JP2020196524A - エアゾール容器用の噴射部材 - Google Patents

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【課題】高さが低く、安定してガス抜き作業ができるエアゾール容器用の噴射部材を提供する。【解決手段】噴射ボタン13と、カバー部材14とからなり、カバー部材14は、エアゾール容器11と着脱自在に嵌合する上下の嵌合部31、30と、噴射ボタン13と当接して噴射ボタン13の下降を阻止する支持突起36と、ステム12から外された噴射ボタン13を所定の高さで支持する環状の支持壁33とを有し、前記噴射ボタン13は、切替つまみ23と支持突起36が重なるロック位置と重ならないロック解除位置との間で回動自在であり、噴射ボタン13に、支持壁33によって支持される被支持部22が設けられており、噴射ボタン13がステム12に装着されているとき、噴射ボタン13の操作部27の位置が前記上嵌合部31と同じ高さ位置にある噴射部材10。【選択図】図1

Description

本発明はエアゾール容器用の噴射部材に関し、とくに内容物を使い切った後、容器内に残ったガス(残ガス)の放出を安全かつ容易に行うことができる噴射部材に関する。
特許文献1には、容器本体からカバー体を取り外すと共に、噴射ボタンをステムから抜き取り、カバー体の上部に容器本体を上下逆にして取り付けて、ステムを噴射ボタンの上面に押し当てることにより、残ガスを放出する噴射ボタン装置が開示されている。このものは噴射ボタンの上面に左右方向の排出溝を有し、残ガスを排出溝に沿って放出させ、カバー体の左右の壁で排出溝に沿って噴出する残ガスを遮るようにしている。
特許3813833号公報
特許文献1の吐出部材は、噴射ボタンをカバー体が囲んでおり、さらに噴射ボタンの上面の操作部は第2嵌着部より下方にあるので、誤って噴射ボタンが押される危険性は低い。しかしカバー体が大きくなり、また噴射ボタンの操作性が悪くなる。本発明は、高さが低く、安定してガス抜き作業ができるエアゾール容器用噴射部材を提供することを技術課題としている。
本発明のエアゾール容器用の噴射部材10は、エアゾールバルブのステム12に装着される噴射ボタン13と、エアゾール容器11に嵌着されるカバー部材14とからなり、前記カバー部材14は、エアゾール容器11と着脱自在に嵌合する上下の嵌合部31、30と、ステム12から外された噴射ボタン13を所定の高さで支持する環状の支持壁33とを有し、噴射ボタン13に、ステム12から外されたとき、前記支持壁33によって支持される被支持部22が設けられており、噴射ボタン13がステム12に装着されているとき、噴射ボタン13の操作部27の位置が前記上嵌合部31と同じ高さ位置にあることを特徴としている。ここで、噴射ボタン13の操作部27の位置が前記上嵌合部31と同じ高さ位置にあるとは、操作部27の天面が上嵌合部31の高さの範囲内にあることを言う。
このような噴射部材10においては、前記噴射ボタン13とカバー部材14との間に、噴射ボタン13の下降を阻止するロック状態と下降を許すロック解除状態とを切り換えるロック機構(支持突起36、当接片(切替つまみ)23)が設けられているものが好ましい。その場合、前記カバー部材14は、噴射ボタン13の下降を阻止するための支持突起36を有し、前記噴射ボタン13は当接片23を有し、エアゾール容器11の容器本体15に対し、当接片23がカバー部材14の支持突起36と重なるロック位置と重なりが外れるロック解除位置との間で回動自在であるものが好ましい。
また、噴射ボタン13の上面にステム12が隙間をもって挿入されるステム挿入穴28が設けられているものが好ましい。前記支持突起36が支持壁33から突出しているものが好ましい。また、前記噴射ボタン13の下部20aにエアゾールバルブのステム12が嵌合するステム嵌合穴24を中心とする円筒面が形成され、前記カバー部材14が噴射ボタン13の円筒面と上下方向および回転方向に摺動自在に嵌合するガイド部34を有するものが好ましい。また、前記当接片23が噴射ボタン13を回動させる切替つまみを兼ねている噴射部材10が好ましい。
