JP2021172955A - 耳に掛けないマスクフレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】 耳が痛くならないように、マスク本体(6)を耳に掛けることなく装着できるようにした、耳に掛けないマスクフレームを提供する。【解決手段】 フレーム前面部(1)の両端とフレーム側面部(2)(3)の前端の間に弾性体(4)(5)を設け、フレームにマスク本体(6)を取り付ける機能を設けたこと、弾性力により頭部を四方から挟む構造のため安定すること、鼻の横が密着するため眼鏡が曇り難いことを特徴とする。【選択図】図1
Description
この発明は、鼻と口を覆うマスク本体を取り付けて、耳の下点と鼻骨側面を挟む力で固定するマスクフレームに関するものである。
従来、マスク本体で鼻及び口を覆うには、ゴム紐を耳に掛けるか後頭部全体に回して掛ける仕組みになっていた(例えば、特許文献1、特許文献2)。
これには、次のような欠点があった。
マスクを長時間耳に掛けていると、耳の後ろに痛みを生じ、マスク着用が苦痛になってくる。
後頭部に回しかける場合には、着脱がしにくく、髪の毛が乱れる等の不都合が生じる。
鼻梁を頂点として後方に引っ張る構造のため、鼻の側面と頬とに出来る凹部に隙間を生じ、眼鏡着用時にレンズが曇る不都合が生じる。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
マスクを長時間耳に掛けていると、耳の後ろに痛みを生じ、マスク着用が苦痛になってくる。
後頭部に回しかける場合には、着脱がしにくく、髪の毛が乱れる等の不都合が生じる。
鼻梁を頂点として後方に引っ張る構造のため、鼻の側面と頬とに出来る凹部に隙間を生じ、眼鏡着用時にレンズが曇る不都合が生じる。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
フレーム前面部(1)の両端とフレーム側面部(2)(3)の前端の間に弾性体(4)(5)を設け、フレームにマスク本体(6)を取り付ける機能を設ける。
本発明は、以上の構成によりなる耳に掛けないマスクフレームである。
本発明は、以上の構成によりなる耳に掛けないマスクフレームである。
耳下と鼻骨側面で支えるため、耳が痛くなることは無い。
僅かに開くだけで前方から容易に着脱でき、髪の毛が乱れる等の不都合は生じ難い。
鼻両脇に密着するため、隙間が出来ず、眼鏡が曇る不都合は生じ難い。
市販のマスクが手元になくても、ハンカチ等をマスクとして使用できる。
僅かに開くだけで前方から容易に着脱でき、髪の毛が乱れる等の不都合は生じ難い。
鼻両脇に密着するため、隙間が出来ず、眼鏡が曇る不都合は生じ難い。
市販のマスクが手元になくても、ハンカチ等をマスクとして使用できる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
フレーム前面部(1)両端とフレーム側面部(2)(3)の前端をそれぞれ弾性体(4)(5)でつなぐ。
フレーム前面部(1)内側の鼻に当たる面に鼻押さえ(7)を設け、その左右にクリップ(8)を設ける。
フレーム側面部(2)(3)の前方内側にクリップ(8)を設ける。
フレーム側面部(2)(3)の後方に耳下押さえ(9)の押さえ部が内側に来るように取り付ける。
耳下押さえ(9)はフレーム側面部(2)(3)にはめるのみで、固定はしない。これは、耳下押さえ(9)をフレーム上で移動させることにより、微妙なサイズ調整を可能とするためである。
クリップ(8)と紐クリップ兼用の耳下押さえ(9)を使用して、マスク本体(6)を取り付ける。
フレーム前面部(1)両端とフレーム側面部(2)(3)の前端をそれぞれ弾性体(4)(5)でつなぐ。
フレーム前面部(1)内側の鼻に当たる面に鼻押さえ(7)を設け、その左右にクリップ(8)を設ける。
フレーム側面部(2)(3)の前方内側にクリップ(8)を設ける。
フレーム側面部(2)(3)の後方に耳下押さえ(9)の押さえ部が内側に来るように取り付ける。
耳下押さえ(9)はフレーム側面部(2)(3)にはめるのみで、固定はしない。これは、耳下押さえ(9)をフレーム上で移動させることにより、微妙なサイズ調整を可能とするためである。
クリップ(8)と紐クリップ兼用の耳下押さえ(9)を使用して、マスク本体(6)を取り付ける。
本発明の構造上の留意点を以下に示す。
フレーム右側弾性体(2)の中心点(A)と鼻押さえ(7)が鼻骨左側に接する点(B)、及び右側耳下押さえ(9)が頭部に接する点(C)の距離関係は、AB≒ACとする。
同様に、フレーム左側弾性体(3)の中心点(D)と鼻押さえ(7)が鼻骨右側に接する点(E)、及び左側耳下押さえ(9)が頭部に接する点(F)の距離関係は、DE≒DFとする。
非装着時のBC間、及びEF間の距離は、装着時のBC間、及びEF間の距離よりも短くなるように弾性体(4)(5)の形状を設定する。
これらの距離関係と弾性体(4)(5)の弾性力により、点(B)と点(C)、点(E)と点(F)が頭部水平面の各凹部に密着し、頭部を四方から挟み込む構造となり、装着時に安定する。(図7及び図8参照)
