JPH09114286A - 定着装置用冷却装置 - Google Patents

定着装置用冷却装置

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JPH09114286A
JPH09114286A JP7272533A JP27253395A JPH09114286A JP H09114286 A JPH09114286 A JP H09114286A JP 7272533 A JP7272533 A JP 7272533A JP 27253395 A JP27253395 A JP 27253395A JP H09114286 A JPH09114286 A JP H09114286A
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JP
Japan
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paper
sheet
fixing device
cooling air
air
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Application number
JP7272533A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Miyoshi
則行 三好
Hiromichi Oi
浩道 大井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱ロールを通過する全てのサイズの用紙の
非通紙領域のみを冷却すること。 【解決手段】 未定着のトナー像が形成された用紙Sの
搬送路に配置されるとともに、互いに当接する加熱ロー
ル27および加圧ロール28を有する定着装置26と、
定着装置26に隣接する用紙搬送路を構成する用紙ガイ
ド31,32と、前記用紙ガイド31,32により構成
される用紙搬送路の加圧ロール28側に配置されて前記
用紙搬送路を横断して前記加熱ロール27に向う冷却用
エアを用紙Sが前記定着装置26を通過する間だけ送風
する前記送風装置33とを備えた定着装置用冷却装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ等の画像形成装置において、用紙に形成されたトナ
ー像を定着する定着装置を冷却するために使用される定
着装置用冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の定着装置として、従来、下記
(J01)および(J02)の技術が知られている。 (J01)特開昭60−136779号公報記載の技術 この公報に記載された技術は、所定の小サイズ用紙の定
着領域外(すなわち、所定の小サイズ用紙の非通紙領
域)の定着ロールに送風を行うための送風手段を設け、
所定時にON、OFFする制御手段を備えている。この
公報記載の技術によれば、定着装置を通過する用紙のサ
イズが所定サイズのときには、定着ロールの非通紙領域
を効果的に冷却することが可能である。 (J02)特開平4−51179号公報、特開平4−17
7382号公報、等に記載の技術 これらの公報には加熱ロールおよび加圧ロールを有する
定着装置の上流側の搬送路の前記加熱ロールとは反対側
に送風装置を配置し、搬送路を通過する用紙の前記加熱
ロールとは反対側から冷却用エアを送風して加熱ロール
を冷却する定着装置用冷却装置が記載されている。 (J03)特開平1−248170号公報に記載の技術 この公報には加熱ロールおよび加圧ロールを有する定着
装置の下流側の搬送路の前記加熱ロール側に送風装置を
配置し、搬送路を通過する用紙の前記加熱ロール側から
冷却用エアを送風して加熱ロールを冷却する定着装置用
冷却装置が記載されている。また、この公報の技術は温
度センサにより検出される定着ローラの温度に応じて冷
却ファンのオン、オフ制御をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(前記(J01)の問題点)しかしながら、前記(J01)
の技術では前記所定の小サイズよりも大きなサイズの用
紙が定着装置を通過する際には、前記大きなサイズの用
紙の通紙領域の端部(所定の小サイズ用紙の通紙領域の
外側部分)が接触する定着ロールの部分が冷却されるこ
とになる。この場合、前記大きなサイズの用紙の通紙領
域の端部が接触する定着ロールの温度が低下するという
問題点が生じる。また、例えば前記所定の小サイズとし
て最も良く使用されるA4サイズが設定されている場合
