JP6837176B1 - マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手がよいマスクを提供する。【解決手段】マスク10は、人体の口を覆う本体部20と、本体部20の状態を第1状態および第2状態との間において切り替え可能な切替構造40と、を備える。第1状態は、本体部20のうちの口を覆う部分よりも下方の下方部分20Aと前記人体とが離間可能である。第2状態は、下方部分が人体のうちの顔のうちの口より下方または首と接触して第1状態よりも口と本体部との間の空間と外部との空気の流通を抑制可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、マスクに関する。
例えば、特許文献1に開示されているマスクは、ユーザの口を覆う本体部を備える。本体部は、装着者が息がしやすいように、下縁部がユーザに対して移動できるようになっている。
特開2017−75411号公報
上記特許文献のマスクは、ユーザの口と本体部との間の空気が外部と流通しやすい。このため、ユーザの口と本体部との間の空気の外部との流通を抑制したい場合には用いることができず、使い勝手に改善の余地がある。
本発明に従うマスクの一形態は、人体の口を覆う本体部と、前記本体部の状態を第1状態および第2状態との間において切り替え可能な切替構造と、を備え、前記第1状態は、前記本体部のうちの前記口を覆う部分よりも下方の下方部分と前記人体とが離間可能であり、前記第2状態は、前記下方部分が前記人体のうちの顔のうちの口より下方または首と接触して前記第1状態よりも前記口と前記本体部との間の空間と外部との空気の流通を抑制可能である。
上記マスクによれば、第1状態と第2状態とを切り替えられるため、使い勝手がよい。
本発明のマスクは、使い勝手がよい。
第1実施形態のマスクの正面図。 図1のマスクの背面図。 図1のマスクの本体部が第1状態の場合の正面図。 図1のマスクの本体部が第1状態の場合の側面図。 図1のマスクの本体部が第2状態の場合の正面図。 図1のマスクの本体部が第2状態の場合の側面図。 第2実施形態のマスクの正面図。 図7のマスクの本体部が第2状態の場合の斜視図。 第3実施形態のマスクの正面図。 図9のマスクの本体部が第1状態の場合の側面図。 図9のマスクの本体部が第2状態の場合の側面図。 第4実施形態のマスクの正面図。 図12のマスクの本体部が第1状態の場合の側面図。 図12のマスクの本体部が第2状態の場合の側面図。 変形例のマスクの正面図。 図15のマスクの本体部が第1状態の場合の側面図。 図15のマスクの本体部が第2状態の場合の側面図。
<第1実施形態>
図1から図7を参照して、第1実施形態のマスク10について説明する。
図1および図2に示されるように、マスク10は、第1面11および第2面12を有する。第1面11は、マスク10をユーザが装着した場合の表面と対応する。第2面12は、マスク10をユーザが装着した場合のユーザの顔と対向する面と対応する。
マスク10は、本体部20を備える。
本体部20は、人体の口を覆う。好ましくは、本体部20は、可撓性を有する材料によって形成される。好ましくは、本体部20は、生地によって構成される。本体部20は、布によって構成されてもよく、不織布によって構成されていてもよく、樹脂材料によって構成されていてもよい。本体部20は、マスクを装着したユーザが呼吸可能、かつ、ユーザの口や鼻から飛沫の飛散することを抑制可能、または、ユーザが外部の飛沫を吸引することを抑制可能であれば、適宜材料を変更できる。なお、ユーザの口や鼻から飛沫の飛散することの抑制度合い、および、ユーザが外部の飛沫を吸引することの抑制度合いについては、医療用マスクと同水準である必要はない。本体部20は、ユーザがマスク10を装着した場合の左側部分と右側部分とを別体に形成し、左側部分と右側部分とを接続することによって、構成されていてもよい。
本体部20は、上縁部21、第1側縁部22、第2側縁部23、および、下縁部24を備える。第1側縁部22は、上縁部21の第1端部21Aと、下縁部24の第1端部24Aと、を接続する。第2側縁部23は、上縁部21の第2端部21Bと、下縁部24の第2端部24Bと、を接続する。下縁部24は、第1端部24Aから本体部20の幅方向の中央部24Cに向かうにつれて、下方に向かうように湾曲して傾斜する。下縁部24は、第2端部24Bから本体部20の幅方向の中央部24Cに向かうにつれて、下方に向かうように湾曲して傾斜する。
