JP2020177403A - 画面共有及び遠隔操作システム - Google Patents

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Abstract

【課題】運営者と利用者の双方における情報伝達を視覚的に促進でき、利用者ブラウザに表示される画面を運営者ブラウザを通じて共有することを可能とし、運営者が利用者ブラウザに表示されたウェブページに対して遠隔操作を加えることができる画面共有及び遠隔操作システムを提供する。【解決手段】 画面共有及び遠隔操作システムは、ウェブページの内容が表示される利用者ブラウザ10と、該利用者ブラウザ10とネットワーク通信網を介して接続されている中継サーバ20と、該中継サーバ20とネットワーク通信網を介して接続されている運営者ブラウザ30と、利用者ブラウザ10及び運営者ブラウザ30が有するHTML構造データを中継サーバ20を介して送受信及び格納するための共有処理用データベース50とを備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、一方の端末に表示されている画面を他方の端末に表示でき、異なる端末間で操作を可能とできる画面共有及び遠隔操作システムに関するものである。
近年、商品やサービスを提供する事業者(以下、「運営者」という。)の多くは、自らが提供する商品やサービスの販売又は宣伝等を目的としてウェブページを公開している。運営者のウェブページを閲覧する利用者(以下、「利用者」という。)は、ウェブページにおける記載内容や操作方法について不明点があった場合等、運営者が設置するフリーダイヤル等の電話回線を通じて、運営者に対して問い合わせを行うことが一般的である。
しかし、利用者からの問い合わせ内容もしくは運営者からの問い合わせ回答の中に、ウェブページにおける操作方法等の視覚的な情報が含まれる場合、電話回線を通じた音声のみの情報伝達だけでは、運営者は、利用者からの問い合わせ内容の把握に時間を要してしまうといった問題や、利用者は、運営者からの問い合わせ回答の理解に時間を要してしまうといった問題が生じる可能性がある。
上述の課題を解決する方法として、一般的に「リモートデスクトップ」と呼ばれる手法で、利用者の通信端末(以下、「利用者端末」という。)に遠隔操作を行うためのプログラムを利用者端末に予めインストールしておくことによって、利用者端末に表示された画面を運営者の通信端末(以下、「運営者端末」という。)に表示された画面に共有した上で、運営者が運営者端末を通じて利用者端末を遠隔操作する方法が挙げられる。しかしながら、この方法では、通信端末の操作に不慣れな利用者を想定した場合、利用者自身が予め上述のプログラムをインストールする行為が障壁となる可能性がある。
また、利用者端末に予めプログラムをインストールさせずに画面共有を実現する方法として、画面共有元となるウェブページに設置されたプログラムを介して、WebRTC(Web Real−Time−Communication)等の双方向通信技術を使用し、利用者端末のウェブブラウザ(以下、「利用者ブラウザ」という。)に表示された画面を動画形式データに変換し、そのデータを運営者端末のウェブブラウザ(以下、「運営者ブラウザ」という。)に送信することにより、運営者ブラウザに表示された画面に共有するという方法もある。しかしながら、この方法では、運営者ブラウザに共有される画面の表示方法は動画形式となってしまうため、利用者端末もしくは運営者端末の接続するネットワークの帯域が安定していない場合、画質が劣化してしまったり、表示遅延が発生してしまったりする可能性がある。
他の方法でも画面を共有する方法は考えられるが、利用者からの問い合わせ内容がウェブページにおける操作方法に関する内容であった場合、運営者は利用者ブラウザに表示されたウェブページを遠隔操作することができないため、利用者からの問い合わせに対する回答は依然として音声のみの情報伝達で対応する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−197891号公報
本発明は、上記従来技術を考慮したものであり、運営者と利用者の双方における情報伝達を視覚的に促進でき、利用者ブラウザに表示される画面を運営者ブラウザを通じて共有することを可能とし、運営者が利用者ブラウザに表示されたウェブページに対して遠隔操作を加えることができる画面共有及び遠隔操作システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明では、ウェブページの内容が表示される利用者ブラウザと、該利用者ブラウザとネットワーク通信網を介して接続されている中継サーバと、該中継サーバと前記ネットワーク通信網を介して接続されている運営者ブラウザと、前記利用者ブラウザ及び前記運営者ブラウザが有するHTML構造データを前記中継サーバを介して送受信及び格納するための共有処理用データベースとを備えたことを特徴とする画面共有及び遠隔操作システムを提供する。
好ましくは、前記共有処理用データベースは、前記利用者ブラウザにて行われた利用者操作データ及び前記運営者ブラウザにて行われた運営者操作データを前記中継サーバを介して送受信及び格納できる。
好ましくは、前記共有処理用データベースは、前記利用者ブラウザと前記運営者ブラウザとの間での前記HTML構造データ、前記利用者操作データ、及び前記運営者操作データのやり取りを行う送受信の際に、前記中継サーバを介して必ず前記HTML構造データ、前記利用者操作データ、及び前記運営者操作データを格納してから相手方のウェブブラウザに送信するためのものである。
