JP2023149470A - 衣類用ハンガー - Google Patents
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Abstract
【課題】弾力性に優れ、衣類の脱落や衣類の型崩れを好適に防止できる衣類用ハンガーを提供する。【解決手段】フック部5と、フック部5に支持された前後一対の衣類支持部2,3と、前後一対の衣類支持部2,3同士を繋ぐ連結部4,4とを備えている。連結部4,4には、前後一対の衣類支持部2,3の延在方向に延びる折り込み誘導線L4a,L4aが形成されている。連結部4,4は、折り込み誘導線L4a,L4aにより折り込まれた状態で前後一対の衣類支持部2,3の間に配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、各種の衣類を吊るすための衣類用ハンガーに関する。
従来、衣類用ハンガーとして特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1の衣類用ハンガーは、段ボール製であり、左右方向に延在する前側の側部と後側の側部とを備えている。前側の側部と後側の側部とは、山形の帯状肩部で連続している。また、前側の側部の中央部にフック部が設けられている。
特許文献1の衣類用ハンガーは、段ボール製であり、左右方向に延在する前側の側部と後側の側部とを備えている。前側の側部と後側の側部とは、山形の帯状肩部で連続している。また、前側の側部の中央部にフック部が設けられている。
特許文献1の衣類用ハンガーは、平面形状が山形に湾曲している。また、正面形状及び裏面形状も山形に湾曲している。
前記した従来の衣類用ハンガーは、山形の湾曲形状を保持するために、前側の側部と後側の側部とが帯状肩部によって所定間隔に固定されている。また、前側の側部と後側の側部との下端部同士が係止部によって係止されている。このため、前後方向の弾力性に欠けており、衣類の脱落や衣類の型崩れが生じるおそれがあった。
本発明は、前記した問題を解決し、弾力性に優れ、衣類の脱落や衣類の型崩れを好適に防止できる衣類用ハンガーを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の衣類用ハンガーは、フック部と、前記フック部に支持され、前後一対の衣類支持部と、前記前後一対の衣類支持部同士を繋ぐ連結部とを備えている。前記連結部には、前記前後一対の衣類支持部の延在方向に延びる折り込み誘導線が形成されている。前記連結部は、前記折り込み誘導線により折り込まれた状態で前記前後一対の衣類支持部の間に配置されている。
本発明の衣類用ハンガーでは、折り込み誘導線で折り込まれた連結部の復元力(平坦に戻ろうとする力)を利用して、前後一対の衣類支持部に対してこれらを前後方向に接近・離反させる弾力性をもたせることができる。これによって、掛けた衣類の型に合わせて前後一対の衣類支持部が衣類の内側から好適にフィットする状態となり、その結果、衣類の脱落や衣類の型崩れを好適に防止できる。
また、前記フック部は、前記前後一対の衣類支持部のうち少なくとも一方の衣類支持部の下縁部に連設されており、前記前後一対の衣類支持部の上縁部には、前記フック部を挿通可能な挿通孔が設けられていることが好ましい。この場合、前記フック部は、前記下縁部から前記前後一対の衣類支持部の内側に折り曲げられ、前記挿通孔を通じて上方に突出することが好ましい。
この構成では、前後一対の衣類支持部の内側を通ってフック部が上方へ突出するので、前後一対の衣類支持部をフック部によりバランスよく支持することができる。したがって、安定性に優れた衣類用ハンガーが得られる。
また、衣類用ハンガーは、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートを折り曲げて全体が構成されていることが好ましく、前記フック部は、複数のフック片を折り重ねて構成されており、前記複数のフック片のうち、少なくとも1つのフック片とその他のフック片とは、段ボールの段目の方向が相互に直交するように折り重なっていることが好ましい。
この構成では、段目の方向が異なるフック片を折り重ねてフック部が構成されているので、フック部の強度が向上する。
本発明の衣類用ハンガーは、弾力性に優れ、衣類の脱落や衣類の型崩れを好適に防止できる。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照して詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右の方向は、各実施形態の衣類用ハンガーを説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の衣類用ハンガーの構成を限定するものではない。なお、各実施形態において、同一の部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
