JP2020185618A - 機械動作方法,機械動作設定方法及び機械動作確認方法 - Google Patents

機械動作方法,機械動作設定方法及び機械動作確認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020185618A
JP2020185618A JP2019089448A JP2019089448A JP2020185618A JP 2020185618 A JP2020185618 A JP 2020185618A JP 2019089448 A JP2019089448 A JP 2019089448A JP 2019089448 A JP2019089448 A JP 2019089448A JP 2020185618 A JP2020185618 A JP 2020185618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine
worker
recognized
voice
operation command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019089448A
Other languages
English (en)
Inventor
浩司 吉川
Koji Yoshikawa
浩司 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Seiki Co Ltd
Original Assignee
Star Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Seiki Co Ltd filed Critical Star Seiki Co Ltd
Priority to JP2019089448A priority Critical patent/JP2020185618A/ja
Publication of JP2020185618A publication Critical patent/JP2020185618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】音声により作業者を認識し,認識された作業者の表現態様による動作指令音声により機械に設定された表現態様の各種ステップや動作指令として認識して各種ステップの動作やデータ設定作業及び動作確認作業を効率的に実行する方法を提供する。【解決手段】機械の操作権限を有する複数の作業者中から機械操作しようとする作業者を,その音声により認識し,認識された作業者の表現態様による動作指令音声を解析して該機械に設定された表現態様の動作指令を認識し,認識された正解動作指令に基づいて機械を所定動作させる。【選択図】図5

Description

本発明は、一定の目的動作を実行する各種機械において音声により操作しようとする作業者(ユーザ)を認識し,認識された作業者の表現態様による音声指令を機械に設定された表現態様の指令として認識して所要の目的動作を実行可能にする機械動作方法,機械動作設定方法及び機械動作確認方法に関する。
各種のステップ動作をシーケンシャルに実行して一定の目的動作を実行する各種機械にあっては,作業者は該機械に接続された制御手段(コントローラ)に設けられた各種スイッチやキーを操作したり,該制御手段に備えられた表示装置に表示される 各種スイッチ画像やキー画像等を押圧操作やタッチ操作したりして各種ステップ動作を指定したり,移動位置や移動時間等の各種動作データを数値入力または教示入力したりして所定の目的動作を実行可能にしている。
また,機械を実際に運転するに際には,運転に先立って各ステップの動作確認を行う必要があり,動作確認を実行する際には上記したように動作データの設定作業と同様に制御手段(コントローラ)に設けられた各種スイッチやキーを操作したり,表示装置に表示される各種スイッチ画像やキー画像等を押圧操作やタッチ操作したりして各ステップや動作指令を表示させた後に所望のステップや動作指令を選択して所要の動作を実行することにより動作確認を行っている。
しかし,作業者による各種ステップの動作データを設定したり,動作確認を実行する際に指定する動作指令の表現態様に関しては,作業者自身の経験や機械メーカの違いにより操作しようとする機械に設定された表現態様と相違する場合があり,作業者は操作しようとする機械の制御手段に表示される各種ステップや動作指令の表現態様を覚えて理解した上で各種スイッチやキー等を操作しなければならず,各種動作データを設定したり,動作確認を実行したりするのに手間と時間が掛かり,作業効率が悪い問題を有していた。
特に,同一の目的動作を実行するのに異なるメーカの機械装置が混在する作業環境にあっては,作業者は各機械メーカが指定する各種ステップ動作や動作指令に関する特有の表現態様を理解した上で各種ステップや動作指令を設定しなければならず,動作指令を設定する際の混乱により作業効率が低下すると共に表現態様の複雑化により機械を誤動作させる恐れがあり,作業効率及び作業安全性に問題があった。
