JP2020183590A - マスク、マスクのベース部、及び、マスクのマスク部 - Google Patents

マスク、マスクのベース部、及び、マスクのマスク部 Download PDF

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Abstract

【課題】マスク部の表面を外部から視認可能に保ちつつ、マスク部の形状を所望の形状とすることができるマスクを提供する。【解決手段】マスク100は、マスク部10と、マスク部より硬い素材で成形されたベース部30と、を備え、ベース部は、マスク部を、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持する。【選択図】図1

Description

本開示は、マスク、マスクのベース部、及び、マスクのマスク部に関する。
特許文献1には、衛生用マスクに色や飾りをつけることでファッション性を持たせることが提案されている。
特開2006−263408号公報
特許文献1に提案されるマスクはマスク表面の美観が向上するものの、使用者の中には、さらに、ファッション性の一環として、マスク部分の形状を、例えば、立体的な顔の形状などの所望の形状とすることを要望する場合がある。しかしながら、特許文献1に提案されるマスクは市販の衛生用マスクを利用するものであるため、マスク部分の形状を使用者の所望する形状にはしにくい。
そこで、マスク部の表面を外部から視認可能に保ちつつ、マスク部の形状を所望の形状とすることができるマスク、マスクのベース部、及び、マスクのマスク部が望まれる。
ある実施の形態に従うと、マスクは、マスク部と、マスク部より硬い素材で成形されたベース部と、を備え、ベース部は、マスク部を、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持する。
ある実施の形態に従うと、マスクのベース部が、マスクに含まれる、マスク部を保持するベース部であって、マスク部より硬い素材で成形され、マスク部を、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持する。
ある実施の形態に従うと、マスク部は、マスクに含まれるマスク部であって、マスク部より硬い素材で成形されたベース部によって、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持される。
更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
図1は、第1の実施の形態に係るマスクの概略を示す斜視図である。 図2は、図1のマスクを装着した使用者を横から見た概略図である。 図3は、マスクの装着部の折り畳みを説明するため、マスクを上方から見た概略図である。 図4は、マスクに含まれるベース部の概略図であって、第1の例に係るベース部の概略図である。 図5は、マスクに含まれるベース部の概略図であって、第2の例に係るベース部の概略図である。 図6は、マスクに含まれるベース部の概略図であって、第3の例に係るベース部の概略図である。 図7は、第2の実施の形態に係るマスクを装着した使用者を横から見た概略図である。 図8は、第3の実施の形態に係るマスクの概略を示す斜視図である。 図9は、図8のマスクを装着した使用者を横から見た概略図である。
<1.マスク、マスクのベース部、及び、マスクのマスク部の概略>
(1)本実施の形態に含まれるマスクは、マスク部と、マスク部より硬い素材で成形されたベース部と、を備え、ベース部は、マスク部を、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持する。これにより、ベース部は立体形状を維持できるとともに、保持するマスク部もその立体形状とすることができる。
(2)好ましくは、ベース部は、表面が外部に向き、裏面が顔に向くように使用者に装着され、ベース部がマスク部を少なくとも一部を外部から視認可能に保持することは、ベース部の表面にマスク部を保持することである。ベース部がマスク部を少なくとも一部を外部から視認可能に保持することによって、マスク部の外面に模様等がある場合、その模様等が外部から視認される。そのため、マスク部の外面の模様等によっては、マスクのファッション性を向上させたり、所望の表情にしたりすることができる。
(3)好ましくは、マスク部のベース部に保持される側の面である裏面と、ベース部の表面とは、それぞれ、ベース部に対するマスク部の着脱機構を有する。着脱機構が設けられることで、ベース部にマスク部が着脱可能に保持される。
