JP2020179408A - エキシマレーザーによる加工方法 - Google Patents

エキシマレーザーによる加工方法 Download PDF

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【課題】ビア加工又はトレンチ加工時の基板表面の付着物の同時除去を可能とする。【解決手段】エキシマレーザーを投影加工用マスクおよび投影レンズを介して基板の絶縁層に照射して絶縁層にビア又はトレンチを加工する、エキシマレーザーによる加工方法であって、前記投影加工用マスクが、前記基板の絶縁層において、ビア又はトレンチを加工するために必要な部分にエキシマレーザーを照射するための透明部分と、ビア又はトレンチの加工が不要な部分にエキシマレーザーを照射するためのグレイスケール部分と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、エキシマレーザーによるアブレーション加工により基板の絶縁層にビア又はトレンチを加工する、エキシマレーザーによる加工方法に関する。
高密度配線形成のために、エキシマレーザーのマスク投影方式で基板の樹脂などから構成される絶縁層にビア又はとトレンチを加工する技術がある。ここで、マスク投影方式とは、エキシマのビームを、マスクを通して投影レンズで基板上に結像させる技術のことをいう。このエキシマレーザーを用いた加工方法では、図8に一例を示すように、樹脂51のエキシマレーザー光52による加工時に、加工箇所から除去(アブレーション)された樹脂の一部の付着物53が基板表面に付着する(特許文献1)。
特許第2697447号
この付着物の量は加工対象の材料、レーザー波長、レーザー条件、加工深さや加工箇所の密度などに依存し、その量によっては加工後に行われるデスミア処理(ウェットやドライ)で除去しきれなくて異物として後工程や製品品質に悪影響を及ぼすことがある。特許文献1では、その解決手段として樹脂表面を水溶性膜で覆って加工を行い、加工後に保護膜と一緒に付着物を除去しているが、追加工程が必要となる。
本発明に係るエキシマレーザーによる加工方法は、エキシマレーザーを投影加工用マスクおよび投影レンズを介して基板の絶縁層に照射して絶縁層にビア又はトレンチを加工する、エキシマレーザーによる加工方法であって、前記投影加工用マスクが、前記基板の絶縁層において、ビア又はトレンチを加工するために必要な部分にエキシマレーザーを照射するための透明部分と、ビア又はトレンチの加工が不要な部分にエキシマレーザーを照射するためのグレイスケール部分と、を有する。
本発明の実施形態によれば、マスクのパターンを透明部分とグレイスケール部分とから構成するだけで、ビア加工又はトレンチ加工時の基板表面の付着物の同時除去が可能になり、これらの付着物をデスミア工程へ持ち込むことがなくなる。そのため、異物混在による不良低減や、デスミア工程への負荷を低減できる。また、従来のエキシマ加工装置とプロセスを工夫することなく、マスクデザインのみで対応できるため、本発明の運用には追加コストが不要である。さらに、従来の加工と同時に得られる付着物除去のため、ビアやトレンチ加工が遅くなることもない。
本発明のエキシマレーザーによる加工方法の一実施形態を実施する装置構成の一例を説明するための図である。 本発明で用いる投影加工用マスクの一実施形態を説明するための断面図である。 本発明で用いる投影加工用マスクの全体デザインの一実施形態を説明するための平面図である。 本発明で用いる投影加工用マスクのデザインの一実施形態を拡大して示す平面図である。 本発明で用いる投影加工用マスクのデザインの他の実施形態を拡大して示す平面図である。 本発明で用いる投影加工用マスクのデザインのさらに他の実施形態を拡大して示す平面図である。 本発明で用いる投影加工用マスクのデザインのさらに他の実施形態を拡大して示す平面図である。 従来のエキシマレーザーによる加工方法の一実施形態を説明するための断面図である。
図1は、本発明のエキシマレーザーによる加工方法の一実施形態を実施する装置構成の一例を説明するための図である。図1において、1は加工対象となる基板であり、基板1は、配線2と配線2を覆う絶縁層3とから構成されている。5はエキシマレーザーのラインビーム6を基板1上に集光して照射するために用いられる投影レンズである。10はエキシマレーザーのラインビーム6のビーム強度を制御するために用いられる投影加工用マスクである。投影加工用マスク10の表面には、基板1の絶縁層3において、ビア4を加工するために必要な部分3aにエキシマレーザーを照射するための透明部分11と、ビア4の加工が不要な部分3bにエキシマレーザーを照射するためのグレイスケール部分12と、を設けている。