には、それよりも小さなサイズであるB5サイズの用紙
を使用する際に次のような問題点が発生する。すなわ
ち、A4サイズ用紙の通紙領域は冷却されないので、B
5サイズ用紙の非通紙領域の中でA4サイズ用紙の通紙
領域は冷却されないことになる。したがって、B5サイ
ズの用紙の非通紙領域でありながら冷却されない領域が
生じることになる。その場合には前記冷却されない領域
の温度が必要以上に上昇することになる。
【0004】(前記(J02)の問題点)前記(J02)の
技術は、定着装置の上流側から加熱ロールに冷却用エア
を送風するため、用紙上の未定着トナー像を乱すおそれ
が有り、また、定着前の用紙の温度が低下して定着時の
熱効率が低下するおそれが有った。また、前記(J0
1),(J02)の従来の各定着装置用冷却装置では、定
着装置を通過した用紙が温度上昇によりカールし易いと
いう問題点もあった。
【0005】(前記(J03)の問題点)前記(J03)の
技術は、定着装置の下流側の加熱ロール側から加熱ロー
ルに冷却用エアを送風するため、加熱ロールの非通紙領
域のみではなく通紙領域にも冷却エアが供給される。こ
のため、加熱ロールの通紙領域も冷却されて温度が低下
するので定着時の熱効率が低下するおそれが有った。
【0006】本発明は前述の事情および検討結果に鑑
み、下記(O01)、(O02)の記載内容を課題とする。 (O01)加熱ロールを通過する全てのサイズの用紙の非
通紙領域のみを冷却すること。 (O02)用紙上の未定着トナー像の乱れ、定着時の熱効
率の低下、および定着時の熱による用紙のカール発生等
を防止すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0008】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明の定着装置用冷却装置は、下記の要件
を備えたことを特徴とする、(Y01)未定着のトナー像
が形成された用紙(S)の搬送路に配置されるととも
に、互いに当接する加熱ロール(27)および加圧ロー
ル(28)を有する定着装置(26)、(Y02)前記定
着装置(26)の下流側に隣接する冷却用エアの横断が
可能な用紙ガイド(31,32)により構成されたエア
横断搬送路。(Y03)前記エア横断搬送路の加圧ロール
(28)側に配置されて前記加熱ロール(27)に向う
冷却用エアを送風する送風装置(33)、(Y04)用紙
(S)が前記定着装置(26)を通過する間だけ前記冷
却用エアを送風する前記送風装置(33)、
【0009】(第2発明)また、本出願の第2発明の定
着装置用冷却装置は、前記第1発明の定着装置用冷却装
置において、下記の要件を備えたことを特徴とする、
(Y05)設定された最小サイズ用紙が通過しない非通紙
領域(R2)のみに前記冷却用エアを送風する前記送風
装置(33)。
【0010】(本発明の実施態様1)本発明の実施態様
1の定着装置用冷却装置は、前記第1発明の定着装置用
冷却装置において、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(Y001)設定された最大サイズ用紙が通過する通
紙領域(R0)全体に前記冷却用エアを送風する前記送
風装置(33)。
【0011】(本発明の実施態様2)本発明の実施態様
2の定着装置用冷却装置は、前記本発明の実施態様1の
定着装置用冷却装置において、下記の要件を備えたこと
を特徴とする、(Y002)前記冷却用エアの横断が可能
な用紙ガイド(31)が用紙(S)の搬送路の加熱ロー
ル(27)側の位置にのみに配置された前記定着装置
(26)に隣接する用紙搬送路。
【0012】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)前述の特徴を備えた本出願の第1発
明の定着装置用冷却装置では、互いに当接する加熱ロー
ル(27)および加圧ロール(28)を有する定着装置
(26)は、未定着のトナー像が形成された用紙(S)
の搬送路に配置される。この定着装置(26)は、未定
着のトナー像が形成された用紙(S)が通過する際に前
記未定着トナー像を定着する。定着装置(26)の下流
側に隣接するエア横断搬送路(用紙搬送路)の加圧ロー
ル(28)側に配置された送風装置(33)は、前記エ
ア横断搬送路を横断して前記加熱ロール(27)に向う
冷却用エアを送風する。また、前記送風装置(33)
は、用紙(S)が前記定着装置(26)を通過する間だ
け前記冷却用エアを送風する。したがって、冷却用エア
は、加熱ロール(27)に当たる前に用紙(S)の裏面
側に当たることになる。このため、冷却用エアは、用紙
