JP2020186557A - 透水性構造体 - Google Patents

透水性構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2020186557A
JP2020186557A JP2019090854A JP2019090854A JP2020186557A JP 2020186557 A JP2020186557 A JP 2020186557A JP 2019090854 A JP2019090854 A JP 2019090854A JP 2019090854 A JP2019090854 A JP 2019090854A JP 2020186557 A JP2020186557 A JP 2020186557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
permeable
aggregate
permeable structure
surface layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019090854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6830123B2 (ja
Inventor
敬治 馬場先
Takaharu Babasaki
敬治 馬場先
好男 近藤
Yoshio Kondo
好男 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIDORE KK
Original Assignee
DAIDORE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=73223197&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2020186557(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by DAIDORE KK filed Critical DAIDORE KK
Priority to JP2019090854A priority Critical patent/JP6830123B2/ja
Priority to PCT/JP2020/015567 priority patent/WO2020230474A1/ja
Publication of JP2020186557A publication Critical patent/JP2020186557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6830123B2 publication Critical patent/JP6830123B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C11/00Details of pavings
    • E01C11/24Methods or arrangements for preventing slipperiness or protecting against influences of the weather
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C5/00Pavings made of prefabricated single units
    • E01C5/02Pavings made of prefabricated single units made of natural stones, e.g. sett stones
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C5/00Pavings made of prefabricated single units
    • E01C5/06Pavings made of prefabricated single units made of units with cement or like binders
    • E01C5/08Reinforced units with steel frames
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C9/00Special pavings; Pavings for special parts of roads or airfields
    • E01C9/10Steel gratings ; Gratings made of material other than steel
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03FSEWERS; CESSPOOLS
    • E03F5/00Sewerage structures
    • E03F5/10Collecting-tanks; Equalising-tanks for regulating the run-off; Laying-up basins

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

