JP2020190175A - 電動ブラインド用のスイッチ、通信端末及び電動ブラインド、並びにマルチスイッチ - Google Patents

電動ブラインド用のスイッチ、通信端末及び電動ブラインド、並びにマルチスイッチ Download PDF

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Akinori Ishihara
昭紀 石原
由樹男 鳥居
Yukio Torii
由樹男 鳥居
文彦 谷川
Fumihiko Tanigawa
文彦 谷川
修一 黒岩
Shuichi Kuroiwa
修一 黒岩
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Takekuni Okabe
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Abstract

【課題】製造コストの増大を防ぎ、且つ使い勝手の良い態様で、電動で遮蔽材の開閉制御を行う電動ブラインド用のスイッチ、マルチスイッチ、通信端末及び電動ブラインドを提供する。【解決手段】本発明のスイッチ12,12A、又はマルチスイッチ22、或いは通信端末13は、複数種の遮蔽材(上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2A等)の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード選択手段(モード切替ボタン126等)、選択指定された動作モードで複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作手段(操作ボタン121〜125等)、及び当該モード選択手段及び操作手段に応じた操作信号を電動ブラインドに発信する通信制御手段(通信制御部12a)を備える。本発明の電動ブラインドは、スイッチ12等からの操作信号を受信して動作モードに応じて複数種の遮蔽材の開閉状態を制御する制御ユニット11を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電動で遮蔽材の開閉制御を行う電動ブラインド用のスイッチ、通信端末及び電動ブラインド、並びにマルチスイッチに関する。
電動で遮蔽材の開閉制御を行う電動ブラインドの例として、電動横型ブラインド、電動ロールスクリーン、電動たくし上げカーテン、電動プリーツスクリーン、或いは電動カーテンレール等がある。
また、これらの電動ブラインドの中には、遮蔽材全体を例えば上段の遮蔽材(以下、「上部遮蔽材」と称する)と下段の遮蔽材(以下、「下部遮蔽材」と称する)に上下方向に分けて構成するものや、遮蔽材全体を例えば前段の遮蔽材(以下、「前部遮蔽材」と称する)と後段の遮蔽材(以下、「後部遮蔽材」と称する)に前後方向に分けて構成するものもある。また、遮蔽材全体を上下方向、前後方向、或いはこれらの組み合わせで、3以上の遮蔽材に分けて構成することもできる。
例えば、電動横型ブラインドは、ヘッドボックス内に配設されるモーターの駆動力で駆動軸が回転され、その駆動軸の回転に基づいてヘッドボックスからラダーコードを介して吊下支持される多数段のスラットが昇降され、或いは各スラットが角度調節される。
そして、電動横型ブラインドの一種として、例えば上段のスラット群と下段のスラット群とに分けて、上段のスラット群を採光状態とし下段のスラット群を遮光状態とすることや、この逆として上段のスラット群を遮光状態とし下段のスラット群を採光状態とするような動作モードを電動で制御する構成も知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、電動横型ブラインドの遮蔽材の昇降及び回動操作のための操作用のスイッチとして、「開閉用ボタン」(一般的には、「開ボタン」及び「閉ボタン」の二種)と、「回転用ボタン」(一般的には、「正遮蔽用ボタン」及び「逆遮蔽用ボタン」の二種)と、昇降・回転の動作を停止させる「停止ボタン」を一組設けたスイッチとするのが一般的である。
しかし、上述したような例えば上段のスラット群と下段のスラット群とに分けた複数種のスラット群(上部スラット群と下部スラット群等)を備える電動ブラインドの操作用のスイッチとしては、複数種のスラット群のそれぞれに対し昇降・回動操作を可能とする昇降用ボタン及び回転用ボタンの組を、その複数種のスラット群の種類数分設けたものとするか、或いは操作対象のスラット群を指定するボタンを新たに新設したものとすることが想定されるが、それぞれ当該スイッチの製造コストや使い勝手の観点で課題が残る。
当該複数種のスラット群のそれぞれに対し昇降・回動操作を可能とするスイッチの製造コストの増大を軽減させる技法として、「昇降用ボタン」と「回転用ボタン」を一組設けたスイッチを構成しつつ、「回転用ボタン」は一方のスラット群の回転のために用い、「昇降用ボタン」はその操作の仕方(所定時間以上の連続操作)により他方のスラット群の回転に用いることができるように、当該スイッチを構成する例が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2には、「スラット群切替ボタン」を1個設けてその押下時間の違いで「回転用ボタン」の操作対象を切り替える例と、「スラットの回転角度の段階を表す数値」によってスラットの回転角度を指定可能とし、その段階の数値の値によって、一方のスラット群の回転角度を指定するか、他方のスラット群の回転角度を指定するかを切り替える例が開示されている。
特開2016−41868号公報 特開2006−63633号公報
上述した特許文献2の技法では、当該複数種のスラット群のそれぞれに対し昇降・回動操作を可能とするスイッチについて、その製造コストの増大を軽減させることができるが、或る昇降・回動状態にある複数種のスラット群(上部スラット群と下部スラット群等)について、操作者が所望する昇降・回動状態へと操作するためには、繰り返し「回転用ボタン」と「昇降用ボタン」を操作する必要があり(これは特許文献1に開示される「スラット群切替ボタン」が有るときも同様)、依然として使い勝手の観点で課題が残る。
また、製造コストや使い勝手の観点から、単一又は複数種の遮蔽材を持つ種々の電動ブラインド(電動横型ブラインド、電動ロールスクリーン、電動たくし上げカーテン、電動プリーツスクリーン、或いは電動カーテンレール等)に対し、共通に利用できるスイッチ、或いは通信端末が望まれる。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、製造コストの増大を防ぎ、且つ使い勝手の良い態様で、電動で遮蔽材の開閉制御を行う電動ブラインド用のスイッチ、通信端末及び電動ブラインド、並びにマルチスイッチを提供することにある。
本発明のスイッチは、単一又は複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための電動ブラインド用のスイッチであって、複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード選択手段と、前記モード選択手段によって選択指定された動作モードで前記複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作ボタンと、前記モード選択手段及び前記操作ボタンに応じた操作信号を前記電動ブラインドに発信する通信制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記モード選択手段は、複数の動作モードのうち1つを選択指定するための1個又は複数個のモード切替ボタンからなることを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記操作ボタンは、遮蔽材を開操作するための開ボタン、遮蔽材を閉操作するための閉ボタン、及び遮蔽材の開閉動作を停止操作するための停止ボタンを一組有し、前記モード選択手段は、前記停止ボタンの機能と兼用されているものを含むことを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記モード選択手段は、前記操作ボタンに含まれる予め定めたボタンの押下時間の違いで動作モードの指定を示す操作として識別されるよう該ボタンの機能と兼用されているものを含むことを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記モード選択手段は、前記操作ボタンに含まれる予め定めたボタンの所定時間内の押下回数の違いで動作モードの指定を示す操作として識別されるよう該ボタンの機能と兼用されているものを含むことを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記モード選択手段は、前記操作ボタンに含まれる予め定めた2個以上のボタンの同時押下で動作モードの指定を示す操作として識別されるよう該2個以上のボタンの機能と兼用されているものを含むことを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記操作ボタンは、複数のスラットにより構成される遮蔽材を正遮蔽状態及び逆遮蔽状態に回動操作するための回転用ボタンを一組有することを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記モード選択手段によって選択される動作モードを表示する表示部を有することを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記複数種の遮蔽材は上部遮蔽材及び下部遮蔽材からなり、前記動作モードは、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を一体として一括操作するための一体操作モードと、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を個別に操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記個別操作モードは、前記上部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部採光固定・下部操作モード、前記上部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部遮光固定・下部操作モード、前記下部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部採光固定・上部操作モード、及び前記下部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部遮光固定・上部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記複数種の遮蔽材は前部遮蔽材及び後部遮蔽材からなり、前記動作モードは、前記前部遮蔽材及び前記後部遮蔽材を一体として一括開閉操作するための一体操作モードと、前記前部遮蔽材及び前記後部遮蔽材を個別に開閉操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする。
また、本発明のスイッチにおいて、前記個別操作モードは、前記前部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記後部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための前部採光固定・後部操作モード、前記前部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記後部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための前部遮光固定・後部操作モード、前記後部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記前部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための後部採光固定・前部操作モード、及び前記後部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記前部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための後部遮光固定・前部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする。
また、本発明のスイッチは、複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための電動ブラインド用のスイッチであって、複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた複数種の動作モードのうち1つの動作モードを選択指定するためのモード選択手段と、前記モード選択手段によって選択指定された動作モードで前記複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作ボタンと、前記モード選択手段及び前記操作ボタンに応じた操作信号を前記電動ブラインドに発信する通信制御部と、前記モード選択手段によって選択指定された動作モードを識別可能に表示する表示部と、を備え、前記表示部の近傍に、前記複数種の動作モードのそれぞれの動作モードの動作態様をグラフィック表示で表わす動作態様表示部が設けられていることを特徴とする。
更に、本発明の通信端末は、単一又は複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための電動ブラインド用の通信端末であって、複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード選択手段と、前記モード選択手段によって選択指定された動作モードで前記複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作手段と、前記モード選択手段及び前記操作手段に応じた操作信号を前記電動ブラインドに発信する通信制御手段と、を備えることを特徴とする。
更に、本発明の電動ブラインドは、本発明の電動ブラインド用のスイッチ又は本発明の通信端末により開閉操作される複数種の遮蔽材を有する電動ブラインドであって、前記スイッチ又は前記通信端末からの操作信号を受信して、前記複数種の遮蔽材の開閉制御を行う制御ユニットを備え、前記制御ユニットは、前記操作信号として動作モードを指定する動作モード指定信号を受信して、現在の遮蔽材の高さを維持したまま該動作モードに対応する状態に移行するよう前記複数種の遮蔽材の開閉状態を制御するモード制御部と、前記操作信号として開閉操作を指示する操作指示信号を受信して、該動作モード上で該開閉操作に応じて操作対象となる遮蔽材の開閉状態を制御する操作制御部と、を有することを特徴とする。
更に、本発明の電動ブラインドは、本発明の電動ブラインド用のスイッチ又は本発明の通信端末により開閉操作される複数種の遮蔽材を有する電動ブラインドであって、前記スイッチ又は前記通信端末からの操作信号を受信して、前記複数種の遮蔽材の開閉制御を行う制御ユニットを備え、前記制御ユニットは、前記操作信号として動作モードを指定する動作モード指定信号を受信して、該動作モードに対応するデフォルトの状態に移行するよう前記複数種の遮蔽材の開閉状態を制御するモード制御部と、前記操作信号として開閉操作を指示する操作指示信号を受信して、該動作モード上で該開閉操作に応じて操作対象となる遮蔽材の開閉状態を制御する操作制御部と、を有することを特徴とする。
更に、本発明の電動ブラインドは、本発明の電動ブラインド用のスイッチ又は本発明の通信端末により開閉操作される複数種の遮蔽材を有する電動ブラインドであって、前記スイッチ又は前記通信端末からの操作信号を受信して、前記複数種の遮蔽材の開閉制御を行う制御ユニットを備え、前記制御ユニットは、前記操作信号に含まれる動作モードを指定する動作モード指定信号を識別して、該動作モードに対応するデフォルトの状態に移行するよう前記複数種の遮蔽材の開閉状態を制御するモード制御部と、前記操作信号に含まれる開閉操作を指示する操作指示信号を識別して、該動作モード上で該開閉操作に応じて操作対象となる遮蔽材の開閉状態を制御する操作制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の電動ブラインドにおいて、前記複数種の遮蔽材は上部遮蔽材及び下部遮蔽材からなり、前記動作モードは、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を一体として一括操作するための一体操作モードと、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を個別に操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の電動ブラインドにおいて、前記個別操作モードは、前記上部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部採光固定・下部操作モード、前記上部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部遮光固定・下部操作モード、前記下部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部採光固定・上部操作モード、及び前記下部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部遮光固定・上部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする。
