JP2018073239A - 自動販売機の商品サンプル展示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動販売機を前方から見た場合に商品サンプルの訴求力を高めることができ、かつ、保守作業を容易に行うことができる商品サンプル展示装置を提供する。
【解決手段】商品サンプル展示装置は、自動販売機の前面を閉塞する外扉に形成された商品サンプル室内に設置されるものであって、商品サンプルを保持する上壁(12)と、上壁の前縁部から下方へ延在し下部に係合部(14a)を有する前壁(14)と、を備えるサンプル台(10)と、商品サンプル室の背面に位置する背板(60)に取り付けられ、サンプル台の左右それぞれの端部を支持するブラケット(40)と、を備え、サンプル台及びブラケットは透明な樹脂により形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、外扉に商品サンプル室を備える自動販売機の商品サンプル展示装置に関する。
この種の従来の自動販売機においては、本体の前面を閉塞する外扉の上部に商品サンプル室が形成され、この商品サンプル室内に、販売される商品のサンプルを展示している。外扉には、商品サンプル室の前面に透明なウィンド板が取り付けられ、このウィンド板の外面に、商品選択スイッチが取り付けられる。また、商品サンプル室の背面に位置する背板には、商品選択スイッチの後方に対応してサンプル台が取り付けられ、商品サンプルはこのサンプル台に保持される構造とされていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−112299号公報
このような自動販売機において、サンプル台を背板により支持する方法として、従来、以下のようなものがあった。
図6は、従来技術による商品サンプル展示装置の、商品サンプル室内における設置態様を示す概略説明図である。
商品サンプル展示装置101は、サンプル台110と、サンプル台取付板120と、スペーサ125とから構成されている。
サンプル台取付板120は、上部が開放された断面U字状の部材であり、商品サンプル室の幅方向に延在している。サンプル台取付板120は、その両端部及び中間部において、背板160にねじ止め固定されたスペーサ125により支持されている。
サンプル台110は、その前壁114の下部に設けられた係合部114aを、サンプル台取付板120のU字状の凹部に上方から差し込むことにより、サンプル台取付板120に取り付けられ、支持される。
なお、図6において、170は下方に配置されるサンプル台に保持された商品サンプル等を照明するための照明装置、171は照明装置170を背板160に取り付けるための照明装置用ブラケットである。
このような従来技術による商品サンプル展示装置101において、サンプル台110は透明な樹脂により形成されているが、サンプル台取付板120及びスペーサ125は、塗装鋼板等の板金、即ち不透明な材料により形成されている。このうち、特にサンプル台取付板120は、商品サンプル室の前面において幅方向に延在しているため、照明装置170の光を遮り、暗い影を形成する。そのため、自動販売機を前方から見た場合、不透明な材料により形成されたサンプル台取付板120及びスペーサ125や、サンプル台取付板120により形成される暗い影が相対的に強く視認されてしまい、サンプル台110に保持された商品サンプルの訴求力をそぐという問題点があった。
一方、商品サンプルの交換、背板160の清掃等の保守作業を行う際には、サンプル台110を上方へ押し上げてサンプル台取付板120から取り外すか、または、サンプル台110を上方へわずかに押し上げてから回動させ、前方へ向け下方に傾斜した状態でサンプル台取付板120の上に固定するかのいずれかの方法をとっていた。
いずれの場合にも、サンプル台110の下面(商品サンプルが保持される上壁112の裏側の面)を上方へ押し上げる必要があるが、サンプル台取付板120がサンプル台110の前方で全幅に亘って連続して延在しているため、サンプル台110の下面にアクセスしにくく、作業性が悪いという問題点があった。
