JP6969829B1 - 耳掛けアーム、マスク本体、及びマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクの装着感を向上させつつマスク本体部分を容易に交換できる耳掛けアームを提供する。【解決手段】耳掛けアーム10は、アーム部11と、耳掛け部12と、係合部13とを備える。耳掛け部12は、アーム部11の長手方向D1の両端11A、11Bのうちの一方端11Aと接続し、装着者がマスク1を装着するときに、装着者の耳に掛けられる。係合部13は、アーム部11の両端11A、11Bのうちの他方端11Bと接続し、マスク1のマスク本体20と着脱可能に係合する。【選択図】図1

Description

本発明は、耳掛けアーム、マスク本体、及びマスクに関する。
マスク本体に耳掛け部が接合されたマスクが知られている。このようなマスクとして、特許文献1に記載のマスクは、メガネのテンプルのような一対の耳掛け部(耳掛けアーム)と、保形性を有するマスク本体とを備える。耳掛け部とマスク本体との接合部は、連結されており、角度調整機能付きのねじが設けられている。マスク本体は、応力によって変形した場合であっても、応力から解放されると変形前の形状に復帰する程度の保形性を有する素材で形成されている。
特開2020−7691号公報
しかしながら、特許文献1に記載のマスクでは、マスク本体に耳掛け部が接合されているため、マスク本体に対して耳掛け部を着脱不可能である。従って、マスクのマスク本体部分を交換することが困難だった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、マスクの装着感を向上させつつマスク本体部分を容易に交換できる耳掛けアーム、マスク本体、及びマスクを提供することを目的とする。
本発明の一局面によれば、耳掛けアームは、アーム部と、耳掛け部と、係合部とを備える。前記耳掛け部は、前記アーム部の長手方向の両端のうちの一方端と接続し、装着者がマスクを装着するときに、前記装着者の耳に掛けられる。前記係合部は、前記アーム部の前記両端のうちの他方端と接続し、前記マスクのマスク本体と着脱可能に係合する。
本発明の耳掛けアームにおいて、前記係合部は、前記アーム部の前記他方端と接続する基端部と、前記基端部と接続し、前記アーム部の長手方向において前記基端部よりも張り出している先端部とを有することが好ましい。
本発明の耳掛けアームにおいて、前記基端部は、前記アーム部の前記他方端と接続する第1基端部と、前記第1基端部と前記先端部との間を連絡する第2基端部とを有することが好ましい。前記第1基端部は、前記アーム部の長手方向において前記第2基端部よりも張り出していることが好ましい。
本発明の耳掛けアームにおいて、前記アーム部は、前記係合部から略直線状に延びることが好ましい。前記装着者が前記マスクを装着した状態において、前記耳掛け部は、前記アーム部の前記一方端から前記耳の上方に向けて曲がり、略半円弧状に延びることが好ましい。
本発明の他の局面によれば、マスク本体は、本体部と、第1筒部と、第2筒部とを備える。前記本体部は、第1端部と第2端部とを有する。前記第1筒部は、前記本体部の前記第1端部に配置され、第1開口と、第1孔部とを有する。前記第2筒部は、前記本体部の前記第2端部に配置され、第2開口と、第2孔部とを有する。一対の耳掛けアームのうちの一方の耳掛けアームが前記第1孔部と、前記第1開口とを貫通した状態において、前記第1孔部は、前記一方の耳掛けアームと着脱可能に係合する。前記一対の耳掛けアームのうちの他方の耳掛けアームが前記第2孔部と、前記第2開口とを貫通した状態において、前記第2孔部は、前記他方の耳掛けアームと着脱可能に係合する。