また、本発明の電動ブラインドにおいて、前記複数種の遮蔽材は前部遮蔽材及び後部遮蔽材からなり、前記動作モードは、前記前部遮蔽材及び前記後部遮蔽材を一体として一括開閉操作するための一体操作モードと、前記前部遮蔽材及び前記後部遮蔽材を個別に開閉操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の電動ブラインドにおいて、前記個別操作モードは、前記前部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記後部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための前部採光固定・後部操作モード、前記前部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記後部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための前部遮光固定・後部操作モード、前記後部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記前部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための後部採光固定・前部操作モード、及び前記後部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記前部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための後部遮光固定・前部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチは、複数種の遮蔽材を開閉操作可能に構成された電動ブラインドを含む複数台の電動ブラインドに対し、指定した1台以上を選択的に、或いは全部を同時に、操作可能とするマルチスイッチであって、前記複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード選択手段と、前記モード選択手段によって選択指定された動作モードで前記複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作ボタンと、前記モード選択手段及び前記操作ボタンに応じた操作信号を前記複数台の電動ブラインドのうち指定した電動ブラインドに発信する通信制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記モード選択手段は、複数の動作モードのうち1つを選択指定するための動作モード毎に個別のモード切替ボタンからなることを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記複数種の遮蔽材は上部遮蔽材及び下部遮蔽材からなり、前記動作モードは、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を一体として一括操作するための一体操作モードと、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を個別に操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記個別操作モードは、前記上部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部採光固定・下部操作モード、前記上部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部遮光固定・下部操作モード、前記下部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部採光固定・上部操作モード、及び前記下部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部遮光固定・上部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記操作ボタンは、複数のスラットにより構成される遮蔽材を正遮蔽状態及び逆遮蔽状態に回動操作するための回転用ボタンを一組有することを特徴とする。
また、本発明のマルチスイッチにおいて、前記モード選択手段は、液晶パネル上で当該動作モードを選択指定するよう構成され、選択指定された動作モード毎に、操作画面を提示する画面提示手段を備え、前記画面提示手段は、前記動作モード毎に提示される操作画面上で、動作モードに応じて操作可能とする複数のスラットにより構成される遮蔽材を正遮蔽状態及び逆遮蔽状態に回動操作するための回動操作量を設定する操作ボタンと、該操作ボタンによる回動操作量をバー表示する操作バーと、当該設定された回動操作量で該遮蔽材を回動操作するための動作ボタンと、を提示する手段を有し、前記操作バーは、前記動作モードに応じて予め規定された回動操作可能範囲で、設定する該遮蔽材の回動操作量を識別できるように濃薄のバー表示を提示するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、電動で遮蔽材の開閉制御を行う電動ブラインド用のスイッチの製造コストの増大を防ぎ、且つスイッチ、マルチスイッチ、通信端末及び電動ブラインドの使い勝手を向上させることができる。
本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドの概略構成と、その電動横型ブラインドに対し上部又は下部の遮蔽材の昇降・回動操作を行う電動ブラインド用のスイッチ又は通信端末を概略図示する正面図である。 (a)は本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドの構成を概略的に示す側面図であり、(b)乃至(d)はそれぞれ電動横型ブラインドの変形例を概略的に示す側面図である。 本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドにおける制御ユニットの概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施例の電動ブラインド用のスイッチの概略構成を示す正面図である。 (a)乃至(e)はそれぞれ本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドにおける全ての動作モード(MODE1〜MODE5)を概略的に示す側面図である。 (a)乃至(c)は本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドに対し、それぞれ片方向通信又は双方向通信により、電動ブラインド用のスイッチから遮蔽材の昇降・回動操作を行う際の操作信号に関するタイムチャート例である。 (a)及び(b)は本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドに対し、それぞれ電動ブラインド用のスイッチから正遮蔽用ボタンの押下で遮蔽材の正遮蔽回動操作を行う際の操作例を示すタイムチャート例である。 本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドに対し遮蔽材の昇降・回動操作を行う電動ブラインド用のスイッチ又は通信端末を用いて操作する際の一例を示すフローチャートである。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明による変形例1,2の電動ブラインド用のスイッチの概略構成を示す正面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明による変形例3,4の電動ブラインド用のスイッチの概略構成を示す正面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ本発明による変形例5,6の電動ブラインド用のスイッチの概略構成を示す正面図である。 本発明による第2実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動ロールスクリーンの概略構成と、その電動ロールスクリーンに対し遮蔽材の昇降操作を行う電動ブラインド用のスイッチ又は通信端末を概略図示する斜視図である。 (a)乃至(e)はそれぞれ本発明による第2実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動ロールスクリーンにおける全ての動作モード(MODE1〜MODE5)を概略的に示す側面図である。 本発明による別の一実施例の電動ブラインド用のスイッチの概略構成を示す正面図である。 (a)乃至(d)は、それぞれ本発明による当該別の一実施例のスイッチにより4種類の動作モード(MODE1〜MODE4)で切替動作させる電動横型ブラインドの一例を概略的に示す側面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ本発明による一実施例の電動ブラインド用のマルチスイッチにおける全体操作画面、及び図15に示す一動作モードの位置指定画面の概略構成を示す正面図である。 (a)乃至(c)は、それぞれ本発明による一実施例の電動ブラインド用のマルチスイッチにおける図15に示す一動作モードの位置指定画面におけるバー表示の提示例を示す図である。 (a)及び(b)は、それぞれ本発明による一実施例の電動ブラインドにおける上部採光固定・下部操作モード(図15に示すMODE3)の動作例を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明による各実施形態の電動ブラインドを説明する。尚、本願明細書中、図1に示す電動ブラインドの正面図に対して、図示上方及び図示下方を遮蔽材(スラット)の吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向を電動ブラインドの左側、図示右方向を電動ブラインドの右側と定義する。また、図1の正面図を視認する側を前側(室内側)、及び、その反対側を後側(又は室外側)とする。
〔第1実施形態〕
(電動横型ブラインドの全体構成)
図1は、本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドの概略構成と、その電動横型ブラインドに対し上部又は下部の遮蔽材(スラット及びレール)の昇降・回動操作を行う電動ブラインド用のスイッチ12又は通信端末13を概略図示する正面図である。
図1に示す電動横型ブラインドは、遮蔽材全体2Cを、下部遮蔽材(下部スラット群)2Aと、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bに分けて配設されている。
即ち、ヘッドボックス1の中央部、及び左右両側部近傍から垂下されるラダーコード4Aを介して多数段のスラット2が下部遮蔽材(下部スラット群)2Aとして吊下支持され、そのラダーコード4Aの下端にボトムレール6が吊下支持されている。
また、ヘッドボックス1の中央部、及び左右両側部近傍から垂下されるラダーコード4Bを介して多数段のスラット2が上部遮蔽材(上部スラット群)2Bとして吊下支持され、そのラダーコード4Bの下端に中間レール6mが吊下支持されている。
また、ヘッドボックス1から昇降テープ3Aが吊下支持され、その昇降テープ3Aの下端にボトムレール6が取着されている。また、本例では、ヘッドボックス1から昇降テープ3Bが吊下支持され、その昇降テープ3Bの下端に中間レール6mが取着されている。ここで、昇降テープ3A,3Bは、テープ状のものを示しているが、紐状の昇降コードとしてもよい。
ヘッドボックス1内には、ラダーコード4A及び昇降テープ3Aを吊下支持する支持部材5Aと、ラダーコード4B及び昇降テープ3Bを吊下支持する支持部材5Bとが3箇所ずつ配設され、各支持部材5Aには六角棒状の駆動軸7Aが挿通され、各支持部材5Bには六角棒状の駆動軸7Bが挿通されている。
ヘッドボックス1の一端側にはモーター8A,8Bが配設され、モーター8Aの出力軸に駆動軸7Aの一端が連結され、モーター8Bの出力軸に駆動軸7Bの一端が連結されている。そして、モーター8Aの作動に基づいて駆動軸7Aが正逆転され、駆動軸7Aの正逆転に基づいてラダーコード4Aを介して下部遮蔽材(下部スラット群)2Aが回動され、或いは昇降テープ3Aを介してボトムレール6が昇降されて下部遮蔽材(下部スラット群)2Aが昇降される。また、モーター8Bの作動に基づいて駆動軸7Bが正逆転され、駆動軸7Bの正逆転に基づいてラダーコード4Bを介して上部遮蔽材(上部スラット群)2Bが回動され、或いは昇降テープ3Bを介して中間レール6mが昇降されて上部遮蔽材(上部スラット群)2Bが昇降される。
ヘッドボックス1の他端側には、電源ユニット10及び制御ユニット11が配設されている。そして、電源ユニット10から制御ユニット11やモーター8A,8B等に対して電源供給され、制御ユニット11は、有線又は無線(赤外線による片方向通信や無線LAN(Local Area Network)等による双方向通信を含む)で通信接続されたスイッチ12又は通信端末13からの操作信号(詳細は後述する)に基づいてモーター8A,8B等の動作を制御するようになっている。
スイッチ12は、典型例として図4及び図5を参照して詳細に後述するが、遮蔽材の開閉(本例では昇降)操作のための「開閉用ボタン」(即ち、正遮蔽状態に回動操作するための正遮蔽用ボタン125及び逆遮蔽状態に回動操作するための逆遮蔽用ボタン124の二種)と、遮蔽材の回動操作のための「回転用ボタン」(即ち、正遮蔽状態に回動操作するための正遮蔽用ボタン125及び逆遮蔽状態に回動操作するための逆遮蔽用ボタン124の二種)と、開閉・回転の動作を停止させるための停止ボタン122を操作ボタンとして一組有し、これに加えて予め定めた種類で定義付けられた動作モードを切り替える機能(典型的には、「モード切替ボタン」126を有する)。動作モードの種類として、大別して、遮蔽材全体2Cを一体として一括操作するための一体操作モード(MODE1)と、上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2Aを個別に操作するための個別操作モードとがある。
そして、個別操作モードは、典型例として、図5に示すように、上部遮蔽材2Bを採光状態(スラット2が水平状態)に移行して状態固定とし下部遮蔽材2Aを採光又は遮光状態に昇降・回動操作するための上部採光固定・下部操作モード(MODE2)、上部遮蔽材2Bを遮光状態(スラット2が最大傾斜する全正遮蔽状態又は全逆遮蔽状態)に移行して状態固定とし下部遮蔽材2Aを採光又は遮光状態に昇降・回動操作するための上部遮光固定・下部操作モード(MODE3)、下部遮蔽材2Aを採光状態(スラット2が水平状態)に移行して状態固定とし上部遮蔽材2Bを採光又は遮光状態に昇降・回動操作するための下部採光固定・上部操作モード(MODE4)、及び下部遮蔽材2Aを遮光状態(スラット2が最大傾斜する全正遮蔽状態又は全逆遮蔽状態)に移行して状態固定とし上部遮蔽材2Bを採光又は遮光状態に昇降・回動操作するための下部遮光固定・上部操作モード(MODE5)のうち1以上を含む。
スイッチ12における各ボタンは、物理的に押下できる物理ボタンとすることや、液晶パネル上に表示して押下できる表示ボタンとすることができる。
通信端末13は、制御ユニット11に対し有線又は無線通信可能なスマートフォンやパーソナルコンピュータ等の電子計算機で構成され、この電子計算機に対しアプリケーションソフトウェアとしてのプログラムを起動し、当該スイッチ12と同様な操作画面を提示するように構成される。これにより、当該スイッチ12の機能と同一の機能を通信端末13により実現することができる。