【課題】透水性構造体に装飾性を持たせて街路などの景観を高める。【解決手段】透水性構造体10は、骨材21,31の相互間隙間が水通路として作用する。透水性構造体10は、主要部を形成しているベース層20と、ベース層20の表面を覆う表層30とに分かれていて、表層30の骨材が天然石である乾燥砂利でなる。表層30及びベース層20のそれぞれの骨材31,21がセラミック繊維又はガラス繊維を混合したエポキシ系樹脂バインダーで固められている。透水性構造体を路床上に積層されたクラッシャーランでなる雨水滞留層の上に施工することにより透水性舗装構造が構成される。透水性構造体を縁枠の内部に装填することにより排水設備用の透水性蓋体が構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、透水性構造体、特に、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用する透水性構造体に関する。
従来、砂利などの骨材を利用した透水性構造体が知られており、この種の透水性構造体では、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用する。この種の透水性構造体を舗装に適用した先行例として、透水性を備えた表層を有する透水性舗装構造体が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1によって提案されている透水性舗装構造体では、路床上にフィルター層と保水性路盤層と表層とがこの順に積層されている。一方、排水設備の分野において、集水桝や側溝などの排水溝には、それらの上部開口を覆って蓋体が設置される。この種の蓋体には、金属製やプラスチック製の蓋体が多用されていて、それらの蓋体には、スリット形状や丸穴形状、格子形状の通水孔が備わっている(たとえば、特許文献2〜5参照)。
ところで、近時では、都市街路や住宅地、屋外駐車スペース、公園といった様々な場所の景観を高めるための施策が広く行われていて、街路や各種の屋外スペースでの舗装や屋外排水設備の分野においても同様の施策を行う機運が高まっている。
特願2010−229707号公報 特開2006−45959号公報 特開2006−299752号公報 特開2011−196158号公報 特開2005−307484号公報
しかしながら、特許文献1によって提案されている透水性舗装構造体では、透水性の舗装構造自体に装飾性を持たせて周囲の景観を高めるための対策は講じられていなかった。
また、特許文献2〜5によって提案されている蓋体は、スリット形状や丸穴形状、格子形状などの開口面積の比較的大きな通水孔によって排水性を発揮させているために、通水孔が木の葉やごみなどによって塞がれたようなときには、排水性能が極端に低下したり、場合によっては排水が不可能になるという事態が起こり得る。そのほか、靴のヒールやベビーカーの車輪が通水孔に挟まることがあるという危険性や、害虫やネズミ、イタチなどが通水孔から集水桝や側溝の内部に侵入したり、通水孔から侵入した蚊などが集水桝や側溝の内部でボウフラなあどを繁殖させたりするというおそれもある。さらに、特許文献2〜5によって提案されている蓋体においても、蓋体自体に装飾性を持たせて周囲の景観を高めるための対策は講じられていなかった。
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用する透水性を備えていることは勿論、装飾性を発揮する機能を具備させて景観を高めることに役立つ透水性構造体を提供することを目的としている。
また、本発明は、透水性と装飾性の両方を具備する透水性舗装構造や透水性蓋体に容易に適用することのできる透水性構造体を提供することを目的としている。
本発明に係る透水性構造体は、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用する透水性構造体であって、上記集合体が、上記透水性構造体の主要部を形成しているベース層と、このベース層の上側に施工されてこのベース層の表面を覆う表層とに分かれていて、表層の骨材が天然石である乾燥砂利でなる、というものである。
この構成を有する透水性構造体において、骨材には、砂利や砕石、細砂などを適宜選択使用することが可能で、骨材の集合体では、骨材の相互間隙間が水通路として作用して高い排水性能を発揮する。そして、当該透水性構造体に要求される強度は、その主要部を形成しているベース層によって主に発揮される。また、表層の骨材に用いられる天然石である乾燥砂利はその種類によって様々な色調を本来的に備えているため、表層の骨材によって高い装飾性が発揮される。
本発明に係る透水性構造体では、上記表層及び上記ベース層のそれぞれの骨材が無機繊維を混合した樹脂バインダーで固められていることが望ましい。この構成を採用すると、集合体を形成している骨材の相互間に無機繊維を混合した樹脂バインダーが介在して骨材同士が3次元立体構造を形作って固定されるため、骨材の相互間に広い隙間が形成されてより高い排水性能が発揮されるようになるだけでなく、集合体の形崩れも起こりにくくなる。この作用は、上記無機繊維がセラミック繊維又はガラス繊維であり、上記樹脂バインダーがエポキシ系樹脂バインダーである場合に顕著に発揮される。
本発明に係る透水性構造体では、上記表層の層厚が10mm以下であることが望ましい。表層に使用される骨材は、比較的高価な天然石である乾燥砂利でなり、主な使用目的は装飾性を高めるためであるので、表層の骨材の使用量は必要最小限度にすることが望ましい。この観点から表層の層厚は10mmもあれば十分であり、そうすることによって、当該透水性構造体の低コスト化を図りやすくなる。この作用は、上記表層の骨材の粒径が上記ベース層の骨材の粒径よりも小さい場合にも発揮される。
以上説明した透水性構造体は、路床上に施工される透水性舗装構造や集水桝や側溝といった排水設備の上部開口を覆う排水設備用の透水性蓋体に容易に適用することができる。すなわち、本発明に係る上記透水性構造体は、路床上に積層されたクラッシャーランでなる雨水滞留層の上に施工されることにより透水性舗装構造を構成する。また、本発明に係る上記透水性構造体は、金属製の縁枠の囲繞空間に装填されることにより上記縁枠と協働して集水桝などの排水設備の上部開口を覆う透水性蓋体を構成する。
