JP2020182665A - 物品パッケージ - Google Patents

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【課題】 基材の伸縮性を利用することなく、物品の出し入れを可能とする物品パッケージの一例を開示する。【解決手段】 物品Bの一部が露出状態となる第2取出穴3Cが設けられたパッケージ本体3と、第2取出穴3Cの外縁部の一部を構成するように当該外縁に沿って湾曲して延びる第1連結フラップ4であって、延び方向先端部4Aがシート材2に設けられた第1切込スリット6に挿入されて当該シート材2に連結された第1連結フラップ4とを備える。第1連結フラップ4の延び方向先端側が、第1切込スリット6に挿入された状態でシート材2に接触しながら滑り揺動変位すると、第2取出穴3Cの外縁部が変位し、当該第2取出穴3Cの大きさが変化する。したがって、基材の伸縮性を利用することなく、物品Bの出し入れが可能となり得る。【選択図】 図2

Description

本開示は、球体状の物品を収納する物品パッケージに関する。なお、球状の物品とは、真球状や紡錘体状等の閉じた曲面にて構成された物品をいう。
例えば、特許文献1に記載のゴルフボールホルダは、伸縮自在な不織布等の基材にて3つのゴルフボールが収納な可能な収納空間が構成されている。ゴルフボールホルダのうち三角形の頂部に相当する部位には、ゴルフボールが出し入れ可能な挿入穴が設けられている。
当該ゴルフボールホルダを利用する者(以下、利用者という。)は、挿入穴を拡げることにより、ゴルフボールを収納空間から出し入れすることができる。つまり、利用者は、ゴルフボールを収納空間に入れる際には、挿入口を拡げる必要がある。
つまり、当該ゴルフボールホルダは、伸縮自在な基材にて構成されているので、ゴルフボールが収納されると、挿入口が自動的に縮まるので、収納されたゴルフボールが収納空間内に止まる。そして、利用者は、挿入口を拡げることにより、収納空間内のゴルフボールを取り出すことができる。
特開2002−000769号公報
特許文献1に記載の発明では、基材の伸縮性を利用してゴルフボール等の球状物品の出し入れを可能とする発明である。本開示は、基材の伸縮性を利用することなく、物品の出し入れを可能とする物品パッケージの一例を開示する。
球体状の物品を収納する物品パッケージは、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、可撓性を有するシート材(2)が湾曲して構成されたパッケージ本体(3)であって、物品を覆うようにして当該物品が収納される収納空間(3A)を構成するとともに、物品が当該収納空間(3A)内に収納された際に、当該物品の一部が露出状態となる取出穴(3B)が設けられたパッケージ本体(3)と、取出穴(3B)の外縁部の一部を構成するように当該外縁に沿って湾曲して延びる第1連結フラップ(4)であって、延び方向先端部(4A)がシート材(2)に設けられた第1切込スリット(6)に挿入されて当該シート材(2)に連結された第1連結フラップ(4)と、取出穴(3B)の外縁部の一部を構成するとともに、当該取出穴(3B)を挟んで第1連結フラップ(4)と反対側の位置にて当該外縁に沿って湾曲して延びる第2連結フラップ(5)であって、延び方向先端側がシート材(2)に設けられた第2切込スリット(7)に挿入されて当該シート材(2)に連結第2連結フラップ(5)とを備え、少なくとも第1連結フラップ(4)の延び方向先端側は、第1切込スリット(6)に挿入された状態でシート材(2)に接触しながら滑り揺動変位が可能である。
そして、第1連結フラップ(4)の延び方向先端側が、第1切込スリット(6)に挿入された状態でシート材(2)に接触しながら滑り揺動変位すると、取出穴(3B)の外縁部が変位し、当該取出穴(3B)の大きさが変化する。したがって、基材の伸縮性を利用することなく、物品の出し入れが可能となり得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
第1実施形態に係るボールホルダを示す図である。 第1実施形態に係るボールホルダを示す図である。 第1実施形態に係るボールホルダを示す図である。 第1実施形態に係るボールホルダを構成するシート材の展開図である。 第1実施形態に係るボールホルダを示す図である。 第1実施形態に係るボールホルダを示す図である。 第1実施形態に係るボールホルダを示す図である。 第1実施形態に係るボールホルダを示す図である。 第1実施形態に係るボールホルダを作動説明図である。 第1実施形態に係るボールホルダの使用方法の一例を示す図である。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