本発明の噴射部材は、噴射ボタンがステムに装着されているとき、噴射ボタンの操作部の位置を上嵌合部と同じ高さ位置にしているので噴射操作しやすい。他方、残ガスの排出のため、エアゾール容器をカバー部材の下方の嵌合部から外し、噴射ボタンがステムから離脱されたとき、被支持部が支持壁によって支持され、噴射ボタンの中央部は下方に落とされていわば宙吊りになる。そのため、噴射ボタンの上面が下がり、上下反転したエアゾール容器を上嵌着部に装着することでステムを噴射ボタンと当接させて開放状態に維持することができる。そのため、噴射部材の高さを低く小型化することができ、噴射部材の外径が小さくてもガス抜き作業を安定して行うことができる。
前記噴射ボタンとカバー部材との間に、噴射ボタンの下降を阻止するロック状態と下降を許すロック解除状態とを切り換えるロック機構が設けられている場合は、噴射ボタンの操作部が上嵌合部と同じ高さであっても、噴射ボタンの誤操作を一層防止することができる。さらに噴射ボタンが、当接片を有し、エアゾール容器の容器本体に対し、当接片がカバー部材の支持突起と重なるロック位置と重なりが外れるロック解除位置との間で回動自在であり、ロック状態とロック解除状態を切り替える機構を有している場合は、ロック状態と解除状態の切り替えが容易である。また、ロック機構を設けても噴射ボタンの高さが高くならない。
このような噴射部材において、噴射ボタンの上面にステム挿入穴が設けられている場合は、残ガスの排出時にエアゾール容器を上下逆して上嵌合部に嵌合させたとき、ステム挿入穴の深さ分、噴射ボタンの上面位置より低い位置にステムの上端を当接させることができる。そのため、噴射部材をより一層低く(小型化)することができる。さらに残ガスは、ステムとステム挿入穴の間を通り、四方に拡がりながら穏やかに排出される。
また、前記支持突起が支持壁から突出している場合は、カバー部材の構成をシンプルにすることができる。前記噴射ボタンの下部にステム嵌合穴を中心とする円筒面が形成され、前記カバー部材が噴射ボタンの円筒面と上下方向および回転方向に摺動自在に嵌合するガイド部を有する場合は、噴射ボタンの上下動および回動が安定する。前記当接片が噴射ボタンを回動させる切替つまみを兼ねている場合は、噴射ボタンの構成がシンプルになる。
図1Aは本発明の噴射部材の一実施形態のロック状態を示す断面図、図1Bはその噴射部材の平面図である。 図2Aおよび図2Bは、図1の噴射部材のロック解除状態および噴射状態の断面図である。 図3は図1Aの噴射部材のガス放出状態を示す断面図である。
図1Aに示す噴射部材10は、エアゾール容器11のステム12に装着される噴射ボタン13と、エアゾール容器11の上端に着脱可能に取り付けられているカバー部材14とからなる。エアゾール容器11は、容器本体15と、その上端開口に固着されるバルブアッセンブリ16とを有し、容器本体15内には噴射させる内容物が噴射剤と共に充填されている。バルブアッセンブリ16は、マウンティングカップ17と、そのマウンティングカップ17に保持されるハウジング18と、そのハウジング18内に上下移動自在に収容され、上向きに付勢されている前記ステム12とからなる従来公知のものである。
エアゾール容器11の内容物は、溶媒に有効成分を含有させた原液と、その原液を霧などの状態にして噴射する噴射剤とからなる。有効成分としては、スタイリング剤、トリートメント剤、紫外線吸収剤、収斂剤、保湿剤、害虫忌避剤、消炎鎮痛剤、鎮痒剤など人体用の薬剤、殺虫剤、芳香剤、消臭剤、花粉除去剤などの空間噴霧用の薬剤、潤滑剤などの工業用の薬剤などが挙げられる。溶媒としては、水やアルコールなどの水性溶媒、炭化水素油、エステル油、油脂、シリコーン油などの油性溶媒、およびこれらの混合物があげられる。噴射剤としては、液化石油ガス、ジメチルエーテル、ハイドロフルオロオレフィンなどの液化ガスが挙げられる。
