JP2020173018A - 減速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計の自由度を高めるとともに、バックラッシュを低減する。【解決手段】クランクシャフト12と、減速機構20と、を備える。当該クランクシャフト12は、駆動源からの回転により駆動される歯車部12eと、前記歯車部12eと一体に形成されたジャーナル部12aと、を有する。当該クランクシャフト12は、前記ジャーナル部12eの軸心周りで回転する。減速機構20は、前記クランクシャフト12の回転を減速して出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、減速機に関する。
産業用ロボット、工作機械、及びこれら以外のトルク入力により動作する様々な機械において減速機が用いられている。減速機は、電動モータ等の駆動源から入力された回転を減速して駆動対象の相手装置に出力する。減速機の一種として偏心揺動型の減速機が知られている。従来の偏心揺動型の減速機は、特開2016−89916号公報に記載されている。
従来の偏心揺動型の減速機は、駆動源からの回転を伝達する入力ギヤと、この入力ギヤと噛み合うスパーギヤと、偏心部を有するクランクシャフトと、当該偏心部を介してクランクシャフトに取り付けられた外歯歯車と、当該外歯歯車と噛み合う内歯を有するケースと、当該ケースに対して相対回転可能に設けられたキャリアと、を有する。このキャリア及び外歯歯車は、ケースの軸心に沿って延びる中空部を有する。この中空部には駆動源及び相手装置に接続される配線が収容される。このような偏心揺動型の減速機において、駆動源からの回転は、インプットギヤからスパーギヤを介してクランクシャフトに伝達される。クランクシャフトが回転すると偏心部に押されて外歯歯車も回転する。この外歯歯車の回転により、キャリアがケースに対して相対回転する。これにより、キャリア又はケースから減速された回転が駆動対象の相手装置に対して出力される。
特開2016−089916号公報
従来の減速機においては、入力ギヤからの回転がスパーギヤを介してクランクシャフトに入力されている。このため、減速機の径方向の寸法がスパーギヤによって規定されてしまう。このため、減速機の各構成部材について、径方向の寸法に関する設計の自由度が低い。
従来の減速機においては、スパーギヤは、スプライン結合によりクランクシャフトに取り付けられている。このため、スパーギヤとクランクシャフトとの間でバックラッシュが発生する。
本発明の目的は、上記の従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和することである。
本発明のより具体的な目的の一つは、インプットギヤからクランクシャフトへ回転を伝達するための新規な機構を備える減速機を提供することである。
本発明のより具体的な目的の一つは、スパーギヤにより生じていた設計上の制約を解消できる減速機を提供することである。
本発明のより具体的な目的の一つは、従来の減速機においてスパーギヤとクランクシャフトとの間で生じているバックラッシュを解消することである。
本発明の上記以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態による減速機は、クランクシャフトと、減速機構と、を備える。当該クランクシャフトは、駆動源からの回転により駆動される歯車部と、前記歯車部と一体に形成されたジャーナル部と、を有する。当該クランクシャフトは、前記ジャーナル部の軸心周りで回転する。減速機構は、前記クランクシャフトの回転を減速して出力する。
本発明の一実施形態において、前記歯車部は、駆動源からの回転を伝達する入力ギヤと噛み合う。歯車部は、入力ギヤと直接噛み合ってもよい。
本発明の一実施形態において、前記歯車部は、前記入力ギヤと噛み合う外歯を有する。
本発明の一実施形態において、前記外歯の形状は、インボリュート曲線である。
