JP2020174666A - 飲食品調製用製剤、並びに、飲食品、及び、その製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】飲食品等の添加対象物における優れた泡品質を有する飲食品調製用製剤、及び、飲食品等、それらの製造方法、並びに、起泡及び/又は泡持ち向上方法等の提供。【解決手段】起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、飲食品調製用製剤。さらに、起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種である、製剤。【選択図】なし
Description
本発明は、泡品質に優れた飲食品調製用製剤、及び、飲食品、それらの製造方法、起泡及び/又は泡持ち向上剤、並びに、飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法等に関する。
麦芽を主原料とするビールの泡立ちや泡持ち等の泡品質は、使用する麦芽自体に大きく寄与することが知られている。これに対し、発泡酒や、ノンアルコールビールテイスト飲料等の非発酵ビール様発泡性飲料では、麦や麦芽使用率が低い、又は、麦や麦芽自体を使用していないことから、ビールに比べて泡品質が充分ではないことが指摘されている。この泡品質の低下は、非発酵ビール様発泡性飲料の風味や外観品質、費消感を損なうだけでなく、消費者の購買意欲にも影響を及ぼしうる。このような非発酵ビール様発泡性飲料において、ビールに相当し得る泡品質を確保することが期待されている。
これまでには、非発酵ビール様発泡性飲料として、麦及び麦芽を原料として使用しないノンアルコールのビールテイスト清涼発泡飲料であって、起泡剤及び該起泡剤を除く食物繊維が配合された発泡飲料が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、麦由来のエキス分の総量を一定量に特定する非発酵のビールテイスト飲料が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。しかしながら、このような非発酵ビール様発泡性飲料において、ビールに匹敵しうる泡品質への要求は依然存在している。
一方、近年、緑茶や乳飲料、コーヒー飲料や、粉末即席飲料、スープ類等においても、意図的に起泡させた起泡性飲食品の提供が行われつつある。当該飲食品においても、泡品質の改善が期待されつつある。
本発明における解決しようとする課題は、飲食品等の添加対象物(以下、混合の対象となる物や調製の対象となる物等を含む。)における優れた泡品質を有する飲食品調製用製剤を提供することにある。より詳細には、飲食品等の添加対象物における起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品調製用製剤を提供することにある。
また、本発明における他の解決しようとする課題は、優れた泡品質を有する飲食品を提供することにある。より詳細には、起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品を提供することにある。
さらに、本発明における他の解決しようとする課題は、泡品質に優れた飲食品等の簡便な製造方法を提供することにある。より詳細には、起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品等の簡便な製造方法を提供することにある。
一方、本発明における他の解決しようとする課題は、飲食品等の添加対象物における泡品質の改善が可能な起泡及び/又は泡持ち向上剤を提供することにある。より詳細には、飲食品等の添加対象物における起泡及び/又は泡持ちに優れた起泡及び/又は泡持ち向上剤を提供することにある。
他方、本発明における他の解決しようとする課題は、飲食品等の添加対象物における泡品質の改善する、起泡及び/又は泡持ち向上方法を提供することにある。より詳細には、飲食品等の添加対象物における泡及び/又は泡持ちを改善する、飲食品等の起泡及び/又は泡持ち向上方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及びグリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、飲食品調製用製剤、及び、飲食品、起泡及び/又は泡持ち向上剤、並びに、起泡及び/又は泡持ち向上方法を用いることにより、起泡性及び/又は泡持ち性の向上が可能になることを見出し、このような知見に基づき、本発明を完成させた。
本発明は、次の各項に記載の態様を含む。
[1]起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、飲食品調製用製剤。
[2]上記起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種である、[1]に記載の製剤。
[3]さらに香料成分を含む、[1]又は[2]に記載の製剤。
[4]上記製剤中、上記起泡成分1質量部に対する上記トリアセチン、上記プロピレングリコール、及び、上記グリセリンの総含有量は、0.1〜150質量部である、[1]〜[3]のいずれか1に記載の製剤。
[5]起泡性の飲食品調製用である、[1]〜[4]のいずれか1に記載の製剤。
[6]トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤。
[7]さらに香料成分を含む、[6]に記載の製剤。
[8]起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、飲食品。
[9]上記起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種である、[8]に記載の飲食品。
[10]さらに香料成分を含む、[8]又は[9]に記載の飲食品。
[11]上記飲食品中、上記トリアセチン、上記プロピレングリコール、及び、上記グリセリンの総含有量は、0.0001〜5質量%である、[8]〜[10]のいずれか1に記載の飲食品。
[12]上記飲食品中、上記起泡成分1質量部に対する上記トリアセチン、上記プロピレングリコール、及び、上記グリセリンの総含有量は、0.1〜150質量部である、[8]〜[11]のいずれか1に記載の飲食品。
[13]起泡性である、[8]〜[12]のいずれか1に記載の飲食品。
[14]トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、起泡及び/又は泡持ち向上剤。
[15]さらに、香料成分を含む、[14]に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤。
[16]さらに、起泡成分を含む、[14]又は[15]に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤。
[17]上記起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種である、[16]に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤。
[18]起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群から少なくとも1種以上を混合して飲食品を製造する工程(1)を含む、飲食品の製造方法。
[19][1]〜[5]のいずれか1に記載の製剤を用いて飲食品を製造する工程(2)を含む、飲食品の製造方法。
[20][6]又は[7]に記載の製剤を、起泡成分を含む飲食品に配合する工程(3)を含む、飲食品の製造方法。
[21]起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品を製造する工程(1)を含む、飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法。
[22][14]〜[17]のいずれか1に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤を用いて飲食品を製造する工程(4)を含む、飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法。
[23][14]〜[17]のいずれか1に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤を、起泡成分を含有する飲食品に配合する工程(5)を含む、飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法。
本発明の飲食品調製用製剤を用いることにより、飲食品等の添加対象物における優れた泡品質を得ることが可能となる。より詳細には、本発明の飲食品調製用製剤を用いることにより、添加対象物における起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品等を得ることが可能となる。
また、本発明の飲食品等は、上記構成を有することにより、優れた泡品質を有することが可能となる。より詳細には、本発明の飲食品等は、起泡及び/又は泡持ちに優れたものとなる。
また、本発明の飲食品等の製造方法を用いることにより、泡品質に優れた飲食品等を簡便に得ることができる。より詳細には、本発明の飲食品等の製造方法を用いることにより、起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品等を簡便に得ることができる。
一方、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤を用いることにより、飲食品等の添加対象物における優れた泡品質を得ることが可能となる。より詳細には、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤を用いることにより、添加対象物における起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品等を得ることが可能となる。
他方、本発明の飲食品等の起泡及び/又は泡持ち向上方法を用いることにより、飲食品等の添加対象物における泡品質を改善することが可能となる。より詳細には、本発明の飲食品等の起泡及び/又は泡持ち向上方法を用いることにより、飲食品等の添加対象物における起泡及び/又は泡持ちを改善することが可能となる。
