JP2020187554A - 機械作業情報の記録方法及び確認方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】引継ぎ作業を効率的に行う機械作業情報の記録方法及び確認方法を提供する。【解決手段】音声認識手段35において、CPU49は、音声認識プログラムメモリ51、音声認識作業メモリ53、操作者音声抽出部55等を備える。音声認識プログラムメモリ51には、操作者の音声を認識してテキストデータへ変換する音声認識プログラムデータ等が格納される。音声認識作業メモリ53は操作者音声データ記憶領域53a、操作者音声認識パラメータデータ記憶領域53b、テキストデータ記憶領域53c、伝達先情報記憶領域53d等の各種記憶領域を備える。操作者音声抽出部55は、操作者音声データ記憶領域53aに格納された交替前の操作者による機械作業情報の音声データを、操作者音声認識パラメータデータ記憶領域53bに格納された操作者の音声認識パラメータデータに基づいて認識して文字情報として特定されたテキストデータに変換する。【選択図】図4

Description

本発明は、機械操作の交替時に交替前の操作者の音声による機械作業情報を文字情報として記録すると共に交替後の操作者において機械作業情報を確認可能にする機械作業情報の記録方法及び確認方法に関する。
各種のステップ動作をシーケンシャルに実行して一定の目的動作を実行する各種機械において操作者が交替する際には,交替前の操作者は交替後の操作者に対して該機械による生産数量,異常状況等の各種稼働情報や操作者が実施した各種作業情報(以下においては上記稼働情報及び作業情報を機械作業情報と称する。)を伝達可能にする一方,交替後の操作者は伝達された機械作業情報を共有するために確認し,該機械作業情報に基づいて機械の稼働状況を調整したり,異常個所を補修したりして機械を効率的に稼働させている。
従来,交替後の操作者に対する交替前の操作者による機械作業情報の伝達は,日報や作業メモ等に機械作業情報を手書きで記入したり,コンピュータ等に機械作業情報を手入力したりして交替後の操作者が確認できるように記録しているが,交替前の作業者は作業の引継ぎ時に日報等を作成したり,コンピュータ等に入力したりするのに手間と時間が掛かり,機械作業情報の記録作業効率が悪かった。
また,交替後の操作者においても,日報等に記入された機械作業情報を目視により確認したり,コンピュータのディスプレイに機械作業情報を表示させて確認したりしなければならず,確認作業に手間と時間が掛かり,引継ぎ作業効率が悪かった。特に,手書きで記入された文字にあっては,操作者毎に癖があり,確認し難い恐れがあった。
特開号公報
解決しようとする問題点は、機械作業情報を日報や作業メモ等に手書きで記入したり,コンピュータ等に機械作業情報を入力したりして記録する場合にあっては,交替前の操作者にあっては日報等を作成したり,コンピュータに入力したりするのに手間と時間が掛かる一方,交替後の操作者において記録された機械作業情報を確認する際には,交替前の操作者により記入された日報等を目視で確認したり,コンピュータのディスプレイに表示して目視で確認したりするのに手間と時間が掛かり,引継ぎ作業効率が悪い点にある。
請求項1に係る機械作業情報の記録方法は,記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械において,音声入力手段を介して操作者により音声入力される機械作業情報を文字情報として認識して記憶し,機械の操作権限を有する他の操作者に対し,機械作業情報を文字情報として伝達可能にする,ことを最も主要な特徴とする。
請求項7に係る機械作業情報の確認方法は,記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械の機械作業交替時において,交替前の操作者により音声入力手段を介して音声入力される機械作業情報を文字情報として認識して記憶する,撮像手段により撮像された交替後の操作者の撮像データに基づいて該操作者を認識し,認識された交替後の操作者に対し,表示部材に機械作業情報に関する文字情報を表示して確認可能にする,ことを最も主要な特徴とする。