本発明の一実施形態において、前記外歯は、前記クランクシャフトの外表面の一部を画定する。
本発明の一実施形態において、前記ジャーナル部は、円柱形状を有し、その直径が前記外歯の歯先円直径と等しいか又は実質的に等しく形成されている。
本発明の一実施形態による減速機は、前記入力ギヤとは異なる他の入力ギヤと、前記他の入力ギヤと噛み合う外歯を有し、前記クランクシャフトに取り付けられた外歯ギヤと、を備える。
本発明の一実施形態において、前記入力ギヤ及び前記歯車部は、前記入力ギヤの歯数と前記歯車部の歯数との比が前記他の入力ギヤの歯数と前記外歯の歯数との比と異なるように形成されている。
本発明の一実施形態による減速機は、駆動源からの回転を伝達する入力ギヤと、リングギヤと、軸心周りで回転するように設けられたクランクシャフトと、前記クランクシャフトの回転を減速して出力する減速機構と、を備える。前記リングギヤは、前記入力ギヤと噛み合う外歯と、内歯と、を有する。前記クランクシャフトは、前記内歯と噛み合う外歯を有する。
本発明の一実施形態は、ロボットに関する。当該ロボットは、上記の減速機のいずれかを備える。
本発明の一実施形態によれば、インプットギヤからクランクシャフトへ回転を伝達するための新規な機構が提供される。
本発明の一実施形態による減速機をその回転軸に沿って切断した断面を示す断面図である。 図1の減速機をその中心軸方向から視た図である。 図1の減速機に備えられるクランクシャフトを示す図である。 本発明の別の実施形態による減速機をその中心軸に沿って切断した断面を示す断面図である。 本発明の別の実施形態による減速機をその中心軸方向から視た図である。
以下、図面を参照し、本発明の様々な実施形態を説明する。なお、各図面において共通する構成要素に対しては同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
図1から図3参照して、本発明の一実施形態による減速機1について説明する。図1は、減速機1の中心軸A1に沿った断面を示す断面図であり、図2は、中心軸A1の方向から視た減速機1を模式的に示す図であり、図3は、減速機1に備えられるクランクシャフト12を示す図である。
これらの図には、本発明を適用可能な減速機の一種である偏心揺動型の減速機1が示されている。この減速機1は、入力ギヤ10と、クランクシャフト12と、減速機構20と、を備える。
入力ギヤ10は、不図示の駆動源から入力された回転をクランクシャフト12に伝達する。駆動源は、例えば電動モータである。入力ギヤ10は、歯数Z1の外歯10aを有する。入力ギヤ10は、軸受21aを介して後述するキャリア24(具体的には、第1キャリア体24a)に取り付けられている。これにより、入力ギヤ10は、キャリア24に対して回転可能に支持されている。
クランクシャフト12は、軸心A2に沿って延びる概ね円柱形状の部材である。クランクシャフト12は、歯数Z2の外歯12fが設けられた歯車部12eを有する。外歯12fは、入力ギヤ10の外歯10aと直接噛み合う。外歯10aと外歯12fとが噛み合うことにより、入力ギヤ10の回転がクランクシャフト12に伝達される。クランクシャフト12の詳細は後述する。
減速機構20は、クランクシャフト12から入力された回転を減速して駆動対象の相手装置に伝達する。減速された回転は、中心軸A1周りの回転として相手装置に出力される。減速機1は、産業用ロボットに備えられてもよい。この場合、駆動対象の相手装置は、例えば産業用ロボットのアームである。減速機構20の詳細は後述する。
次に、クランクシャフト12についてより具体的に説明する。クランクシャフト12は、軸心A2に沿って延びる概ね円柱形状の部材であり、入力ギヤ10から伝達された回転入力により軸心A2の周りで回転(自転)する。クランクシャフト12は、上記の歯車部12eに加えて、第1ジャーナル部12aと、第2ジャーナル部12bと、偏心部12cと、偏心部12dと、を有する。第1ジャーナル部12a、第2ジャーナル部12b、偏心部12c、偏心部12d、及び歯車部12eは、一体に形成される。言い換えると、第1ジャーナル部12a、第2ジャーナル部12b、偏心部12c、偏心部12d、及び歯車部12eは、軸心A2周りの周方向において互いに対して相対移動しないワンピース構造を有する。