好ましくは、前記中継サーバは、前記利用者ブラウザにて入力された情報について前記運営者ブラウザとの共有を禁止する部分が予め設定されている設定テーブルを有するサービス用データベースと接続されている。
本発明によれば、例えば、利用者と運営者が使用する利用者ブラウザと運営者ブラウザでの双方における情報伝達を視覚的に促進でき、利用者ブラウザに表示される画面を運営者ブラウザを通じて共有することを可能とする。このとき、互いの画面共有のためにHTML構造データを送受信しているので、送信データのサイズを大幅に減少させることで、利用者端末もしくは運営者端末の接続するネットワークの帯域が安定していない場合であっても、画質を劣化させずに、表示遅延が発生する可能性を減少させることができる。
また、利用者ブラウザ及び運営者ブラウザでの操作データを互いに送受信できるので、利用者ブラウザにおける利用者の操作を運営者ブラウザを通じて再現することができるため、例えば、利用者がスクロール操作をした場合、運営者ブラウザでは、利用者がスクロールした位置までスクロールされるため、運営者は、利用者ブラウザに表示されるウェブページの表示領域を正確に閲覧することができる。また、例えば、利用者がキーボード操作をした場合、運営者ブラウザでは、利用者が入力した内容が反映されるため、運営者は、利用者が入力した内容を確認しながら、利用者からの問い合わせに対して回答することができる。また、例えば、利用者がマウスカーソル操作をした場合、運営者ブラウザでは、利用者が移動したマウスカーソルの位置が表示されるため、運営者は、利用者がウェブページのどの部分を操作しようとしているのか把握することができる。
さらに、この操作データを互いに送受信できるということは、相手方の操作を自己の画面にて再現することができる。すなわち、運営者は、利用者ブラウザに表示されたウェブページを遠隔操作することができるため、利用者からの問い合わせ内容がウェブページにおける操作方法に関する内容であった場合でも、実際に利用者ブラウザに表示されたウェブページを遠隔操作しながら、利用者からの問い合わせに対して回答することが可能になる。これは、運営者が利用者ブラウザに表示されたウェブページに対して遠隔操作を加えることが可能になる技術を提供するということである。このように、運営者は、利用者ブラウザに表示されたウェブページに対して遠隔操作を加えることができるため、例えば、運営者は、利用者からの問い合わせ内容がウェブページにおける操作方法に関する内容であった場合、利用者ブラウザに表示されたウェブページを実際に遠隔操作を加えながら回答することができる。そのため、利用者は、ウェブページにおける操作方法に対する理解が促進される。
また、共有処理用データベースを用いて、利用者ブラウザもしくは運営者ブラウザに共有処理用データ(HTML構造データ、利用者操作データ、及び運営者操作データ)を直接送信するのではなく、一旦、共有処理用データベースに共有処理用データを記録(格納)した上で、利用者ブラウザもしくは運営者ブラウザ(相手方のウェブブラウザ)に送信する。これにより、例えば、中継サーバに対して大きな処理負荷がかかった場合、中継サーバを増台することで処理負荷を分散させることが可能となる。すなわち、共有処理用データベースは共有処理用データを一旦記録(格納)するためのものである。共有処理用データベースという構成要件は、このような技術的思想を有することで効果を奏することになる。
また、サービス用データベースが設定テーブルを有しているので、運営者は、利用者ブラウザに表示されるUI展開部のデザインを変更したり、また利用者のセキュリティを考慮して、利用者による秘密性の高いデータの入力操作の共有を禁止する設定を反映することが可能となる。
本発明に係る画面共有及び遠隔操作システムの概略図である。 利用者ブラウザで実行されるプログラムの機能構成の一例を示す図である。 中継サーバの機能構成の一例を示す図である。 運営者ブラウザで実行されるプログラムの機能構成の一例を示す図である。 サービス用データベースのデータ項目の一例を示す図である。 共有処理用データベースのデータ項目の一例を示す図である。 本発明に係る画面共有及び遠隔操作システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明に係る画面共有及び遠隔操作システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明に係る画面共有及び遠隔操作システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明に係る画面共有及び遠隔操作システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 図7のS05における利用者ブラウザでの画面の一例を示す概略図である。 図7のS06における運営者ブラウザでの画面の一例を示す概略図である。 図8のS11における運営者ブラウザでの画面の一例を示す概略図である。 図8のS12における利用者ブラウザでの画面の一例を示す概略図である。 図9のS21における運営者ブラウザでの画面の一例を示す概略図である。 図9のS26における運営者ブラウザでの画面の一例を示す概略図である。 図10のS31における利用者ブラウザでの画面の一例を示す概略図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一または同様の構成を有する。