本発明のマスク本体において、前記第1筒部は、第3孔部を更に有することが好ましい。前記第1孔部と前記第3孔部とは、前記第1筒部の長手方向に沿って所定間隔をおいて配置されることが好ましい。前記第2筒部は、第4孔部を更に有することが好ましい。前記第2孔部と前記第4孔部とは、前記第2筒部の長手方向に沿って所定間隔をおいて配置されることが好ましい。前記一方の耳掛けアームが前記第3孔部と、前記第1開口とを貫通した状態において、前記第3孔部は、前記一方の耳掛けアームと着脱可能に係合することが好ましい。前記他方の耳掛けアームが前記第4孔部と、前記第2開口とを貫通した状態において、前記第4孔部は、前記他方の耳掛けアームと着脱可能に係合することが好ましい。
本発明の更に他の局面によれば、マスクは、上記の一対の耳掛けアームと、上記のマスク本体とを備える。
本発明の耳掛けアーム、マスク本体、及びマスクによれば、マスクの装着感を向上させつつマスク本体部分を容易に交換できる。
本発明の実施形態に係るマスク、耳掛けアーム、及びマスク本体を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、本実施形態に係るマスクを示す側面図である。 (a)は、本実施形態に係る耳掛けアームを示す側面図であり、(b)は、本実施形態に係る耳掛けアームを示す平面図である。 (a)は、本実施形態に係る耳掛けアームを示す側面図であり、(b)は、本実施形態に係る耳掛けアームを示す平面図である。 (a)は、本実施形態に係るマスクを示す側面図であり、(b)は、本実施形態に係るマスクを示す一部拡大図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
本明細書では、「上」は、マスク1を装着する装着者がマスク1を装着した状態において、例えば顎から眉間に向かう方向を示し、「下」はその逆方向を示す。また、「左」、及び「右」は、装着者がマスク1を装着した状態において、それぞれ、装着者の左耳側、及び右耳側を示す。
図1を参照して、本発明の実施形態に係るマスク1の構成の概要を説明する。図1は、マスク1、マスク本体20、及び耳掛けアーム10を示す斜視図である。図1に示すように、マスク1は、マスク本体20と、一対の耳掛けアーム10とを備える。マスク1は、例えば、衛生マスクである。
一対の耳掛けアーム10は、耳掛けアーム10(10L)と、耳掛けアーム10(10R)とによって構成される。耳掛けアーム10Lは、左耳に対応する。耳掛けアーム10Rは、右耳に対応する。耳掛けアーム10Lと耳掛けアーム10Rとは、同様に構成されてもよいし、左右の耳の位置及び形状に応じて異なる形状を有していてもよい。以下、「耳掛けアーム10L」と「耳掛けアーム10R」との各々を総称して、単に「耳掛けアーム10」と記載することがある。
耳掛けアーム10は、アーム部11と、耳掛け部12と、係合部13とを備える。耳掛けアーム10は、例えば、金属製、又は合成樹脂製である。金属は、例えば、チタンである。合成樹脂は、例えば、ナイロン樹脂である。例えば、耳掛けアーム10が、チタン製又はナイロン樹脂製である場合、耳掛けアーム10に熱を加えることにより、装着者の耳の位置及び形状に合わせて耳掛けアーム10の形状を容易に調整できる。例えば、耳掛けアーム10が、チタン製である場合、耳掛けアーム10に対して予め熱処理(例えば、700℃の熱処理)を施しておくことで、装着者が装着時に耳の位置及び形状に合わせて耳掛けアーム10を容易に曲げることができる。また、耳掛けアーム10が、例えば、ナイロン樹脂製である場合、装着者が装着する際に、耳掛けアーム10に熱風を当てることにより、耳の位置及び形状に合わせて耳掛けアーム10を容易に曲げることができる。
アーム部11は、耳掛け部12と、係合部13とを接続する。詳細には、アーム部11は、耳掛け部12と係合部13との間にアーム状に延びる。すなわち、アーム部11の長手方向D1の両端のうち一方端11Aは、耳掛け部12と接続する。アーム部11の長手方向D1の両端のうち他方端11Bは、係合部13と接続する。
耳掛け部12は、装着者がマスク1を装着するときに、装着者の耳に掛けられる。耳掛け部12は、アーム部11の一方端11Aと接続しており、一方端11Aから延びる。アーム部11と耳掛け部12とが連なる形状は、例えば、眼鏡のテンプル(つる)のような形状である。