本発明は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、飲食品調製用製剤に関するものである。
また、本発明は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、飲食品に関するものである。
また、本発明は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品を製造する工程(1)を含む、飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法に関するものである。
なお、本発明において、起泡及び/又は泡持ちの向上とは、飲食品等の添加対象物における起泡及び/又は泡持ちを付加、向上、増強させ得る場合のみならず、本発明を用いない場合よりも起泡及び/又は泡持ちが失われにくくし得る場合も含み、また、起泡及び/又は泡持ちの崩壊、失活の程度を抑制、又は、遅らせ得る場合も含む。
<飲食品調製用製剤等>
本発明の飲食品調製用製剤は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
本発明の飲食品調製用製剤は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
本発明の飲食品調製用製剤は、上記構成を有することにより、飲食品等の添加対象物における優れた泡品質を得ることが可能となる。より詳細には、本発明の飲食品調製用製剤を用いることにより、添加対象物における起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品等を得ることが可能となる。
また、本発明において、飲食品調製用製剤とは、飲食品を製造等調製するために用いられる製剤をいう。
(起泡成分)
本発明の飲食品調製用製剤において、起泡成分を含む。
本発明の飲食品調製用製剤において、起泡成分を含む。
本発明で使用できる起泡成分は、起泡能力のあるものであれば特に限定されず、一般に入手可能なものを適宜用いることができる。上記起泡成分として、例えば、天然物由来や合成された起泡剤等をあげることができ、飲食品用途に用いられるものが好ましい。
上記起泡成分として、例えば、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルなどをあげることができる。上記起泡成分として、これらからなる群より選択される少なくとも1種を含む場合を好ましい一例としてあげることができる。これらは単独で使用してもよく、また2種以上を混合して使用してもよい。
本発明の飲食品調製用製剤における上記起泡成分の総含有量は、他成分の量や種類に応じて適宜変更することも可能であるが、上記製剤中、0.0001〜1質量%であることが好ましく、0.0005〜0.5質量%であってもよく、0.001〜0.1質量%であり、0.005〜0.05質量%であり得る。
(トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリン)
本発明の飲食品調製用製剤において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
本発明の飲食品調製用製剤において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
本発明におけるトリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンは、いずれも、特に限定されず、一般に入手可能なものを適宜用いることができる。
本発明におけるトリアセチンは、1,2,3−トリアセトキシプロパン、又は、グリセリン三酢酸とも呼ばれる。飲食品に使用可能な程度以上の純度、品質のものが好ましい。
本発明におけるプロピレングリコールは、プロパン−1,2−ジオールとも呼ばれる。飲食品に使用可能な程度以上の純度、品質のものが好ましい。
本発明におけるグリセリンは、1,2,3−トリヒドロキシプロパンとも呼ばれる。飲食品に使用可能な程度以上の純度、品質のものが好ましい。
また、本発明の飲食品調製用製剤において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンにおいて、少なくともトリアセチンが含まれることが好ましい例としてあげることができる。
また、本発明の飲食品調製用製剤において、トリアセチン、並びに、プロピレングリコール及びグリセリンから選択される1種以上を含むことが好ましい例としてあげることができる。
また、本発明の飲食品調製用製剤において、少なくともトリアセチンを含む場合、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する等により用いられる場合を好ましい一例としてあげることができる。
本発明の飲食品調製用製剤において、上記製剤中、上記トリアセチン、上記プロピレングリコール、及び、上記グリセリンの総含有量は、他成分の量や種類に応じて適宜変更することも可能であるが、0.00001〜100質量%であることが好ましく、0.0001〜100質量%であってもよく、0.001〜100質量%であり、0.01〜100質量%であり、0.1〜90質量%であり、1〜80質量%であり、5〜70質量%であり、10〜60質量%であり得る。
また、本発明の飲食品調製用製剤において、上記製剤中、上記起泡成分1質量部に対する上記トリアセチン、上記プロピレングリコール、及び、上記グリセリンの総含有量は、0.1〜150質量部であることが好ましく、例えば、0.3〜125質量部であってもよく、0.5〜120質量部であってもよく、1〜100質量部であてもよく、1.5〜90質量部であってもよく、2〜80質量部であってもよく、3〜80質量部であってもよく、4〜70質量部であってもよく、5〜60質量部であってもよく、6〜60質量部であってもよく、8〜50質量部であってもよく、10〜40質量部であってもよく、12.5〜30質量部であってもよく、15〜20質量部であってもよい。
(香料成分)
本発明の飲食品調製用製剤において、さらに香料成分を含むことができる。
本発明の飲食品調製用製剤において、さらに香料成分を含むことができる。
本発明の飲食品調製用製剤は、上記構成を有することにより、例えば、従来の香料成分の配合手法を用いて、香気、香味の付与向上とともに、飲食品等の添加対象物における優れた泡品質を得ることが可能となる。
本発明における香料成分は、香り、又は、味を形成し得るものであれば、特に限定はされず、各種の合成香料、天然精油、合成精油、柑橘油、動物性香料、その他の、通常飲食品調製用製剤を調製する際に使用される成分であり得る。
本発明の香料成分には、例えば、香辛料抽出物、香辛料中の香味成分、及び、香味成分の合成品から生ずる香味成分も含まれる。すなわち、スパイスやハーブなどを含む、香辛料自体、香辛料抽出物、香辛料中の香味成分、及び、香味成分の合成品をもすべて含む。
上記スパイスとは、食品に風味付けの目的で比較的少量使用される種々の植物由来の芳香性樹皮、根、根茎、蕾、種子、果実、又は、果皮をいう。スパイスは、食用可能である限り限定はされないが、具体的には、アサの種子、アサフェチダの根、アサフェチダの根茎、アジョワンの種子、アニスの種子、ウイキョウの種子、ウコンの根、ウコンの根茎、オールスパイスの果実、オールスパイスの未成熟果実、オレンジの果皮、ガジュツの根、ガジュツの根茎、カショウの果皮、カショウの果実、カショウの未成熟果実、カシアの樹皮、カフィアライムの果実、カフィアライムの未成熟果実、ガランガルの根、ガランガルの根茎、カルダモンの種子、カルダモンの果実、カルダモンの未成熟果実、カンゾウの根、カンゾウの根茎、キャラウェイの種子、クチナシの果実、クミンの種子、クローブの蕾、ケシの種子、ケーパーの蕾、コショウ(黒コショウを含む)の果実、コショウ(黒コショウを含む)の未成熟果実、ごまの種子、コリアンダーの種子、サフランのめしべ、サンショウの果実、サンショウの未成熟果実、シソの種子、シナモンの樹皮、ジュニパーベリーの果実、しょうが、スターアニスの果実、スターアニスの未成熟果実、西洋わさび、セロリの種子、タマリンドの果実、ディルの種子、とうがらし、ナツメグの種子の仁、ナツメグの種皮(メースをいう。)、ニジェラの種子、ニンニク、バジルの種子、パセリの種子、バニラの果実、バニラの未成熟果実、パプリカ、パラダイスグレインの種子、バラの果実(ローズヒップをいう。)、フェネグリークの種子、ピンクペッパーの果実、マスタードの種子、みかんの果皮、ゆずの果皮、レモンの果皮、ロングペッパーの果実、ロングペッパーの未成熟果実、及び、わさびの根茎等をあげることができる。
上記ハーブとは、食品に風味付けの目的で薬味として比較的少量使用される種々の主に草本植物の葉、茎、根、及び、花からなり、生のまま、又は、乾燥したものが使用されるものをいう。ハーブは、食用可能である限り限定はされないが、具体的には、アニスの葉、アニスの茎、アンゼリカ、ウイキョウの葉、ウイキョウの茎、エシャロット、オレガノ、カフィアライムの葉、カモミール、カレープラント、カレーリーフ、キャットニップ、キャラウェイの葉、キャラウェイの茎、クレソン、コリアンダーの葉、コリアンダーの茎、サッサフラス、サボリー、サラダバーネット、サンショウの花、サンショウの葉、シソの葉、シソの花穂、ジャスミン、ステビア、スペアミント、セージ、セロリの葉、セロリの茎、センテッドゼラニウム、ソレル、タイム、タデ、タマネギ、タラゴン、ダンディライオン、チャイブ(あさつきを含む。)、チャービル、ディルの葉、ディルの茎、ドクダミ、ナスタチウム、ニガヨモギ、にら、ハイビスカス、バジルの葉、バジルの茎、パセリの葉、パセリの茎、ハッカ、バラの花(ローズをいう。)、ヒソップ、ペパーミント、ベルガモット、ホースミント、ボリジ、マーシュ、マスタードの葉、マスタードの茎、マジョラム、ミョウガ、ヤロウ、ユーカリプタス、ヨモギ、ラベンダー、リンデン、ルッコラ、ルバーブ、レモングラス、レモンバーム、レモンバーベナ、ローズマリー、ローレル、わさびの葉、及び、わさびの葉柄等をあげることができる。
上記香味成分は、上述した成分以外であっても、食用可能である限り限定はされない。香味成分としては、具体的には、バター香料、コーヒー香料;α−サンショオール、β−サンショオール、サンショアミド、スピラントールなどのアミド系辛味物質;カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、バニリルペラルゴアミドなどのカプサイシン類;ピペリン、イソピペリン、イソシャビシン、シャビシン、ピペラニン、ピペリジンなどのピペリン類;ジンゲロン、ショーガオール、ジンゲロールなどのジンゲロール類;アリルイソチオシアネート、β−フェネチルイソチオシアネート、6−メチルチオヘキシルイソチオシアネート、ω−ペンテニルイソチオシアネート、p−ヒドロキシベンジルイソチオシアネート、4−メチルチオブテニルイソチオシアネート、ブチルイソチオシアネートなどのイソチオシアネート類;(−)−ポリゴジアールなどのポリゴジアール類等をあげることができる。