以下で説明する画面共有及び遠隔操作システムは、一般消費者向けに提供される生命保険サービスの支払金額の簡易的な試算ができるウェブページにおいて、利用者が使用する利用者ブラウザに表示された画面を運営者が使用する運営者ブラウザを通じて画面共有及び遠隔操作を行う前提で説明するが、本実施形態がこれに限定されることを意図しているのではない。本実施形態に係る画面共有及び遠隔操作システムは、通信端末のウェブブラウザに表示された画面を他の通信端末のウェブブラウザを通じて画面共有及び遠隔操作を行うのであれば、どのような利用形態にも適用することが可能である。
<システム構成>
図1に示すように、本システムは、利用者ブラウザ10と、中継サーバ20と、運営者ブラウザ30と、サービス用データベース40と、共有処理用データベース50とを含む。利用者ブラウザ10と中継サーバ20との間、中継サーバ20と運営者ブラウザ30との間、中継サーバ20とサービス用データベース40との間、及び中継サーバ20と共有処理用データベース50との間にはそれぞれ、無線または有線、もしくは無線及び有線を組み合わせたネットワーク通信網で接続されている。
利用者ブラウザ10は、利用者端末上で動作するウェブブラウジングを行うためのアプリケーションである。利用者ブラウザ10は、例えば、パソコン、タブレットまたはスマートフォンのような通信端末に搭載もしくはインストールされるアプリケーションである。利用者ブラウザ10は、画面共有元となるウェブページを展開している状態で、画面共有元となるウェブページに予め設置されたプログラムを介して、中継サーバ20とデータの送受信を行うためのユーザーインターフェース(以下、「UI」という。)を展開する機能、画面共有元となるウェブページにおいてデータ取得等の各種処理を実行する機能、及び中継サーバ20とデータの送受信を行う機能を有する。なお、画面共有元となるウェブページに予め設置されたプログラムには、運営者を特定するための一意な識別子(以下、「運営者ID」という。)が含まれている。
中継サーバ20は、利用者ブラウザ10とデータの送受信を行う機能、及び運営者ブラウザ30とデータの送受信を行う機能を有する。
運営者ブラウザ30は、運営者端末上で動作するウェブブラウジングを行うためのアプリケーションである。運営者ブラウザ30は、例えば、パソコン、タブレットまたはスマートフォンのような通信端末に搭載もしくはインストールされるアプリケーションである。運営者ブラウザ30は、画面共有先となるウェブページを展開している状態で、画面共有先となるウェブページに予め設置されたプログラムを介して、中継サーバ20とデータの送受信を行うためのUIを展開する機能、画面共有先となるウェブページにおいてデータ取得等の各種処理を実行する機能、及び中継サーバ20とデータの送受信を行う機能を有する。
サービス用データベース40は、運営者を管理するための情報、画面共有及び遠隔操作サービスを提供する上での運営者別の設定を管理するための情報(以下、「運営者設定データ」という。)、及び利用者ブラウザ10と運営者ブラウザ30との接続を管理するための情報を記憶するデータベースである。
共有処理用データベース50は、利用者ブラウザ10と運営者ブラウザ30との画面共有及び遠隔操作を処理するための情報を記憶するデータベースである。
<機能構成>
(利用者ブラウザ)
図2に示すように、利用者ブラウザ10は、UI展開部101と、処理部102と、通信部103とを含む。これらの機能は、画面共有元となるウェブページに予め設置されたプログラムを介して実行される。
UI展開部101は、利用者ブラウザ10が表示する画面共有元のウェブページにおいて展開されるUIである。UI展開部101は、通信部103を介して中継サーバ20とデータの送受信を行うためのUIとして表示される。
処理部102は、画面共有元となるウェブページにおいてデータ取得等の各種処理を実行する機能を有する。処理部102は、運営者ID取得部1021と、運営者設定データ処理部1022と、HTML構造データ取得部1023と、利用者操作データ取得部1024と、運営者操作データ処理部1025とを含む。
通信部103は、中継サーバ20とデータの送受信を行う機能を有する。通信部103は、運営者ID送信部1031と、運営者設定データ受信部1032と、接続ID送信部1033と、HTML構造データ送信部1034と、利用者操作データ送信部1035と、運営者操作データ受信部1036とを含む。
運営者ID取得部1021は、画面共有元となるウェブページに予め設置されたプログラムから運営者IDを取得し、運営者ID送信部1031に運営者IDを引き渡す機能を有する。
運営者設定データ処理部1022は、運営者設定データ受信部1032から引き渡された運営者設定データを元に、UI展開部101のデザイン(形状、配色、位置、またはサイズ等)を変更したり、利用者による入力操作(例えば、ログインパスワードやクレジットカード番号への入力操作等)の共有を禁止する設定(例えば、秘密情報に該当する入力項目を特定するためのセレクタ等)を利用者操作データ取得部1024に反映させる機能を有する。
HTML構造データ取得部1023は、画面共有元となるウェブページのHTML構造(以下、「HTML構造」といい、このデータを「HTML構造データ」という。)に対する継続的な監視を行い、HTML構造の変化を検知した場合、その都度、HTML構造データ送信部1034にHTML構造データの全体または変更差分を引き渡す機能を有する。