これらの透水性舗装構造や透水性蓋体にあっては、上記した透水性構造体の特性である高い排水性能や装飾性が発揮されるため、都市街路や住宅地、屋外駐車スペース、公園といった様々な場所の景観を高めることに役立つ。特に、透水性蓋体にあっては、透水性と装飾性の両方が発揮されるだけでなく、当該透水性蓋体が、上記した先行例に見られるようなスリット形状や丸穴形状、格子形状などの開口面積の比較的大きな通水孔を具備せず、骨材の相互間隙間によって水通路が形成されるので、木の葉やごみなどによって透水性が阻害されにくく、靴のヒールやベビーカーの車輪が挟まる危険性がなく、害虫やネズミ、蚊などが側溝や集水桝の内部に侵入することも未然に防止されることになる。
以上説明したように、本発明に係る透水性構造体は、高い透水性と装飾性を発揮する。また、必要な強度が主にベース層によって発揮され、表層によって装飾性が発揮されるので、透水性舗装構造や排水設備の透水性蓋体に好適に適用することが可能である。
また、本発明に係る透水性構造体を透水性舗装構造に適用すると、透水性舗装構造が透水性構造体の特性である高い透水性だけでなく、周囲の景観を高めることに役立つ装飾性をも発揮する。
さらに、本発明に係る透水性蓋体については、上記透水性舗装構造の場合と同様に、高い透水性や装飾性を発揮して周囲の景観を高めることに役立つだけでなく、木の葉やごみなどによって排水性能が阻害されにくく、靴のヒールやベビーカーの車輪が挟まる危険性がなく、害虫やネズミ、蚊などが側溝や集水桝の内部に侵入することを未然に防ぐことができるようになるという効果が奏される。
本発明に係る透水性構造体を採用した透水性舗装構造の概略断面図である。 無機繊維を混合した樹脂バインダーで固められた骨材によって形成される3次元立体構造の説明図である。 透水性構造体を集水桝の透水性蓋体に適用した事例を示す概略斜視図である。 透水性蓋体の断面構造を例示した説明図である。 透水性構造体を側溝の透水性蓋体に適用した事例を示した概略斜視図である。
図1は本発明の実施形態に係る透水性構造体10を採用した透水性舗装構造の概略断面図である。同図に示した透水性構造体10は、ベース層20と表層30とを有する骨材の集合体でなる。集合体を形成している骨材には、砂利や砕石、細砂などを適宜選択使用することが可能である。この透水性構造体10では、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用して高い排水性能を発揮する。また、集合体のベース層20が、透水性構造体10の主要部を形成していて、当該透水性構造体10に要求される強度をこのベース層20が担っている。これに対し、集合体の表層30は、透水性構造体10に要求される装飾性を発揮する。
この実施形態の透水性構造体10では、表層30の骨材として天然石である乾燥砂利が使用されている。天然石である乾燥砂利は天然化粧砂利とも称され、造園やガーデニングの分野でも使用されている。この種の乾燥砂利は、採石地域などに応じて様々な名称の砂利が知られている。具体例としては、琥珀、伊勢錆、吉備、黄金、淡路砂利、猿投、錦、南部、金華、東雲、花水木、桂林、ヤマトざくら、紅サンゴ、大納言、象牙、瀬戸内、庵治、雅、黒玉砂利、淡那智、御浜、大磯、青海、青玉砂利、などが知られている。これらの乾燥砂利は、それぞれが独特の色調や光沢といった表面性状を備えていて、数種類を混合して使用した場合は勿論、個々に単独で使用しても、高い装飾性を発揮する。
図1において、符号21はベース層20の骨材を示し、符号31は表層30の骨材を示している。表層30の骨材31の粒径は5mm前後に揃えられていて、ベース層20の骨材21よりも粒径(平均粒径)が小さい。また、実施形態の透水性構造体10では、表層30の層厚が10mm以下になっている。これは、表層30に使用される骨材31が比較的高価な天然石である乾燥砂利でなり、主な使用目的が装飾性を高めるためであるので、表層30の骨材31の使用量を必要最小限度にすることが、当該透水性構造体10の低コスト化を図りやすくすることに役立ち、当該透水性構造体10に装飾性を持たせるためには、表層30の層厚は10mmもあれば十分であることによる。
実施形態の透水性構造体10では、表層30及びベース層20のそれぞれの骨材31,21が無機繊維を混合した樹脂バインダーで固められている。
図2には無機繊維を混合した樹脂バインダー40で固められた骨材によって形成される3次元立体構造を説明的に示している。同図のように骨材31,21が無機繊維を混合した樹脂バインダーで固められていると、骨材21,31の相互間に広い隙間Sが形成されて高い排水性能が発揮されるようになるだけでなく、ベース層20や表層30の集合体の形崩れも起こりにくくなる。この作用は、無機繊維にセラミック繊維又はガラス繊維を採用し、樹脂バインダーにエポキシ系樹脂バインダーを採用することによって顕著に発揮されることが判っている。
以上説明した透水性構造体10は、路床上に施工される透水性舗装構造や側溝などの排水設備の上部開口を覆う排水設備用の透水性蓋体に容易に適用することができる。
図1に示したように、実施形態に係る透水性舗装構造では、上記した透水性構造体10が、路床(土層)50上に積層されたクラッシャーランでなる雨水滞留層60の上に施工されている。雨水滞留層60を形成しているクラッシャーランは、一般的な舗装構造において、主に下層路盤をつくる際に使われ、石を砕いたものが主流であるけれども、コンクリートの廃材を再利用して作られることもある。図1に示した透水性舗装構造において、雨水滞留層60の層厚は100mm程度に定められているけれども、この雨水滞留層60の層厚は、様々な条件を勘案して任意に適切に定められる。また、透水性構造体10のベース層20の層厚は、歩道部では20〜30mmが適切であり、車道部では40〜50mmが適切である。さらに、上記表層30の層厚は歩道部及び車道部で、共に10mm程度が適切である。
