JP2020177134A - 位置検知部冷却機構及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を模式的に示す正面図である。画像形成装置1は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに基づいて用紙P(記録媒体)に画像を形成する。画像形成装置1は筐体61(装置本体)を備える。筐体61の内部には、画像を形成する画像形成部10が配置されている。画像形成部10は、感光体11と、帯電部12と、像露光部13と、現像部14と、二次転写部15と、クリーニング装置19と、を備える。
筐体61の内部のパネル62よりも用紙幅方向Yのプラス方向の領域(後方側の領域)には、空間63が確保されている。この空間63には、図1の感光体11、像露光部13、現像部14等が配置されている。そして、感光体11の一端部がパネル62で支持され、感光体11の他端部が筐体61の背面部66で支持される。その他、像露光部13及び現像部14の現像ローラもパネル62及び筐体61の背面部66で支持される。
筐体61の内部のパネル62よりも用紙幅方向Yのマイナス方向の領域(前方側の領域)には、空間64が確保されている。この空間64は、画像形成時に熱を保有することになる画像形成部10の感光体11とはパネル62によって隔てられているために、熱の影響を受け難い。そのため、この空間64には、後述するラインセンサ冷却機構30のダクト52が配置されている。
このことから、パネル62は、筐体61の内部に配置される画像形成部10とファン53との間に配置されているとも言える。また、パネル62は、画像形成部10とダクト52との間に配置されているとも言える。
図3は、ラインセンサ冷却機構30の構成を示す概略断面図である。図3に示されるように、ラインセンサ冷却機構30は、ラインセンサ32(位置検知部)と、吸気口51、ダクト52と、ファン53(空気送風部)と、第1空気移動空間54と、第2空気移動空間55と、排気口56と、を備える。なお、吸気口51は、ダクト52に形成されているのではなく、筐体61の右側面部65に形成されているので、図3中では点線で示している。
ラインセンサ32は、用紙搬送方向X(記録媒体搬送方向)と直交する方向を用紙幅方向Y(記録媒体幅方向)といった場合に、用紙Pの用紙幅方向Yのマイナス方向の端部の位置を検知する検知面32a(図4参照)を有するセンサである。このラインセンサ32は、図1に示されるように、レジストローラ対29a,29b(レジスト部)と二次転写外ローラ17b(転写部)との間に配置されている。ラインセンサ32は、画像が用紙Pに精度良く形成されるようにするために用紙Pの端部の位置を検知するものであるから、二次転写内ローラ17a及び二次転写外ローラ17bの直前に配置された方が良いからである。
ここで、図3の説明に戻る。図3に示されるように、ファン53は、空間64の内部に配置されている。また、ファン53は、空気を通過させるダクト52よりもラインセンサ32に近い位置に配置されている。ファン53は、上方のダクト52内の空気を吸入する。ファン53は、排気口53a(図6参照)を有し、前方の扉41へと空気を排出する。その排出された空気は、扉41で反転して第1空気移動空間54に送風される。前方の扉41に向かう空気は、自ら発熱しているラインセンサ32を冷却する。ファン53が検知面32aに沿って空気を送風する方向は、用紙幅方向Yのプラス方向である。送風方向が用紙搬送方向Xのプラス方向に設定されていると、用紙Pが用紙搬送方向Xに飛ばされて画像形成位置の精度が低下する可能性がある。また、送風方向が用紙搬送方向Xのマイナス方向に設定されていると、用紙Pの用紙搬送方向Xの進行が阻害されて画像形成位置の精度が低下する可能性がある。そのため、本実施形態では、ファン53の検知面32aに沿った送風方向が用紙幅方向Yに設定されている。
図5は、吸気口51を有する筐体61の構成を示す斜視図である。図5に示されるように、複数の吸気口51は、筐体61の右側面部65であってパネル62よりも用紙幅方向Yのマイナス側(前方側)の面に形成されている。筐体61の右側面部65におけるパネル62よりも前方の面に吸気口51が配置されたのは、ダクト52に近い位置に吸気口51を配置するためである。また、筐体61の右側面部65に吸気口51が配置され、デザインの観点から筐体61の正面に吸気口51を配置させることが回避されている。
図6(a)は、ダクト52の拡大斜視図である。図6(b)は、フィルタ部材76(フィルタ)の拡大斜視図である。ダクト52は、上下方向に延びている。ダクト52は、フレーム71と、フィルタ部材76と、を有する。ダクト52は、第1空気移動空間54よりも空気移動方向の上流に配置されて、空気を第1空気移動空間54へとガイドする部材である(図3参照)。
フィルタ部材76は、用紙搬送方向Xのマイナス側に右側面部77を有する。右側面部77には、複数の吸気口78が形成されている。複数の吸気口78は、右側面部77の上部から下部に亘って設けられている。吸気口78の大きさは、吸気口73の大きさよりも小さく設定されている。右側面部77は、網状に形成されており、ゴミの通過を妨げ、フィルタとして機能する。
