JP7226057B2 - 位置検知部冷却機構及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本開示は、位置検知部冷却機構及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、二次転写ベルトに転写された画像を記録媒体に転写する二次転写ローラと、記録媒体の搬送のタイミングを調整するレジストローラ対と、二次転写ローラとレジストローラ対との間に配置されたラインセンサと、を備える画像形成装置が開示されている。この装置において、所定時間当たりのプリント枚数が増加するようにするためには、レジストローラ対、二次転写ローラ、その他の画像形成部が速く駆動する必要がある。
特開2010-189148号公報
しかしながら、二次転写ローラ、レジストローラ対、その他の画像形成部を速く駆動させることにより、装置本体の内部の温度が上昇する。そのように上昇した温度がラインセンサの上限温度を超えると、ラインセンサが誤検知し、記録媒体に対する画像の転写位置の精度が低下する。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ラインセンサによる誤検知を抑制して転写位置の精度を向上させることができる位置検知部冷却機構及び画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明に係る位置検知部冷却機構は、画像を形成する画像形成部により形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写部よりも記録媒体搬送方向の上流に配置されて前記転写部に前記記録媒体を供給するタイミングを調整するレジスト部と、の間に配置され、前記記録媒体の前記記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向の端部の位置を検知する検知面を有し、前記記録媒体の前記記録媒体幅方向の端部の位置を検知する位置検知部と、前記位置検知部に空気を送風する空気送風部と、を備え、前記空気送風部が前記検知面に沿って空気を送風する方向は、前記記録媒体幅方向である。
本発明に係る位置検知部冷却機構又は画像形成装置によれば、ラインセンサによる誤検知を抑制して転写位置の精度が向上する。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を模式的に示す正面図 筐体に対するパネルの位置を示す筐体の上方から見た断面図 位置検知部冷却機構の構成を示す概略断面図 ラインセンサ及び両面ユニットの構成を示す斜視図 吸気口を有する筐体の構成を示す斜視図 (a)ダクトの拡大斜視図(b)フィルタ部材の拡大斜視図 (a)扉の裏面図、(b)変形例5に係る扉及び伝熱部材の裏面図 変形例5に係る位置検知部冷却機構の構成を示す概略断面図
[画像形成装置]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を模式的に示す正面図である。画像形成装置1は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、画像データに基づいて用紙P(記録媒体)に画像を形成する。画像形成装置1は筐体61(装置本体)を備える。筐体61の内部には、画像を形成する画像形成部10が配置されている。画像形成部10は、感光体11と、帯電部12と、像露光部13と、現像部14と、二次転写部15と、クリーニング装置19と、を備える。
また、画像形成装置1は、その他に、自動原稿送り部22と、原稿画像読取部23、用紙カセット24と、両面ユニット25と、排出ローラ対26a,26b、排出トレイ27、制御部28と、レジストローラ対29a,29b(レジスト部)と、ラインセンサ冷却機構30(位置検知部冷却機構)と、扉41(図3参照)と、温度センサ43(温度検知部)(図3参照)と、を備える。
感光体11は、後述の帯電部12、像露光部13により静電潜像を担持し、後述の現像部14のトナーによりトナー像(現像剤像)を担持するものである。帯電部12は、感光体11の表面を一様に帯電させる部位である。像露光部13は、画像データを基に後述の制御部28から出力される出力情報に基づいて、レーザビームにより感光体11の表面を走査露光し、静電潜像を形成する部位である。現像部14は、トナーにより感光体11の表面の静電潜像を現像してトナー像を形成する部位である。
