JP2020190224A - エンジンのシール部材 - Google Patents

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和哉 小池
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Abstract

【課題】シリンダボアの変形の偏りを是正することができるシール部材を提供する。【解決手段】ガスケット50は、エンジン1のシリンダヘッド13とシリンダブロック12との互いの締結面であるヘッド側デッキ面131とブロック側デッキ面121と間に配置される。ガスケット50は、シリンダボア11の中心軸P方向に積層された複数のビードプレート51,52,53を備える。ガスケット50は、シリンダボア11と対応する位置にシム貫通孔55Aを有し、ビードプレート51,52の間に配置されて該シリンダボア11周りの面圧を高めるシムプレート55を備える。シムプレート55は、シム貫通孔55A周りの径方向の幅が大きい幅広部551と幅が小さい幅狭部552とを有する。シリンダヘッド13と前記シリンダブロック12とを締結したときに、幅広部551は、幅狭部552よりも、該シリンダブロック12に作用する締結面圧が小さい位置に配置されている。【選択図】図5

Description

本開示は、エンジンのシール部材に関するものである。
エンジンの燃焼圧によって、シリンダヘッドとシリンダブロックとは、離間するように変形しようとする。このため、従来より、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間にガスケットを設けて、シリンダヘッド、シリンダブロック、及びガスケットを高い軸力で締結することにより、上記変形が起こった場合であってもシリンダヘッド及びシリンダブロック間からの燃焼ガスの抜けを抑制することが行われている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1には、シリンダヘッドとシリンダブロックとを高い軸力で組み付けるときに発生する応力集中領域にビードもしくはシムを設けることにより、締結応力による歪みや変形などを抑制することができるガスケットが開示されている。
特開2014−114852号公報
ところで、シリンダボア周りに作用する締結面圧の分布に偏りがあると、シリンダボアの変形に偏りが生じる虞がある。特許文献1の技術では、シリンダボア周りの締結面圧の分布については具体的な検討がなされていない。
本開示では、シリンダボアの変形の偏りを是正することができるシール部材を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、ここに開示する第1の技術に係るエンジンのシール部材は、エンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの締結面間に配置されるシール部材であって、シリンダボアの中心軸方向に積層された複数のビードプレートと、前記シリンダボアと対応する位置に貫通孔を有し、前記複数のビードプレートの間に配置されて該シリンダボア周りの面圧を高めるシムプレートと、を備え、前記シムプレートは、前記貫通孔周りの径方向の幅が大きい幅広部と幅が小さい幅狭部とを有し、前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとを締結したときに、前記幅広部は、前記幅狭部よりも、該シリンダブロックに作用する締結面圧が小さい位置に配置されていることを特徴とする。
シリンダボア周りには過大な燃焼圧が作用する。この燃焼圧にも耐えられるように、本構成ではシール部材にシムプレートを設けてシリンダボア周りの締結面圧を高めている。しかしながら、シリンダボア周りの締結面圧が大きくなると、その締結面圧が作用するシリンダボアにおいて、ブロック側の締結面に形成されたボア開口部が径方向外側に広がるような変形が生じる(この変形を以下「ボア変形」ともいう。)。このとき、シリンダヘッドとシリンダブロックとの締結態様に関連して締結面圧の分布に偏りがあると、その分布により、ボア変形に偏りが生じる。すなわち、ボア開口部のうち、締結面圧が大きく作用する箇所は大きく変形し、締結面圧が小さく作用する箇所は変形が小さくなる。ボア開口部において、大きく変形した部分は、シリンダボア内を摺動するピストンとシリンダボア内周面との間隙が広くなる。一方、小さく変形した部分は、大きく変形した部分に比べると、ピストンとシリンダボア内周面との間隙が狭くなる。間隙が広い部分では、ブローバイガスの排出量が増加するとともに、ピストンによるオイルの掻き落としが不十分となるため、燃焼室内に残ったオイルが燃焼され、オイル消費量が増加する。一方、間隙が狭い部分では、間隙が広い部分に比べてピストンによるオイルの掻き落としが過多となるため、オイルミストが過剰に発生し、ブローバイガスとして大気中に開放され、オイル消費量が増加する。このように、偏ったボア変形により、全体としてオイル消費量が増加する傾向にある。従って、オイル消費量の増加を抑制するためには、ボア変形の偏りを是正して、ボア変形をより真円に近づけることが効果的である。