(S)の通紙領域には到達せず、非通紙領域のみに到達
するので、用紙(S)の非通紙領域のみを冷却すること
ができる。また、前記送風装置(33)が前記定着装置
(26)の下流側に隣接する用紙搬送路に配置されてい
るため次の作用を奏する。冷却用エアは前記定着装置
(26)の上流側の未定着トナー像を乱すことがない。
また、定着時の熱効率の低下、および定着時の熱による
用紙のカール発生等を防止することができる。
【0013】(第2発明の作用)また、本出願の第3発
明の定着装置用冷却装置では、前記送風装置(33)
は、設定された最小サイズ用紙が通過しない非通紙領域
(R2)のみに前記冷却用エアを送風する。最小サイズ
用紙の通紙領域は全てのサイズの用紙(S)が通過する
領域なので、どんなサイズの用紙(S)を定着する場合
でも冷却する必要はない。したがって、最小サイズ用紙
の非通紙領域のみに冷却用エアを送風できれば、全サイ
ズの用紙(S)の定着時の加熱ロール(27)の冷却に
対応することができる。したがって、最小サイズ用紙の
非通紙領域のみに冷却用エアを送風することにより無駄
な冷却用エアを使用することなく、加熱ロール(27)
を効率良く冷却することができる。
【0014】(本発明の実施態様1の作用)本発明の実
施態様1の定着装置用冷却装置では、前記送風装置(3
3)は、設定された最大サイズ用紙が通過する通紙領域
(R0)全体に前記冷却用エアを送風する。この場合で
も、冷却用エアは、加熱ロール(27)に当たる前に用
紙(S)の裏面側に当たることになるため、冷却用エア
は、用紙(S)の通紙領域には到達しない。すなわち、
冷却用エアは、加熱ロール(27)の非通紙領域のみに
到達するので、用紙(S)の非通紙領域のみを冷却する
ことができる。
【0015】(本発明の実施態様2の作用)本発明の実
施態様2の定着装置用冷却装置では、前記定着装置(2
6)に隣接する用紙搬送路を構成する前記冷却用エアの
横断が可能な用紙ガイド(31,32)は、用紙(S)
の搬送路の加熱ロール(27)側の位置にのみに配置さ
れている。したがって、定着装置(26)に隣接する用
紙搬送路を通過する用紙(S)は、前記用紙(S)の裏
面側に当たる冷却用エアによって、前記用紙(S)の搬
送路の加熱ロール(27)側の位置にのみに配置された
用紙ガイド(31)側に押された状態で搬送される。こ
のため、用紙(S)の加圧ロール(28)側の用紙ガイ
ド(32)を省略することができる。
【0016】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、以後の説明の理解を容易にするために、
図面において互いに直交する矢印X,Y,Zの方向に直
交座標軸X軸、Y軸、Z軸を定義し、矢印X方向を前
方、矢印Y方向を左方、 矢印Z方向を上方とする。こ
の場合、X方向(前方)と逆向き(−X方向)は後方、
Y方向(左方)と逆向き(−Y方向)は右方、Z方向
(上方)と逆向き(−Z方向)は下方となる。また、前
方(X方向)及び後方(−X方向)を含めて前後方向又
はX軸方向といい、左方(Y方向)及び右方(−Y方
向)を含めて左右方向又はY軸方向といい、上方(Z方
向)及び下方(−Z方向)を含めて上下方向又はZ軸方
向ということにする。さらに図中、「○」の中に「・」
が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味
し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表か
ら裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0017】(実施例1)図1は本発明の実施例1の定
着装置用冷却装置を備えた複写機Fの斜視図である。図
2は前記図1の複写機Fの縦断面図である。図3は前記
図2に示す定着装置用冷却装置の実施例1の拡大図であ
る。図4は前記図3の矢印IV−IV線から見た図であ
る。図1,2において、本発明の実施例1の定着装置用
冷却装置を備えた複写機Fは、フレームF1の下部に支
持されたIOT(イメージアウトプットターミナル)、
フレームF1の上部に支持されたIIT(イメージイン
プットターミナル)、およびIIT上面のプラテンガラ
スA(図2参照)上に支持された自動原稿搬送装置Bを
備えている。前記IOT上面には上方のIITとの間に
排紙トレイTが形成されている。
【0018】前記自動原稿搬送装置Bは、前記プラテン
ガラスA上の自動原稿読取位置A1に配置されたプラテ
ンロール1を有している。また、自動原稿搬送装置B
は、原稿給紙トレイ2、原稿排紙トレイ3、前記原稿給