利用者操作データ取得部1024は、画面共有元となるウェブページにおける利用者の操作(以下、「利用者操作」といい、このデータを「利用者操作データ」という。)に対する継続的な監視を行い、利用者操作を検知した場合、その都度、利用者操作データ送信部1035に利用者操作データを引き渡す機能を有する。利用者操作データ取得部1024は、運営者設定データ処理部1022から利用者による入力操作の共有禁止設定を受け取っていた場合、共有禁止の対象となる利用者操作データは送信しない。ここでいう操作とは、マウスまたはタッチスクリーンによる操作(クリック、タッチ、ホバー、スワイプ、スクロールやカーソル移動等)やキーボードによる操作(キー入力等)等、ウェブブラウザを通じて実現可能な操作全般を含む。
運営者操作データ処理部1025は、運営者操作データ受信部1036から引き渡された運営者操作データを元に、画面共有元となるウェブページにおいて、画面共有先となるウェブページにおける運営者の操作(以下、「運営者操作」といい、このデータを「運営者操作データ」という。)と同様の操作イベントを再現する機能を有する。
運営者ID送信部1031は、中継サーバ20に対して、運営者ID取得部1021から引き渡された運営者IDを送信する機能を有する。
運営者設定データ受信部1032は、中継サーバ20から運営者設定データを受信し、運営者設定データ処理部1022に運営者設定データを引き渡す機能を有する。
利用者は、運営者に電話等の手段で問い合わせを行い、画面共有及び遠隔操作サポートを希望した場合、利用者ブラウザ10と運営者ブラウザ30との接続を特定するための任意な識別子(以下、「接続ID」という。)を運営者に確認した上で、UI展開部101を通じて接続IDを入力する必要がある。接続ID送信部1033は、中継サーバ20に対して、利用者がUI展開部101を通じて入力した接続IDを送信する機能を有する。
HTML構造データ送信部1034は、中継サーバ20に対して、HTML構造データ取得部1023から引き渡されたHTML構造データを送信する機能を有する。
利用者操作データ送信部1035は、中継サーバ20に対して、利用者操作データ取得部1024から引き渡された利用者操作データを送信する機能を有する。
運営者操作データ受信部1036は、中継サーバ20から運営者操作データを受信し、運営者操作データ処理部1025に運営者操作データを引き渡す機能を有する。
(中継サーバ)
図3に示すように、中継サーバ20は、利用者ブラウザ通信部201と、運営者ブラウザ通信部202とを含む。
利用者ブラウザ通信部201は、利用者ブラウザ10とデータの送受信を行う機能を有する。利用者ブラウザ通信部201は、運営者ID中継部2011と、運営者設定データ中継部2012と、接続ID中継部2013と、HTML構造データ受信部2014と、利用者操作データ受信部2015と、運営者操作データ送信部2016と、ウェブソケット通信切断部2017とを含む。
運営者ブラウザ通信部202は、運営者ブラウザ30とデータの送受信を行う機能を有する。運営者ブラウザ通信部202は、接続ID中継部2021と、HTML構造データ送信部2022と、利用者操作データ送信部2023と、運営者操作データ受信部2024と、ウェブソケット通信切断部2025とを含む。
運営者ID中継部2011は、利用者ブラウザ10から運営者IDを受信し、サービス用データベース40に運営者IDを送信する機能を有する。これにより、サービス用データベース40の設定テーブル402において、運営者IDに紐付いた運営者設定データを取得することが可能になる。
運営者設定データ中継部2012は、サービス用データベース40から運営者設定データを受信し、利用者ブラウザ10に運営者設定データを送信する機能を有する。
接続ID中継部2013は、利用者ブラウザ10から接続IDを受信し、サービス用データベース40に接続IDを送信する機能を有する。これにより、サービス用データベース40の接続テーブル403において、接続IDが運営者ブラウザ30の指示によって発行されたものか確認し、接続IDが運営者ブラウザ30の指示によって発行されていた場合、接続IDに紐付いたレコードに利用者ブラウザ10を特定するための識別子(例えば、Cookie等)を記録した上で、利用者ブラウザ10と中継サーバ20とのウェブソケット通信を開始する。
HTML構造データ受信部2014は、利用者ブラウザ10からHTML構造データを受信し、HTML構造データ送信部2022にHTML構造データを引き渡す機能を有する。
利用者操作データ受信部2015は、利用者ブラウザ10から利用者操作データを受信し、利用者操作データ送信部2023に利用者操作データを引き渡す機能を有する。
運営者操作データ送信部2016は、利用者ブラウザ10に対して、運営者操作データ受信部2024から引き渡された運営者操作データを送信する機能を有する。
ウェブソケット通信切断部2017は、利用者ブラウザ10と中継サーバ20とのウェブソケット通信を切断する機能を有する。
接続ID中継部2021は、運営者ブラウザ30から接続IDの発行指示を受け、無作為な6桁の数字によって組み合わされた接続IDを発行し、サービス用データベース40に接続IDを送信する機能を有する。これにより、サービス用データベース40の接続テーブル403において、接続IDが一意であるか確認し、接続IDが一意であれば、接続テーブル403に新しいレコードとして、運営者ID、接続ID、及び運営者ブラウザ30を特定するための識別子(例えば、Cookie等)を記録し、運営者ブラウザ20に接続IDを送信した上で、中継サーバ20と運営者ブラウザ30とのウェブソケット通信を開始するが、接続IDが一意でなければ、再度、接続ID中継部2021に接続IDの発行を指示する。
HTML構造データ送信部2022は、運営者ブラウザ30に対して、HTML構造データ受信部2014から引き渡されたHTML構造データを送信する機能を有する。