二次転写部15は、レジストローラ対29a,29bよりも用紙搬送方向X(記録媒体搬送方向)の下流に配置されており、中間転写ベルト18の表面に形成された画像(トナー像)を、用紙カセット24から給送された用紙Pに転写する部位である。二次転写部15は、複数の内側ローラ16a,16bと、二次転写内ローラ17a(転写部)と、二次転写外ローラ17b(転写部)と、中間転写ベルト18(転写部)と、を備える。複数の内側ローラ16a,16b及び二次転写内ローラ17aには、中間転写ベルト18が懸架されている。
複数の内側ローラ16aの一つは、中間転写ベルト18に回転力を付与するための駆動ローラであり、複数の内側ローラ16aの残りは、駆動ローラに対する従動ローラである。複数の内側ローラ16bの各々は、中間転写ベルト18を複数の感光体11の各々に付勢するローラである。二次転写内ローラ17aは、中間転写ベルト18を介して二次転写外ローラ17bとニップを形成している。
クリーニング装置19は、トナー像が用紙Pに転写された後の感光体11の表面に残留しているトナーを除去する装置である。定着装置21は、加熱及び加圧により用紙Pに画像を定着させる装置である。定着装置21は、定着ローラ21aと、加圧ローラ21bと、を有する。定着ローラ21aと加圧ローラ21bとの間にニップが形成される。
自動原稿送り部22は、原稿Gを載置する原稿トレイ22aを有し、筐体61の上部の上に配置され原稿トレイ22a上の原稿Gを原稿画像読取部23の読取位置に送って原稿画像読取部23に読み取らせる装置である。
原稿画像読取部23は、筐体61の上部に配置され、原稿台ガラス面に載置された原稿又は自動原稿送り部22によって送られる原稿の画像を読み取る部位である。原稿画像読取部23は、読み取った画像を所定の画像信号を出力する。この画像信号は、所定の処理及び補正を受けた後に画像処理部35に出力される。
用紙カセット24は、用紙Pを収容するカセットである。複数の用紙カセット24の各々は、積載トレイ24aと、ローラ24bと、を有する。
両面ユニット25は、ローラ対25a~25fを有する。両面ユニット25は、用紙Pの表面(第1面)に画像が形成された後に、用紙Pを反転させて、用紙Pの裏面(第2面)に画像を形成するために搬送する搬送路を有する。用紙Pは、表面に画像形成及び画像定着された後に、ローラ対25aを通過し、分岐点25zを通過してローラ対25bに挟持される。この状態では、用紙Pの表面は外周側に配置されている。それから、用紙Pは、ローラ対25bに挟持された状態でスイッチバックし、ローラ対25c~25fを通過する。この状態では、用紙Pの表面が外周側に配置され、用紙Pの裏面が内周側に配置されている。従って、用紙Pが再び2次転写位置を通過するまでに、用紙Pの表面と裏面は逆に配置される。
排出ローラ対26a,26bは、画像が定着された用紙Pを筐体61から排出するローラ対である。排出トレイ27は、排出ローラ対26a,26bから排出された用紙Pが積載されるトレイである。
制御部28は、筐体61の内部機器の駆動を制御する部位である。制御部28は、画像形成装置1の制御を行う。制御部28としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。CPUは、各種プログラムを実行する(プロセッサー)。
ROMは、CPUが実行する各種プログラムを、当該CPUが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納する。また、ROMは、プログラムの実行に必要となるデータを記憶する。RAMは、作業用の記憶領域となるメモリである。ROMに格納されたプログラム及びデータは、CPUにより読み出されると、RAM上に展開される。そして、CPUは、RAM上に展開したプログラム及びデータに基づいて、各種の処理を行う。制御部28の機能に関しては、後に詳述する。
レジストローラ対29a,29bは、二次転写部15よりも用紙搬送方向Xの上流に配置されて二次転写部15に用紙Pを供給する供給タイミングを調整するローラ対である。
図2は、筐体61に対するパネル62の位置を示す筐体61の上方から見た断面図である。筐体61の内部には、パネル62が取り付けられている。