また、作業性の観点からは、サンプル台110をサンプル台取付板120から取り外すのではなく、前方へ向け下方に傾斜した状態でサンプル台取付板120の上に固定しておくことが望ましいが、上記したサンプル台110の回動は、前縁部分の変形を伴うものであるため、比較的大きな力を加える必要のある困難な作業であった。また、仮にサンプル台110をサンプル台取付板120から取り外した状態で背板160を清掃する場合であっても、サンプル台取付板120が商品サンプル室の幅方向に連続して延在しているため、これが障害となって、その後方にある背板160にアクセスしにくく、作業性が悪いという問題点があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであって、自動販売機を前方から見た場合に商品サンプルの訴求力を高めることができ、かつ、保守作業を容易に行うことができる商品サンプル展示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の商品サンプル展示装置は、自動販売機の前面を閉塞する外扉に形成された商品サンプル室内に設置されるものであって、商品サンプルを保持する上壁と、前記上壁の前縁部から下方へ延在し下部に係合部を有する前壁と、を備えるサンプル台と、前記商品サンプル室の背面に位置する背板に取り付けられ、前記サンプル台の左右それぞれの端部を支持するブラケットと、を備え、前記サンプル台及び前記ブラケットは、透明な樹脂により形成されていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の商品サンプル展示装置は、自動販売機の前面を閉塞する外扉に形成された商品サンプル室内に設置されるものであって、商品サンプルを保持する上壁と、前記上壁の前縁部から下方へ延在し下部に係合部を有する前壁と、を備えるサンプル台と、前記商品サンプル室の背面に位置する背板に取り付けられ、前記サンプル台の左右それぞれの端部を支持するブラケットと、を備え、前記ブラケットは、前記係合部と係合し、前記サンプル台を、少なくとも前記上壁が水平に延在する平置状態、及び、前記上壁が前方へ向け下方に傾斜した傾斜状態の2つの状態で支持し得るように構成された係合溝を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記サンプル台の前記係合部は側面視U字状に形成されており、当該U字の前方に位置する壁の上端が前方側に折り返されたのち下方へ延在して係合片を形成しており、前記ブラケットの前記係合溝は、前部壁と底部壁と後部壁とにより画定され、前記前部壁は、高さ方向の略中間位置に角部を有し、前記後部壁の前面には、下方へ向け後方に傾斜された前縁を有する突片が設けられており、前記サンプル台が前記傾斜状態にあるとき、前記係合部は前記突片の前記前縁に当接し、前記係合片は前記角部に当接するとよい。
好ましくは、前記サンプル台は、前記係合部を中心に回動させることにより、前記平置状態と前記傾斜状態との間を移動するとよい。
好ましくは、前記ブラケットは樹脂により形成されていると共に、その後縁部に係合爪を備え、当該係合爪を前記背板に穿設された穴に挿入し係止させることにより、当該背板に取り付けられるとよい。
好ましくは、前記樹脂は透明であるとよい。
本発明の商品サンプル展示装置においては、サンプル台及びブラケットが透明な樹脂により形成されているので、自動販売機を前方から見た場合、これらの部材は視認されにくく、サンプル台に保持された商品サンプルの訴求力を高めることができる。また、サンプル台が、その両端部のみにおいてブラケットにより支持されるように構成されているので、商品サンプル室内のサンプル等を照明する照明装置の光が遮られて暗い影が形成されることがなく、自動販売機を前方から見た場合、サンプル台に保持された商品サンプルの訴求力を高めることができる。また、ブラケットが、サンプル台を少なくとも平置状態及び傾斜状態の2つの状態において保持し得るように構成されているので、商品サンプルの交換、背板の清掃等の保守作業を行う際、サンプル台をブラケットから取り外すことなくブラケットの上に保持しておけるうえ、隣接するブラケットの間には、自動販売機の幅方向に連続して延在する部材が存在しないため、サンプル台の下面にアクセスし易く、作業性を向上させることができる。さらに、サンプル台の支持部材であるブラケットが樹脂により形成されているので、従来技術においては必要であった複雑な板金加工や固定用ネジが一切不要となり、製造コストを大幅に低減することができる。
