JP2020190537A - 検査装置及び検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】厚みを有する平面視略円形(丸形)の商品などでも、表裏両面の検査を確実に行える装置を提供する。【解決手段】検査装置1は、検査対象物Wを搬送する搬送面10a、20a、30aを備えたベルトコンベア10、20、30、搬送途中で検査対象物Wを変位させる変位機構40、検査対象物Wを変位させる前に検査対象物Wの上面に付されているラベルL1を検査する第一検査部21、検査対象物Wを変位させた後に検査対象物Wの上面に付されているラベルL2を検査する第二検査部31を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、検査対象物の表裏両面に付されているラベルを検査する技術に関する。
コンビニエンスストア等のベンダー工場においては、米飯、おにぎり等は包装されてラベルが貼付されて出荷される。そこで、商品と包装材、ラベルの印字内容の不一致が発生すると、納入先の店舗では販売できなくなり、ベンダー工場は、正規のラベルが貼付された商品を店舗へ届けなくてはならなくなるほか、売価補償などの損害が発生する。
この点、弁当や三角形のおにぎりなどは、安定した姿勢をとらせて搬送できるので、自動値付け機の搬送コンベア上で検査装置を使用して表面と裏面の検査をすることが容易である。弁当などは、平面の面積が比較的大きいので、底面に貼付されたラベルに関しては、コンベアの底面側に開口部を設けて検査することもできる。また、三角形のおにぎりは、ガイドなどを用いて直立した状態で搬送することができ、この直立した状態で側方からラベルの貼付や検査を行うことができる。
特開平02−113376号公報
しかしながら、特許文献1記載の装置では、厚みを有する平面視略円形(丸形)の商品などは直立した状態で搬送するのが難しいので確実な検査ができないという問題があった。
そこで本発明は、厚みを有する平面視略円形(丸形)の商品などでも、表裏両面の検査を確実に行える装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る検査装置は、検査対象物を搬送する搬送手段と、搬送途中で前記検査対象物の第一の面と第二の面を変位させる変位機構と、前記検査対象物を変位させる前と後において、前記検査対象物の前記第一の面と前記第二の面を検査する検査手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、厚みを有する平面視略円形(丸形)の商品などでも、表裏両面の検査を確実に行うことができる。
本発明の第一の実施形態に係る検査装置を示した外観斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る検査装置において、検査対象物が搬送される様子を説明する外観斜視図であって、(a)検査対象物が変位させられる前の状態、(b)検査対象物が変位させられた後の状態、を示す。 本発明の第一の実施形態に係る検査装置において、検査対象物が搬送される様子を説明する模式図であって、(a)低速のベルトコンベア上を複数の検査対象物が搬送されている状態、(b)複数の検査対象物のうち、下流にある検査対象物が高速のベルトコンベア上に移った状態、を示す。 本発明の第一の実施形態に係る検査装置において、検査対象物が連設するベルトコンベアに移る際に浮き上がるのを抑止される様子を説明する図であって、(a)検査対象物が上流のベルトコンベア上にある状態、(b)検査対象物が下流のベルトコンベアへ移る際に浮き上がりを抑止されている状態、を示す。 本発明の第一の実施形態に係る検査装置において、検査対象物が、二本の搬送ベルトで構成されたベルトコンベア上を搬送される様子を説明する模式図である。 本発明の第一の実施形態に係る検査装置において、変位機構により、検査対象物が後ろ回りに半回転する様子を表した模式図である。 本発明の第一の実施形態に係る検査装置において、検査対象物が消勢部材に衝突する際の様子を説明する平面図である。 本発明の第一の実施形態に係る検査装置において、検査の結果エラーとなった検査対象物が搬送ラインから選別(排除)される様子を説明する模式図であって、(a)選別前、(b)選別時、を示す。 本発明の第二の実施形態に係る検査装置の変位機構を示した外観斜視図である。 本発明の第二の実施形態に係る検査装置において、変位機構により検査対象物が前回りに半回転する様子を説明する模式図であって、(a)検査対象物が上流側のベルトコンベア上にある状態、(b)検査対象物が変位機構の受け部材に移った状態、(c)検査対象物が受け部材から下流側のベルトコンベアに移る状態、(d)検査対象物が下流側のベルトコンベア上に移った状態、を示す。
以下、本発明の第一の実施形態に係る検査装置1について、図を参照して説明する。