更に、ヘッドボックス1内において、駆動軸7Aの回転量を検知するためのパルス信号を出力する公知のエンコーダ9Aが配設され、さらに駆動軸7Bの回転量を検知するためのパルス信号を出力する公知のエンコーダ9Bが配設されている。例えば、エンコーダ9A,9Bは、内部に円盤状のスリット板が回転可能に支持され、このスリット板の中心にそれぞれの駆動軸7A,7Bが相対回転不能に挿通される(図示せず)。そして、このスリット板に形成されたスリットの移動でその回転量を検知するフォトインタラプターが取着され、このフォトインタラプターからそれぞれの駆動軸7A,7Bの回転に伴いハイ/ローで遷移するパルス信号が出力され、制御ユニット11に入力される。従って、制御ユニット11は、エンコーダ9A,9Bからそれぞれ入力されたパルス信号をカウントして、駆動軸7A,7Bの回転角度や、ボトムレール6及び中間レール6mの昇降高さを検出するとともに、下部遮蔽材2A及び上部遮蔽材2Bの各昇降速度も検出可能となり、モーター8A,8B等の動作を制御することができる。尚、制御ユニット11は、モーター8A,8Bの回転数や回転速度(即ち、駆動軸7A,7Bの回転数や回転速度)に係るデータを一時的に格納するメモリを備えており、それぞれの駆動軸7A,7Bの回転量に基づく現在のボトムレール6及び中間レール6mの昇降高さや下部遮蔽材2A及び上部遮蔽材2Bを構成する各スラットの回動状態に関する状態情報を当該メモリに記憶保持することができ、更には下部遮蔽材2A及び上部遮蔽材2Bの各昇降速度を可変設定する構成では、その設定された各昇降速度のデータを駆動軸7A,7Bの回転速度に対応付けて当該メモリに記憶保持することもできる。従って、制御ユニット11は、下部遮蔽材2A及び上部遮蔽材2Bの開閉状態(昇降高さや各スラットの回動状態)を常に把握して制御することができる。
尚、支持部材5A,5Bは、それぞれ同様に構成され、それぞれ一体に形成されたチルトドラム52及び昇降ドラム51が支持部材5A,5Bの各ケースに回転可能に支持され、各チルトドラム52及び昇降ドラム51にそれぞれの駆動軸7A,7Bが相対回転不能に挿通されている。従って、駆動軸7Aが回転されると、支持部材5Aにおけるチルトドラム52及び昇降ドラム51が一体に回転され、駆動軸7Bが回転されると、支持部材5Bにおけるチルトドラム52及び昇降ドラム51が一体に回転される。
例えば、支持部材5Aにおけるチルトドラム52にはラダーコード4Aが掛装されて、そのチルトドラム52に対し所定の摩擦力を発生させ、所定の回動範囲内でチルトドラム52の回転に伴ってラダーコード4Aの前後の縦糸を上げ下げする。ただし当該所定の回動範囲を超えてチルトドラム52が回転するとき、即ち下部遮蔽材2Aにおける各スラット2がほぼ垂直方向まで回動されたとき、ラダーコード4Aの上端部近傍に設けられる金具(図示せず)が支持部材5Aの当該ケースに当接して、ラダーコード4Aの前後の縦糸の同方向への上げ下げ動作が阻止されると、チルトドラム52がラダーコード4Aの上端部に対し空回りするようになっている。支持部材5Bにおけるチルトドラム52の動作も同様である。
支持部材5Aにおける昇降ドラム51には昇降テープ3Aの上端部が巻着されている。そして、昇降ドラム51が昇降テープ3Aの巻き取り方向に回転されると、昇降テープ3Aが昇降ドラム51に巻き取られてボトムレール6が引き上げられ、そのボトムレール6で下部遮蔽材2Aにおける各スラット2が下段のものから順次押し上げられる。また、昇降ドラム51が昇降テープ3Aの巻き戻し方向に回転されると、昇降テープ3Aが昇降ドラム51から巻き戻されてボトムレール6が下降し、下部遮蔽材2Aにおける各スラット2が上段のものから順次ラダーコード4Aの横糸に支持される状態に復帰する。支持部材5Bにおける昇降ドラム51の動作も同様である。
また、支持部材5Aに関して、ボトムレール6が下降するとき、チルトドラム52が昇降ドラム51と同方向に回転され、ラダーコード4Aを介して下部遮蔽材2Aにおける各スラット2の凹面が室内側となる全閉方向に回動される。尚、ボトムレール6とともに下部遮蔽材2Aにおけるスラット2が引き上げられるときには、下部遮蔽材2Aにおける各スラット2はその凸面が室内側となる逆全閉方向に回動される。
同様に、支持部材5Bに関して、中間レール6mが下降するとき、チルトドラム52が昇降ドラム51と同方向に回転され、ラダーコード4Bを介して上部遮蔽材2Bにおける各スラット2の凹面が室内側となる全閉方向に回動される。尚、中間レール6mとともに上部遮蔽材2Bにおけるスラット2が引き上げられるときには、上部遮蔽材2Bにおける各スラット2はその凸面が室内側となる逆全閉方向に回動される。
ところで、第1実施形態に係る本実施例では、上述したように、遮蔽材全体2Cを、下部遮蔽材(下部スラット群)2Aと、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bに分けて配設し、図2(a)にて概略図示するように、それぞれの駆動軸7A,7Bの回転によって、昇降テープ3A,3B及びラダーコード4A,4Bを介して下部遮蔽材(下部スラット群)2Aと、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bとを独立して昇降操作及び回動操作をできるものとしている。この構成例では、例えばボトムレール6を下限位置に固定したまま、中間レール6mを昇降させることもできる。
ただし、本発明に係る電動横型ブランドは、図2(a)にて概略図示するような構成に限定する必要はなく、遮蔽材全体2Cを、下部遮蔽材2Aと上部遮蔽材2Bに分けて配設し、遮蔽材全体2Cを一括して昇降操作及び回動操作することができ、更に、分けた下部遮蔽材2Aと上部遮蔽材2Bを個別に回動操作することができる形態であればよい。
例えば、図2(b)にて変形例1として概略図示するように、図2(a)に示す構成から昇降テープ3Bを省略して中間レール6mの独立した昇降制御を行わないものとし、ボトムレール6を下限位置からヘッドボックス1の下面近傍まで上昇させるときは中間レール6mを含む上部遮蔽材(上部スラット群)2Bを畳み込みながら上昇させ、ボトムレール6をヘッドボックス1の下面近傍から下限位置まで下降させるときは中間レール6mを含む上部遮蔽材(上部スラット群)2Bの畳み込みを解除しながら下降させる構成とすることができる。
更に、特許文献1に開示される技法と同様、図2(c)にて変形例2として概略図示するように、図2(a)に示す構成から駆動軸7B、支持部材5B、ラダーコード4B、昇降テープ3B及び中間レール6mを省略し、駆動軸7A、支持部材5A、ラダーコード4A及び昇降テープ3Aをそれぞれ駆動軸7、支持部材5、全てのスラット2を吊下支持するラダーコード4、及び昇降テープ3として、ボトムレール6をヘッドボックス1の下面近傍から下限位置まで昇降できる形態としている。この形態上で、ヘッドボックス1からチルトコード14を垂下させ、遮蔽材全体2Cを下部遮蔽材2Aと上部遮蔽材2Bに分ける位置で、チルトコード14の下端をラダーコード4の前側(又は後側)の縦糸の上下方向の略中間位置の連結部15にて連結し、チルトコード14をヘッドボックス1へ引き込み、或いはヘッドボックス1から引き出すようチルトコード14の上端をアクチュエータ16に連結したものとしている。アクチュエータ16はスライド式でもよいし巻き取り式でもよい。この構成の場合、昇降テープ3の巻き取り、或いは巻き戻しによる遮蔽材全体2Cの一括した昇降操作と、ラダーコード4を介するスラット2の回動動作、並びにチルトコード14のヘッドボックス1への引き込み、或いは引き出し動作の組み合わせで、遮蔽材全体2Cの一体的な回動操作と、下部遮蔽材2Aと上部遮蔽材2Bの個別の回動操作を行うことができる。
更に、特許文献1に開示される技法を応用し、図2(d)にて変形例3として概略図示するように、図2(a)に示す構成から駆動軸7B、支持部材5B、ラダーコード4B、昇降テープ3B及び中間レール6mを省略し、駆動軸7A、支持部材5A、ラダーコード4A及び昇降テープ3Aをそれぞれ駆動軸7、支持部材5、全てのスラット2を吊下支持するラダーコード4、及び昇降テープ3として、ボトムレール6をヘッドボックス1の下面近傍から下限位置まで昇降できる形態としている。この形態上で、ヘッドボックス1からチルトコード14a,14bを垂下させ、遮蔽材全体2Cを下部遮蔽材2Aと上部遮蔽材2Bに分ける位置で、チルトコード14aの下端をラダーコード4の前側(又は後側)の縦糸の上下方向の略中間位置の連結部15aにて連結し、チルトコード14aをヘッドボックス1へ引き込み、或いはヘッドボックス1から引き出すようチルトコード14aの上端をアクチュエータ16aに連結したものとし、更にチルトコード14bの下端をラダーコード4の対称的に後側(又は前側)の縦糸における上方(本例では最上段のスラット2の直下方)の連結部15bにて連結し、チルトコード14bをヘッドボックス1へ引き込み、或いはヘッドボックス1から引き出すようチルトコード14bの上端をアクチュエータ16bに連結したものとしている。アクチュエータ16a,16bはスライド式でもよいし巻き取り式でもよい。この構成の場合、昇降テープ3の巻き取り、或いは巻き戻しによる遮蔽材全体2Cの一括した昇降操作と、ラダーコード4を介するスラット2の回動動作、並びにチルトコード14a,14bのヘッドボックス1への引き込み、或いは引き出し動作の組み合わせで、遮蔽材全体2Cの一体的な回動操作と、下部遮蔽材2Aと上部遮蔽材2Bの個別の回動操作を行うことができる。
(制御ユニットの構成)
次に、図1及び図2(a)に示す電動横型ブラインドにおける制御ユニット11について図3を参照して説明する。図3は、本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドにおける制御ユニット11の概略構成を示すブロック図である。尚、図3において、本発明に係る部分のみを示しており、その他の構成要素を排除するものではない。
制御ユニット11は、制御部111と、メモリ112と、通信部113と、第1パルス信号入力部114と、第2パルス信号入力部115と、第1モーター駆動制御部116と、第2モーター駆動制御部117と、を備える。
制御部111は、通信部113を介してスイッチ12又は通信端末13からの操作信号を入力し、当該操作信号として動作モードを指定する動作モード指定信号を受け付けたときは当該動作モード指定信号によって指定される動作モードの種類(MODE1〜MODE5)を判別し、該動作モードに対応する状態に移行するよう第1モーター駆動制御部116及び/又は第2モーター駆動制御部117に制御信号を出力し、複数種の遮蔽材(本例では、上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2A)の開閉状態を制御するモード制御部111aと、当該操作信号として開閉操作を指示する操作指示信号を受け付けたときは当該動作モード指定信号によって指定される動作モードで当該操作指示信号に対応する操作対象の遮蔽材の昇降又は回動操作を行うよう、第1モーター駆動制御部116及び/又は第2モーター駆動制御部117に制御信号を出力し、操作対象となる遮蔽材の開閉状態を制御するモード制御部111bと、を有する。
ここで、モード制御部111aは、操作信号として動作モードを指定する動作モード指定信号を受信したとき、現在の遮蔽材の高さを維持したまま該動作モードに対応する状態に移行するよう当該複数種の遮蔽材の開閉状態を制御する構成とすることや、該動作モードに対応するデフォルトの状態(即ち、図5に例示するようにボトムレール6が最下限位置(中間レール6mがあるときも同様に最下限位置)でスラット2が動作モードに応じて水平/全正遮蔽/全逆遮蔽に振り分けられた状態)に移行するよう当該複数種の遮蔽材の開閉状態を制御する構成とすることができる。
尚、制御部111は、当該操作対象の遮蔽材の昇降又は回動操作を行う際に、第1パルス信号入力部114及び第2パルス信号入力部115を介して得られるエンコーダ9A,9Bからの各パルス信号を監視し、これらのパルス信号をカウントして、第1モーター駆動制御部116及び第2モーター駆動制御部117によって駆動するモーター8A,8Bの回転数や回転速度(即ち、駆動軸7A,7Bの回転数や回転速度)を制御する。
制御部111の機能はマイクロコンピュータで構成することができる。制御部111の機能を実現させるためのプログラムは、当該マイクロコンピュータの外部(又は内部)に備えられるメモリ112に記憶される。マイクロコンピュータに備えられる中央演算処理装置(CPU)などの制御で、制御部111の機能を実現するための処理内容が記述されたプログラムを、適宜、メモリ112から読み込んで、制御部111の機能に相当する処理をコンピュータに実現させることができる。また、制御部111の機能の一部をハードウェアで実現し、その他の部分をマイクロコンピュータで構成させることもできる。
より具体的には、メモリ112は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)で構成され、ROMには制御部111の機能を実現するためのプログラムが記憶され、制御部111を構成するマイクロコンピュータはこのプログラムを当該ROMから読み出し、上述した制御部111の機能を実現する。また、制御部111を構成するマイクロコンピュータは当該RAMに対してモーター8A,8Bの回転数や回転速度(即ち、駆動軸7A,7Bの回転数や回転速度)に係るデータを一時的に格納し、それぞれの駆動軸7A,7Bの回転量に基づくボトムレール6及び中間レール6mの昇降高さの状態情報を記憶保持することができ、更には下部遮蔽材2A及び上部遮蔽材2Bの各昇降速度を可変設定する構成では、その設定された各昇降速度のデータを駆動軸7A,7Bの回転速度に対応付けて記憶保持することができる。
通信部113は、有線又は無線(赤外線による片方向通信や無線LAN等による双方向通信を含む)で通信接続されたスイッチ12又は通信端末13からの操作信号を入力し、制御部111に出力する素子部である。当該操作信号には、動作モードの種類(MODE1〜MODE5)を指定するための動作モード指定信号と、指定される動作モードで操作対象の遮蔽材の昇降又は回動操作を行うための操作指示信号とが含まれる。
第1パルス信号入力部114及び第2パルス信号入力部115は、それぞれエンコーダ9A,9Bからのパルス信号を入力し、制御部111に出力する素子部である。
第1モーター駆動制御部116及び第2モーター駆動制御部117は、制御部111からの制御信号に応じてそれぞれモーター8A,8Bの回転を駆動制御するドライバである。
尚、図3に示す制御ユニット11は、上述した図2(a)に示す電動横型ブラインドに適用する構成例を示したものであるが、図2(b)に示す電動横型ブラインドに適用することができる。
また、図3に示す制御ユニット11を図2(c)に示す電動横型ブラインドに適用する際には、第2モーター駆動制御部117について操作対象の遮蔽材(スラット2)の回動操作に係るスライド式又は巻き取り式のアクチュエータ16を駆動制御するドライバとして構成する。この場合、アクチュエータ16はチルトコード14をヘッドボックス1へ引き込み、或いはヘッドボックス1から引き出す機能部であるため、図3に示す第2パルス信号入力部115の機能を省略して操作対象の遮蔽材(スラット2)の全正遮蔽又は全逆遮蔽の選択制御を行う構成とするか、又はアクチュエータ16にチルトコード14の引き込み量を検知するパルス信号を出力するポジションセンサ(スライド量検知)又はエンコーダ(巻き取り量検知)を設け、第2パルス信号入力部115はアクチュエータ16の作動状態を示す該パルス信号を監視し、操作対象の遮蔽材(スラット2)の任意角度の正遮蔽又は逆遮蔽の操作制御を行う構成とする。
同様に、図3に示す制御ユニット11を図2(d)に示す電動横型ブラインドに適用する際には、第2モーター駆動制御部117について2個用意し、操作対象の遮蔽材(スラット2)の回動操作に係るスライド式又は巻き取り式のそれぞれアクチュエータ16a,16bを駆動制御するドライバとして構成する。この場合、各アクチュエータ16a,16bはそれぞれのチルトコード14a,14bをヘッドボックス1へ引き込み、或いはヘッドボックス1から引き出す機能部であるため、図3に示す第2パルス信号入力部115の機能を省略して操作対象の遮蔽材(スラット2)の全正遮蔽又は全逆遮蔽の選択制御を行う構成とするか、又は各アクチュエータ16a,16bにそれぞれのチルトコード14a,14bの引き込み量を検知するパルス信号を出力するポジションセンサ(スライド量検知)又はエンコーダ(巻き取り量検知)を設け、第2パルス信号入力部115を二組設けて、各アクチュエータ16a,16bの作動状態を示す該パルス信号を監視し、操作対象の遮蔽材(スラット2)の任意角度の正遮蔽又は逆遮蔽の操作制御を行う構成とする。
(スイッチの構成)
図4は、本発明による一実施例の電動ブラインド用のスイッチ12の概略構成を示す正面図である。図4に示す一実施例のスイッチ12は、本例では、複数種の遮蔽材(上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2A)の開閉操作を行うための電動ブラインド用のスイッチとして構成され、その複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード切替ボタン126と、そのモード切替ボタン126によって選択指定された動作モードで当該複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作ボタン121〜125と、モード切替ボタン126に応じたモード指定信号、及び操作ボタン121〜125に応じた操作指示信号を操作信号として、電動ブラインドに発信する通信制御部12aと、を備える。