なお、各図に付された方向を示す矢印及び斜線等は、各図相互の関係及び各部材又は部位の形状を理解し易くするために記載されたものである。したがって、本開示に示された発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。斜線が付された図は断面図を示すものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。本開示に示された物品パッケージは、少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素を備える。
(第1実施形態)
<1.ボールホルダの概要>
本実施形態は、ゴルフボールを収納するゴルフボールホルダに本開示に係る物品パッケージの一例が適用されたものである。本実施形態に係る物品パッケージ(以下、ボールホルダ1という。)は、図1〜3に示されるように、3つのゴルフボールBを収納可能である。
ボールホルダ1は、図4に示された平板状のシート材2が曲げられて構成されたものである。本実施形態に係るシート材2は、ユポ紙等の可撓性に優れた樹脂製の板材である。なお、シート材2は、植物繊維で構成された紙であってもよい。
ボールホルダ1は、図1〜図3に示されるように、パッケージ本体3、第1連結フラップ4及び第2連結フラップ5等を少なくとも備える。パッケージ本体3は、物品(本実施形態では、ゴルフボールB)が収納される収納空間3Aを構成する。
シート材2には、パッケージ本体3から延出する吊し部11が設けられている。吊し部11は、パッケージ本体3(ボールホルダ1)を吊り下げるための部位である。そして、吊し部11とパッケージ本体3との境界部分の一部には、線状の切込スリット11A(図2参照)が設けられている。
以下、パッケージ本体3のうち吊し部11と連なる部位を後方とし、収納空間3Aを挟んで吊し部11と反対側を前方側とする。略三角状のパッケージ本体3のうち吊し部11側の頂部を上方側とし、収納空間3Aを挟んで吊し部11と反対側に位置する2つ頂部側を下方側とする。
<1.2 パッケージ本体の構成>
パッケージ本体3は、図5〜図7に示されるように、シート材2が略U字状に湾曲して構成された部位である。当該パッケージ本体3には、第1取出穴3B、第2取出穴3C及び第3取出穴3Dが設けられている。
第1取出穴3B〜第3取出穴3Dは、利用者が物品(ゴルフボールB)をパッケージ本体3に対して出し入れする際に利用される開口である。第1取出穴3B〜第3取出穴3Dの大きさは、図1に示されるように、物品が収納空間3A内に収納された際に、当該物品の一部が露出状態となる程度の大きさの開口である。
なお、ボールホルダ1は、中央線Lo(図5及び図6参照)に対して略線対称(左右対称)となる構造である。このため、図4に示されるボールホルダ1の展開形状も中央線Loに対して略線対称(左右対称)である。
第1取出穴3Bの外縁部の一部は、図8に示されるように、第1連結フラップ4及び第2連結フラップ5により構成されている。第1連結フラップ4及び第2連結フラップ5は、図4に示されるように、シート材2の一部により構成されている。
第1連結フラップ4は、図8に示されるように、第1取出穴3Bの紙面右側外縁部の一部を構成するように当該外縁に沿って湾曲して延びる部分である。当該第1連結フラップ4の延び方向先端側(図4において、符号4Aが付された部位)は、シート材2に設けられた第1切込スリット6(図4参照)に挿入されて当該シート材2に連結されている(図7参照)。
第2連結フラップ5は、第1取出穴3Bを挟んで第1連結フラップ4と反対側、つまり第1取出穴3Bの紙面左側に設けられている。そして、第2連結フラップ5は、当該外縁部の一部を構成するように当該外縁に沿って湾曲して延びている。
第2連結フラップ5の延び方向先端側(図4において、符号5Aが付された部位)は、シート材2に設けられた第2切込スリット7(図4参照)に挿入されて当該シート材2に連結されている。
パッケージ本体3には、図1及び図2に示されるように、少なくとも1つ(本実施形態では、複数の)押圧穴3E、3Fが設けられている。各押圧穴3E、3Fは、第1取出穴3B〜第3取出穴3Dに対して中心側にずれた位置に設けられている。左記「中心」とは、例えば、収納空間3Aの中心又は重心をいう。
各押圧穴3E、3Fは、収納された物品の一部が露出状態となる位置及び大きさである。具体的には、押圧穴3Eは、パッケージ本体3の前方側の部位に設けられている。当該押圧穴3Eは、当該部位の中心を貫通した略三角状の貫通穴である。押圧穴3Fは、押圧穴3Eと合同な形状であって、収納空間3Aを挟んで押圧穴3Eと対称の位置に設けられている。