係合部13は、アーム部11の他方端11Bと接続し、マスク本体20と着脱可能に係合する。すなわち、係合部13は、マスク本体20に対して、取付け及び取外しが可能な状態で係合する。
以上、本実施形態の耳掛けアーム10によれば、耳掛け部12は、アーム部11の一方端11Aと接続した状態で耳に掛かる。耳掛け紐とは異なり、耳掛け部12の一端がマスク本体20と離隔しているため、耳掛け部12を眼鏡のテンプルのように耳に掛けることができる。さらに係合部13がマスク本体20と着脱可能に係合するため、マスク1によって耳が圧迫されることを低減するとともに、例えば、マスク本体20を清潔に保つために洗いたいときに、マスク本体20から耳掛けアーム10を容易に取り外すことができる。従って、マスク1の装着感を向上させつつマスク本体部分を容易に交換できる。
マスク本体20は、本体部21と、第1筒部22と、第2筒部23とを備える。マスク本体20は、マスク1の本体部分であり、いわゆる耳掛け紐を含まない。マスク本体20の素材は、例えば、布である。布は不織布であってもよく、マスク1を軽量化できる。マスク本体20は、例えば、装着者の口と鼻とを覆うことが可能な形状である。
本体部21は、第1端部21Aと、第2端部21Bとを有する。本体部21の形状は、展開された状態において、例えば、略楕円状、又は略矩形状である。本体部21は、一般的な装着者の顔の凹凸形状に沿うような断面湾曲形状を有し得る。また、本体部21には、プリーツが形成されていてもよい。本体部21は、マスク1を装着していない状態において、例えば二つ折りに折り畳まれ得る。
本体部21の第1端部21Aは、本体部21の左右方向の左側の端部を示す。第1端部21Aは、例えば、本体部21の左上側の隅部を含む。本体部21の第2端部21Bは、本体部21の左右方向の右側の端部を示す。第2端部21Bは、例えば、本体部21の右上側の隅部を含む。
第1筒部22は、第1端部21Aに配置される。第1筒部22は、例えば、有底筒状、無底筒状、又はポケット状である。第1筒部22は、例えば、本体部21の上端辺に沿って延びる。第1筒部22は、例えば、マスク本体20が生地状態であるときに、マスク本体20の端部を筒状に折り返して縫製された部分である。
第1筒部22は、第1筒22Aと、第1開口22Bと、第1孔部22Cとを有する。第1筒22Aは、耳掛けアーム10のアーム部11を挿入可能な筒である。第1開口22Bは、第1筒22Aの長手方向D2の一端側の開口であり、例えば、左端側の開口である。第1孔部22Cは、第1筒22Aに形成される孔であり、例えば、ボタン孔のような線状孔である。第1孔部22Cは、マスク本体20の外面側に形成されるが、内面側に形成されてもよい。
第2筒部23は、第1筒部22と同様に構成されており、第2端部21Bに配置される。第2筒部23は、例えば、有底筒状、無底筒状、又はポケット状である。第2筒部23は、例えば、本体部21の上端辺に沿って延びる。第2筒部23は、例えば、マスク本体20が生地状態であるときに、マスク本体20の端部を筒状に折り返して縫製された部分である。
第2筒部23は、第2筒23Aと、第2開口23Bと、第2孔部23Cとを有する。第2筒23Aは、耳掛けアーム10のアーム部11を挿入可能な筒である。第2開口23Bは、第2筒23Aの長手方向D3の一端側の開口であり、例えば、右端側の開口である。第2孔部23Cは、第2筒23Aに形成される孔であり、例えば、ボタン孔のような線状孔である。第2孔部23Cは、マスク本体20の外面側に形成されるが、内面側に形成されてもよい。
一対の耳掛けアーム10のうちの一方の耳掛けアーム10(10L)が第1孔部22Cと、第1開口22Bとを貫通した状態において、第1孔部22Cは、耳掛けアーム10(10L)と着脱可能に係合する。すなわち、第1筒部22に挿入された耳掛けアーム10(10L)は、第1孔部22Cと着脱可能に係合する。さらに、他方の耳掛けアーム10(10R)が第2孔部23Cと、第2開口23Bとを貫通した状態において、第2孔部23Cは、耳掛けアーム10(10R)と着脱可能に係合する。すなわち、第2筒部23に挿入された耳掛けアーム10(10R)は、第2孔部23Cと着脱可能に係合する。