紙トレイ2から取り出した原稿を、一定の搬送速度で前
記自動原稿読取位置A1を通過させながら原稿排紙トレ
イ3に搬送する原稿搬送装置4を備えている。
【0019】前記IITは、露光走査光学系6、及びプ
ラテンガラスA上の原稿から反射して前記露光走査光学
系6を通った原稿反射光が収束する位置に配置された固
体撮像装置7を有している。固体撮像装置7は、その撮
像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する機
能を有している。また、IITは、前記固体撮像装置7
で得られる電気信号を読出し、原稿画像データとしてI
OT(イメージアウトプットターミナル)に入力する読
取データ入力手段8を有している。
【0020】前記IOTは、前記IITの読取データ入
力手段8からの入力データを処理する画像処理部11を
要している。画像処理部11は、原稿画像データを原稿
画像記憶メモリ12aに記憶させる入力データ記憶手段
12および前記原稿画像記憶メモリ12aの原稿画像デ
ータを読出して書込データ(レーザ駆動データ)として
出力する書込画像データ出力手段13を有している。前
記書込画像データ出力手段13の出力信号は画像書込装
置14に入力される。画像書込装置14は入力された書
込画像データに応じた画像書込用レーザ光により像担持
体16に静電潜像を形成する。
【0021】像担持体16は帯電器17により一様に帯
電された後、潜像書込位置P1において前記静電潜像が
書き込まれる。前記像担持体16上の静電潜像は、現像
装置18によりトナー像に現像される。前記像担持体1
6上のトナー像は、転写位置P2に移動する。用紙搬送
装置Hは、異なるサイズの用紙が収容された給紙トレイ
19a,19b,19c,19dのいずれかから取り出され
た用紙を、前記像担持体16上のトナー像が転写位置P
2に移動するのにタイミングを合わせて前記転写位置P2
に搬送する。像担持体16上のトナー像は前記転写位置
P2において転写器21により前記用紙に転写される。
その後像担持体16表面はクリーナ22により残留トナ
ーが回収されてから、前記帯電器17により帯電され
る。
【0022】前記転写位置P2でトナー像が転写された
用紙は前記トナー像が未定着の状態で、前記用紙搬送装
置Hにより定着装置26に搬送される。定着装置26
は、上下に配置された加熱ロール27および加圧ロール
28を有している。加熱ロール27は、図4に示すよう
に前後両端部がベアリング29,29によって回転自在
に支持されており、その後端にはギヤ30が固着されて
いる。前記ギヤ30は図示しないモータによって回転駆
動されるギヤと噛み合っている。加圧ロール28は前記
加熱ロール27に押圧されて、加熱ロール27の回転に
伴って連れ回りするように構成されている。
【0023】定着装置26の下流側には加熱ロール27
側(上側)に複数の加熱ロール側用紙ガイド部材31a
がX軸方向に離れて配置されている。また、定着装置2
6の下流側には、加圧ロール28側(下側)に複数の加
圧ロール側用紙ガイド部材32aがX軸方向に離れて配
置されている。そして、前記複数の加熱ロール側用紙ガ
イド部材31aにより加熱ロール側用紙ガイド31が構
成され、前記複数の加圧ロール側用紙ガイド32aによ
り加圧ロール側用紙ガイド32が構成されている。図4
において、前記加熱ロール側用紙ガイド部材31aおよ
び加圧ロール側用紙ガイド32aは、X軸方向の同じ位
置に配置されているため、平面図(図4)においては加
熱ロール側用紙ガイド31aのみが見えている。すなわ
ち、複数の加圧ロール側用紙ガイド部材32aは、前記
加熱ロール側用紙ガイド部材31aの下方に配置されて
いるため、図4では示されていない。
【0024】前記加圧ロール側用紙ガイド32の下方に
はクロスフローファンにより構成された送風装置33が
配置されている。この送風装置33は、最小サイズ用紙
S1(図4参照)の通紙領域R1を除く非通紙領域R2に
冷却用エアを送風するように構成されている。送風装置
33から送風された冷却用エアは、前記定着装置26下
流側の加熱ロール側用紙ガイド31および加圧ロール側
用紙ガイド32間に形成される用紙搬送路を横断して前
記加熱ロール27を冷却する。前記複数の加熱ロール側
用紙ガイド部材31aの中の前端側に配置された加熱ロ
ール側用紙ガイド部材31aには用紙センサ34(図4
参照)が支持されており、通過する用紙を検出するよう
になっている。用紙センサ34は反射形のセンサで従来
公知のセンサである。なお、用紙センサ34として従来
公知の透過形センサを使用することが可能であり、その