図3から図6に示されるように、上縁部21は、ユーザがマスク10を装着した状態において、鼻の穴よりも上方かつ目よりも下に位置する。第1側縁部22は、ユーザがマスク10を装着した状態において、右の耳よりも顔の前方に位置する。第2側縁部23は、ユーザがマスク10を装着した状態において、左の耳よりも顔の前方に位置する。
本体部20のうちの下縁部24の中央部24Cを含む部分の高さ方向の長さLは、一般的なユーザの目の下から顎までの長さよりも長い。好ましくは、長さLは、本体部20をユーザの顔に沿わせるように配置した場合(例えば、図6および第2実施形態の図8等に示す第2状態の場合)、一般的なユーザの目の下から顎よりも下方を覆える長さである。長さLは、一般的なユーザの目の下から首の下端部までの長さよりも短くてもよく、長くてもよい。好ましくは、下縁部24の全体は、一般的なユーザの顔の下縁よりも下方に位置できるように構成される。顔の下縁は、例えば、ユーザの顔を正面および側面から見た場合の顎のラインに相当する。
好ましくは、マスク10は、一対の耳掛け部30をさらに備える。一対の耳掛け部30の一方は、上縁部21の第1端部21Aと、下縁部24の第1端部24Aとを接続する。一対の耳掛け部30の他方は、上縁部21の第2端部21Bと、下縁部24の第2端部24Bとを接続する。一対の耳掛け部30のそれぞれは、紐部材31によって構成される。各耳掛け部30は、伸縮性を有する材料によって形成されてもよい。各耳掛け部30は、耳掛け部30の長さを調整するストラップ等を備えていてもよい。一対の耳掛け部30は、図1から図6に示すように、本体部20と別体に構成されて、本体部20に取り付けられてもよく、第2実施形態の図7および図8に示すように、本体部20と一体に形成されてもよい。
マスク10は、切替構造40を備える。切替構造40は、本体部20の状態を第1状態および第2状態との間において切り替え可能である。第1状態は、本体部20のうちの口を覆う部分よりも下方の下方部分20Aと人体とが離間可能である。第2状態は、下方部分が人体のうちの顔のうちの口より下方または首と接触して第1状態よりも口と本体部20との間の空間と外部との空気の流通を抑制可能である。好ましくは、第2状態において、下縁部24の少なくとも一部は、第1状態の場合よりも、人体の上方に位置することが好ましい。好ましくは、第2状態において、下方部分20Aが顔の下縁から首に向かって曲がることによって、下縁部24の少なくとも一部は、第1状態の場合よりも、人体の後方に位置することが好ましい。好ましくは、第2状態において、下縁部24の少なくとも一部は、顎と首との接続部に沿うように配置される。好ましくは、第2状態において、本体部20が折り畳まれるまたは折り重なることによって、本体部20の正面側から見た場合の第1面11の面積は、第1状態の場合よりも小さくなる。第2状態のマスク10は、いわゆるマスクと同様の機能を有する。好ましくは、本体部20の下方部分20Aは、ユーザの首の少なくとも一部を覆うように構成される。この場合、下方部分20Aは、ユーザの首の少なくとも一部を紫外線等から保護できる。
長さLを一般的なユーザの目の下から顎よりも下方を覆える長さにすることによって、第2状態において、口と本体部20との間の空間と外部との空気の流通を好適に抑制できる。長さLを一般的なユーザの目の下から首の下端部までの長さよりも短くすることによって、第2状態において、本体部20の下方部分20Aが喉を圧迫し、ユーザが違和感を覚えることを抑制できる。
好ましくは、切替構造40は、第2状態を維持可能に構成される保持構造50を備える。本体部20は、第1部分25、および、第1部分25よりも上方または第1部分25よりも幅方向の中心部から遠い第2部分26を備える。本実施形態の第2部分26は、第1部分25よりも上方、かつ、第1部分25よりも幅方向の中心部から遠い。第2部分26は、第1部分25よりも上方、かつ、幅方向において第1部分25と同じ位置にあってもよい。第2部分26は、第1部分25と高さ方向において同じ位置、かつ、第1部分25よりも幅方向の中心部から遠い位置にあってもよい。保持構造50は、第1部分25および第2部分26の相対移動を規制することによって第2状態を維持する。第1部分25は、例えば、下縁部24と隣り合う部分に設けられる。第2部分26は、例えば、下縁部24と隣り合う部分に設けられる。
本実施形態では、保持構造50は、第1部分25に設けられる第1係合部51と、第2部分26に設けられ、第1係合部51と係合可能な第2係合部52と、を備える。第1係合部51と第2係合部52とは、互いに着脱可能に設けられる。好ましくは、第1係合部51および第2係合部52は、ユーザが簡単に係合および係合の解除ができる構造を有する。好ましくは、第1係合部51および第2係合部52は、ユーザが片手で係合および係合の解除ができる構造を有する。好ましくは、第1係合部51および第2係合部52は、ユーザがマスク10を装着した状態で係合および係合の解除ができる構造を有する。