本構成によれば、締結面圧が小さく作用する箇所のシムプレートの径方向の幅を大きくすることにより、当該箇所における締結面圧の作用領域を広げることができる。そうすると、仮に径方向の幅がほぼ同一のシムプレートを配置させたときに締結面圧が小さく作用し得る箇所の締結面圧を増加させるとともに、締結面圧が大きく作用し得る箇所の締結面圧を低下させることができる。そして、締結面圧が小さく作用し得る箇所の変形量を増加させるとともに、締結面圧が大きく作用し得る箇所の変形量を低減させることができる。言い換えると、締結面圧の分布の偏りを是正して、ボア変形の偏りを是正することができる。そうして、ボア変形をより真円に近づけることができ、オイル消費量の増加を抑制することができる。
第2の技術は、第1の技術において、前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとは、ヘッドボルトにより締結され、前記幅広部は、前記幅狭部よりも、前記シリンダヘッドから前記シリンダブロックに伝わる前記ヘッドボルトの軸力の伝達量が小さい位置に配置されていることを特徴とする。
ヘッドボルトの軸力の伝達量が大きい位置は締結面圧が大きくなり、伝達量が小さい位置は締結面圧が小さくなり得る。ヘッドボルトの軸力の伝達量が小さい位置に幅広部を配置することにより、ボア変形の偏りを是正して、オイル消費量の増加を抑制することができる。
第3の技術は、第1又は第2の技術において、前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとは、1つのシリンダボア当たり該シリンダボアの周りに配置された4つのヘッドボルトで締結され、前記シリンダボアの4次変形を考慮したときに、前記幅広部は、前記幅狭部よりも、該4次変形の変形量が小さい位置に配置されていることを特徴とする。
シリンダボアの周りに4つのヘッドボルトを配置してシリンダヘッドとシリンダブロックとをボルト締結する構造では、ボア変形は4次変形が主となる。すなわち、この構造では、締結面圧が特に4個所で高くなり、当該4個所の位置では4次変形の変形量が大きくなる。一方、当該4個所の間に締結面圧が低くなる個所が生じ、この締結面圧の低い個所では4次変形の変形量が小さくなる。本構成によれば、この4次変形の変形量が小さい位置にシムプレートの幅広部を配置することにより、当該位置の締結面圧を増加させることができ、延いては4次変形の変形量を増加させることができる。そうして、4次変形の変形量が大きい位置の変形量を低下させることができる。これにより4次変形の変形量の偏りを是正して、オイル消費量の増加を抑制することができる。
第4の技術は、第3の技術において、前記シリンダヘッドは、前記ヘッドボルトが挿通されるボルト孔と、互いに隣り合う前記ボルト孔の間に該ボルト孔に沿って前記締結面まで延びるように形成された肉厚部と、を備えており、前記シムプレートの前記幅広部は、前記ヘッドボルトの締結位置に向かって漸次拡径された山型形状を有することを特徴とする。
シリンダヘッドの隣り合うボルト孔の間に該ボルト孔に沿って締結面まで伸びる肉厚部が設けられていることにより、ヘッドボルトの軸力は主に当該肉厚部を介してシリンダブロック側に伝達され得る。そうすると、シリンダブロック側において、シリンダヘッドの肉厚部に対応する位置及びその近傍へ作用する締結面圧が増加する。一方、シリンダブロック側のヘッドボルト締結位置周辺は、前記肉厚部に対応する位置及びその近傍に比べて締結面圧が低下する。本構成によれば、幅広部をヘッドボルト締結位置に向かって漸次拡径された山型形状としたから、締結面圧の偏った分布を効果的に是正して、ボア変形の偏りを是正することができる。
第5の技術は、第4の技術において、前記幅広部の山頂部は、前記4次変形の節に対応する位置に配置されていることを特徴とする。
4次変形の節は最も変形量が小さい箇所である。本構成によれば、変形量が最も小さい箇所に対応する位置に幅広部の山頂部を配置することにより、締結面圧の偏りを効果的に是正して、ボア変形の偏りを是正することができる。
第6の技術は、第1乃至第5の技術のいずれか一において、前記幅広部の外周と前記幅狭部の外周とは滑らかな曲線で接続されていることを特徴とする。
幅広部の外周と幅狭部の外周とを滑らかな曲線で接続することにより、徐々に増加又は減少する締結面圧の偏りを効果的に是正することができる。