例えば機械としての樹脂成形品取出し機において樹脂成形品を保持して取り出すチャックの動作ステップの移動データを設定したり,その動作を確認したりする際に, 例えばチャックをホームポジション(原点)へ戻す動作指令を関し,制御手段には「原点復帰」の表現態様で設定されているにもかかわらず,他の機械メーカの機械に慣れた作業者にあっては,「ホーム」,「ホームポジション」,「原点」等の表現態様で理解している場合があり,制御手段に設定された各種ステップや動作指令の現態様と作業者が理解している表現態様の相違により各種ステップや動作指令を設定するのに混乱を招いていた。
特開号公報
解決しようとする問題点は、機械の各種ステップや動作指令を指定する際にそれぞれの作業者が使い慣れた各種ステップ動作や動作指令の表現態様と機械に設定された表現態様が異なる場合には,各種ステップの動作指令を設定したり,所定動作させたりするのに手間と時間が掛かり,作業効率が悪くなる問題を有している。
請求項1の機械動作方法は,記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械において,各動作を実行する際に,機械の操作権限を有する複数の作業者中から機械操作しようとする作業者を,音声入力手段を介して入力される作業者音声により認識し,音声入力手段を介して入力される認識された作業者の表現態様による動作指令音声を解析して該機械に設定された表現態様の動作指令として認識し,認識された動作指令に基づいて機械を所定動作させる,ことを最も主要な特徴とする。
請求項8の機械動作設定方法は,記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械において各動作の動作データを設定する際に,機械の操作権限を有する複数の作業者中から機械操作しようとする作業者を,音声入力手段を介して入力される作業者音声により認識し,音声入力手段を介して入力される認識された作業者の表現態様による動作指令音声を解析して該機械に設定された表現態様の動作指令として認識し,認識された動作指令に基づいて機械の動作データを設定する,ことを最も主要な特徴とする。
請求項15の機械動作確認方法は,記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械において各動作を確認する際に,機械の操作権限を有する複数の作業者中から機械操作しようとする作業者を,音声入力手段を介して入力される作業者音声により認識し,音声入力手段を介して入力される認識された作業者の表現態様による動作指令音声を解析して該機械に設定された表現態様の動作指令として認識し,認識された動作指令に基づいて機械を所定動作させることにより動作確認を可能にする,ことを最も主要な特徴とする。
本発明は、機械の各種ステップ動作を設定したり,動作確認したりする際に音声により作業者を認識し,認識された作業者の表現態様による動作指令音声により機械に設定された表現態様の各種ステップや動作指令として認識して各種ステップの動作やデータ設定作業及び動作確認作業を効率的に実行することができる。
本発明に係る機械としての樹脂成形品取出し機の概略を示す斜視図である。 樹脂成形品取出し機の動作例を示す説明図である。 制御手段が内蔵された可搬型操作手段の概略を示す斜視図である。 樹脂成形品取出し機のチャックを移動制御する動作制御手段の電気的ブロック図である。 認識制御手段の電気的ブロック図である。 正解動作指令に対応する各作業者の表現態様例を示す説明図である。
機械の操作権限を有する複数の作業者中から機械操作しようとする作業者を,その音声により認識し,認識された作業者の表現態様による動作指令音声を解析して該機械に設定された表現態様の動作指令として認識し,認識された正解動作指令に基づいて機械を所定動作させることを最良の実施形態とする。
以下、本発明に係る機械を樹脂成形品取出し機とした場合の実施例に従って説明する。
図1に示すように機械としての樹脂成形品取出し機1は,樹脂成形機(図示せず)の固定プラテン3上面に取り付けられ,樹脂成形機による成形後にチャック5を型開した金型間に進入させて樹脂成形品を保持した後に金型間から離脱して樹脂成形機の中心軸線と直交する側面に設定された開放位置に取出す動作を実行する。
樹脂成形品取出し機1は,従来公知で上記固定プラテン3に基部が固定され,樹脂成形機の中心軸線と直交する方向(左右方向)へ延出する第1フレーム7と,該第1フレーム7上を左右方向へ移動する第1走行体9と,該第1走行体9に設けられ,上記中心軸線と一致する方向(前後方向)へ延出して型開した金型の上方に至る第2フレーム11と,第2フレーム11上を前後方向へ移動する第2走行体13と,上記第2走行体13に対して上下方向へ移動可能に設けられ,下部に上記チャック5が設けられた上下ユニット15とから構成される。
上記チャック5は,第1走行体9を左右方向へ,また第2走行体13を前後方向へ, 更に上下ユニット15を上下方向へそれぞれ移動させる数値制御可能にサーボモータ等の電動モータ17,19,21の駆動に伴って上記左右方向,前後方向及び上下方向の直交三次元方向へ移動される。