例えば、第1係合部51および第2係合部52の少なくとも1つは、ボタン、フック、および、面ファスナの少なくとも1つを含む。例えば、図1から図6に示されるように、第1係合部51は、第1ボタン51Aを含み、第2係合部52は、第2ボタン52Aを含む。第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aの一方は、凸部を含み、第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aの他方は、凹部を含む。第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aは、例えば、スナップボタンである。第1係合部51および第2係合部52は、マグネットフック、ドットボタン、または、プラスチックブロック等を含んでいてもよい。
第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aの一方は、本体部20の第1面11に設けられる。第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aの他方は、本体部20の第2面12に設けられる。本実施形態の第1ボタン51Aは、第2面12に設けられ、第2ボタン52Aは、第1面11に設けられる。第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aがそれぞれ異なる面に設けられる場合、第2状態において、本体部20を折り畳んだ状態に形成しやすい。
第1係合部51および第2係合部52は、マスク10の右側部分と左側部分のそれぞれに設けられる。第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aは、マスク10の右側部分と左側部分のそれぞれに設けられる。好ましくは、右側部分の第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aと、左側部分の第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aとは、マスク10の左右の中心線に対して実質的に対称になるように本体部20に設けられる。第1ボタン51Aは、例えば、下縁部24のうちの第1端部24Aと中央部24Cとの間付近、および、下縁部24のうちの第2端部24Bと中央部24Cとの間付近、に設けられる。第2ボタン52Aは、例えば、下縁部24の第1端部24A付近、および、下縁部24の第2端部24B付近に設けられる。
第1係合部51および第2係合部52の一方は、ボタンを含み、第1係合部51および第2係合部52の他方は、本体部20に設けられるボタンホールを含んでいてもよい。第1係合部51および第2係合部52の一方は、フックを含み、第1係合部51および第2係合部52の他方は、本体部20に設けられるフック係合部を含んでいてもよい。
好ましくは、第2状態は、複数の第2状態を備える。保持構造50は、複数の第2状態において、第2状態を維持可能に構成される。例えば、保持構造50は、複数の第1部分25を備える。また例えば、保持構造50は、複数の第2部分26を備える。図1から図6に示すマスク10の保持構造50は、複数の第1部分25を備える。保持構造50は、複数の第1部分25の第1係合部51のうちの、第2係合部52と係合する第1係合部51を変更することによって、複数の第2状態のうちの1つの第2状態を維持できる。
図3および図4に示されるように、第1状態において、第1係合部51は、第2係合部52に係合しないため、第1部分25は、第2部分26に対して移動できる。第1状態において、本体部20の下方部分20Aは、顎よりも下方において人体に対して移動が容易である。このため、本体部20と口との間の空間が外部に対して開放されやすい。
図5および図6に示されるように、第2状態において、第1係合部51は、第2係合部52に係合するため、第1部分25の第2部分26に対する移動が規制される。また、第2状態において、本体部20の下方部分20Aが顎を覆うように配置される。第2状態において、本体部20の下方部分20Aが顎下に沿うように下方部分20Aよりも上方部分に対して屈曲する。このため、下縁部24が顎下および首の少なくとも1つと接触または近接するようになる。したがって、本体部20と口との間の空間が外部に対して開放されにくい。