図1及び図2に示されるように、本発明の実施形態に係る検査装置1は、ベルトコンベア10、20、30、浮き上がり防止機構12、第一検査部21、第二検査部31、変位機構40、及び選別機構50を備えた装置である。この検査装置1は、ベルトコンベア10、20、30上を搬送される検査対象物Wの表裏両面に付されたラベルL1、L2を検査する。より具体的には、図2(a)に示されるように、検査対象物Wの一面側に付されているラベルL1を検査した後、図2(b)に示されるように、搬送路20a、30a上における検査対象物Wの向きを変位させ、ラベルL1が付されている面とは反対側の面に付されているラベルL2を検査する。いずれの検査においても、搬送過程において、搬送面10a、20a、30aに当接する面とは反対の上面にラベルL1、L2がくるようにし、上面にあらわれたラベルL1、L2を検査する。
なお、本実施形態において、検査対象物Wの向きを「変位」させることは、検査対象物Wに付されているラベルL1、L2を第一検査部21、第二検査部31に向けることを意味する。この点、本実施形態では、搬送面20a、30aの上方に第一検査部21や第二検査部31が設けられると共に、検査対象物Wの表裏面にラベルL1、L2が付されているため、検査対象物Wの向きを変位させる場合、検査対象物Wの上下を反転させることになる。一方で、本実施形態にかかわらず、第一検査部21や第二検査部31が設けられている位置やラベルL1、L2が付されている箇所によっては、検査対象物Wの向きの変位は上下の反転に限られない。
●検査対象物W
ここではまず、本実施形態に係る検査装置1の検査対象たる検査対象物Wについて説明しておく。
検査対象物Wは、少なくとも表面と裏面の両面にラベルL1又はラベルL2が付されたものであり、特に当該ラベルL1又はラベルL2が付された表裏いずれかの面をベルトコンベア10、20、30の搬送面10a、20a、30aに当接させた状態でしか安定した姿勢を取ることができないものである。
本実施形態においては、検査対象物Wとして一定の厚みを有する平面視略円形状のおにぎり(厳密には、おにぎりの形状のとおりにポリプロピレンフィルム等の包装材で包装されている)を想定している。このようなおにぎりは、円形の面を表面又は裏面とし、当該表面又は裏面のいずれかを下面とすれば安定した姿勢を維持できる一方、周方向の面によって立たせると転がってしまい、ラベルL1、L2の検査を適切に行えない虞がある。
ただし、このことは、本実施形態に係る検査装置1が他の形状のもの、例えば平面視略三角形状のおにぎり等を検査対象とすることを妨げるものではなく、表面と裏面の両面にラベルL1又はラベルL2が付されたものであれば、検査装置1を当該ラベルL1、L2の検査に好適に用いることができる。
なお、本実施形態に係る検査装置1の説明においては、検査対象物Wの表面と裏面に付されているラベルを区別するため、表面に付されているラベルを「ラベルL1」とし、裏面に付されているラベルを「ラベルL2」としている。しかしながら、本発明は一面側とその反対の面に付されたラベルL1、L2を共に検査することを目的しており、実際にどちらの面が表あるいは裏であるかによって、本発明の実施が制限等されることはない。
本実施形態において、検査対象物Wに表面に付されているラベルL1には、検査対象物Wたる商品の画像等が表示されている。
また、裏面に付されているラベルL2には、検査対象物Wたる商品の情報をコード化したバーコードやQRコード(登録商標)等のシンボルコードが表示されている。
なお、本実施形態において、検査対象物WにはラベルL1、L2が付されているが、ここで「付されている」とは、検査対象物Wを包装するフィルムにラベルが貼付されている例、フィルム等に直接印字されている例など、広く、検査対象物Wの表面又は裏面に可視的に情報が表示されている例を含むことを意味する。
●ベルトコンベア10、20、30
ベルトコンベア10、20、30は、ラベルL1、L2が付された検査対象物Wの搬送路を構成すると共に、当該検査対象物Wを搬送する搬送手段である。
これらのベルトコンベア10、20、30は、一直線上に連設されており、それぞれ、モータの駆動を受けて回転する回転体、一定間隔で配設された一組の回転体に掛け渡された搬送ベルトなどによって構成され、一方向に検査対象物Wを搬送する。
ベルトコンベア10は、他の機器等から供給された検査対象物Wを下流に連設されているベルトコンベア20へ搬送する。
このベルトコンベア10の搬送面10aは、他のベルトコンベア20、30の搬送面20a、30aに比して幅広に構成されており、下流側には、搬送方向に長さを有する集約部材11が搬送面の幅方向の両端に一つずつ設けられている。この集約部材11には、搬送方向に沿って回転するローラーが内側に設けられている。また、互いに向き合う一対の集約部材11同士の距離は、下流方向に向かって徐々に幅狭となり、下流端では検査対象物Wの幅と略等しくなっている。これにより、上流において搬送面10a上に無秩序に置かれていた検査対象物Wは、集約部材11によって一列に整列させられる。