ここで、図3に戻って説明する。第1空気移動空間54は、ファン53、扉41、及び両面ユニット25によって囲まれた空間である。第1空気移動空間54の内部では、空気が扉41に当たって下方に移動する。
第2空気移動空間55は、用紙幅方向Yに延びている。第2空気移動空間55は、上方の画像形成部10の感光体11と下方の両面ユニット25との間に配置されている。第2空気移動空間55は、ラインセンサ32と対向する領域に空気が通過し、ラインセンサ32を冷却する。
排気口56は、第2空気移動空間55の終端側に配置されている。排気口56の高さは、第2空気移動空間55と同等の高さである。ただし、排気口56の高さが第2空気移動空間55よりも高い位置まで含むように形成されていても良い。高温の空気は、上方に向かうからである。
温度センサ43は、筐体61の内部の温度を検知するセンサである。温度センサ43は、筐体61の背面部66に設けられており、筐体61の内側から見て排気口56の真上に配置されている。
図7(a)は、扉41の構成を示す裏面図である。扉41は、筐体61の正面側に配置され、筐体61を開閉する。扉41は、ファン53が筐体61の正面に向かって送風した空気を下方に向かってガイドしつつ反転させ、反転した空気を筐体61の背面に向かわせる。扉41は、板金で形成されている。
制御部28は、表1に示すように制御する。
制御部28は、画像形成部10が画像を形成して定着装置21が画像を用紙Pに定着している間(プリント中)に、ファン53を駆動させるように制御する。制御部28は、定着装置21が画像を用紙Pに定着した後の所定時間後に、ファン53の駆動を停止させるように制御することが望ましい。なお、制御部28は、ウォーミングアップ中にファン53の駆動を停止させていても良い。
以下、本実施形態に係るラインセンサ冷却機構30の作用について説明する。
空気は、筐体61の吸気口51から筐体61の内部に吸入されていく。空気は、ダクト52が有するフレーム71の吸気口73からダクト52の内部に吸入されていく。このときに、ゴミは、フィルタ部材76の右側面部77のフィルタ機能によって除去される。
例えば、本実施形態では、制御部28は、画像形成部10が画像を形成している間に、ファン53を駆動させるように制御する構成であったが、上記実施形態に限定されない。制御部28は、画像形成及び画像定着していないときであっても温度センサ43の検知温度が所定温度以上である場合に、ファン53を駆動させるように制御する構成であっても良い。
本実施形態では、温度センサ43は、第2空気移動空間55の後方に配置される構成であったが、上記実施形態に限定されない。温度センサ43は、筐体61内の温度を検知できるのであれば、筐体61内の別の個所に配置される構成であっても良い。
本実施形態では、制御部28は前述の表1のように制御する構成であったが、上記実施形態に限定されない。制御部28は、表2に示すように制御しても良い。
本実施形態では、ラインセンサ32は、両面ユニット25が搬送可能領域Wの用紙幅方向Yの中心位置よりもマイナス側寄りに配置された構成であったが、上記実施形態に限定されない。ラインセンサ32は、両面ユニット25が搬送可能領域Wの用紙幅方向Yの中心位置よりもプラス方向側に配置されても良い。
図7(b)は、変形例5に係る画像形成装置101が有する扉41及び伝熱部材42の構成を示す裏面図である。図8は、変形例5に係る画像形成装置101の構成を示す概略断面図である。伝熱部材42は、扉41の裏面に固定されて放熱する部材である。伝熱部材42は、扉41よりも小さいサイズで形成されている。伝熱部材42の熱伝導率は、扉41よりも大きい。伝熱部材42は、画像形成部10が有する定着装置21の前に対向するように配置されている。また、伝熱部材42は、ファン53の前方に配置されている。従って、伝熱部材42は、定着装置21、第1空気移動空間54、及びファン53に対向する。そのため、ファン53が伝熱部材42に空気を吹き付けると、その空気は、定着装置21から伝熱された伝熱部材42の熱を奪って、第1空気移動空間54、第2空気移動空間55を通過して、排気口56から排気されていく。
変形例5では、扉41の裏面に伝熱部材42が取り付けられて構成されていたが、上記実施形態に限定されない。伝熱部材42が定着装置21から伝熱されると第2空気移動空間55を通過する空気の温度が上がるため、ラインセンサ32の冷却効率を更に向上させたい場合には、伝熱部材42の部分の部材を伝熱し難い断熱材に変更することも考えられる。
10 画像形成部
11 感光体
12 帯電部
13 像露光部
14 現像部
15 二次転写部
16a 内側ローラ
16b 内側ローラ
17a 二次転写内ローラ(転写部)
17b 二次転写外ローラ(転写部)
18 中間転写ベルト(転写部)
19 クリーニング装置
21 定着装置
21a 定着ローラ
21b 加圧ローラ
22 自動原稿送り部
22a 原稿トレイ
23 原稿画像読取部
24 用紙カセット
24a 積載トレイ
24b ローラ
25 両面ユニット
25a〜25f ローラ対
25z 分岐点
26a 排出ローラ対
26b 排出ローラ対
27 排出トレイ
28 制御部
29a,29b レジストローラ対(レジスト部)
30 ラインセンサ冷却機構(位置検知部冷却機構)
32 ラインセンサ(位置検知部)