利用者操作データ送信部2023は、運営者ブラウザ30に対して、利用者操作データ受信部2015から引き渡された利用者操作データを送信する機能を有する。
運営者操作データ受信部2024は、運営者ブラウザ30から運営者操作データを受信し、運営者操作データ送信部2016に運営者操作データを引き渡す機能を有する。
ウェブソケット通信切断部2025は、中継サーバ20と運営者ブラウザ30とのウェブソケット通信を切断する機能を有する。
(運営者ブラウザ)
図4に示すように、運営者ブラウザ30は、UI展開部301と、処理部302と、通信部303とを含む。これらの機能は、画面共有先となるウェブページに予め設置されたプログラムを介して実行される。
UI展開部301は、運営者ブラウザ30が表示する画面共有先のウェブページにおいて展開されるUIである。UI展開部301は、通信部303を介して中継サーバ20とデータの送受信を行うためのUIとして表示される。
処理部302は、画面共有先となるウェブページにおいてデータ取得等の各種処理を実行する機能を有する。処理部302は、HTML構造データ処理部3021と、利用者操作データ処理部3022と、運営者操作データ取得部3023とを含む。
通信部303は、中継サーバ20とデータの送受信を行う機能を有する。通信部303は、接続ID発行部3031と、接続ID受信部3032と、HTML構造データ受信部3033と、利用者操作データ受信部3034と、運営者操作データ送信部3035とを含む。
HTML構造データ処理部3021は、HTML構造データ受信部3033から引き渡されたHTML構造データを元に、画面共有先となるウェブページにおいて、画面共有元となるウェブページのHTML構造と同一の表示内容を描画する機能を有する。
利用者操作データ処理部3022は、利用者操作データ受信部3034から引き渡された利用者操作データを元に、画面共有先となるウェブページにおいて、利用者操作と同様の操作イベントを再現する機能を有する。
運営者操作データ取得部3023は、運営者操作に対する継続的な監視を行い、運営者操作を検知した場合、その都度、運営者操作データ送信部3035に運営者操作データを引き渡す機能を有する。ここでいう操作とは、マウスまたはタッチスクリーンによる操作(クリック、タッチ、ホバー、スワイプ、スクロールやカーソル移動等)、キーボードによる操作(キー入力等)等、ウェブブラウザを通じて実現可能な操作全般を含む。
接続ID発行部3031は、中継サーバ20に対して、UI展開部301を介して接続IDの発行を指示する機能を有する。
接続ID受信部3032は、中継サーバ20から接続IDを受信し、UI展開部301に接続IDを引き渡す機能を有する。
HTML構造データ受信部3033は、中継サーバ20からHTML構造データを受信し、HTML構造データ処理部3021にHTML構造データを引き渡す機能を有する。
利用者操作データ受信部3034は、中継サーバ20から利用者操作データを受信し、利用者操作データ処理部3022に利用者操作データを引き渡す機能を有する。
運営者操作データ送信部3035は、中継サーバ20に対して、運営者操作データ取得部3023から引き渡された運営者操作データを送信する機能を有する。
<データベース>
(サービス用データベース)
図5では、データ項目をER(Entity−Relationship)図として示しており、テーブル間の関係を「1:1」または「1:n」として示している。サービス用データベース40は、運営者テーブル401と、設定テーブル402と、接続テーブル403とを含む。
運営者テーブル401は、運営者に関する情報を記憶するテーブルである。運営者テーブル401は、運営者の名称を記憶する。
設定テーブル402は、運営者テーブル401の子テーブル(1:1)であり、画面共有及び遠隔操作サービスを提供する上での運営者別の設定を記憶するテーブルである。設定テーブル402は、運営者IDと、利用者ブラウザ10に展開されるUIのデザイン(形状、配色、位置、あるいはサイズ等)に関する設定(以下、「UI設定」という。)と、利用者による入力操作の共有を禁止する設定(以下、「共有禁止設定」という。)を記憶する。
接続テーブル403は、運営者テーブル401の子テーブル(1:n)であり、利用者ブラウザ10と運営者ブラウザ30との接続を管理するためのテーブルである。接続テーブル403は、運営者IDと、利用者ブラウザ10と運営者ブラウザ30との接続を特定するための接続IDと、利用者ブラウザ10及び運営者ブラウザ30それぞれを特定するための識別子(例えば、Cookie等)を記憶する。
(共有処理用データベース50)
図6に示すように、共有処理用データベース50は、共有処理テーブル501を含む。共有処理用データベース50は、利用者ブラウザ10と運営者ブラウザ30との画面共有及び遠隔操作に関する処理の内容を全て記憶する必要があるため、データの読み込み及び書き込みが高速なインメモリ型データベースを採用するのが望ましい。
共有処理テーブル501は、利用者ブラウザ10と運営者ブラウザ30との画面共有及び遠隔操作に関する処理の内容(HTML構造データ、利用者操作データ、及び運営者操作データ)を記憶する。
<処理手順>
本発明を用いた処理手順を図7、図8、図9、及び図10を用いて説明する。
利用者ブラウザ10は、一般消費者向けに提供される生命保険サービスの支払金額の簡易的な試算ができるウェブページを展開しているという前提で、本システムの処理手順について説明していく。まず、利用者ブラウザ10では、画面共有元となるウェブページに予め設置されたプログラムが読み込み完了すると同時に、運営者ID取得部1021を通じて、前記プログラムから運営者IDを取得し、運営者ID送信部1031に運営者IDを引き渡し、運営者ID送信部1031を通じて、中継サーバ20に運営者IDを送信する(S01)。