なお、搬送ラインのレイアウト、またはベルトコンベア10の仕様によっては、集約部材11は片側のみでも検査対象物Wを一列に整列させることができる。
ベルトコンベア10とベルトコンベア20とでは、搬送速度が異なっており、ベルトコンベア10の搬送速度はベルトコンベア20の搬送速度より低速であり、逆にベルトコンベア20の搬送速度はベルトコンベア10の搬送速度よりも高速である。
ここで、このようなベルトコンベア10、20の搬送速度の違いにより、複数の検査対象物Wの間の距離が適切な長さに保たれることを図3により説明する。なお、図3では説明の便宜のため、検査対象物Wを検査対象物W1と検査対象物W2に識別しているが、構成としてはいずれも同じ検査対象物Wである。
通常、搬送ラインには検査対象物Wが連続的に搬送させられるため、図3(a)に示されるように、複数の検査対象物W1、W2の間が詰まった状態でベルトコンベア10上を搬送される場合がある。しかしながら、図3(b)に示されるように、ベルトコンベア10よりもベルトコンベア20の搬送速度の方が早いことから、先にベルトコンベア20に移った検査対象物W1は、検査対象物W2がベルトコンベア10上にいる間に早く下流側へ進み、検査対象物W1、W2同士の距離はひらく。この結果、これ以降に設けられている第一検査部21や第二検査部31によってラベルL1、L2を検査する際、複数の検査対象物W1、W2を一つの検査対象物Wとみなしてしまうようなエラーを防ぎ、検査対象物Wを一つずつ、確実に検査することができる。
ベルトコンベア10とベルトコンベア20が連設する箇所には、検査対象物Wの浮き上がりを防止するための浮き上がり防止機構12が設けられている。
この浮き上がり防止機構12は図1及び図4に示されるように、軸棒121、支持部材122、及び複数の押え部材123によって構成されている。搬送面10aの幅方向の両端には、軸棒121を上方に支持する支持部材122が一つずつ立設している。軸棒121は、この一対の支持部材122により、搬送面10a、20aより十分高い位置において幅方向に掛け渡されるように支持されている。また、軸棒121は、押え部材123に形成されている貫通孔123aに貫挿され、貫通孔123aの内周面から押え部材123を支持している。押え部材123は、一定の厚みを有し、中心に貫通孔123aを備えた円盤状の部材である。この押え部材123は複数、幅方向に並設されており、各押え部材123は貫通孔123aに貫挿された軸棒121によってまとめて支持されている。
図4(a)に示されるように、押え部材123の貫通孔123aの径は軸棒121の径よりも十分に大きく、押え部材123は、搬送面10a、20aと直交する向きに揺動自在に構成されている。これにより押え部材123は、検査対象物Wから影響を受けない状態において、貫通孔に貫挿された軸棒121によって貫通孔の内周面から支持され、搬送面10a、20aから浮いている。なお、この状態において、押え部材123の下端と搬送面10a、20aの間の距離は、検査対象物Wの厚みと同じかそれよりも小さくなるように構成されている。
ここで、ベルトコンベア10の搬送速度よりもベルトコンベア20の搬送速度のほうが高速であること、また、後述の通り搬送面10a、20aが水平な状態から上方へ傾斜した状態になることから、検査対象物Wがベルトコンベア10からベルトコンベア20へ移る際、検査対象物Wの下流側の端部が搬送面10a、20aから浮き上がるおそれがある。
しかしながら、図4(b)に示されるように、ベルトコンベア10とベルトコンベア20が連設する箇所に浮き上がり防止機構12が設けられている結果、押え部材123の下方に検査対象物Wが搬送されてくると、押え部材123の下端と搬送面10a、20aとの距離が検査対象物Wの厚みと同じかそれよりも小さいことから、検査対象物Wは押え部材123によって搬送面10a、20aに押さえつけられ、これにより検査対象物Wが搬送面10a、20aから浮き上がらないようになっている。さらにこのとき、押え部材123が搬送面10a、20aと直交する向きに揺動自在であることから、押え部材123は検査対象物Wの厚みに応じて上方や水平方向に揺動し、検査対象物Wを押し潰すこともない。また、押え部材123は幅方向に複数、並設されていることから、各押え部材123が検査対象物Wの形状に応じて揺動し、押え部材123から検査対象物Wにかかる力は必要最小限にとどめられている。
ベルトコンベア20は、ベルトコンベア10から搬送されてきた検査対象物Wをさらに下流のベルトコンベア30へ搬送する。このベルトコンベア20の搬送面20aは、上流側のベルトコンベア10の搬送面10aに対して所定の角度をなしている。即ち、ベルトコンベア20の搬送面20aは、その上流側の端部においてベルトコンベア10の搬送面10aと略同じ高さにあるが、そこから下流側の端部にかけて緩やかな上り勾配を形成し、下流側の端部は上流側の端部よりも高い位置にある。