本発明の商品サンプル展示装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の商品サンプル展示装置の、商品サンプル室内における設置態様を示す概略説明図である。 本発明の商品サンプル展示装置における左端部ブラケット及び右端部ブラケットの斜視図である。 本発明の商品サンプル展示装置における中間部ブラケットの斜視図である。 (A)は、図1におけるA−A断面矢視図であり、サンプル台が水平に支持されている状態を示している。(B)は、サンプル台が傾斜して支持されている状態を示す、同様の矢視図である。 従来技術による商品サンプル展示装置の、商品サンプル室内における設置態様を示す概略説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の商品サンプル展示装置の全体構成を示す斜視図、図2は、本発明の商品サンプル展示装置の、商品サンプル室内における設置態様を示す概略説明図である。なお、図2は、説明の都合上、商品サンプル室内の向かって最も左側に設置されるサンプル台のみを、当該サンプル台を支持するブラケットから取り外した状態で示している。
図1に示すように、商品サンプル展示装置1は、サンプル台10とブラケット20とから構成されている。
図示の実施例においては、2個のサンプル台10が並べて配置され、左端部ブラケット30及び右端部ブラケット50、並びに、中間部ブラケット40の合計3種類のブラケット20が用いられている。このうち、左端部ブラケット30、右端部ブラケット50は、2個のサンプル台10から成るサンプル台列の向かって左端部、右端部をそれぞれ支持し、中間部ブラケット40は、サンプル台列の中間部、すなわち、隣接するサンプル台10の対向する端部を支持している。
なお、サンプル台10は3個以上並べて配置してもよく、この場合には、サンプル台10の個数に応じて2個以上の中間部ブラケット40を用いることになる。
上記のように構成された商品サンプル展示装置1は、自動販売機の前面を閉塞する外扉に形成された商品サンプル室内において、図2に示す態様で設置される。すなわち、ブラケット20(左端部ブラケット30及び中間部ブラケット40)が、後述する方法により商品サンプル室の背面に位置する背板60に取り付けられ、その上にサンプル台10が支持される。
なお、図2において、70は下方に配置されるサンプル台10に保持された商品サンプル等を照明するためのLED等を用いた照明装置、71は照明装置70を背板60に取り付けるための照明装置用ブラケットである。
同図に示すように、商品サンプル展示装置1においては、サンプル台10が、その両端部のみにおいてブラケット20(左端部ブラケット30及び中間部ブラケット40)により支持されるように構成されているので、商品サンプル室内のサンプル等を照明する照明装置70の光が遮られることがなく、自動販売機を前方から見た場合の美観を向上させることができる。
サンプル台10は、商品サンプルを保持するための部材であり、透明な樹脂により形成され、後述する平置状態において水平に延在する上壁12と、同じく垂直に延在する前壁14及び左右の側壁16と、を備えている。
上壁12には、半切り状の透光性商品サンプル(図示せず)を保持するための保持孔12aや、その前側でこれも透光性ダミーカード(図示せず)を保持するための半円形有底スリット12bが、商品サンプルの個数に応じて複数形成されている。更に、保持孔12aの後側にも、同様のダミーカード(図示せず)を保持するためのスリット12cが形成されている。
なお、図1及び図2において、サンプル台10は、それぞれ4個の商品サンプル等を保持し得るものとして示されているが、保持孔12aや半円形有底スリット12bの個数を適宜増減することにより、任意の個数の商品サンプル等を保持し得るものとして構成できることは言うまでもない。
前壁14は、上壁12の前縁部から下方へ延在しており、その下端部は、サンプル台10の左右両端部において、図5に示すように、前方側に折り返されて断面U字状の係合部14aを形成している。また、当該係合部14aの前方壁は、前壁14の略半分の高さ位置において前方側に折り返されたのち下方へ延在し、係合片14bを形成している。