続いて、中継サーバ20では、運営者ID中継部2011を通じて、利用者ブラウザ10から運営者IDを受信し、サービス用データベース40に運営者IDを送信することにより、サービス用データベース40の設定テーブル402において、運営者IDに紐付いた運営者設定データの取得要求を行う(S02)。
続いて、サービス用データベース40では、設定テーブル402において、中継サーバ20から受信した運営者IDに紐付いた運営者設定データがあった場合、中継サーバ20に対して、運営者IDに紐付いた運営者設定データを送信する(S03)。
続いて、中継サーバ20では、運営者設定データ中継部2012を通じて、サービス用データベース40から運営者設定データを受信し、利用者ブラウザ10に運営者設定データを送信する(S04)。
続いて、利用者ブラウザ10では、運営者設定データ受信部1032を通じて、中継サーバ20から運営者設定データを受信し、運営者設定データ処理部1022に運営者設定データを引き渡し、運営者設定データ処理部1022を通じて、例えば、図11に示すように、UI設定を元に、UIを展開するためのボタン(S05)を表示し、共有禁止設定がある場合は、利用者操作データ取得部1024に共有禁止設定を反映させる。
続いて、利用者が、運営者に電話等の手段で問い合わせを行い、画面共有及び遠隔操作サポートを希望した場合、例えば、図12に示すように、運営者は、運営者ブラウザ30のUI展開部301を通じて表示された接続開始ボタン(S06)をクリックまたはタッチすることにより、接続ID発行部3031が中継サーバ20に接続IDの発行を指示する(S07)。
続いて、中継サーバ20では、接続ID中継部2021を通じて、無作為な6桁の数字によって組み合わされた接続IDを発行し、サービス用データベース40に接続IDを送信することにより、サービス用データベース40の接続テーブル403において、接続IDの記録要求を行う(S08)。
続いて、サービス用データベース40では、接続テーブル403において、中継サーバ20から受信した接続IDが一意であれば、接続テーブル403に新しいレコードとして、運営者ID、接続ID、及び運営者ブラウザ30を特定するための識別子(例えば、Cookie等)を記録し、中継サーバ20に接続IDを送信する(S09)が、中継サーバ20から受信した接続IDが一意でなければ、中継サーバ20に対して、S08の処理手順に戻る指示を送る。
続いて、中継サーバ20では、接続ID中継部2021を通じて、サービス用データベース40から接続IDを受信し、運営者ブラウザ30に接続IDを送信する(S10)。この時点で、中継サーバ20は、運理者ブラウザ30とのウェブソケット通信によるセッションを確立する。
続いて、運営者ブラウザ30では、接続ID受信部3032を通じて、中継サーバ20から接続IDを受信し、UI展開部301に接続IDを引き渡し、UI展開部301を通じて、例えば、図13が示すように、接続IDを表示する(S11)。続いて、運営者は、電話等の手段によって、UI展開部301に表示された接続IDを利用者に伝達する。
続いて、利用者は、利用者ブラウザ10のUI展開部101を通じて、例えば、図14が示すように、運営者から伝達された接続IDの入力を行う(S12)。
続いて、利用者ブラウザ10では、UI展開部101から接続ID送信部1033に接続IDを引き渡し、接続ID送信部1033を通じて、中継サーバ20に接続IDを送信する(S13)。
続いて、中継サーバ20では、接続ID中継部2013を通じて、利用者ブラウザ10から接続IDを受信し、サービス用データベース40に接続IDを送信することにより、サービス用データベース40の接続テーブル403において、利用者ブラウザ10から受信した接続IDが運営者ブラウザ30の指示によって発行された接続IDであるか認証要求を行う(S14)。
続いて、サービス用データベース40では、接続テーブル403において、中継サーバ20から受信した接続IDが運営者ブラウザ30の指示によって発行された接続IDであれば、接続IDに紐付いたレコードに利用者ブラウザ10を特定するための識別子(例えば、Cookie等)を記録し、中継サーバ20に認証応答を行う(S15)。
続いて、中継サーバ20は、利用者ブラウザ10とのウェブソケット通信によるセッションを確立する。この時点で、中継サーバ20を介して、利用者ブラウザ10と運営者ブラウザ30とのウェブソケット通信が開始される(S16)。
続いて、利用者ブラウザ10では、HTML構造データ取得部1023を通じて、画面共有元となるウェブページのHTML構造に対する継続的な監視を行い、HTML構造の変化を検知した場合、その都度、HTML構造データ送信部1034にHTML構造データの全体または変更差分を引き渡し、HTML構造データ送信部1034を通じて、中継サーバ20にHTML構造データを送信する(S17)。
続いて、中継サーバ20では、HTML構造データ受信部2014を通じて、利用者ブラウザ10からHTML構造データを受信し、HTML構造データ送信部2022にHTML構造データを引き渡し、HTML構造データ送信部2022を通じて、共有処理用データベース50にHTML構造データを送信することにより、共有処理用データベース50の共有処理テーブル501において、HTML構造データの記録要求を行う(S18)。
続いて、共有処理用データベース50では、共有処理テーブル501において、中継サーバ20から受信したHTML構造データを記録し、中継サーバ20にHTML構造データを送信する(S19)。