また、ベルトコンベア20には、第一検査部21、センサ22、及び落下防止板23が設けられており、ベルトコンベア20上において、検査対象物Wの上面を構成している表面のラベルL1が検査される。なお、第一検査部21とセンサ22については後に詳述する。
落下防止板23は、搬送面20aの幅方向の両端に一つずつ設けられている。この落下防止板23は、搬送方向に長さを有する平板状の部材であり、検査対象物Wの搬送を妨げることなく、検査対象物Wが搬送面20aの幅方向の両端から落下するのを防いでいる。
ベルトコンベア30は、検査装置1の最下流に設けられている。このベルトコンベア30の搬送面30aは、水平な面を形成し、ベルトコンベア10の搬送面10aと略同じ高さにある。そのため、ベルトコンベア30の搬送面30aの上流側の端部は、ベルトコンベア20の搬送面20aの下流側の端部よりも低い位置にあり、ベルトコンベア20によって搬送されてきた検査対象物Wは、ベルトコンベア20の下流側の端部において、ベルトコンベア30の搬送面30a上へ落下する。
このベルトコンベア30には、その上流側から順に、変位機構40、第二検査部31、選別機構50、及び選別品保留ボックス60が設けられており、ベルトコンベア30では、検査対象物Wの変位、検査対象物Wの裏面に付されているラベルL2の検査、検査の結果エラーとなった検査対象物Wの選別(排除)が行われる。なお、各機構等については後に詳述する。
また、このベルトコンベア30の搬送面30aは図5に示されるように、幅方向に並設された二本の搬送ベルト301、302によって構成されている。二本の搬送ベルト301、302の間には、隙間がないか、少なくとも検査対象物Wがどのような向きを向いてもその間から落下しない程度の隙間しかない。
ここで、前述のとおり検査対象物Wには平面視略円形状のおにぎりが想定されているところ、おにぎりの具材がその表面中央部分に盛られ、当該表面中央部分が膨らんでいることがある。このような検査対象物Wが搬送面30a上を搬送され、検査対象物Wの表面が搬送面30aに当接する場合でも、二本の搬送ベルト301、302の端部がその膨らみに応じて下方へ撓むため、検査対象物Wの膨らみが潰れることがない。また、二本の搬送ベルト301、302の撓みによって検査対象物Wの膨らみが吸収される結果、検査対象物Wの上面は搬送面30aに対して傾くことなく、第二検査部31は検査対象物Wの上面を向いているラベルL2を精度よく検査することができる。
なお、本実施形態では、ベルトコンベア30についてのみ、二本の搬送ベルト301、302によって構成されている例を示しているが、これに限らず、ベルトコンベア10、20についてもそのように構成することもできる。
●第一検査部21
第一検査部21は、ベルトコンベア20の下流に設けられており、検査対象物WのラベルL1を検査する。
この第一検査部21は少なくとも、検査対象物Wに付けられているラベルL1に表示されている図柄等を撮像するCCDカメラ等の撮像手段、検査対象物Wたる商品に関する商品情報を記憶した商品情報記憶手段、及び撮像手段によって撮像したラベルL1の表示内容と商品情報を照合してラベルL1の正否を判定する判定手段を有している。
ここで、撮像手段の上流側にはセンサ22が設けられている。このセンサ22は例えば、搬送面20aの幅方向の一端に設けられた光電センサなどであり、搬送面20a上において、当該センサ22が設けられている位置に検査対象物Wが到達したことを検知する。センサ22による検知情報は第一検査部21に供給され、第一検査部21はこれにより、撮像手段によって検査対象物WのラベルL1を撮像するタイミングを測ることができる。
判定手段は、撮像手段によって撮像したラベルL1の表示内容と、商品情報に含まれる基本画像(サンプル画像)との一致率等によってラベルL1の正否を判定する。もっとも、一致率の判断手法は特に限定されるものではないし、所定の検査対象物Wに対して本来付されるべきラベルL1が適切に付されているかどうかを判定する限り、かかる判定を行う機能部は本実施形態に係る判定手段を構成し得る。
判定手段による判定の結果、検査対象物WのラベルL1にエラーがあった場合、例えば、本来付されているべきラベルL1とは違うラベルL1が付されていた場合、ラベルL1に表示されているべき図柄等が正しく印刷されていなかった場合等においては、エラーの判定結果が選別機構50に通知され、エラーとなった検査対象物Wは選別機構50によって搬送ラインから選別(排除)される。
●第二検査部31
第二検査部31は、ベルトコンベア30において、変位機構40と選別機構50の間に設けられており、検査対象物Wの裏面に付けられているラベルL2を検査する。
この第二検査部31は少なくとも、検査対象物Wに付されたラベルL2に表示されているシンボルコードを読み取るスキャナ等の読取手段、検査対象物Wたる商品に関する商品情報を記憶した商品情報記憶手段、及び読取手段によって読み取ったシンボルコードの内容と商品情報を照合してラベルL2の正否を判定する判定手段を有している。