ブラケット20は、商品サンプル室の背面に位置する背板60に取り付けられ、サンプル台10の左右それぞれの端部を支持する部材である。ブラケット20には、上述したように、左端部ブラケット30及び右端部ブラケット50、並びに、中間部ブラケット40の合計3種類がある。
ブラケット20(左端部ブラケット30、中間部ブラケット40及び右端部ブラケット50)は、いずれも樹脂により形成されている。ブラケット20が樹脂により形成されていることにより、従来技術においては必要であった複雑な板金加工や固定用ネジが一切不要となり、製造コストを大幅に低減することができる。
また、ブラケット20を形成する樹脂は、透明であることが好ましい。これにより、左端部ブラケット30及び右端部ブラケット50は、特に斜め前方から側面を見た場合に、また、中間部ブラケット40は、前方及び斜め前方から見た場合に、それぞれ、光を透過するため、サンプル台10に保持された商品サンプルが浮遊しているような印象を与えることができる。
以下、各ブラケットの形状について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、左端部ブラケット30及び右端部ブラケット50の斜視図である。
図示のように、左端部ブラケット30と右端部ブラケット50とは、左右対称に形成されている。そこで、以下においては、右端部ブラケット50に関する説明を括弧内に併記することにより、重複する説明を省略する。
左端部ブラケット30(右端部ブラケット50)は、スペーサ部31(51)と、サンプル台係合部32(52)と、側壁33(53)とを一体にした形状を有している。
スペーサ部31(51)は、左端部ブラケット30(右端部ブラケット50)の後方(背板60側)の部分であり、前方へ向け下方に傾斜した斜面31a(51a)を有している。
斜面31a(51a)には、その前縁部における側壁33(53)寄りの部位において上方へ突出する平面視略L字状の第1上方突片31b(51b)と、前後方向中央部における側壁33(53)寄りの部位において上方へ突出する平板状の第2上方突片31c(51c)とが形成されている。
また、斜面31a(51a)の後縁部には、背板60の厚さよりも長く後方へ突出した部分と、当該部分の先端から上方へ延在する部分とから成る2個の係合爪31d(51d)が、間隔をあけて設けられている。
サンプル台係合部32(52)は、左端部ブラケット30(右端部ブラケット50)の前方の部分であり、前部壁32a(52a)と、底部壁32b(52b(図示せず))と、後部壁32c(52c)とが側面視U字状に配置され、スペーサ部31(51)の斜面31a(51a)よりも下方において、係合溝32d(52d)を画定している。また、サンプル台係合部32(52)の、側壁33(53)とは反対側の端部には、端部壁32k(52k)が形成されている。
前部壁32a(52a)は、底部壁32b(52b)の前端から上方へ延在している。前部壁32a(52a)は、上部よりも下部が厚く形成されており、上部から下部への移行部には、角部32e(52e(図示せず))が形成されている。
端部壁32k(52k)は、底部壁32b(52b(図示せず))及び後部壁32c(52c)の、側壁33(53)とは反対側の端部を接続するような態様で、係合溝32d(52d)の内方へ突出している。また、端部壁32k(52k)の下部には、前方へ向け下方に傾斜した斜面32ka(52ka(図示せず))が形成されている。
後部壁32c(52c)は、底部壁32b(52b)の後端から上方へ斜面31a(51a)まで延在している。後部壁32c(52c)の前側(係合溝32d(52d)側)には、第1前方突片32f(52f)、第2前方突片32g(52g)及びリブ32h(52h)が形成されている。
第1前方突片32f(52f)は、斜面31a(51a)よりも下方において後部壁32c(52c)から前方へ突出しており、上部は側面視矩形状、下部は側面視直角三角形状に形成されている。当該下部の前縁32fa(52fa)は、側面視における直角三角形の斜辺を形成しており、下方へ向け後方に傾斜している。
