JP2020191763A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
Description
金属製の筐体(10)内に収容される回路基板(5)に、電力線(Lp、Ln)に接続される電力変換回路部(2)の少なくとも一部と、上記電力変換回路部の電力変換動作を制御する制御回路部(3)と、上記筐体に電気的接続されたコンデンサ(41、42)を含むフィルタ回路(4)とが搭載された電力変換装置(1)であって、
上記回路基板は、上記筐体と一体的に形成される複数の基板支持部(11)に支持され、
上記制御回路部は、上記回路基板の異なる領域に形成される複数の回路(31、32)と、複数の上記回路にそれぞれ対応する複数のグランドパターン(GP1、GP2)を有しており、
複数の上記グランドパターンは、筐体グランド部(GND1、GND2)となる少なくとも1つの上記基板支持部とそれぞれ電気的接続されると共に、複数の上記グランドパターンに共通の筐体グランド部(GND1)を有し、各グランドパターンは、共通の上記筐体グランド部の筐体グランド面(12)又は上記筐体グランド面と電気的接続される接続導体部(M)に個別に接続される、電力変換装置にある。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
電力変換装置に係る実施形態1について、図1〜図10を参照して説明する。
本形態の電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の電動車両に搭載される車載用電力変換装置として構成される。
図1に模式的に示すように、電力変換装置1は、金属製の筐体10と、筐体10内に収容される、電力変換回路部2と、制御回路部3と、フィルタ回路4と、これら回路が搭載される回路基板5とを有する。電力変換回路部2には、電力線である正極線Lp及び負極線Lnが接続され、制御回路部3によって、電力変換回路部2の電力変換動作が制御される。電力変換回路部2は、その少なくとも一部の回路部21が、回路基板5に搭載されている。フィルタ回路4は、筐体10に電気的に接続されたコンデンサであるコモンモードコンデンサ41、42を含む。
なお、図1、図2において、回路基板5の板厚方向Xと直交する方向、すなわち、回路基板5の板面と平行な方向を、以降、板面方向Yと称する。
また、電力変換装置1は、便宜的に、図2における回路基板5の筐体グランド部GND側を下側、その反対側を上側と称し、載置面となる表面52を基板層の最下層と称する。
この構成の詳細と作用効果については、後述する。
図3に示すように、電力変換回路部2は、複数のスイッチング素子SW1〜SW6を備えており、これらスイッチング素子SW1〜SW6は、電力供給のための正極線Lp又は負極線Lnに、又は、出力線である正極側出力線L1又は負極側出力線L2に接続される。正極線Lp、負極線Lnは、高圧バッテリBHの正極端子、負極端子にそれぞれ接続され、出力線L1、L2は、補機バッテリBLの正極端子、負極端子にそれぞれ接続される。スイッチング素子SW1〜SW6は、スイッチングモジュールSMとして、筐体10内に収容される。
制御回路部3は、電力変換回路部2における電力変換動作を制御して、補機バッテリBLを所定の電圧に維持する。制御回路部3には、外部からの信号が入力する信号線Lsが外部接続端子6を介して接続されており、例えば、車両側の電子制御装置(以下、ECUと称する)からの制御指令や、図示しない電圧センサ又は電流センサからの検出信号等が入力するようになっている。
なお、コモンモードコンデンサ41、42を構成する複数のコンデンサ41a、42aの数は、任意に設定することができる。
このとき、外部接続回路31の信号コネクタ33は、回路基板5の頂壁10C側の表面51に載置され、外部接続回路31は、回路基板5の底壁10A側の表面52を、主たる搭載領域R1としている。制御回路部3の主制御回路32、フィルタ回路4は、回路基板5の頂壁10C側の表面51に配置される。
なお、図示される筐体グランド部GND1〜GND3の配置は一例であり、適宜変更することができる。また、回路基板5の回路構成や配置等に対応させて、図示される以外の任意の位置に、基板支持部11を設けることができる。
このようにして、制御回路部3へ重畳するコモンモードノイズを、筐体グランド部GND1からも筐体10へ吸収することができ、外部への流出を抑制することができる。
例えば、基板最下層に位置するグランドパターンGP1と、接続導体部Mを介したグランドパターンGP2との接続位置は、必ずしも筐体グランド面12の面内でなくてもよい。すなわち、筐体グランド部GND1の外径よりも外側において、接続導体部MがグランドパターンGP1に接続される構成とすることもできる。その場合には、例えば、接続位置を、筐体グランド部GND1と筐体グランド部GND2との間の距離の1/2よりも筐体グランド部GND1側とするとよい。
電力変換装置に係る実施形態2について、図11を参照して説明する。
上記実施形態1では、複数の基板支持部11を、いずれも、取付穴71を有する円柱体状に構成したが、異なる形状としてもよい。例えば、少なくとも共通の筐体グランド部GND1となる基板支持部11を、角柱体状又はブロック体状として、筐体グランド面12をより大きくした構成としてもよい。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