場合には加熱ロール側用紙ガイド31および加圧ロール
側用紙ガイド32の一方に発光素子を配置し、他方に受
光素子を配置する。前記送風装置33は前記用紙センサ
34が用紙を検出している間だけ冷却用エアを送風する
ように作動する。前記定着装置26で未定着トナー像が
定着された用紙は、用紙搬送路を通って排出ローラ35
から前記排紙トレイT(図1,2参照)に排出されるよ
うになっている。
【0025】(実施例1の作用)次に前述の構成を備え
た定着装置用冷却装置の実施例1の作用を説明する。未
定着トナー像が形成された用紙Sが定着装置26で定着
されて定着装置26下流側に搬送されると、用紙センサ
34が用紙Sを検出する。図3,4において、用紙セン
サ34が用紙Sを検出している間、前記送風装置33が
冷却用エアを送風する。冷却用エアは用紙Sの下面側か
ら上方の加熱ロール27に向けて送風される。前記冷却
用エアは、最小サイズS1の用紙の非通紙領域R2にのみ
送風されている。したがって、前記用紙Sが最小サイズ
S1の用紙である場合には当然、前記非通紙領域R2にの
み送風される。前記用紙SがミドルサイズS2の用紙で
ある場合には、冷却用エアの一部分はその用紙の通紙領
域R3の一部分に向かって送風されるけれども、前記ミ
ドルサイズS2の用紙の下面に当たるので、通紙領域R3
の加熱ロール27には冷却用エアは到達しない。すなわ
ち、この場合の冷却用エアはミドルサイズS2の用紙の
非通紙領域R4の加熱ロール27にのみ到達する。すな
わちこの実施例1では、定着装置26を通過する用紙S
の非通紙領域の加熱ロール27のみに冷却エアが到達す
るので、加熱ロール27の非通紙領域のみが冷却される
ことになる。
【0026】(実施例2)次に図5、図6により本発明
の定着装置用冷却装置の実施例2を説明する。図5は前
記定着装置用冷却装置の実施例2の拡大断面図で、前記
実施例1の図3に対応する図である。図6は前記図5の
矢印VI−VI線から見た図である。なお、この実施例2
の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構
成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略
する。この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違
しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成され
ている。前記実施例1の加熱ロール側用紙ガイド31お
よび加圧ロール側用紙ガイド32はそれぞれ、X軸方向
に離れて複数配置された加熱ロール側用紙ガイド部材3
1aおよび加圧ロール側用紙ガイド部材32aにより構成
されていたのに対し、この実施例2の加熱ロール側用紙
ガイド31および加圧ロール側用紙ガイド32はそれぞ
れ多数の孔31bおよび32bが形成された1枚の板状部
材により構成されている。そして、前記多数の孔31b
および32bは最小サイズS1の用紙の非通紙領域R2に
対応する領域のみに形成されている。この実施例2も前
記実施例1と同様の作用を奏する。
【0027】(実施例3)次に図7、図8により本発明
の定着装置用冷却装置の実施例3を説明する。図7は前
記定着装置用冷却装置の実施例3の拡大断面図で、前記
実施例1の図3に対応する図である。図8は前記図7の
矢印VIII−VIII線から見た図である。なお、この実施
例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応す
る構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例1と
相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成
されている。この実施例3では加熱ロール側用紙ガイド
31は前記実施例1の加熱ロール側用紙ガイド31と全
く同様に複数の加熱ロール側用紙ガイド部材31aによ
り構成されている。しかしながら、加圧ロール側用紙ガ
イド32は、最小サイズS1の用紙の非通紙領域R2に対
応して配置された前記実施例1と同様の加圧ロール側用
紙ガイド部材32aと最小サイズS1の用紙の通紙領域R
1に対応して配置された面積が広く冷却用エアを遮断す
る1個の加圧ロール側用紙ガイド部材32cにより構成
されている。そして、送風装置33は、最大サイズS3
の用紙の通紙領域R0の全領域に向けて送風するように
構成されている。また、用紙センサ34は前記実施例1
と同じ加熱ロール側用紙ガイド部材31aに設けられて