第2前方突片32g(52g)は、斜面31a(51a)よりも下方において後部壁32c(52c)から前方へ突出しており、その中央部、下部は、第1前方突片32f(52f)と同様に、側面視で、それぞれ矩形状、直角三角形状に形成されている。第2前方突片32g(52g)の下部の前縁32ga(52ga(図示せず))は、側面視における直角三角形の斜辺を形成しており、下方へ向け後方に傾斜している。また、第2前方突片32g(52g)は、その中央部から斜面31a(51a)よりも上方へ突出する上方延長部32gb(52gb)を備えている。当該上方延長部32gb(52gb)は、第1上方突片31b(51b)のうち前後方向に延在する部分と同一平面内を延在しているが、当該部分よりも高い位置、具体的には第2上方突片31c(51c)の頂部と略同一の高さまで延在している。
リブ32h(52h)は、第1前方突片32f(52f)と第2前方突片32g(52g)の間に位置しており、斜面31a(51a)よりも下方において後部壁32c(52c)から前方へ突出しているが、その突出量は、最下部を除いて、第1前方突片32f(52f)及び第2前方突片32g(52g)の突出量よりも小さくされている。また、リブ32h(52h)の下部の形状は、端部壁32k(52k)の下部の形状と同一とされており、前方へ向け下方に傾斜した斜面32ha(52ha)(いずれも図示せず)を備えている。
側壁33(53)は、スペーサ部31(51)及びサンプル台係合部32(52)の左側面(右側面)の全体を覆うように形成されている。側壁33(53)の後縁部の下部には、背板60の厚さよりも長く後方へ突出した部分と、当該部分の先端から左方(右方)へ延在する部分とから成る係合爪33a(図示せず)(53a)が設けられている。
図4は、中間部ブラケット40の斜視図である。
中間部ブラケット40の要部は、左端部ブラケット30及び右端部ブラケット50を側壁33と側壁53が対向する状態に配置し、当該側壁33及び側壁53を取り除いたうえで接合した場合の形状と実質的に同一である。
ただし、スペーサ部41の斜面41aの後縁部には、係合爪41dが1個だけ設けられている。また、後方下部には、右側壁43R及び左側壁43L(図示せず)が設けられており、その後縁部の下部には、それぞれ右側係合爪43aR及び左側係合爪43aL(図示せず)が設けられている。さらに、スペーサ部41の斜面41aは、右側第1上方突片41bR及び左側第1上方突片41bLのうち左右方向に延在する部分の右端部(左端部)より右方(左方)において、右下方(左下方)へ傾斜する別の斜面によって置き換えられており、当該別の斜面は、それぞれ右側壁43R、左側壁43L(図示せず)まで延在している。
以上のように構成されたブラケット20は、その後部に形成された係合爪を背板60に穿設された穴に挿入し係止させることにより、背板60に固定される(図5参照)。すなわち、左端部ブラケット30については係合爪31d、33a(図示せず)が、右端部ブラケット50については係合爪51d、53aが、中間部ブラケット40については係合爪41d、43aR、43aL(図示せず)が、それぞれ、これらのブラケットを背板60に固定するために用いられる。
次に、商品サンプル展示装置1における、ブラケット20によるサンプル台10の支持態様について、図5を参照して説明する。
図5の(A)は、図1におけるA−A断面矢視図であり、サンプル台10が水平に支持されている状態を示している。また、同図の(B)は、サンプル台10が傾斜して支持されている状態を示す、同様の矢視図である。なお、図5は、サンプル台10が中間部ブラケット40により支持されている断面を示しているが、左端部ブラケット30及び右端部ブラケット50のそれぞれによるサンプル台10の支持態様も、同図に示したものと同様である。
図5の(A)に示された状態(平置状態)は、通常の状態であり、商品サンプルが保持されるサンプル台10の上壁12が水平になっている。
この状態において、サンプル台10の上壁12は、右側第2前方突片42gRの上方延長部42gbR及び右側第2上方突片41cRの頂部の上に載置されている。このとき、サンプル台10の側壁16は、右側第1上方突片41bR及び右側第2上方突片41cRよりも左側第1上方突片41bL及び左側第2上方突片41cLに近い側に位置している。換言すれば、右側第1上方突片41bR及び右側第2上方突片41cRは、サンプル台10の側壁16の内面側に位置している。これにより、右側第1上方突片41bR及び右側第2上方突片41cRは、サンプル台10が右方へ偏移したときに側壁16の内面と当接し、サンプル台10の右方へのさらなる偏移を規制する。