図2に示すように上記チャック5の各移動動作としては,第1走行フレーム7上にて第1走行体9が樹脂成形機の中心軸線と一致し,かつ第2走行フレーム11上にて第
2走行体13が型開した金型上方に位置した状態で上下ユニット15が上昇してチャック5が金型間から離脱した原点位置へ移動する動作,該原点位置から上下ユニット15を下降させてチャック5が型開した金型のパーティング面に相対する下降位置へ移動する下降動作,該下降位置にて第2走行体13を前方へ移動してチャック5をパーティング面に近接させてチャック5による樹脂成形品の保持を可能にさせる前進位置へ移動する前進動作,該前進位置から第2走行体13を後退させてチャック5に保持された樹脂成形品を金型から離脱させる後退位置へ移動する後退動作,該後退位置から上下ユニット15を上昇させてチャック5に保持された樹脂成形品を金型間から上方へ離脱させる上昇位置へ移動する上昇動作,該上昇位置から第1走行体9を左方向又は右方向へ移動してチャック5に保持された樹脂成形品を樹脂成形機の操作側又は反操作側の開放位置上方へ移動させる開放走行動作,必要に応じて該開放位置上方にて上下ユニット15を下降してチャック5に保持された樹脂成形品を開放位置へ移動させる開放下降動作及び該開放位置にて上下ユニット15を上昇させてチャック5を開放位置上方へ移動する開放上昇動作,該開放位置上方にて第1走行体9 を右方向又は左方向へ移動してチャック5を原点位置へ戻す原点復帰動作をシーケンシャルに実行させる。
図3に示すように樹脂成形品取出し機1には,可搬型操作手段23が電気的に接続され,該可搬型操作手段23は電源スイッチ等の各種スイッチ25,表示部材27,音声入力手段としてのマイク29が設けられると共に動作制御手段31及び認識制御手段33が内蔵される。
なお,説明の便宜上,動作制御手段31と及び認識制御手段33を分けて別々に説 明するが,CPUの演算速度及び演算能力や記憶手段の容量が十分な場合には,これらを単一の制御手段としてもよい。
操作する作業者を音声認識したり,認識された作業者による動作指令を音声認識したりするためのアプリケーションを人工知能(AI)とする場合には,認識制御手段33の記憶手段が大容量化して可搬型操作手段23に内蔵させることが困難になる。このように場合にあっては,可搬型制御手段23の外部に,電気的に接続された認識制御手段33を設けて音声認識を実行する構成としてもよい。
なお,作業者を音声認識したり,認識された作業者による動作指令を音声認識したりするのを人工知能(AI)で実行する場合にあっては,可搬型操作手段23にインターネット接続手段を設け,上記認識処理時にインターネットを介してクラウドサーバに接続し,クラウドサーバに格納されたAIアプリケーションや音声認識のために蓄積されたビッグデータを利用して音声認識を短時間に実行可能にする方法としてもよい。
更に,電気的ノイズが少ない作業環境にあっては,可搬型制御手段23及び外部の認識制御手段33に通信手段(送信手段及び受信手段)をそれぞれ設け,可搬型制御手段23と外部の認識制御手段33の間で,例えばWiFi等によりデータ通信することにより後述する作業者の音声認識や認識された作業者による動作指令の音声認識を実行する構成としてもよい。
該表示部材27は静電容量型または抵抗膜型等のLCDタッチパネルで,各種スイッチ,カーソルキー,テンキー等が表示され,表示されたスイッチ画像,カーソルキー画像やテンキー画像等のタッチ操作や押圧操作により所望の画面に切換え表示したり,所望の数値を入力したりする。
また,マイク29は,樹脂成形品取出し機1を操作するそれぞれの作業者の音声を登録する際や樹脂成形品取出し機1を操作しようとする作業者を認識する際,また作業者の表現態様による音声の動作指令を認識する際に音声を入力するもので,入力された音声は,例えばPCM変調等によりデジタル信号へ変換される。
図4に示すように動作制御手段31のCPU35はプログラムメモリ37及び作業メモリ39を備え、プログラムメモリ37には樹脂成形品取出し機1を駆動制御するためのプログラムデータ、樹脂成形品取出し機1を駆動制御するのに必要な各移動軸の移動データを設定するのに必要な設定プログラムデータ等の各種プログラムデータが格納される。
作業メモリ39は後述する可搬形操作手段23により設定された樹脂成形品取出し機1におけるチャック5の移動位置に関する移動データを格納する移動データ記憶領域39a、各移動軸に対応する電動モータに設けられたロータリーエンコーダ等の位置検知器(図示せず)から出力される検知信号により検知されるチャック5の実移動位置を格納する実移動位置データ記憶領域39b、表示部材23に表示されるメニュー画面、動作モード画面、移動軸選択画面、数値入力画面等の各種画面データを格納する画面データ記憶領域39c等を備える。
CPU35は各移動軸に対応する電動モータ17,19,21の駆動制御手段41を備え、該駆動制御手段41には各電動モータ17,19,21が接続される。該駆動制御手段41は移動データ記憶領域39aから読み出された移動データ及び実移動位置データ記憶領域39bに格納されたチャック5の実移動位置データに基づいて各電動モータ17,19,21を駆動制御してチャック5を所定位置へ移動させる。