第7の技術は、第1乃至第6の技術のいずれか一において、前記シリンダブロックは、前記シリンダボアの周囲に配置され、前記締結面において開口するウォータージャケットを備え、前記ビードプレートは、前記シリンダボアに対応する位置に設けられたボア孔と、前記ボア孔の全周に設けられたフルビード部と、前記ウォータージャケットの開口の周囲に対応する位置に設けられたハーフビード部と、を備え、前記シムプレートは、積層方向の断面において、前記ビードプレートの前記フルビード部に対応する位置に設けられる一方、前記ハーフビード部に対応する位置には設けられていないことを特徴とする。
シリンダボアの周囲において求められる締結面圧は、ウォータージャケットの周囲において求められる締結面圧よりもはるかに大きい。シール部材においてボア孔側にシムプレートを設ける一方、ウォータージャケット側にはシムプレートを設けない構成とすることにより、ボア孔側とウォータージャケット側との間に段差を生じさせ、ボア孔側の締結面圧を向上させることができる。
以上述べたように、本開示によると、締結面圧が小さく作用する箇所のシムプレートの径方向の幅を大きくすることにより、当該箇所における締結面圧の作用領域を広げることができる。そうすると、仮に径方向の幅がほぼ同一のシムプレートを配置させたときに締結面圧が小さく作用し得る箇所の締結面圧を増加させるとともに、締結面圧が大きく作用し得る箇所の締結面圧を低下させることができる。そして、締結面圧が小さく作用し得る箇所の変形量を増加させるとともに、締結面圧が大きく作用し得る箇所の変形量を低減させることができる。言い換えると、締結面圧の分布の偏りを是正して、ボア変形の偏りを是正することができる。そうして、ボア変形をより真円に近づけることができ、オイル消費量の増加を抑制することができる。
一実施形態に係るガスケットを備えたエンジンの構成を示す断面図である。 シリンダブロックのブロック側デッキ面の平面図である。 図1のA−A線における断面図である。 図2のブロック側デッキ面にガスケットを載置した図である。 図4の符号Bで示す部分の拡大図である。 図5のC−C線における断面図である。 図5のD−D線における断面図である。 実施例及び比較例におけるボア変形の4次変形の変形量を示すグラフである。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(一実施形態)
<エンジン>
図1は、本実施形態に係るガスケット50(シール部材)が適用されたエンジン1の構成を示す断面図である。図2は、シリンダブロック12の後述するブロック側デッキ面121(締結面)の平面図である。図3は、図1のA−A線における断面図である。以下、主に図1〜図3を参照して、エンジン1の構成を説明する。
エンジン1は、複数の気筒を備えた多気筒エンジンであり、図1は1つの気筒における断面図である。エンジン1の他の気筒は、図1の紙面に垂直な方向に並んでいる。エンジン1は、例えば自動車等の車両に搭載される。
図1に示すように、エンジン1は、シリンダヘッド13と、その下側に配置されるシリンダブロック12とを備えている。シリンダヘッド13とシリンダブロック12とは、後述するように、ヘッドボルト81により締結される。なお、シリンダヘッド13及びシリンダブロック12の互いの締結面をそれぞれヘッド側デッキ面131及びブロック側デッキ面121と称する。ヘッド側デッキ面131及びブロック側デッキ面121の間には、本実施形態に係るガスケット50(シール部材)が配置される。なお、図1では、ガスケット50の図示を省略している。ガスケット50の詳細については後述する。
シリンダブロック12の内部には、上記複数の気筒を構成する複数のシリンダボア11が形成されている。シリンダボア11の上端は、ブロック側デッキ面121において開口している。当該シリンダボア11の上端をボア開口部11Aと称する。
なお、本明細書において、方向は以下のとおりとする。図1に示すように、シリンダヘッド13側を上側、シリンダブロック12側を下側とする。上下方向は、シリンダボア11の中心軸Pの方向(中心軸方向)と同一である。また、図1に示すように、後述する吸気ポート18側を吸気側、後述する排気ポート19側を排気側とする。さらに、図1の紙面に垂直な方向を気筒列方向とする。
図1に示すように、各シリンダボア11内には、ピストン3が摺動自在に内挿されている。ピストン3は、コネクティングロッド14を介してクランクシャフト(図示せず)に連結されている。ピストン3は、シリンダボア11及びシリンダヘッド13と共に燃焼室17を区画する。具体的には、ピストン3の頂面は燃焼室17の底面を構成し、シリンダボア11の内周面は燃焼室17の側面を構成し、シリンダヘッド13のヘッド側デッキ面131は燃焼室17の天井面を構成する。また、シリンダヘッド13には、ヘッド側デッキ面131において開口する吸気ポート18と排気ポート19とが形成されており、燃焼室17に通じている。吸気ポート18及び排気ポート19は、1つの気筒につきそれぞれ2つずつ形成されている(図3参照)。