(4)好ましくは、マスクは、ベース部の表面との間でマスク部を挟む部材をさらに備える。これにより、マスク部はベース部の表面と上記部材とによって挟まれることとでベース部にマスク部が着脱可能に保持される。
(5)好ましくは、ベース部には、顔に装着するための装着部が接続されており、装着部は、使用者の耳を利用してベース部を顔に装着させる。これにより、マスクが顔面に対して固定されやすくなる。
(6)好ましくは、装着部はベース部に対して着脱可能である。これにより、破損時の修理、交換が容易になる他、装着部がデザイン性を有する場合、好みの装着部に容易に取り換えることができる。
(7)好ましくは、装着部は折り畳み可能である。その結果、マスクの携帯性が向上する。また、ケースなどに収納しやすくなる。
(8)好ましくは、ベース部は、少なくとも、使用者の装着時に縦方向となる方向に変形可能である。これにより、マスクを装着した使用者が会話するなど口を動かしたときにもマスクが顔面にフィットし、使用感を向上させることができる。
(9)好ましくは、ベース部の少なくとも一部は、変形可能な素材で形成されている。これにより、ベース部は、少なくとも、使用者の装着時に縦方向となる方向に変形可能となる。
(10)好ましくは、ベース部は、位置関係が変化可能な複数部材で構成されている。これにより、ベース部は、少なくとも、使用者の装着時に縦方向となる方向に変形可能となる。
(11)好ましくは、ベース部は、マスク部よりも面積の小さいフレーム構造を有する。これにより、マスク全体を軽量化できるとともに、マスク装着の際の蒸れや息苦しさや圧迫感などを軽減し、使用感を向上させることができる。
(12)本実施の形態に含まれるマスクのベース部は、マスクに含まれる、マスク部を保持するベース部であって、マスク部より硬い素材で成形され、マスク部を、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持する。このベース部は、(1)〜(11)に記載のマスクに含まれるベース部であるため、(1)〜(11)に記載のマスクに用いられることによって同様の効果を奏する。
(13)本実施の形態に含まれるマスク部は、マスクに含まれるマスク部であって、マスク部より硬い素材で成形されたベース部によって、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持される。このマスク部は、(1)〜(11)に記載のマスクに含まれるマスク部であるため、(1)〜(11)に記載のマスクに用いられることによって同様の効果を奏する。
<2.マスク、マスクのベース部、及び、マスクのマスク部の例>
<2.1 第1の実施の形態>
図1及び図2を参照して、マスク100は、マスク部10と、マスク部10より硬い素材で成形されたベース部30と、を含む。ベース部30は、マスク部10を、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持する部材である。
マスク部10の外部とは、使用者が顔面Fにマスク100を装着したときの顔面Fに向く側とは逆側を指す。外部から視認可能とは、マスク部10の外部側の面(以下、外面)11の表面が外部から視認されることを指す。マスク部10の外面11に模様等がある場合、その模様等が外部から視認される。そのため、マスク部10の外面11の模様等によっては、マスク100のファッション性を向上させたり、所望の表情にしたりすることができる。なお、以下の説明において、マスク部10の外面11と逆側の面、つまり、使用者が顔面Fにマスク100を装着したときの顔面Fに向く側の面を内面12とする。
ベース部30についても、同様に装着時に顔面Fに向く側の面を内面32、及び、その逆側の面を外面31とする。外面31は表面、内面32は裏面とも言える。言い換えると、ベース部30は、ベース部30の表面が外部に向き、裏面が顔に向くように使用者の顔面Fに装着される。
第1の実施の形態に係るマスク100では、図1及び図2に示されたように、マスク部10は、内面12がベース部30の外面31に接するようにして、ベース部30の外面31に保持される。すなわち、マスク100の装着時に、顔面Fから外側に向けて、ベース部30及びマスク部10の順に位置する。
なお、以降の説明において、マスク100を装着した使用者の左右方向(横方向)及び上下方向(縦方向)が、マスク100の左右方向及び上下方向と一致するものとする。
