(B),(C)
はそれぞれ取付けの各手順を示す背面図である。なお、
図7,8には図面を簡略化するためにフィルム11を開
示していないが、通常は本体10に対してフィルム11
を装着した状態で取付けを行なう。
【0026】見本体3の取付け手順の第1段階は図8
(A)に示すように、第1係止部12の位置を第1切欠
部7aに合わせ、図7(A)および図8(B)に示すよ
うに、第1係止部12の先端部12cを第1切欠部分7
a内に挿入することである。このとき、見本体3を幾ら
か作業者側に傾倒させて行うことにより、見本体3の他
端側a,aの端部が背面部4に衝突することがない。そ
して、前記第1係止部12の先端部12cは、見本体3
の水平面から例えば30°の角度を付けて下方に屈曲し
ているので、これによって先端部12cが第1切欠部分
7aに対して挿入し易く構成されている。
【0027】次いで、前記見本体3の取付け手順の第2
段階で、図7(B)および図8(B)に示すように、作
業者が矢印Xに示すように見本体3の他端側a,aを内
側に縮ませるような力を加える。このとき、図7(B)
に二点鎖線に示すように、見本体3の他端部a,aに設
けられた第2係止部13,13は内側に傾動するので、
第2切欠部7b,7bの内に挿入可能となる。
【0028】なお、このとき、本例の横板13bの形状
が本体10の一端側bに向かって幅が狭くなるように形
成された台形であるから、本体10の下面が少し撓むだ
けで横板13bが第2切欠部7b内に挿通可能となる。
したがって、本体10の下面に無理な歪み力を加える必
要がなくなる。また、本体10の下面を歪ませる程度が
軽ければ軽いほど本体10を構成する樹脂の破損を招く
危険性を低くするだけでなく、見本体3を台座部6に取
付ける際にフィルム11が本体10から外れる可能性を
低くしている。
【0029】さらに、本発明の見本体3は本体10の下
端部だけを幾らか歪ませるだけで取付け作業を行なうの
で、この歪みによって本体10の縦方向の真ん中を中心
に形成された止め部10fによるフィルム11の係止が
容易に外れることがない。加えて、フィルム11の上下
左右および角部においてそれぞれフィルム11を抑える
ガイド部10c〜10eを形成しているので、本体10
の下端部だけの歪みによってフィルム11が外れること
がないようにしている。すなわち、作業者による操作性
が良くなり、それだけ、コスト削減につながる。
【0030】次いで、前記見本体3の取付け手順の第3
段階で、図7(A)および図8(B)に示すように、第
1係止部12と第1切欠部7aとの係合部を中心に見本
体3を矢印Y方向に傾動させることによって、第2係止
部13を第2切欠部7b内に挿入できる。
【0031】また、本例では図8(B)に示すように、
第2係止部13の底面の両端部に傾斜13c,13dを
形成している。したがって、作業者が見本体3を矢印Y
方向に傾動させるときに、第2係止部13と第2切欠部
7bとの位置が僅かにずれたとしても、これらの傾斜1
3c,13dがガイドとなって極めて容易に第2係止部
13を第2切欠部7bに対して係合することができる。
【0032】前記第2係止部13が第2切欠部7b内に
挿入された後、作業者が本体10の他端部a,aに加え
ていたX方向の力を緩めることにより、本体10を構成
する樹脂の弾性力によって、図8(C)に矢印X’に示
すように、第2係止部13は第2切欠部7bに係合す
る。そして、このとき縦板13aが第2切欠部7b内の
端部に当接するように構成することにより、見本体3の
左右方向の位置決めを確実に行うことができる。同様
に、本例では縦板13aの奥行き方向の幅d〔図7
(A)参照〕が第2切欠部7bの奥行き方向の幅d’
〔図7(B)参照〕と同じがこれよりも僅かに小さくな
るように構成することにより、見本体3の前後方向の位
置決めを確実に行っている。
【0033】加えて、本発明の見本体3は従来に比べて
はるかに大きな面積を有する横板13bが第2切欠部7
bに確実に係合し、かつ、本体10の背面側の下端部に
よって台座部6に対して強固に取り付けられる。つま
り、この見本体3は作業者が意識的に操作しない限りそ
の取付け状態を確実に保つことができ、見本体3が不本
意に外れることがなく、これによって消費者は常に状態
良く配列された見本体3を見て商品を購入することがで
きる。
【0034】以上の取付け手順は詳細に説明しているの
で第1〜4段階を有するものとして説明しているが、こ
の手順は作業者にとって極めて容易に行うことができる
ものである。すなわち、作業者は見本体3の下端に形成
された1つの第1係止部12を1つの第1切欠部7a内