図2に示すように、シリンダブロック12のシリンダボア11の周りには、1つのシリンダボア11当たり4つのブロック側ボルト孔152が設けられている。また、図3に示すように、シリンダヘッド13には、シリンダブロック12とシリンダヘッド13とを締結させた状態(図1参照)で、ブロック側ボルト孔152に対応する位置に、ヘッド側ボルト孔153(ボルト孔)が形成されている。図1の状態で、シリンダヘッド13の上側からヘッドボルト81をヘッド側ボルト孔153、次いでブロック側ボルト孔152に挿通させることにより、シリンダヘッド13とシリンダブロック12とはボルト締結される。すなわち、シリンダヘッド13とシリンダブロック12とは、1つのシリンダボア11当たり該シリンダボア11の周りに配置された4つのヘッドボルト81で締結される。
図3に示すように、シリンダヘッド13には、互いに隣り合うヘッド側ボルト孔153の間に、ヘッド側ボルト孔153に沿ってヘッド側デッキ面131にまで延びる肉厚部が形成されている。肉厚部は、図3において一点鎖線の円で示すように、互いに隣り合う気筒間に形成された第1肉厚部133と、同一気筒の燃焼室17に開口する互いに隣り合う吸気ポート18間に形成された第2肉厚部135と、同一気筒の燃焼室17に開口する互いに隣り合う排気ポート19間に形成された第3肉厚部137とを有する(以下、これらをまとめて「肉厚部133,135,137」と称することがある。)。図示はしないが、肉厚部133,135,137は、ヘッド側ボルト孔153のほぼ全長に亘って上下方向に延びるように形成されている。肉厚部133,135,137は、シリンダヘッド13の剛性を高めるとともに、シリンダブロック12へのヘッドボルト81の軸力の伝達量を増加させるために設けられている。
図1及び図2に示すように、シリンダブロック12はオープンデッキタイプである。すなわち、各シリンダボア11の周囲には、ブロック側デッキ面121に形成されたウォータージャケット開口63Aにおいて開口するブロック側ウォータージャケット63(ウォータージャケット)が設けられている。ブロック側ウォータージャケット63には、シリンダボア11を冷却するためのエンジン冷却液が流通される。
エンジン冷却液は、ブロック側ウォータージャケット63を通った後、シリンダヘッド13内に設けられたヘッド側ウォータージャケット64に流入する。図1に示すように、ヘッド側ウォータージャケット64は、燃焼室17の直上及び排気ポート19の周囲に形成されている。
また、シリンダヘッド13及びシリンダブロック12には、エンジン1の各所に潤滑用のエンジンオイルを供給するための油路が形成されている。具体的に、図3に示すように、シリンダヘッド13には、ヘッド側油路73が形成されている。また、図2に示すように、シリンダブロック12には、ブロック側油路72が形成されている。
<ガスケット>
以下、主に図4〜図8を参照して、本実施形態に係るガスケット50の構成を説明する。なお、図4は、図2のブロック側デッキ面121にガスケット50を載置した図である。図5は、図4の符号Bで示す部分の拡大図である。なお、図4及び図5において、理解を容易にするため、ガスケット50にはドット状のハッチングを施している。また、図4及び図5において、後述するシムプレート55については、後述する第1ビードプレート51と第2ビードプレート52との間に挟まれているが、実線で記載している。さらに、後述するフルビード部50B及びハーフビード部50Cは、図4では実線、図5では細かいドット状のハッチングで示している。図6及び図7は、図5のそれぞれC−C線及びD−D線における断面図である。図6及び図7において、フルビード部50B及びハーフビード部50Cについては、理解を容易にするため、図5と同一の細かいドット状のハッチングを施している。図8は、実施例及び比較例におけるボア変形の4次変形の変形量(本明細書において、「4次変形量」ともいう。)を示すグラフである。
図6及び図7に示すように、ガスケット50は、上下方向に積層された複数のビードプレートとしての第1ビードプレート51、第2ビードプレート52及び第3ビードプレート53(以下、これらをまとめて「ビードプレート51,52,53」等と称することがある。)と、第1ビードプレート51と第2ビードプレート52との間に配置されたシムプレート55とを備える。
ビードプレート51,52,53の各々は、シリンダボア11に対応する位置にそれぞれ第1ボア孔51A(ボア孔)、第2ボア孔52A(ボア孔)、及び第3ボア孔53A(ボア孔)を有している。