以上、本実施形態のマスク本体20によれば、第1筒部22の第1孔部22Cは、耳掛けアーム10(10L)の一端側と接続することなく、着脱可能に他端側のみと係合する。同様に、第2孔部23Cは、耳掛けアーム10(10R)の一端側と接続することなく、着脱可能に他端側のみと係合する。従って、マスク1によって耳が圧迫されることを低減するとともに、マスク本体20から耳掛けアーム10を容易に取り外すことができる。その結果、マスク1の装着感を向上させつつマスク本体部分を容易に交換できる。さらに、本実施形態の一対の耳掛けアーム10と、マスク本体20とを備えるマスク1においても、同様の効果を奏し得る。
次に、図1と、図2(a)及び(b)とを参照して、マスク本体20の第1筒部22及び第2筒部23の変形例を説明する。図2(a)及び(b)は、マスク1を示す側面図である。図2(a)に示すように、第1筒部22は、第3孔部22Dを更に有することが好ましい。第1孔部22Cと第3孔部22Dとは、第1筒部22の長手方向D2に沿って所定間隔Sをおいて配置される。所定間隔Sは、例えば、8mmである。一方の耳掛けアーム10(10L)が第1筒部22の第3孔部22Dと、第1開口22Bとを貫通した状態において、第3孔部22Dは、一方の耳掛けアーム10(10L)と着脱可能に係合する。すなわち、耳掛けアーム10(10L)の係合部13は、第1孔部22Cではなく、第3孔部22Dと係合してもよい。
さらに、図2(b)に示すように、第2筒部23は、第4孔部23Dを更に有することが好ましい。第2孔部23Cと第4孔部23Dとは、第1孔部22Cと第3孔部22Dとの間隔と同様に、第2筒部23の長手方向D3に沿って所定間隔Sをおいて配置される。他方の耳掛けアーム10(10R)が第4孔部23Dと、第2開口23Bとを貫通した状態において、第4孔部23Dは、他方の耳掛けアーム10(10R)と着脱可能に係合する。すなわち、耳掛けアーム10(10R)の係合部13は、第2孔部23Cではなく、第4孔部23Dと係合してもよい。
これらの好ましい例によれば、装着者Uは、例えば、鼻UNと係合部13との距離Mに応じて、第1孔部22Cと第3孔部22Dとのうち、好みの係合位置を選択でき、同様に、第2孔部23Cと第4孔部23Dとのうち、好みの係合位置を選択できる。従って、装着者Uは、マスク1による耳UE、鼻UN、口UM、及び顎UJへの圧迫感を容易に軽減できる。その結果、装着感をより向上させることができる。
引き続き、図1〜図3を参照して、耳掛けアーム10の構成の詳細を説明する。図3(a)は、耳掛けアーム10を示す側面図である。図3(b)は、耳掛けアーム10を示す平面図である。図2(a)〜及び図3(b)に示すように、アーム部11と耳掛け部12との全体形状は、側面視において、例えば、略S字状である。詳細には、アーム部11は、係合部13から長手方向D1に沿って略直線状に延びる。略直線状は、直線状及び緩やかな曲線状を含む。装着者Uがマスク1を装着した状態において、耳掛け部12は、アーム部11の一方端11Aから耳UEの上方に向けて曲がり、略半円弧状に延びる。略半円弧状は、半円弧状、弧状、略放物線状を含む。
詳細には、図3(a)及び(b)に示すように、耳掛け部12は、接続部12Aと、中間部12Bと、終端部12Cとを有する。耳掛け部12の接続部12Aは、アーム部11の一方端11Aと接続し、一方端11Aから耳UEの上方に向けて曲がっている。中間部12Bは、略半円弧状に曲がっている。終端部12Cから中間部12Bまでの高さHは、耳UEの上下方向の長さに対応する。
耳掛けアーム10が略S字状に構成されることにより、耳UEに対して上方から耳掛け部12を掛け外しできる。すなわち、耳UEに対して耳掛け部12を掛け外しするために、口UM及び鼻UNから耳UEに向けて、マスク本体20を押し付けたり、耳掛け部12を引っ張ったりしなくてよい。その結果、マスク1を容易に掛け外しできる。