ベース部30は、マスク部10より硬い素材で形成されており、立体形状を有する。ベース部30の素材は、例えば、合成樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、金属、厚紙、などである。これにより、ベース部30は立体形状を維持できるとともに、保持するマスク部10もその立体形状とすることができる。
立体形状は、例えば、顔形状である。顔は、人の顔であってもよいし、動物などの顔であってもよい。また、人の顔の形状は、使用者の顔に近い形状や一部を(例えば、鼻を高くするなど)変形した形状であってもよいし、有名人など他の人の顔の形状であってもよい。具体的には、ベース部30には、顔面Fに装着されたときに使用者の鼻Nに相当する位置に凸形状34を有する。これにより、顔面Fに装着しやすくなるとともに、図2に示されたように、マスク100着用時に自然な顔形状とすることができる。
ベース部30は開口33を有し、外面31に保持されるマスク部10よりも面積が小さい。図1に示されたように、開口33は、少なくとも、装着時に使用者の鼻孔NOの位置及び唇Lの位置に設けられる。これにより、硬い素材で形成されたベース部30が顔面Fに装着されても呼吸が確保される。
好ましくは、ベース部30は、複数の開口33を有する。複数の開口33は、上記の鼻孔NOの位置及び唇Lの位置の開口に加えて、頬CHの位置などである。言い換えると、ベース部30は、1以上の開口を有するフレーム構造である。これにより、ベース部30、すなわち、マスク100全体を軽量化できるとともに、マスク100装着の際の蒸れや息苦しさや圧迫感などを軽減し、使用感を向上させることができる。
図1及び図2に示されるように、ベース部30には、使用者の顔面Fに装着するための、一対の装着部20が接続されている。装着部20は、ベース部30の、顔面Fへの装着時に左右両側となる位置を連結部分20−1として、ベース部30の内面32側にベース部30の面に対して概ね直角方向に延出するように接続されている。装着部20は、メガネのいわゆるテンプルと呼ばれるツル部分と同様の形態である。
好ましくは、装着部20は、ベース部30に対して着脱可能に取り付けられている。装着部20のベース部30に対する着脱可能な取り付けは、一例として、連結部分20−1に対する、着脱可能な取り付け具21での取り付けである。着脱可能な取り付け具21での取り付けは、例えば、ビス留め、フック留め、嵌め合わせ、などである。これにより、破損時の修理、交換が容易になる他、装着部20がデザイン性を有する場合、好みの装着部20に容易に取り換えることができる。
装着部20は、使用者の顔面Fの一部を利用して顔面Fにベース部30を固定する。顔面Fの一部は、例えば、耳である。耳を利用して顔面Fにベース部30を固定する場合、装着部20は、一例として、連結部分20−1を一方端とし、他方端に耳掛け部22を有する。耳掛け部22は、耳介AUの上方から掛かる形状の、いわゆるモダン又は先セルである。これにより、ベース部30が耳介AUに安定して当接し、マスク100が顔面Fに対して固定されやすくなる。
なお、耳を利用して顔面Fにベース部30を固定する構成の他の例として、装着部20は他方端に、ゴムなどの摩擦力を有する部位を有してもよい。又は、装着部20は、他方端に、耳介AUの下方から上方に向けて湾曲し、耳介AUの上方から掛かる形状の耳掛け部を有していてもよい。また、顔の一部は耳に限定されず、頭部の一部、頭部周囲、両こめかみ、首、などであってもよい。このような方法であっても、マスク100が顔面Fに対して固定されやすくなる。
好ましくは、装着部20は折り畳み可能である。これにより、マスク100全体のサイズを小さくすることができる。その結果、携帯性が向上する。また、ケースなどに収納しやすくなる。
図3は、ベース部30及び装着部20の第1の状態201、第2の状態202、第3の状態203、及び、第4の状態204によって、この順で装着部20の折り畳みの様子を表している。
図3を参照して、左右一対の装着部20は、それぞれ、装着時に耳介AUに近い方の先端20Aと、ベース部30に近い方の基端20Bと、を有する。先端20Aと基端20Bとの間にヒンジ23、及び、基端20Bとベース部30との間にヒンジ24が設けられている。ヒンジ23は、回転軸の軸心方向を上下方向とし、先端20Aを少なくとも両装着部20の内側に向けて回転可能とする。すなわち、図3の第1の状態201において矢印で示されたように、先端20Aは、ヒンジ23を回転中心として、基端20Bと並ぶ位置まで回転する。