本発明は、交替前の操作者にあっては機械作業情報を日報や作業メモ等に記入したり,コンピュータ等に機械作業情報を入力したりして記録する手間と時間を,また交替後の操作者にあっては日報等に記入された機械作業情報を確認したり,コンピュータのディスプレイに表示して確認したりする手間と時間を省き,引継ぎ作業を効率的に行うことができる。
本発明に係る機械としての樹脂成形品取出し機の概略を示す斜視図である。 制御手段が内蔵された可搬型操作手段の概略を示す斜視図である。 樹脂成形品取出し機のチャックを移動制御する動作制御手段の電気的ブロック図である。 音声認識手段の電気的ブロック図である。 画像認識手段の電気的ブロック図である。 音声認識結果の表示例を示す説明図である。 機械作業情報の表示例を示す説明図である。 変更例を示す説明図である。
音声入力手段を介して操作者により音声入力される機械作業情報を文字情報として認識して記憶し,機械の操作権限を有する他の操作者に対し,機械作業情報を文字情報として伝達可能にする,ことを最良の実施形態とする。
以下、本発明に係る機械を樹脂成形品取出し機として実施した場合の機械作業情報の伝達方法及び確認方法を示す実施例に従って説明する。
図1に示すように機械としての樹脂成形品取出し機1は,樹脂成形機(図示せず)の固定プラテン3上面に取り付けられ,樹脂成形機による成形後にチャック5を型開した金型間に進入させて樹脂成形品を保持した後に金型間から離脱して樹脂成形機の中心軸線と直交する側面に設定された開放位置に取出す動作を実行する。
樹脂成形品取出し機1は,従来公知で上記固定プラテン3に基部が固定され,樹脂成形機の中心軸線と直交する方向(左右方向)へ延出する第1フレーム7と,該第1フレーム7上を左右方向へ移動する第1走行体9と,該第1走行体9に設けられ,上記中心軸線と一致する方向(前後方向)へ延出して型開した金型の上方に至る第2フレーム11と,第2フレーム11上を前後方向へ移動する第2走行体13と,上記第2走行体13に対して上下方向へ移動可能に設けられ,下部に上記チャック5が設けられた上下ユニット15とから構成される。
上記チャック5は,第1走行体9を左右方向へ,また第2走行体13を前後方向へ,更に上下ユニット15を上下方向へそれぞれ移動させる数値制御可能にサーボモータ等の電動モータ17,19,21の駆動に伴って上記左右方向,前後方向及び上下方向の直交三次元方向へ移動される。
図2に示すように樹脂成形品取出し機1には,可搬型操作手段23が電気的に接続され,該可搬型操作手段23は電源スイッチ等の各種スイッチ25,表示部材27,音声入力手段としてのマイク29及び撮像手段としてのカメラ31が設けられる。また,該可搬型操作手段23には動作制御手段33及び音声認識手段35と画像認識手段37が内蔵される。
なお,説明の便宜上,制御手段を動作制御手段33及び音声認識手段35と画像認識手段37に分けて別々に説明するが,制御手段におけるCPUの演算処理速度及び演算処理能力や記憶手段の容量が十分な場合には,これらを単一手段として構成してもよい。
交替前の操作者の音声を認識して文字情報に特定したり,操作者画像により交替後の操作者を認識したりするためのアプリケーションを人工知能(AI)とする場合には,音声認識手段35と画像認識手段37の記憶手段に格納される認識パラメータのデータ量が大容量化して大型化及び重量化することにより可搬型操作手段23に内蔵させることが困難になる恐れがある。このように場合にあっては,可搬型制御手段23の外部に設けた音声認識手段35と画像認識手段37を電気的に接続して操作者音声や操作者画像の認識処理を実行する構成としてもよい。
なお,交替前の操作者を音声認識したり,交替後の操作者を画像認識したりするのを人工知能(AI)で実行する場合にあっては,可搬型操作手段23にインターネット接続手段を設け,上記認識処理時にインターネットを介してクラウドサーバに接続し,クラウドサーバに格納されたAIアプリケーションや音声認識のために蓄積されたビッグデータを利用して音声認識を短時間に実行可能にする方法としてもよい。