CPU35は表示制御手段43を備え、該表示制御手段43は入出力手段44を介して可搬形操作手段23に接続される。該表示制御手段43は動作制御手段31の電源投入時に画面データ記憶領域39cから読み出されたメニュー画面データを表示部材27に出力して表示させた後、該メニュー画面において表示されるメニュー選択ボタンにより所望のメニューが選択されると、対応する画面データを画面データ記憶領域39cから読み出して表示部材27に表示させる。
また、表示制御手段43は表示部材23に表示された画面中の各種ボタンやテンキー、カーソルキー等が押圧操作またはタッチ操作された際に,静電容量の変化または抵抗値の変化等に基づいてタッチ操作や押圧操作されたボタンやキーを検知する検知手段(図示せず)から出力される信号に基づいて操作されたボタン等を検知して所定の入力及び操作を可能にさせる。
図5に示すように認識制御手段33のCPU45は認識プログラムメモリ47,認識作業メモリ49を備え,認識プログラムメモリ47には音声により樹脂成形品取出し機1を操作しようとする作業者を音声認識する作業者音声認識プログラムデータ,認識された作業者による表現態様の音声動作指令に基づいて正しい動作指令を認識する動作指令認識プログラムデータ等が格納される。
認識作業メモリ49は作業者音声データ記憶領域49a,作業者認識パラメータデータ記憶領域49b,作業者情報データ記憶領域49c,動作指令音声データ記憶領域49d,動作指令認識パラメータデータ記憶領域49e,動作指令表現対応正解指令データ記憶領域49f,正解動作指令データ記憶領域49g等の各種記憶領域を備える。
上記作業者音声データ記憶領域49aにはマイク29を介して入力される樹脂成形品取出し機1を操作しようとする作業者の音声データが格納される。作業者認識パラメータデータ記憶領域49bには樹脂成形品取出し機1を操作する権限を取得した複数人の作業者に対応し,樹脂成形品取出し機1を操作しようとする作業者を音声により認識(特定)するための音声認識パラメータデータが格納される。作業者情報データ記憶領域49cには樹脂成形品取出し機1を操作する権限を取得した複数人の作業者に対応し,各作業者の氏名,ID,顔画像等の作業者情報が格納される。
動作指令音声データ記憶領域49dにはマイク29を介して入力される樹脂成形品取出し機1を操作する権限を取得した作業者による音声動作指令等に関する音声動作指令データが格納される。動作指令認識パラメータデータ記憶領域49eには樹脂成形品取出し機1を操作する権限を取得した各作業者(複数)に対応し,各作業者による動作指令音声を正しい動作指令に認識(認識)するための音声認識パラメータデータが格納される。動作指令表現対応正解指令データ記憶領域49fには各作業者が通常使用する動作指令の表現態様に対応する正解動作指令データ(本発明において正解動作指令とは樹脂成形品取出し1に予め設定された表現態様の動作指令を意味する。)が格納される。正解動作指令データ記憶領域49gには樹脂成形品取出し機1を所定動作させる際の認識された作業者の表現態様に対応して認識された正しい動作指令データが格納される。
CPU45は作業者抽出部51を備え,該作業者抽出部51は作業者音声データ記憶領域49aに格納された作業者の音声データを,作業者認識パラメータデータ記憶領域49bに格納されたパラメータデータに基づいて解析して樹脂成形品取出し機1を操作しようとする作業者を認識し,作業者情報データ記憶領域49cに格納された各作業者の中から認識された作業者のフラグをセットする。
CPU45は動作指令抽出部53を備え,該動作指令抽出部53は動作指令音声データ記憶領域49dに格納された認識作業者による動作指令音声を,上記作業者抽出部51により認識されてフラグがセットされた動作指令認識パラメータデータ記憶領域49eに格納された各作業者の中から認識された作業者のパラメータデータに基づいて認識作業者による表現態様の音声動作指令を解析し,解析された認識作業者の表現態様による音声動作指令を動作指令表現対応正解指令データ記憶領域49f に格納された正解動作指令データに対応させると共に対応する正解動作指令データを正解動作指令データ記憶領域49gに格納させる。
上記作業者抽出部51による樹脂成形品取出し機1を操作する作業者の認識(認識)処理及び動作指令抽出部53による認識された作業者の音声表現態様による動作指令の認識(認識)処理は従来公知の人工知能(AI)アプリケーションによるディープラーニング(深層学習),ニューラルネットワーク,ファジィ制御等の手法により実行することができる。
CPU45は表示制御部55(動作制御手段31の表示制御手段43としても良い。)を備え,該表示制御部55は表示部材27に接続される。そして表示制御部55は樹脂成形品取出し機1を操作しようとする作業者が認識された際に,表示部材27に作業者情報データ記憶領域49cに格納された認識作業者の氏名,ID,顔画像等の情報を表示し,表示された作業者情報が正しい場合に表示された実行キー(図示せず)の操作に応答して動作指令認識パラメータデータ記憶領域49eに格納された各作業者の中から認識された作業者のフラグをセットする。