32a 検知面
35 画像処理部
41 扉
42 伝熱部材
43 温度センサ
51 吸気口
52 ダクト
53 ファン(空気送風部)
53a 排気口
54 第1空気移動空間
55 第2空気移動空間
56 排気口
61 筐体(装置本体)
62 パネル
63 空間
64 空間
65 右側面部
66 背面部
71 フレーム
72 右側面部
73 吸気口
76 フィルタ部材(フィルタ)
77 右側面部
78 吸気口
101 画像形成装置
G 原稿
P 用紙(記録媒体)
W 搬送可能領域
Claims (13)
- 画像を形成する画像形成部により形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写部よりも記録媒体搬送方向の上流に配置されて前記転写部に前記記録媒体を供給するタイミングを調整するレジスト部と、の間に配置され、前記記録媒体の前記記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向の端部の位置を検知する位置検知部と、
前記位置検知部に空気を送風する空気送風部と、
を備えることを特徴とする位置検知部冷却機構。 - 前記位置検知部は、前記記録媒体の前記記録媒体幅方向の前記端部の位置を検知する検知面を有し、
前記空気送風部が前記検知面に沿って空気を送風する方向は、前記記録媒体幅方向であることを特徴とする請求項1に記載の位置検知部冷却機構。 - 前記空気送風部は、前記位置検知部よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の位置検知部冷却機構。
- 前記空気送風部は、空気を通過させるダクトよりも前記位置検知部に近いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の位置検知部冷却機構。
- 前記画像形成部と、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の位置検知部冷却機構と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 装置本体と、
前記装置本体の内部に配置される前記画像形成部と前記空気送風部との間に配置されるパネルと、
を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部よりも装置本体の前方に開閉自在に取り付けられた扉を備え、
前記空気送風部は、前記装置本体の前方の前記扉に向かって空気を送風し、前記空気を前記扉の方から反転させることにより前記装置本体の背面に送風する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記記録媒体の表面に画像が形成された後に、前記記録媒体の表面と裏面とを反転させ、前記記録媒体の裏面に画像を形成するようにするための搬送路を有する両面ユニットを備え、
前記空気送風部は、前記画像形成部と前記両面ユニットとの間に空気を送風するように配置されている、ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記扉は、板金で形成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 画像を前記記録媒体に定着させる定着装置と、
前記画像形成部の装置本体の前方に配置されると共に、前記扉の面積よりも小さく設定されて前記扉の裏面に固定され、前記定着装置の熱を伝熱する伝熱部材と、
を備え、
前記空気送風部の送風方向が前記伝熱部材に向けられていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部が画像を形成している間に、前記位置検知部冷却機構を駆動させるように制御する制御部を備える、ことを特徴とする請求項5乃至請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記画像形成部が画像の形成を終了してから所定時間後に、前記位置検知部冷却機構の駆動を停止させるように制御する、ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 装置本体の内部の温度を検知する温度検知部と、
前記温度検知部の検知温度が所定温度以上である場合に、前記位置検知部冷却機構を駆動させるように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする請求項5乃至請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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JP2013097055A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2018197805A (ja) * | 2017-05-24 | 2018-12-13 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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