また、シムプレート55は、シリンダボア11に対応する位置にシム貫通孔55A(貫通孔)を有している。
これら第1ボア孔51A、第2ボア孔52A、第3ボア孔53A、及びシム貫通孔55Aは、ガスケット50のガスケット貫通孔50Aを構成する。ガスケット貫通孔50Aは、ガスケット50がシリンダヘッド13とシリンダブロック12との間に配置されたときに、燃焼室17の壁面を形成する。
図4〜図7に示すように、ビードプレート51,52,53の各々は、シリンダボア11の全周、すなわちガスケット貫通孔50Aの全周に設けられ、第1フルビード部51B(フルビード部)、第2フルビード部52B(フルビード部)及び第3フルビード部53B(フルビード部)を有する。第1フルビード部51B及び第3フルビード部53Bは、上側に向かって凸状である。第2フルビード部52Bは、下側に向かって凸状である。これらは、ガスケット50のフルビード部50Bを構成する。フルビード部50Bは、シリンダボア11周りの締結面圧を高めるためのものである。すなわち、フルビード部50Bは、ガスケット50がシリンダヘッド13及びシリンダブロック12間に組み付けられたときに、凸状の形状により高い面圧を生じるから、シリンダボア11周りの締結面圧を高めることができる。
ビードプレート51,52,53の各々は、ウォータージャケット開口63Aの周囲に対応する位置に設けられ、第1ハーフビード部51C(ハーフビード部)、第2ハーフビード部52C(ハーフビード部)、及び第3ハーフビード部53C(ハーフビード部)を有する。第1ハーフビード部51C及び第3ハーフビード部53Cは、上側から下側に向かって一方向に傾斜する。一方、第2ハーフビード部52Cは、下側から上側に向かって一方向に傾斜する。これらは、ガスケット50のハーフビード部50Cを構成する。ハーフビード部50Cは、その傾斜形状により、ウォータージャケット開口63A周り、特にウォータージャケット開口63Aの外側の締結面圧を高めるためのものである。
また、図6及び図7には図示しないが、ビードプレート51,52,53の各々は、ブロック側油路72(図4参照)の開口部の周囲に対応する位置に設けられた油路側第1ハーフビード部、油路側第2ハーフビード部、及び油路側第3ハーフビード部を有する。これらは、ブロック側油路72の開口部周りの締結面圧を高めるためのものであり、図4に示すように、ガスケット50の油路側ハーフビード部50Dを構成する。なお、油路側第1ハーフビード部、油路側第2ハーフビード部、及び油路側第3ハーフビード部の傾斜方向は、それぞれ第1ハーフビード部51C、第2ハーフビード部52C及び第3ハーフビード部53Cの傾斜方向と反対である。
図6及び図7に示すように、シムプレート55は、ビード部を有しない平坦な板状の部材である。そして、シムプレート55は、積層方向の断面において、フルビード部50Bに対応する位置に設けられる一方、ハーフビード部50Cに対応する位置には設けられていない。上述のごとく、シリンダボア11の周囲において求められる締結面圧は、ウォータージャケット開口63Aの周囲において求められる締結面圧よりもはるかに大きい。シムプレート55をフルビード部50B側に設けてハーフビード部50C側に設けない構成とすることにより、シリンダボア11側とウォータージャケット開口63A側との間に段差を生じさせることができる。そうして、当該段差により、ガスケット50をシリンダヘッド13及びシリンダブロック12間に組み付けたときに、シリンダボア11側の締結面圧をさらに高めることができる。このように、シムプレート55は、シリンダボア11周りの締結面圧を高めるためのものである。
−幅広部及び幅狭部−
本実施形態に係るガスケット50は、シムプレート55の形状に特徴がある。具体的には、図4及び図5に示すように、シムプレート55は、シム貫通孔55A周りの径方向の幅が大きい幅広部551と幅が小さい幅狭部552とを有している。すなわち、図6及び図7に示すように、幅広部551の径方向の幅W1は、幅狭部552の径方向の幅W2よりも大きくなっている。
ここに、本実施形態のエンジン1は、上述のごとく、シリンダボア11の周りに4つのヘッドボルト81を配置してシリンダヘッド13とシリンダブロック12とをボルト締結する構造を採用している。そうすると、ボア変形は、4次変形が主となる。詳細には、ボア変形の変形量は公知の計算式を用いてシミュレーションにより算出することができるが、その計算式を次数分解して4次変形量のみを取り出すことができる。そうしてグラフ化したものの一例が図8である。