読取手段は、搬送面30aの下流側の上方に設けられており、上方から搬送面30a上を継続的にスキャンし、搬送面30a上を通過する検査対象物WのラベルL2に表示されているシンボルコードを読み取る。
なお、読取手段に代えて、CCDカメラ等の撮像手段を用いることもできる。これによってもラベルL2に表示されているシンボルコードを取得することができるし、ラベルL2にシンボルコード以外の文字情報等が表示されている場合には、撮像手段によってこれらの文字情報等を取得し、その成否を判定するように構成してもよい。
第一の検査部における処理と同様、判定手段による判定の結果、検査対象物WのラベルL2にエラーがあった場合、例えばラベルL2の読み取りができない場合、本来付けられるべきラベルL2とは違うラベルL2が付けられている場合等においては、エラーの判定結果が選別機構50に通知され、エラーとなった検査対象物Wは選別機構50によって搬送ラインから選別(排除)される。
なお、第二検査部31の近傍には、搬送面30a上の検査対象物Wを照らす一対の照明32が設けられている。これにより、第二検査部31による検査が精度よく行われるようになっている。本実施形態では、第二検査部31の近傍にのみ照明32を設けているが、これに限らず、第一検査部21の近傍にも設けてもよい。
●変位機構40
変位機構40は、検査対象物Wの向きを変位させる機構であり、特に本実施形態では検査対象物Wの表裏あるいは上下を反転させる機構である。これにより、検査対象物Wの表面又は裏面のうち、ベルトコンベア10、20の搬送面10a、20aに当接していた裏面に付されていたラベルL2を上に向け、当該ラベルL2を視認可能とする。
この変位機構40は図6及び図7に示されるように、消勢部材41、誘導板42、及び落下防止板43によって構成される。
消勢部材41は、スポンジ等の弾性部材によって構成され、外力に応じて弾性的に伸縮する。この消勢部材41は、搬送面20aの下流端と略同じ高さに設けられており、搬送面20aの下流端から搬送の勢いに従って搬送方向に飛び出した検査対象物Wはこの消勢部材41に衝突する。
また、消勢部材41は、直方体の幅広な面を、断面視三角形状に切り欠いた形状からなり、切り欠かれた部分は検査対象物Wが衝突する凹部を構成する。この凹部の形状は、本実施形態では幅方向の両端から中心に向かって窪む谷型形状からなるが、これに限らず、検査対象物Wの衝突する面に即した形状とするのが好適である。凹部をそのような形状とすることで、検査対象物Wが凹部に衝突した際に凹部から受ける力を分散させることができる。
このような消勢部材41が設けられている結果、ベルトコンベア20の下流側の端部から飛び出した検査対象物Wの勢いは消勢部材41に吸収され、検査対象物Wの変形等を防ぐことができる。特に、中心方向に向かって窪む凹部が設けられていることで、本実施形態において検査対象物Wとして想定している平面視略円形のおにぎりがその側面から当該凹部に衝突した際、検査対象物Wの衝突する面に即した形状で検査対象物Wを受け止めることができ、検査対象物Wの型崩れ等の変形を効果的に防ぐことができる。
誘導板42は、消勢部材41に衝突した検査対象物Wを搬送面30a上へ誘導する平板状の部材である。この誘導板42は、消勢部材41の下端に設けられており、消勢部材41の下端から搬送面30aの上流側へ緩やかに下向きに傾斜しながら延び出している。
誘導板42の下端は少なくとも、検査対象物Wの厚み分だけ搬送面30aよりも高い位置にあり、検査対象物Wは誘導板42の下端と搬送面30aの間を通り抜けることができる。なお、図6を参照して後述する通り、検査対象物Wの上下を確実に反転させるためには、搬送時における検査対象物Wの搬送方向の長さの半分よりも高く、また、その長さよりも低いことが好適である。
落下防止板43は、搬送面30aの幅方向の両端に一つずつ立設する平板状の部材であり、検査対象物Wが搬送面30aの幅方向の両端から外側へ落下するのを防いでいる。
ここで、図6により、変位機構40によって検査対象物Wの上面と下面が反転する様子について説明する。なお、説明の便宜のため、図中の検査対象物Wには、搬送面10a、20a上にあった際の検査対象物Wの下流側の端部に識別標識S1を付している。ただし、実際の検査対象物Wにこのような識別標識S1があるわけではない。
搬送面20aの下流側の端部から飛び出した検査対象物Wは、勢いを伴って消勢部材41に衝突する。このとき、消勢部材41は弾性的に縮んで衝撃を吸収し、検査対象物Wの型崩れ等の変形を防ぐ。
消勢部材41に衝突した検査対象物Wは、誘導板42の傾斜に沿って上流側へ滑り落ち、そのまま誘導板42の下端部から搬送面30a上へ落ちる。このとき、検査対象物Wは、搬送面10a、20a上を搬送されていた際の上流側の端部から搬送面30a上に落ちる。