さらに、香味成分としては、ノニル酸バニリルアミドなどのアルカン酸バニリルアミド(アルカン酸の炭素数が7〜12)、バニリンプロピレングリコールアセタールなどのバニリンアルキレングリコールアセタール(アルキレンの炭素数が3〜6)、エチルバニリンアルキレングリコールアセタール(アルキレンの炭素数が3〜6)、3−L―メントキシプロパン―1,2―ジオール、N―アルキル−p−メンタン−3−カルボキサミド、3−L―メントキシ−2−メチルプロパン―1,2―ジオール、p−メンタン−3,8−ジオール、2−L−メントキシエタン−1−オール、3−L−メントキシプロパン−1−オール、4−L−メントキシブタン−1−オール、3−ヒドロキシブタン酸メンチル、乳酸メンチル、メントールグリセリンケタール、2−(2−L−メンチルオキシエチル)エタノール、グリオキシル酸メンチル、N−メチル−2,2−イソプロピルメチル−3−メチルブタンアミド、2−ピロリドン−5−カルボン酸メンチル、コハク酸モノメンチル、コハク酸モノメンチルのアルカリ金属塩、コハク酸モノメンチルのアルカリ土類金属塩、バニリルエチルエーテル、バニリルプロピルエーテル、バニリンプロピレングリコールアセタール、バニリルブチルエーテル、バニリルブチルエーテル酢酸エステル、カビシン等、(3−アミノ−3−カルボキシプロピル)ジメチルスルホニウム塩化物、α−アミルシンナムアルデヒド、アンモニウムイソバレレート、イオノン、イソアミルアルコール、イソキノリン、イソブタノール、イソブチルアルデヒド、イソプロパノール、イソペンチルアミン、イソ酪酸エチル、2―エチル―3,5―ジメチルピラジン、及び、2―エチル―3,6―ジメチルピラジン、及び、それらの混合物、エチルバニリン、2−エチルピラジン、3−エチルピリジン、2―エチル―3―メチルピラジン、2―エチル―5―メチルピラジン、2−エチル−6−メチルピラジン、5−エチル−2―メチルピリジン、オクタン酸エチル、ギ酸イソアミル、クエン酸三エチル、クミンアルデヒド、ゲラニアール、酢酸シクロヘキシル、酢酸シンナミル、酢酸フェネチル、酢酸ブチル、酢酸ベンジル、酢酸ボルニル、酢酸l−メンチル、サリチル酸メチル、2,3−ジエチルピラジン、2,3−ジエチル−5−メチルピラジン、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、1,8−シネオール、ジヒドロアクチンジオライド、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、脂肪族高級アルデヒド類、脂肪族高級炭化水素類、2,3−ジメチルピラジン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピリジン、(Z)−ジャスモン、シンナミルアルコール、シンナムアルデヒド、チオエーテル類、チオール類、ディルエーテル、5,6,7,8−テトラヒドロキノキサリン、2,3,5,6―テトラメチルピラジン、サビネン、ジンギベレン、セリネン、ターピネン、ターピノレン、α−フムレン、テルペン系炭化水素類、2,3,5‐トリメチルピラジン、バニリン、パラメチルアセトフェノン、4−ビニルグアイアコール、ピペロナール、フェニル酢酸イソアミル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸エチル、フェネチルアミン、フェノールエーテル類、ブタノール、ブチルアミン、ブチルアルデヒド、フルフラール、及び、その誘導体、プロパノール、プロピオンアルデヒド、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ベンジル、(Z)−3−ヘキセナール、(Z)−3−ヘキセノール、ヘキサン酸アリル、ヘキサン酸エチル、ヘプタン酸エチル、l−ペリラアルデヒド、2−ペンタノール、1−ペンテン−3−オール、芳香族アルコール類、芳香族アルデヒド類、d−ボルネオール、5―メチルキノキサリン、6−メチルキノリン、5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタピラジン、1−メチルナフタレン、メチルβ―ナフチルケトン、2−メチルピラジン、上記以外のピラジン類、上記以外のピリジン類、メチオナール、2―メチルブタノール、2−メチルブチルアルデヒド、(E)−2−メチル−2−ブテナール、3−メチル−2−ブテナール、3−メチル−2−ブテノール等をあげることができる。
別の観点から、本発明の飲食品調製用製剤に用いられる合成香料としては、例えば、「合成香料 化学と商品知識」(印藤元一著、化学工業日報社)等に記載のエステル類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、フェノール類、エーテル類、ラクトン類、炭化水素類、含窒素化合物、含硫化合物類、又は、酸類等をあげることができる。
上記エステル類としては、限定はされないが、例えば、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、ギ酸オクチル、ギ酸リナリル、ギ酸シトロネリル、ギ酸ゲラニル、ギ酸ネリル、ギ酸テルピニル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸イソアミル、酢酸ヘキシル、酢酸シス−3−ヘキセニル、酢酸トランス−2−ヘキセニル、酢酸オクチル、酢酸ノニル、酢酸デシル、酢酸ドデシル、酢酸ジメチルウンデカジエニル、酢酸スチラリル、酢酸オシメニル、酢酸ミルセニル、酢酸ジヒドロミルセニル、酢酸リナリル、酢酸シトロネリル、酢酸ゲラニル、酢酸ネリル、酢酸テトラヒドロムゴール、酢酸ラバンジュリル、酢酸ネロリドール、酢酸ジヒドロクミニル、酢酸テルピニル、酢酸シトリル、酢酸ノピル、酢酸ジヒドロテルピニル、酢酸2,4−ジメチル−3−シクロヘキセニルメチル、酢酸ミラルディル、酢酸ベチコール、プロピオン酸デセニル、プロピオン酸リナリル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸ネリル、プロピオン酸テルピニル、プロピオン酸トリシクロデセニル、プロピオン酸スチラリル、プロピオン酸アニシル、酪酸オクチル、酪酸ネリル、酪酸シンナミル、イソ酪酸イソプロピル、イソ酪酸オクチル、イソ酪酸リナリル、イソ酪酸ネリル、イソ吉草酸リナリル、イソ吉草酸テルピニル、イソ吉草酸フェニルエチル、イソ吉草酸イソアミル、イソ吉草酸エチル、2−メチル吉草酸2−メチルペンチル、3−ヒドロキシヘキサン酸メチル、3−ヒドロキシヘキサン酸エチル、オクタン酸メチル、オクタン酸オクチル、オクタン酸リナリル、ノナン酸メチル、ウンデシレン酸メチル、安息香酸リナリル、ケイヒ酸メチル、アンゲリカ酸イソプレニル、ゲラン酸メチル、クエン酸トリエチル、アセト酢酸エチル、2−ヘキシルアセト酢酸エチル、ベンジルアセト酢酸エチル、2−エチル酪酸アリル、3−ヒドロキシ酪酸エチル、2−メチル酪酸エチル、2−メチル酪酸メチル、N−メチルアントラニル酸メチル、酪酸、酪酸イソアミル、酪酸エチル、酪酸シクロヘキシル、酪酸ブチル、ノナン酸エチル、デカン酸エチル、2,4−デカジエン酸エチル、2,4−デカジエン酸プロピル、アントラニル酸メチル、及び、リナリル、N−メチルアントラニル酸エチル等をあげることができる。
上記アルコール類としては、限定はされないが、例えば、3−ヘプタノール、1−ノナノール、1−ウンデカノール、2−ウンデカノール、1−ドデカノール、プレノール、10−ウンデセン−1−オール、ジヒドロリナロール、テトラヒドロムゴール、ミルセノール、ジヒドロミルセノール、テトラヒドロミルセノール、オシメノール、テルピネオール、ホートリエノール、3−ツヤノール、ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−フェニルエチルアルコール、3−メチル−1−ペンタノール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3−オクタノール、1−ノナノール、2−ノナノール、2,6−ジメチルヘプタノール、1−デカノール、トランス−2−ヘキセノール、シス−4−ヘキセノール、メチルトリメチルシクロペンテニルブテノール、シトロネロール、ジヒドロミルセノール、ロジノール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、テトラヒドロリナロール、ジメチルオクタノール、ヒドロキシシトロネロール、プレゴール、イソプレゴール、メントール、テルピネオール、ジヒドロテルピネオール、カルベオール、ジヒドロカルベオール、ペリラアルコール、4−ツヤノール、ミルテノール、α−フェンキルアルコール、ファルネソール、ネロリドール、セドレノール、アニスアルコール、ヒドロトロパアルコール、3−フェニルプロピルアルコール、シンナミックアルコール、アミルシンナミックアルコール等をあげることができる。