以下の説明において、前後左右の方向は、各実施形態の衣類用ハンガーを説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の衣類用ハンガーの構成を限定するものではない。なお、各実施形態において、同一の部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
(第1実施形態)
本実施形態の衣類用ハンガー1は、段ボール製であり、立体的な形状に組み立てられている。衣類用ハンガー1は、図1から図5に示すように、フック部5と、前後一対の衣類支持部2,3と、左右一対の連結部4,4とを備えている。フック部5は、図示しない被掛け体に吊り下げ可能な鈎形状を呈している。前後一対の衣類支持部2,3は、衣類の肩の部分を掛ける部分であり、フック部5に支持されて左右方向に延在している。左右一対の連結部4,4は、前後一対の衣類支持部2,3の左部同士及び右部同士を繋いでいる。
本実施形態の衣類用ハンガー1は、段ボール製であり、立体的な形状に組み立てられている。衣類用ハンガー1は、図1から図5に示すように、フック部5と、前後一対の衣類支持部2,3と、左右一対の連結部4,4とを備えている。フック部5は、図示しない被掛け体に吊り下げ可能な鈎形状を呈している。前後一対の衣類支持部2,3は、衣類の肩の部分を掛ける部分であり、フック部5に支持されて左右方向に延在している。左右一対の連結部4,4は、前後一対の衣類支持部2,3の左部同士及び右部同士を繋いでいる。
衣類用ハンガー1は、図6に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS1を各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図6に示すブランクシートS1は、内面側が見えるように配置したものである。ブランクシートS1の段目の方向は図6において左右方向に延在する方向である。
ブランクシートS1の各罫線(折線)は、ブランクシートS1の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS1を折り曲げ易くなる。
ブランクシートS1の各罫線(折線)は、ブランクシートS1の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS1を折り曲げ易くなる。
前後一対の衣類支持部2,3は、同形状であり、図1,図2に示すように、左右方向の中央部に向けて全体が湾曲突状に膨出している。すなわち、衣類支持部2,3の上縁部及び下縁部は、正面視で上向きに凸となる弧状を呈している。衣類支持部2,3は、図1から図5に示すように、前後方向に間隔を空けて対向配置されている。衣類支持部2,3は、左右方向に延在する中央帯状部6及び中央帯状部6に続く左右一対の連結部4,4によって上縁部同士が一体に繋がっている。衣類支持部2,3の間隔は、中央帯状部6付近が最も小さく、下に向かうにつれて徐々に大きくなっている(図3参照)。すなわち、衣類支持部2,3は、側面視ハ字状に対向している(図5参照)。
中央帯状部6は、図1,図2に示すように、衣類支持部2,3の左右方向の中央部に形成されている。中央帯状部6は、図6に示すように、衣類支持部2,3の上縁部に連設されており、前後一対の折曲誘導線L6,L6で区画されている。中央帯状部6の左右方向の中央部には、左右方向に長孔状とされた挿通孔7が形成されている。挿通孔7には、衣類支持部2,3の内側からフック部5が挿通されている(図1,2参照)。
左右一対の連結部4,4は、中央帯状部6の左側方及び右側方にそれぞれ配置されており、衣類支持部2,3の左部側及び右部側において、衣類支持部2,3同士を連結している。連結部4,4は、図3に示すように、平面視で中央帯状部6に向かうにつれて先細りとなる略二等辺三角形状を呈している。これにより、前後の衣類支持部2,3は、左右方向の中央部から左右端部に向かうにつれて、前後方向に広がっている。