筐体61の内部のパネル62よりも用紙幅方向Yのプラス方向の領域(後方側の領域)には、空間63が確保されている。この空間63には、図1の感光体11、像露光部13、現像部14等が配置されている。そして、感光体11の一端部がパネル62で支持され、感光体11の他端部が筐体61の背面部66で支持される。その他、像露光部13及び現像部14の現像ローラもパネル62及び筐体61の背面部66で支持される。
筐体61の内部のパネル62よりも用紙幅方向Yのマイナス方向の領域(前方側の領域)には、空間64が確保されている。この空間64は、画像形成時に熱を保有することになる画像形成部10の感光体11とはパネル62によって隔てられているために、熱の影響を受け難い。そのため、この空間64には、後述するラインセンサ冷却機構30のダクト52が配置されている。
このことから、パネル62は、筐体61の内部に配置される画像形成部10とファン53との間に配置されているとも言える。また、パネル62は、画像形成部10とダクト52との間に配置されているとも言える。
[ラインセンサ冷却機構]
図3は、ラインセンサ冷却機構30の構成を示す概略断面図である。図3に示されるように、ラインセンサ冷却機構30は、ラインセンサ32(位置検知部)と、吸気口51、ダクト52と、ファン53(空気送風部)と、第1空気移動空間54と、第2空気移動空間55と、排気口56と、を備える。なお、吸気口51は、ダクト52に形成されているのではなく、筐体61の右側面部65に形成されているので、図3中では点線で示している。
[ラインセンサ]
ラインセンサ32は、用紙搬送方向X(記録媒体搬送方向)と直交する方向を用紙幅方向Y(記録媒体幅方向)といった場合に、用紙Pの用紙幅方向Yのマイナス方向の端部の位置を検知する検知面32a(図4参照)を有するセンサである。このラインセンサ32は、図1に示されるように、レジストローラ対29a,29b(レジスト部)と二次転写外ローラ17b(転写部)との間に配置されている。ラインセンサ32は、画像が用紙Pに精度良く形成されるようにするために用紙Pの端部の位置を検知するものであるから、二次転写内ローラ17a及び二次転写外ローラ17bの直前に配置された方が良いからである。
図4は、ラインセンサ32及び両面ユニット25の構成を示す斜視図である。ラインセンサ32は、図4に示されるように、両面ユニット25の上面に取り付けられている。また、ラインセンサ32は、両面ユニット25が用紙Pを搬送可能である搬送可能領域Wの用紙幅方向Yの中心位置よりもマイナス側に配置されている。これは、後述するファン53の送風力が強い位置は、用紙幅方向Yのプラス方向側よりもマイナス側の方であるためである。
なお、制御部28は、ラインセンサ32が用紙Pの用紙幅方向Yの端部の位置が所定の位置よりもズレている場合には、レジストローラ対29a,29bの傾斜を変更したり用紙幅方向Yの位置を変更したりして、用紙Pの用紙幅方向Yの端部の位置を調整するように制御する。これによって、画像が用紙Pの所望の位置に形成されるようにしている。
[ファン]
ここで、図3の説明に戻る。図3に示されるように、ファン53は、空間64の内部に配置されている。また、ファン53は、空気を通過させるダクト52よりもラインセンサ32に近い位置に配置されている。ファン53は、上方のダクト52内の空気を吸入する。ファン53は、排気口53a(図6参照)を有し、前方の扉41へと空気を排出する。その排出された空気は、扉41で反転して第1空気移動空間54に送風される。前方の扉41に向かう空気は、自ら発熱しているラインセンサ32を冷却する。ファン53が検知面32aに沿って空気を送風する方向は、用紙幅方向Yのプラス方向である。送風方向が用紙搬送方向Xのプラス方向に設定されていると、用紙Pが用紙搬送方向Xに飛ばされて画像形成位置の精度が低下する可能性がある。また、送風方向が用紙搬送方向Xのマイナス方向に設定されていると、用紙Pの用紙搬送方向Xの進行が阻害されて画像形成位置の精度が低下する可能性がある。そのため、本実施形態では、ファン53の検知面32aに沿った送風方向が用紙幅方向Yに設定されている。
[吸気口]
図5は、吸気口51を有する筐体61の構成を示す斜視図である。図5に示されるように、複数の吸気口51は、筐体61の右側面部65であってパネル62よりも用紙幅方向Yのマイナス側(前方側)の面に形成されている。筐体61の右側面部65におけるパネル62よりも前方の面に吸気口51が配置されたのは、ダクト52に近い位置に吸気口51を配置するためである。また、筐体61の右側面部65に吸気口51が配置され、デザインの観点から筐体61の正面に吸気口51を配置させることが回避されている。