上記アルデヒド類としては、限定はされないが、例えば、アセトアルデヒド、n−ヘキサナール、n−ヘプタナール、n−オクタナール、n−ノナナール、2−メチルオクタナール、3,5,5−トリメチルヘキサナール、デカナール、ウンデカナール、2−メチルデカナール、ドデカナール、トリデカナール、テトラデカナール、トランス−2−ヘキセナール、(E)−2−デセナール、トランス−4−デセナール、シス−4−デセナール、トランス−2−デセナール、10−ウンデセナール、トランス−2−ウンデセナール、トランス−2−ドデセナール、3−ドデセナール、トランス−2−トリデセナール、2,4−ヘキサジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ドデカジエナール、5,9−ジメチル−4,8−デカジエナール、シトラール、ジメチルオクタナール、α−メチレンシトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、ミルテナール、ネラール、α−あるいはβ−シネンサール、マイラックアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、オクタナールジメチルアセタール、ノナナールジメチルアセタール、デカナールジメチルアセタール、デカナールジエチルアセタール、2−メチルウンデカナールジメチルアセタール、シトラールジメチルアセタール、シトラールジエチルアセタール、シトラールプロピレングリコールアセタール、n−バレルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、2−メチルブタナール、2−ペンテナール、トランス−2−ヘプテナール、トランス−2−ノネナール、2,6−ジメチル−5−ペプテナール、2,4−ウンデカジエナール、トリメチルデカジエナール、シトロネラール、ヒドロキシシトロネラール、サフラナール、ベルンアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−イソプロピルフェニルアセトアルデヒド、p−メチルヒドロトロパアルデヒド、フェニルプロピオンアルデヒド、2−メチル−3−(4−メチルフェニル)プロパナール、シクラメンアルデヒド、シンナミックアルデヒド、サリチルアルデヒド、アニスアルデヒド、p−メチルフェノキシアセトアルデヒド、アセトアルデヒドジエチルアセタール、シトロネリルメチルアセタール、アセトアルデヒド 2−フェニル−2,4−ペンタンジオールアセタール、2−ヘキセナールジエチルアセタール、シス−3−ヘキセナールジエチルアセタール、ヘプタナールジエチルアセタール、2−ヘキシル−5−メチル−1,3−ジオキソラン、4−(L−メントキシメチル)−2−(3’,4’−ジヒドロキシフェニル)−1,3−ジオキソラン、4−(L−メントキシメチル)−2−(3’−メトキシ−4’−ヒドロキシフェニル)−1,3−ジオキソラン、4−(L−メントキシメチル)−2−(3’−エトキシ−4’−ヒドロキシフェニル)−1,3−ジオキソラン、4−(L−メントキシメチル)−2−フェニル−1,3−ジオキソラン、4−(L−メントキシメチル)−2−(2’−ヒドロキシ−3’−メトキシフェニル)−1,3−ジオキソラン、4−(L−メントキシ−メチル)−2−(4’メトキシフェニル)−1,3−ジオキソラン、4−(L−メントキシメチル)−2−(3’,4’−メチレンジオキシフェニル)−1,3−ジオキソラン、シトロネラールシクロモノグリコールアセタール、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール等をあげることができる。
上記ケトン類としては、限定はされないが、例えば、2−ペンタノン、3−ヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、2−オクタノン、3−オクタノン、2−ノナノン、2−ウンデカノン、メチルヘプテノン、ジメチルオクテノン、ゲラニルアセトン、ファルネシルアセトン、2,3,5−トリメチル−4−シクロヘキセニル−1−メチルケトン、ネロン、ヌートカトン、ジヒドロヌートカトン、アセトフェノン、4,7−ジヒドロ−2−イソペンチル−2−メチル−1,3−ジオキセピン、2−ペンタノン、3−ヘキサノン、2−ヘプタノン、2,3−ヘキサジオン、3−ノナノン、エチルイソアミルケトン、ジアセチル、アミルシクロペンテノン、2−シクロペンチルシクロペンタノン、ヘキシルシクロペンタノン、ヘプチルシクロペンタノン、シス−ジャスモン、ジヒドロジャスモン、トリメチルペンチルシクロペンタノン、2−(2−(4−メチル)−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピルシクロペンタノン、ダマスコン、α−ダイナスコン、トリメチルシクロヘキセニルブテノン、ヨノン、β―ヨノン、メチルヨノン、アリルヨノン、プリカトン、カシュメラン、l−カルボン、メントン、カンファー、p−メチルアセトフェノン、p−メトキシアセトフェノン、ベンジリデンアセトン、ラズベリーケトン、メチルナフチルケトン、ベンゾフェノン、フルフラールアセトン、ホモフロノール、マルトール、エチルマルトール、アセト酢酸エチルエチレングリコールケタール等をあげることができる。
上記フェノール類としては、限定はされないが、例えば、チモール、カルバクロール、β−ナフトールイソブチルエーテル、アネトール、β−ナフトールメチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテル、クレオゾール、ベラトロール、ヒドロキノンジメチルエーテル、2,6−ジメトキシフェノール、4−エチルグアヤコール、オイゲノール、イソオイゲノール、エチルイソオイゲノール、tert−ブチルヒドロキノンジメチルエーテル等をあげることができる。
上記エーテル類としては、限定はされないが、例えば、デシルビニルエーテル、α−テルピニルメチルエーテル、イソプロキセン、2,2−ジメチル−5−(1−メチル−1−プロペニル)−テトラヒドロフラン、ローズフラン、1,4−シネオール、ネロールオキサイド、2,2,6−トリメチル−6−ビニルテトラヒドロピラン、メチルヘキシルエーテル、オシメンエポキシド、リモネンオキサイド、ルボフィクス、カリオフィレンオキサイド、リナロールオキサイド、5−イソプロペニル−2−メチル−2−ビニルテトラヒドロフラン、ネロールオキサイド、ローズオキサイド等をあげることができる。
上記ラクトン類としては、限定はされないが、例えば、γ−ウンデカラクトン、δ−ドデカラクトン、γ−ヘキサラクトン、γ−ノナラクトン、γ−デカラクトン、γ−ドデカラクトン、ジャスンミラクトン、メチルγ−デカラクトン、7−デセノラクトン、ジャスモラクトン、プロピリデンフタリド、δ−ヘキサラクトン、δ−2−デセノラクトン、ε−ドデカラクトン、ジヒドロクマリン、クマリン等をあげることができる。
上記炭化水素類としては、限定はされないが、例えば、オシメン、リモネン、α−フェランドレン、テルピネン、3−カレン、ビサボレン、バレンセン、アロオシメン、ミルセン、ファルネセン、α−ピネン、β−ピネン、カンフェン、テルピノーレン、p−サイメン、セドレン、β−カリオフィレン、カジネン等をあげることができる。
上記含窒素化合物、又は、含硫化合物類としては、限定はされないが、例えば、アントラニル酸メチル、アントラニル酸エチル、N−メチルアントラニル酸メチル、N−2’−メチルペンチリデンアントラニル酸メチル、リガントラール、ドデカンニトリル、2−トリデセンニトリル、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、3,7−ジメチル−2,6−ノナジエノニトリル、インドール、及び、その誘導体、5−メチル−3−ヘプタノンオキシム、リモネンチオール、1−P−メンテン−8−チオール、アントラニル酸ブチル、アントラニル酸シス−3−ヘキセニル、アントラニル酸フェニルエチル、アントラニル酸シンナミル、ジメチルスルフィド、8−メルカプトメントン等をあげることができる。
上記酸類としては、限定はされないが、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、2−デセン酸、ゲラン酸、2−メチル酪酸、2−エチル酪酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸メチル、イソ酪酸、イソ吉草酸、3−メチル吉草酸、2−ヘキセン酸、2−メチル−2−ペンテン酸、2−メチルヘプタン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、乳酸、ピルビン酸、シクロヘキサンカルボン酸等をあげることができる。
上記天然香料としては、限定はされないが、例えば、スイートオレンジ、ビターオレンジ、ネロリ、マンダリン、オレンジ、プチグレン、ベルガモット、タンゼリン、温州ミカン、ダイダイ、ハッサク、イヨカン、レモン、ライム、グレープフルーツ、ユズ、スダチ、カボス、スウィーティー等を例示することができる。
また、上記の天然香料以外に、例えば、シトロネラ、エレミ、オリバナム、マジョラム、アンゲリカルート、スターアニス、バジル、ヘイ、カラマス、キャラウェイ、カルダモン、ペッパー、カスカリラ、ジンジャー、セージ、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、ユーカリ、フェンネル、ピメント、ジュニパー、フェネグリーク、ローレル、メース、スギ、センキュウ、アーモンド、アップルミント、アニス、アルテミシア、アルファルファ、アンズ、アンブレット、イグサ、イチゴ、イチジク、イランイラン、ウインターグリーン、ウメ、エルダー、エンジュ、オークモス、オールスパイス、オリス、カーラント、カッシー、カモミール、ガランガ、カリン、ガンビア、グァバ、グーズベリー、クスノキ、クチナシ、クベバ、クミン、クランベリー、コーラ、サンショウ、サンダラック、サンダルウッド、サンダルレッド、シソ、シベット、ジャスミン、ショウガ、ジンセン、シンナモン、スターフルーツ、スチラックス、スペアミント、ゼラニウム、タイム、タバナ、タンジー、タンジェリン、チャンパカ、チュベローズ、ツバキ、ディタニー、トルーバルサム、トンカ、ナッツ、ナツメ、ナツメグ、ナンテン、ニアウリ、ニンジン、バイオレット、パイナップル、ハイビスカス、ハチミツ、ハッカ、パッションフルーツ、バニラ、バラ、ヒソップ、ヒノキ、フーゼル油、ブチュ、ペパーミント、ペピーノ、ベルベナ、ボアドローズ、ポポー、ボルドー、ボロニア、マツ、マンゴー、ミツロウ、ミモザ、ミルフォイル、ムスク、メープル、メリッサ、メロン、モモ、ヤラヤラ、ラベンダー、リキュール、リツェア、リンデン、ルー、レンブ、ローズマリー、ロベージ等を本発明の香料成分として使用することもできる。
上記香料成分は、本発明の飲食品調製用製剤を調製する際に、液状で使用してもよいが、必要に応じて、減圧乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥等の乾燥処理を行い、液体分を低減、又は、除去することにより、濃縮液状、半固形状、固形状、又は、粉末状にしたものを使用してもよい。
本発明の飲食品調製用製剤における上記香料成分の総含有量は、上記香料成分の種類、他成分の量や種類に応じて適宜変更することも可能であるが、上記製剤中、0.000001〜50質量%であることが好ましく、0.00001〜25質量%であってもよく、0.0001〜10質量%であり、0.001〜1質量%であり得る。
(他の成分)
本発明の飲食品調製用製剤においては、上記起泡成分、上述のトリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリン、並びに、上記香料成分以外の、他の成分を適宜含めることができる。