連結部4,4は、図1~図6に示すように、折り込み誘導線L4a,L4aを備えている。折り込み誘導線L4a,L4aは、図3,図6に示すように、連結部4,4の前後方向の中央部において連結部4,4の左右方向の全体に延在しており、連結部4,4を前後2つの領域に分割している。左側の連結部4は、図1,図5に示すように、衣類支持部2の上縁部の罫線L2aで山折りされるとともに、衣類支持部3の上縁部の罫線L3aで山折りされ、さらに、折り込み誘導線L4aで谷折りされることにより、衣類支持部2,3の左側部の内側に略V字形状に折り込まれている。一方、右側の連結部4も図3に示すように、同様に、衣類支持部2の上縁部の罫線L2bで山折りされるとともに、衣類支持部3の上縁部の罫線L3bで山折りされ、さらに、折り込み誘導線L4aで谷折りされることにより、衣類支持部2,3の右側部の内側に略V字形状に折り込まれている。
連結部4,4は、このような折り込みにより、復元力(平坦に戻ろうとする力)を備えている。これにより、衣類支持部2,3は、間隔が広がる方向に付勢された状態となり、この付勢力に抗して前後方向から衣類支持部2,3に力が作用すると、衣類支持部2,3が互いに近接し、前後方向からの力と連結部4,4の復元力が釣り合うと衣類支持部2,3の間隔が一定に保持される。このように、衣類支持部2,3の左部側及び右部側は、前後方向に接近・離反する弾力性を有するものとなっている。
なお、連結部4,4において、略二等辺三角形状の頂部となる部位には、図1,図3に示すように、中央帯状部6と連結部4,4とを区切る略円形状の境界片4c,4cが形成されている。境界片4c,4cは、連結部4,4の山折り形状及び谷折り形状の起点部となっている。なお、折り込み誘導線L4a,L4aは、境界片4c,4cにも形成されている。
フック部5は、図5に示すように、略同形状の4枚のフック片5a~5dが前後方向に重ねられて構成される。フック片5a,5bは、図6に示すように、衣類支持部2の中央部の下縁部に罫線L21を介して連設されている。また、フック片5c,5dは、衣類支持部3の中央部の下縁部に罫線L31を介して連設されている。罫線L21及び罫線L31は、左右方向に延在しており相互に平行である。
フック片5aは、基部51と、先端部52とを備えている。基部51は、罫線L21を介して衣類支持部2に連設されている。基部51は、挿通孔7の形成位置に対応して形成されており、罫線L21で谷折りされて衣類支持部2の内側に配置される(図4参照)。先端部52は、基部51の端部に罫線L22を介して連設されている。罫線L22は、罫線L21と平行である。先端部52は、鈎状を呈しており、挿通孔7を通じて衣類支持部2の上側に引き出される(図5参照)。なお、先端部52には、罫線L22と平行な補助罫線L23が形成されている。
フック片5bは、フック片5aの左縁部に罫線L24を介して連設されている。罫線L24は、罫線L22に直交している。フック片5bは、罫線L24を基準線としてフック片5aと略線対称の形状に形成されている。これにより、フック片5bは、罫線L24で谷折りされることにより、フック片5aの内面に折り重ね可能である。フック片5bは、基部53と、罫線L22を介して基部53に連続する先端部54とを備えている。基部53は、罫線L24で谷折りされることにより、フック片5aの基部51の内面に重ねられる。また、先端部54は、同様にフック片5aの先端部52の内面に折り重ねられる。
フック片5cは、挿通孔7を境にしてフック片5aと反対側に配置されている。フック片5cは、基部55と、先端部56とを備えている。基部55は、罫線L31を介して衣類支持部3に連設されている。基部55は、罫線L31で谷折りされて衣類支持部3の内側に配置される(図4参照)。先端部56は、基部55の端部に罫線L32を介して連設されている。罫線L32は、罫線L31と平行である。先端部56は、鈎状を呈しており、挿通孔7を通じて衣類支持部3の上側に引き出される(図5参照)。なお、先端部56には、罫線L32と平行な補助罫線L33が形成されている。
フック片5dは、フック片5cの右縁部に罫線L34を介して連設されている。罫線L34は、罫線L32に直交している。フック片5dは、罫線L34を基準線としてフック片5cと略線対称の形状に形成されている。これにより、フック片5dは、罫線L34で谷折りされることにより、フック片5cの内面に折り重ね可能である。フック片5dは、基部57と、罫線L32を介して基部57に連設された先端部58とを備えている。基部57は、罫線L34で谷折りされることにより、フック片5cの基部55の内面に重ねられる。また、先端部58は、同様にフック片5cの先端部56の内面に折り重ねられる。
先端部58の鈎状部分には、係止片5fが設けられている。係止片5fは、図5に示すように、組立時に前側に位置するフック片5bの鈎状部分に係止される。
先端部58の鈎状部分には、係止片5fが設けられている。係止片5fは、図5に示すように、組立時に前側に位置するフック片5bの鈎状部分に係止される。
次に、衣類用ハンガー1の組立手順について説明する。