ここで、操作ボタンは、遮蔽材の開閉(本例では昇降)操作のための「開閉用ボタン」(即ち、開操作するための開ボタン121及び閉操作するための閉ボタン123の二種)と、遮蔽材の回動操作のための「回転用ボタン」(即ち、正遮蔽状態に回動操作するための正遮蔽用ボタン125及び逆遮蔽状態に回動操作するための逆遮蔽用ボタン124の二種)と、開閉・回転の動作を停止させるための停止ボタン122を一組有している。モード切替ボタン126は、予め定めた種類で定義付けられた動作モード(本例では、MODE1〜MODE5)を切り替えるためのボタンである。スイッチ12における各ボタンは、物理的に押下できる物理ボタンとすることや、液晶パネル上に表示して押下できる表示ボタンとすることができる。
また、モード切替ボタン126は、操作者による押下が繰り替えられる度に、順次、MODE1〜MODE5が順番に切り替わるようになっており、押下された現在の動作モードは、LED(Light Emitting Diode)等による図示する例では各動作モードを示す5個の表示部127の切り替え点灯で表示するようになっている。尚、スイッチ12に液晶パネルを用いる構成では、表示部127に加えて、或いは表示部127の代わりに、モード切替ボタン126の押下が繰り替えられる度に、順次、MODE1〜MODE5の文字表示を順番に切り替え表示する形態としてもよい。
図4に示す一実施例のスイッチ12により操作するための動作モードの種類は、図5に示すように、大別して、遮蔽材全体2Cを一体として昇降・回動を一括操作するための一体操作モード(MODE1)と、上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2Aを個別に操作するための個別操作モード(MODE2〜MODE5)とがある。
そして、個別操作モードは、典型例として、図5に示すように、上部遮蔽材2Bを採光状態(スラット2が水平状態)に移行して状態固定とし下部遮蔽材2Aを採光又は遮光状態に昇降・回動操作するための上部採光固定・下部操作モード(MODE2)、上部遮蔽材2Bを遮光状態(スラット2が最大傾斜する全正遮蔽状態又は全逆遮蔽状態)に移行して状態固定とし下部遮蔽材2Aを採光又は遮光状態に昇降・回動操作するための上部遮光固定・下部操作モード(MODE3)、下部遮蔽材2Aを採光状態(スラット2が水平状態)に移行して状態固定とし上部遮蔽材2Bを採光又は遮光状態に昇降・回動操作するための下部採光固定・上部操作モード(MODE4)、及び下部遮蔽材2Aを遮光状態(スラット2が最大傾斜する全正遮蔽状態又は全逆遮蔽状態)に移行して状態固定とし上部遮蔽材2Bを採光又は遮光状態に昇降・回動操作するための下部遮光固定・上部操作モード(MODE5)のうち1以上を含む。
尚、図5では、図2(a),(b)に示す電動横型ブラインドの形態であるときの中間レール6mの図示を省略している。そして、図5では、ボトムレール6が最下限位置にあるとき(図2(a)に示す形態のときは中間レール6mも最下限位置にある)の状態を示している。
そして、図5では、図1及び図2(a)に示す電動横型ブラインドの形態の各動作モードにおける操作対象の遮蔽材の回動操作のみを図示しているが、図1及び図2(a)に示す電動横型ブラインドの形態であれば、昇降操作も同様に一体操作モードと個別操作モードに分けることができる(ただし、図2(b),(c),(d)の電動横型ブラインドの形態では、昇降操作については一体操作モードと個別操作モードに分けることができず、回動操作のみ一体操作モードと個別操作モードに分けることができる。)。即ち、図1及び図2(a)に示す電動横型ブラインドの形態では、一体操作モード(MODE1)は、遮蔽材全体2Cを一体として回動操作することや昇降操作することができる。例えば、図2(a)に示す中間レール6m及びボトムレール6を独立してヘッドボックス1から吊下支持する形態では、制御ユニット11は、一体操作モード(MODE1)におけるスイッチ12における「開閉用ボタン」による昇降操作に応じて、中間レール6m及びボトムレール6を同時に昇降させるように構成することができる。ただし、中間レール6m自体の昇降は制御せず、ボトムレール6の昇降制御によって遮蔽材全体2Cを昇降する制御を行う構成としてもよい。このいずれの制御を行うかは制御ユニット11の構成で決定され、スイッチ12自体の構成は共通化できる。
また、図5では、ボトムレール6が最下限位置にあるとき(又は図2(a)に示す形態のときは中間レール6mも最下限位置にあるとき)の状態を図示しているが、ボトムレール6が最下限位置にない状態(或いは中間レール6mもその最下限位置に無い状態も同様)にあるときに、スイッチ12におけるモード切替ボタン126によるMODE1〜MODE5の切り替え操作が行われた場合、制御ユニット11は、そのボトムレール6の位置(或いは中間レール6mの位置)を維持したまま、指定された動作モードへの切り替え動作を行うように制御する構成とすることも可能である。しかし、ボトムレール6が最下限位置にない状態(或いは中間レール6mもその最下限位置に無い状態も同様)にあるときに、スイッチ12におけるモード切替ボタン126によるMODE1〜MODE5の切り替え操作が行われた場合、直感的な分かりやすさ、即ち使い勝手の観点から、制御ユニット11は、図5に示すように、ボトムレール6が最下限位置にあるとき(又は図2(a)に示す形態のときは中間レール6mも最下限位置にあるとき)の各動作モードにおけるデフォルトの状態に自動的に移行する制御を行う構成とするのが好適である。また、MODE1のデフォルトの状態は、本例では、遮蔽材全体2Cとして、スラット2が水平状態としているが、スラット2が最大傾斜する全正遮蔽状態又は全逆遮蔽状態としてもよい。
尚、図5に示す5つの動作モード(MODE1〜MODE5)のうち、図2(c),(d)のように構成された電動横型ブラインドが、MODE4又はMODE5に対応していないときでも、個別操作モードとしては少なくともMODE2,MODE3を有している。また、図2(c),(d)のように構成された電動横型ブラインドにおいて、各個別操作モードにおける一方の遮蔽材(例えば上部遮蔽材2B)を採光又は遮光状態に固定し、他方の遮蔽材(例えば下部遮蔽材2A)を昇降又は回動操作の対象とする動作モード(例えば、MODE2,MODE3)の際に、制御ユニット11は指定された動作モードに対応するよう当該一方の遮蔽材(例えば上部遮蔽材2B)が状態固定されるように制御を開始するが、その後の当該他方の遮蔽材(例えば下部遮蔽材2A)の回動動作中に、当該一方の遮蔽材(例えば上部遮蔽材2B)が回動動作してもよく、最終的に、当該一方の遮蔽材(例えば上部遮蔽材2B)が状態固定されるように制御する。
ここで、図4に示すスイッチ12は、図1に例示する電動ブラインドにおける制御ユニット11に対し、有線又は無線(赤外線による片方向通信や無線LAN等による双方向通信を含む)で通信接続し、操作信号を送信する構成とすることができるが、この通信形態について図6を参照して例示説明する。図6(a)乃至(c)には本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドに対し、それぞれ片方向通信又は双方向通信により、電動ブラインド用のスイッチ12から遮蔽材の昇降・回動操作を行う際の操作信号に関するタイムチャート例を示している。
図6(a)に示すように、操作対象とする電動ブラインドが動作モードとしてMODE1〜MODE5の全てに対応している場合、図4に示すスイッチ12が制御ユニット11に対し、有線又は無線で接続され片方向通信や双方向通信のいずれの場合でも、モード切替ボタン126の押下が繰り返される度に、順番に動作モードが切り替わる。そして、当該電動ブラインドは、指定される動作モードで、遮蔽材の昇降操作のための「開閉用ボタン」、「回転用ボタン」及び「停止ボタン」による操作が可能となる。
一方、図6(b)に示すように、操作対象とする電動ブラインドが動作モードとして例えばMODE1,MODE2,MODE3のみに対応している場合も、図4に示すスイッチ12を共通に利用することができ、スイッチ12が制御ユニット11に対し、有線又は無線で接続され、特に片方向通信の場合に、モード切替ボタン126の押下が繰り返される度に、順番に動作モードが切り替わる。そして、当該電動ブラインドは、MODE1,MODE2,MODE3のうちいずれかの指定される動作モードで、遮蔽材の昇降操作のための「開閉用ボタン」、「回転用ボタン」及び「停止ボタン」による操作が可能となる。この場合、図4に示すスイッチ12にてMODE3,MODE4が指定されても、当該電動ブラインドは操作不能となるのみである。尚、図4に示すスイッチ12について、このようなMODE1,MODE2,MODE3のみに対応している電動ブラインド用のスイッチとして構成してもよいことは勿論である。
また、図6(c)に示すように、操作対象とする電動ブラインドが動作モードとして例えばMODE1,MODE2,MODE3のみに対応している場合に、スイッチ12が制御ユニット11に対し、有線又は無線で接続され、特に双方向通信の場合にも、図4に示すスイッチ12を共通に利用することができる。双方向通信の場合では、スイッチ12によりMODE3,MODE4が指定されても、制御ユニット11から当該電動ブラインドは操作不能である旨をスイッチ12に返信すればよく、この場合、スイッチ12におけるモード切替ボタン126の押下が繰り返される度に、MODE1,MODE2,MODE3の間で順番に動作モードが切り替わる。そして、当該電動ブラインドは、MODE1,MODE2,MODE3のうちいずれかの指定される動作モードで、遮蔽材の昇降操作のための「開閉用ボタン」、「回転用ボタン」及び「停止ボタン」による操作が可能となる。
また、スイッチ12におけるボタンの操作例として、ボタンの押下の有無で操作信号を制御ユニット11に送信する構成や、ボタンの押下の開始と終了で対応する操作信号を制御ユニット11に送信する構成とすることができる。
例えば、図7(a)及び(b)は本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドに対し、それぞれ電動ブラインド用のスイッチ12から正遮蔽用ボタン125の押下で遮蔽材の正遮蔽回動操作を行う際の操作例を示すタイムチャート例である。
図7(a)に示す例では、スイッチ12におけるモード切替ボタン126の押下の有無で動作モードがMODE1からMODE2に切り替わるとき、その後、時刻t0秒(t0>0)後に、正遮蔽用ボタン125の押下が為されたとする。このとき、制御ユニット11は、MODE2に対応する操作対象の下部遮蔽材2Aを正遮蔽となる方向に回動させるよう制御して予め設定されている回動速度で下部遮蔽材2Aが回動動作を開始し、そのt1秒(t1>0)後の停止ボタン122の押下で下部遮蔽材2Aの回動動作を停止する。この正遮蔽用ボタン125の押下と停止ボタン122の押下の操作を繰り返すことで、操作者は下部遮蔽材2Aの回動状態を所望の正遮蔽角度で調節することができる。同様に、例えばMODE2の状態で逆遮蔽用ボタン124の押下と停止ボタン122の押下の操作を繰り返すことで、操作者は下部遮蔽材2Aの回動状態を所望の逆遮蔽角度で調節することができる。開ボタン121、及び閉ボタン123の操作も同様である。尚、制御ユニット11は、例えばMODE2の状態で正遮蔽用ボタン125の押下による下部遮蔽材2Aの回動動作の開始後、停止ボタン122の押下以外は、即ち他のボタン(逆遮蔽用ボタン124、開閉用ボタン、モード切替ボタン126)の押下は無効扱いとする制御を行うことも可能であるが、当該正遮蔽用ボタン125の押下による下部遮蔽材2Aの回動動作の開始後、他のボタン(逆遮蔽用ボタン124、開閉用ボタン、モード切替ボタン126)の押下があれば、当該下部遮蔽材2Aの回動動作を直ちに停止して、当該他のボタンの押下に対応する動作へと開始してもよい。
一方、スイッチ12が制御ユニット11に有線接続される形態であるときに、図7(b)に示す例のように、スイッチ12におけるモード切替ボタン126の押下の有無で動作モードがMODE1からMODE2に切り替わるとき、その後、時刻t0秒(t0>0)後に、正遮蔽用ボタン125の押下が為されたとする。このとき、制御ユニット11は、正遮蔽用ボタン125の押下が為されている時間t1秒(t1>0)の間だけ、MODE2に対応する操作対象の下部遮蔽材2Aを正遮蔽となる方向に回動させるよう制御する。この正遮蔽用ボタン125の押下時間での操作を繰り返すことで、操作者は下部遮蔽材2Aの回動状態を所望の正遮蔽角度で調節することができる。同様に、例えばMODE2の状態で逆遮蔽用ボタン125の押下時間での操作を繰り返すことで、操作者は下部遮蔽材2Aの回動状態を所望の逆遮蔽角度で調節することができる。開ボタン121、及び閉ボタン123の操作も同様である。この場合、停止ボタン122は不要となり、「開閉用ボタン」として開ボタン121及び閉ボタン123の二種と、「回転用ボタン」として正遮蔽用ボタン125及び逆遮蔽用ボタン124の二種と、モード切替ボタン126の1つの計5個となり、既存の操作用のスイッチのボタン数と同数とするこができ、ボタン数の増加を防ぐことができる点でコスト的に有利になる。
(通信端末)
上述した図4乃至図7は、スイッチ12の一実施例の構成とその操作例を説明したが、制御ユニット11に対し有線又は無線通信可能なスマートフォンやパーソナルコンピュータ等の電子計算機で構成される通信端末13について、当該スイッチ12の機能と同一の機能を実現するアプリケーションソフトウェアとしてのプログラムを起動し、当該スイッチ12と同様な操作画面を提示する形態とすることで、当該スイッチ12の機能と同一の機能を通信端末13により実現することができる。
従って、通信端末13は、改めての図示を省略するが、図4に示すスイッチ12に関する各機能部の参照番号を用いて説明すると、複数種の遮蔽材(上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2A)の開閉操作を行うための電動ブラインド用の通信端末として構成され、その複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード選択手段(モード切替ボタン126に対応)と、そのモード選択手段によって選択指定された動作モードで当該複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作手段(操作ボタン121〜125に対応)と、当該モード選択手段に応じたモード指定信号、及び当該操作手段に応じた操作指示信号を操作信号として、電動ブラインドに発信する通信制御手段(通信制御部12aに対応)と、を備えるように構成される。
(電動ブラインドの制御例)
図8は、本発明による第1実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動横型ブラインドに対し遮蔽材の昇降・回動操作を行う電動ブラインド用のスイッチ12又は通信端末13を用いて操作する際の一例を示すフローチャートである。ここでは、動作モードの切り替えで、図5に示すように、ボトムレール6が最下限位置にあるとき(又は図2(a)に示す形態のときは中間レール6mも最下限位置にあるとき)の各動作モードにおけるデフォルトの状態に自動的に移行する制御を行う好適例を説明する。
まず、スイッチ12(又は通信端末13)は、操作者によりモード切替ボタン126の押下が為されると(ステップS1)、動作モード指定信号(例えば図7(a)に示すオン・オフのパルス信号)を操作対象の電動ブラインドにおける制御ユニット11に送信する。このとき、操作対象の電動ブラインドにおけるメモリ112には、例えばMODE1の動作モード下にあり、ボトムレール6(中間レール6mがあるときも同様)が所定の高さ位置にあり、上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2Aがそれぞれ所定角度にあるという状態を示す状態情報がメモリ112に一時記憶されているとする。
続いて、当該動作モード指定信号を受信した電動ブラインドは、制御ユニット11の制御により、メモリ112から現在の動作モードの状態を示す状態情報を読み出し、当該現在の動作モードの次の動作モードにおけるデフォルト状態への移行を開始し、当該現在の動作モードの状態を示す状態情報をメモリ112に更新する(ステップS2)。例えば、制御ユニット11は、MODE1から、ボトムレール6が最下限位置にあるとき(又は図2(a)に示す形態のときは中間レール6mも最下限位置にあるとき)のMODE2のデフォルトの状態(図5(b)参照)への移行を開始し、メモリ112には、MODE2の動作モード下にある旨を示す状態情報がメモリ112に更新される。