本発明の飲食品調製用製剤においては、上記起泡成分、上述のトリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリン、並びに、上記香料成分以外の、他の成分を適宜含めることができる。
本発明における上記他の成分として、例えば、増粘性多糖類をあげることができる。
本発明の飲食品調製用製剤に含まれる増粘性多糖類は、限定はされないが、飲食品、又は、経口医薬品への使用が許可されている可食性の増粘多糖類が好ましく用いられる。
上記増粘多糖類としては、例えば、キサンタンガム、ガラクトマンナン(例えば、ローカストビーンガム、グァーガム、タラガムなど)、脱アシル型ジェランガム、ネイティブ型ジェランガム、カラギナン(例えば、カッパ型、イオタ型、ラムダ型など)、タマリンドシードガム、グルコマンナン、サイリウムシードガム、マクロホモプシスガム、寒天、ゼラチン、ペクチン(例えば、HMペクチン、LMペクチンなど)、アルギン酸、アルギン酸塩(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウムなど)、プルラン、カードラン、トラガントガム、ガティガム、アラビアガム、アラビノガラクタン、カラヤガム、ファーセレラン、キチン、ウェランガム、デンプン類(例えば、デンプン、カルボキシメチルスターチナトリウム、カルボキシメチルスターチ、ヒドロキシプロピルスターチ、α化デンプン、リン酸架橋デンプン、オクテニルコハク酸デンプン、酢酸デンプンなど)、デキストリン類(例えば、ポリデキストロース、難消化性デキストリンなど)、及び、大豆多糖類などをあげることができる。これらは1種単独で使用してもよいし、また2種以上を任意に組み合わせて使用することもできる。
本発明では、上記増粘多糖類の中でも、特にキサンタンガム、及び、グァーガムからなる群より選択される少なくとも1種以上が好適に用いられる。
上記増粘性多糖類の2種以上の組み合わせとしては、制限されないものの、キサンタンガムとグァーガムの組み合わせ、キサンタンガムとローカストビーンガムの組み合わせ、キサンタンガムとカラギナンの組み合わせ、キサンタンガムとグァーガムとローカストビーンガムの組み合わせなどをあげることができる。
また、本発明の飲食品調製用製剤に含まれるその他の成分としては、例えば、酸化防止剤をあげることができる。酸化防止剤の例としては、トコフェロ−ル類、ローズマリー抽出物、ビタミンCパルミテ−トなどをあげることができる。
本発明の飲食品調製用製剤における上記酸化防止剤の含有量としては、0.0001〜10質量%、好ましくは、0.001〜5質量%、より好ましくは0.01〜1質量%であり得る。
また、上記その他の成分には、例えば、着色料、調味料、保存料などをあげることができる。
本発明の飲食品調製用製剤に含まれ得る上記着色料としては、パプリカ色素、マリーゴールド色素、β−カロテンなどの油溶性の着色料のほか、アントシアニン色素等の水溶性色素をあげることができる。
この他にも、例えば、ショ糖、果糖、ブドウ糖、麦芽糖、エリスリトール、トレハロース、マルチトール、パラチノース、キシリトール、ソルビトール、甘草抽出物、ステビア加工甘味料、羅漢果抽出物、ソーマチン、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース、サッカリン、ズルチン、サイクラミン酸、ネオテームなどの甘味料、クエン酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、グルコン酸、リン酸などの酸味料、カフェイン、ナリンジン、ニガヨモギ抽出物、ボラペット、メチルチオアデノシン、レイシ抽出物などの苦味料、食塩、塩化カリウムなどの塩味料、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸やそれらのナトリウムもしくはカリウム塩などの旨味料などを添加・混合してもよい。
さらには、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、又は、葉酸などの水溶性ビタミン;ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの油溶性ビタミン;エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ジプロピレングリコ−ル、グリセリン、ヘキシルグリコ−ル、ベンジルベンゾエ−ト、トリエチルシトレ−ト、ジエチルフタレ−ト、ハ−コリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、中鎖脂肪酸ジグリセリドなどの香料保留剤;乳化剤等を加えることもできる。
また、本発明の飲食品調製用製剤は、例えば、起泡性の飲食品調製用であることが好ましい。本発明の飲食品調製用製剤は、上記構成を有することにより、起泡性の飲食品の調製に用いられる場合は、起泡性の飲食品等の泡品質を好適に向上させることができ得る。
一方、本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤は、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤は、上記構成を有することにより、起泡成分を含む飲食品等の添加対象物における優れた泡品質を得ることが可能となる。より詳細には、本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤を用いることにより、添加対象物である起泡成分を含む飲食品における起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品等を得ることが可能となる。
本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤において、特に記載がない場合、上記飲食品調製用製剤等における、各成分や条件等を適宜同様に用いることができる。
本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンに関して、上記飲食品調製用製剤における各成分を適宜同様に用いることができる。
また、本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンにおいて、少なくともトリアセチンが含まれることが好ましい例としてあげることができる。
また、本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤において、トリアセチン、並びに、プロピレングリコール及びグリセリンから選択される1種以上を含むことが好ましい例としてあげることができる。
また、本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤において、少なくともトリアセチンを含む場合、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する等により用いられる場合を好ましい一例としてあげることができる。
また、本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤において、さらに香料成分を含むことができる。
本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤において、上記飲食品調製用製剤における上記香料成分を適宜同様に用いることができる。
また、本発明の起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤において、上記起泡成分を含む飲食品は、上記製剤を添加前又は添加後に起泡成分を含んでいてもよく、上記製剤とともに添加されるものであってもよい。
<飲食品調製用製剤の製造方法>
また、本発明の飲食品調製用製剤の製造方法は、
起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群から少なくとも1種以上を混合する工程(a)を含む。
また、本発明の飲食品調製用製剤の製造方法は、
起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群から少なくとも1種以上を混合する工程(a)を含む。
本発明の飲食品調製用製剤の製造方法は、上記構成を有することにより、泡品質に優れた飲食品調製用製剤を簡便に得ることができる。より詳細には、本発明の飲食品調製用製剤の製造方法を用いることにより、起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品調製用製剤を簡便に得ることができる。
本発明の飲食品調製用製剤の製造方法において、特に記載がない場合、上記飲食品調製用製剤等における、各成分や条件等を適宜同様に用いることができる。
上記工程(a)は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合する工程であれば特に制限されず、例えば、上述の起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を同時又は順次に混合する工程等があげられ、さらに、本発明の作用効果を発現、維持しうる限り、飲食品調製用製剤を製造する過程で上述の各成分が変性・変質する場合も含まれる。
また、本発明の飲食品調製用製剤の製造方法において、
上記工程(a)で得られた混合物を用いて飲食品調製用製剤を調製する工程(b)を含むことができる。
上記工程(a)で得られた混合物を用いて飲食品調製用製剤を調製する工程(b)を含むことができる。
上記工程(b)は、上記工程(a)で得られた混合物を用いて飲食品調製用製剤を調製する工程であれば、特に限定はされないが、例えば、混合物が液体の場合、乾燥工程において粉末や顆粒状に処理する方法や、大きめの塊状物とした後に物理的に粉砕等により粉末等にする方法等を適宜用いることができる。
本発明の飲食品調製用製剤は、さらに必要に応じて、例えば、噴霧乾燥(スプレードライ)等によって粉末化することができる。さらに、該粉末化した飲食品調製用製剤を公知の技術によって凝集・固着させ、取扱いが容易な顆粒・固形物とすることもできる。
また、本発明において、粉末状とは、粉体あるいは顆粒のいずれも含む。
<飲食品等>
また、本発明の飲食品等は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