続いて、中継サーバ20では、HTML構造データ受信部2014を通じて、共有処理用データベース50からHTML構造データを受信し、HTML構造データ送信部2022にHTML構造データを引き渡し、HTML構造データ送信部2022を通じて、運営者ブラウザ30にHTML構造データを送信する(S20)。
続いて、運営者ブラウザ30では、HTML構造データ受信部3033を通じて、中継サーバ20からHTML構造データを受信し、HTML構造データ処理部3021にHTML構造データを引き渡し、HTML構造データ処理部3021を通じて、例えば、図15が示すように、画面共有先となるウェブページにおいて、HTML構造データを元に、画面共有元となるウェブページのHTML構造と同一の表示内容を描画する(S21)。
ここで、HTML構造データとは、ウェブページ上に描画をするためのHTMLタグの構造情報及び文字列情報を文字列に変換したデータである。HTMLタグとは、ウェブページ上で表現される文書情報をタグ形式で記述するための構造的言語を指し、HTML要素及び属性(属性名と属性値)によって構成される。画面共有の目的で一般的に用いられる動画形式データと比較して、HTML構造データは、データサイズが軽量であるため、本システムにかかる処理負荷を軽減し、また本システムの処理速度を安定させるといった利点がある。
続いて、利用者ブラウザ10は、利用者操作データ取得部1024を通じて、利用者操作に対する継続的な監視を行い、利用者操作を検知した場合、その都度、利用者操作データ送信部1035に利用者操作データを引き渡し、利用者操作データ送信部1035を通じて、中継サーバ20に利用者操作データを送信する(S22)。
続いて、中継サーバ20では、利用者操作データ受信部2015を通じて、利用者ブラウザ10から利用者操作データを受信し、利用者操作データ送信部2023に利用者操作データを引き渡し、利用者操作データ送信部2023を通じて、共有処理用データベース50に利用者操作データを送信することにより、共有処理用データベース50の共有処理テーブル501において、利用者操作データの記録要求を行う(S23)。
続いて、共有処理用データベース50では、共有処理テーブル501において、中継サーバ20から受信した利用者操作データを記録し、中継サーバ20に利用者操作データを送信する(S24)。
続いて、中継サーバ20では、利用者操作データ受信部2015を通じて、共有処理用データベース50から利用者操作データを受信し、利用者操作データ送信部2023に利用者操作データを引き渡し、利用者操作データ送信部2023を通じて、運営者ブラウザ30に利用者操作データを送信する(S25)。
続いて、運営者ブラウザ30では、利用者操作データ受信部3034を通じて、中継サーバ20から利用者操作データを受信し、利用者操作データ処理部3022に利用者操作データを引き渡し、利用者操作データ処理部3022を通じて、例えば、図16が示すように、画面共有先となるウェブページにおいて、選択項目(「性別」の項目)の選択操作や入力項目(「生年月日」の項目)の入力操作のような利用者操作データを元に、利用者操作と同様の操作イベントを再現する(S26)。
続いて、運営者ブラウザ30は、運営者操作データ取得部3023を通じて、運営者操作に対する継続的な監視を行い、運営者操作を検知した場合、その都度、運営者操作データ送信部3035に運営者データを引き渡し、運営者操作データ送信部3035を通じて、中継サーバ20に運営者操作データを送信する(S27)。
続いて、中継サーバ20では、運営者操作データ受信部2024を通じて、運営者ブラウザ30から運営者操作データを受信し、運営者操作データ送信部2016に運営者操作データを引き渡し、運営者操作データ送信部2016を通じて、共有処理用データベース50に運営者操作データを送信することにより、共有処理用データベース50の共有処理テーブル501において、運営者操作データの記録要求を行う(S28)。
続いて、共有処理用データベース50では、共有処理テーブル501において、中継サーバ20から受信した運営者操作データを記録し、中継サーバ20に運営者操作データを送信する(S29)。
続いて、中継サーバ20では、運営者操作データ受信部2024を通じて、共有処理用データベース50から運営者操作データを受信し、運営者操作データ送信部2016に運営者操作データを引き渡し、運営者操作データ送信部2016を通じて、利用者ブラウザ10に運営者操作データを送信する(S30)。
続いて、利用者ブラウザ10では、運営者操作データ受信部1036を通じて、中継サーバ20から運営者操作データを受信し、運営者操作データ処理部1025に運営者操作データを引き渡し、運営者操作データ処理部1025を通じて、例えば、図17が示すように、画面共有元となるウェブページにおいて、選択項目(「保険種別」の項目)の選択操作のような運営者操作データを元に、運営者操作と同様の操作イベントを再現する(S31)。
ここで、利用者操作データ及び運営者操作データ、すなわち操作データとは、マウスまたはタッチスクリーンによる操作(クリック、タッチ、ホバー、スワイプ、スクロールやカーソル移動等)やキーボードによる操作(キー入力等)等、ウェブブラウザを通じて実現可能な操作イベントの情報を文字列に変換したものである。操作データは、操作イベントの名称(例えば、クリックの場合、「click」)及び操作イベントの内容(例えば、クリックの場合、クリックが発生した画面座標を示す「screenX」や「screenY」等)によって構成される。このとき、利用者がクリック等の操作をした結果、HTML構造が書き換えられるケースもあり、その場合、本システムでは、利用者操作データ及びHTML構造データ(操作前との差分)の両方を相手方に送信する。