図1に示した透水性舗装構造に採用されている透水性構造体10は、ベース層20が、装飾性を発揮する表層30で覆われたストーン・コート構造を有し、ベース層20の施工後に表層30を施工するというツーレベル工法によって2層構造の形で施工される。
図1に示した透水性舗装構造によると、降雨時に、雨水が表層30とベース層20をこの順に通過して雨水滞留層60に達し、その後、路床50に浸透する。この場合、雨水滞留層60は、雨水を路床50に浸透するまで滞留させることによって表層30に雨水が溢れ出ることを未然に抑制する役割を担っている。また、この透水性舗装構造において、表層30に使用される骨材31として粒径が5mm前後のものを採用すると、路面(表層30の表面)に現れる凹凸が目立たなくなって、上記した装飾性が良好に発揮され、周囲の景観が顕著に高まるだけでなく、自動車の走行や駐車に際して雑音や振動の軽減に役立ち、さらに自動車のタイヤや人の足がスリップしにくくなって、特に歩行に際して足や身体の疲れを軽減することにも役立つ。
図3は上記した透水性構造体10(図1参照)を排水設備用として使用される集水桝(雨水桝及び排水桝を含む)の透水性蓋体70に適用した事例を示した概略斜視図、図4は透水性蓋体70の断面構造を例示した説明図である。周知のように、集水桝は、道路脇の側溝や住宅の雨水樋から流れ出た水を受けるために水路の勾配の変わる場所や水路を合流させたい場所などに設置され、水路の泥やごみが詰まらないように泥溜り・ゴミ溜りとしての役割を果たす排水設備である。この種の集水桝は、上部開口を有していて、その上部開口の周囲に設けられている蓋受け枠に透水性蓋体70が着脱される。
実施形態の透水性蓋体70は、ステンレスなどの金属製の縁枠71を有し、この縁枠71の囲繞空間に、図1を参照して説明した透水性構造体10が装填されている。この透水性蓋体70を製作するときには、第1段階として、縁枠71の囲繞空間に、無機繊維を混合した樹脂バインダーと骨材21との混合物を流し込んでベース層20を形成した後、第2段階として、固まったベース層20の上に、無機繊維を混合した樹脂バインダーと骨材31との混合物を流し込むことにより表層30を形成して固まらせる。このような第1段階及び第2段階の手順を行うと、天然石である乾燥砂利でなる表層30の骨材31がベース層20の中に沈み込んだりベース層20の骨材21が表層30の中に浮き上がったりして、表層30の骨材31にベース層20の骨材21が混ざったり、表層30が凸凹になる、といった不都合な自体が起こらないので表層30を綺麗に仕上げやすいという利点がある。透水性蓋体70の形状は、図示したような方形であっても、それ以外の矩形や長四角形、円形などであってもよく、相手方集水桝の蓋受け枠の形状に合わせた形が選択される。
図4に示した透水性蓋体70では、縁枠71がステンレスなどの金属製の外フレーム72と、この外フレーム72に固定されている複数のメインバー73とを備えていて、縁枠71の囲繞空間に装填されている透水性構造体10のベース層20がメインバー73にアンカリングされている。縁枠71の構成は図4に示した事例に限定されることがないことは勿論である。
図5は上記した透水性構造体10(図1参照)を排水設備用として使用される側溝の透水性蓋体80に適用した事例を示した概略斜視図である。この透水性蓋体80は、金属製の縁枠81を有し、この縁枠81の囲繞空間に、図1を参照して説明した透水性構造体10が装填されている。周知のように、側溝は、道路の側端に設けた小水路のことであり、道路の路面排水に役立つ。この側溝に適当な間隔を開けて上記した集水枡が設けられる。この透水性蓋体80の基本構成は図3及び図4を参照して説明した集水桝の透水性蓋体70と同様であるけれども、その用途が、細長い側溝であることからその形状が長四角形に形成されている。この透水性蓋体80は、縦又は横に並べて側溝の上部開口の蓋受け枠に装着される。
図3や図5を参照して説明した透水性蓋体70,80にあっては、上記した透水性構造体10の特性である高い排水性能や装飾性が発揮されるため、都市街路や住宅地、屋外駐車スペース、公園といった様々な場所の景観を高めることに役立つ。また、透水性と装飾性の両方が発揮されるだけでなく、透水性蓋体70,80が、大きな通水孔を具備せず、骨材の相互間隙間によって水通路が形成されているので、木の葉やごみなどによって透水性が阻害されにくく、靴のヒールやベビーカーの車輪が挟まる危険性がなく、害虫やネズミ、蚊などが側溝や集水桝の内部に侵入することも未然に防止されることになる。
10 透水性構造体
20 ベース層
21,31 集合体を形成している骨材
30 表層
40 無機繊維を混合した樹脂バインダー
60 雨水滞留層
70,80 透水性蓋体
71,81 縁枠
S 隙間(骨材の相互間隙間)
本発明は、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用する透水性構造体、特に、集合体が金属製の縁枠の囲繞空間に装填されることにより上記縁枠と協働して集水桝などの排水設備の上部開口を覆う透水性蓋体を構成している透水性構造体に関する。
従来、砂利などの骨材を利用した透水性構造体が知られており、この種の透水性構造体では、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用する。この種の透水性構造体を舗装に適用した先行例として、透水性を備えた表層を有する透水性舗装構造体が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1によって提案されている透水性舗装構造体では、路床上にフィルター層と保水性路盤層と表層とがこの順に積層されている。一方、排水設備の分野において、集水桝や側溝などの排水溝には、それらの上部開口を覆って蓋体が設置される。この種の蓋体には、金属製やプラスチック製の蓋体が多用されていて、それらの蓋体には、スリット形状や丸穴形状、格子形状の通水孔が備わっている(たとえば、特許文献2〜5参照)。