フレーム右側弾性体(2)の中心点(A)と鼻押さえ(7)が鼻骨左側に接する点(B)、及び右側耳下押さえ(9)が頭部に接する点(C)の距離関係は、AB≒ACとする。
同様に、フレーム左側弾性体(3)の中心点(D)と鼻押さえ(7)が鼻骨右側に接する点(E)、及び左側耳下押さえ(9)が頭部に接する点(F)の距離関係は、DE≒DFとする。
非装着時のBC間、及びEF間の距離は、装着時のBC間、及びEF間の距離よりも短くなるように弾性体(4)(5)の形状を設定する。
これらの距離関係と弾性体(4)(5)の弾性力により、点(B)と点(C)、点(E)と点(F)が頭部水平面の各凹部に密着し、頭部を四方から挟み込む構造となり、装着時に安定する。(図7及び図8参照)
弾性体(4)(5)が垂直面で及ぼす力方向に対して点(B)と点(E)は少しだけ上方に、点(C)と点(F)は下方に位置する構造とする。
これにより装着時に、点(C)と点(F)に対してフレーム前面部(1)に上方への回転力が生じ、マスク本体(6)の下方へのズレを抑える効果が出現する。(図9参照)
これにより装着時に、点(C)と点(F)に対してフレーム前面部(1)に上方への回転力が生じ、マスク本体(6)の下方へのズレを抑える効果が出現する。(図9参照)
フレーム前面部(1)の形状は正面から見て凸型にする。
凸型にすることで、フレーム前面部(1)の中央部と鼻梁との接点が上方に移行する。この接点が上方に移行する程、点(C)及び点(F)と鼻梁との接点の距離は短くなる。それにより、C―Fを軸とした下方への回転運動(ズレ)の抑制効果が高くなる。(図10参照)
但し、眼鏡装着を阻害しない形状にすることが望ましい。
凸型にすることで、フレーム前面部(1)の中央部と鼻梁との接点が上方に移行する。この接点が上方に移行する程、点(C)及び点(F)と鼻梁との接点の距離は短くなる。それにより、C―Fを軸とした下方への回転運動(ズレ)の抑制効果が高くなる。(図10参照)
但し、眼鏡装着を阻害しない形状にすることが望ましい。
鼻押さえ(7)と耳下押さえ(9)は肌を直接圧迫するので、柔らかく滑りにくい素材を用いることが好ましい。
マスク本体(6)は顎全体を広く覆う形状が望ましく、両下端に紐状のものを有する。(図11(a)参照)
この紐状のものは、紐クリップ兼用耳下押さえ(9)に留めることで、顎への密着度を高めるためのものである。
但し、紐状のものが無くても密着度が確保できていれば、必ずしも必要とするものではない。
また、マスク本体の両端を延長してその端に穴を設け、その穴を耳下押さえ(9)に掛ける形状にしても良い。(図11(b)参照)
この紐状のものは、紐クリップ兼用耳下押さえ(9)に留めることで、顎への密着度を高めるためのものである。
但し、紐状のものが無くても密着度が確保できていれば、必ずしも必要とするものではない。
また、マスク本体の両端を延長してその端に穴を設け、その穴を耳下押さえ(9)に掛ける形状にしても良い。(図11(b)参照)
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用する時は、フレーム側面部(2)(3)をそれぞれ外方に開き、耳下押さえ(9)を顎の下方から顎筋に沿って上方へ通し、耳の下と顎骨後部で出来る凹部に合わせて装着する。耳下押さえ(9)の位置を前後にずらすことで、微妙なサイズ調整を行うことが出来る。装着の際には、マスク本体がしっかりと顎を覆っていること、鼻押さえが鼻骨と頬骨で出来る凹部に密着していることを確認する。
本発明を使用する時は、フレーム側面部(2)(3)をそれぞれ外方に開き、耳下押さえ(9)を顎の下方から顎筋に沿って上方へ通し、耳の下と顎骨後部で出来る凹部に合わせて装着する。耳下押さえ(9)の位置を前後にずらすことで、微妙なサイズ調整を行うことが出来る。装着の際には、マスク本体がしっかりと顎を覆っていること、鼻押さえが鼻骨と頬骨で出来る凹部に密着していることを確認する。
市販の布マスクや使い捨てマスクを取り付けて使用する。
耳下押さえ(9)は紐クリップとして、紐を引っ掛ける構造となっている。
ゴム紐があるマスクの場合はフレーム前面部(1)のクリップ(8)2か所と耳下押さえ(9)を使用して取り付ける。
ゴム紐は、耳下押さえ(9)に挟んで留めるので長さは調整が可能である。但し、ゴムの引張力が強くなり過ぎるとマスクフレームの下方へのズレを誘発するので適切な強さに調整すること。
耳下押さえ(9)は紐クリップとして、紐を引っ掛ける構造となっている。
ゴム紐があるマスクの場合はフレーム前面部(1)のクリップ(8)2か所と耳下押さえ(9)を使用して取り付ける。
ゴム紐は、耳下押さえ(9)に挟んで留めるので長さは調整が可能である。但し、ゴムの引張力が強くなり過ぎるとマスクフレームの下方へのズレを誘発するので適切な強さに調整すること。
ハンカチやキッチンペーパー、手持ちの布地を取り付けて即席マスクとして非常時に使用する。
適当な大きさに畳み、クリップ(8)4か所で留めれば、頭の後ろで結ぶだけの大きさが無くても鼻と口を覆うことが出来る。