図1に示す装置構成において、本発明のエキシマレーザーによる加工方法は、エキシマレーザーのラインビーム6を投影加工用マスク10および投影レンズ5を介して基板1の絶縁層3に照射して絶縁層3にビア4を加工することで実施される。投影加工用マスク10の透明部分11を透過するエキシマレーザーのラインビーム6は、絶縁層3にビア4を加工するのに必要なエネルギー密度を有する強いビームとして、絶縁層3のビア4を加工するために必要な部分3aに照射される。同時に、投影加工用マスク10のグレイスケール部分12を透過するエキシマレーザーのラインビーム6は、上記透明部分11を透過するエキシマレーザーのラインビーム6のエネルギー密度より低いエネルギー密度を有する比較的弱いビームとして、絶縁層3のビア4の加工が不要な部分3bに照射される。その際のエキシマレーザーのラインビーム6の分布を、図1に合わせて示す。図中縦方向はビーム強度を示している。
上述した本発明のエキシマレーザーによる加工方法によれば、絶縁層3のビア4を加工するために必要な部分3aに通常通りビア4を加工できると同時に、絶縁層3のビア4の加工が不要な部分3b上に残った付着物を除去することができる。
以下、本発明のエキシマレーザーによる加工方法の特徴となる投影加工用マスク10について説明する。
投影加工用マスクは、従来は基板の絶縁層にビア又はトレンチ加工が必要な部分が透明(透過率がほぼ100%)で、加工不要な部分は不透明(透過率0%)のものが使われる。本発明の投影加工用マスク10では、図2にその詳細を示すように、例えば石英ガラスからなる透明なマスク本体13上に、ビア加工用で光遮断層無しの透明部分11(透過率ほぼ100%)と、付着物除去用で光遮断層12aと透明部分12bとの微細パターンからなるグレイスケール部分12(透過率1%〜99%)と、を設けている。光遮断層12aは、入射されたレーザー光を透過させずに殆ど反射で一部吸収する。光遮断層12aとしては、Crのような、高反射率と安定な金属を使用できる。また、複数層誘電体を使った構造も使用できる。微細パターンは、ドット、穴、ラインなどから光遮断層12aとその間の透明部分12bとで形成できる。光遮断層12aと透明部分12bとの面積比によって、グレイスケール部分12の透過率を自由にコントロールできる。
エキシマレーザーのラインビーム6が投影加工用マスク10を透過して基板1の絶縁層3上へ結像される。絶縁層3上のビア4を加工するために必要な部分3aには、エキシマレーザーのラインビーム6の強い光(エネルギー密度が絶縁層加工に十分な値、例えば0.1〜2J/cm)が照射され、絶縁層3にビア4が加工される。その時に、絶縁層3のビア4の加工が不要な部分3bでは、グレイスケール部分12の透過率に応じた、比較的弱い光(エネルギー密度=樹脂加工部分エネルギー密度×透過率)が照射され、付着物が除去される。グレイスケール部分12の透過率は、付着物の量やレーザー加工性に併せて最適な値になるようなデザインを使用する。
次に、本発明のエキシマレーザーによる加工方法の特徴となる投影加工用マスク10の具体的な実施形態について説明する。
図3は、本発明で用いる投影加工用マスクの全体デザインの一実施形態を説明するための平面図である。図3において、投影加工用マスク10は、アライメントマークなどを設けた枠エリア21、グレイスケール部分のみからなるビア無しエリア22、透明部分とグレイスケール部分とが混在したビア有りエリア23、から構成されている。本発明で用いる投影加工用マスク10のデザインにおいて、ビア有りエリア23の構成に特徴があり、以下、ビア有りエリア23の部分の拡大デザイン例を、図4〜図7を用いて説明する。
なお、以下の拡大デザイン例を用いるエキシマレーザーによる加工方法の前提条件は、以下の通りである。まず、使用するラインビーム6のエキシマレーザーの波長(λ)=308nmである。使用する投影レンズ5のNAは0.08、縮小率は2:1である。この時の投影レンズ5の加工点における分解能力(レーリーの式)=0.61λ/NA=2.35μmである。投影加工用マスク10のパターンとしての分解能力=2.35×2(縮小率2:1のため)=4.7μmである。投影加工用マスク10のグレイスケール部分12の光遮断用パターン及び間隔をこの分解能力(4.7μm)より小さくすることで、加工点((基板)上では個別パターンが結像されず、光の強度がほぼ均一に分散する。グレイスケール部分の透過率は、透明な部分の占有率で決まる。(遮断するパターンが面積の1/2占めている場合、透過率が50%となる)。下記例では、その寸法(遮断パターンの間隔)を≦4μmとしている。