誘導板42から滑り落ちることにより、一部が搬送面30aに当接した検査対象物Wには、搬送方向とは逆向き、即ち上流側に動こうとする慣性が働く。その一方で検査対象物Wは、搬送方向に動く搬送面30aとの摩擦力によって搬送方向、即ち下流側に動こうとする。その結果、検査対象物Wは、搬送面30aと当接する箇所を支点として、搬送方向に対して後ろ回りに半回転し、その上面と下面が反転する。
また、この際、誘導板42の下端の搬送面30aからの高さを、検査対象物Wの搬送方向の長さxの半分(x×1/2)よりも大きく、長さxよりも低く設けておくのが好適である。これにより、検査対象物Wが誘導板42から滑り落ちて、搬送面30a上に起立した状態になった際、誘導板42の下端は、鉛直方向において検査対象物Wの中心よりも高い位置で検査対象物Wを上流側へ支持することになる。この結果、検査対象物Wはその中心を挟んで、下方ではベルトコンベア30から下流方向への摩擦力を受け、上方では誘導板42から上流方向への抗力を受けることになり、検査対象物Wを確実に回転させることができる。
これにより、ベルトコンベア10、20上にあった際には下面を構成していた検査対象物Wの裏面が上面を構成することになり、上面にあらわれたラベルL2を第二検査部31によって検査することができるようになる。
●選別機構50
選別機構50は、ベルトコンベア30の下流、即ち検査装置1の最下流に設けられており、第一検査部21又は第二検査部31による検査結果に基づき、エラーと判定された検査対象物Wを搬送面30aから選別品保留ボックス60へ押し出し、搬送ラインから選別(排除)する。
この選別機構50は図8に示されるように、搬送面30aの外側に設けられ、押出部51、伸出部52、及び本体53を備える。
押出部51は、伸出部52の先端に取り付けられた板状の部材であり、伸出部52が本体53から伸出するのに応じて搬送面30a上の検査対象物Wに当接し、さらには当該検査対象物Wを選別品保留ボックス60まで押し出す。
伸出部52は、本体53から出入自在に伸出する棒状の部材であり、その先端には押出部51が設けられている。
本体53は、伸出部52を搬送面30a上へ伸出可能に格納している。
図8(a)に示されるように、第一検査部21又は第二検査部31によってエラーと判断された検査対象物Wがベルトコンベア30へ搬送されてくると、図8(b)に示されるように、本体53から伸出部52が搬送面30a上へ伸出させられる。これにより、伸出部52の先端に取り付けられている押出部51は検査対象物Wに当接し、そのまま検査対象物Wを選別品保留ボックス60へ押し出す。
これにより、検査の結果エラーとなった検査対象物Wが搬送ラインから選別(排除)される。なお、選別品保留ボックス60へ押し出された検査対象物Wは適宜、回収され、ラベルL1、L2の貼り替え(包装材の変更)、再検査、廃棄等が行われる。
なお、選別機構50は、エアジェット方式、フリッパ方式などでよく、必ずしも検査装置と一体でなくても良い。その場合は、信号送受信などで選別機構を動作させるとよい。
以上の本実施形態に係る検査装置1によれば、搬送時、ラベルL1、L2が付された表面又は裏面を下面とした状態でしか安定した姿勢を取ることができない検査対象物Wであっても、搬送中その向きを変位させ、両面のラベルL1、L2の検査を確実に行うことができる。
以下、本発明の第二の実施形態に係る検査装置2について、図を参照して説明する。
本実施形態に係る検査装置2は図9に示されるように、上述した第一の実施形態に係る検査装置1とは異なる変位機構70を備えている。
なお、本実施形態において、変位機構70以外の機構等は上述した第一の実施形態に係る検査装置1において対応する機構等と同様の構成からなる。
本実施形態に係る検査装置2を構成する変位機構70は、第一の実施形態における変位機構40と同様、検査対象物Wの向きを変位させる機構であるが、第一の実施形態における変位機構40とは異なり、検査対象物Wを搬送方向に沿って前回りに半回転させることにより、その上面と下面を反転させる。
具体的に、変位機構70はベルトコンベア20の下流側の端部の下部に設けられており、支持軸72、誘導板711、一対の側面板712、背面板713、及び延出部714を備えている。
誘導板711、一対の側面板712、及び背面板713は、ベルトコンベア20の下流側の端部から落ちてきた検査対象物Wを保持可能な略籠型形状の誘導部71を構成している。この誘導部71は、一対の側面板712と背面板713によって囲われた誘導板711上に検査対象物Wを保持すると共に、搬送面30a側へ傾斜することによって検査対象物Wを誘導板711から搬送面30a上へ落とすように誘導することができる。
誘導板711の上流側には平板状の背面板713が立設し、また、誘導板711の幅方向には一対の平板状の側面板712が立設しているため、誘導板711上に保持された検査対象物Wは、上流側や幅方向に落下することにはないようになっている。一方、背面板713に対向する側である搬送方向下流側は開放されており、当該開放されている部分から検査対象物Wを下流のベルトコンベア30上へ送り出せるようになっている。