に入れることにより、見本体3の全体的な位置を切欠部
7の位置や開口5の位置に正確に合わせることができ、
この状態で、見本体3の下端部の他端側a,aに少し余
分の力を加えて見本体3を立てる(傾動する)と共に手
を放すだけで見本体3の正確な位置決めや、見本体3の
強固な取付け作業を完了できる。
【0035】また、見本体3を取り外す手順は見本体3
の下端部の他端側a,aに少し力を入れて摘んだ後に、
見本体3を手前に傾動させて第1係止部12を第1切欠
部7aから取り外せばよい。つまり、本発明の見本体3
はその取付け作業を容易に行うことが出来るとともに、
取り外しも容易となる。
【0036】なお、上述の説明では見本体3の本体10
に直接的に係止部12,13を設けた例を示している
が、本発明は係止部12,13を本体10と別体に設け
た見本体の取付具14に設けてもよい。
【0037】図9〜11は本発明の見本体の取付具14
の例を示す図である。なお、図9は全体を示す分解斜視
図、図10は縦断面側面図、図11(A)は取付け時の
動作を示す縦断面図、図11(B)は水平断面図であ
る。なお、これらの図9〜11において図1〜8に示し
た符号と同じ符号を付した部分は、同一または同等の部
分を示しているので、その詳細な説明を省略する。
【0038】図9〜11において、10gはほゞ半円状
の底面、10hは底面10gの左右方向中心部分に一端
部aから延びるように形成されたガイド溝、10iはガ
イド溝が形成された部分に設けられた係止孔である。一
方、14は硬質の合成樹脂からなる見本体3の取付具で
あって、その全体形状は本体10の底面10gとほゞ同
じ外形を有している。
【0039】14aは取付具14の左右両端が撓みやす
いように設けた切り込み部、14bは前記ガイド溝10
hに嵌合する大きさを有するスナップ部、14cはこの
スナップ部14bの一部に設けた係止突起である。前記
スナップ部14bは前記ガイド溝10hを上下方向から
挟むように摺動して取付けることにより、本体10と着
脱自在に構成されている。
【0040】次に、主に図11を用いて、本例の見本体
3の取付具14を用いた見本体3の取付け手順を説明す
る。なお、取付具14の下面には既に詳述した係止部1
2,13が形成されており、図7,8を用いて説明した
手順によって、取付具14が台座部6に取り付けられ
る。
【0041】図11において、台座部6に取り付けられ
た取付具14はそのスナップ部14bが前面側に向かっ
て開口するように取り付けられている。したがって、作
業者はガイド溝10hがスナップ部14bに合うように
位置合わせしながら、本体10を矢印Zの方向に示すよ
うに移動させることにより、本体10を取付具14に取
り付けることができる。このとき、スナップ部14bの
角部には湾曲部14dを形成しているので、前記位置合
わせが多少ずれていたとしても、本体10を押し込むに
従ってスナップ部14bが的確にガイド溝10hに係合
する。
【0042】そして、スナップ部14bと前記ガイド溝
10hを嵌合した状態では係止孔10iが係止突起14
cと係合することにより、係止状態を安定的に保持する
ことができる。なお、本例では10iを係止孔、14c
を係止突起としているが、10iを係止突起、14cを
係止孔としてもよい。また、本発明は係止孔10iや係
止突起14cを有することに限定するものではなく、ス
ナップ部14bとガイド溝10hとの摩擦によってその
取付けを安定させてもよい。
【0043】何れにしても、前記スナップ部14bが本
体10と同じく合成樹脂からなるので、極めて簡単な取
り付け方法で、適度な弾性力を有しながら本体10を確
実に係止することができる。また、台座部6に対する取
付具14の取り付けは、既に図7,8を用いて詳述した
ように、極めて容易に行うことができる。つまり、本発
明の見本体の取付具14は台座部6に対する取付けを容
易に行なうと共に、取付具14に対する見本体3の取付
けをさらに容易に行うことができるので、作業者による
見本体3の取換え作業を可及的に迅速かつ簡単に行うこ
とができる。
【0044】なお、上述の例では見本体3が円筒状の商
品を半分に割った形状のものを例示しているが、本発明
は見本体3の形状を限定するものではなく、瓶型や箱型
など様々な形状の見本体3が考えられることは言うまで
もない。また、見本体3が必ずしもハーフ体である必要
はなく、円柱状であってもよい。
【0045】さらに、上述した好適な実施例では見本体
3の一端側bに設けられた1つの第1係止部12と他端
側aに設けられた2つの第2係止部13によって見本体
3を台座部6に固定する例を示しており、これによって