なお、S17からS31における処理手順については、画面共有及び遠隔操作サポートが終了されるまでの間、並行的かつ継続的に実行される。
そして、画面共有及び遠隔操作サポートを終了する場合、運営者は、例えば、図12に示すように、運営者ブラウザ30のUI展開部301を通じて表示された接続終了ボタン(S32)をクリックまたはタッチすることにより、中継サーバ20に対して、利用者ブラウザ10とのウェブソケット通信を切断する指示を行う(S33)。
続いて、中継サーバ20では、ウェブソケット通信切断部2017を通じて、利用者ブラウザ10とのウェブソケット通信を切断する(S34)。また、中継サーバ20では、ウェブソケット通信切断部2025を通じて、運営者ブラウザ30とのウェブソケット通信を切断する(S35)。
以上に説明した処理手順によれば、利用者ブラウザ10に表示される画面を運営者ブラウザ30を通じて共有することを可能とし、運営者が利用者ブラウザ10に表示されたウェブページに対して遠隔操作を加えることを可能とする。これにより、利用者からの問い合わせ内容もしくは運営者からの問い合わせ回答の中に、ウェブページにおける操作方法等の視覚的な情報が含まれる場合であっても、運営者は利用者からの問い合わせ内容を正確に把握することができ、利用者は運営者からの問い合わせ回答に対する理解を促進することができる。
また、本実施形態では、利用者ブラウザ10及び運営者ブラウザ30がそれぞれ展開するウェブページに予め設置されたプログラムを介して、画面共有及び遠隔操作サポートが提供できるため、利用者端末及び運営者端末に遠隔操作のためのプログラムを予めインストールさせておく必要は無い。
また、本実施形態では、動画形式データとしてではなく、HTML構造データとして、利用者ブラウザ10に表示された画面を運営者ブラウザ30に共有することにより、送信データのサイズを大幅に減少させることで、利用者端末もしくは運営者端末の接続するネットワークの帯域が安定していない場合であっても、画質を劣化させずに、表示遅延が発生する可能性を減少させることを可能とする。また、運営者は、利用者ブラウザ10に表示されたウェブページを遠隔操作することができるため、利用者からの問い合わせ内容がウェブページにおける操作方法に関する内容であった場合でも、実際に利用者ブラウザ10に表示されたウェブページを遠隔操作しながら、利用者からの問い合わせに対して回答することが可能になる。
また、本実施形態では、中継サーバ20から、利用者ブラウザ10もしくは運営者ブラウザ30に共有処理用データ(HTML構造データ、利用者操作データ、及び運営者操作データ)を直接送信するのではなく、一旦、共有処理用データベースに共有処理用データを記録した上で、利用者ブラウザ10もしくは運営者ブラウザ30に送信するようにした。これにより、例えば、中継サーバ20に対して大きな処理負荷がかかった場合、中継サーバ20を増台することで処理負荷を分散させることが可能となる。すなわち、共有処理用データベース50は共有処理用データを一旦記録(格納)するためのものである。
また、本実施形態では、サービス用データベース40に設定テーブル402を加えることにより、運営者は、利用者ブラウザ10に表示されるUI展開部101のデザインを変更したり、また利用者のセキュリティを考慮して、利用者による秘密性の高いデータの入力操作の共有を禁止する設定を反映することが可能となる。但し、上述で説明した設定テーブル402のデータ項目はあくまで一例に過ぎず、本発明の理解を容易にするためのものであるため、設定テーブル402のデータ項目以外の設定を追加することにより、新たな設定を反映することも可能である。
10:利用者ブラウザ、20:中継サーバ、30:運営者ブラウザ、40:サービス用データベース、50:共有処理用データベース

Claims (4)

  1. ウェブページの内容が表示される利用者ブラウザと、
    該利用者ブラウザとネットワーク通信網を介して接続されている中継サーバと、
    該中継サーバと前記ネットワーク通信網を介して接続されている運営者ブラウザと、
    前記利用者ブラウザ及び前記運営者ブラウザが有するHTML構造データを前記中継サーバを介して送受信及び格納するための共有処理用データベースとを備えたことを特徴とする画面共有及び遠隔操作システム。
  2. 前記共有処理用データベースは、前記利用者ブラウザにて行われた利用者操作データ及び前記運営者ブラウザにて行われた運営者操作データを前記中継サーバを介して送受信及び格納できることを特徴とする請求項1に記載の画面共有及び遠隔操作システム。
  3. 前記共有処理用データベースは、前記利用者ブラウザと前記運営者ブラウザとの間での前記HTML構造データ、前記利用者操作データ、及び前記運営者操作データのやり取りを行う送受信の際に、前記中継サーバを介して必ず前記HTML構造データ、前記利用者操作データ、及び前記運営者操作データを格納してから相手方のウェブブラウザに送信するためのものであることを特徴とする請求項2に記載の画面共有及び遠隔操作システム。
  4. 前記中継サーバは、前記利用者ブラウザにて入力された情報について前記運営者ブラウザとの共有を禁止する部分が予め設定されている設定テーブルを有するサービス用データベースと接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画面共有及び遠隔操作システム。
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