支持軸72は、ベルトコンベア30の下流側の端部の下部に設けられており、背面部713の下部から上流方向に延びる延出部714の端部に設けられている貫通孔714aに貫挿されている。支持軸72は周方向に回転可能に設けられており、誘導部71は支持軸72の回転に合わせて回転するようになっている。
ここで、誘導部71は、支持軸72に巻回されたバネや、誘導板711の下部に設けられたバネ等、図示しない付勢手段によって上方に付勢されている。これにより、誘導板711上に検査対象物Wを保持した際には、誘導部71は検査対象物Wの重みに従って支持軸72周りに回転して下方へ沈むが、検査対象物Wがベルトコンベア30へ送り出され、誘導板711上から除かれると、バネ等の付勢手段からの付勢力を受けて上方へ戻る。
このような本実施形態に係る変位機構70により、検査対象物Wの上面と裏面が反転する様子について、図10を参照して説明する。なお、説明の便宜のため、図中の検査対象物Wには、搬送面10a、20a上にあった際の下流側の端部に識別標識S2を付している。ただし、実際の検査対象物Wにこのような識別標識S2があるわけではない。
なお、本実施形態においては、検査対象物Wをベルトコンベア20の下流側の端部から落として、変位機構70へ案内するため、ベルトコンベア20の搬送速度はそれに相応する速度とするのが望ましい。
図10(a)及び図10(b)に示されるように、検査対象物Wは、ベルトコンベア20の下流側の端部に至ると、そこから誘導部71上に落下する。このとき、検査対象物Wは、搬送面10a、20a上を搬送されていた際の下流側の端部から誘導部71上に落ちる。
検査対象物Wが誘導部71に保持されると、誘導部71は支持軸72周りに回転して下方へ沈みこみ、図10(c)に示されるように誘導板711がベルトコンベア30側へ傾斜する。これに応じて、図10(d)に示されるように、誘導板711上の検査対象物Wはベルトコンベア30の搬送面30a上へ転がる。この際には、搬送面10a、20a上を搬送されていた際の上流側の端部が下流側に向きを変える。この一連の動きにより、検査対象物Wは搬送方向に対して前回りに半回転し、その上面と下面が反転する。
これにより、本実施形態においても、ベルトコンベア10、20にあった際には下面を構成していた検査対象物Wの裏面が、ベルトコンベア30上では上面を構成することになり、上面にあらわれたラベルL2を第二検査部31によって検査することができるようになる。
なお、以上の本発明の実施形態では、検査対象物Wの向きを変位させる例として、検査対象物Wを後ろ回りに半回転させて上面と下面を反転させる例、検査対象物Wを前回りに半回転させて上面と下面を反転させる例を挙げたが、これに限らず、他の態様によって検査対象物Wの向きを変位させることもできる。例えば、幅方向に回転させて、上面と下面を反転させることもできる。また、さらに別の例では、ベルトコンベア10、20、30搬送方向に延びると共に、検査対象物Wを幅方向の両脇から挟み込む一対のガイドレールを設け、さらに当該一対のガイドレールに幅方向への捩りを設けることで、検査対象物Wを搬送方向に搬送させながら幅方向に回転させて、上面と下面を反転させることもできる。
また、本実施系形態における変位には、第一検査部21や第二検査部31が設けられている位置やラベルL1、L2が付されている箇所によっては、検査対象物Wの向きの変位は上下の反転に限られず、検査対象物Wに付されているラベルL1、L2が第一検査部21、第二検査部31に向けるような変位を含み、かかる変位をもたらす機構を備えた装置あるいはシステムは本発明の範疇にある。
また、以上の本実施形態では、反転前に第一検査部21によって検査対象物Wに付されているラベルL1の図柄等を検査し、反転後に第二検査部31によって検査対象物Wに付されているラベルL2のシンボルコード等を検査するものとしたが、これに限らず、反転前に第二検査部31による検査を行い、反転後に第一検査部21による検査を行うように構成することもできる。
また、以上の本実施形態に係る検査装置1、2において、第一検査部21や第二検査部31による検査の判定結果を出力する出力手段を設けてもよい。出力手段は、所定のディスプレイ等に判定結果を出力するものであってもよいし、判定結果に応じて予め定められた音声を所定のスピーカ等から出力するものであってもよく、各種の方法によることができる。
さらに、生産管理やHACCAPなど作業履歴を管理するデータとして外部装置へ出力することもできる。
また、検査装置1、2に操作部を備えて、検査結果を表示させたり、検査条件を識別番号などによって変更できるようにしても良い。さらに、上流の包装装置や値付け装置などで行った商品呼出操作に応じて、検査条件の識別番号などを受信して、検査条件を変更することも可能である。そうすることで、搬送ラインに流す検査対象物Wの切替えごとに、ラインに配置されている装置毎の条件を設定したり、変更したりする必要がなく、また誤操作による条件設定間違いも回避可能である。