また、本発明の飲食品等は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
本発明の飲食品等は、上記構成を有することにより、優れた泡品質を有することが可能となる。より詳細には、本発明の飲食品等は、起泡及び/又は泡持ちに優れたものとなる。
本発明の飲食品等において、特に記載がない場合、上記飲食品調製用製剤等における、各成分や条件等を適宜同様に用いることができる。
また、本発明の飲食品において、起泡成分を含む。上記起泡成分に関して、上記飲食品調製用製剤における各成分を適宜同様に用いることができる。
また、本発明の飲食品において、上記起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種を含む場合を好ましい一例としてあげることができる。上記各成分に関して、上記飲食品調製用製剤における各成分を適宜同様に用いることができる。
本発明の飲食品において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンに関して、上記飲食品調製用製剤における各成分を適宜同様に用いることができる。
また、本発明の飲食品において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンにおいて、少なくともトリアセチンが含まれることが好ましい例としてあげることができる。
また、本発明の飲食品において、トリアセチン、並びに、プロピレングリコール及びグリセリンから選択される1種以上を含むことが好ましい例としてあげることができる。
また、本発明の飲食品は、さらに香料成分を含むことができる。
上記香料成分に関して、上記飲食品調製用製剤における上記香料成分を適宜同様に用いることができる。
本発明の飲食品において、上記飲食品中、上記トリアセチン、上記プロピレングリコール、及び、上記グリセリンの総含有量は、他成分の量や種類に応じて適宜変更することも可能であるが、0.0001〜5質量%であることが好ましく、0.0005〜4質量%であってもよく、0.001〜3質量%であってもよく、0.005〜2質量%であってもよく、0.01〜1質量%であってもよい。
また、本発明の飲食品において、上記飲食品中、上記起泡成分1質量部に対する上記トリアセチン、上記プロピレングリコール、及び、上記グリセリンの総含有量は、0.1〜150質量部であることが好ましく、例えば、0.3〜125質量部であってもよく、0.5〜120質量部であってもよく、1〜100質量部であてもよく、1.5〜90質量部であってもよく、2〜80質量部であってもよく、3〜80質量部であってもよく、4〜70質量部であってもよく、5〜60質量部であってもよく、6〜60質量部であってもよく、8〜50質量部であってもよく、10〜40質量部であってもよく、12.5〜30質量部であってもよく、15〜20質量部であってもよい。
また、本発明の飲食品は、例えば、起泡性の飲食品であることが好ましい。本発明の飲食品は、上記構成を有することにより、起泡性の飲食品等の泡品質を好適に向上させることができ得る。
本発明の飲食品等は、上記飲食品調製用製剤を含むものであってもよい。さらに、本発明の作用効果を発現、維持しうる限り、飲食品を製造する過程で上記飲食品が変性・変質する場合も含まれる。
なお、本発明における飲食品とは、飲食品自体であってもよく、その後の加熱、加工調理等によって飲食品となりうるものを含む。
本発明の飲食品としては、例えば、清涼飲料水、緑茶、紅茶、ハーブティー等の茶類、ノンアルコールビールテイスト飲料等のビール様発泡性飲料類、アルコール飲料類、コーヒー類、乳飲料類、炭酸飲料類、及び、粉末即席飲料等;麺類、スープ類、ソース類、クリーム類、ゼリー類、デザート類、シロップ等;その他の食品類ないし飲料類、菓子類等をあげることができる。
<飲食品等の製造方法>
また、本発明の飲食品等の製造方法は、
起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品等を製造する工程(1)を含む。
また、本発明の飲食品等の製造方法は、
起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品等を製造する工程(1)を含む。
本発明の飲食品等の製造方法は、上記構成を有することにより、泡品質に優れた飲食品等を簡便に得ることができる。より詳細には、本発明の飲食品等の製造方法を用いることにより、起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品等を簡便に得ることができる。
本発明の飲食品等の製造方法において、特に記載がない場合、上記飲食品調製用製剤等における、各成分や条件等を適宜同様に用いることができる。
上記工程(1)は、起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品等を製造する工程であれば特に制限されず、例えば、上述の起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を飲食品原料や飲食品等の対象物に同時又は順次に添加する工程や、上述の起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合した飲食品原料を更に他の飲食品材料や飲食品等の対象物に添加する工程等があげられ、さらに、本発明の作用効果を発現、維持しうる限り、飲食品を製造する過程で上述の各成分が変性・変質する場合も含まれる。
また、他の本発明の飲食品等の製造方法は、
上記飲食品調製用製剤を用いて飲食品等を製造する工程(2)を含む。
上記飲食品調製用製剤を用いて飲食品等を製造する工程(2)を含む。
上記工程(2)は、上記飲食品調製用製剤を用いて飲食品等を製造する工程であれば特に制限されず、例えば、上記飲食品調製用製剤を飲食品等の対象物に一度に若しくは分割して順次に、又は、複数の製剤を同時若しくは順次に、添加する工程や、上記飲食品調製用製剤を混合した飲食品原料を更に他の飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する工程等があげられ、さらに、本発明の作用効果を発現、維持しうる限り、飲食品を製造する過程で上記飲食品調製用製剤が変性・変質する場合も含まれる。
また、他の本発明の飲食品等の製造方法は、
上記起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤を、起泡成分を含む飲食品に配合する工程(3)を含む。
上記起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤を、起泡成分を含む飲食品に配合する工程(3)を含む。
上記工程(3)は、上記起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤を、起泡成分を含む飲食品に配合する工程であれば特に制限されず、例えば、上記起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤を、起泡成分を含む飲食品原料や飲食品等の対象物に一度に若しくは分割して順次に、又は、複数の製剤を同時若しくは順次に、添加する工程や、上記起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤を混合した飲食品原料を更に起泡成分を含む他の飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する工程等があげられ、さらに、本発明の作用効果を発現、維持しうる限り、飲食品を製造する過程で上記起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤が変性・変質する場合も含まれる。
また、これらの各飲食品等の製造方法は、例えば、上記工程のいずれか2種、若しくは3種等を、適宜組み合わせてもよい。
<起泡及び/又は泡持ち向上剤>
一方、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤は、
トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
一方、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤は、
トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む。
本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤は、上記構成を有することにより、飲食品等の添加対象物における優れた泡品質を得ることが可能となる。より詳細には、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤を用いることにより、添加対象物における起泡及び/又は泡持ちに優れた飲食品等を得ることが可能となる。
なお、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、特に記載がない場合、上記飲食品調製用製剤や飲食品の製造方法等における、各成分や条件等を適宜同様に用いることができる。
本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンに関して、上記飲食品調製用製剤における各成分を適宜同様に用いることができる。
また、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンにおいて、少なくともトリアセチンが含まれることが好ましい例としてあげることができる。
また、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、トリアセチン、並びに、プロピレングリコール及びグリセリンから選択される1種以上を含むことが好ましい例としてあげることができる。
また、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、少なくともトリアセチンを含む場合、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する等により用いられる場合を好ましい一例としてあげることができる。
本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、形態は、特に制限されず、例えば粉末状、顆粒状、錠剤状、液状、乳液状、又はペースト状等の任意の形態に調製されうる。