また,表示制御部55は認識された作業者が,作業者特有の表現態様により音声入力された動作指令が樹脂成形品取出し機 1 に予め設定された表現態様の動作指令に認識された際に,正解動作指令データ記憶領域49gに格納された認識動作指令を表示部材27に表示し,該認識された動作指令と共に表示される実行キーの操作に応答して動作制御手段31に認識された動作指令信号を出力する。
次に,上記樹脂成形品取出し機1の動作を確認する際の作業者認識方法及び動作指令認識方法を例に説明する。
なお,以下においては樹脂成形品取出し機1の動作確認方法について説明するが,樹脂成形品取出し機1におけるチャック5の移動データを設定する際に,動作ステップを設定入力する際の音声入力により設定操作する作業者を認識し,該作業者の表現態様による音声で入力される動作ステップを正しい動作ステップとして認識して設定する場合に付いても適用できる。その場合にあっては,「動作指令」に関する記載を「動作ステップ」に関する記載に読み換えるものとする。
樹脂成形品取出し機1は,数値入力或いは教示入力により予め設定された移動データに基づいて電動モータ17,19,21をそれぞれ数値制御駆動してチャック5を原点位置,下降位置,前進位置,後退位置,上昇位置,開放位置等へシーケンシャルに移動して樹脂成形品の取出し動作を実行する。
作業者は,移動データ設定後にチャック5が所定の位置へ正常に移動しているか否かを確認する必要がある。作業者は,この動作確認作業に先立って,先ず,マイク29を介して氏名,ID等の作業者情報を認識制御手段33に音声入力すると,該認識制御手段31の作業者抽出部49は,作業者情報の音声データを作業者音声データ記憶領域49aに格納した後に作業者音声データを作業者認識パラメータデータ記憶領域49bに格納されたパラメータデータに基づいて解析して樹脂成形品取出し機1の動作確認を実行しようとする作業者を認識し,作業者情報データ記憶領域49cに格納された各作業者情報の中から認識された作業者情報を読み出して表示部材27に表示させる。
なお,上記説明は作業者情報データ記憶領域49cに操作権限を備えた各作業者の氏名,ID等の作業者情報を事前に格納し,氏名やID等に関する作業者音声により認識された作業者の作業者情報を表示部材27に表示して確認可能にする方法としたが,氏名やID等以外の作業者音声のみで当該作業者が操作権限を備えた作業者であるか否かを判断する方法としてもよい。
作業者は,表示部材27に表示された作業者情報を確認し,正しい場合には実行キーを操作して作業者認識処理を完了する。
なお,表示部材27に表示された作業者情報が不正解の場合には,表示部材27に再度,音声入力を促す文字情報を表示し,作業者認識処理を再実行させる。また,作業者抽出部49は,作業者認識処理が完了すると,動作指令認識パラメータ記憶領域47eに格納された各作業者の中から認識された作業者のフラグをセットする。
次に,作業者は,樹脂成形品取出し機1の動作確認を実行するために,マイク29 を介して認識制御手段33に作業者が通常使用する表現態様(例えば樹脂成形品取出し機1に設定された表現態様の動作指令「原点復帰」の場合にあっては,作業者の表現態様として「原点戻り」,「ホームポジション」,「機械原点」等のように樹脂成形品取出し機1に使用される表現態様と異なる各種の表現態様がある。)により動作指令を音声入力すると,動作指令抽出部53は,動作指令音声データ記憶領域49dに格納された認識作業者の表現態様による動作指令音声を,動作指令認識パラメータデータ記憶領域49eにおいてフラグがセットされた認識作業者の音声認識パラメータに基づいて解析し,解析された認識作業者の表現態様による音声動作指令を動作指令表現対応正解指令データ記憶領域49fに格納された正解動作指令データに対応させた後,正解動作指令データを動作指令データ記憶領域49gに格納すると共に表示部材27に正解動作指令データを表示させる。
他の動作指令に関し,樹脂成形品取出し機1に使用される表現態様の正解動作指令に対応する各作業者の表現態様例を図6に示す。
作業者は,表示部材27に表示された認識された動作指令情報を確認し,正しい場合には実行キーを操作して動作指令認識処理を完了し,動作制御手段31に動作指令を出力する。
動作制御手段31は,認識制御手段33からの動作指令に基づいて移動データ記憶領域39aから読み出された移動データに基づいて電動モータ17,19,21をそれぞれ数値制御駆動してチャック5を動作指令に対応して移動させる。
なお,表示部材27に表示された動作指令認識情報が不正解の場合には,表示部材27に再度,動作指令の音声入力を促す文字情報を表示し,認識作業者による動作指令認識処理を再実行させる。
本実施例は,樹脂成形品取出し機1の動作確認する際に,可搬型操作手段23に配列された各種スイッチやキーを選択操作することなく,先ず作業者の音声により操 作しようとする作業者を認識した後に,認識された作業者が発する表現態様の動作
指令音声を認識作業者の音声パラメータにより解析して正しい動作指令として認識
し,認識された動作指令に基づいて樹脂成形品取出し機1を動作指令に対応して動作させることにより動作確認を簡易,かつ効率的に実行することができる。