第1ジャーナル部12a及び第2ジャーナル部12bはそれぞれ、軸心A2方向に延びる円柱形状を有している。第1ジャーナル部12aは、円錐ころ軸受25aによってキャリア24(具体的には、第2キャリア体24b)に支持されており、第2ジャーナル部12bは、円錐ころ軸受25bによってキャリア24(具体的には、第3キャリア体24c)に支持されている。
偏心部12cは、軸心A2方向において第1ジャーナル部12aよりもX2側に設けられている。偏心部12dは、軸心A2方向において偏心部12cよりもX2側に設けられている。一実施形態において、偏心部12c及び偏心部12dは、円筒形状を有する。この場合、偏心部12c及び偏心部12dは、軸心A2方向からの視点で、軸心A2から径方向に変位した位置に中心を有する円形を呈する。つまり、偏心部12c及び偏心部12dは、軸心A2に対して偏心している。偏心部12cと偏心部12dとは互いと異なる位相を有する。例えば、偏心部12cの位相と偏心部12dの位相とは互いに180°ずれている。
歯車部12eは、軸心A2方向において第1ジャーナル部12aよりもX1側に設けられている。つまり、歯車部12eは、第1ジャーナル部12aに対して偏心部12cと反対側に設けられている。歯車部12eは、概ね円柱形状を有する。歯車部12eは、第1ジャーナル部12aと一体のワンピース構造を有する。歯車部12eが第1ジャーナル部12aに対して軸心A2周りで相対回転しないときに歯車部12eは第1ジャーナル部12aと一体ということができる。2つの部材がスプライン結合する場合には、雄スプラインと雌スプラインとの間に空隙があり、当該2つの部材は、少なくともこの空隙の分だけ軸周りに回転できる。このため、本明細書においては、スプライン結合される2つの部材は「一体」ではなく、当該2つの部材が「一体のワンピース構造」を有するとは言わない。歯車部12eは、第1ジャーナル部12aと直接に一体に設けられてもよいし、クランクシャフト12の他の部材を介して第1ジャーナル部12aと一体に設けられてもよい。当該他の部材が歯車部12e及び第1ジャーナル部12aの両方に対して軸心A2周りで相対回転しないときに、歯車部12eは当該他の部材を介して第1ジャーナル部12aに一体に設けられているということができる。
歯車部12eは、その側面に形成された外歯12fを有する。歯車部12eは、外歯12fが入力ギヤ10と噛み合うように構成及び配置される。外歯12fは、入力ギヤ10と直接噛み合う。言い換えると、外歯12fは、スパーギヤなどの他のギヤを介することなく入力ギヤ10と噛み合う。外歯12fは、歯車部12eの一部として設けられる。すなわち、外歯12fは、歯車部12eの一部であり、またクランクシャフト12の一部でもある。よって、歯車部12eの外歯12fは、クランクシャフト12の外表面の一部を画定する。具体的には、外歯12fは、歯車部12eの側面の一部又は全部を画定する。
外歯12fは、例えば、円柱形状の基材の側面の一部に歯切りを行うことによって形成される。この円柱形状の基材のうち歯切りが行われた部位が外歯12fとなり、歯切りが行われなかった部位がジャーナル部12a及びクランクシャフト12のそれ以外の構成要素となる。
外歯12fの歯先円直径(又は、単に歯車部12eの直径)は、ジャーナル部12aの直径と同じか又は実質的に同じであってもよい。図3に示されているように、図示の実施形態において、第1ジャーナル部12aの直径はD1であり、外歯12fの歯先円直径はD2である。一実施形態において、D1とD2とは同じか又は実質的に同じである。本明細書においては、外歯12fの歯先円直径D2と第1ジャーナル部12aの直径D1との差(D2−D1)が第1ジャーナル部12aの直径D1の5%以内のときに両者は実質的に同じとされる。外歯12fは、インボリュート曲線の形状を有してもよい。第1ジャーナル部12aと第2ジャーナル部12bとは同じ直径を有していてもよい。