噴射ボタン13は、ブロック状ないし柱状の中央部20と、その中央部20の前面から突出するノズル21と、中央部20の周囲に設けられる環状の被支持部22と、中央部20の後部から後方に突出する切替つまみ23とを有する。中央部20の下面には、ステム12が気密に嵌合するステム嵌合穴24が設けられており、前方に延びるノズル21の先端とステム嵌合穴24とはL字状の通路25で連通している。噴射ボタン13の材料としては、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリアミドなどの合成樹脂が用いられる。ノズル21の先端には噴射形態に応じた噴孔26aを備えたノズルチップ26が装着されている。
中央部20の下部20aはステム嵌合穴24を中心とする円柱状であり、表面が円筒面とされている。ステム嵌合穴24とステム12の嵌合は、噴射ボタン13をステム12に対して回動させることができる程度とする。中央部20の上部20bは円柱状にする必要がなく、角柱状など、指による操作がしやすい形態を選択することができる。
中央部20の上端は指で押し操作するための操作部27であり、その操作部27に、残ガス排出のときにエアゾール容器11のステム12を挿入するステム挿入穴28が設けられている。ステム挿入穴28は有底筒状であり、内周面は上端の開口に向かって拡がるテーパ状にしており、残ガス排出のときにステム12の上端縁が当接し、エアゾール容器11の押し下げに応じてステム12を押し込む面である。ステム挿入穴28の底面は残ガス排出のときに排出されたガスが衝突して勢いを抑制して周囲への飛散を防止する。なお、ステム挿入穴28の内周面はステム12との間に排出されるガスを通す隙間(図3の符号G)ができる程度の内径にしている。ただし、内周面に排出するための溝を設けて、ストレートの円筒状にしてもよい。
ステム嵌合穴24とステム挿入穴28とは同心状に配置されている。それにより、カバー部材14の上端および下端に設けられる嵌合部30、31同士も同心状にすることができ、外観がシンプルになる。ただしステム嵌合穴24とステム挿入穴28を平面視でずらせ、互いに平行に配置してもよい。その場合は両者が干渉しないため、中央部20の高さをさらに低くすることができる。
図1Bに示すように、中央部20の周囲を囲むように、円板状など、環状の被支持部22が設けられている。被支持部22の前側はノズル21の側面に連続している。被支持部22は、噴射ボタン13がエアゾール容器11から外されたときに落下し、カバー部材14の支持壁33によって支持される。被支持部22の後端からは、噴射ボタン13の回動を操作する板状の切替つまみ23が後方に突出している。この実施形態では、切替つまみ23は支持突起36と当接する当接片を兼ねている。切替つまみ23の一方の側縁23aは円板状の被支持部22の接線方向に延びており、他方の側縁23bは噴射ボタンの半径方向に延びている。このように切替つまみ23をずらせているのは、切替時の回動操作を少なくして切り替えやすくするためである。切替つまみ23は、被支持部22とは別に、中央部20の側面から突出させてもよい。切替つまみ23の側縁23a、23bや先端23cに補強のためのリブ23dを設けるのが好ましい。被支持部22の周囲にも補強のためのリブ22aを設けるのが好ましい。
カバー部材14は、エアゾール容器11の上端外周、とくにマウンティングカップ17の周囲に嵌合される下嵌合部30および上嵌合部31と、それらを繋ぐ筒状の周壁32と、ステム12から外された噴射ボタン13を支持する環状の支持壁33と、噴射ボタン13の中央部20の下部20bと上下方向および回転方向に摺動自在に嵌合する筒状のガイド部34とを備えている。カバー部材14の材料は、噴射ボタン13と同様に、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリオレフィン、ポリアミドなどの合成樹脂が用いられる。
下嵌合部30は平面視で円環状であり、マウンティングカップ17のフランジ17aの上面と係合する上壁30aと、フランジ17aの外周面と接する外周部30bと、フランジ17aの下部に係合される係止部30cとから断面略コ字状とされている。係止部30cは全周に設けずに部分的に形成してもよい。上嵌合部31は、噴射ボタン13を操作する指を入れるため、後方は開放されており、平面視は略C字状を呈している。断面形状は下嵌合部30とほぼ同様であるが、上下逆となっており、下壁31aと、外周部31bと、係止部31cとからなる。