[ダクト]
図6(a)は、ダクト52の拡大斜視図である。図6(b)は、フィルタ部材76(フィルタ)の拡大斜視図である。ダクト52は、上下方向に延びている。ダクト52は、フレーム71と、フィルタ部材76と、を有する。ダクト52は、第1空気移動空間54よりも空気移動方向の上流に配置されて、空気を第1空気移動空間54へとガイドする部材である(図3参照)。
フレーム71は、用紙搬送方向Xのマイナス側に右側面72を有する。右側面72には、複数の吸気口73が形成されている。複数の吸気口73は、右側面72の上部から下部に亘って設けられている。
フィルタ部材76は、用紙搬送方向Xのマイナス側に右側面部77を有する。右側面部77には、複数の吸気口78が形成されている。複数の吸気口78は、右側面部77の上部から下部に亘って設けられている。吸気口78の大きさは、吸気口73の大きさよりも小さく設定されている。右側面部77は、網状に形成されており、ゴミの通過を妨げ、フィルタとして機能する。
[第1空気移動空間]
ここで、図3に戻って説明する。第1空気移動空間54は、ファン53、扉41、及び両面ユニット25によって囲まれた空間である。第1空気移動空間54の内部では、空気が扉41に当たって下方に移動する。
[第2空気移動空間]
第2空気移動空間55は、用紙幅方向Yに延びている。第2空気移動空間55は、上方の画像形成部10の感光体11と下方の両面ユニット25との間に配置されている。第2空気移動空間55は、ラインセンサ32と対向する領域に空気が通過し、ラインセンサ32を冷却する。
[排気口]
排気口56は、第2空気移動空間55の終端側に配置されている。排気口56の高さは、第2空気移動空間55と同等の高さである。ただし、排気口56の高さが第2空気移動空間55よりも高い位置まで含むように形成されていても良い。高温の空気は、上方に向かうからである。
[温度センサ]
温度センサ43は、筐体61の内部の温度を検知するセンサである。温度センサ43は、筐体61の背面部66に設けられており、筐体61の内側から見て排気口56の真上に配置されている。
[扉]
図7(a)は、扉41の構成を示す裏面図である。扉41は、筐体61の正面側に配置され、筐体61を開閉する。扉41は、ファン53が筐体61の正面に向かって送風した空気を下方に向かってガイドしつつ反転させ、反転した空気を筐体61の背面に向かわせる。扉41は、板金で形成されている。
[制御部によるファンの制御]
制御部28は、表1に示すように制御する。
Figure 0007226057000001

制御部28は、画像形成部10が画像を形成して定着装置21が画像を用紙Pに定着している間(プリント中)に、ファン53を駆動させるように制御する。制御部28は、定着装置21が画像を用紙Pに定着した後の所定時間後に、ファン53の駆動を停止させるように制御することが望ましい。なお、制御部28は、ウォーミングアップ中にファン53の駆動を停止させていても良い。
[作用]
以下、本実施形態に係るラインセンサ冷却機構30の作用について説明する。
空気は、筐体61の吸気口51から筐体61の内部に吸入されていく。空気は、ダクト52が有するフレーム71の吸気口73からダクト52の内部に吸入されていく。このときに、ゴミは、フィルタ部材76の右側面部77のフィルタ機能によって除去される。
空気は、ダクト52(フィルタ部材76)の中を下方に向かって通過していき、ファン53によって筐体61の正面に向かって送風されていく。空気は、扉41に当たって下方に向かい、扉41と両面ユニット25に阻まれて反転させられて筐体61の背面部66に向かう。この空気の流れによって、筐体61の内部の一部の熱は、扉41を介して筐体61の外部に放熱される。
空気は、第2空気移動空間55を通過しながら、ラインセンサ32から熱を吸熱していく。空気の方向は、筐体61の正面側では、筐体61の後方に向かっているが、筐体61の背面側に移動するに従って、筐体61の後方に向かいつつ上方にも向かう。ラインセンサ32の熱を吸収した空気が上昇し易いからである。
このように本実施形態において、ラインセンサ冷却機構30は、画像を形成する画像形成部10により形成された画像を用紙Pに転写する転写部(二次転写内ローラ17a、二次転写外ローラ17b、中間転写ベルト18)と、転写部よりも用紙搬送方向Xの上流に配置されて転写部に用紙Pを供給するタイミングを調整するレジストローラ対29a,29bと、の間に配置され、用紙Pの用紙搬送方向Xと直交する用紙幅方向Yの端部の位置を検知するラインセンサ32と、ラインセンサ32に空気を送風するファン53と、を備える。この構成によれば、ラインセンサ32による誤検知が抑制され、転写位置の精度が向上する。