次に、減速機構20の詳細についてより具体的に説明する。図示の実施形態において、減速機構20は、外歯歯車23a,23bと、キャリア24と、ケース28と、を有する。
外歯歯車23a及び外歯歯車23bはいずれも概ねリング状の形状を有する。外歯歯車23a及び外歯歯車23bの各々の中央には、中心軸A1に沿って延びる貫通孔が設けられている。また、外歯歯車23aはクランク孔23a1を有し、外歯歯車23bはクランク孔23b1を有する。クランク孔23a1は、中心軸A1から径方向外側にシフトした位置において外歯歯車23aを中心軸Aに沿う軸方向に貫く貫通孔である。クランク孔23b1は、中心軸A1から径方向外側にシフトした位置において外歯歯車23bを中心軸Aに沿う軸方向に貫く貫通孔である。クランク孔23a1及びクランク孔23b1には、クランクシャフト12が挿入されている。クランク孔23a1及びクランク孔23b1は、クランクシャフト12の一部を収容している。図示の実施形態において、クランクシャフト12は、クランク孔23a1内に偏心部12cが位置し、クランク孔23b1内に偏心部12dが位置するように配置されている。偏心部12cとクランク孔23a1と間にはニードル軸受22aが設けられており、偏心部12dとクランク孔23b1と間にはニードル軸受22bが設けられている。これにより、外歯歯車23aはニードル軸受22aを介してクランクシャフト12の偏心部12cに支持され、外歯歯車23bはニードル軸受22bを介してクランクシャフト12の偏心部12dに支持される。
外歯歯車23a,23bは、後述する第2キャリア体24bのボス部24b2を受け入れるための貫通孔を有する。具体的には、外歯歯車23aは、中心軸A1の径方向外側に貫通孔23a3を有し、外歯歯車23bは、中心軸A1の径方向外側に貫通孔23b3を有する。貫通孔23a3及び貫通孔23b3は互いに対向する位置に設けられる。図1には、単一の貫通孔23a3及び単一の貫通孔23b3が示されているが、外歯歯車23aは複数の貫通孔23a3を有していてもよく、外歯歯車23bは複数の貫通孔23bを有していてもよい。
外歯歯車23a,23bはいずれも外歯歯車を有する。具体的には、外歯歯車23aは外歯23a2を有し、外歯歯車23bは外歯23b2を有している。中心軸A1の方向から視た外歯歯車23a及び外歯23b2の形状は、例えばペリサイクロイド曲線である。
ケース28は、外歯歯車23a及び外歯歯車23bの径方向外側に設けられている。ケース28は、中空の円筒形状を有するケース本体28aと、ケース本体28aの径方向外側に設けられたフランジ28bと、を有する。フランジ28bは、中心軸A1と平行に延びるボルト孔を有する。フランジ28bには、例えば、駆動対象の相手装置(不図示)が連結される。駆動対象の相手装置は、例えば、産業用ロボットのアームである。駆動対象の相手装置は、ボルトによりフランジ28bに連結され得る。
ケース本体28aの内周面には中心軸A1に沿って延びる溝28a1が複数形成されている。言い換えると、ケース本体28aは、中心軸A1に沿って延びる複数の溝28a1を有する。複数の溝28a1の各々にはピン27が設けられる。ピン27の数は、外歯歯車23a,23bの歯数と異なっている。図示の実施形態では、ピン27の数は、外歯歯車23a,23bの歯数よりも1つだけ多い。外歯歯車23a,23bの歯数をそれぞれZ3とし、ピン27の数をZ4とすると、Z4−Z3=1が成り立つ。
ケース28の径方向内方には、キャリア24が設けられている。キャリア24は、ケース28に対して相対回転可能に設けられる。キャリア24は、第1キャリア体24aと、第2キャリア体24bと、第3キャリア体24cと、を有する。