図1Bに示すように、カバー部材14の周壁32は、上嵌合部31と同様に後方が開放されており、さらに周壁32の前部には噴射物を通すための開口35が形成されている。周壁32は噴射ボタン13を囲んでおり、誤って噴射ボタン13が押されないようにガードする部位である。カバー部材14の支持壁33は略水平に延びる平面視が円板状ないし扇状の部位である。支持壁33の前側はノズル21との干渉を避けるため、扇状の切り欠き33aが設けられている。支持壁33の中心部に設けられる筒状のガイド部34も、支持壁33と同様に前側が扇状に切りかかれている。支持壁33の上面には、噴射ボタン13の下降を妨げる支持突起36が設けられている。支持突起36は支持壁33の一部を突出させてもよく、異なる部材を取り付けてもよい。
つぎに上記のように構成される噴射部材10の作用を説明する。図1A、図1Bは、噴射ボタン13を切替つまみ23が支持突起36と重なる位置に回動させたロック状態を示している。この状態では、噴射ボタン13の上端の操作部27を押しても、支持突起36が切替つまみ23に当接するので、噴射ボタン13は下がらない。それにより幼児などによる誤使用を防止することができる。
エアゾール製品を使用する場合は、噴射ボタン13を図1Bの矢印P1方向に回動して、切替つまみ23が支持突起36と重ならないようにする。それにより図2Aのように、切替つまみ23の下面と支持壁33の上面との間にスペースSができる。この状態では、図2Bのように、噴射ボタン13の操作部27はカバー部材14の上嵌合部31と同じ高さ位置にあるため、容易に噴射ボタン13を指で押し下げてステム12を下降させ、エアゾールバルブを開放し、内容物を噴射することができる。指を離すとエアゾールバルブのバネによりステム12が上昇し、次の噴射に備えることになる。
噴射を繰り返し行い、内容物を使い切ったとき、カバー部材14および噴射ボタン13をエアゾール容器11から取り外し、図3に示すようにカバー部材14を床面Yなどの上に載置する。このとき、噴射ボタン13はステム12で支持されないので、ガイド部34でガイドされながら下方に落下し、噴射ボタン13の被支持部22がカバー部材14の支持壁33の上面に当接することにより支持される。それにより噴射ボタン13は低い位置で安定して保持される。
この状態で上下を逆にしたエアゾール容器11をカバー部材14に装着する。具体的には、ステム12を噴射ボタン13のステム挿入穴28に挿入させながら、マウンティングカップ17のフランジ17aをカバー部材14の上嵌合部31に嵌合させる。それにより、ステム12が押し上げられた状態が維持され、エアゾール容器11内の残ガスが放出される。ステム12から放出されたガスは、ステム挿入穴28とステム12の隙間Gを通り、矢印J方向に流出する。それによりエアゾール容器11を安全に廃棄またはリサイクルすることができる。なお、カバー部材14の上嵌合部31の後方が解放されているため、残ガスの排出を途中で止めるときや残ガス排出後にエアゾール容器11をカバー部材14から容易に外すことができる。
この実施形態の噴射部材10は、ロック状態とロック解除状態を切り替える機構を有しているため、噴射ボタン13がステム12に装着されているときは操作部27の位置を上嵌合部31と同じ高さ位置にしても誤操作されにくく、しかも噴射操作しやすい。また、残ガスの排出時は、噴射ボタン13がステム12から離脱されて被支持部22が支持壁33によって支持され、噴射ボタン13の中央部は下方に落とされて宙吊りになり、噴射ボタン13の操作部27が下がり、上下反転したエアゾール容器11を上嵌合部31に装着することでステム21を噴射ボタン13の操作部27と当接させて開放状態に維持することができる。そのため、噴射部材10の高さを例えば20〜30mmと低くすることができ、また噴射部材10の外径を例えば30〜40mmと小さくしても安定したガス抜き作業を行うことができる。