ここで、MODE2のデフォルトの状態への移行が完了する前に、操作者によりモード切替ボタン126の押下が為された場合でも(ステップS3)、スイッチ12(又は通信端末13)は、改めて動作モード指定信号を操作対象の電動ブラインドにおける制御ユニット11に送信する。
この場合も、当該動作モード指定信号を受信した電動ブラインドは、制御ユニット11の制御により、メモリ112から現在の動作モードの状態を示す状態情報を読み出し、当該現在の動作モードの次の動作モードにおけるデフォルト状態への移行を開始し、当該現在の動作モードの状態を示す状態情報をメモリ112に更新する(ステップS4)。例えば、制御ユニット11は、MODE2から、ボトムレール6が最下限位置にあるとき(又は図2(a)に示す形態のときは中間レール6mも最下限位置にあるとき)のMODE3のデフォルトの状態(図5(c)参照)への移行を開始し、メモリ112には、MODE3の動作モード下にある旨を示す状態情報がメモリ112に更新される。
続いて、例えばMODE3のデフォルトの状態への移行が完了する前に、操作者により操作ボタン(開閉用ボタン又は回転用ボタン)の押下が為された場合(ステップS5)、スイッチ12(又は通信端末13)は、操作指示信号(例えば図7(a)に示すオン・オフのパルス信号)を操作対象の電動ブラインドにおける制御ユニット11に送信する。
続いて、例えばMODE3のデフォルトの状態への移行が完了する前に、操作者により操作ボタン(開閉用ボタン又は回転用ボタン)の押下が1回以上為された場合(ステップS5)、スイッチ12(又は通信端末13)は、その都度、対応する操作指示信号(例えば図7(a)に示すオン・オフのパルス信号)を操作対象の電動ブラインドにおける制御ユニット11に送信する。
例えばMODE3のデフォルトの状態への移行が完了する前に、当該1回以上の操作指示信号を受信した電動ブラインドは、制御ユニット11の制御により、最新の操作指示信号(開閉用ボタン又は回転用ボタンによる信号)をメモリ112に一時記憶して保持する(ステップS6)。
続いて、制御ユニット11は、例えばMODE3のデフォルトの状態への移行が完了する前に、新たな動作モード指定信号の受信の有無を監視し(ステップS7)、新たな動作モード指定信号の受信が有るときは(ステップS7:Y)、ステップS4に移行してMODE4のデフォルトの状態へと強制移行する動作を開始(一時記憶していた当該最新の操作指示信号を廃棄する)が、本例では当該新たな動作モード指定信号の受信が無いとすると(ステップS7:N)、ステップS8に移行する。
続いて、制御ユニット11は、現動作モード(例えばMODE3)のデフォルトの状態への移行が完了後に、当該新たな動作モード指定信号の受信の有無を監視し(ステップS7)、メモリ112に一時記憶していた最新の操作指示信号(開閉用ボタン又は回転用ボタンによる信号)に対応する動作を自動的に開始する(ステップS8)。
続いて、図7(a)に示す例のように、操作者により停止ボタン122の押下が為され、その停止の旨を示す動作指示信号(例えば図7(a)に示すオン・オフのパルス信号)がスイッチ12(又は通信端末13)から制御ユニット11に送信される(ステップS9)。そして、この停止の旨を示す動作指示信号を受信した制御ユニット11は、ステップS8に係る動作を停止し、メモリ112には、例えばMODE3の動作モード下にあり、ボトムレール6(中間レール6mがあるときも同様)が所定の高さ位置にあり、上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2Aがそれぞれ所定角度にあるという状態を示す状態情報を更新して記憶保持する(ステップS10)。
尚、変形例として、ステップS6において、制御ユニット11は、現動作モード(例えばMODE3)のデフォルトの状態への移行が完了まで、操作指示信号(開閉用ボタン又は回転用ボタンによる信号)を受信しても無効とし、ステップS8において、現動作モード(例えばMODE3)のデフォルトの状態への移行が完了後の操作指示信号(開閉用ボタン又は回転用ボタンによる信号)を有効として、図7(a)の制御を行うものとしてもよい(又は図7(b)の例ではステップS9を省略できる)。
ところで、図8に示す例では、本発明に係るスイッチ12又は通信端末13から操作対象の電動ブラインドにおける制御ユニット11に対し操作信号を送信する際に、操作信号として動作モード指定信号と操作指示信号とを分けて送信する例を説明したが、その変形例として、1つの操作信号内に動作モード指定信号に対応するコマンドと、操作指示信号に対応するコマンドとを含む信号フォーマットとし、動作モード指定信号と操作指示信号とを同時に送信する形態としてもよい。この場合、制御ユニット11は、操作信号に含まれる動作モードを指定する動作モード指定信号を識別して、該動作モードに対応するデフォルトの状態に移行するよう複数種の遮蔽材(本例では、上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2A)の開閉状態を制御するモード制御部111aと、操作信号に含まれる開閉操作を指示する操作指示信号を識別して、該動作モード上で該開閉操作に応じて操作対象となる遮蔽材の開閉状態を制御する操作制御部111bと、を有するように構成される。例えば、図8に例示するステップS1,S3,S5,S9においてスイッチ12又は通信端末13から操作対象の電動ブラインドにおける制御ユニット11に対し動作モード指定信号と操作指示信号とを同時に送信する場合でも、制御ユニット11の制御は、動作モード指定信号に従う動作モードへの移行を経て操作指示信号に従う操作を実行するように構成できるため、図8に例示するステップS2,S4,S6,S8,S10に示す例と同様に制御する構成とすることができる。
図4に例示した「開閉用ボタン」(開ボタン121及び閉ボタン123)及び停止ボタン122は、電動横型ブラインドだけでなく、電動ロールスクリーン、電動たくし上げカーテン、及び電動プリーツスクリーンにおける遮蔽材の昇降操作に用いることができ、電動カーテンレールの遮蔽材(カーテン材)の昇降操作に用いることができる(この場合、回転用ボタンは無効化、又は予め無くともよい)。そして、上下又は前後方向に複数(3枚以上でもよい)の遮蔽材が並設される場合、各遮蔽材を操作対象として切り替えるのではなく、モード切替ボタン126により、予め定めた種類で定義付けられた動作モードを切り替える構成とすることができる。
以上のように、本実施形態に係るスイッチ12によれば、予め定めた種類で定義付けられた動作モードに応じて操作対象の電動ブラインドを制御するものとし、既存のスイッチと比較して、動作モードを切り替えるためのモード切替ボタン126を追加的に有するのみとすることができるため、遮蔽材毎の操作ボタンを持つ構成よりも製造コストの増大を軽減でき、且つ各遮蔽材を操作対象として切り替える構成よりも使い勝手の良いものとなる。
また、本実施形態に係る通信端末13も同様に、予め定めた種類で定義付けられた動作モードに応じて操作対象の電動ブラインドを制御するものとしたので、各遮蔽材を操作対象として切り替える構成よりも使い勝手の良いものとなる。
また、これらのスイッチ12又は通信端末13によって操作される、電動で遮蔽材の開閉制御を行う電動ブラインドは、予め定めた種類で定義付けられた動作モードに応じて操作対象の遮蔽材が自動的に切り替わるよう動作モードの指定に基づいた遮蔽材の操作制御を行う制御ユニット11を有するので、上下方向に複数(3枚以上でもよい)の遮蔽材が並設される場合でも、制御負担を軽減させることができる。特に、制御ユニット11は、モード切替ボタン126による動作モードを切り替え時に、各動作モードに応じた予め定めたデフォルト状態へと移行してから、遮蔽材の開閉(又は回動)操作を実行する構成とする場合には、より操作者にとって分かりやすく、より使い勝手が向上するものとなる。
(スイッチ12の変形例)
図9乃至図11は、それぞれ本発明による変形例1乃至6の電動ブラインド用のスイッチ12の概略構成を示す正面図である。尚、図9乃至図11では、図4に示すものと同様な構成要素には同一の参照番号を付している。また、図9乃至図11では、スイッチ12に内蔵される、各ボタンの押下に従って操作信号を発信する通信制御部12の図示は省略している。
まず、図9(a)に示す変形例1のスイッチ12は、図4に示すものと比較して、モード切替ボタン126を設ける代わりに、図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す停止ボタン122の停止機能とを兼用したモード選択/停止ボタン122Mとして構成した例である。モード選択/停止ボタン122Mは、操作対象の電動ブラインドにおける複数の遮蔽材の非作動時(昇降等の開閉動作や回動動作がないとき)に操作者に押下させることで、図4に示すモード切替ボタン126の機能を実現する。一方、複数の遮蔽材の作動時(昇降等の開閉動作や回動動作が実行されているとき)に、モード選択/停止ボタン122Mが操作者に押下されると、その動作を停止する。このように、図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す停止ボタン122の停止機能は、モード選択/停止ボタン122Mとして、1つのボタンに兼用することができるので、図7(a),(b)に例示した動作を実現することができ、既存の操作用のスイッチのボタン数である5個と同数とするこができ、コスト的に有利になる。
次に、図9(b)に示す変形例2のスイッチ12は、図4に示すものと比較して、モード切替ボタン126を設ける代わりに、図4に示す正遮蔽用ボタン125及び逆遮蔽用ボタン124の機能をそれぞれ維持したモード選択兼用の正遮蔽用ボタン125M及び逆遮蔽用ボタン124Mを、同時押下で図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能を実現する例である。このように、図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す正遮蔽用ボタン125及び逆遮蔽用ボタン124の機能は、ボタンの個数を増やすことなく兼用することができので、図7(a),(b)に例示した動作を実現することができ、既存の操作用のスイッチのボタン数である5個と同数とするこができ、コスト的に有利になる。尚、図9(b)に示す例では、この二種の「回転用ボタン」の同時押下でモード切替ボタン126のモード選択機能を実現する例としているが、「開閉用ボタン」、「回転用ボタン」及び「停止ボタン」を構成する5個のボタンのうち予め定めた2個以上の同時押下で図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能を実現することもできる。
次に、図10(a)に示す変形例3のスイッチ12は、図4に示すものと比較して、モード切替ボタン126を設ける代わりに、図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す停止ボタン122の停止機能とをそれぞれ押下時間の違いで識別するよう兼用したモード選択/停止ボタン122Sとして構成した例である。モード選択/停止ボタン122Sは、例えば所定時間以上(例えば3秒以上)押下させることで、図4に示すモード切替ボタン126の機能を実現する。一方、モード選択/停止ボタン122Sは、所定時間未満(例えば3秒未満)押下させることで、図4に示す停止ボタン122の停止機能を実現する。尚、押下時間の違いで識別できればよく、どれほどの時間で、且ついずれの時間を長短として違いを識別するかは予め定めておけばよい。このように、図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す停止ボタン122の停止機能は、モード選択/停止ボタン122Sとして、1つのボタンに兼用することができるので、図7(a),(b)に例示した動作を実現することができ、既存の操作用のスイッチのボタン数である5個と同数とするこができ、コスト的に有利になる。尚、図10(a)に示す例では、代表して図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す停止ボタン122の停止機能とをそれぞれ押下時間の違いで識別するよう兼用したモード選択/停止ボタン122Sとして構成した例としたが、「開閉用ボタン」、「回転用ボタン」及び「停止ボタン」を構成する5個のボタンのうち予め定めた1個の押下時間の違いで図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能を実現することもできる。
次に、図10(b)に示す変形例4のスイッチ12は、図4に示すものと比較して、モード切替ボタン126を設ける代わりに、図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す停止ボタン122の停止機能とをそれぞれ所定の押下時間内(例えば1.5秒内)の回数の違いで識別するよう兼用したモード選択/停止ボタン122Tとして構成した例である。モード選択/停止ボタン122Tは、所定の押下時間内(例えば1.5秒内)で第1の規定回数又は規定回数以上(例えば3回以上)押下させることで、図4に示すモード切替ボタン126の機能を実現する。一方、所定の押下時間内(例えば1.5秒内)で第2の規定回数又は規定回数未満(例えば1回)押下させることで、図4に示す停止ボタン122の停止機能を実現する。尚、所定の押下時間内の押下回数の違いで識別できればよく、どれほどの時間で、且ついずれの回数を長短として違いを識別するかは予め定めておけばよい。
このように、図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す停止ボタン122の停止機能は、モード選択/停止ボタン122Tとして、1つのボタンに兼用することができるので、図7(a),(b)に例示した動作を実現することができ、既存の操作用のスイッチのボタン数である5個と同数とするこができ、コスト的に有利になる。尚、図10(b)に示す例では、代表して図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能と、図4に示す停止ボタン122の停止機能とをそれぞれ所定の押下時間内の押下回数の違いで識別するよう兼用したモード選択/停止ボタン122Tとして構成した例としたが、「開閉用ボタン」、「回転用ボタン」及び「停止ボタン」を構成する5個のボタンのうち予め定めた1個の所定の押下時間内の押下回数の違いで図4に示すモード切替ボタン126のモード選択機能を実現することもできる。
上述した図9及び図10に示す変形例1乃至4では、「開閉用ボタン」、「回転用ボタン」及び「停止ボタン」を構成する5個のボタンのみでスイッチ12を構成し、モード切替ボタン126の機能をも持たせる例を代表して説明したが、変形例1乃至4のうち1以上を組み合わせた変形例のスイッチ12を構成してもよい。
一方、図11(a), (b)にそれぞれ示す変形例5,6のスイッチ12は、ボタン個数の増大よりも、使い勝手を重視した例である。
まず、図11(a)に示す変形例5のスイッチ12は、図4に示すものと比較して、1個のモード切替ボタン126を設ける代わりに、遮蔽材全体2Cを一体として昇降・回動を一括操作するための一体操作モード(MODE1)を指定するためのモード切替ボタン126Aと、上部遮蔽材2B及び下部遮蔽材2Aを個別に操作するための個別操作モード(MODE2〜MODE5)を操作者による押下が繰り替えられる度に、順次、MODE2〜MODE5が順番に切り替わるように指定するためのモード切替ボタン126Bと、を有するものとしている。本例では、頻繁に用いることが想定される一体操作モード(MODE1)をワンタッチで指定するものとしたことで、ボタン数の増加を最小限にしたまま使い勝手を向上させることができる。また、一体操作モード(MODE1)のみ、図9及び図10で例示したように他のボタンと兼用とすることで、図4に示すものと同数のボタン数とすることもできる。
図11(a)に示す変形例5では、ワンタッチの動作モード指定対象を一体操作モード(MODE1)とする例を示しているが、この代わりに、或いはこれに加えて、個別操作モード(MODE2〜MODE5)のうちいずれか1つ以上をワンタッチの動作モード指定対象としてもよい。例えば、図11(b)に示す変形例6のスイッチ12のように、図4に示すものと比較して、1個のモード切替ボタン126を設ける代わりに、全ての度差モード(MODE1〜MODE5)をワンタッチで指定するモード切替ボタン126Sとし、使い勝手を重視した構成とすることができる。
〔第2実施形態〕
(電動ロールスクリーンの全体構成)
図12は、本発明による第2実施形態の電動ブラインドとして構成される一実施例の電動ロールスクリーンの概略構成と、その電動ロールスクリーンに対し前後の遮蔽材の昇降操作を行う電動ブラインド用のスイッチ12又は通信端末13を概略図示する斜視図である。尚、本実施形態のスイッチ12及び通信端末13は、第1実施形態の電動ブラインドを操作するためのものと同様に構成されるが、第1実施形態では遮蔽材全体2Cを下部遮蔽材2Aと上部遮蔽材2Bの上下方向に分けて、一体として又は個別に操作するための例を説明したが、第2実施形態では遮蔽材全体102Cを前部遮蔽材102Aと後部遮蔽材102Bの前後方向に分けて、一体として又は個別に操作するのに用いられる点で相違している。
