JPH11121904A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

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JPH11121904A
JPH11121904A JP28050497A JP28050497A JPH11121904A JP H11121904 A JPH11121904 A JP H11121904A JP 28050497 A JP28050497 A JP 28050497A JP 28050497 A JP28050497 A JP 28050497A JP H11121904 A JPH11121904 A JP H11121904A
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JP
Japan
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copper foil
circuit pattern
wiring board
printed wiring
laser beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP28050497A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Miyauchi
紀之 宮内
Koichi Kikuchi
光一 菊地
Shigenori Tanaka
重則 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害液や大型の設備を使用することなく、よ
り微細な回路パターンを確実にかつ容易に形成するこ
と。 【解決手段】 レーザ加工機4から照射されたレーザ光
5により銅箔3の不要部分を溶融除去し所定の回路パタ
ーン6を形成すると、銅箔3においてレーザ光5が照射
された部分だけカットされることになるので、エッチン
グにより回路パターンを形成する従来技術に比較し、銅
箔3を細りが発生することなく確実に形成でき、より微
細な回路パターンを実現できる。しかも、エッチングの
ように希硫酸からなる有害液を使用しないので取扱いが
容易となり、環境上の観点から排液処理を考慮すること
も不要になり、また大型の設備も不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
製造方法に係り、特に基板表面に予め銅箔が積層された
コア材を用い、銅箔の不要部分を削除して回路パターン
を形成するのに好適なプリント配線板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板を製造する場合、
図4(a)に示す如く予め基板31の表面に銅箔32が
積層されたコア材30を用い、その銅箔32に対し形成
すべき回路パターンと対応する位置に図示しないマスク
フィルムを印刷し(マスキング)、次いで銅箔32の不
要部分をエッチングにより除去することにより同図
(b)に示す如く所定の回路パターンに形成し、さらに
これを洗浄した後、次にスルーホール処理等のような必
要な工程に移行することにより、図6に示すようなプリ
ント配線板Aを形成している。なお、図6において符号
33〜35はそれぞれの回路パターンを示している。
【0003】従って、従来の製造方法においては、図5
に示すマスクフィルム作成工程51,マスキング工程5
2,エッチング工程53,洗浄工程54を順次経るエッ
チング処理を行うことにより回路パターン33〜35を
形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、銅箔32をエッチングすることにより所定の回
路パターンを形成しているが、銅箔32が付け根部分ま
で完全にエッチングされるまでに時間を要し、そのた
め、銅箔32において幅方向の両側が図4(b)に示す
如く細くなってしまい、細り現象を生じるので、より微
細な回路パターンを形成することが困難となる問題があ
る。この問題を解消するため、銅箔32の厚みを薄くす
ることが容易に考えられるが、そのようにした場合、回
路パターンに流れる電流容量を確保することが困難とな
るおそれがある。
【0005】また、エッチング処理の場合、銅箔を腐食
させるために希硫酸等の有害液を取り扱うので、それだ
け取り扱いに注意を要するばかりでなく、排液の処理に
際して環境上の安全性を考慮しなければならず、しか
も、大型の設備を必要としてコストがかさむなどの問題
がある。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、有害液や大型の設備を使用することなく、より微
細な回路パターンを確実にかつ容易に形成することがで
きるプリント配線板の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、コア材の銅
箔の不要部分を除去して回路パターンを形成するプリン
ト配線板において、コア材の銅箔の所定位置にレーザ光
を照射することとウォータジェットを噴射することとの
何れかを行い、その何れかにより銅箔の不要部分を削除
して所定回路パターンを形成することを特徴とし、これ
によって上記目的を達成し得たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図3により説明する。
【0009】実施例のプリント配線板は、図1(a)に
示すように、予め基板2の表面に銅箔3を積層したコア
材1が形成され、その銅箔3の不要部分を除去すること
により、回路パターンが形成される。この点は従来技術
と同様である。
【0010】本発明方法においては、図1(b)に示す
ようにレーザ加工機4を用い、該加工機4によりレーザ
光5を照射することにより、銅箔3の不要部分を除去し
て所定の回路パターンを形成するようにしたものであ
る。レーザ加工機4は詳細に図示していないが、公知の
如く電源の供給により発振するレーザ発振器と、該発振
器により所望波長のレーザ光を出射する出力部と、該出
力部からのレーザ光を銅箔3上に照射する光学系とを有
し、レーザ光5を銅箔3に照射したとき、該銅箔3の照
射した部分を図1(b)に示すように、レーザ光線の幅
で基板2の表面側まで達するよう溶融除去し、いわゆる