電力変換装置に係る実施形態3について、図13を参照して説明する。
本形態では、上記実施形態2と同様に、共通の筐体グランド部GND1となる基板支持部11を、直方体形状のブロック体にて構成して、信号コネクタ33から信号線Lsの下側へ延長し、さらに、延長方向の側壁10Bに接続される構成としている。このとき、信号線Lsが接続される長辺側の側壁10Bだけでなく、これに続く短辺側の側壁10Bへも接続されて、これら側壁10Bのなす角部と一体的に、共通の筐体グランド部GND1を配置することができる。筐体グランド面12は、信号コネクタ33及び信号線Lsの下面全体を覆う長方体形状をなしており、信号コネクタ33及び信号線Lsは、この筐体グランド面12上に支持される。
これにより、コモンモードノイズをより低減して、信号線Lsから外部への流出を抑制する効果を高めることが可能となる。
例えば、電力変換装置1の電力変換回路部2、制御回路部3、フィルタ回路4の回路構成は、上述したものに限らず、適宜変更することができる。筐体や回路基板の形状、その他の装置構成についても同様である。
また、電力変換装置1は、降圧用DC−DCコンバータに限るものではなく、直流電力を交流電力に変換するインバータ、直流電力を昇圧してインバータに供給する昇圧コンバータ等に適用することもできる。さらに、電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両用に限るものではなく、任意の用途に使用することができる。
10 筐体
11 基板支持部
12 筐体グランド面
2 電力変換回路部
3 制御回路部
4 フィルタ回路
5 回路基板
GP グランドパターン
GND1〜GND3 筐体グランド部
Claims (8)
- 金属製の筐体(10)内に収容される回路基板(5)に、電力線(Lp、Ln)に接続される電力変換回路部(2)の少なくとも一部と、上記電力変換回路部の電力変換動作を制御する制御回路部(3)と、上記筐体に電気的接続されたコンデンサ(41、42)を含むフィルタ回路(4)とが搭載された電力変換装置(1)であって、
上記回路基板は、上記筐体と一体的に形成される複数の基板支持部(11)に支持され、
上記制御回路部は、上記回路基板の異なる領域に形成される複数の回路(31、32)と、複数の上記回路にそれぞれ対応する複数のグランドパターン(GP1、GP2)を有しており、
複数の上記グランドパターンは、筐体グランド部(GND1、GND2)となる少なくとも1つの上記基板支持部とそれぞれ電気的接続されると共に、複数の上記グランドパターンに共通の筐体グランド部(GND1)を有し、各グランドパターンは、共通の上記筐体グランド部の筐体グランド面(12)又は上記筐体グランド面と電気的接続される接続導体部(M)に個別に接続される、電力変換装置。 - 上記制御回路部は、複数の上記回路が、上記回路基板の異なる表面(51、52)に配置され、上記回路基板の板厚方向(X)において、複数の上記回路の形成領域(R1、R2)の一部が絶縁層(5A)を介して重なる重なり領域(R)を有しており、上記重なり領域内に又は上記重なり領域に近接して、共通の上記筐体グランド部が配置される、請求項1に記載の電力変換装置。
- 上記板厚方向において、複数の上記グランドパターンは、上記絶縁層を介して対向する位置にあり、上記筐体グランド面に直接又は上記絶縁層に埋設される上記接続導体部を介して接続される、請求項2に記載の電力変換装置。
- 上記基板支持部は、上記回路基板と平行な上記筐体の第1壁部(10A)から突出し、突出端側に上記筐体グランド面を有する柱状体又はブロック体であり、上記筐体グランド面に上記回路基板が載置されることにより、複数の上記グランドパターンが上記筐体グランド面に電気的接続される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
- 上記電力変換回路部は、上記電力線又は出力線(L1、L2)に接続される複数のスイッチング素子(SW1〜SW6)を備えており、
上記制御回路部は、複数の上記回路として、信号伝達用の外部接続端子(6)に接続される外部接続回路(31)と、上記スイッチング素子の制御信号を生成する主制御回路(32)とを備えており、
上記外部接続回路は、上記外部接続端子が取り付けられる上記筐体の第2壁部(10B)に近接して配置されており、共通の上記筐体グランド部は、他の上記筐体グランド部よりも上記第2壁部に近い位置にある、請求項4に記載の電力変換装置。 - 共通の上記筐体グランド部は、上記筐体グランド面の面積が、他の上記筐体グランド部よりも大きい、請求項5に記載の電力変換装置。
- 上記外部接続回路は、コネクタ(33)を介して上記外部接続端子と接続されており、
上記コネクタは、共通の上記筐体グランド部の上記筐体グランド面に支持される、請求項6に記載の電力変換装置。 - 上記外部接続回路は、コネクタ(33)及び信号線(Ls)を介して上記外部接続端子と接続され、共通の上記筐体グランド部は、上記第1壁部及び上記第2壁部と一体的に設けられており、
上記コネクタ及び上記信号線は、共通の上記筐体グランド部の上記筐体グランド面に支持される、請求項6に記載の電力変換装置。
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