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲内で種々変更して実施することができる。たとえば、前記実施形態ではロック機構を設けているが、本発明はロック機構を設けない場合についても適用することができ、噴射部材を小型化できる。また、前記実施形態では、カバー部材14に設けた支持突起36と噴射ボタン13に設けた当接片(切替つまみ)23の重なる位置に回動させるか、重ならない位置に回動させるかにより、ロック状態とロック解除状態を切り替えているが、両者の間にロックピンやロックプレートなどのロック部材を差し込んだり抜き取ったりすることで切り替えるようにしてもよい。
前記実施形態では噴射ボタン13やカバー部材14をそれぞれ一つの部品としているが、たとえば噴射ボタン13を切替つまみ23と、ノズル21とに分離し、両者を回動自在に組み合わせるなど、2つ以上の部品を組み合わせて構成してもよい。さらに噴射ボタン13の前端とカバー部材14の前部を樹脂ヒンジなどで連結してもよい。さらに前記実施形態では、噴射ボタン13の中央部の上面を指で操作する操作部27としているが、切替つまみ23を押し下げて操作するようにしてもよい。その場合は噴射ボタン13の高さを一層低くすることができる。
10 噴射部材
11 エアゾール容器
12 ステム
13 噴射ボタン
14 カバー部材
15 容器本体
16 バルブアッセンブリ
17 マウンティングカップ
17a フランジ
18 ハウジング
20 中央部
20a 下部
20b 上部
21 ノズル
22 被支持部
22a リブ
23 切替つまみ(当接片)
23a、23b 側縁
23c 先端
23d リブ
24 ステム嵌合穴
25 L字状の通路
26 ノズルチップ
26a 噴孔
27 操作部
28 ステム挿入穴
G 隙間
30 下嵌合部
30a 上壁
30b 外周部
30c 係止部
31 上嵌合部
31a 下壁
31b 外周部
31c 係止部
32 周壁
33 支持壁
33a 切り欠き
34 ガイド部
35 開口
36 支持突起
P1 回動方向
S スペース
Y 床面
J 矢印(残ガスの流出)

Claims (7)

  1. エアゾールバルブのステムに装着される噴射ボタンと、
    エアゾール容器に嵌着されるカバー部材とからなり、
    前記カバー部材は、エアゾール容器と着脱自在に嵌合する上下の嵌合部と、ステムから外された噴射ボタンを所定の高さで支持する環状の支持壁とを有し、
    噴射ボタンに、ステムから外されたとき、前記支持壁によって支持される被支持部が設けられており、
    噴射ボタンがステムに装着されているとき、噴射ボタンの操作部の位置が前記上嵌合部と同じ高さ位置にある、
    噴射部材。
  2. 前記噴射ボタンとカバー部材との間に、噴射ボタンの下降を阻止するロック状態と下降を許すロック解除状態とを切り換えるロック機構が設けられている請求項1記載の噴射部材。
  3. 前記カバー部材は、噴射ボタンの下降を阻止するための支持突起を有し、
    前記噴射ボタンは当接片を有し、エアゾール容器の容器本体に対し、当接片がカバー部材の支持突起と重なるロック位置と重なりが外れるロック解除位置との間で回動自在である請求項2記載の噴射部材。
  4. 前記噴射ボタンの上面に、ステムが隙間をもって挿入されるステム挿入穴が設けられている、請求項1〜3いずれか記載の噴射部材。
  5. 前記支持突起が支持壁から突出している請求項3記載の噴射部材。
  6. 前記噴射ボタンの下部にエアゾールバルブのステムが嵌合するステム嵌合穴を中心とする円筒面が形成され、
    前記カバー部材が噴射ボタンの円筒面と上下方向および回転方向に摺動自在に嵌合するガイド部を有する請求項3または5記載の噴射部材。
  7. 前記当接片が噴射ボタンを回動させる切替つまみを兼ねている請求項3、5、6いずれか記載の噴射部材。
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