第1実施形態のマスク10の作用および効果について説明する。
(1−1)マスク10は、本体部20のうちの口を覆う部分よりも下方の下方部分20Aと人体とが離間可能な第1状態と、下方部分20Aが人体のうちの顔のうちの口より下方または首と接触して第1状態よりも口と本体部20との間の空間と外部との空気の流通を抑制可能な第2状態とを切り替えできる。このため、例えば、ユーザがマスク10をマスクとして使用したい場合には第2状態に切り替え、呼吸をしやすくしたい場合には第1状態に切り替えることができる。
(1−2)切替構造40は、第2状態を維持可能に構成される保持構造50を備えるため、第2状態に切り替えた場合に、ユーザが体を動かしたりする場合等のユーザが意図しない状況において第1状態に切り替わりにくい。
(1−3)第2状態は、複数の第2状態を備え、保持構造50は、複数の第2状態において、第2状態を維持可能に構成されるため、例えば、顔の大きさの異なる複数のユーザがマスク10を好適に使用できる。
(1−4)保持構造50は、第1部分25および第2部分26の相対移動を規制することによって第2状態を維持するため、例えば、ユーザの体を用いずに第2状態を維持できる。例えば、ユーザの耳等を用いて第2状態を保持する場合、ユーザの体の形状によって使い勝手が異なるおそれがある。保持構造50によれば、ユーザによって使い勝手が異なりにくい。
(1−5)保持構造50は、第1部分25に設けられる第1係合部51と、第2部分26に設けられ、第1係合部51と係合可能な第2係合部52と、を備える。このため、第1係合部51と第2係合部52とを係合させることによって、簡単に第1状態から第2状態に変更できる。また、第1係合部51と第2係合部52との係合を解除することによって、簡単に第1状態から第2状態に変更できる。
(1−6)第1係合部51および第2係合部52の少なくとも1つは、ボタン、フック、および、面ファスナの少なくとも1つを含むため、ユーザが簡単に係合および係合の解除を行える。
<第2実施形態>
図7および図8を参照して、第2実施形態のマスク10について説明する。第2実施形態のマスク10は、保持構造50の構成が異なる点以外は第1実施形態のマスク10と同様である。このため、第2実施形態のマスク10のうちの、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態の保持構造50の第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aの両方は、本体部20の第1面11および第2面12の一方に設けられる。好ましくは、第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aの両方は、本体部20の第1面11に設けられる。第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aの両方は、本体部20の第2面12に設けられてもよい。
好ましくは、右側部分の第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aと、左側部分の第1ボタン51Aおよび第2ボタン52Aとは、マスク10の左右の中心線に対して実質的に対称になるように本体部20に設けられる。図7における右側の第1ボタン51Aは、例えば、本体部20の右側部分のうちの下縁部24の中央部24C付近に設けられる。図7における右側の第2ボタン52Aは、例えば、下縁部24のうちの第1ボタン51Aよりも第2端部24Bに近い位置設けられる。図7における右側の第2ボタン52Aは、例えば、下縁部24のうちの中央部24Cと第2端部24Bとの中間部分付近に設けられる。図7における左側の第1ボタン51Aは、例えば、本体部20の左側部分のうちの下縁部24の中央部24C付近に設けられる。図7における左側の第2ボタン52Aは、例えば、下縁部24のうちの第1ボタン51Aよりも第1端部24Aに近い位置設けられる。図7における左側の第2ボタン52Aは、例えば、下縁部24のうちの中央部24Cと第1端部24Aとの中間部分付近に設けられる。
図8に示されるように、第2状態において、第1係合部51は、第2係合部52に係合するため、第1部分25の第2部分26に対する移動が規制される。また、第2状態において、本体部20の下方部分20Aが顎を覆うように配置される。第2状態において、本体部20の下方部分20Aが顎下に沿うように下方部分20Aよりも上方部分に対して屈曲する。このため、下縁部24が顎下および首の少なくとも1つと接触または近接するようになる。したがって、本体部20と口との間の空間が外部に対して開放されにくい。