さらに、あたかも眼鏡をかけるように耳掛け部12を耳UEに乗せるので、マスク本体20による張力が耳掛けアーム10を介して耳UEに作用することを軽減できる。従って、マスク1装着中に耳UEに痛みや圧迫感が生じることを軽減できる。さらに、イヤリングのような耳UE周りのアクセサリーACと耳掛け部12とが干渉し合うことを抑制できる。
さらに、耳掛け部12は、アーム部11よりも細いことが好ましい。また、耳掛けアーム10全体は、平面視において、緩やかに湾曲していることが好ましい。眼鏡を掛ける場合に、眼鏡のテンプルと耳掛け部12とが干渉し合うことを低減できるからである。
係合部13は、基端部131と、先端部132とを有する。基端部131は、アーム部11の他方端11Bと接続する。先端部132は、基端部131と接続し、アーム部11の長手方向D1において基端部131よりも張り出している。先端部132は、例えば、略三角形板状である。詳細には、長手方向D1との直交方向に沿った先端部132の幅は、第1筒部22の第1孔部22C、及び第2筒部23の第2孔部23Cの幅よりも大きい。先端部132の幅は、例えば、13mmである。
アーム部11の長手方向D1から見た場合に先端部132が基端部131よりも張り出していることで、第1孔部22Cは、係合部13の先端部132が第1筒部22の長手方向D2に沿って第1開口22B側に移動することを規制する。すなわち、係合部13が第1孔部22Cから抜けることを抑制できる。同様に、第2孔部23Cは、係合部13の先端部132が第2筒部23の長手方向D3に沿って第2開口23B側に移動することを規制する。すなわち、係合部13が第2孔部23Cから抜けることを抑制できる。その結果、簡素な構成で耳掛けアーム10をマスク本体20と着脱可能に係合できる。
次に、図1と図4とを参照して、耳掛けアーム10の係合部13の変形例を説明する。係合部13の基端部131は、第1基端部131Aと、第2基端部131Bとを有することが好ましい。第1基端部131Aは、アーム部11の他方端11Bと接続する。第2基端部131Bは、例えば、横長の矩形板状である。第2基端部131Bは、第1基端部131Aと係合部13の先端部132との間を連絡する。第1基端部131Aは、アーム部11の長手方向D1において第2基端部131Bよりも張り出している。長手方向D1との直交方向に沿った第1基端部131Aの幅は、第1筒部22の第1孔部22C、及び第2筒部23の第2孔部23Cの幅よりも大きい。第1基端部131Aの幅は、例えば、8mmである。
この好ましい例によれば、アーム部11の長手方向D1から見た場合に、第1基端部131Aが第2基端部131Bよりも張り出していることで、第1孔部22Cは、第1基端部131Aが第1筒部22の長手方向D2に沿って第1開口22B側から見た奥側に移動することを規制する。すなわち、第2基端部131Bが第1孔部22Cから抜けることを抑制できる。同様に、第2孔部23Cは、第1基端部131Aが第2筒部23の長手方向D3に沿って第2開口23B側から見た奥側に移動することを規制する。すなわち、第2基端部131Bが第2孔部23Cから抜けることを抑制できる。従って、耳掛けアーム10の係合位置の位置ずれを簡素な構成で低減できる。その結果、マスク1の装着感を更に向上させることができる。
次に、図1と図5とを参照して、耳掛けアーム10の係合部13を第1筒部22の第1孔部22Cと係合させる動作を説明する。なお、係合部13を第1孔部22Cの他の孔部、又は、第2筒部23の第2孔部23C等に係合させる動作も同様である。図5(a)は、マスク1を示す側面図である。図5(b)は、マスク1を示す一部拡大図である。
図5(a)に示すように、まず、耳掛け部12の終端部12Cを第1孔部22Cから挿入する。そして、第1筒部22の長手方向D2の奥側から第1開口22B側に向かう押込み方向D21に終端部12Cを押し込む。
図5(b)に示すように、係合部13の第1基端部131Aが第1筒部22の第1孔部22Cを超えるように押し込むことで、第1孔部22Cが第2基端部131Bに嵌まる。これにより、係合部13は、第1孔部22Cと係合する。