ヒンジ24は、回転軸の軸心方向を上下方向とし、基端20Bを少なくともベース部30側に向けて回転可能とする。第2の状態202において矢印で示されたように、基端20Bは、ヒンジ24を回転中心として、ベース部30と概ね平行する位置まで回転する。すなわち、第1の状態201から、さらに基端20Bを回転させることで、平行するよう折り畳まれた先端20A及び基端20Bが、ベース部30と概ね平行する位置まで折り畳まれる。
好ましくは、図3に示されたように、ベース部30は、第2の状態202から第3の状態203、さらには、第4の状態204まで折り畳まれる。すなわち、図3を参照して、ベース部30の左右方向の中央に上下方向に延びるヒンジ36が設けられている。
ヒンジ36は、回転軸の軸心方向を上下方向とし、ベース部30のヒンジ36を挟む左右方向に並ぶ両部材を、内面32側に向けて回転可能とする。すなわち、図3の第3の状態203において矢印で示されたように、ベース部30は、ヒンジ36を挟む左右方向に並ぶ両部材が、上下方向に延びるヒンジ36の位置で折り畳まれる。
第2の状態202からベース部30をヒンジ36の回転によって折り畳むと、ベース部30の立体形状の内面32側に先端20A及び基端20Bが折り畳まれた状態でベース部30が折り畳まれる(第3の状態203)。その結果、先端20A及び基端20Bが折り畳まれたベース部30の立体形状の内面32側に完全に収容された、第4の状態204に達する。これにより、ベース部30が硬い素材で形成され、立体形状を有していても、不使用時には折り畳んで小型化することができる。そのため、収納や持ち運びに便利である。
マスク部10は、ベース部30よりも柔らかい素材で形成されている。マスク部10の素材は、例えば、不織布や薄布や紙などである。これにより、マスク部10はベース部30に保持されることで、ベース部30の有する立体形状を呈する。
好ましくは、マスク部10の外面11は、模様や色が施されている。模様や色は、例えば、内面12が覆う顔面Fの部位に対応した画像である。図1及び図2の例では、外面11の、内側が使用者の鼻Nに相当する位置13Aには鼻画像13、使用者の唇Lに相当する位置14Aには唇画像14がプリントされている。これにより、マスク100を着用したときに自然な表情にしたり、所望する表情にしたりすることができる。
模様や色は、内面12が覆う顔面Fの部位に対応した画像以外のものであってもよい。例えば、季節に合った模様や色、シーンに合った模様や色であってもよい。これにより、マスク100のファッション性が高められる。
ベース部30の外面31にマスク部10を保持するために、ベース部30の外面31と、マスク部10の内面12とは、それぞれ、ベース部30に対するマスク部10の着脱機構を有する。着脱機構が設けられることで、ベース部30の外面31にマスク部10が着脱可能に保持される。
ベース部30及びマスク部10の有する着脱機構は、それぞれ、面ファスナー、粘着テープ、フック、クリップ、などを利用した着脱部35,15である。これらは、図1及び図2に示されたように、ベース部30にマスク部10を装着した際に一致する位置に設けられる。これにより、ベース部30の外面31に対してマスク部10を着脱可能とすることができる。このため、マスク部10を容易に取り換えることができる。その結果、衛生を保つことができるとともに、使用者は所望するマスク部10を装着することができる。
好ましくは、ベース部30は、少なくとも、使用者の装着時に上下方向(縦方向)となる方向に変形可能である。これにより、使用者が会話するなど口を動かしたときにもマスク100が顔面Fにフィットし、使用感を向上させることができる。
変形可能な構成の一例として、ベース部30は、位置関係が変化可能な複数部材で構成されている。図4は、第1の例に係るベース部30であって、正面から見た状態図301、及び、状態図301のAA断面図302を示している。図4に示されたように、第1の例に係るベース部30は、上下方向に配置される上部材30A及び下部材30Bからなり、上部材30A及び下部材30Bは位置関係が変化可能に配置されている。
状態図301に示されたように、上部材30A及び下部材30Bは、上部材30Aの下端と下部材30Bの上端とが重複するように配置される。AA断面図302は重複部分の左右方向の断面図である。AA断面図302を参照して、上部材30Aの少なくとも重複部分は、内面32側に突出し、上下方向に延びる爪片37を左右端に有するチャンネル状の構造を有している。チャンネル状の構造には、下部材30Bの重複部分の左右端が嵌め込まれる。これにより、状態図301に示されたように、下部材30Bは上部材30Aに対する相対的なV1方向にスライド可能となる。