はじめに、図6に示したブランクシートS1の状態から、フック片5bを罫線L24で谷折りしてフック片5aの内面に折り重ねる。その後、折り重ねたフック片5a,5b同士を罫線L21で谷折りして立ち上げる。
そして、図7に示すように、折り重ねたフック片5a,5b同士を罫線L22で二つ折りにして、先端部52,54を挿通孔7に差し込む。この場合、補助罫線L23に沿って先端部52,54を幾分折り曲げることにより、先端部52,54を挿通孔7に柔軟に差し込むことができる。
はじめに、図6に示したブランクシートS1の状態から、フック片5bを罫線L24で谷折りしてフック片5aの内面に折り重ねる。その後、折り重ねたフック片5a,5b同士を罫線L21で谷折りして立ち上げる。
そして、図7に示すように、折り重ねたフック片5a,5b同士を罫線L22で二つ折りにして、先端部52,54を挿通孔7に差し込む。この場合、補助罫線L23に沿って先端部52,54を幾分折り曲げることにより、先端部52,54を挿通孔7に柔軟に差し込むことができる。
その後、フック片5dを罫線L34で谷折りしてフック片5cに折り重ねる。その後、折り重ねたフック片5d,5c同士を罫線L31で谷折りして立ち上げ、さらに、罫線L32で谷折りして、先端部56,57を挿通孔7に差し込む。
これにより、衣類支持部2,3の上側に計4枚のフック片5a~5dが突出される(図5参照)。そして、フック片5dの係止片5fを前側に位置するフック片5bの鈎状部分に係止して、フック片5a~5d同士を係止する。
これにより、衣類支持部2,3の上側に計4枚のフック片5a~5dが突出される(図5参照)。そして、フック片5dの係止片5fを前側に位置するフック片5bの鈎状部分に係止して、フック片5a~5d同士を係止する。
その後、折曲誘導線L6,L6に沿って、衣類支持部2,3の上縁部同士を山折りし、衣類支持部2,3を前後方向に対向させる。そして、左右の連結部4,4を折り込み誘導線L4a,L4aに沿ってそれぞれ谷折りし、各連結部4,4が側面視でV字形状となるように衣類支持部2,3の内側に折り込む。これにより、衣類用ハンガー1が組み立てられる。
以上説明した本実施形態によれば、折り込み誘導線L4a,L4aで折り込まれた連結部4,4の復元力を利用して、前後の衣類支持部2,3に対してこれらを前後方向に接近・離反させる弾力性をもたせることができる。これによって、掛けた衣類の型に合わせて前後の衣類支持部2,3が衣類の内側から好適にフィットする状態となり、その結果、衣類の脱落や衣類の型崩れを好適に防止できる。この場合、衣類の重さや型に対応して連結部4,4が柔軟に伸縮して衣類を保持するので、薄手の衣類から厚手の衣類まで好適に衣類を掛けることができる。
また、使用する際に立体的に組み立てればよいので、不使用時には、ブランクシートS1の状態で保管することもできる。したがって、災害時の備品としても好適である。
また、前後の衣類支持部2,3の内側を通ってフック部5が上方へ突出するので、前後の衣類支持部2,3をフック部5によりバランスよく支持することができる。したがって、安定性に優れた衣類用ハンガー1が得られる。
また、フック片5a~5dのうち、フック片5a,5bが一方の衣類支持部2に連設され、フック片5c,5dが他方の衣類支持部3に連設されているので、衣類支持部2,3に作用する荷重をフック片5a~5dに好適に分散させることができ、高い強度性を確保できる。
また、フック片5a~5dのうち、フック片5a,5bが一方の衣類支持部2に連設され、フック片5c,5dが他方の衣類支持部3に連設されているので、衣類支持部2,3に作用する荷重をフック片5a~5dに好適に分散させることができ、高い強度性を確保できる。
(第2実施形態)
図8~図10を参照して第2実施形態の衣類用ハンガーについて説明する。
本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、フック部5Aの構成をより強度の高い構成にした点にある。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付してある。
図8~図10を参照して第2実施形態の衣類用ハンガーについて説明する。
本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、フック部5Aの構成をより強度の高い構成にした点にある。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付してある。
衣類用ハンガー1Aは、図9に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS2を各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図9に示すブランクシートS2は、内面側が見えるように配置したものである。ブランクシートS2の段目の方向は左右方向に延在する方向である。