<1.3 第1連結フラップ及び第2連結フラップの連結構造>
<連結構造の概要>
第1連結フラップ4は、第1切込スリット6に挿入されてシート材2に連結されている(図2参照)。第2連結フラップ5は、第2切込スリット7に挿入されてシート材2に連結されている(図3参照)。
これにより、シート材2は、パッケージ本体3の下側に相当する部位が略U字状に湾曲した状態に保持される。つまり、シート材2により、収納空間3Aを有するパッケージ本体3が構成される(図8参照)とともに、第1取出穴3Bの外縁部が構成される(図8参照)。
第1連結フラップ4と第1切込スリット6との連結構造は、第2連結フラップ5と第2切込スリット7との連結構造と同じである。つまり、図4に示されるように、第1連結フラップ4及び第1切込スリット6は、中央線Loに対して第2連結フラップ5及び第2切込スリット7と線対称な形状である。
<連結構造の詳細>
以下の説明は、第1連結フラップ4と第1切込スリット6との連結構造の説明である。
すなわち、第1連結フラップ4の延び方向先端側は、第1切込スリット6に挿入された状態で、例えば図9に記載された矢印のように、シート材2に接触しながら滑り揺動変位可能である。
具体的には、第1連結フラップ4の延び方向先端側のうち第1切込スリット6に挿入される部位を差込フラップ4Aとしたとき、図4に示されるように、当該差込フラップ4Aの根元には、凹部4B、4Cが設けられている。凹部4B、4Cは、当該根元の幅寸法を幅方向一端側及び他端側に縮小させる部位である。
なお、幅寸法とは、第1連結フラップ4の延び方向L1及びシート材2の厚み方向と直交する方向の寸法をいう。本実施形態に係る差込フラップ4Aは、第1連結フラップ4のうち幅寸法が縮小した部位である。そして、差込フラップ4Aの根元とは、当該差込フラップ4Aのうち押圧穴3E側の部位をいう。
第1切込スリット6は、少なくとも3つの部分6A〜6C(以下、第1スリット部6A、第2スリット部6B及び第3スリット部6Cという。)を有する線状の切り込み部である。第1スリット部6Aは、直線状の切り込みスリットである。
第1スリット部6Aの延び方向は、第1連結フラップ4が第1切込スリット6に挿入された状態で、第1連結フラップ4の延び方向L1と略直交する方向である。第2スリット部6Bは、第1スリット部6Aの一端から当該第1スリット部6Aと交差する方向に延びる切り込みスリットである。
第3スリット部6Cは、第1スリット部6Aの他端から当該第1スリット部6Aと交差する方向に延びる切り込みスリットである。第2スリット部6Bと第3スリット部6Cとは、第1スリット部6Aの中点を通る仮想の垂線L2に対して略線対称となる構成である。
なお、本実施形態に係る第2スリット部6B及び第3スリット部6Cは、曲線状の切り込みスリットである。第2スリット部6B及び第3スリット部6Cを構成する曲線は、当該スリット6B、6Cを挟んで押圧穴3Fと反対側に曲率中心が位置するような曲線である。
第1スリット部6Aの長さW1は、差込フラップ4Aの根元幅W3と同一又はW1より僅かに大きい寸法である。第1切込スリット6の長さW2は、差込フラップ4Aの最大幅寸法W4と同一又はW1より僅かに大きい寸法である。
そして、図2及び図7に示されるように、シート材2のうち第1切込スリット6が形成された部位2A、及び第1連結フラップ4の延び方向先端側(差込フラップ4A)は、差込フラップ4Aが第1切込スリット6に挿入された状態において、曲面状又は平面状となっている。
つまり、図8に示されるように、差込フラップ4Aが第1切込スリット6に挿入された状態においては、差込フラップ4A及び部位2Aそれぞれは、物品(ゴルフボールB)の曲面に沿うように湾曲している。特に、第1切込スリット6が形成された部位2Aは、物品に沿うように滑らかに連続した曲面を構成する。
<2.本実施形態に係るボールホルダの使用方法>
<物品の出し入れ方法>
第1取出穴3B〜第3取出穴3Dの大きさは、物品が収納空間3A内に収納された際に、当該物品の一部が露出状態となる程度の大きさの開口である。このため、利用者が当該物品をパッケージ本体3に対して出し入れするには、第1取出穴3B〜第3取出穴3Dの大きさを拡大する必要がある。
すなわち、第2スリット部6B及び第3スリット部6Cが第1スリット部6Aに対して傾いており、かつ、差込フラップ4Aの根元には凹部4B、4Cが設けられているので、図9に記載された矢印のように、差込フラップ4Aは、シート材2に接触しながら滑り揺動変位でき得る。