更に,電気的ノイズが少ない作業環境にあっては,可搬型制御手段23及び外部の音声認識手段35と画像認識手段37に通信手段(送信手段及び受信手段)をそれぞれ設け,可搬型制御手段23と外部の音声認識手段35と画像認識手段37の間で,例えばWiFi等によりデータ通信することにより操作者音声や操作者画像の認識処理を実行する構成としてもよい。
該表示部材27は静電容量型または抵抗膜型等のLCDタッチパネルで,各種スイッチ,カーソルキー,テンキー(図示せず)等が表示され,表示されたスイッチ画像,カーソルキー画像やテンキー画像等のタッチ操作や押圧操作により所望の画面に切換え表示したり,所望の数値や文字情報を入力したりする。
また,マイク29は,樹脂成形品取出し機1を操作するそれぞれの操作者の音声を登録する際や樹脂成形品取出し機1の稼働状態,稼働異常等の機械作業情報を音声入力する用途に使用するもので,入力された音声は,例えばPCM変調等によりデジタル信号へ変換される。
カメラ31は,樹脂成形品取出し機1を操作するそれぞれの操作者画像を登録する際や樹脂成形品取出し機1の操作作業の交替時に交替後の操作者を画像認識する際に操作者画像の撮像データ等を入力する用途に使用する。
なお,上記マイク29及びカメラ31に関しては,可搬型操作手段23に固定的に実装する構成の他に可搬型操作手段23に対してUSB接続され,不要時に操作ペンダント23から取り外し可能な構成としてもよい。
図3に示すように動作制御手段33のCPU39はプログラムメモリ41及び作業メモリ43を備え、プログラムメモリ41には樹脂成形品取出し機1を駆動制御するためのプログラムデータ、樹脂成形品取出し機1を駆動制御するのに必要な各移動軸の移動データを設定するのに必要な設定プログラムデータ等の各種プログラムデータが格納される。
作業メモリ43は後述する可搬形操作手段23により設定された樹脂成形品取出し機1におけるチャック5の移動位置に関する移動データを格納する移動データ記憶領域43a、各移動軸に対応する電動モータに設けられたロータリーエンコーダ等の位置検知器(図示せず)から出力される検知信号により検知されるチャック5の実移動位置を格納する実移動位置データ記憶領域43b、表示部材23に表示されるメニュー画面、動作モード画面、移動軸選択画面、数値入力画面等の各種画面データを格納する画面データ記憶領域43c等を備える。
CPU39は各移動軸に対応する電動モータ17,19,21の駆動制御手段45を備え、該駆動制御手段45には各電動モータ17,19,21が接続される。該駆動制御手段45は移動データ記憶領域43aから読み出された移動データ及び実移動位置データ記憶領域43bに格納されたチャック5の実移動位置データに基づいて各電動モータ17,19,21を駆動制御してチャック5を所定位置へ移動させる。
CPU39は表示制御部47を備え、該表示制御部47は表示部材27に接続される。該表示制御部47は動作制御手段33の電源投入時に画面データ記憶領域49cから読み出されたメニュー画面データを表示部材27に出力して表示させた後、該メニュー画面において表示されるメニュー選択ボタンにより所望のメニューが選択されると、対応する画面データを画面データ記憶領域43cから読み出して表示部材27に表示させる。
また、表示制御部47は表示部材27に表示された画面中の各種ボタンやテンキー、カーソルキー等が押圧操作またはタッチ操作された際に,静電容量の変化や抵抗値の変化等に基づいてタッチ操作や押圧操作されたボタンやキーを検知する検知手段(図示せず)から出力される信号に基づいて操作されたボタン等を検知して所定の入力及び操作を可能にさせる。
図4に示すように音声認識手段35のCPU49は音声認識プログラムメモリ51,音声認識作業メモリ53,操作者音声抽出部55等を備え,音声認識プログラムメモリ51には操作者の音声を認識してテキストデータへ変換する音声認識プログラムデータ等が格納される。
音声認識作業メモリ53は操作者音声データ記憶領域53a,操作者音声認識パラメータデータ記憶領域53b,テキストデータ記憶領域53c,伝達先情報記憶領域53d等の各種記憶領域を備える。