ブランクシートS2の各罫線(折線)は、ブランクシートS2の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS2を折り曲げ易くなる。
ブランクシートS2の各罫線(折線)は、ブランクシートS2の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS2を折り曲げ易くなる。
フック部5Aは、図8に示すように、第1実施形態と同様のフック片5a~5dに加えて、フック片5eを備えている。フック片5eは、フック片5a~5dに対して段ボールの段目の方向が直交するように折り重なっている。
図9に示すように、フック片5eは、フック片5aの右縁部に罫線L25を介して連設されている。フック片5eの向きは、フック片5aに対して時計回り方向に90度回転させた向きとなっている。
フック片5eに関連して、フック片5aには、傾斜罫線L27と、切込み線L26とが形成されている。傾斜罫線L27は、フック片5eの右縁部5e1と罫線L25との交点P1からフック片5aの面内に向けて斜め略45度に延在している。切込み線L26は、傾斜罫線L27の延在端から罫線L25の端部に向けて延在しており、交点P1を中心とする円弧状を呈している。これらの罫線L25、傾斜罫線L27及び切込み線L26で区画される略三角形状の領域は、後記するように、フック片5eをフック片5aの内面に折り重ねる際の折り代として機能する。
なお、罫線L21、罫線L31及び罫線L24は、いずれも間隔を空けた二本の線で構成している。このように構成することで、フック片5eが追加される分の段ボールの厚みを考慮した各部の折り曲げ代を確保している。
また、これに加えて折曲誘導線L6,L6の間隔も第1実施形態のものに比べて広げてあり、中央帯状部6Aを前後方向に幅広に形成してある。
また、これに加えて折曲誘導線L6,L6の間隔も第1実施形態のものに比べて広げてあり、中央帯状部6Aを前後方向に幅広に形成してある。
次に、フック片5eを折り重ねる際の手順について説明する。
まず、図10(a)に示すように、傾斜罫線L7を谷折りして、フック片5eをフック片5aに対して立ち上げる。その後、図10(a)(b)に示すように、罫線L25を山折りしながら、交点P1を中心としてフック片5eをフック片5aの基部51側に近づけるように90度回転させる。そうすると、罫線L25、傾斜罫線L27及び切込み線L26で区画される領域(図10(a)参照)を折り代として、フック片5eがフック片5aの内面に折り重なる。
この折り重ねにより、フック片5eの段目の方向は、フック片5aの段目の方向と直交する方向となる。
まず、図10(a)に示すように、傾斜罫線L7を谷折りして、フック片5eをフック片5aに対して立ち上げる。その後、図10(a)(b)に示すように、罫線L25を山折りしながら、交点P1を中心としてフック片5eをフック片5aの基部51側に近づけるように90度回転させる。そうすると、罫線L25、傾斜罫線L27及び切込み線L26で区画される領域(図10(a)参照)を折り代として、フック片5eがフック片5aの内面に折り重なる。
この折り重ねにより、フック片5eの段目の方向は、フック片5aの段目の方向と直交する方向となる。
その後、フック片5bを罫線L24で谷折りしてフック片5eの上に折り重ねる。これにより、段目の方向が異なるフック片5eがフック片5aとフック片5bとの間に折り重なったフック構造ができあがる。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態で説明した作用効果に加えて、段目の方向が他のフック片5a~5dと異なるフック片5eを折り重ねてフック部5Aが構成されているので、フック部5Aの強度が向上する。
なお、本実施形態では、フック片5aにフック片5eを連設したが、これに限られることはなく、フック片5bや、フック片5c,5dにフック片を追加で連設してもよい。また、フック片5eは複数個追加してもよい。
なお、本実施形態では、フック片5aにフック片5eを連設したが、これに限られることはなく、フック片5bや、フック片5c,5dにフック片を追加で連設してもよい。また、フック片5eは複数個追加してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、前記各実施形態では、連結部4,4に折り込み誘導線L4aをそれぞれ1本設けた構成としたが、これに限られることはなく、複数本ずつ設けてもよい。