上記説明は,本発明に係る機械を樹脂成形品取出し機として説明したが,本発明は上記樹脂成形品取出し機に限定されるものではなく,予め設定された複数の動作データに基づいて各動作をシーケンシャルに実行して目的動作を実行する機械であれば,本発明として適用可能である。
1 機械としての樹脂成形品取出し機
3 固定プラテン
5 チャック
7 第1フレーム
9 第1走行体
11 第2フレーム
13 第2走行体
15 上下ユニット
17,19,21 電動モータ
23 可搬型操作手段
25 各種スイッチ
27 表示部材
29 音声入力手段としてのマイク
31 動作制御手段
33 認識制御手段
35 CPU
37 プログラムメモリ
39 作業メモリ
39a 移動データ記憶領域
39b 実移動位置データ記憶領域
39c 画面データ記憶領域
41 駆動制御手段
43 表示制御手段
44 入出力手段
45 CPU
47 認識プログラムメモリ
49 認識作業メモリ
49a 作業者音声データ記憶領域
49b 作業者認識パラメータデータ記憶領域
49c 作業者情報データ記憶領域
49d 動作指令音声データ記憶領域
49e 動作指令認識パラメータデータ記憶領域
49f 動作指令表現対応正解指令データ記憶領域
49g 動作指令データ記憶領域
51 作業者抽出部
53 動作指令抽出部
55 表示制御部

Claims (21)

  1. 記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械において各動作を実行する際に,
    機械の操作権限を有する複数の作業者中から機械操作しようとする作業者を,音声入力手段を介して入力される作業者音声により認識し,
    音声入力手段を介して入力される認識された作業者の表現態様による動作指令音声を解析して該機械に設定された表現態様の動作指令に認識し,
    認識された動作指令に基づいて機械を所定動作させる, ことを特徴とする機械動作方法。
  2. 請求項1において,
    機械操作しようとする作業者の音声データを,予め作業者ごとに格納された音声パラメータデータに基づいて解析して機械操作しようとする作業者を認識する機械動作方法。
  3. 請求項2において,
    作業者の認識解析処理は,人工知能(AI)アプリケーションにより実行して機械操作しようとする作業者を認識する機械動作方法。
  4. 請求項1において,
    機械操作しようとする作業者が認識された際に,表示部材に作業者情報を表示して確認可能にした機械動作方法。
  5. 請求項1において,
    認識された作業者の表現態様による動作指令音声データを,予め作業者ごとに格納された動作指令認識パラメータデータに基づいて解析して該機械に設定された表現態様の動作指令として認識する機械動作方法。
  6. 請求項5において,
    作業者の表現態様による音声動作指令の認識解析処理は,人工知能(AI)アプリケーションにより実行して機械に設定された表現態様の動作指令として認識する機械動作方法。
  7. 請求項1において,
    認識された作業者の表現態様による音声動作指令が機械に設定された表現態様の動作指令として認識された際に,表示部材に認識された動作指令を表示して確認可能にした機械動作方法。
  8. 記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械において各動作の動作データを設定する際に,
    機械の操作権限を有する複数の作業者中から機械操作しようとする作業者を,音声入力手段を介して入力される作業者音声により認識し,
    音声入力手段を介して入力される認識された作業者の表現態様による動作指令音声を解析して該機械に設定された表現態様の動作指令を認識し,
    認識された動作指令に基づいて機械の動作データを設定する, ことを特徴とする機械動作設定方法。
  9. 請求項8において,
    機械操作しようとする作業者の音声データを,予め作業者ごとに格納された音声パラメータデータに基づいて解析して機械操作しようとする作業者を認識する機械動作設定方法。
  10. 請求項9において,
    作業者の認識解析処理は,人工知能(AI)アプリケーションにより実行して機械操作しようとする作業者を認識する機械動作設定方法。
  11. 請求項8において,
    機械操作しようとする作業者が認識された際に,表示部材に作業者情報を表示して確認可能にした機械動作設定方法。
  12. 請求項8において,
    認識された作業者の表現態様による動作指令音声データを,予め作業者ごとに格納された動作指令認識パラメータデータに基づいて解析して該機械に設定された表現態様の動作指令として認識する機械動作設定方法。
  13. 請求項12において,
    作業者の表現態様による音声動作指令の認識解析処理は,人工知能(AI)アプリケーションにより実行して機械に設定された表現態様の動作指令として認識する機械動作設定方法。
  14. 請求項8において,
    認識された作業者の表現態様による音声動作指令が機械に設定された表現態様の