好ましくは、上部材30Aの下端と下部材30Bの上端とには、内面32側に突出した図示しない鍔部が形成されている。これにより、下部材30Bの上部材30Aからの抜け落ちが防止される。
図4の構成により、第1の例に係るベース部30は、マスク100を装着した使用者の上下方向の口の動きに追随して下部材30BがV1方向にスライドする。このため、使用者が会話するなど口を動かしたときにもマスク100が顔面Fにフィットし、使用感を向上させることができる。
図5に示された第2の例に係るベース部30のように、チャンネル状の構造に替えて、上部材30Aと下部材30Bとの重複部分の少なくとも一カ所(図5では左右両端)にヒンジ38が設けられてもよい。これにより、図5に示されたように、上部材30Aに対して下部材30Bが、上部材30Aに平行な位置から内面32側にV2方向に揺動可能となる。
図5の構成により、第2の例に係るベース部30は、マスク100を装着した使用者の上下方向の口の動きに追随して下部材30BがV2方向に揺動する。その結果、使用者が会話するなど口を動かしたときにもマスク100が顔面Fにフィットし、使用感を向上させることができる。
変形可能な構成の他の例として、ベース部30は、少なくとも一部が変形可能な素材で形成されている。第3の例に係るベース部30は、一部分である図6にハッチングで示された変形可能領域39が変形可能な素材で形成されている。変形可能な素材は、弾性変形する素材であって、ゴムなどの樹脂や軽量な金属などである。変形可能領域39は、ベース部30の上部分と下部分とを分断する位置に設けられ、例えば、図6に示されたように、顔面Fへの装着時に顎関節付近に対応した位置に設けられる。
図6の構成により、第3の例に係るベース部30は、マスク100を装着した使用者の口の動きに追随してベース部30がV3方向に伸縮するように変形する。このため、使用者が会話するなど口を動かしたときにもマスク100が顔面Fにフィットし、使用感を向上させることができる。
<2.2 第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係るマスク100は、図7に示されたように、ベース部30の外面31との間でマスク部10を挟むことで、マスク部10を保持する保持部材40をさらに備える。
保持部材40は、図7に示されたように、マスク部10と概ね同じ範囲で顔面Fを覆うものであってもよい。また、他の例として、保持部材40は、例えば棒状などの、マスク部10よりも大幅に小さい面積であってもよい。保持部材40は、弾性力や粘性力などによってベース部30の外面31との間でマスク部10を挟んでマスク部10を保持する。
好ましくは、保持部材40がマスク部10と概ね同じ範囲で顔面Fを覆うものである場合、保持部材40は、透明又は半透明などの透過性を有する素材で形成される。そのようにすることで、ベース部30の外面31との間に挟まれたマスク部10が透過して、又は、半透過して見える。そのため、外面11側から保持部材40に覆われていても、マスク部10の外面11に施された模様や色が外部から視認可能となる。これにより、マスク100の装着が安定するとともに、マスク100のファッション性が高められる。
<2.3 第3の実施の形態>
第3の実施の形態に係るマスク100は、図8及び図9に示されたように、マスク部10は、内面12が顔面Fに接するようにして、顔面Fに装着される。その外面11側から、ベース部30に覆われる。すなわち、第3の実施の形態に係るマスク100では、装着時に、顔面Fから外側に向けて、マスク部10及びベース部30の順に位置する。
マスク部10は、顔面Fに保持される機構を有する。その機構は、例えば、内面12に設けられた粘着性を有する領域や、耳掛けなどである。又は、マスク部10は、顔面Fに保持される機構を有しなくてもよい。この場合、マスク部10の左右端部が、ベース部30に接続された装着部20によって顔面Fに対して押し付けられたり、装着部20に装着されたりすることで顔面Fに保持されてもよい。
第3の実施の形態に係るベース部30は、図8及び図9に示されたように、開口33を有しないものであってもよい。この場合、好ましくは、ベース部30は、図8及び図9に示されたように、顔面Fより凸出した立体形状を有する。これにより、使用者が呼吸しやすくなったり、蒸れを抑えたりするほか、会話などの口の動きも妨げられない。その結果、使用感を向上させることができる。