ところで、近時では、都市街路や住宅地、屋外駐車スペース、公園といった様々な場所の景観を高めるための施策が広く行われていて、街路や各種の屋外スペースでの舗装や屋外排水設備の分野においても同様の施策を行う機運が高まっている。
特願2010−229707号公報 特開2006−45959号公報 特開2006−299752号公報 特開2011−196158号公報 特開2005−307484号公報
しかしながら、特許文献1によって提案されている透水性舗装構造体では、透水性の舗装構造自体に装飾性を持たせて周囲の景観を高めるための対策は講じられていなかった。
また、特許文献2〜5によって提案されている蓋体は、スリット形状や丸穴形状、格子形状などの開口面積の比較的大きな通水孔によって排水性を発揮させているために、通水孔が木の葉やごみなどによって塞がれたようなときには、排水性能が極端に低下したり、場合によっては排水が不可能になるという事態が起こり得る。そのほか、靴のヒールやベビーカーの車輪が通水孔に挟まることがあるという危険性や、害虫やネズミ、イタチなどが通水孔から集水桝や側溝の内部に侵入したり、通水孔から侵入した蚊などが集水桝や側溝の内部でボウフラなどを繁殖させたりするというおそれもある。さらに、特許文献2〜5によって提案されている蓋体においても、蓋体自体に装飾性を持たせて周囲の景観を高めるための対策は講じられていなかった。
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用する透水性を備えていることは勿論、装飾性を発揮する機能を具備させて景観を高めることに役立つ透水性構造体、特に、上記集合体が金属製の縁枠の囲繞空間に装填されることにより上記縁枠と協働して集水桝などの排水設備の上部開口を覆う透水性蓋体を構成している透水性構造体を提供することを目的としている。
また、本発明は、透水性と装飾性の両方を具備する透水性蓋体に適用された透水性構造体を提供することを目的としている。
本発明に係る透水性構造体は、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用し、かつ、この集合体が金属製の縁枠の囲繞空間に装填されることにより上記縁枠と協働して集水桝などの排水設備の上部開口を覆う透水性蓋体を構成している透水性構造体であって、上記集合体が、上記透水性構造体の主要部を形成しているベース層と、このベース層の上側に施工されてこのベース層の表面を覆う表層とに分かれていて、表層の骨材が天然石である乾燥砂利でなると共に、上記表層及び上記ベース層のそれぞれの骨材が、セラミック繊維又はガラス繊維を混合したエポキシ系樹脂バインダーで固められ、上記縁枠が金属製の外フレームとこの外フレームに固定されている複数のメインバーとを備えていて、集合体の上記ベース層がこのメインバーにアンカリングされている、というものである。
この構成を有する透水性構造体において、骨材には、砂利や砕石、細砂などを適宜選択使用することが可能で、骨材の集合体では、骨材の相互間隙間が水通路として作用して高い排水性能を発揮する。そして、当該透水性構造体に要求される強度は、その主要部を形成しているベース層によって主に発揮される。また、表層の骨材に用いられる天然石である乾燥砂利はその種類によって様々な色調を本来的に備えているため、表層の骨材によって高い装飾性が発揮される。
また、この構成の透水性構造体では、上記表層及び上記ベース層のそれぞれの骨材がセラミック繊維又はガラス繊維を混合したエポキシ系樹脂バインダーで固められているため、集合体を形成している骨材の相互間にセラミック繊維又はガラス繊維を混合したエポキシ系樹脂バインダーが介在して骨材同士が3次元立体構造を形作って固定されることになり、骨材の相互間に広い隙間が形成されてより高い排水性能が発揮されるようになるだけでなく、集合体の形崩れも起こりにくくなる。
本発明に係る透水性構造体では、上記表層の層厚が10mm以下であることが望ましい。表層に使用される骨材は、比較的高価な天然石である乾燥砂利でなり、主な使用目的は装飾性を高めるためであるので、表層の骨材の使用量は必要最小限度にすることが望ましい。この観点から表層の層厚は10mmもあれば十分であり、そうすることによって、当該透水性構造体の低コスト化を図りやすくなる。この作用は、上記表層の骨材の粒径が上記ベース層の骨材の粒径よりも小さい場合にも発揮される。
以上説明した透水性構造体は集水桝や側溝といった排水設備の上部開口を覆う排水設備用の透水性蓋体に適用されている。
したがって、当該透水性構造体が適用されている透水性蓋体にあっては、透水性構造体の特性である高い排水性能や装飾性が発揮されるだけでなく、透水性蓋体が、上記した先行例に見られるようなスリット形状や丸穴形状、格子形状などの開口面積の比較的大きな通水孔を具備せず、骨材の相互間隙間によって水通路が形成されるので、木の葉やごみなどによって透水性が阻害されにくく、靴のヒールやベビーカーの車輪が挟まる危険性がなく、害虫やネズミ、蚊などが側溝や集水桝の内部に侵入することも未然に防止されることになる。
以上説明したように、本発明に係る透水性構造体は、透水性蓋体に適用されていて、高い透水性と装飾性を発揮する。また、必要な強度が主にベース層によって発揮され、表層によって装飾性が発揮される。
また、本発明に係る透水性構造体が適用されている透水性蓋体は、木の葉やごみなどによって排水性能が阻害されにくく、靴のヒールやベビーカーの車輪が挟まる危険性がなく、害虫やネズミ、蚊などが側溝や集水桝の内部に侵入することを未然に防ぐことができるようになるという効果を奏する。