    動作指令として認識された際に,表示部材に認識された動作指令を表示して確認可能にした機械動作設定方法。
  15. 記憶手段に格納された動作データに基づく各動作をシーケンシャルに実行して所定の目的動作を実行する機械において各動作を確認する際に,
    機械の操作権限を有する複数の作業者中から機械操作しようとする作業者を,音声入力手段を介して入力される作業者音声により認識し,
    音声入力手段を介して入力される認識された作業者の表現態様による動作指令音声を解析して該機械に設定された表現態様の動作指令を認識し,
    認識された動作指令に基づいて機械を所定動作させることにより動作確認を可能にする,
    ことを特徴とする機械動作確認方法。
  16. 請求項15において,
    機械操作しようとする作業者の音声データを,予め作業者ごとに格納された音声パラメータデータに基づいて解析して機械操作しようとする作業者を認識する機械動作確認方法。
  17. 請求項16において,
    作業者の認識解析処理は,人工知能(AI)アプリケーションにより実行して機械操作しようとする作業者を認識する機械動作確認方法。
  18. 請求項15において,
    機械操作しようとする作業者が認識された際に,表示部材に作業者情報を表示して確認可能にした機械動作確認方法。
  19. 請求項15において,
    認識された作業者の表現態様による動作指令音声データを,予め作業者ごとに格納された動作指令認識パラメータデータに基づいて解析して該機械に設定された表現態様の動作指令として認識する機械動作確認方法。
  20. 請求項19において,
    作業者の表現態様による音声動作指令の認識解析処理は,人工知能(AI)アプリケーションにより実行して機械に設定された表現態様の動作指令として認識する機械動作確認方法。
  21. 請求項15において,
    認識された作業者の表現態様による音声動作指令が機械に設定された表現態様の動作指令として認識された際に,表示部材に認識された動作指令を表示して確認可能にした機械動作設定方法。
JP2019089448A 2019-05-10 2019-05-10 機械動作方法,機械動作設定方法及び機械動作確認方法 Pending JP2020185618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019089448A JP2020185618A (ja) 2019-05-10 2019-05-10 機械動作方法,機械動作設定方法及び機械動作確認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019089448A JP2020185618A (ja) 2019-05-10 2019-05-10 機械動作方法,機械動作設定方法及び機械動作確認方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020185618A true JP2020185618A (ja) 2020-11-19

Family

ID=73220741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019089448A Pending JP2020185618A (ja) 2019-05-10 2019-05-10 機械動作方法,機械動作設定方法及び機械動作確認方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020185618A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003001347A (ja) * 2001-06-13 2003-01-07 Star Seiki Co Ltd 成型品取出機の制御データ変更方法
WO2004027527A1 (ja) * 2002-09-20 2004-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 対話型装置
JP2005059185A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Sony Corp ロボット装置及びその制御方法
JP2008293252A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Nec Corp 操作システム及び操作システムの制御方法
US20160151918A1 (en) * 2014-12-01 2016-06-02 At&T Intellectual Property I, L.P. System and method for semantic processing of natural language commands
JP2017009956A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 テルモ株式会社 データ記録装置