また、マスク本体20は伸縮性を有する素材であるため、耳掛けアーム10を取り外す場合、押込み方向D21の逆方向である引出し方向D22に向けて係合部13を第1孔部22Cから引っ張ることで、第1孔部22Cが若干広がり、第1基端部131Aを第1孔部22Cから引き抜くことができる。このように、耳掛けアーム10を脱着可能な状態で、マスク本体20に耳掛けアーム10を容易に係合させることができる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、複数の実施形態の複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1〜図5を参照して説明したように、マスク1は、衛生マスクであったが、本発明はこれに限られない。マスク1において、マスク本体20と一対の耳掛けアーム10とが着脱可能に係合しさえすればよい。マスク1は、例えば、防煙マスク、防毒マスク、及び防塵マスクであってもよい。
(2)図1を参照して説明したように、マスク本体20の素材は、例えば、布であったが、本発明はこれに限られない。マスク本体20の素材は、ウレタンのような樹脂であってもよい。マスク本体20の素材がウレタンである場合に、マスク本体20は非装着時に例えば布のように二つ折りに折り畳まれ得る。本発明によれば、マスク本体20が布のように保形性の低い柔らかな素材であっても、耳掛けアーム10をマスク本体20に簡素な構成で着脱可能に係合させることができる。
(3)図1〜図5(b)を参照して説明したように、耳掛けアーム10のアーム部11と耳掛け部12とは、略S字状に延びていたが、本発明はこれに限られない。耳掛け部12が眼鏡のテンプルのように耳UEに掛かりさえすればよい。例えば、アーム部11と耳掛け部12とは、略J字状に延びていてもよい。
(4)図2を参照して説明したように、第1筒部22は、第1孔部22Cと第3孔部22Dとのような2つの孔部を有していたが、本発明はこれに限られない。図5(a)及び(b)に示すように、第1筒部22の孔部は、3つ以上であってもよいし、第2筒部23の孔部も、3つ以上であってもよい。3段階以上のサイズ調整が可能になるからである。
(5)図1〜図2(b)を参照して説明したように、マスク本体20の本体部21は、一般的な装着者Uの顔の凹凸形状に沿うような断面湾曲形状を有したり、プリーツが形成されていてもよいが、本発明はこれに限られない。例えば、図5(a)及び(b)に示すように、第1端部21Aと第2端部21Bとの各々は、左右方向に延びる山型縫合せNを有することが好ましい。山型縫合せNは、例えば、マスク本体20が生地状態であるときに、本体部21の第1端部21Aの左端と、第2端部21Bの右端から、それぞれ、V字状切欠きを形成し、切断辺を縫い合わせた部分である。山型縫合せNにより、マスク本体20の頬に対応する部分の立体性が高まる。さらに、装着者Uの顎UJへのマスク本体20の密着感が高まる。従って、マスク1の装着感を更に向上させることができる。
本発明は、耳掛けアーム、マスク本体、及びマスクを提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1 マスク
10、10R、10L 耳掛けアーム
11 アーム部
11A 一方端
11B 他方端
12 耳掛け部
13 係合部
131 基端部
131A 第1基端部
131B 第2基端部
132 先端部
20 マスク本体
21 本体部
21A 第1端部
21B 第2端部
22 第1筒部
22A 第1筒
22B 第1開口
22C 第1孔部
22D 第3孔部
23 第2筒部
23A 第2筒
23B 第2開口
23C 第2孔部
23D 第4孔部
D1 アーム部の長手方向
D2 第1筒部の長手方向
D3 第2筒部の長手方向
S 所定間隔
U 装着者
UE 耳

Claims (9)

  1. アーム部と、
    前記アーム部の長手方向の両端のうちの一方端と接続し、装着者がマスクを装着するときに、前記装着者の耳に掛けられる耳掛け部と、