図8のグラフの円は、図4の中央のシリンダボア11に例示するように、ボア開口部11Aの円に対応しており、最外殻の円の外側に表記された数値は、シリンダボア11の中心軸P周りの角度を示している。また、図8において、径の異なる円が10個同心円状に配置されているが、これらの円はボア変形の4次変形量を示している。詳細には、0のラベルが付された円は、ボア変形の4次変形量の平均値を示している。そして、0のラベルが付された円から外側は4次変形量が平均値よりも大きいことを示し、内側は4次変形量が平均値よりも小さいことを示している。具体的には例えば、0のラベルが付された円の1つ外側の円には0.5のラベルが付されているが、当該円では、4次変形量が平均値よりも0.5μm大きいことを示している。
図8のグラフの中で、符号E1で示す実線の曲線は、実施例として、本実施形態に係るガスケット50、すなわち図5において同一符号E1の実線で示すシムプレート55を備えたガスケット50を使用したときのボア変形の4次変形量を示している。また、図8中符号C1で示す破線の曲線は、図5において同一符号C1の破線で示すように、比較例として、幅広部551を形成しない、すなわち幅広部551の径方向幅を幅狭部552の径方向の幅W2と同一にしたシムプレートを備えたガスケットを使用したときのボア変形の4次変形量を示している。
図8に示すように、符号C1の比較例では、0°、90°、180°及び270°の位置におけるボア変形の4次変形量が最も大きくなっている。そして、これらの角度の中間の角度、すなわち45°、135°、225°及び315°の位置におけるボア変形の4次変形量は最も小さくなっており、4次変形の節となっている。具体的には、0°、90°、180°及び270°の位置では、4次変形量の平均値との差が約2.3μm、すなわち4次変形量が平均値よりも約2.3μm大きいことが判る。また、45°、135°、225°及び315°の位置では、4次変形量の平均値との差が約−2.5μm、すなわち4次変形量が平均値よりも約2.5μm小さいことが判る。
これは、以下のように説明することができる。すなわち、図3において、シリンダボア11のボア開口部11Aに対応する位置を二点鎖線で示すとともに、図8の角度表示に対応する角度を記載しているが、45°、135°、225°及び315°の方向にヘッド側ボルト孔153が配置されている。そして、その隣り合うヘッド側ボルト孔153の間、すなわち0°、90°、180°及び270°の位置に上述の肉厚部133,135,137が配置されている。これにより、ヘッド側ボルト孔153に挿通されるヘッドボルト81の軸力は主に当該肉厚部133,135,137を介してシリンダブロック12側に伝達され得る。そうすると、シリンダブロック12側において、シリンダヘッド13の肉厚部133,135,137に対応する位置及びその近傍、すなわち0°、90°、180°及び270°の位置及びその近傍では、ヘッドボルト81の軸力の伝達量が大きくなるから、その位置に作用する締結面圧が増加する。一方、シリンダブロック12側のヘッドボルト81の締結位置周辺、すなわち45°、135°、225°及び315°の位置及びその近傍は、肉厚部133,135,137に対応する0°、90°、180°及び270°の位置及びその近傍に比べて、ヘッドボルト81の軸力の伝達量が小さくなるから、締結面圧が低下する。
そうして、図8に示すように、符号C1の比較例では、0°、90°、180°及び270°の位置及びその近傍において締結面圧が増加するからボア変形の4次変形量が平均値よりも大きくなる。これに対し、45°、135°、225°及び315°の位置及びその近傍では締結面圧が低下するからボア変形の4次変形量が平均値よりも小さくなる。
一方、図8中符号E1で示す実施例では、図4に示すように、シムプレート55における、シリンダブロック12側のヘッドボルト81の締結位置周辺、すなわち45°、135°、225°及び315°の位置及びその近傍に幅広部551が設けられている。これにより、45°、135°、225°及び315°の位置及びその近傍における締結面圧の作用領域を広げることができ、当該位置及びその近傍の締結面圧を増加させることができる。そうして、図8中符号A1の矢印で示すように、当該位置及びその近傍のボア変形の4次変形量を増加させることができる(具体的には、4次変形量の平均値との差を、比較例の約−2.5μmから、実施例では約−1.5μmに減少させることができる)。
また、実施例では、幅広部551を設けたことにより、45°、135°、225°及び315°の位置及びその近傍の締結面圧が増加すると、シリンダボア11に作用する締結面圧の全体量は比較例と実施例で変わりはないから、0°、90°、180°及び270°の位置及びその近傍における締結面圧が低下する。そうして、図8中符号A2の矢印で示すように、0°、90°、180°及び270°の位置及びその近傍におけるボア変形の4次変形量を低下させることができる(具体的には、4次変形量の平均値との差を、比較例の約2.3μmから、実施例では約1.3μmに減少させることができる)。