上記操作者音声データ記憶領域53aにはマイク29を介して入力される樹脂成形品取出し機1を操作する交替前の操作者の音声データが格納される。操作者音声認識パラメータデータ記憶領域53bには操作者により入力され音声データを認識して文字情報としてのテキストデータに特定するための音声認識パラメータデータが格納される。テキストデータ記憶領域53cには樹脂成形品取出し機1の操作権限を有した複数の操作者に対応し,後述するように交替後の操作者として指定された記憶領域に音声認識された機械作業情報の文字情報としてのテキストデータが格納される。伝達先情報記憶領域53dには樹脂成形品取出し機1の操作権限を有した複数の操作者の氏名データ,顔画像データ,IDデータ等の操作者情報が格納される。
CPU49は操作者音声抽出部55を備え,該操作者音声抽出部55は操作者音声データ記憶領域53aに格納された交替前の操作者による機械作業情報の音声データを,操作者音声認識パラメータデータ記憶領域53bに格納された操作者の音声認識パラメータデータに基づいて認識して文字情報として特定されたテキストデータに変換する。
CPU49は表示制御部57を備え,該表示制御部57は操作者音声による機械作業情報が認識されてテキストデータとして特定された際に,表示部材27にテキストデータによる文字情報及び樹脂成形品取出し機1の操作権限を有した複数の操作者にそれぞれ対応する,例えば顔画像等の操作者指定ボタン27a(図6に示す)を表示し,機械操作情報を確認可能にさせると共に作業交替後に機械作業情報を伝達したい操作者を指定可能にさせる。そして表示制御部57は表示部材27にテキストデータと共に表示される実行キー及び操作者指定ボタン27aが操作された際に,テキストデータ記憶領域53cにおける指定された操作者領域にテキストデータを格納させる。
図5に示すように画像認識手段37のCPU59は画像認識プログラムメモリ61,画像認識作業メモリ63,操作者画像抽出部65等を備え,画像認識プログラムメモリ61には機械操作を引継ぐ操作者を画像により認識する画像認識プログラムデータ等が格納される。
画像認識作業メモリ63は操作者撮像データ記憶領域63a,操作者画像認識パラメータデータ記憶領域63b,操作者情報記憶領域63c等を備える。
操作者撮像データ記憶領域63aにはカメラ31で撮像された交替後の操作者の撮像データが格納される。操作者画像認識パラメータデータ記憶領域63bには樹脂成形品取出し機1の操作権限を有した複数の操作者に対応し,操作者撮像データ記憶領域63aに格納された撮像データに基づいて機械操作を引継ぐ交替後の操作者を認識(特定)するための操作者画像認識パラメータデータが格納される。操作者情報記憶領域63cには認識された機械操作を引継ぐ交替後の操作者に関する操作者情報(登録された顔画像データ,氏名データ,IDデータ等の操作者情報)が格納される。
CPU59は操作者画像抽出部65を備え,該操作者画像抽出部65は操作者撮像データ記憶領域63aに格納された交替後の操作者画像の撮像データを,操作者画像認識パラメータデータ記憶領域63bに格納された画像認識パラメータデータに基づいて交替後の操作者を認識し,操作者情報記憶領域63cに格納された認識された交替後の作業者フラグをセットする。
CPU59は表示制御部67を備え,該表示制御部67は操作者画像の撮像データに基づいて機械操作を引継ぐ交替後の操作者が特定された際に,表示部材27に操作者情報記憶領域63cに格納された操作者情報を表示して確認可能にさせる。そして表示制御部67は表示部材27に操作者情報と共に表示される実行キー(図示せず)が操作された際に,表示部材27にテキストデータ記憶領域53cに格納されたテキストデータを文字情報として表示させる。
上記操作者音声抽出部55による音声データに基づく文字情報の特定手法及び操作者画像抽出部65による撮像データに基づく操作者の特定手法としては,従来公知の人工知能(AI)アプリケーションによるニューラルネットワーク,ディープラーニング(深層学習),ファジィ制御等の手法により実行することができる。
次に,上記樹脂成形品取出し機1の機械作業情報の伝達方法及び確認方法を説明する。