まず、図12に示す電動ロールスクリーンにおいて、天井面等の取付面に、左右一対の支持部材101が固定される。そして、左右一対の支持部材101間に、前後方向に一対の巻取パイプ103A,103Bが回転可能に支持されている。各巻取パイプ103A,103Bには、それぞれスクリーンで構成される前部遮蔽材102A及び後部遮蔽材102Bの各上辺が取着される。前部遮蔽材102A及び後部遮蔽材102Bの各下辺には、それぞれ錘部材として機能するウェイトバー104A,104Bが取着されている。各巻取パイプ103A,103Bは、それぞれ前部遮蔽材102A及び後部遮蔽材102Bを巻き取り、或いは巻き戻すことにより、個別に昇降させることができる。
以下、説明の便宜上、第1実施形態と同様の構成要素には同一の参照番号により説明するが、巻取パイプ103A内には巻取パイプ103Aの軸中心上に設けられる回転軸に出力軸が連結されたモーター8A及び該出力軸の回転に応じたパルス信号を発生するエンコーダ9Aが設けられ(図12では図示略)、同様に、巻取パイプ103B内には巻取パイプ103Bの軸中心上に設けられる回転軸に出力軸が連結されたモーター8B及び該出力軸の回転に応じたパルス信号を発生するエンコーダ9Bが設けられている(図12では図示略)。
そして、モーター8Aの作動によって巻取パイプ103Aを回転させ前部遮蔽材102Aを昇降させることができ、モーター8Bの作動によって巻取パイプ103Bを回転させ後部遮蔽材102Bを昇降させることができる。
各巻取パイプ103A,103Bの右端側には制御ボックス105が配置され、制御ボックス105内には電源ユニット10及び制御ユニット11を収容されている(図12では図示略)。
本実施形態においても、電源ユニット10から制御ユニット11やモーター8A,8B等に対して電源供給され、本実施形態における制御ユニット11は、図3に示す構成と同様、有線又は無線で通信接続されたスイッチ12又は通信端末13からの操作信号に基づいてモーター8A,8B等の動作を制御するようになっている。
本実施形態におけるスイッチ12又は通信端末13についても、第1実施形態にて示したものと同様とすることができ、代表して、図4に示すスイッチ12により構成されて例を説明する。尚、図4に示すスイッチ12により図12に示す電動ロールスクリーンの前部遮蔽材102A及び後部遮蔽材102Bを操作するにあたり、遮蔽材の昇降操作のための「開閉用ボタン」(即ち、開ボタン121及び閉ボタン123の二種)と、昇降・回転の動作を停止させる停止ボタン122と、予め定めた種類で定義付けられた動作モードを切り替えるモード切替ボタン126のみが用いられ、正遮蔽用ボタン125及び逆遮蔽用ボタン124は押下されても制御ユニット11は無効化する。
また、本実施形態の制御ユニット11についても、図3に示したものと同様に構成することができ、制御部111は、同様に機能するモード制御部111a及び操作制御部111bを有し、その更なる説明は省略する。
ただし、本実施形態において、スイッチ12により操作するための動作モードの種類は、図13に示すように、大別して、前部遮蔽材102A及び後部遮蔽材102Bからなる遮蔽材全体102Cを一体として一括開閉操作するための一体操作モード(MODE1)と、前部遮蔽材102A及び後部遮蔽材102Bを個別に開閉操作するための個別操作モード(MODE2〜MODE5)となる。
そして、個別操作モードは、典型例として、図13に示すように、前部遮蔽材102Aを採光状態(全開状態)に移行して状態固定とし後部遮蔽材102Bを採光又は遮光状態に昇降操作するための前部採光固定・後部操作モード(MODE2)、前部遮蔽材102Aを遮光状態(全閉状態)に移行して状態固定とし後部遮蔽材102Bを採光又は遮光状態に昇降操作するための前部遮光固定・後部操作モード(MODE3)、後部遮蔽材102Bを採光状態(全開状態)に移行して状態固定とし前部遮蔽材102Aを採光又は遮光状態に昇降操作するための後部採光固定・前部操作モード(MODE4)、及び後部遮蔽材102Bを遮光状態(全閉状態)に移行して状態固定とし前部遮蔽材102Aを採光又は遮光状態に昇降操作するための後部遮光固定・前部操作モード(MODE5)のうち1以上を含む。
図13では、操作対象の遮蔽材のウェイトバー104A又は104Bが最下限位置にあるときの状態を図示しているが、ウェイトバー104A又は104Bが最下限位置にない状態にあるときに、スイッチ12におけるモード切替ボタン126によるMODE1〜MODE5の切り替え操作が行われた場合、制御ユニット11は、そのウェイトバー104A又は104Bの位置を維持したまま、指定された動作モードへの切り替え動作を行うように制御する構成とすることも可能である。しかし、ウェイトバー104A又は104Bが最下限位置にない状態にあるときに、スイッチ12におけるモード切替ボタン126によるMODE1〜MODE5の切り替え操作が行われた場合、直感的な分かりやすさ、即ち使い勝手の観点から、制御ユニット11は、図13に示すように、ウェイトバー104A又は104Bが最下限位置にあるときの各動作モードにおけるデフォルトの状態(MODE1では、ウェイトバー104A及び104Bの双方が最下限位置にあるときがデフォルトの状態)に自動的に移行する制御を行う構成とするのが好適である。
そして、図4に示すスイッチ12により図12に示す電動ロールスクリーンの前部遮蔽材102A及び後部遮蔽材102Bを操作するにあたり、スイッチ12及び制御ユニット11の制御は、遮蔽材に対する回動操作が無く開閉操作(昇降操作)のみとなる点を除き第1実施形態と同様であり、スイッチ12の構成についても図4の構成に限定されず、第1実施形態で説明した各種変形例を適用した形態や、上述した実施例及び各変形例を組み合わせ応用した形態とすることができる。
(スイッチの別の実施例)
図14は、本発明による別の一実施例の電動ブラインド用のスイッチ12Aの概略構成を示す正面図である。また、図15(a)乃至(d)は、それぞれ本発明による当該別の一実施例のスイッチ12Aにより4種類の動作モード(MODE1〜MODE4)で切替動作させる電動横型ブラインドの一例を概略的に示す側面図である。尚、上述した例と同様の構成要素には同一の参照番号を付している。
まず、上述した図4に示すスイッチ12では、図5に例示するように5種類の動作モードを切り替える構成例を説明したが、図14に示すスイッチ12Aは、4種類の動作モードを切り替える構成とした例であり、その動作モードの種類を除き、図4に示すスイッチ12と同様の機能を有する。
即ち、スイッチ12Aは、一体操作モード(遮蔽材全体2Cを一括して昇降操作及び回動操作する全体操作モード)と3種類の個別操作モードで合計4種類の動作モードとし、複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための電動ブラインド用のスイッチとして構成され、特に、図14に示すスイッチ12Aは、図15に例示する遮蔽材全体(スラット全体)2Cが上部遮蔽材(上部スラット群)2B及び下部遮蔽材(下部スラット群)2Aで区分された電動横型ブラインドの動作モード別の操作に利用できるように構成されている。
より具体的に、図14に示すスイッチ12Aは、その上部遮蔽材(上部スラット群)2B及び下部遮蔽材(下部スラット群)2Aの昇降又は回動操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード切替ボタン126と、そのモード切替ボタン126によって選択指定された動作モードで上部遮蔽材(上部スラット群)2B及び下部遮蔽材(下部スラット群)2Aの昇降又は回動操作を行うための操作ボタン(121〜125)とを有し、内部に、モード切替ボタン126に応じたモード指定信号、及び操作ボタン(121〜125)に応じた操作指示信号を操作信号として電動横型ブラインドにおける制御ユニットに発信する通信制御部(図示略)が設けられている。
図14に示すモード切替ボタン126は、4種類の動作モード(MODE1〜MODE4)を切り替えるためのボタンである。動作モードには、図15を参照して詳述するが、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bと下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを一体的に全体2Cとして、ボトムレール6を昇降させることや回動させることを操作可能とする一体操作モード(MODE1)と、ボトムレール6の下限設定位置(設定される下限位置でありボトムレール6の上部に1〜数枚のスラット2が載置された状態でもよい)で上部遮蔽材(上部スラット群)2Bと下部遮蔽材(下部スラット群)2Aについて個別に、同位相角の回動を操作可能とする個別操作モード(MODE2〜MODE4)とがある。
このため、モード切替ボタン126は、操作者による押下が繰り替えられる度に、順次、MODE1〜MODE4が順番に切り替わるようになっており、押下された現在の動作モードは、LED(Light Emitting Diode)等により構成された各動作モードを示す4個の表示部127‐1〜127‐4の切り替え点灯で表示するようになっている。尚、動作モードの切り替え操作に関して、操作者がモード切替ボタン126を押し終わった後、所定時間(例えば約3秒)経過してもモード切替ボタン126の操作が無いときに、選択された動作モードを示す動作モード指定信号を図15に示す電動横型ブラインドの制御ユニットに送信するように構成することができる。
そして、個別操作モードは、図15に示すように、下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを遮光状態(スラット2が最大傾斜する全閉状態)に移行して状態固定とし上部遮蔽材(上部スラット群)2Bを採光又は遮光状態に回動操作するための下部遮光固定・上部操作モード(MODE2)、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bを採光状態(スラット2が水平状態)に移行して状態固定とし下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを採光又は遮光状態に回動操作するための上部採光固定・下部操作モード(MODE3)、及び、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bを遮光状態(スラット2が最大傾斜する逆全閉状態)に移行して状態固定とし下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを採光又は遮光状態に回動操作するための上部遮光固定・下部操作モード(MODE4)を含む。
操作ボタンは、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bと下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを一体的に全体2Cとして、ボトムレール6を昇降させるための「開閉用ボタン」(即ち、ボトムレール6を上昇させ開操作するための開ボタン(“△ボタン”)121及びボトムレール6を下降させ閉操作するための閉ボタン(“▽ボタン”)123の二種)と、スラット2の回動操作のための「回動用ボタン」(即ち、正遮蔽状態に回動操作するための正遮蔽用ボタン125及び逆遮蔽状態に回動操作するための逆遮蔽用ボタン124の二種)と、開閉・回転の動作を停止させるための停止ボタン(“□ボタン”)122を一組有している。尚、最大正遮蔽は「全閉」と称し、最大逆遮蔽は「逆全閉」と称している。
これにより、操作者は、スイッチ12Aにより、一体操作モード(MODE1)において、ボトムレール6の上昇操作を行うときは、開ボタン(“△ボタン”)121の押下で上昇コマンドを示す操作指示信号を図15に示す電動横型ブラインドの制御ユニットに送信でき、下降操作を行うときは、閉ボタン(“▽ボタン”)123の押下で下降コマンドを示す操作指示信号を当該制御ユニットに送信でき、昇降動作の停止操作を行うときは停止ボタン(“□ボタン”)122の押下で停止コマンドを示す操作指示信号を送信できる。
また、操作者は、スイッチ12Aにより、一体操作モード(MODE1)及び個別操作モード(MODE2〜MODE4)において、対応する動作モード上にて、スラット2の正遮蔽用ボタン125の押下で正遮蔽回動コマンドを示す操作指示信号を当該制御ユニットに送信でき、スラット2の逆遮蔽用ボタン124の押下で逆遮蔽回動コマンドを示す操作指示信号を当該制御ユニットに送信できるようになっており、これらの正遮蔽用ボタン125や逆遮蔽用ボタン124の押下をやめると、対応するコマンドの送信がなくなり、操作対象のスラット2の回動動作も停止する。
尚、スイッチ12Aにおける各ボタンは、本例では、物理的に押下できる物理ボタンとしているが、液晶パネル上に表示して押下できる表示ボタンとしてもよい。また、スイッチ12Aに液晶パネルを用いる構成では、表示部127‐1〜127‐4に加えて、或いは表示部127‐1〜127‐4の代わりに、モード切替ボタン126の押下が繰り替えられる度に、順次、MODE1〜MODE4の文字表示を順番に切り替え表示する形態としてもよい。
図15(a)乃至(d)に示すそれぞれ一体操作モード及び個別操作モードに係る動作態様を実現する電動横型ブラインドは、上述した図2(c)にて変形例2として概略図示した構成とすることができ、ヘッドボックス1からチルトコード14を垂下させ、遮蔽材全体(スラット全体)2Cを下部遮蔽材(下部スラット群)2Aと上部遮蔽材(上部スラット群)2Bに分ける位置で、チルトコード14の下端をラダーコード4の室内側の縦糸の上下方向の略中間位置の連結部にて連結し、チルトコード14をヘッドボックス1へ引き込み、或いはヘッドボックス1から引き出すようチルトコード14の上端をアクチュエータやリール等の機構に連結したものとしている。例えば、チルトコード14の移動を駆動するための機構は、スライド式や巻き取り式のアクチュエータでもよいし、別途設けた駆動軸の回転で回転制御される巻き取り式のリールとしてもよい。
そして、図15(a)に示すように、一体操作モード(MODE1)では、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bと下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを一体的に全体2Cとして、ボトムレール6を昇降させることや回動させることを操作可能とする。
また、図15(b)に示すように、下部遮光固定・上部操作モード(MODE2)では、下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを遮光状態(スラット2が最大傾斜する全閉状態)に移行して状態固定とし上部遮蔽材(上部スラット群)2Bを採光又は遮光状態に回動操作可能とする。
また、図15(c)に示すように、上部採光固定・下部操作モード(MODE3)では、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bを採光状態(スラット2が水平状態)に移行して状態固定とし下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを採光又は遮光状態に回動操作可能とする。
また、図15(d)に示すように、上部遮光固定・下部操作モード(MODE4)では、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bを遮光状態(スラット2が最大傾斜する逆全閉状態)に移行して状態固定とし下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを採光又は遮光状態に回動操作可能とする。
ところで、図14に示すスイッチ12Aでは、これら4種類の動作モードを一見して操作者が理解できるように、それぞれの表示部127‐1〜127‐4の近傍(本例では上部)に、対応する動作モードをグラフィック表示で表わす動作態様表示部128が設けられている。動作態様表示部128は、スイッチ12Aが物理スイッチを有する形態であればシール貼付又は刻設されたグラフィック表示とし、液晶パネルで構成される場合には液晶表示によるグラフィック表示で示される。尚、このような動作態様表示部128は、上述した図4、並びに図9乃至図11に例示するスイッチ12についても設けるのが好適である。
このように、スイッチ12Aは、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bと下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを有する電動横型ブラインドに対して、上部遮蔽材(上部スラット群)2Bと下部遮蔽材(下部スラット群)2Aを一体的に、及び個別に操作可能とし、更に、4種類の動作モードを一見して操作者がビジュアルで操作できる動作モードが認識できるようになるため、その使い勝手を向上させることができる。