このように、実施例では、幅広部551を設けることにより、締結面圧の分布の偏りを是正して、延いてはボア変形の偏りを是正することができる。そうして、ボア変形をより真円に近づけることができ、オイル消費量の増加を抑制することができる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、幅広部551は、ヘッドボルト81の締結位置に向かって漸次拡径された山型形状としている。すなわち、幅広部551の外周と幅狭部552の外周とは滑らかな曲線で接続されている。そして、幅広部551の山頂部551Aを、4次変形の節に対応する位置に配置するようにしている。これにより、締結面圧の作用領域を徐々に広げつつ、最も変形量が小さい節の位置で締結面圧の作用領域が最も広くなるように構成されるから、締結面圧の偏った分布を効果的に是正することができる。
(その他の実施形態)
以下、本開示に係る他の実施形態について詳述する。なお、これらの実施形態の説明において、上記実施形態と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
上記実施形態では、幅広部551の外周と幅狭部552の外周とは滑らかな曲線で接続されており、幅広部551は、ヘッドボルト81の締結位置に向かって漸次拡径された山型形状であったが、当該構成に限られるものではなく、ヘッドボルト81の締結位置近傍において一定の幅で拡径された構成等を採用してもよい。この場合、4次変形の節に対応する位置を含むように幅広部551を配置することが効果的である。
上記実施形態では、ヘッドボルト81の数は、1つのシリンダボア11当たり4つとなる構成であったが、当該構成に限定されるものではなく、ヘッドボルト81の数は複数であればよく、偶数でシリンダボア11周りに均等に配置されることが望ましい。
また、シリンダヘッド13の肉厚部133,135,137の位置、形状、長さ等の構成は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、エンジン1の仕様により適宜変更され得る。
締結面圧の分布は、ヘッドボルトの本数、位置、シリンダヘッドの形状、肉厚部の位置等により変化し得る。上記実施形態は一例であり、幅広部551は、エンジン1の仕様に応じて、締結面圧の小さくなる位置に設けられる。
ビードプレート51,52,53の第1フルビード部51B、第2フルビード部52B及び第3フルビード部53Bの凸状の向きは、上記実施形態の構成に限られるものではない。具体的には例えば、第1フルビード部51B及び第3フルビード部53Bが下側に向かって凸状、第2フルビード部52Bが上側に向かって凸状であってもよい。なお、シムプレート55の変形を抑制する観点から、シムプレート55から離れる方向に凸状であることが望ましい。また、シリンダボア11周りの締結面圧を高める観点から、隣り合うビードプレートのフルビード部は、凸状の向きが反対であることが望ましい。
また、ビードプレート51,52,53の第1ハーフビード部51C、第2ハーフビード部52C及び第3ハーフビード部53Cの傾斜の向きは、上記実施形態の構成に限られるものではない。具体的には例えば、第1ハーフビード部51C及び第3ハーフビード部53Cが下側から上側に向かって一方向に傾斜し、第2ハーフビード部52Cが上側から下側に向かって一方向に傾斜する構成でもよい。なお、ウォータージャケット開口63A周りの締結面圧を高める観点から、隣り合うビードプレートのハーフビード部は、傾斜の向きが反対であることが望ましい。また、これらの構成は、油路側ハーフビード部50Dにも適用できる。なお、油路側第1ハーフビード部、油路側第2ハーフビード部、及び油路側第3ハーフビード部の傾斜方向は、それぞれ第1ハーフビード部51C、第2ハーフビード部52C及び第3ハーフビード部53Cの傾斜方向と同一であってもよいし反対であってもよいが、上記実施形態の構成のように、反対であることが望ましい。
上記実施形態では、ビードプレートは3枚であったが、当該構成に限られるものではなく、2枚又は4枚以上であってもよい。シムプレート55の積層方向の位置は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、第2ビードプレート52及び第3ビードプレート53の間に配置されてもよい。4枚以上のビードプレートを有する場合には、隣り合うビードプレート間に挟まれていれば、どのビードプレート間であってもよい。また、ビードプレート及びシムプレート以外のプレートを備えていてもよく、具体的には例えば、ビードプレートの外側に平坦な板状の保護プレート等を備えていてもよい。
本開示は、エンジンのシール部材の分野において、極めて有用である。
1 エンジン
11 シリンダボア
11A ボア開口部