参考例としての透水性舗装構造に採用されている透水性構造体の概略断面図である。 無機繊維を混合した樹脂バインダーで固められた骨材によって形成される3次元立体構造の説明図である。 集水桝の透水性蓋体に適用した透水性構造体の実施形態を示す概略斜視図である。 透水性蓋体の断面構造を例示した説明図である。 側溝の透水性蓋体に適用した透水性構造体の実施形態を示した概略斜視図である。
図1は参考例としての透水性舗装構造に採用されている透水性構造体10の概略断面図である。同図に示した透水性構造体10は、ベース層20と表層30とを有する骨材の集合体でなる。集合体を形成している骨材には、砂利や砕石、細砂などを適宜選択使用することが可能である。この透水性構造体10では、集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用して高い排水性能を発揮する。また、集合体のベース層20が、透水性構造体10の主要部を形成していて、当該透水性構造体10に要求される強度をこのベース層20が担っている。これに対し、集合体の表層30は、透水性構造体10に要求される装飾性を発揮する。
図1に示した透水性構造体10では、表層30の骨材として天然石である乾燥砂利が使用されている。天然石である乾燥砂利は天然化粧砂利とも称され、造園やガーデニングの分野でも使用されている。この種の乾燥砂利は、採石地域などに応じて様々な名称の砂利が知られている。具体例としては、琥珀、伊勢錆、吉備、黄金、淡路砂利、猿投、錦、南部、金華、東雲、花水木、桂林、ヤマトざくら、紅サンゴ、大納言、象牙、瀬戸内、庵治、雅、黒玉砂利、淡那智、御浜、大磯、青海、青玉砂利、などが知られている。これらの乾燥砂利は、それぞれが独特の色調や光沢といった表面性状を備えていて、数種類を混合して使用した場合は勿論、個々に単独で使用しても、高い装飾性を発揮する。
図1において、符号21はベース層20の骨材を示し、符号31は表層30の骨材を示している。表層30の骨材31の粒径は5mm前後に揃えられていて、ベース層20の骨材21よりも粒径(平均粒径)が小さい。また、実施形態の透水性構造体10では、表層30の層厚が10mm以下になっている。これは、表層30に使用される骨材31が比較的高価な天然石である乾燥砂利でなり、主な使用目的が装飾性を高めるためであるので、表層30の骨材31の使用量を必要最小限度にすることが、当該透水性構造体10の低コスト化を図りやすくすることに役立ち、当該透水性構造体10に装飾性を持たせるためには、表層30の層厚は10mmもあれば十分であることによる。
実施形態の透水性構造体10では、表層30及びベース層20のそれぞれの骨材31,21が無機繊維を混合した樹脂バインダーで固められている。
図2には無機繊維を混合した樹脂バインダー40で固められた骨材によって形成される3次元立体構造を説明的に示している。同図のように骨材31,21が無機繊維を混合した樹脂バインダーで固められていると、骨材21,31の相互間に広い隙間Sが形成されて高い排水性能が発揮されるようになるだけでなく、ベース層20や表層30の集合体の形崩れも起こりにくくなる。この作用は、無機繊維にセラミック繊維又はガラス繊維を採用し、樹脂バインダーにエポキシ系樹脂バインダーを採用することによって顕著に発揮されることが判っている。
以上説明した透水性構造体10は、参考例として説明した図1の透水性舗装構造に限らず、側溝などの排水設備の上部開口を覆う排水設備用の透水性蓋体に容易に適用することができる。図1に示したように、参考例に係る透水性舗装構造では、上記した透水性構造体10が、路床(土層)50上に積層されたクラッシャーランでなる雨水滞留層60の上に施工されている。雨水滞留層60を形成しているクラッシャーランは、一般的な舗装構造において、主に下層路盤をつくる際に使われ、石を砕いたものが主流であるけれども、コンクリートの廃材を再利用して作られることもある。図1に示した透水性舗装構造において、雨水滞留層60の層厚は100mm程度に定められているけれども、この雨水滞留層60の層厚は、様々な条件を勘案して任意に適切に定められる。また、透水性構造体10のベース層20の層厚は、歩道部では20〜30mmが適切であり、車道部では40〜50mmが適切である。さらに、上記表層30の層厚は歩道部及び車道部で、共に10mm程度が適切である。
図1に示した透水性構造体10は、ベース層20が、装飾性を発揮する表層30で覆われたストーン・コート構造を有し、ベース層20の施工後に表層30を施工するというツーレベル工法によって2層構造の形で施工される。
図1に示した参考例によると、降雨時に、雨水が表層30とベース層20をこの順に通過して雨水滞留層60に達し、その後、路床50に浸透する。この場合、雨水滞留層60は、雨水を路床50に浸透するまで滞留させることによって表層30に雨水が溢れ出ることを未然に抑制する役割を担っている。また、この透水性舗装構造において、表層30に使用される骨材31として粒径が5mm前後のものを採用すると、路面(表層30の表面)に現れる凹凸が目立たなくなって、上記した装飾性が良好に発揮され、周囲の景観が顕著に高まるだけでなく、自動車の走行や駐車に際して雑音や振動の軽減に役立ち、さらに自動車のタイヤや人の足がスリップしにくくなって、特に歩行に際して足や身体の疲れを軽減することにも役立つ。
図3は集水桝の透水性蓋体70に適用された透水性構造体10の実施形態の概略斜視図、図4は透水性蓋体70の断面構造を例示した説明図である。周知のように、集水桝は、道路脇の側溝や住宅の雨水樋から流れ出た水を受けるために水路の勾配の変わる場所や水路を合流させたい場所などに設置され、水路の泥やごみが詰まらないように泥溜り・ゴミ溜りとしての役割を果たす排水設備である。この種の集水桝は、上部開口を有していて、その上部開口の周囲に設けられている蓋受け枠に透水性蓋体70が着脱される。