第2実施形態のマスク10の作用および効果について説明する。第2実施形態のマスク10は、第1実施形態のマスク10の(1−1)から(1−6)と同様の効果に加えて、以下の作用および効果を奏する。
(2−1)保持構造50の第1ボタン51Aは、下縁部24の中央部24C付近に設けられる。第2ボタン52Aは、下縁部24のうちの中央部24Cと、第1端部24Aまたは第2端部24Bとの中間部分付近に設けられる。このため、第1ボタン51Aと第2ボタン52Aとを近い位置に配置できるため、長さLを一般的なユーザの目の下から首の下端部までの長さよりも短くしやすい。
<第3実施形態>
図9から図11を参照して、第3実施形態のマスク10について説明する。第3実施形態のマスク10は、保持構造50に代えて保持構造60を備える点以外は第1実施形態のマスク10と同様である。このため、第3実施形態のマスク10のうちの、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態のマスク10の切替構造40は、保持構造60を備える。保持構造60は、本体部20の第2状態において、人体または人体に取り付けられる部材に取り付け可能な取付部61を備える。人体は、例えば、耳、頭、首、および、髪が挙げられる。人体に取り付けられる部材は、例えば、髪留め等が挙げられる。人体に取り付けられる部材は、一対の耳掛け部30等のためのアタッチメントであってもよい。
本実施形態では、取付部61は、人体に耳に取り付け可能に構成され、一対の追加耳掛け部61Aを含む。一対の追加耳掛け部61Aの一方は、下縁部24の第1端部24Aと、下縁部24の中央部24Cとの間に取り付けられる。一対の追加耳掛け部61Aの他方は、下縁部24の第2端部24Bと、下縁部24の中央部24Cとの間に取り付けられる。一対の追加耳掛け部61Aのそれぞれは、紐部材によって構成される。各追加耳掛け部61Aは、伸縮性を有する材料によって形成されてもよい。各追加耳掛け部61Aは、追加耳掛け部61Aの長さを調整するストラップ等の調整部を備えていてもよい。
取付部61が取り付けられる人体が、例えば、頭または首を含む場合、取付部61は、例えば、下縁部24の第1端部24Aと下縁部24の中央部24Cとの間の部分に接続される第1紐部材、および、下縁部24の第2端部24Bと下縁部24の中央部24Cとの間の部分とを接続する第2紐部材を含んでいてもよい。この場合、第1紐部材と第2紐部材とが、人体の背面で結合されることによって、第2状態が維持される。取付部61が第1紐部材および第2紐部材を含む場合、第2状態において、本体部20の下縁部24の少なくとも一部が顎と首との接続部に沿うように配置されるよう取付部61が構成されることが好ましい。
図10に示されるように、第1状態において、一対の追加耳掛け部61Aは、人体の耳に取り付けられていないため、本体部20の下方部分20Aは、顎よりも下方において人体に対して移動が容易である。このため、本体部20と口との間の空間が外部に対して開放されやすい。
図11に示されるように、第2状態において、一対の追加耳掛け部61Aは、人体の耳に取り付けられるため、第2状態において、本体部20の下方部分20Aが顎を覆うように配置される。第2状態において、本体部20の下方部分20Aが顎下に沿うように下方部分20Aよりも上方部分に対して屈曲する。このため、下縁部24が顎下および首の少なくとも1つと接触または近接するようになる。したがって、本体部20と口との間の空間が外部に対して開放されにくい。
一対の追加耳掛け部61Aが伸縮性を有する材料によって形成される場合、または、一対の追加耳掛け部61Aが追加耳掛け部61Aの長さを調整する調整部を備える場合、顔の大きさの異なる複数のユーザがマスク10を好適に使用できる。
第3実施形態のマスク10の作用および効果について説明する。第3実施形態のマスク10は、第1実施形態のマスク10の(1−1)および(1−2)と同様の効果に加えて、以下の作用および効果を奏する。
(3−1)
保持構造60は、本体部20の第2状態において、人体または人体に取り付けられる部材に取り付け可能な取付部61を備える。このため、取付部61を人体に取り付けることによって第2状態を保持できる。また、取付部61を人体に取り付けることによって簡単に第1状態から第2状態に変更できる。また、取付部61を人体から取り外すことによって簡単に第2状態から第1状態に変更できる。
<第実施形態>