(マルチスイッチの実施例)
図16(a)は、本発明による一実施例の電動ブラインド用のマルチスイッチ22における全体操作画面の概略構成を示す正面図であり、図16(b)は、図15に示す一動作モードの位置指定画面の概略構成を示す正面図であり、図17(a)乃至(c)は、それぞれマルチスイッチ22における図15に示す一動作モードの位置指定画面におけるバー表示の提示例を示す図である。また、図18(a),(b)は、それぞれ本発明による一実施例の電動ブラインドにおける上部採光固定・下部操作モード(図15に示すMODE3)の動作例を示す側面図である。
図16(a)に示す一実施例のマルチスイッチ22は、液晶パネルを用いて構成され、上述したスイッチ12,12Aの機能と同様に、複数の動作モードで遮蔽材の開閉操作を行うように構成されているが、上述した複数種の遮蔽材を開閉操作可能に構成された電動ブラインドを含む複数台の電動ブラインドに対し、指定した1台以上を選択的に、或いは全部を同時に、操作可能とする多機能スイッチとして構成されている。
この場合、例えば、図3に示す制御ユニット11は、有線又は無線(赤外線による片方向通信や無線LAN(Local Area Network)等による双方向通信を含む)で通信接続されたマルチスイッチ22からの操作信号に基づいて各モーターの動作を制御するように構成することができる。即ち、マルチスイッチ22は、例えば電動横型ブラインドが複数台で構成されているときに、その複数台の電動横型ブラインドのうち1台以上を選択的に、或いは全部を同時に操作可能とするためのスイッチである。
即ち、図16(a)に示す一実施例のマルチスイッチ22は、図15に示す4種類の動作モードを有する場合を例にして説明するに、上部遮蔽材(上部スラット群)2B及び下部遮蔽材(下部スラット群)2Aの昇降又は回動操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するための切替ボタンとして、各MODE1〜MODE4にそれぞれ対応する“全体”ボタン227‐1、“上採光”ボタン227‐2、“下採光”ボタン227‐3、及び“上遮蔽”ボタン227‐4と、これらの切替ボタンによって選択指定された動作モードで上部遮蔽材(上部スラット群)2B及び下部遮蔽材(下部スラット群)2Aの昇降又は回動操作を行うための操作ボタン(221〜225)と、各動作モードにおける電動横型ブラインド用のスラット角度の位置を指定するための“位置指定”ボタン228と、設定画面(図示略)等の1つ前の画面である「操作メニュー画面」に切り替えを行うための“戻る”ボタン229と、を有する「全体操作画面」を提示できるようになっている。そして、マルチスイッチ22の内部に、これらの切替ボタンに応じたモード指定信号、及び操作ボタン221〜225に応じた操作指示信号を操作信号として電動横型ブラインドにおける制御ユニット11に発信する通信制御部(図示略)が設けられている。尚、図示を省略するが、「操作メニュー画面」では、操作対象となる全電動ブラインドを一括で操作するための操作画面である「全体操作画面」の提示を選択するための図16(a)に示す「全体」ボタンの他、操作対象となる対象となる製品のうち1台を選択して操作するための操作画面である「個別操作画面」の提示を選択するための「個別操作」ボタン、複数台の電動ブラインドのうち1台以上のエリアを選択し、エリア内の電動ブラインドを同一グループとして操作可能とするよう設定するための設定画面の提示を選択するための「エリア」ボタン、選択した電動ブラインドに対するタイマー動作を設定するための設定画面の提示を選択するための「タイマー」設定、及び各種の設定を包括的に行うための「設定」ボタン等が提示される。
図16(a)に示す各操作ボタン(221,222,223,224,225)の各々は、図14に示す各操作ボタン(121,122,123,124,125)の各々に対応している。
従って、操作者は、マルチスイッチ22により、“全体”ボタン227‐1、“上採光”ボタン227‐2、“下採光”ボタン227‐3、及び“上遮蔽”ボタン227‐4の選択で、図15に示す動作モードの切り替えを行うことができ、これらのうち選択されたボタンは、その旨を示すように濃淡が識別されるように表示される。
そして、操作者は、マルチスイッチ22により、“全体”ボタン227‐1の選択に基づいた全体操作モード(図15に示すMODE1)において、ボトムレール6の上昇操作を行うときは、開ボタン(“△”ボタン)221の押下で上昇コマンドを示す操作指示信号を制御ユニット11に送信でき、下降操作を行うときは、閉ボタン(“▽”ボタン)223の押下で下降コマンドを示す操作指示信号を制御ユニット11に送信でき、昇降動作の停止操作を行うときは停止ボタン222の押下で停止コマンドを示す操作指示信号を送信できる。
また、操作者は、マルチスイッチ22により、“全体”ボタン227‐1の選択に基づいた全体操作モード(図15に示すMODE1)、並びに“上採光”ボタン227‐2、“下採光”ボタン227‐3、及び“上遮蔽”ボタン227‐4の選択に基づいた個別操作モード(図15に示すMODE2〜MODE4)において、対応する動作モード上にて、スラット2の正遮蔽用ボタン225の押下の維持で正遮蔽回動コマンドを示す操作指示信号を制御ユニット11に送信でき、スラット2の逆遮蔽用ボタン224の押下の維持で逆遮蔽回動コマンドを示す操作指示信号を制御ユニット11に送信できるようになっており、これらの正遮蔽用ボタン225や逆遮蔽用ボタン224の押下をやめると、対応するコマンドの送信がなくなり、操作対象のスラット2の回動動作も停止する。
従って、図16(a)に示す一実施例のマルチスイッチ22は、全体操作モード及び個別操作モードの各々を操作可能とする個別のボタン227‐1〜227‐4を有するように液晶パネルを用いて構成されているため、図14に示す一実施例のスイッチ12Aと比較して、動作モードの選択に係る操作性を向上させている。即ち、図14に示す一実施例のスイッチ12Aでは、ボタン増加に係るコスト上昇を抑えるべく動作モードを1つの切替ボタン126により順次の押下で切り替える構成としているが、この場合、例えばMODE3からMODE2へ切り替えるときは、3回の切替ボタン216の押下が必要となる。一方、図16(a)に示すマルチスイッチ22では、いずれの動作モードでもボタン227‐1〜227‐4の所望の動作モードの1回の押下で動作モードを切り替えることができるため、操作性が向上する。また、液晶パネルを用いてマルチスイッチ22を構成することで、ボタン数が増加しても物理コストを抑えることができる。尚、マルチスイッチ22は、電動横型ブラインドが複数台で構成されているときに、その複数台の電動横型ブラインドのうち1台以上を選択的に、或いは全部を同時に操作可能とするとして説明したが、このマルチスイッチ22は、上述した遮蔽材の開閉操作機能を有しているため、上下段の遮蔽材に区分されているか否かを問わず他の形態の電動ブラインドの操作に利用できることは云うまでもない。
また、図16(a)に示すマルチスイッチ22は、図15に示す4種類の動作モードを有する例を説明したが、図5又は図13に例示するように、5種類又はそれ以上の動作モードを有するように構成することも可能である。
ところで、図16(a)に示すマルチスイッチ22は、その「全体操作画面」上で、モード選択手段として、上述したように全体操作モード及び個別操作モードの各々を選択指定するように構成されているが、その全体操作モード及び個別操作モードの各々を選択指定後(各動作モードのボタン227‐1乃至227‐4のうち選択指定したボタンは識別できるように濃く表示される。)、“位置指定”ボタン228の押下により各動作モードの操作画面(「位置指定画面」)へと切り替える構成とすることもできる。例えば、図16(b)に示す一動作モードの「位置指定画面」のように、選択指定された動作モード毎に、操作画面を切り替えて提示する画面提示手段を備えるように構成することもできる。
図16(b)に示す操作画面は、上部採光固定・下部操作モード(図15(b)に示すMODE3)を選択指定する“下採光”ボタン227‐3の押下で提示される。図16(b)に示す操作画面上には、動作モードに応じて操作可能とする複数のスラット3により構成される遮蔽材を正遮蔽状態及び逆遮蔽状態に回動操作するための回動操作量を設定する操作ボタン(図示する矢印表記ボタン)2262,2263と、操作ボタン2262,2263による回動操作量をバー表示する操作バー2261と、当該設定された回動操作量で該遮蔽材を回動操作するための動作ボタン2264と、図16(a)に示す「全体操作画面」に戻る操作を行うための“戻る”ボタン2265とが提示される。
図16(b)に示す操作画面では、図18(a),(b)に示すように、上部遮蔽材2Bを採光状態(スラット水平状態)に状態固定とし、下部遮蔽材2Aの採光又は遮光状態の回動操作として、下部遮蔽材2Aにおけるスラットの回動操作可能範囲をスラット水平状態から正遮蔽状態の範囲内に予め規定して操作可能とするよう構成している。
ここで、図16(b)に示す操作画面における操作性を向上させるため、操作バー2261は、動作モードに応じて予め規定された回動操作可能範囲で、設定する動作モードに応じた回動操作対象の遮蔽材の回動操作量を識別できるように濃薄のバー表示を提示するように構成される。例えば、図17(b)に示すように、回動操作可能範囲であれば、回動操作量を設定する操作ボタン2262,2263の押下で濃く提示されるバー表示部分が伸縮表示される。一方、図17(a)に示すように、既にスラット水平状態を示す表示状態から操作ボタン2263を押下しても、その表示状態以上、操作バー2261の濃く提示されるバー表示部分は変化しない。同様に、図17(c)に示すように、既にスラット正遮蔽状態を示す表示状態から操作ボタン2262を押下しても、操作バー2261の表示状態は変化しない。
これにより、操作者は、下部遮蔽材2Aにおけるスラットの回動操作可能範囲をスラット水平状態から正遮蔽状態の範囲内に予め規定されていることを把握することができ、使い勝手が向上する。尚、このように、動作モードに応じて回動操作可能範囲を規定することで、上部遮蔽材2Bと下部遮蔽材2Aとの間に隙間が空いてしまうなどの不具合を防止することができる。尚、図17に示す例のように回動操作量を識別できるようにするだけでなく、これに加えて回動操作可能範囲も識別できるように、その回動操作量と回動操作可能範囲とを濃度差で示すバー表示としてもよい。例えば、操作ボタン(図示する矢印表記ボタン)2262,2263の押下操作で、設定する回動操作量に応じて操作バー2261の濃く提示されるバー表示部分が伸縮表示されるが、スラット水平状態から正遮蔽状態の範囲内でしか操作できないことが識別されるように提示してもよい。
尚、図16(b)では、上部採光固定・下部操作モード(図15(c)に示すMODE3)の操作画面例を挙げて説明したが、例えば、図15における他の動作モードにおいても同様に、操作ボタン2262,2263、操作バー2261、動作ボタン2264、ボタン2265が提示される。
例えば、“全体”ボタン227‐1の押下で提示される一体操作モード(図15(a)に示すMODE1)の操作画面では、遮蔽材全体2Cにおけるスラットの回動操作可能範囲として、スラット逆遮蔽状態から正遮蔽状態の範囲内に操作可能として規定する操作バー2261が提示される。
また、“上採光”ボタン227‐2の押下で提示される下部遮光固定・上部操作モード(図15(b)に示すMODE2)の操作画面では、下部遮蔽材2Aを遮光状態(スラット正遮蔽状態)に状態固定とし、上部遮蔽材2Bにおけるスラットの回動操作可能範囲として、スラット正遮蔽状態から所定角度までの逆遮蔽状態の範囲内に操作可能として規定する操作バー2261が提示される。
また、“上遮蔽ボタン”227‐4の押下で提示される上部遮光固定・下部操作モード(図15(d)に示すMODE4)の操作画面では、上部遮蔽材2Bを遮光状態(スラット逆遮蔽状態)に状態固定とし、下部遮蔽材2Aにおけるスラットの回動操作可能範囲として、スラット正遮蔽状態から所定角度までの逆遮蔽状態の範囲内に操作可能として規定する操作バー2261が提示される。
このように、回動操作可能範囲を規定しながら動作モードに応じた操作対象の遮蔽材の回動操作量をバー表示する操作バー2261を提示することで、操作者は、一見して、動作モードに応じて予め規定された回動操作可能範囲と、設定する回動操作量とを識別できるようになり、操作性が向上する。
以上のように、上述した実施例及び各変形例、又はこれらの組み合わせに基づくスイッチ12,12A、マルチスイッチ22、及び通信端末13は、第1及び第2実施形態で例示説明したように、種々の電動ブラインドに対し共通に利用できるので、より製造コストの観点から有利となる。
また、これらのスイッチ12,12A、又はマルチスイッチ22、或いは通信端末13によって操作される、電動で遮蔽材の開閉制御を行う電動ブラインドは、予め定めた種類で定義付けられた動作モードに応じて操作対象の遮蔽材が自動的に切り替わるよう動作モードの指定に基づいた遮蔽材の操作制御を行う制御ユニット11を有するので、上下方向又は前後方向に複数(3枚以上でもよい)の遮蔽材が並設される場合でも、制御負担を軽減させることができる。特に、制御ユニット11は、モード切替ボタン126やモード選択ボタン227による動作モードを切り替え時に、各動作モードに応じた予め定めたデフォルト状態へと移行してから、遮蔽材の開閉(又は回動)操作を実行する構成とする場合には、より操作者にとって分かりやすく、より使い勝手が向上するものとなる。
また、本発明に係るスイッチ12,12A、又はマルチスイッチ22、或いは通信端末13は、上述した各実施形態の例のように、遮蔽材全体を上下方向又は前後方向に複数に分けた複数種の遮蔽材を有する電動ブラインドを操作するために構成されたものであるが、単一の遮蔽材を有する電動ブラインドを操作するときにも利用できるため、この観点からも製造コスト及び使い勝手の観点から有利なものとなっている。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、第1実施形態及び第2実施形態を応用して例えば第1実施形態及び第2実施形態を組み合わせた電動ブラインドを構成した場合には、更に動作モードの種類数を増大させて、本発明に係るスイッチ12,12A、又はマルチスイッチ22、或いは通信端末13によって動作モードに応じた操作を可能とする構成とすることもできる。
従って、上述した各実施形態から種々の変形例で構成することができ、本発明は特許請求の範囲の記載によってのみ制限される。
本発明によれば、スイッチ、マルチスイッチ、通信端末及び電動ブラインドの製造コストの増大を防ぎ、且つ使い勝手を向上させることができるので、電動ブラインドの用途に有用である。
1 ヘッドボックス
2 スラット
2A 下部遮蔽材
2B 上部遮蔽材
2C 遮蔽材全体
3,3A,3B 昇降テープ
4,4A,4B ラダーコード
5,5A,5B 支持部材
6 ボトムレール
6m 中間レール
7,7A,7B 駆動軸
8A,8B モーター
9A,9B エンコーダ
10 電源ユニット
11 制御ユニット
12,12A スイッチ
12a 通信制御部
13 通信端末
14,14a,14b チルトコード
15,15a,15b チルトコードの下端の連結部
16,16a,16b アクチュエータ
22 マルチスイッチ
101 支持部材
102A 前部遮蔽材
102B 後部遮蔽材
102C 遮蔽材全体
104A,104B
105 制御ボックス
111 制御部
111a モード制御部
111b 操作制御部
112 メモリ
113 通信部
114 第1パルス信号入力部
115 第2パルス信号入力部
116 第1モーター駆動制御部
117 第2モーター駆動制御部
121 開ボタン
122 停止ボタン
122M,122S,122T モード選択/停止ボタン
123 閉ボタン
124 逆遮蔽用ボタン
124M モード選択兼用の逆遮蔽用ボタン
125 正遮蔽用ボタン
125M モード選択兼用の正遮蔽用ボタン
126,126A,126B,126S モード切替ボタン
127 表示部
128 動作態様表示部

Claims (27)

  1. 単一又は複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための電動ブラインド用のスイッチであって、
    複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード選択手段と、
    前記モード選択手段によって選択指定された動作モードで前記複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作ボタンと、
    前記モード選択手段及び前記操作ボタンに応じた操作信号を前記電動ブラインドに発信する通信制御部と、