なお、平置状態において、サンプル台10の係合部14a及び係合片14bは、中間部ブラケット40の係合溝42d内に収容されている。
図5の(B)に示された状態(傾斜状態)は、商品サンプルの交換、背板の清掃等の保守作業を行うための状態であり、サンプル台10全体が平置状態から係合部14aを中心に前方へ回動され、商品サンプルが保持されるサンプル台10の上壁12は、前方へ向け下方に傾斜している。
この状態において、サンプル台10の係合部14aの後面は、中間部ブラケット40の右側第1前方突片42fRの前縁42faR及び右側第2前方突片42gRの前縁42gaRに当接すると共に、係合片14bの前面は、中間部ブラケット40の前部壁42aの角部42eに当接している。また、サンプル台10を、図5の(B)に示された状態から更に斜め下方へ押し込むことにより、係合部14aの底部が、中間部ブラケット40の端部壁42kRの斜面42kaRに当接し、位置決めがなされるようになっている。このとき、図5の(B)には示されていないが、サンプル台10の係合部14aの底部は、中間部ブラケット40のリブ42hRの斜面42haR(図示せず)にも当接している。
ここで、単品状態におけるサンプル台10の係合片14bの前面と係合部14aの後面との距離をL1、中間部ブラケット40の右側第1前方突片42fRの前縁42faR及び右側第2前方突片42gRの前縁42gaRと前部壁42aの角部42eとの距離をL2とすると、L1>L2の関係が成り立つ。すなわち、傾斜状態において、サンプル台10の係合部14a及び係合片14bは、全体として厚さが縮小する方向へ変形させられた状態で、中間部ブラケット40の右側第1前方突片42fRの前縁42faR及び右側第2前方突片42gRの前縁42gaRと前部壁42aの角部42eとの間に収容されている。そのため、サンプル台10を傾斜状態において強固に保持することができ、保守作業中に作業員の手が触れるなどした場合であっても、傾斜状態が容易に解除されてしまうことを防止することができる。
サンプル台10を、図5の(A)に示された平置状態から、図5の(B)に示された傾斜状態に移行させるためには、サンプル台10を上方へわずかに押し上げた状態で係合部14aを中心に前方へ回動させた後、係合部14aを中間部ブラケット40の右側第1前方突片42fRの前縁42faR及び右側第2前方突片42gRの前縁42gaRに沿って係合溝42dに差し込めばよい。
なお、左端部ブラケット30の斜面32ka,32ha、右端部ブラケット50の斜面52ka,52ha、並びに、中間部ブラケット40の斜面42kaR,42haR及び斜面42kaL,42haL(図示せず)のそれぞれに、サンプル台10の係合部14aの後側の角部が入り込む凹所を階段状に設けることにより、上述した平置状態及び傾斜状態の2つの状態以外の複数の状態で、サンプル台10を支持し得るように構成しても良い。
これにより、サンプル台10を、平置状態よりも少し前方へ向け下方に傾斜した状態でも支持することができ、商品サンプルが飛び出すような印象を与えたり、例えば年少者など背の低い購入者が多い場所に設置される自動販売機にあっては、商品サンプルを購入者の視線に合うように展示したりして、商品サンプルの訴求力を高めることができる。
以上のように構成された商品サンプル展示装置によれば、サンプル台及びブラケットが透明な樹脂により形成されているので、自動販売機を前方から見た場合、これらの部材は視認されにくく、サンプル台に保持された商品サンプルの訴求力を高めることができる。また、サンプル台が、その両端部のみにおいてブラケットにより支持されるように構成されているので、商品サンプル室内のサンプル等を照明する照明装置の光が遮られて暗い影が形成されることがなく、自動販売機を前方から見た場合、サンプル台に保持された商品サンプルの訴求力を高めることができる。また、ブラケットが、サンプル台を少なくとも平置状態及び傾斜状態の2つの状態において保持し得るように構成されているので、商品サンプルの交換、背板の清掃等の保守作業を行う際、サンプル台をブラケットから取り外すことなくブラケットの上に保持しておけるうえ、隣接するブラケットの間には、自動販売機の幅方向に連続して延在する部材が存在しないため、サンプル台の下面にアクセスし易く、作業性を向上させることができる。さらに、サンプル台の支持部材であるブラケットが樹脂により形成されているので、従来技術においては必要であった複雑な板金加工や固定用ネジが一切不要となり、製造コストを大幅に低減することができる。