透水性構造体10が適用されている透水性蓋体70は、ステンレスなどの金属製の縁枠71を有し、この縁枠71の囲繞空間に、図1を参照して説明した透水性構造体10が装填されている。この透水性蓋体70を製作するときには、第1段階として、縁枠71の囲繞空間に、無機繊維を混合した樹脂バインダーと骨材21との混合物を流し込んでベース層20を形成した後、第2段階として、固まったベース層20の上に、無機繊維を混合した樹脂バインダーと骨材31との混合物を流し込むことにより表層30を形成して固まらせる。このような第1段階及び第2段階の手順を行うと、天然石である乾燥砂利でなる表層30の骨材31がベース層20の中に沈み込んだりベース層20の骨材21が表層30の中に浮き上がったりして、表層30の骨材31にベース層20の骨材21が混ざったり、表層30が凸凹になる、といった不都合な自体が起こらないので表層30を綺麗に仕上げやすいという利点がある。透水性蓋体70の形状は、図示したような方形であっても、それ以外の矩形や長四角形、円形などであってもよく、相手方集水桝の蓋受け枠の形状に合わせた形が選択される。
図4に示した透水性蓋体70では、縁枠71がステンレスなどの金属製の外フレーム72と、この外フレーム72に固定されている複数のメインバー73とを備えていて、縁枠71の囲繞空間に装填されている透水性構造体10のベース層20がメインバー73にアンカリングされている。縁枠71の構成は図4に示した事例に限定されることがないことは勿論である。
図5は排水設備用として使用される側溝の透水性蓋体に適用した透水性構造体の実施形態を示した概略斜視図である。この透水性蓋体80は、金属製の縁枠81を有し、この縁枠81の囲繞空間に、図1を参照して説明した透水性構造体10が装填されている。周知のように、側溝は、道路の側端に設けた小水路のことであり、道路の路面排水に役立つ。この側溝に適当な間隔を開けて上記した集水枡が設けられる。この透水性蓋体80の基本構成は図3及び図4を参照して説明した集水桝の透水性蓋体70と同様であるけれども、その用途が、細長い側溝であることからその形状が長四角形に形成されている。この透水性蓋体80は、縦又は横に並べて側溝の上部開口の蓋受け枠に装着される。
図3や図5を参照して説明した透水性蓋体70,80にあっては、上記した透水性構造体10の特性である高い排水性能や装飾性が発揮されるため、都市街路や住宅地、屋外駐車スペース、公園といった様々な場所の景観を高めることに役立つ。また、透水性と装飾性の両方が発揮されるだけでなく、透水性蓋体70,80が、大きな通水孔を具備せず、骨材の相互間隙間によって水通路が形成されているので、木の葉やごみなどによって透水性が阻害されにくく、靴のヒールやベビーカーの車輪が挟まる危険性がなく、害虫やネズミ、蚊などが側溝や集水桝の内部に侵入することも未然に防止されることになる。
10 透水性構造体
20 ベース層
21,31 集合体を形成している骨材
30 表層
40 無機繊維を混合した樹脂バインダー
60 雨水滞留層
70,80 透水性蓋体
71,81 縁枠
71 外フレーム
73 メインバー
S 隙間(骨材の相互間隙間)

Claims (7)

  1. 集合体を形成している骨材の相互間隙間が水通路として作用する透水性構造体であって、
    上記集合体が、上記透水性構造体の主要部を形成しているベース層と、このベース層の上側に施工されてこのベース層の表面を覆う表層とに分かれていて、表層の骨材が天然石である乾燥砂利でなることを特徴とする透水性構造体。
  2. 上記表層及び上記ベース層のそれぞれの骨材が無機繊維を混合した樹脂バインダーで固められている請求項1に記載した透水性構造体。
  3. 上記無機繊維がセラミック繊維又はガラス繊維であり、上記樹脂バインダーがエポキシ系樹脂バインダーである請求項2に記載した透水性構造体。
  4. 上記表層の層厚が10mm以下である請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した透水性構造体。
  5. 上記表層の骨材の粒径が上記ベース層の骨材の粒径よりも小さい請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した透水性構造体。
  6. 路床上に積層されたクラッシャーランでなる雨水滞留層の上に施工されることにより透水性舗装構造を構成する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載した透水性構造体。
  7. 金属製の縁枠の囲繞空間に装填されることにより上記縁枠と協働して集水桝などの排水設備の上部開口を覆う透水性蓋体を構成する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載した透水性構造体。
JP2019090854A 2019-05-13 2019-05-13 透水性構造体 Active JP6830123B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019090854A JP6830123B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 透水性構造体
PCT/JP2020/015567 WO2020230474A1 (ja) 2019-05-13 2020-04-06 透水性構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019090854A JP6830123B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 透水性構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020186557A true JP2020186557A (ja) 2020-11-19