図12から図14を参照して、第4実施形態のマスク10について説明する。第4実施形態のマスク10は、保持構造50に代えて保持構造70を備える点以外は第1実施形態のマスク10と同様である。このため、第4実施形態のマスク10のうちの、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態のマスク10の切替構造40は、保持構造70を有する。保持構造70は、本体部20のうちの人体の顎と対応する部分よりも下方を伸縮させる伸縮構造71を備える。伸縮構造71は、本体部20に設けられる紐部材72と、紐部材72の本体部20に対する対移動を規制する規制部73と、を備える。
規制部73は、例えば、コードストッパである。規制部73は、紐部材72の中間部分に設けられる。規制部73を操作することによって、紐部材72と規制部73との相対移動が可能になる。規制部73を操作しない場合、紐部材72と規制部73との相対移動が規制される。
伸縮構造71は、本体部20の下縁部24に沿って設けられる袋部74をさらに備える。袋部74は、例えば、本体部20を構成する生地を折り返し、縫着または接着することによって形成される。好ましくは、袋部74は、下縁部24の第1端部24Aから第2端部24Bまでにわたって設けられる。紐部材72の少なくとも一部は、袋部74に配置される。紐部材72は、袋部74の内部において、一部が本体部20に固定されていてもよい。紐部材72が袋部74の内部において、一部が本体部20に固定される場合、紐部材72は、袋部74の一方から露出する部分と、袋部74の他方から露出する部分とが別の紐部材72であってもよい。
好ましくは、紐部材72は、一対の耳掛け部30の一部を構成する。一対の耳掛け部30の一方は、下縁部24の第1端部24Aに接続されず、かつ、中間部が規制部73に取り付けられる。一対の耳掛け部30の他方は、下縁部24の第2端部24Bに接続されず、かつ、中間部が規制部73に取り付けられる。一対の耳掛け部30の一方は、紐部材31のうちの上縁部21の第1端部21Aと接続される部分から規制部73までの部分と、紐部材72のうちの袋部74から露出し、かつ、規制部73までの部分によって構成される。一対の耳掛け部30の他方は、紐部材31のうちの上縁部21の第2端部21Bと接続される部分から規制部73までの部分と、紐部材72のうちの袋部74から露出し、かつ、規制部73までの部分によって構成される。
本実施形態において、第2状態は、複数の第2状態を備え、保持構造70は、複数の第2状態において、第2状態を維持可能に構成される。複数の第2状態は、紐部材72のうちの袋部74の内部に配置される長さに応じて形成される。
図13に示されるように、第1状態において、紐部材72は、所定の長さ以上が袋部74の内部に配置されるため、本体部20の下方部分20Aは、顎よりも下方において人体に対して移動が容易である。このため、本体部20と口との間の空間が外部に対して開放されやすい。
図14に示されるように、第2状態において、紐部材72は、所定の長さ未満が袋部74の内部に配置されるため、第2状態において、本体部20の下方部分20Aが顎を覆うように配置される。第2状態において、本体部20の袋部74と対応する部分が顎下に沿うように下方部分20Aよりも上方部分に対して収縮する。このため、下縁部24が顎下および首の少なくとも1つと接触または近接するようになる。したがって、本体部20と口との間の空間が外部に対して開放されにくい。
第4実施形態のマスク10の作用および効果について説明する。第4実施形態のマスク10は、第1実施形態のマスク10の(1−1)、(1−2)、および、(1−3)と同様の効果に加えて、以下の作用および効果を奏する。
(4−1)保持構造70は、本体部20のうちの人体の顎と対応する部分よりも下方を伸縮させる伸縮構造71を備える。このため、本体部20のうちの人体の顎と対応する部分よりも下方を縮める状態に維持することによって、第2状態を維持できる。また、本体部20のうちの人体の顎と対応する部分よりも下方を縮めることによって、第1状態から第2状態に簡単に変更できる。また、本体部20のうちの人体の顎と対応する部分よりも下方を伸ばすことによって、第2状態から第1状態に簡単に変更できる。
(4−2)伸縮構造71は、本体部20に設けられる紐部材72と、紐部材72の本体部20に対する対移動を規制する規制部73と、を備えるため、規制部73によって紐部材72の移動を規制することによって、第2状態を好適に維持できる。
<変形例>