好ましくは、ベース部30は、透明又は半透明などの透過性を有する素材で形成される。そのようにすることで、ベース部30に覆われたマスク部10が透過して、又は、半透過して見える。外面11側から保持部材40又はベース部30に覆われていても、マスク部10の外面11に施された模様や色が外部から視認可能となる。これにより、マスク100の装着が安定するとともに、マスク100のファッション性が高められる。
<3.付記>
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、下の構成も本発明に含まれてもよい。
マスク部と、
前記マスク部を外部から覆うベース部と、を備え、
前記ベース部は、透過性を有する素材で形成されている
マスク。
10 :マスク部
11 :外面
12 :内面
13 :鼻画像
14 :唇画像
15 :着脱部
20 :装着部
20−1 :連結部分
20A :先端
20B :基端
21 :取り付け具
22 :耳掛け部
23 :ヒンジ
24 :ヒンジ
30 :ベース部
30A :上部材
30B :下部材
31 :外面
32 :内面
33 :開口
34 :凸形状
35 :着脱部
36 :ヒンジ
37 :爪片
38 :ヒンジ
39 :変形可能領域
40 :保持部材

100 :マスク
201 :第1の状態
202 :第2の状態
203 :第3の状態
204 :第4の状態
301 :状態図
302 :AA断面図
AU :耳介
CH :頬
F :顔面
L :唇
N :鼻
NO :鼻孔

Claims (13)

  1. マスク部と、
    前記マスク部より硬い素材で成形されたベース部と、を備え、
    前記ベース部は、前記マスク部を、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持する
    マスク。
  2. 前記ベース部は、表面が外部に向き、裏面が顔に向くように使用者に装着され、
    前記ベース部が前記マスク部を少なくとも一部を外部から視認可能に保持することは、前記ベース部の前記表面に前記マスク部を保持することである
    請求項1に記載のマスク。
  3. 前記マスク部の前記ベース部に保持される側の面である裏面と、前記ベース部の前記表面とは、それぞれ、前記ベース部に対する前記マスク部の着脱機構を有する
    請求項2に記載のマスク。
  4. 前記ベース部の前記表面との間で前記マスク部を挟む部材をさらに備える
    請求項2に記載のマスク。
  5. 前記ベース部には、顔に装着するための装着部が接続されており、
    前記装着部は、使用者の耳を利用して前記ベース部を顔に装着させる
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のマスク。
  6. 前記装着部は前記ベース部に対して着脱可能である
    請求項5に記載のマスク。
  7. 前記装着部は折り畳み可能である
    請求項5又は6に記載のマスク。
  8. 前記ベース部は、少なくとも、前記使用者の装着時に縦方向となる方向に変形可能である
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のマスク。
  9. 前記ベース部の少なくとも一部は、変形可能な素材で形成されている
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のマスク。
  10. 前記ベース部は、位置関係が変化可能な複数部材で構成されている
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のマスク。
  11. 前記ベース部は、前記マスク部よりも面積の小さいフレーム構造を有する
    請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のマスク。
  12. マスクに含まれる、マスク部を保持するベース部であって、
    前記マスク部より硬い素材で成形され、
    前記マスク部を、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持する
    マスクのベース部。
  13. マスクに含まれるマスク部であって、
    前記マスク部より硬い素材で成形されたベース部によって、少なくとも一部を外部から視認可能であり、かつ、着脱可能に保持される
    マスク部。
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