JP6830123B2 JP6830123B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=73223197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019090854A Active JP6830123B2 (ja) 2019-05-13 2019-05-13 透水性構造体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6830123B2 (ja)
WO (1) WO2020230474A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004162343A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Kankyou:Kk 透水構造並びに透水性舗装構造
JP2012046971A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Takamura Sogyo Kk 透水性コンクリート板
JP2012117236A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Takenaka Komuten Co Ltd 保水性舗装及びその製造方法
JP2013028958A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Takenaka Komuten Co Ltd 保水性舗装及びその製造方法
JP2016079635A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 中川 武志 透水性舗装構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004162343A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Kankyou:Kk 透水構造並びに透水性舗装構造
JP2012046971A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Takamura Sogyo Kk 透水性コンクリート板
JP2012117236A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Takenaka Komuten Co Ltd 保水性舗装及びその製造方法
JP2013028958A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Takenaka Komuten Co Ltd 保水性舗装及びその製造方法
JP2016079635A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 中川 武志 透水性舗装構造

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020230474A1 (ja) 2020-11-19
JP6830123B2 (ja) 2021-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102201427B1 (ko) 오물 유입 방지 및 악취 차단을 위한 일체형 그레이팅
JP4704874B2 (ja) U字溝を備えた舗装路の構造
KR102140338B1 (ko) 합성투수블럭
JP6830123B2 (ja) 透水性構造体
JP3909112B2 (ja) 道路構造
JP6173370B2 (ja) 分散型貯水工法
KR101015623B1 (ko) 친환경 다공패널 그레이팅
JP4125834B2 (ja) 側溝、側溝の蓋部材、および境界ブロック
JP2010090614A (ja) 床面又は路面の舗装構造
JP2625343B2 (ja) 耐退色性、透水性表面舗装材
JP4429793B2 (ja) 側溝装置
JP2009041293A (ja) 透水層を有する縁石ブロック
JP2003253744A (ja) 排水性舗装の側溝構造
KR20160063712A (ko) 자연 배수 장치 및 자연 배수 장치의 제조 방법
JP3602456B2 (ja) 透水側溝ブロック
KR100404149B1 (ko) 오물유입 방지용 매트층을 갖는 보호덮개
JPH0748806A (ja) 透水性舗装の目詰まり防止工
KR20110010594U (ko) 도로 배수구용 그레이팅 보조구
KR100924022B1 (ko) 건축단지용 결속식 보도블록 설치방법
JPH0517992A (ja) 排水溝蓋
JP3097785U (ja) 排水性縁石ブロック
JP4391922B2 (ja) 側溝の排水装置
JP2816960B2 (ja) 舗装用透水パネル及びその製造方法
JP2000136502A (ja) 透水性ブロック及びその製造方法
JP4154503B2 (ja) 排水舗装用側溝の排水フィルター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190514

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20190529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6830123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150