例えば、前記各実施形態では、連結部4,4に折り込み誘導線L4aをそれぞれ1本設けた構成としたが、これに限られることはなく、複数本ずつ設けてもよい。
また、前記各実施形態では、連結部4,4が側面視略V字形状に折り込まれるものを示したが、これに限られることはなく、復元力や反発力を有する他の形状、例えば、側面視略W字形状、湾曲形状、側面視逆台形状等、種々の形状のものを採用することができる。
また、連結部4,4の平面視形状は、先細りとなる略二等辺三角形状のものを示したが、これに限られることはなく、種々の形状のものを採用することができる。
また、連結部4,4の平面視形状は、先細りとなる略二等辺三角形状のものを示したが、これに限られることはなく、種々の形状のものを採用することができる。
また、前記各実施形態では、前後の衣類支持部2,3の両方にフック部5を構成するフック片5a~5dを分けて連設したが、衣類支持部2,3のいずれか一方に設けてもよい。
また、前記各実施形態の衣類用ハンガー1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって衣類用ハンガーを形成してもよい。
また、本発明の衣類用ハンガー1には、衣類以外の掛け物等を掛けるハンガーとしても利用できる。
1 衣類用ハンガー
2,3 衣類支持部
L2a,L2b 罫線(上縁部)
L3a,L3b 罫線(上縁部)
4 連結部
L4a 折り込み誘導線
5 フック部
5a~5e フック片
7 挿通孔
S1 ブランクシート
L21,L31 罫線(下縁部)
2,3 衣類支持部
L2a,L2b 罫線(上縁部)
L3a,L3b 罫線(上縁部)
4 連結部
L4a 折り込み誘導線
5 フック部
5a~5e フック片
7 挿通孔
S1 ブランクシート
L21,L31 罫線(下縁部)
Claims (3)
- フック部と、
前記フック部に支持された前後一対の衣類支持部と、
前記前後一対の衣類支持部同士を繋ぐ連結部とを備え、
前記連結部には、前記前後一対の衣類支持部の延在方向に延びる折り込み誘導線が形成されており、
前記連結部は、前記折り込み誘導線により折り込まれた状態で前記前後一対の衣類支持部の間に配置されていることを特徴とする衣類用ハンガー。 - 前記フック部は、前記前後一対の衣類支持部のうち少なくとも一方の衣類支持部の下縁部に連設されており、
前記前後一対の衣類支持部の上縁部には、前記フック部を挿通可能な挿通孔が設けられており、
前記フック部は、前記下縁部から前記前後一対の衣類支持部の内側に折り曲げられ、前記挿通孔を通じて上方に突出していることを特徴とする請求項1に記載の衣類用ハンガー。 - 一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートを折り曲げることでハンガー全体が構成されており、
前記フック部は、複数のフック片を重ねて構成されており、前記複数のフック片のうち、少なくとも1つのフック片とその他のフック片とは、段ボールの段目の方向が相互に直交するように重なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の衣類用ハンガー。
Priority Applications (1)
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JP2022058062A JP2023149470A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 衣類用ハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022058062A JP2023149470A (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 衣類用ハンガー |
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JP2023149470A true JP2023149470A (ja) | 2023-10-13 |
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ID=88288325
Family Applications (1)
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-
2022
- 2022-03-31 JP JP2022058062A patent/JP2023149470A/ja active Pending
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