1 商品サンプル展示装置
10 サンプル台
12 上壁
14 前壁
14a 係合部
14b 係合片
20 ブラケット
30 左端部ブラケット(ブラケット)
31d 係合爪
32a 前部壁
32b 底部壁
32c 後部壁
32d 係合溝
32e 角部
32f 第1前方突片(突片)
32g 第2前方突片(突片)
33a 係合爪
40 中間部ブラケット(ブラケット)
41d 係合爪
42d 係合溝
42e 角部
42fR 右側第1前方突片(突片)
42gR 右側第2前方突片(突片)
43aR 右側係合爪
43aL 左側係合爪
50 右端部ブラケット(ブラケット)
51d 係合爪
52a 前部壁
52b 底部壁
52c 後部壁
52d 係合溝
52e 角部
52f 第1前方突片(突片)
52g 第2前方突片(突片)
53a 係合爪
60 背板

Claims (6)

  1. 自動販売機の前面を閉塞する外扉に形成された商品サンプル室内に設置される商品サンプル展示装置であって、
    商品サンプルを保持する上壁と、前記上壁の前縁部から下方へ延在し下部に係合部を有する前壁と、を備えるサンプル台と、
    前記商品サンプル室の背面に位置する背板に取り付けられ、前記サンプル台の左右それぞれの端部を支持するブラケットと、を備え、
    前記サンプル台及び前記ブラケットは、透明な樹脂により形成されている
    ことを特徴とする商品サンプル展示装置。
  2. 自動販売機の前面を閉塞する外扉に形成された商品サンプル室内に設置される商品サンプル展示装置であって、
    商品サンプルを保持する上壁と、前記上壁の前縁部から下方へ延在し下部に係合部を有する前壁と、を備えるサンプル台と、
    前記商品サンプル室の背面に位置する背板に取り付けられ、前記サンプル台の左右それぞれの端部を支持するブラケットと、を備え、
    前記ブラケットは、前記係合部と係合し、前記サンプル台を、少なくとも前記上壁が水平に延在する平置状態、及び、前記上壁が前方へ向け下方に傾斜した傾斜状態の2つの状態で支持し得るように構成された係合溝を備える
    ことを特徴とする商品サンプル展示装置。
  3. 前記サンプル台の前記係合部は側面視U字状に形成されており、当該U字の前方に位置する壁の上端が前方側に折り返されたのち下方へ延在して係合片を形成しており、
    前記ブラケットの前記係合溝は、前部壁と底部壁と後部壁とにより画定され、
    前記前部壁は、高さ方向の略中間位置に角部を有し、
    前記後部壁の前面には、下方へ向け後方に傾斜された前縁を有する突片が設けられており、
    前記サンプル台が前記傾斜状態にあるとき、前記係合部は前記突片の前記前縁に当接し、前記係合片は前記角部に当接する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の商品サンプル展示装置。
  4. 前記サンプル台は、前記係合部を中心に回動させることにより、前記平置状態と前記傾斜状態との間を移動する
    ことを特徴とする、請求項2または3に記載の商品サンプル展示装置。
  5. 前記ブラケットは樹脂により形成されていると共に、その後縁部に係合爪を備え、当該係合爪を前記背板に穿設された穴に挿入し係止させることにより、当該背板に取り付けられる
    ことを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の商品サンプル展示装置。
  6. 前記樹脂は透明である
    ことを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の商品サンプル展示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109300224A (zh) * 2018-10-12 2019-02-01 深圳市安思科电子科技有限公司 一种基于区块链技术的防堵塞的无人售货机

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