第1キャリア体24aは、その中央に中心軸A1方向に延びる貫通孔を有する。この貫通孔に、入力ギヤ10が支持されている。入力ギヤ10は、第1キャリア体24aに軸受21aを介して回転可能に支持されている。入力ギヤ10は、後述する第2キャリア体24bに軸受21bを介して回転可能に支持されている。
第2キャリア体24bは、中心軸A1に沿う軸方向において第1キャリア体24aよりもX2側に設けられており、第3キャリア対24cは、中心軸A1に沿う軸方向において第2キャリア体24bよりもX2側に設けられている。第1キャリア体24aと第2キャリア体24bとはボルト26aにより連結されており、第2キャリア体24bと第3キャリア体24cとはボルト26bにより連結されている。
第2キャリア体24bと第3キャリア体24cとの間にはギャップが設けられている。この第2キャリア体24bと第3キャリア体24cとの間のギャップに外歯歯車23a及び外歯歯車23bが配置されている。
第2キャリア体24bは、円盤形状を有する基部24b1と、中心軸A1よりも径方向外方においてX2方向に突出するボス部24b2と、を有する。ボス部24b2には、ボルト26bを受け入れるボルト穴が設けられている。
第2キャリア体24bは、主軸受29aを介してケース28に支持されている。第3キャリア体24cは、主軸受29bを介してケース28に支持されている。このように、第2キャリア体24b及び第3キャリア体24cは、ケース28に対して相対回転可能に取り付けられる。第1キャリア体24a、第2キャリア体24b、及び第3キャリア体24cは、ボルト26a及びボルト26bにより連結されているので、第1キャリア体24a、第2キャリア体24b、及び第3キャリア体24cは一体にケース28に対して相対回転する。
第2キャリア体24b及び第3キャリア体24cの各々には、クランクシャフト12を受け入れる貫通孔が設けられている。クランクシャフト12は、円錐ころ軸受25aを介して第2キャリア体24bに支持され、円錐ころ軸受25bを介して第3キャリア体24cに支持されている。したがって、クランクシャフト12は、第2キャリア体24b及び第3キャリア体24cに対して相対回転することができる。
キャリア24は、その自転が規制されるように他の部材に接続される。ケース28が産業用ロボットのアームと連結される場合には、キャリア24は、例えば当該産業用ロボットの台座に接続されることによりその自転が規制される。産業用ロボットの台座は、当該産業用ロボットの設置場所のフロア等の固定面に当該産業用ロボットを固定する。
続いて、減速機1の動作について説明する。駆動源からの回転駆動力により入力ギヤ10が回転すると、その回転は、入力ギヤ10と直接噛み合っているクランクシャフト12の歯車部12eに伝達される。入力ギヤ10の歯数をZ1とし歯車部12eの外歯12fの歯数をZ2とすると、入力ギヤ10の回転はZ2/Z1の速比で増速又は減速されてクランクシャフト12に伝達される。この入力ギヤ10から入力された回転により、クランクシャフト12の偏心部12c及び偏心部12dが軸心A2の周りで偏心回転する。これにより、クランクシャフト12が軸心A2の周りで自転すると、外歯歯車23a,23bがケース28に対してケース28のピン27の数と外歯歯車23a,23bの歯数との差だけ相対回転する。図示の実施形態では、キャリア24の自転が拘束されているため、ケース28がピン27の数と外歯歯車23a,23bの歯数との差である1歯分だけ回転する。このようにして、クランクシャフト12の回転が(外歯歯車23a,23bの歯数)/(ピン27の数−外歯歯車23a,23bの歯数)の減速比で減速されてケース28に伝達される。外歯歯車23a,23bの歯数をそれぞれZ3とし、ピン27の数をZ4とすると、減速比は、Z3/(Z4−Z3)となる。ピン27の数と外歯歯車23a,23bの歯数との差が1の場合には、外歯歯車23a,23bの歯数(=Z3)が減速比となる。