図4は、本発明で用いる投影加工用マスクのデザインの一実施形態を拡大して示す平面図である。図4に示す例では、グレイスケール部分12を光遮断ドット配置で構成している。付着物除去用のグレイスケール部分12は、3μm×3μmの光遮断層のドットを1μm間隔に配置している。グレイスケール部分12の透過率は44%になる。なお、ドット形状は四角以外でも良い。ビア加工用の透明部分11は、30μmφ(15μmφのビア加工用であり、光遮断パターン無しとする。透明部分11の透過率は100%である(石英ガラスからなるマスク本体13の透過率は除く)。
図5は、本発明で用いる投影加工用マスクのデザインの他の実施形態を拡大して示す平面図である。図5に示す例では、グレイスケール部分12を透明ドット配置で構成している。付着物除去用のグレイスケール部分12は、光遮断層ベースに2μm×2μmの透明ドットを1μm間隔で配置している。グレイスケール部分12の透過率は44%になる。なお、ドット形状は四角以外でも良い。ビア加工用の透明部分11は、30μmφ(15μmφのビア加工用であり、光遮断パターン無しとする。透明部分11の透過率は100%である(石英ガラスからなるマスク本体13の透過率は除く)。
図6は、本発明で用いる投影加工用マスクのデザインのさらに他の実施形態を拡大して示す平面図である。図6に示す例では、グレイスケール部分12を透明/光遮断ラインを配置で構成している。付着物除去用のグレイスケール部分12は、1.5μm幅の光遮断ラインを交互に配置している。グレイスケール部分12の透過率は40%になる。なお、ラインは横、縦、斜め等、どんな配置でも良い。ビア加工用の透明部分11は、30μmφ(15μmφのビア加工用であり、光遮断パターン無しとする。透明部分11の透過率は100%である(石英ガラスからなるマスク本体13の透過率は除く)。
図7は、本発明で用いる投影加工用マスクのデザインのさらに他の実施形態を拡大して示す平面図である。図7に示す例では、グレイスケール部分12を混合デザインで構成している。付着物除去用のグレイスケール部分12において、ビア回りの部分は1.5μm幅遮断リングと1.5μm幅透明リングとを交互に配置して構成している。この部分の透過率は50%である。また、ビアから離れた部分は遮断層ベースに2μ×2μmの透明ドットを1μm間隔で配置して構成している。この部分の透過率は44%である。このように、付着物の付着量分布に合わせてグレイスケール部分12の透過率を部分的に変えることができる。ビア加工用の透明部分11は、30μmφ(15μmφのビア加工用であり、光遮断パターン無しとする。透明部分11の透過率は100%である(石英ガラスからなるマスク本体13の透過率は除く)。
なお、上述した実施例では、ビア加工の場合を例にとって説明したが、同じ工程で基板1の絶縁層3にトレンチ加工をすることもできる。
1 基板
2 配線
3 絶縁層
4 ビア
5 投影レンズ
6 エキシマレーザーのラインビーム
10 投影加工用マスク
11 透明部分
12 グレイスケール部分
12a 光遮断層
12b 透明部分
13 マスク本体
21 枠エリア
22 ビア無しエリア
23 ビア有りエリア

Claims (3)

  1. エキシマレーザーを投影加工用マスクおよび投影レンズを介して基板の絶縁層に照射して絶縁層にビア又はトレンチを加工する、エキシマレーザーによる加工方法であって、
    前記投影加工用マスクが、前記基板の絶縁層において、ビア又はトレンチを加工するために必要な部分にエキシマレーザーを照射するための透明部分と、ビア又はトレンチの加工が不要な部分にエキシマレーザーを照射するためのグレイスケール部分と、を有する。
  2. 請求項1に記載のエキシマレーザーによる加工方法であって、
    前記投影加工用マスクのグレイスケール部分が、光を遮断する微細パターンが均一に配置されている。
  3. 請求項2に記載のエキシマレーザーによる加工方法であって、
    前記微細パターンが、ドット、穴またはラインから構成されている。
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