いる。
【0028】この実施例3も前記実施例1と同様に、用
紙センサ34が用紙Sを検出している間だけ、送風装置
33が冷却用エアを送風する。その冷却用エアは最大サ
イズS3の用紙の通紙領域R0の全領域に向けて送風され
る。しかしながら、最小サイズS1の用紙の通紙領域R1
には前記面積が広く冷却用エアを遮断する1個の加圧ロ
ール側用紙ガイド部材32cが配置されているので、前
記通紙領域R1には冷却用エアは到達しない。加圧ロー
ル側用紙ガイド部材32cは面積が広いので、用紙Sは
その広い面積で支持されながら搬送されるので、安定し
た搬送を行うことができる。ミドルサイズS2および最
大サイズS3の用紙Sが定着される場合の作用は前記実
施例1と同様である。
【0029】(実施例4)次に図9、図10により本発
明の定着装置用冷却装置の実施例4を説明する。図9は
前記定着装置用冷却装置の実施例4の拡大断面図で、前
記実施例1の図3に対応する図である。図10は前記図
9の矢印X−X線から見た図である。なお、この実施例
4の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する
構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省
略する。この実施例4は、下記の点で前記実施例1と相
違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成さ
れている。この実施例4では加熱ロール側用紙ガイド3
1は前記実施例1の加熱ロール側用紙ガイド31と全く
同じように構成されている。しかしながら、加圧ロール
側用紙ガイド32は省略されている。そして、送風装置
33は前記実施例3と同様に、最大サイズS3の用紙の
通紙領域R0の全領域に向けて送風するように構成され
ている。また、用紙センサ34は前記実施例1と同じ加
熱ロール側用紙ガイド部材31aに設けられている。
【0030】この実施例4も前記実施例1と同様に、用
紙センサ34が用紙Sを検出している間だけ、送風装置
33が冷却用エアを送風する。その冷却用エアは最大サ
イズS3の用紙の通紙領域R0の全領域に向けて送風され
る。したがって、定着装置26から排出される用紙Sは
下面側から送風される冷却用エアにより持ち上げられ
て、上方に配置された加熱ロール側用紙ガイド31に案
内されながら下流側に搬送される。そして、加熱ロール
27に向かう冷却用エアは、通過する用紙Sによって遮
られるので、用紙Sの非通紙領域のみに到達する。すな
わち、定着装置26から排出される用紙Sの非通紙領域
の加熱ロールだけが冷却される。
【0031】(実施例5)次に図11〜図13により本
発明の定着装置用冷却装置の実施例5を説明する。図1
1は前記定着装置用冷却装置の実施例5の拡大断面図
で、前記実施例1の図3に対応する図である。図12は
前記図11の矢印XII−XII線から見た図である。図1
3は同実施例5の作用説明図である。なお、この実施例
5の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する
構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省
略する。この実施例5は、下記の点で前記実施例1と相
違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成さ
れている。この実施例5では定着装置26は、用紙Sを
下方から上方に搬送する搬送路に配置されており、加熱
ロール27および加圧ロール28は水平方向に配置され
ている。この実施例5では加熱ロール側用紙ガイド31
はエアガイド31cおよびこのエアガイド31cによりX
軸方向に間隔をおいて支持された複数の用紙ガイド部材
31dにより構成されている。
【0032】また、送風装置33は、前後一対の送風器
33a,33aと、前記一対の送風器33a,33aにより
送風される冷却用エアを定着装置26下流側に導くエア
ダクト33b,33bを有している。エアダクト33b,
33bの先端部には複数のエア排出口33cが設けられて
いる。また、前記エアダクト33b,33bの先端部には
前記各エア排出口33cの両側に加圧ローラ側用紙ガイ
ド部材32dが設けられている。そして、前記複数の加
圧ローラ側用紙ガイド部材32dにより本実施例5の加
圧ローラ側用紙ガイド32が構成されている。すなわ
ち、本実施例5では前記複数の加圧ローラ側用紙ガイド
部材32dにより構成された加圧ローラ側用紙ガイド3
2は、前記送風装置33と一体的に構成されている。こ