12 シリンダブロック
121 ブロック側デッキ面(締結面)
13 シリンダヘッド
131 ヘッド側デッキ面(締結面)
133 第1肉厚部(肉厚部)
135 第2肉厚部(肉厚部)
137 第3肉厚部(肉厚部)
152 ブロック側ボルト孔
153 ヘッド側ボルト孔(ボルト孔)
50 ガスケット(シール部材)
50A ガスケット貫通孔
50B フルビード部
50C ハーフビード部
51 第1ビードプレート(ビードプレート)
51A 第1ボア孔(ボア孔)
51B 第1フルビード部(フルビード部)
51C 第1ハーフビード部(ハーフビード部)
52 第2ビードプレート(ビードプレート)
52A 第2ボア孔(ボア孔)
52B 第2フルビード部(フルビード部)
52C 第2ハーフビード部(ハーフビード部)
53 第3ビードプレート(ビードプレート)
53A 第3ボア孔(ボア孔)
53B 第3フルビード部(フルビード部)
53C 第3ハーフビード部(ハーフビード部)
55 シムプレート
55A シム貫通孔(貫通孔)
551 幅広部
551A 山頂部
552 幅狭部
63 ブロック側ウォータージャケット(ウォータージャケット)
81 ヘッドボルト

Claims (7)

  1. エンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの締結面間に配置されるシール部材であって、
    シリンダボアの中心軸方向に積層された複数のビードプレートと、
    前記シリンダボアと対応する位置に貫通孔を有し、前記複数のビードプレートの間に配置されて該シリンダボア周りの面圧を高めるシムプレートと、を備え、
    前記シムプレートは、前記貫通孔周りの径方向の幅が大きい幅広部と幅が小さい幅狭部とを有し、
    前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとを締結したときに、前記幅広部は、前記幅狭部よりも、該シリンダブロックに作用する締結面圧が小さい位置に配置されている
    ことを特徴とするエンジンのシール部材。
  2. 請求項1において、
    前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとは、ヘッドボルトにより締結され、
    前記幅広部は、前記幅狭部よりも、前記シリンダヘッドから前記シリンダブロックに伝わる前記ヘッドボルトの軸力の伝達量が小さい位置に配置されている
    ことを特徴とするエンジンのシール部材。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記シリンダヘッドと前記シリンダブロックとは、1つのシリンダボア当たり該シリンダボアの周りに配置された4つのヘッドボルトで締結され、
    前記シリンダボアの4次変形を考慮したときに、前記幅広部は、前記幅狭部よりも、該4次変形の変形量が小さい位置に配置されている
    ことを特徴とするエンジンのシール部材。
  4. 請求項3において、
    前記シリンダヘッドは、
    前記ヘッドボルトが挿通されるボルト孔と、
    互いに隣り合う前記ボルト孔の間に該ボルト孔に沿って前記締結面まで延びるように形成された肉厚部と、を備えており、
    前記シムプレートの前記幅広部は、前記ヘッドボルトの締結位置に向かって漸次拡径された山型形状を有する
    ことを特徴とするエンジンのシール部材。
  5. 請求項4において、
    前記幅広部の山頂部は、前記4次変形の節に対応する位置に配置されている
    ことを特徴とするエンジンのシール部材。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
    前記幅広部の外周と前記幅狭部の外周とは滑らかな曲線で接続されている
    ことを特徴とするエンジンのシール部材。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
    前記シリンダブロックは、前記シリンダボアの周囲に配置され、前記締結面において開口するウォータージャケットを備え、
    前記ビードプレートは、
    前記シリンダボアに対応する位置に設けられたボア孔と、
    前記ボア孔の全周に設けられたフルビード部と、
    前記ウォータージャケットの開口の周囲に対応する位置に設けられたハーフビード部と、を備え、
    前記シムプレートは、積層方向の断面において、前記ビードプレートの前記フルビード部に対応する位置に設けられる一方、前記ハーフビード部に対応する位置には設けられていない
    ことを特徴とするエンジンのシール部材。
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