更に、下端に折り目が来るようにして中に紐を通し、紐クリップに留めれば、密閉度を高くすることが出来る。
適当な大きさに畳み、クリップ(8)4か所で留めれば、頭の後ろで結ぶだけの大きさが無くても鼻と口を覆うことが出来る。
更に、下端に折り目が来るようにして中に紐を通し、紐クリップに留めれば、密閉度を高くすることが出来る。
フレーム側面部(2)(3)と弾性体(4)(5)をスライド式にすることで、サイズの調整範囲を広げることが出来る。(図12参照)
弾性体(4)(5)を脱着式にして交換することで、弾性強度を変更することが出来る。(図13参照)
本発明は、マスク以外にも眼鏡やフェイスシールド等、従来耳や頭部外周で支持していたもの各種にも適用可能である。
1 フレーム前面部
2 フレーム右側面部
3 フレーム左側面部
4 フレーム右側弾性体
5 フレーム左側弾性体
6 マスク本体
7 鼻押さえ
8 クリップ
9 耳下押さえ(紐クリップ兼用)
A 右側弾性体中心点
B 左側鼻骨接点
C 右側耳下接点
D 左側弾性体中心点
E 右側鼻骨接点
F 左側耳下接点
2 フレーム右側面部
3 フレーム左側面部
4 フレーム右側弾性体
5 フレーム左側弾性体
6 マスク本体
7 鼻押さえ
8 クリップ
9 耳下押さえ(紐クリップ兼用)
A 右側弾性体中心点
B 左側鼻骨接点
C 右側耳下接点
D 左側弾性体中心点
E 右側鼻骨接点
F 左側耳下接点
Claims (4)
- フレーム前面部(1)の両端とフレーム側面部(2)(3)の前端の間に弾性体(4)(5)を設け、フレームにマスク本体(6)を設ける機能を有したことを特徴とする、耳に掛けないマスクフレーム。
- マスク本体(6)を設けた、請求項1の耳に掛けないマスクフレーム。
- サイズ調整を可能とするスライド機能を設けた、請求項1又は請求項2の耳に掛けないマスクフレーム。
- 弾性体(4)(5)を脱着し交換可能とする機能を設けた、請求項1又は請求項2又は請求項3の耳に掛けないマスクフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020094960A JP2021172955A (ja) | 2020-04-27 | 2020-04-27 | 耳に掛けないマスクフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020094960A JP2021172955A (ja) | 2020-04-27 | 2020-04-27 | 耳に掛けないマスクフレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021172955A true JP2021172955A (ja) | 2021-11-01 |
Family
ID=78279216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020094960A Pending JP2021172955A (ja) | 2020-04-27 | 2020-04-27 | 耳に掛けないマスクフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021172955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7009661B1 (ja) | 2021-03-19 | 2022-01-25 | 功憲 末次 | マスクフレームおよびマスク |
JP2022048049A (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-25 | 恒樹 土谷 | マスク及びフェイスシールド等に用いられるフレーム具並びに当該フレーム具を有するマスク |
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2020
- 2020-04-27 JP JP2020094960A patent/JP2021172955A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022048049A (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-25 | 恒樹 土谷 | マスク及びフェイスシールド等に用いられるフレーム具並びに当該フレーム具を有するマスク |
JP7080948B2 (ja) | 2020-09-14 | 2022-06-06 | 恒樹 土谷 | マスク及びフェイスシールド等に用いられるフレーム具並びに当該フレーム具を有するマスク |
JP7009661B1 (ja) | 2021-03-19 | 2022-01-25 | 功憲 末次 | マスクフレームおよびマスク |
JP2022144931A (ja) * | 2021-03-19 | 2022-10-03 | 功憲 末次 | マスクフレームおよびマスク |
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