また、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、さらに、香料成分を含むことができる。
上記香料成分に関して、上記飲食品調製用製剤における上記香料成分を適宜同様に用いることができる。
また、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、さらに、起泡成分を含むことができる。
上記起泡成分に関して、上記飲食品調製用製剤における上記起泡成分を適宜同様に用いることができる。
また、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤において、上記起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種を含む場合を好ましい一例としてあげることができる。上記各成分に関して、上記飲食品調製用製剤における各成分を適宜同様に用いることができる。
<起泡及び/又は泡持ち向上剤の製造方法>
また、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤の製造方法は、
トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合する工程(c)を含む。
また、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤の製造方法は、
トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合する工程(c)を含む。
本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤の製造方法は、上記構成を有することにより、泡品質に優れた起泡及び/又は泡持ち向上剤を簡便に得ることができる。より詳細には、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤の製造方法を用いることにより、起泡及び/又は泡持ちに優れた起泡及び/又は泡持ち向上剤を簡便に得ることができる。
なお、本発明の起泡及び/又は泡持ち向上剤の製造方法において、特に記載がない場合、上記飲食品調製用製剤や飲食品の製造方法等における、各成分や条件等を適宜同様に用いることができる。
上記工程(c)は、上述のトリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合する工程であれば特に限定はされず、例えば、上述のトリアセチン等の成分を一度に若しくは分割して順次に、又は、複数の成分を同時若しくは順次に、添加する工程等をあげることができる。
また、香料成分や起泡成分等、他の成分を含む場合には、適宜、同時に又は順次、混合することができる。
<起泡及び/又は泡持ち向上方法>
他方、本発明の飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法は、
起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品を製造する工程(1)を含む。
他方、本発明の飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法は、
起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品を製造する工程(1)を含む。
本発明の飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法は、上記構成を有することにより飲食品等の添加対象物における起泡及び/又は泡持ちを改善することが可能となる。
なお、本発明の飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法において、特に記載がない場合、上記飲食品調製用製剤や飲食品の製造方法等における、各成分や条件等を適宜同様に用いることができる。
なお、本発明において、起泡及び/又は泡持ち向上方法とは、飲食品等の添加対象物における起泡及び/又は泡持ちを付加、向上、増強させ得る場合のみならず、本発明を用いない場合よりも起泡及び/又は泡持ちが失われにくくし得る場合も含み、また、起泡及び/又は泡持ちの崩壊、失活の程度を抑制、又は、遅らせ得る場合も含む。
上記工程(1)は、上述の飲食品等の製造方法等におけるものと同様に適宜使用することができる。
また、上記工程(1)において、トリアセチン、並びにプロピレングリコール、及び/又は、グリセリンを含む場合を、好ましい一例としてあげることができる。
また、他の本発明の飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法は、
上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を用いて飲食品を製造する工程(4)を含む。
上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を用いて飲食品を製造する工程(4)を含む。
上記工程(4)は、上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を用いて飲食品を製造する工程であれば特に限定はされず、例えば、上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する工程や、上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を混合した飲食品原料を更に他の飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する工程等があげられ、さらに、本発明の作用効果を発現、維持しうる限り、飲食品を製造する過程で上記起泡及び/又は泡持ち向上剤が変性・変質する場合も含まれる。
また、上記工程(4)において、上記起泡及び/又は泡持ち向上剤に少なくともトリアセチンを含む場合、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する等により用いられる場合を好ましい一例としてあげることができる。
また、他の本発明の飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法は、
上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を、起泡成分を含有する飲食品に配合する工程(5)を含む。
上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を、起泡成分を含有する飲食品に配合する工程(5)を含む。
上記工程(5)は、上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を、起泡成分を含有する飲食品に配合する工程であれば、特に限定はされないが、例えば、上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を起泡成分を含有する飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する工程や、上記起泡及び/又は泡持ち向上剤を混合した飲食品原料を更に起泡成分を含有する他の飲食品原料や飲食品等の対象物に添加する工程等をあげることができる。
また、上記工程(5)において、上記起泡及び/又は泡持ち向上剤に少なくともトリアセチンを含む場合、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む起泡成分を含有する飲食品に配合される場合を好ましい一例としてあげることができる。
また、これらの各飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法は、例えば、上記工程のいずれか2種、若しくは3種等を、適宜組み合わせてもよい。
また、本発明の飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法における、上記工程(1)、上記工程(4)、及び、上記工程(5)等の工程において、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンの成分のうち、少なくともトリアセチンが含まれることが好ましい例としてあげることができる。
本発明について、以下に実施例をあげて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
〔試験例1〕
(ノンアルコールビールテイスト飲料における泡評価1)
表1における、実施例1〜6、及び、比較例1、2の項に記載の処方に従い、ノンアルコールビールテイスト飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
(ノンアルコールビールテイスト飲料における泡評価1)
表1における、実施例1〜6、及び、比較例1、2の項に記載の処方に従い、ノンアルコールビールテイスト飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
上記各サンプル50gを、110mLサンプル管(内径3.5cm)に入れ、蓋をした。5℃の冷蔵庫に一晩保管し、次いで、振とう機で1分間振とうさせた後、蓋をあけた。静置し、各所定の時間における、液面からの泡の高さ(cm)を測定した。なお、泡の高さは、サンプル管を真横から観察した際、泡の最上部(最上位が平たんではなく、壁面が盛り上がり、中央部等にくぼみがある場合には、当該くぼみ部(底辺)を最上位として計測した。
評価結果を、以下の表2に示す。
表2に示されるように、評価の結果、本発明の飲食品である、実施例1〜6の処方で調製したノンコールビールテイスト飲料について、いずれにおいても、トリアセチン等を含まない比較例1に比べて、静置から1分ないし5分経過後においても、泡の高さがより高くかつ保持される効果が実証された。また、起泡成分を含まない比較例2においては、トリアセチンを加えても、泡の高さないし保持される効果は上記実施例に比べて劣るものであった。
〔試験例2〕
(ノンアルコールビールテイスト飲料における泡評価2)
表3における、実施例7〜9、及び、比較例3、4の項に記載の処方に従い、ノンアルコールビールテイスト飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