図9中、実線で示され差込フラップ4Aは、延び方向L1と垂線L2とが略一致した状態を示し、一点鎖線又は二点鎖線で示された差込フラップ4Aは、回転(揺動)変位した状態を示している。なお、本実施形態に係る差込フラップ4Aは、第1切込スリット6に対して押圧穴3E側を中心として回転(揺動)変位可能である。
差込フラップ4Aが一点鎖線又は二点鎖線で示された位置に変位すると、第1取出穴3Bの外縁部が変位するため、第1取出穴3Bの大きさが拡大する。したがって、利用者は、差込フラップ4Aを一点鎖線又は二点鎖線で示された位置まで変位させれば、物品をパッケージ本体3に対して出し入れでき得る。
差込フラップ4Aを変位させる手法としては、(1)差込フラップ4Aを変位させる力(以下、変位力という。)を利用者が直接的に当該差込フラップ4Aに作用させる手法、(2)利用者が物品を押圧することにより、当該物品を介して間接的に変位力を差込フラップ4Aに作用させる手法等がある。
既に収納空間3Aに物品が収納されている場合においては、利用者は、当該物品のうち押圧穴3E、3Fから露出している部分を押圧することにより、上記変位力を物品を介して間接的に差込フラップ4Aに作用させることもできる。
収納空間3Aに物品が収納されていない場合においては、利用者は、パッケージ本体3を捻るように歪ませることにより、差込フラップ4Aを変位させてもよい。なお、第2連結フラップ5の差込フラップ5A(図4参照)の連結構造も差込フラップ4Aと同様であるので、利用者は、上記手法により、差込フラップ5Aを変位させることができ得る。
因みに、パッケージ本体3は、1枚のシート材2にて構成されているので、差込フラップ4A及び差込フラップ5Aのうち少なくとも一方が変位すると、これに連動して第2取出穴3C又は第3取出穴3Dの外縁部も変位する。したがって、利用者は、上記手法により、第2取出穴3C又は第3取出穴3Dからも物品を出し入れすることができ得る。
<吊し部の使用方法>
図10に示された「吊し部11の使用法の一例(代表例)」では、吊し部11は、切込スリット11Aを折り起点として折り曲げられている。そして、利用者は、折り曲げられた吊し部11をフックとして利用することにより、ボールホルダ1を利用者が着用しているズボンのベルトBe等に吊り下げることができる。
本実施形態に係る吊し部11には、係止フラップ11Bが設けられている。利用者は、ベルトBe等を係止フラップ11Bと吊し部11とにより挟み込むことにより、ボールホルダ1を確実にベルトBe等に吊り下げることができる。
なお、係止フラップ11Bに設けられた吊り穴11Cは、ボールホルダ1を吊すための穴である。例えば、ゴルフボールBの販売店店員は、店内に設けられた吊下用フック(図示せず。)を吊り穴11Cに通すことにより、当該ゴルフボールBを展示することができる。
<3.本実施形態に係るボールホルダの特徴>
本実施形態に係るボールホルダ1では、例えば第1連結フラップ4の延び方向先端側、つまり差込フラップ4Aが、第1切込スリット6に挿入された状態でシート材2に接触しながら滑り揺動変位可能である。
そして、差込フラップ4Aが、図9に示された一点鎖線又は二点鎖線の位置まで変位すると、少なくとも第1取出穴3Bの外縁部が変位し、当該第1取出穴3Bの大きさが変化する。したがって、特許文献1に記載された基材の伸縮性を利用することなく、物品の出し入れが可能となり得る。
本実施形態に係るパッケージ本体3では、第1取出穴3B〜第3取出穴3Dに対して収納空間3Aの中心側にずれた位置に、収納された物品(ゴルフボールB)の一部が露出状態となる押圧穴3E、3Fが設けられている。
これにより、上述したように、利用者は、パッケージ本体3に収納された物品(ゴルフボールB)を押圧することにより第1連結フラップ4及び第2連結フラップ5のうち少なくとも一方のフラップを変位させることができ得る。したがって、利用者は、第1取出穴3B〜第3取出穴3Dのいずれから物品(ゴルフボールB)を取り出すことができる。
本実施形態に係るボールホルダ1には、パッケージ本体3から延出する吊し部11が設けられ、かつ、吊し部11とパッケージ本体3との境界部分の一部には、線状の切込スリット11Aが設けられている。
これにより、利用者は、上述のように、物品が収納されたボールホルダ1を容易に吊り下げることができる。延いては、物品の可搬性を向上させることが可能となり得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係るシート材2は、ユポ紙等の可撓性に優れた樹脂製の板材であった。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、植物繊維で構成された紙にてシート材2が構成されていてもよい。