銅箔3にレーザカット部5aを形成できるようにしてい
る。この場合、レーザ光5の強度は銅箔3をその厚さ分
だけ溶融除去し得る程度に調節されている。
【0011】そして、レーザ光5の照射によって回路パ
ターンを形成する場合、図3(a)に示すように、銅箔
3に対し形成しようとする回路パターンの周囲のみにレ
ーザ光5を照射することによりそれぞれの回路パターン
6a〜6cを形成し、或いは同図(b)に示すように、
銅箔3に対しレーザ光5を互いに直交する二方向に走査
させて照射することにより、幅広の回路パターン6
a′,6b′,6c′をそれぞれ形成する。
【0012】なお、銅箔3に対するレーザ光5の照射位
置は、図示しない制御装置に制御される。制御装置は、
オペレータによって予め入力された銅箔3の不要部分の
データに基づき、コア材1を搭載している移動テーブル
を移動(若しくはレーザ加工機4を搭載している移動テ
ーブルを移動)することによりコントロールされる。
【0013】このようにレーザ加工機4を用い、該レー
ザ加工機4から照射されたレーザ光5により銅箔3の不
要部分を溶融除去し、図3に示す如く所定の回路パター
ン6を形成すると、銅箔3においてレーザ光5が照射さ
れた部分だけカットされることになるので、エッチング
により回路パターンを形成する従来技術に比較し、銅箔
3を細りが発生することなく確実に形成でき、より微細
な回路パターンを実現することができる。しかも、エッ
チングのように希硫酸からなる有害液を使用することが
ないので、取扱いが容易となるばかりでなく、環境上の
観点から排液処理を考慮することも不要になり、また大
型の設備も不要となる。
【0014】さらに、エッチングする従来技術に比較す
ると、図2に示すように、レーザカット処理21だけで
済むので、マスクフィルム作成工程51,マスキング5
2,エッチング53,洗浄54の工程を順に行うことが
不要になり、工程の短縮化を図ることができる。
【0015】なおレーザカット処理21においては、図
3(a)に示すように、銅箔3に対しレーザ光5をそれ
ぞれの回路パターン6a〜6cの周囲に沿って照射し、
回路パターン6a〜6cの周囲の部分だけを溶融除去す
ると共に、それ以外の部分の銅箔をそのまま残して残存
銅箔部7とすると、銅箔3の最低限必要な部分だけのカ
ットだけで済むので、処理時間を大幅に短縮することが
でき、これにより短納期,少ロットの生産に特に有益で
ある。しかも、それぞれの回路パターン6a〜6cと関
係のない部分である残存銅箔部7を接地すれば、該残存
銅箔部7がけアナログ回路などの際のノイズ吸収用シー
ルドパターンとなり、ノイズに対して容易に対処するこ
とができる。
【0016】一方、図3(b)に示すような幅広の回路
パターン6a′,6b′,6c′を形成すると、レーザ
光5を直交させて走査すればよいので、レーザ光5の走
査を簡素化でき、処理時間のさらに短縮化を図ることが
でき、またそれぞれの回路パターンが幅広となることに
より、電流容量の大きなものに対処することができる。
【0017】また図示実施例では、レーザ加工機4を用
いた例を示したが、例えば水圧を利用するウォータジェ
ット加工機でも代用することができる。即ち、所望の高
圧からなる水をノズルにより噴射させるウォータジェッ
ト加工機を用い、高圧水が銅箔3の所定位置に噴射した
とき、銅箔3の不要部分が切断除去されることにより、
回路パターンを形成するようにしても上記と同様の作用
効果を得ることができ、従って、本発明によれば、レー
ザカットあるいはウォータ・ジェットカットの何れか一
方を用いて銅箔3を線状に除去することにより、回路パ
ターンを良好にかつ容易に形成することができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明方法によれ
ば、コア材の銅箔の所定位置にレーザ光を照射すること
とウォータジェットを噴射することとの何れかを行い、
その何れかにより銅箔の不要部分を削除して所定回路パ
ターンを形成するようにしたので、従来技術のように銅
箔に細りが発生するのを防止でき、有害液や大型の設備
を使用することなく、より微細な回路パターンを確実に
かつ容易に形成することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリント配線板の製造方法の一実
施例を示すコア材の断面図(a)及びレーザ加工時の断
面図(b)。
【図2】同じくプリント配線板を工程順に示すフローチ
ャート。
【図3】同じく本発明によって製造されたプリント配線
板をそれぞれ示す平面説明図。
【図4】従来技術のプリント配線板の製造方法を示すコ
ア材の断面図(a)及びエッチング加工時の断面図
(b)。
【図5】従来技術のプリント配線板を工程順に示すフロ
ーチャート。
【図6】従来技術のプリント配線板を示す平面説明図。
【符号の説明】
1…コア材、2…基板、3…銅箔、4…レーザ加工機、
5…レーザ光、6a〜6c,6a′〜6c′…回路パタ
ーン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア材の銅箔の不要部分を除去して回路
    パターンを形成するプリント配線板において、コア材の
    銅箔の所定位置にレーザ光を照射し、該レーザ光により
    銅箔の不要部分を削除して所定回路パターンを形成する
    ことを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 コア材の銅箔の不要部分を除去して回路
    パターンを形成するプリント配線板において、コア材の
    銅箔の所定位置にウォータジェットを噴射し、該ウォー
    タジェットにより銅箔の不要部分を削除して所定回路パ
    ターンを形成することを特徴とするプリント配線板の製
    造方法。
JP28050497A 1997-10-14 1997-10-14 プリント配線板の製造方法 Pending JPH11121904A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005268423A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Kansai Tlo Kk レーザを用いた配線基板の製造方法
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