の実施例5の前記エア排出口33cは最大サイズS3の用
紙の全通紙領域R0に冷却用エアを送風するように配置
されている。
【0033】(実施例5の作用)この実施例5も前記実
施例4と同様に、用紙センサ34が用紙Sを検出してい
る間だけ、送風装置33が冷却用エアを送風する。そし
てその冷却用エアは最大サイズS3の用紙の通紙領域R0
の全領域に向けて送風される。前記加熱ロール27に向
かう冷却用エアは、通過する用紙Sによって遮られるの
で、用紙Sの非通紙領域のみに到達する。この場合の冷
却用エアの通風経路は図13の矢印Eに示すようにな
る。この実施例5においても、定着装置26から排出さ
れる用紙Sの非通紙領域の加熱ロール27だけが冷却さ
れる。
【0034】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)本発明は複写機以外の画像形成装置、例えばプ
リンタ、ファクシミリ等にも適用可能である。 (H02)用紙ガイドは用紙Sをガイドする機能を有し且
つ冷却用エアが横断して加熱ロールに到達する形状を有
する種々のものを採用することが可能である。 (H03)送風装置33はクロスフローファンに限らず、
冷却用エアを送風する機能を有する種々のものを採用す
ることが可能である。
【0035】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果を奏することができる。 (E01)加熱ロールを通過する全てのサイズの用紙の通
紙領域を冷却せずに、非通紙領域のみを冷却することが
できる。したがって、冷却の不必要な部分は冷却するこ
となく、冷却の必要な部分のみを冷却することができ
る。 (E02)冷却用エアを送風する送風装置が定着装置の下
流側に配置されるので、上流側に配置された場合の用紙
上の未定着トナー像の乱れ、用紙冷却に起因する定着時
の熱効率の低下を防止することができる。また、定着直
後に用紙を冷却することができるので、定着時の熱によ
る用紙のカール発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の定着装置用冷却装
置を備えた複写機Fの斜視図である。
【図2】 図2は前記図1の複写機Fの縦断面図であ
る。
【図3】 図3は前記図2に示す定着装置用冷却装置の
実施例1の拡大図である。
【図4】 図4は前記図3の矢印IV−IV線から見た図
である。
【図5】 図5は前記定着装置用冷却装置の拡大断面図
で、前記実施例1の図3に対応する図である。
【図6】 図6は前記図5の矢印VI−VI線から見た図
である。
【図7】 図7は前記定着装置用冷却装置の拡大断面図
で、前記実施例1の図3に対応する図である。
【図8】 図8は前記図7の矢印VIII−VIII線から見
た図である。
【図9】 図9は前記定着装置用冷却装置の拡大断面図
で、前記実施例1の図3に対応する図である。
【図10】 図10は前記図9の矢印X−X線から見た
図である。
【図11】 図11は前記定着装置用冷却装置の実施例
5拡大断面図で、前記実施例1の図3に対応する図であ
る。
【図12】 図12は前記図11の矢印XII−XII線か
ら見た図である。
【図13】 図13は同実施例5の作用説明図である。
【符号の説明】
S…用紙、R2…最小サイズ用紙が通過しない非通紙領
域、R0…最大サイズ用紙が通過する通紙領域、26…
定着装置、27…加熱ロール、28…加圧ロール、3
1,32…用紙ガイド、33…送風装置、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする定
    着装置用冷却装置、(Y01)未定着のトナー像が形成さ
    れた用紙の搬送路に配置されるとともに、互いに当接す
    る加熱ロールおよび加圧ロールを有する定着装置、(Y
    02)前記定着装置の下流側に隣接する冷却用エアの横断
    が可能な用紙ガイドにより構成されたエア横断搬送路。
    (Y03)前記エア横断搬送路の加圧ロール側に配置され
    て前記加熱ロールに向う冷却用エアを送風する送風装
    置、(Y04)用紙が前記定着装置を通過する間だけ前記
    冷却用エアを送風する前記送風装置、
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の定着装置用冷却装置、(Y05)設定された
    最小サイズ用紙が通過しない非通紙領域のみに前記冷却
    用エアを送風する前記送風装置。
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