    前記アーム部の前記両端のうちの他方端と接続し、前記マスクのマスク本体と着脱可能に係合する係合部と
    を備え
    前記マスク本体は、筒状又はポケット状の筒部を含み、
    前記筒部は、前記マスク本体の耳側の端部に配置され、
    前記筒部は、耳側の開口と、鼻側の孔部とを有し、
    前記係合部は、板状であり、
    前記係合部が前記マスク本体に係合された状態で、前記係合部が、前記孔部から張り出すとともに、前記アーム部が、前記筒部の内部を通って前記開口から前記耳掛け部まで延びる、耳掛けアーム。
  2. 前記係合部は、
    前記アーム部の前記他方端と接続する基端部と、
    前記基端部と接続し、前記アーム部の長手方向において前記基端部よりも張り出している先端部と
    を有する、請求項1に記載の耳掛けアーム。
  3. 前記基端部は、
    前記アーム部の前記他方端と接続する第1基端部と、
    前記第1基端部と前記先端部との間を連絡する第2基端部と
    を有し、
    前記第1基端部は、前記第2基端部よりも張り出している、請求項2に記載の耳掛けアーム。
  4. 前記アーム部は、前記係合部から略直線状に延び、
    前記装着者が前記マスクを装着した状態において、前記耳掛け部は、前記アーム部の前記一方端から前記耳の上方に向けて曲がり、略半円弧状に延びる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の耳掛けアーム。
  5. 前記第1基端部は、前記第2基端部の側で前記第2基端部よりも張り出しており、前記アーム部に向かって細くなり、
    前記係合部が前記マスク本体に係合された状態で、前記第1基端部及び前記第2基端部は、前記筒部の内部に位置する、請求項3に記載の耳掛けアーム。
  6. 装着者の一方耳側の第1端部と他方耳側の第2端部とを有する本体部と、
    前記本体部の前記第1端部に配置され、一方耳側の第1開口と、鼻側の第1孔部とを有する第1筒部と、
    前記本体部の前記第2端部に配置され、他方耳側の第2開口と、鼻側の第2孔部とを有する第2筒部と
    を備え、
    一対の耳掛けアームのうちの一方の耳掛けアームが前記第1孔部と、前記第1開口とを貫通した状態において、前記第1孔部は、前記一方の耳掛けアームと着脱可能に係合し、
    前記一対の耳掛けアームのうちの他方の耳掛けアームが前記第2孔部と、前記第2開口とを貫通した状態において、前記第2孔部は、前記他方の耳掛けアームと着脱可能に係合
    前記第1筒部は、筒状又はポケット状であり、
    前記第2筒部は、筒状又はポケット状である、マスク本体。
  7. 前記第1筒部は、第3孔部を更に有し、
    前記第1孔部と前記第3孔部とは、前記第1筒部の長手方向に沿って所定間隔をおいて配置され、
    前記第2筒部は、第4孔部を更に有し、
    前記第2孔部と前記第4孔部とは、前記第2筒部の長手方向に沿って所定間隔をおいて配置され、
    前記一方の耳掛けアームが前記第3孔部と、前記第1開口とを貫通した状態において、前記第3孔部は、前記一方の耳掛けアームと着脱可能に係合し、
    前記他方の耳掛けアームが前記第4孔部と、前記第2開口とを貫通した状態において、前記第4孔部は、前記他方の耳掛けアームと着脱可能に係合する、請求項に記載のマスク本体。
  8. 前記第1孔部は、前記第1筒部に形成される線状孔であり、
    前記第2孔部は、前記第2筒部に形成される線状孔である、請求項6または請求項7に記載のマスク本体。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の一対の耳掛けアームと、
    請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のマスク本体と
    を備える、マスク。
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