樹脂成形品取出し機1を稼働操作する操作者の交替時においては,交替前の操作者は交替後の操作者に対し,樹脂成形品取出し機1による樹脂成形品の総取出し稼働数,取出し不良数,取出し不良の原因,取出し不良に対する対処作業等の機械作業情報を伝達する必要がある。
作業交替に先立って交替前の操作者により機械作業情報がマイク29を介して音声入力されると,音声認識手段35は該音声データを操作者音声データ記憶領域53aに格納した後,操作者音声抽出部55により操作者音声データ記憶領域53aに格納された音声データを操作者音声認識パラメータデータ記憶領域53bに格納された音声認識パラメータデータに基づいて認識して文字情報としてのテキストデータとした後に表示制御部57により表示部材27に認識されたテキストデータの文字情報と共に実行キー及び伝達先情報記憶領域53dに格納されたすべての操作者に対応する操作者指定ボタン27aをそれぞれ表示させる。(図6参照)
交替前の操作者は表示部材27に表示されたテキストデータの文字情報により伝達しようとする機械作業情報を確認し,交替後の操作者に伝達しようとする機械作業情報として正しい場合には,交替後の操作者を操作者指定ボタン27aにより選択した後に実行キーを操作すると,音声認識手段35は表示されたテキストデータを文字情報としてテキストデータ記憶領域53cに格納させる。
なお,交替前の操作者による操作者指定ボタン27aにより交替後の操作者が指定されると,画像認識手段37は操作者画像認識パラメータデータ記憶領域63bにおける操作者指定ボタン27aにより指定された操作者に対応する領域のフラグをセットする。
これにより交替前の操作者は交替後の操作者に伝達する必要がある機械作業情報を音声入力することにより文字情報としてのテキストデータに認識することにより交替後の操作者へ伝達可能にする。
そして交替後の操作者が交替前の操作者から伝達される機械作業情報を確認するには,交替後の操作者はカメラ31により,例えば顔や上半身の画像を撮像させる。画像認識手段37はカメラ31からの撮像データを操作者撮像データ記憶領域63aに格納した後に操作者画像抽出部65により操作者撮像データ記憶領域63aに格納された撮像データを操作者画像認識パラメータ記憶領域63bにおけるフラグがセットされた領域に格納された交替後の操作者に関する画像認識パラメータデータに基づいて撮像された操作者を認識し,操作者情報記憶領域63cに格納された操作者情報から特定された操作者の操作者情報を読み出して表示部材27に実行キーと共に表示させる。(図7参照)
交替後の操作者は表示部材27に表示された自身の操作者情報を確認し,該操作者情報が正しい場合に実行キーが操作されると,表示制御部67はテキストデータ記憶領域53cに格納された交替前の操作者により音声入力された機械作業情報のテキストデータを表示部材27に文字情報として表示し,交替後の操作者に機械作業情報を確認可能にさせる。
なお,上記説明は,交替後の操作者が画像認識されて特定された場合にのみ,交替前の操作者から伝達される機械作業情報を文字情報として確認可能にさせる方法としたが,機械作業情報の確認可能な操作者に付いては交替後の操作者に限定せず,樹脂成形品取出し機1の操作権限を有した全ての操作者に拡大して確認可能にする方法としてもよい。この場合にあっては,予め,操作権限を有する全ての操作者の操作者情報を操作者情報記憶領域63cに格納しておき,画像認識された操作者が操作権限を有する操作者であるか否かを判定すればよい。
本実施例は,交替前の操作者により音声入力される音声データを文字情報としてのテキストデータとして認識して交替後の操作者へ文字情報として伝達可能にすると共に交替後の操作者が画像認識された際には表示部材27に表示される文字情報により機械作業情報を文字情報として直接確認することができる。
これにより交替前の操作者にあっては機械作業情報をメモ等に記入したり,コンピュータを操作して機械作業情報を文字情報として入力したりする手間と時間を少なくし,また交替後の操作者にあっては交替前の操作者が記入したメモを目視で確認したり,コンピュータを操作して表示させたりする手間と時間を少なくすることにより機械作業情報の伝達作業及び確認作業を効率的に実行することができる。