実施形態に関する説明は、本発明に従うマスクが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従うマスクは、例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変形例において、実施形態の形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・図15から図17に示すように、切替構造40は、本体部20の一部によって構成されていてもよい。例えば、切替構造40は、本体部20の下方部分20Aに設けられる第1切替部81および第2切替部82と、第1側縁部22および第2側縁部23とを含む。第1切替部81は、本体部20を折り畳むことによって、第1側縁部22とユーザの顔との間に挟み込めるような形状を有する。第2切替部82は、本体部20を折り畳むことによって、第2側縁部23とユーザの顔との間に挟み込めるような形状を有する。
・図15から図17に示す変形例において、第1側縁部22および第2側縁部23を他の部分よりも厚くして保持構造を構成してもよい。第1側縁部22および第2側縁部23を厚くすることによって、第2状態が維持されやすくなる。
・図15から図17に示す変形例において、第1切替部81および第2切替部82と、第1側縁部22および第2側縁部23と、に、摩擦部を設けて、第1切替部81および第2切替部82と、第1側縁部22および第2側縁部23との移動を規制するようにしてもよい。摩擦部は、例えば、ゴム材料を含む。摩擦部は、保持構造を構成する。
・第3実施形態において、取付部61を複数設けてもよい。この場合、第2状態は、複数の第2状態を備え、保持構造60は、複数の第2状態において、第2状態を維持可能に構成される。
・第4実施形態において、規制部73を省略してもよい。この場合、紐部材31と紐部材72とを直接接続するようにしてもよい。例えば、紐部材31と紐部材72とを結ぶことによって接続し、紐部材72の結ぶ位置に応じて、第1状態と第2状態とが切り替えられる。
10…マスク、20…本体部、20A…下方部分、25…第1部分、26…第2部分、40…切替構造、50…保持構造、51…第1係合部、51A…第1ボタン、52…第2係合部、52A…第2ボタン、60…保持構造、61…取付部、70…保持構造、71…伸縮構造、72…紐部材、73…規制部。

Claims (9)

  1. 人体の口を覆う本体部と、
    前記本体部の状態を第1状態および第2状態との間において切り替え可能な切替構造と、を備え、
    前記第1状態は、前記本体部のうちの前記口を覆う部分よりも下方の下方部分と前記人体とが離間可能であり、
    前記第2状態は、前記下方部分が前記人体のうちの顔のうちの口より下方または首と接触して前記第1状態よりも前記口と前記本体部との間の空間と外部との空気の流通を抑制可能であり、
    前記第1状態において、前記本体部の下端は、前記第2状態における下端よりも下方に位置可能に構成され、
    前記第2状態において、前記本体部は、前記下方部分が顔の下縁から首に向かって曲がっている形状になるように構成される、
    マスク。
  2. 前記切替構造は、前記第2状態を維持可能に構成される保持構造を備える、
    請求項1に記載のマスク。
  3. 前記第2状態は、複数の第2状態を備え、
    前記保持構造は、前記複数の第2状態において、前記第2状態を維持可能に構成される、
    請求項2に記載のマスク。
  4. 前記本体部は、第1部分、および、前記第1部分よりも上方または前記第1部分よりも幅方向の中心部から遠い第2部分を備え、
    前記保持構造は、前記第1部分および前記第2部分の相対移動を規制することによって前記第2状態を維持する、
    請求項2または3に記載のマスク。
  5. 前記保持構造は、前記第1部分に設けられる第1係合部と、前記第2部分に設けられ、前記第1係合部と係合可能な第2係合部と、を備える、
    請求項4に記載のマスク。
  6. 前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも1つは、ボタン、フック、および、面ファスナの少なくとも1つを含む、請求項5に記載のマスク。
  7. 前記保持構造は、前記本体部の前記第2状態において、人体または人体に取り付けられる部材に取り付け可能な取付部を備える、
    請求項2からのいずれか一項に記載のマスク。
  8. 前記保持構造は、前記本体部のうちの人体の顎と対応する部分よりも下方を伸縮させる伸縮構造を備える、
    請求項2からのいずれか一項に記載のマスク。
  9. 前記伸縮構造は、前記本体部に設けられる紐部材と、前記紐部材の前記本体部に対する対移動を規制する規制部と、を備える、
    請求項8に記載のマスク。
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