見本体3を安定して取り付けているが、本発明はこれに
限られるものではない。すなわち、例えば見本体3の右
端を一端側b、左端を他端側aとして見本体3を1対の
係止部12,13によって台座部6に取り付けるなど、
様々な変形が考えられる。
【0046】また、上述の例では第1切欠部分7aを第
2切欠部分7bと別々に設けることにより、台座部6の
強度を保っているが、切欠部分7a,7bはそれぞれ別
々に設ける必要はなく一続きの切欠部分7としてもよ
い。
【0047】何れにしても、見本体3の一端側bに設け
た第1係止部12を切欠部分7に係止させた状態で、他
端側aを弾性変形させて見本体3を傾動させて、他端側
aの第2係止部13を切欠部分7に挿入することによ
り、見本体3を台座部6に取付けるので、極めて容易に
見本体3を台座部6に取付けることができる。また、第
2係止部13が切欠部分7に確実に係合するので、作業
者が再び意識的に見本体3の他端側aを弾性変形させな
いかぎり、見本体3が台座部6から外れることがない。
【0048】
【発明の効果】本発明では、見本体3の製造コストを低
くすることができ、また、容易かつ確実な係止部と切欠
部分による取り付けを用いることにより、作業者による
取り付けおよび取り外しが容易となり、かつ、シンプル
な構成によって、消費者などによいイメージを与え、商
品の売り上げに寄与する見本体の取り付け具および取り
付け構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の見本体の一実施例が適用される自動販
売機の全体を示す斜視図である。
【図2】前記見本体の分解斜視図である。
【図3】前記見本体の本体を示す正面図である。
【図4】前記本体の背面図である。
【図5】(A)は前記見本体の水平断面平面図である。 (B)は前記見本体の底面図である。
【図6】前記見本体の縦断面側面図である。
【図7】(A)は前記見本体の取付け手順を示す縦断面
側面図である。 (B)は前記見本体の取付け手順を示す平面図である。
【図8】(A)は前記見本体の取付け手順を示す縦断面
背面図である。 (B)は前記見本体の取付け手順を示す縦断面背面図で
ある。 (C)は前記見本体の取付け手順を示す縦断面背面図で
ある。
【図9】本発明の見本体の取付具の一実施例を示す分解
斜視図である。
【図10】前記見本体の取付具の縦断面側面図である。
【図11】(A)は前記見本体の取付具による取付け手
順を示す縦断面側面図である。 (B)は前記見本体の取付具による取付け手順を示す水
平断面図である。
【図12】従来の見本体の取り付け構造を示す構成説明
図である。
【符号の説明】
3…見本体、6…台座部、7(7a,7b)…切欠部
分、12…第1係止部、13…第2係止部、14…見本
体の取付具、14a…スナップ部、a…他端側、b…一
端側。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座部に取り付けられる見本体であっ
    て、見本体の底面の一端側に設けられて台座部に設けら
    れた切欠部分に係止する縦断面がほぼL字状の第1係止
    部と、この第1係止部を切欠部分に係止させた状態で前
    記底面の他端側を挟んで他端側を弾性変形させ、かつ、
    見本体を傾動させることによって台座部の切欠部分に挿
    入可能であると共に、底面の他端側を放した状態では切
    欠部分に係止する平面形状を有する縦断面がほぼL字状
    の第2係止部とを有することを特徴とする見本体。
  2. 【請求項2】 台座部に見本体を取り付けるための取付
    具であって、見本体の下面部を挟持するスナップ部と、
    底面の一端側に設けられて前記台座部に設けられた切欠
    部分に係止する縦断面がほぼL字状の第1係止部と、こ
    の第1係止部を切欠部分に係止させた状態で他端側を挟
    んで弾性変形させ、かつ、見本体を傾動させることによ
    って台座部の切欠部分に挿入可能であると共に、底面の
    他端側を放した状態では切欠部分に係止する平面形状を
    有する縦断面がほぼL字状の第2係止部とを有すること
    を特徴とする見本体の取付具。
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JP2020201786A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 サンデン・リテールシステム株式会社 自動販売機のサンプル台

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