また、ラインセンサ32は、用紙Pの用紙幅方向Yの端部の位置を検知する検知面32aを有し、ファン53が検知面32aに沿って空気を送風する方向は、用紙幅方向Yである。この構成によれば、空気を送風する方向が用紙搬送方向Xである場合に比べて、画像形成や画像定着に影響を与えることなく、効率良くラインセンサの温度が低下する。
また、ファン53は、ラインセンサ32よりも上方に配置されている。この構成によれば、画像形成中及び画像定着中に外部から流入してファン53により送風される空気は、筐体61の内部の空気よりも温度が低いので、効率良く下方に移動してラインセンサ32に導かれる。
また、ファン53は、空気を通過させるダクト52よりもラインセンサ32に近い位置に配置される。この構成によれば、ファン53の送風力が強い位置にファン53が配置される。また、ダクト52がフィルタ部材76を有する。この構成によれば、ラインセンサ32に導かれるゴミが低減され、ラインセンサ32の誤検知が抑制される。
また、パネル62が筐体61の内部に配置される画像形成部10とファン53との間に配置されている。ファン53は、パネル62よりも前方に区画された空間64の内部に配置されている。この構成によれば、パネル62によって画像形成部10の温度の影響を受けないように仕切られているために、ファン53によるラインセンサ32の冷却効率が向上する。
また、画像形成部10よりも筐体61の前方に開閉自在に取り付けられた扉41を備える。ファン53は、筐体61の前方の扉41に向かって空気を送風し、空気を扉41の方から反転させることにより筐体61の背面に送風する。この構成によれば、空気が扉41の方で反転されてからラインセンサ32に向かうので、空気が直接的にラインセンサ32に吹き付けられる場合よりも、空気が穏やかにラインセンサ32を冷却する。
また、用紙Pの表面に画像が形成された後に、用紙Pの表面と裏面とを反転させ、用紙Pの裏面に画像を形成するようにするための搬送路を有する両面ユニット25を備える。ファン53は、画像形成部10と両面ユニット25との間に空気を送風するように配置されている。この構成によれば、ラインセンサ32は、画像が定着されて熱くなった用紙Pが通過することによって伝熱されることが抑制される。
また、扉41は、板金で形成されている。この構成によれば、筐体61の内部の温度が扉41を介して外部に放出される効率が向上する。
また、画像形成部10が画像を形成している間に、ラインセンサ冷却機構30を駆動させるように制御する制御部28を備える。この構成によれば、ラインセンサ32が高温になるときに、ファン53により冷却することができる。
また、制御部28は、画像形成部10が画像の形成を終了してから所定時間後に、ラインセンサ冷却機構30の駆動を停止させるように制御する。この構成によれば、ラインセンサ32が高温となる時間が経過した後に、ファン53による冷却を終了させることができる。
また、筐体61の内部の温度を検知する温度センサ43と、温度センサ43の検知温度が所定温度以上である場合に、ラインセンサ冷却機構30を駆動させるように制御する制御部28と、を備える。この構成によれば、画像形成及び画像定着の時間に関わらず、ラインセンサ32の温度が高くなる時間に、ファン53を駆動させることができる。
以上、本発明の実施形態に係るラインセンサ冷却機構30及び画像形成装置1について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能である。
[変形例1]
例えば、本実施形態では、制御部28は、画像形成部10が画像を形成している間に、ファン53を駆動させるように制御する構成であったが、上記実施形態に限定されない。制御部28は、画像形成及び画像定着していないときであっても温度センサ43の検知温度が所定温度以上である場合に、ファン53を駆動させるように制御する構成であっても良い。
[変形例2]
本実施形態では、温度センサ43は、第2空気移動空間55の後方に配置される構成であったが、上記実施形態に限定されない。温度センサ43は、筐体61内の温度を検知できるのであれば、筐体61内の別の個所に配置される構成であっても良い。
[変形例3]