WO2019035427A1 (ja) * 2017-08-14 2019-02-21 住友建機株式会社 ショベル、及び、ショベルと協働する支援装置
WO2019054199A1 (ja) * 2017-09-15 2019-03-21 ソニー株式会社 情報処理装置、及び情報処理方法
JP2020067788A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 操作入力方法、操作入力システムおよび操作端末

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003001347A (ja) * 2001-06-13 2003-01-07 Star Seiki Co Ltd 成型品取出機の制御データ変更方法
WO2004027527A1 (ja) * 2002-09-20 2004-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 対話型装置
JP2005059185A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Sony Corp ロボット装置及びその制御方法
JP2008293252A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Nec Corp 操作システム及び操作システムの制御方法
US20160151918A1 (en) * 2014-12-01 2016-06-02 At&T Intellectual Property I, L.P. System and method for semantic processing of natural language commands
JP2017009956A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 テルモ株式会社 データ記録装置
WO2019035427A1 (ja) * 2017-08-14 2019-02-21 住友建機株式会社 ショベル、及び、ショベルと協働する支援装置
WO2019054199A1 (ja) * 2017-09-15 2019-03-21 ソニー株式会社 情報処理装置、及び情報処理方法
JP2020067788A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 操作入力方法、操作入力システムおよび操作端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8417371B2 (en) Control unit with touchscreen keys
CN100507771C (zh) 简化机器操作的制模机器的控制装置、显示器及接口装置
KR100741618B1 (ko) 로봇 교시 장치
EP3249480A1 (en) Automation interface
EP3006184A1 (en) Control device for injection molding machine
JPH09244811A (ja) タッチパネルを用いたタッチ入力表示装置における設定画面の表示方法および装置
JP2018187697A (ja) 産業用ロボット、コントローラ、および方法
EP1085389A1 (en) Robot and machine linked system
KR20190017737A (ko) 표시 조작 단말장치, 성형 시스템 및 프로그램
EP2843490B1 (en) Display apparatus
JP2020185618A (ja) 機械動作方法,機械動作設定方法及び機械動作確認方法
US10216378B2 (en) Machine control system displaying operation information of machine on display device corresponding to operator
KR101785139B1 (ko) 사출성형기용 작동유니트
JP2016141040A (ja) 射出成形機の設定入力手段
JP2021005260A (ja) 機械の操作許可方法
CN106041966A (zh) 机器人示教动作控制方法和装置
JP2020187393A (ja) 機械操作言語の設定方法
JP2001088069A (ja) ロボットの教示装置
JP2020187602A (ja) 機械作業メニュー画面の起動方法
JP4185149B2 (ja) 射出成形機
JP6894659B2 (ja) 産業ロボットの移動データ設定装置及び移動軸確認方法
JP3803428B2 (ja) 板材加工機における可動部材の位置設定装置
CN106155519B (zh) 画面信息生成装置
JP2020204852A (ja) 機械作業者認証方法
JP2021002305A (ja) 機械操作履歴の記録方法及び機械操作履歴の遠隔確認方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230525