上記説明は,本発明に係る機械を樹脂成形品取出し機として説明したが,本発明は上記樹脂成形品取出し機に限定されるものではなく,予め設定された複数の動作データに基づいて各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械であれば,本発明の適用対象として実施可能である。
上記説明は,交替後の操作者が画像認識されて特定された場合に交替前の操作者から伝達される機械作業情報を可搬型操作手段23の表示部材27に文字情報として表示して確認可能にさせる方法としたが,図8に示すように可搬型操作手段23の制御手段と遠隔地に設けた外部端末装置71の制御手段をインターネット73を介して接続可能とし,外部端末装置71を介して交替後の操作者又は樹脂成形品取出し機1の操作権限を有した全ての操作者によりテキストデータ記憶領域53cに格納された機械作業情報を遠隔確認する方法としてもよい。
即ち,音声制御手段35及び画像認識手段37は,PLC(プログラマブル ロジック コントローラ)75を介してサーバー77に接続され,該サーバー77はインターネット73に接続されている。なお,該サーバー77には他(複数台)の樹脂成形品取出し機1の音声制御手段35及び画像認識手段37がPLC75を介して接続される。
また,外部端末装置71は,中央処理手段(図示せず),記憶手段(図示せず),表示手段81,イーサネット(登録商標,図示せず)等を備えたコンピュータにより構成され,該外部端末装置71に機械作業情報を確認しようとする操作者を撮像するカメラ79を設け,カメラ79により機械作業情報を確認しようとする操作者の画像を撮像させる。操作者の撮像データは,インターネット73を介して画像認識手段37に転送され,上記と同様に操作者撮像データ記憶領域63aに格納した後に操作者画像抽出部65により操作者撮像データ記憶領域63aに格納された撮像データを操作者画像認識パラメータ記憶領域63bにおけるフラグがセットされた領域に格納された操作者に関する画像認識パラメータデータに基づいて撮像された操作者を認識し,操作者情報記憶領域63cに格納された操作者情報から特定された操作者の操作者情報を読み出した後にインターネット73を介して外部端末装置71へ転送し,外部端末装置の表示部材81に当該操作者の操作者情報を実行キーと共に表示させる。
そして当該操作者は,表示部材81に表示された自身の操作者情報を確認し,該操作者情報が正しい場合に実行キーが操作されて確認許可信号がインターネット73を介して可搬型操作手段23へ転送されると,該可搬型操作手段23の音声認識手段35はテキストデータ記憶領域53cに格納された交替前の操作者により音声入力された機械作業情報のテキストデータを読み出した後にインターネット73を介して外部端末装置71へ転送し,該外部端末装置71の表示部材81に当該機械作業情報のテキストデータを表示して確認可能にさせる。
1 機械としての樹脂成形品取出し機
3 固定プラテン
5 チャック
7 第1フレーム
9 第1走行体
11 第2フレーム
13 第2走行体
15 上下ユニット
17,19,21 電動モータ
23 可搬型操作手段
25 各種スイッチ
27 表示部材
27a 操作者指定ボタン
29 音声入力手段としてのマイク
31 撮像手段としてのカメラ
33 動作制御手段
35 音声認識手段
37 画像認識手段
39 CPU
41 プログラムメモリ
43 作業メモリ
43a 移動データ記憶領域
43b 実移動位置データ記憶領域
43c 画面データ記憶領域
45 駆動制御手段
47 表示制御部
49 CPU
51 音声認識プログラムメモリ
53 音声認識作業メモリ
53a 操作者音声データ記憶領域
53b 操作者音声認識パラメータデータ記憶領域
53c テキストデータ記憶領域
53d 伝達先情報記憶領域
55 操作者音声抽出部
57 表示制御部
59 CPU
61 画像認識プログラムメモリ
63 画像認識作業メモリ
63a 操作者撮像データ記憶領域
63b 操作者画像認識パラメータデータ記憶領域
63c 操作者情報記憶領域
65 操作者画像抽出部
67 表示制御部
71 外部端末装置
73 インターネット