本実施形態では、制御部28は前述の表1のように制御する構成であったが、上記実施形態に限定されない。制御部28は、表2に示すように制御しても良い。
Figure 0007226057000002
制御部28は、画像形成部10が画像を形成して定着装置21が画像を用紙Pに定着している間(プリント中)であって、筐体61の内部の温度センサ43が一定温度以上になったときにファン53を駆動させるように制御しても良い。なお、この場合にも、制御部28は、定着装置21が画像を用紙Pに定着した後の所定時間後に、ファン53の駆動を停止させるように制御しても良い。また、制御部28は、ウォーミングアップ中にファン53の駆動を停止させていても良い。
[変形例4]
本実施形態では、ラインセンサ32は、両面ユニット25が搬送可能領域Wの用紙幅方向Yの中心位置よりもマイナス側寄りに配置された構成であったが、上記実施形態に限定されない。ラインセンサ32は、両面ユニット25が搬送可能領域Wの用紙幅方向Yの中心位置よりもプラス方向側に配置されても良い。
[変形例5]
図7(b)は、変形例5に係る画像形成装置101が有する扉41及び伝熱部材42の構成を示す裏面図である。図8は、変形例5に係る画像形成装置101の構成を示す概略断面図である。伝熱部材42は、扉41の裏面に固定されて放熱する部材である。伝熱部材42は、扉41よりも小さいサイズで形成されている。伝熱部材42の熱伝導率は、扉41よりも大きい。伝熱部材42は、画像形成部10が有する定着装置21の前に対向するように配置されている。また、伝熱部材42は、ファン53の前方に配置されている。従って、伝熱部材42は、定着装置21、第1空気移動空間54、及びファン53に対向する。そのため、ファン53が伝熱部材42に空気を吹き付けると、その空気は、定着装置21から伝熱された伝熱部材42の熱を奪って、第1空気移動空間54、第2空気移動空間55を通過して、排気口56から排気されていく。
このように、変形例5の画像形成装置の伝熱部材42は、画像形成部10よりも筐体61の正面側に配置されると共に、扉41の面積よりも小さく設定されて扉41の裏面に固定され、熱を伝熱するファン53の送風方向が伝熱部材42に向けられている。この構成によれば、画像形成部10により発生する熱を効率良く伝熱部材42を介してファン53によって冷却することができる。なお、伝熱部材42が保有する熱の一部は、扉41に伝熱されて筐体61の外部に放熱される。
[変形例6]
変形例5では、扉41の裏面に伝熱部材42が取り付けられて構成されていたが、上記実施形態に限定されない。伝熱部材42が定着装置21から伝熱されると第2空気移動空間55を通過する空気の温度が上がるため、ラインセンサ32の冷却効率を更に向上させたい場合には、伝熱部材42の部分の部材を伝熱し難い断熱材に変更することも考えられる。
1 画像形成装置
10 画像形成部
11 感光体
12 帯電部
13 像露光部
14 現像部
15 二次転写部
16a 内側ローラ
16b 内側ローラ
17a 二次転写内ローラ(転写部)
17b 二次転写外ローラ(転写部)
18 中間転写ベルト(転写部)
19 クリーニング装置
21 定着装置
21a 定着ローラ
21b 加圧ローラ
22 自動原稿送り部
22a 原稿トレイ
23 原稿画像読取部
24 用紙カセット
24a 積載トレイ
24b ローラ
25 両面ユニット
25a~25f ローラ対
25z 分岐点
26a 排出ローラ対
26b 排出ローラ対
27 排出トレイ
28 制御部
29a,29b レジストローラ対(レジスト部)
30 ラインセンサ冷却機構(位置検知部冷却機構)
32 ラインセンサ(位置検知部)
32a 検知面
35 画像処理部
41 扉
42 伝熱部材
43 温度センサ
51 吸気口
52 ダクト
53 ファン(空気送風部)
53a 排気口
54 第1空気移動空間
55 第2空気移動空間
56 排気口
61 筐体(装置本体)
62 パネル
63 空間
64 空間
65 右側面部
66 背面部
71 フレーム
72 右側面部
73 吸気口
76 フィルタ部材(フィルタ)
77 右側面部
78 吸気口
101 画像形成装置
G 原稿
P 用紙(記録媒体)
W 搬送可能領域

Claims (12)