(ノンアルコールビールテイスト飲料における泡評価2)
表3における、実施例7〜9、及び、比較例3、4の項に記載の処方に従い、ノンアルコールビールテイスト飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
上記各サンプルについて、試験例1と同様の手順により泡の高さを測定した。
評価結果を、以下の表4に示す。
表4に示されるように、評価の結果、本発明の飲食品である、実施例7〜9の処方で調製したノンコールビールテイスト飲料について、いずれにおいても、トリアセチン等を含まない比較例3に比べて、静置から10分経過後においても、泡の高さがより高くかつ保持される効果が実証された。また、起泡成分を含まない比較例4においては、トリアセチンを加えても、泡の高さないし保持される効果は上記実施例に比べて劣るものであった。
〔試験例3〕
(緑茶飲料における泡評価)
表5における、実施例10、及び、比較例5の項に記載の処方に従い、緑茶飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
(緑茶飲料における泡評価)
表5における、実施例10、及び、比較例5の項に記載の処方に従い、緑茶飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
上記各サンプル50gを、110mLサンプル管(内径3.5cm)に入れ、蓋をした。5℃の冷蔵庫に2時間保管し、次いで、振とう機で1分間振とうさせた後、蓋をあけた。静置し、各所定の時間における、液面からの泡の高さ(cm)を測定した。なお、泡の高さの計測は、試験例1と同様に行った。
評価結果を、以下の表6に示す。
表6に示されるように、評価の結果、本発明の飲食品である、実施例10の処方で調製した緑茶飲料について、トリアセチン等を含まない比較例5に比べて、静置から1分ないし10分経過後においても、泡の高さがより高くかつ保持される効果が実証された。また、実施例10においては、1時間後であっても起泡が十分残っていた。
〔試験例4〕
(ノンアルコールビールテイスト飲料における泡評価3)
表7及び表8における、実施例11〜13、及び、比較例6〜8の項に記載の処方に従い、ノンアルコールビールテイスト飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
(ノンアルコールビールテイスト飲料における泡評価3)
表7及び表8における、実施例11〜13、及び、比較例6〜8の項に記載の処方に従い、ノンアルコールビールテイスト飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
上記各サンプルを用いて、試験例1に記載の手順に従い、振とう試験における泡評価を行った。ただし、全てのサンプルの5℃冷蔵庫での保管時間を2時間とし、また、実施例11、比較例6、実施例13、及び、比較例8のサンプル量を30gとした。
評価の結果を、以下の表9に示す。
表9に示されるように、評価の結果、本発明の飲食品である、実施例11〜13の各処方で調製したノンコールビールテイスト飲料について、いずれにおいても、トリアセチンを含まない比較例6〜8に比べて、静置から1分ないし10分経過後においても、泡の高さがより高くかつ保持される効果が実証された。
〔試験例5〕
(ノンアルコールビールテイスト飲料における泡評価4)
表10における、実施例14〜17、及び、比較例9、10の項に記載の処方に従い、ノンアルコールビールテイスト飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
(ノンアルコールビールテイスト飲料における泡評価4)
表10における、実施例14〜17、及び、比較例9、10の項に記載の処方に従い、ノンアルコールビールテイスト飲料のサンプルをそれぞれ調製した。
上記各サンプルを用いて、下記の手順に従い、コップへの注ぎ試験にける泡評価を行った。
400mLのガラスコップ(内径6.4cm、高さ15.5cm)の上部に、ロート(傘部内径8.5cm、脚部10cm、脚部内径0.6cm)を、その脚部の先端がコップの口と同じ高さとなるように設置した。そして、漏斗傘部の5cm上から、各サンプル(サンプルは、5℃の冷蔵庫に一晩保管したもの)220gを10秒間でコップに注ぎ、各所定の時間における、液面からの泡の高さ(cm)を測定した。なお、泡の高さは、サンプル管を真横から観察した際、泡の最上部(最上位が平たんではなく、壁面が盛り上がり、中央部等にくぼみがある場合には、当該くぼみ部(底辺)を最上位として計測した。
表11に示されるように、評価の結果、本発明の飲食品である、実施例14、及び、15の各処方で調製したノンコールビールテイスト飲料について、いずれにおいても、トリアセチン及びプロピレングリコールを含まない比較例9に比べて、静置から2分ないし3分経過後においても、泡の高さがより高くかつ保持される効果が実証された。また、実施例16、及び、17の各処方で調製したノンコールビールテイスト飲料について、いずれにおいても、トリアセチン及びプロピレングリコールを含まない比較例10に比べて、静置から2分経過後においても、泡の高さがより高くかつ保持される効果が実証された。
Claims (23)
- 起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、飲食品調製用製剤。
- 前記起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の製剤。
- さらに香料成分を含む、請求項1又は2に記載の製剤。
- 前記製剤中、前記起泡成分1質量部に対する前記トリアセチン、前記プロピレングリコール、及び、前記グリセリンの総含有量は、0.1〜150質量部である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製剤。
- 起泡性の飲食品調製用である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製剤。
- トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、起泡成分を含む飲食品に用いられるための製剤。
- さらに香料成分を含む、請求項6に記載の製剤。
- 起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、飲食品。
- 前記起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項8に記載の飲食品。
- さらに香料成分を含む、請求項8又は9に記載の飲食品。
- 前記飲食品中、前記トリアセチン、前記プロピレングリコール、及び、前記グリセリンの総含有量は、0.0001〜5質量%である、請求項8〜10のいずれか1項に記載の飲食品。
- 前記飲食品中、前記起泡成分1質量部に対する前記トリアセチン、前記プロピレングリコール、及び、前記グリセリンの総含有量は、0.1〜150質量部である、請求項8〜11のいずれか1項に記載の飲食品。
- 起泡性である、請求項8〜12のいずれか1項に記載の飲食品。
- トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、起泡及び/又は泡持ち向上剤。
- さらに、香料成分を含む、請求項14に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤。
- さらに、起泡成分を含む、請求項14又は15に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤。
- 前記起泡成分が、大豆多糖類、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆ペプチド、小麦ペプチド、キラヤ抽出物、アルギン酸エステル、オクテニルコハク酸デンプン、ユッカ抽出物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エステルからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項16に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤。
- 起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品を製造する工程(1)を含む、飲食品の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の製剤を用いて飲食品を製造する工程(2)を含む、飲食品の製造方法。
- 請求項6又は7に記載の製剤を、起泡成分を含む飲食品に配合する工程(3)を含む、飲食品の製造方法。
- 起泡成分、並びに、トリアセチン、プロピレングリコール、及び、グリセリンからなる群より選択される少なくとも1種を混合して飲食品を製造する工程(1)を含む、飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法。
- 請求項14〜17のいずれか1項に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤を用いて飲食品を製造する工程(4)を含む、飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法。
- 請求項14〜17のいずれか1項に記載の起泡及び/又は泡持ち向上剤を、起泡成分を含有する飲食品に配合する工程(5)を含む、飲食品の起泡及び/又は泡持ち向上方法。
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2020
- 2020-04-06 JP JP2020068152A patent/JP2020174666A/ja active Pending
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CN115386429A (zh) * | 2022-09-07 | 2022-11-25 | 北冰洋(北京)饮料食品有限公司 | 一种红桔精油的分级精制方法和应用 |
CN115386429B (zh) * | 2022-09-07 | 2024-01-09 | 北冰洋(北京)饮料食品有限公司 | 一种红桔精油的分级精制方法和应用 |
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