    を備えることを特徴とする電動ブラインド用のスイッチ。
  2. 前記モード選択手段は、複数の動作モードのうち1つを選択指定するための1個又は複数個のモード切替ボタンからなることを特徴とする、請求項1に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  3. 前記操作ボタンは、遮蔽材を開操作するための開ボタン、遮蔽材を閉操作するための閉ボタン、及び遮蔽材の開閉動作を停止操作するための停止ボタンを一組有し、
    前記モード選択手段は、前記停止ボタンの機能と兼用されているものを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  4. 前記モード選択手段は、前記操作ボタンに含まれる予め定めたボタンの押下時間の違いで動作モードの指定を示す操作として識別されるよう該ボタンの機能と兼用されているものを含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  5. 前記モード選択手段は、前記操作ボタンに含まれる予め定めたボタンの所定時間内の押下回数の違いで動作モードの指定を示す操作として識別されるよう該ボタンの機能と兼用されているものを含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  6. 前記モード選択手段は、前記操作ボタンに含まれる予め定めた2個以上のボタンの同時押下で動作モードの指定を示す操作として識別されるよう該2個以上のボタンの機能と兼用されているものを含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  7. 前記操作ボタンは、複数のスラットにより構成される遮蔽材を正遮蔽状態及び逆遮蔽状態に回動操作するための回転用ボタンを一組有することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  8. 前記モード選択手段によって選択される動作モードを表示する表示部を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  9. 前記複数種の遮蔽材は上部遮蔽材及び下部遮蔽材からなり、
    前記動作モードは、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を一体として一括操作するための一体操作モードと、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を個別に操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  10. 前記個別操作モードは、前記上部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部採光固定・下部操作モード、前記上部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部遮光固定・下部操作モード、前記下部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部採光固定・上部操作モード、及び前記下部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部遮光固定・上部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする、請求項9に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  11. 前記複数種の遮蔽材は前部遮蔽材及び後部遮蔽材からなり、
    前記動作モードは、前記前部遮蔽材及び前記後部遮蔽材を一体として一括開閉操作するための一体操作モードと、前記前部遮蔽材及び前記後部遮蔽材を個別に開閉操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  12. 前記個別操作モードは、前記前部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記後部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための前部採光固定・後部操作モード、前記前部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記後部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための前部遮光固定・後部操作モード、前記後部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記前部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための後部採光固定・前部操作モード、及び前記後部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記前部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための後部遮光固定・前部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする、請求項11に記載の電動ブラインド用のスイッチ。
  13. 複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための電動ブラインド用のスイッチであって、
    複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた複数種の動作モードのうち1つの動作モードを選択指定するためのモード選択手段と、
    前記モード選択手段によって選択指定された動作モードで前記複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作ボタンと、
    前記モード選択手段及び前記操作ボタンに応じた操作信号を前記電動ブラインドに発信する通信制御部と、
    前記モード選択手段によって選択指定された動作モードを識別可能に表示する表示部と、を備え、
    前記表示部の近傍に、前記複数種の動作モードのそれぞれの動作モードの動作態様をグラフィック表示で表わす動作態様表示部が設けられていることを特徴とするスイッチ。
  14. 単一又は複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための電動ブラインド用の通信端末であって、
    複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード選択手段と、
    前記モード選択手段によって選択指定された動作モードで前記複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作手段と、
    前記モード選択手段及び前記操作手段に応じた操作信号を前記電動ブラインドに発信する通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする電動ブラインド用の通信端末。
  15. 請求項1から13のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ又は請求項14に記載の通信端末により開閉操作される複数種の遮蔽材を有する電動ブラインドであって、
    前記スイッチ又は前記通信端末からの操作信号を受信して、前記複数種の遮蔽材の開閉制御を行う制御ユニットを備え、
    前記制御ユニットは、
    前記操作信号として動作モードを指定する動作モード指定信号を受信して、現在の遮蔽材の高さを維持したまま該動作モードに対応する状態に移行するよう前記複数種の遮蔽材の開閉状態を制御するモード制御部と、
    前記操作信号として開閉操作を指示する操作指示信号を受信して、該動作モード上で該開閉操作に応じて操作対象となる遮蔽材の開閉状態を制御する操作制御部と、
    を有することを特徴とする電動ブラインド。
  16. 請求項1から13のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ又は請求項14に記載の通信端末により開閉操作される複数種の遮蔽材を有する電動ブラインドであって、
    前記スイッチ又は前記通信端末からの操作信号を受信して、前記複数種の遮蔽材の開閉制御を行う制御ユニットを備え、
    前記制御ユニットは、
    前記操作信号として動作モードを指定する動作モード指定信号を受信して、該動作モードに対応するデフォルトの状態に移行するよう前記複数種の遮蔽材の開閉状態を制御するモード制御部と、
    前記操作信号として開閉操作を指示する操作指示信号を受信して、該動作モード上で該開閉操作に応じて操作対象となる遮蔽材の開閉状態を制御する操作制御部と、
    を有することを特徴とする電動ブラインド。
  17. 請求項1から13のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のスイッチ又は請求項14に記載の通信端末により開閉操作される複数種の遮蔽材を有する電動ブラインドであって、
    前記スイッチ又は前記通信端末からの操作信号を受信して、前記複数種の遮蔽材の開閉制御を行う制御ユニットを備え、
    前記制御ユニットは、
    前記操作信号に含まれる動作モードを指定する動作モード指定信号を識別して、該動作モードに対応するデフォルトの状態に移行するよう前記複数種の遮蔽材の開閉状態を制御するモード制御部と、
    前記操作信号に含まれる開閉操作を指示する操作指示信号を識別して、該動作モード上で該開閉操作に応じて操作対象となる遮蔽材の開閉状態を制御する操作制御部と、
    を有することを特徴とする電動ブラインド。
  18. 前記複数種の遮蔽材は上部遮蔽材及び下部遮蔽材からなり、
    前記動作モードは、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を一体として一括操作するための一体操作モードと、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を個別に操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする、請求項15から17のいずれか一項に記載の電動ブラインド。
  19. 前記個別操作モードは、前記上部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部採光固定・下部操作モード、前記上部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部遮光固定・下部操作モード、前記下部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部採光固定・上部操作モード、及び前記下部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部遮光固定・上部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする、請求項18に記載の電動ブラインド。
  20. 前記複数種の遮蔽材は前部遮蔽材及び後部遮蔽材からなり、
    前記動作モードは、前記前部遮蔽材及び前記後部遮蔽材を一体として一括開閉操作するための一体操作モードと、前記前部遮蔽材及び前記後部遮蔽材を個別に開閉操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする、請求項15から17のいずれか一項に記載の電動ブラインド。
  21. 前記個別操作モードは、前記前部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記後部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための前部採光固定・後部操作モード、前記前部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記後部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための前部遮光固定・後部操作モード、前記後部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記前部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための後部採光固定・前部操作モード、及び前記後部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記前部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための後部遮光固定・前部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする、請求項20に記載の電動ブラインド。
  22. 複数種の遮蔽材を開閉操作可能に構成された電動ブラインドを含む複数台の電動ブラインドに対し、指定した1台以上を選択的に、或いは全部を同時に、操作可能とするマルチスイッチであって、
    前記複数種の遮蔽材の開閉操作に先立って予め定められた動作モードを選択指定するためのモード選択手段と、
    前記モード選択手段によって選択指定された動作モードで前記複数種の遮蔽材の開閉操作を行うための操作ボタンと、
    前記モード選択手段及び前記操作ボタンに応じた操作信号を前記複数台の電動ブラインドのうち指定した電動ブラインドに発信する通信制御部と、
    を備えることを特徴とする電動ブラインド用のマルチスイッチ。
  23. 前記モード選択手段は、複数の動作モードのうち1つを選択指定するための動作モード毎に個別のモード切替ボタンからなることを特徴とする、請求項22に記載の電動ブラインド用のマルチスイッチ。
  24. 前記複数種の遮蔽材は上部遮蔽材及び下部遮蔽材からなり、
    前記動作モードは、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を一体として一括操作するための一体操作モードと、前記上部遮蔽材及び前記下部遮蔽材を個別に操作するための個別操作モードと、を含むことを特徴とする、請求項22又は23に記載の電動ブラインド用のマルチスイッチ。
  25. 前記個別操作モードは、前記上部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部採光固定・下部操作モード、前記上部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記下部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための上部遮光固定・下部操作モード、前記下部遮蔽材を採光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部採光固定・上部操作モード、及び前記下部遮蔽材を遮光状態に移行して状態固定とし前記上部遮蔽材を採光又は遮光状態に操作するための下部遮光固定・上部操作モードのうち1以上を含むことを特徴とする、請求項22から24のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のマルチスイッチ。
  26. 前記操作ボタンは、複数のスラットにより構成される遮蔽材を正遮蔽状態及び逆遮蔽状態に回動操作するための回転用ボタンを一組有することを特徴とする、請求項22から25のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のマルチスイッチ。
  27. 前記モード選択手段は、液晶パネル上で当該動作モードを選択指定するよう構成され、選択指定された動作モード毎に、操作画面を提示する画面提示手段を備え、
    前記画面提示手段は、前記動作モード毎に提示される操作画面上で、動作モードに応じて操作可能とする複数のスラットにより構成される遮蔽材を正遮蔽状態及び逆遮蔽状態に回動操作するための回動操作量を設定する操作ボタンと、該操作ボタンによる回動操作量をバー表示する操作バーと、当該設定された回動操作量で該遮蔽材を回動操作するための動作ボタンと、を提示する手段を有し、前記操作バーは、前記動作モードに応じて予め規定された回動操作可能範囲で、設定する該遮蔽材の回動操作量を識別できるように濃薄のバー表示を提示するように構成されていることを特徴とする、請求項22から26のいずれか一項に記載の電動ブラインド用のマルチスイッチ。
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