また、以上により説明した検査装置1、2において、第一検査部21及び第二検査部31等が検査の処理のために備えるソフトウェア資源は、適宜の設計によりいずれかのハードウェア資源に分散又は集約させることができるし、ハードウェア資源も物理的に一体をなす装置あるいは別体をなす装置として構成することもできる。これにより例えば、第一検査部21と第二検査部31とを一つの装置として構成することもできるし、第一検査部21や第二検査部31が有する機能を、所定のネットワークで接続されたサーバ等に集約させることもできる。
また、本発明に係る検査装置1によって実行される処理は、同様の構成を有する方法あるいはコンピュータプログラムに係る発明として構成することもできる。また、コンピュータプログラムは、インターネット等のネットワークを介したダウンロードによって提供したり、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な各種の記録媒体に記録して提供したりすることができる。
1 検査装置
10 ベルトコンベア
10a 搬送面
11 集約部材
12 浮き上がり防止機構
121 軸棒
122 支持部材
123 押え部材
123a 貫通孔
20 ベルトコンベア
20a 搬送面
21 第一検査部
22 センサ
23 落下防止板
30 ベルトコンベア
30a 搬送面
301 搬送ベルト
302 搬送ベルト
31 第二検査部
32 照明
40 反転機構
41 消勢部材
42 誘導板
43 落下防止板
50 選別機構
51 押出部
52 伸出部
53 本体
60 選別品保留ボックス
2 検査装置
70 反転機構
71 誘導部
711 誘導板
712 側面板
713 背面板
714 延出部
714a 貫通孔
72 支持軸
W 検査対象物

Claims (9)

  1. 検査対象物を搬送する搬送手段と、
    搬送途中で前記検査対象物の第一の面と第二の面を変位させる変位機構と、
    前記検査対象物を変位させる前と後において、前記検査対象物の前記第一の面と前記第二の面を検査する検査手段と、を有する、
    ことを特徴とする検査装置。
  2. 前記変位機構は、前記検査対象物を搬送方向に対して半回転させることにより、前記検査対象物の前記第一の面と前記第二の面を変位させる、
    請求項1記載の検査装置。
  3. 前記搬送手段は、搬送方向に沿って連設された、第一の搬送面を備えた上流側の第一の搬送手段と、第二の搬送面を備えた下流側の第二の搬送手段によって構成され、
    前記検査手段は、前記第一の搬送面上において前記検査対象物を検査する第一の検査手段と、前記第二の搬送面上において前記検査対象物を検査する第二の検査手段によって構成され、
    前記変位機構は、前記第一の搬送手段と前記第二の搬送手段が連設する箇所に設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記第一の検査手段又は前記第二の検査手段は、前記第一の搬送面又は前記第二の搬送面上において、前記被検査対象物の前記第一の面に付されたシンボルコードを検査する、
    請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記第一の検査手段又は前記第二の検査手段は、前記第一の搬送面又は前記第二の搬送面上において、前記検査対象物の前記第二の面に付された図柄を検査する、
    請求項3または請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記第一の搬送面の下流側の端部は、前記第二の搬送面の上流側の端部よりも高い位置にあり、
    前記変位機構は、
    前記第一の搬送面から落下する前記検査対象物を前記第二の搬送面上に誘導すると共に、上下を反転させる誘導手段、を有する、
    請求項3乃至5いずれかの項に記載の検査装置。
  7. 前記変位機構は、
    前記第一の搬送面の下流側の端部から搬送方向に沿って飛び出した前記検査対象物の勢いを吸収する消勢部材、をさらに有する、
    請求項3乃至6いずれかの項に記載の検査装置。
  8. 前記検査手段による検査結果を出力する出力手段、をさらに有する、
    請求項1乃至7いずれかの項に記載の検査装置。
  9. 検査対象物を搬送する処理と、
    搬送途中で前記検査対象物の第一の面と第二の面を変位させる処理と、
    前記検査対象物を変位させる前と後において、前記検査対象物の第一の面と第二の面を検査する処理と、を実行する、
    ことを特徴とする検査システム。

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