上述の実施形態では、物品の一例としてゴルフボールが示されていた。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、その他の物品にも使用可能である。
上述の実施形態では、吊し部11が設けられていた。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。すなわち、当該開示は、例えば、吊し部11が設けられていないボールホルダ1にも適用可能である。なお、吊し部11の構造は、上述の実施形態に示された構造に限定されるものではない。
上述の実施形態では、第1切込スリット6が第1スリット部6A〜第3スリット部6Cにより構成されて第1連結フラップ4が揺動可能となっていた。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された開示の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成でもよい。
1… ボールホルダ 3… パッケージ本体 3A… 収納空間
3B… 第1取出穴 3C… 第2取出穴 3D… 第3取出穴
3E、3F… 押圧穴 4… 第1連結フラップ
4A… 差込フラップ 4B、4C… 凹部
5… 第2連結フラップ 5A… 差込フラップ
6… 第1切込スリット 6A… 第1スリット部
6B… 第2スリット部 6C… 第3スリット部
7… 第2切込スリット

Claims (4)

  1. 球体状の物品を収納する物品パッケージにおいて、
    可撓性を有するシート材(2)が湾曲して構成されたパッケージ本体(3)であって、物品を覆うようにして当該物品が収納される収納空間(3A)を構成するとともに、物品が当該収納空間(3A)内に収納された際に、当該物品の一部が露出状態となる取出穴(3B)が設けられたパッケージ本体(3)と、
    前記取出穴(3B)の外縁部の一部を構成するように当該外縁に沿って湾曲して延びる第1連結フラップ(4)であって、延び方向先端部(4A)がシート材(2)に設けられた第1切込スリット(6)に挿入されて当該シート材(2)に連結された第1連結フラップ(4)と、
    前記取出穴(3B)の外縁部の一部を構成するとともに、当該取出穴(3B)を挟んで前記第1連結フラップ(4)と反対側の位置にて当該外縁に沿って湾曲して延びる第2連結フラップ(5)であって、延び方向先端側がシート材(2)に設けられた第2切込スリット(7)に挿入されて当該シート材(2)に連結第2連結フラップ(5)とを備え、
    少なくとも前記第1連結フラップ(4)の延び方向先端側は、前記第1切込スリット(6)に挿入された状態で前記シート材(2)に接触しながら滑り揺動変位が可能である物品パッケージ。
  2. 前記第1連結フラップ(4)の延び方向先端側のうち前記第1切込スリット(6)に挿入された部位を差込フラップ(4A)としたとき、前記差込フラップ(4A)は、根元の幅方向一端側及び他端側に当該差込フラップ(4A)の幅寸法を縮小させる凹部(4B、4C)が設けられたシート状の部位であり、
    前記第1切込スリット(6)は、直線状の第1スリット部(6A)、当該第1スリット部(6A)の一端から当該第1スリット部(6A)と交差する方向に延びる第2スリット部(6B)、及び当該第1スリット部(6A)の他端から当該第1スリット部(6A)と交差する方向に延びる第3スリット部(6C)を有して構成され、
    さらに、前記第1切込スリット(6)が形成された部位(2A)、及び前記第1連結フラップ(4)の延び方向先端側は、前記差込フラップ(4A)が前記第1切込スリット(6)に挿入された状態において、曲面状又は平面状を構成する請求項1に記載の物品パッケージ。
  3. 前記パッケージ本体(3)のうち、前記取出穴(3B)に対して前記収納空間(3A)の中心側にずれた位置には、収納された物品の一部が露出状態となる押圧穴(3E、3F)が設けられている請求項1又は2に記載の物品パッケージ。
  4. 前記シート材(2)には、前記パッケージ本体(3)から延出する吊し部(11)が設けられており、
    前記吊し部(11)と前記パッケージ本体(3)との境界部分の一部には、線状の第3切込スリット(11A)が設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の物品パッケージ。
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