  1. 画像を形成する画像形成部により形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写部よりも記録媒体搬送方向の上流に配置されて前記転写部に前記記録媒体を供給するタイミングを調整するレジスト部と、の間に配置され、前記記録媒体の前記記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向の端部の位置を検知する検知面を有し、前記記録媒体の前記記録媒体幅方向の端部の位置を検知する位置検知部と、
    前記位置検知部に空気を送風する空気送風部と、
    を備え
    前記空気送風部が前記検知面に沿って空気を送風する方向は、前記記録媒体幅方向であることを特徴とする位置検知部冷却機構。
  2. 画像を形成する画像形成部により形成された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記転写部よりも記録媒体搬送方向の上流に配置されて前記転写部に前記記録媒体を供給するタイミングを調整するレジスト部と、の間に配置され、前記記録媒体の前記記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向の端部の位置を検知する位置検知部と、
    空気を通過させるダクトよりも前記位置検知部に近い位置に配置され、前記位置検知部に空気を送風する空気送風部と、
    を備えることを特徴とする位置検知部冷却機構。
  3. 前記空気送風部は、前記位置検知部よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の位置検知部冷却機構。
  4. 前記画像形成部と、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の位置検知部冷却機構と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 装置本体と、
    前記装置本体の内部に配置される前記画像形成部と前記空気送風部との間に配置されるパネルと、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記装置本体内で前記空気送風部が前記画像形成部よりも前記装置本体の正面側に配置された状態で、前記空気送風部の正面側で前記装置本体を開閉する扉を備え、
    前記空気送風部は、閉じた状態の前記扉に向かって空気を送風し、前記空気を前記扉の方から反転させることにより前記装置本体の背面に送風する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録媒体の表面に画像が形成された後に、前記記録媒体の表面と裏面とを反転させ、前記記録媒体の裏面に画像を形成するようにするための搬送路を有する両面ユニットを備え、
    前記空気送風部は、前記画像形成部と前記両面ユニットとの間に空気を送風するように配置されている、ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記扉は、板金で形成されている、ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 画像を前記記録媒体に定着させる定着装置と、
    前記画像形成部の装置本体の前方に配置されると共に、前記扉の面積よりも小さく設定されて前記扉の裏面に固定され、前記定着装置の熱を伝熱する伝熱部材と、
    を備え、
    前記空気送風部の送風方向が前記伝熱部材に向けられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成部が画像を形成している間に、前記位置検知部冷却機構を駆動させるように制御する制御部を備える、ことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 装置本体の内部の温度を検知する温度検知部を備え
    前記制御部は、前記温度検知部の検知温度が所定温度以上である場合に、前記位置検知部冷却機構を駆動させるように制御する、ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記画像形成部が画像の形成を終了してから所定時間後に、前記位置検知部冷却機構の駆動を停止させるように制御する、ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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