75 PLC
77 サーバー
79 カメラ7
81 表示部材

Claims (13)

  1. 記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械において,
    音声入力手段を介して操作者により音声入力される機械作業情報を文字情報として認識して記憶し,
    機械の操作権限を有する他の操作者に対し,機械作業情報を文字情報として記録可能にする,
    ことを特徴とする機械作業情報の記録方法。
  2. 請求項1において,
    機械操作する操作者の音声データを予め格納された音声認識パラメータデータに基づいて解析して文字情報として認識する機械作業情報の記録方法。
  3. 請求項2において,
    操作者の音声認識処理は,人工知能(AI)アプリケーションにより実行する機械作業情報の記録方法。
  4. 請求項1において,
    認識された機械作業情報の文字情報を表示部材に表示し,表示された文字情報が音声入力される機械作業情報と一致する場合には,該文字情報を記憶させる機械作業情報の記録方法。
  5. 請求項1において,
    他の操作者に対し,記憶された文字情報としての機械作業情報を表示部材に表示して視認可能にする機械作業情報の記録方法。
  6. 請求項1において,
    機械操作情報が音声認識される操作者は,機械作業交替前の操作者とすると共に他の操作者は,機械作業交替後の操作者とする機械作業情報の記録方法。
  7. 記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械の機械作業交替時において,
    交替前の操作者により音声入力手段を介して音声入力される機械作業情報を文字情報として認識して記憶する,
    撮像手段により撮像された交替後の操作者の撮像データに基づいて当該操作者を認識し,
    認識された交替後の操作者に対し,表示部材に機械作業情報に関する文字情報を表示して確認可能にする,
    ことを特徴とする機械作業情報の確認方法。
  8. 請求項7において,
    交替後の操作者の撮像データを予め格納された画像認識パラメータデータに基づいて解析して認識する機械作業情報の確認方法。
  9. 請求項7において,
    交替前の操作者の音声認識処理及び交替後の操作者の画像認識処理の少なくともいずれかは,人工知能(AI)アプリケーションにより実行して認識する機械作業情報の確認方法。
  10. 請求項7において,
    交替後の操作者が画像認識された際に,表示部材に認識された当該操作者情報を表示して確認可能にする機械作業情報の確認方法。
  11. 請求項7において,
    機械側制御手段と外部端末装置をインターネットを介して接続し,
    外部端末装置に設けられた撮像手段により撮像された操作者の撮像データを,インターネットを介して機械側制御手段へ転送し,
    機械側制御手段において転送された撮像データに基づいて当該操作者を認識し,
    インターネットを介して外部端末装置に機械作業情報を転送して認識された操作者により確認可能にする,
    機械作業情報の確認方法。
  12. 請求項11において,
    機械側制御手段により外部端末装置側の操作者が画像認識された際に,機械側制御手段はインターネットを介して当該操作者の操作者情報を外部端末装置へ転送して当該操作者情報を確認可能にする機械作業情報の確認方法。
  13. 請求項12において,
    外部端末装置側にて当該操作者の操作者情報が確認された際にインターネットを介して機械側制御手段に確認許可信号を転送し,
    機械側制御手段は転送された確認許可信号に応答してインターネットを介して当該操作者の操作者情報を外部端末装置へ転送して当該操作者情報を確認可能にする機械作業情報の確認方法。
JP2019091775A 2019-05-15 2019-05-15 機械作業情報の記録方法及び確認方法 Pending JP2020187554A (ja)

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