以上のようにして、駆動源から減速機1に入力された回転は、入力ギヤ10とクランクシャフト12とから成る第1減速部において、入力ギヤ10の歯数Z1及びクランクシャフト12の歯数Z2とで定められる第1減速比で減速された回転が減速機構20に出力され、減速機構20において第2減速比で減速されてケース28から相手装置に出力される。したがって、減速機1は、第1減速比と第2減速比との積で表される高い減速比で駆動源からの回転を減速することができる。
次に、図4を参照して、本発明の別の実施形態による減速機101について説明する。本発明の別の実施形態による減速機1は、クランクシャフト12の歯車部12eと反対側の端部にスパーギヤが連結されており、このスパーギヤに入力ギヤ10とは別の入力ギヤから回転駆動力が伝達される点で、図1に示されている減速機1と異なっている。図4に示されている減速機101の構成要素のうち図1に示されている減速機1の構成要素と同一又は類似のものには図1と同じ又は類似の参照符号を付し、これらの同一又は類似の構成要素については詳細な説明を省略する。
図4に示されている減速機101は、入力ギヤ10に加えて入力ギヤ110を有する。入力ギヤ110には、電動モータ等の駆動源から回転駆動力が入力される。入力ギヤ110は、歯数Z5の外歯110aを有する。入力ギヤ10は、軸受21cを介して第4キャリア体24dに取り付けられている。第4キャリア体24dは、ボルト26cにより第3キャリア体24cに締結されている。
クランクシャフト12は、軸心A2方向において歯車部12eと反対側に設けられた連結部12gを有する。連結部12gは、軸心A2方向において第2ジャーナル部12aよりもX2側に設けられている。連結部12gは、概ね円柱形状を有する。連結部12gは、第2ジャーナル部12bと一体のワンピース構造を有する。連結部12gの外表面(具体的には、軸心A2を囲む側面)には、外歯スプライン12b1が設けられている。
スパーギヤ120は、歯数Z6の外歯120aと、貫通孔120bと、を有する。貫通孔120bは、スパーギヤ120の径方向中央において、スパーギヤ120を軸心A2に沿う方向に貫通する貫通孔である。この貫通孔120bには、内歯スプライン120cが設けられている。
スパーギヤ120は、その外歯120aが入力ギヤ110の外歯110aと噛み合うように配置される。これにより、入力ギヤ110の回転がスパーギヤ120に伝達される。入力ギヤ110の回転は、入力ギヤ110の外歯110aの歯数及びスパーギヤ120の外歯120aの歯数に基づいて定められる速比でスパーギヤ120に伝達される。入力ギヤ110の外歯110aの歯数をZ5としスパーギヤ120の外歯120aの歯数をZ6とすると、入力ギヤ110の回転はZ6/Z5の速比で変速されてスパーギヤ120に伝達される。入力ギヤ110とスパーギヤ120との間の速比(すなわち、入力ギヤ110とクランクシャフト12との間の速比)が入力ギヤ10とクランクシャフト12との間の速比と異なるように、各外歯の歯数を設定してもよい。
スパーギヤ120は、クランクシャフト12に連結される。具体的には、貫通孔120bに設けられた内歯スプライン120cと連結部12gに設けられた外歯スプライン12b1とが噛み合うように貫通孔120bにクランクシャフト12の連結部12gを挿入することにより、スパーギヤ120がクランクシャフト12に連結される。スパーギヤ120はクランクシャフトとスプライン結合されるので、スパーギヤ120の回転をクランクシャフト12に伝達することができる。スパーギヤ120とクランクシャフト12とはスプライン結合されているため、スパーギヤ120とクランクシャフト12とは一体ではない。すなわち、スパーギヤ120とクランクシャフト12とは別部材である。
続いて、減速機101の動作について説明する。減速機101においては、入力ギヤ10又は入力ギヤ110のいずれか一方に駆動源からの回転駆動力が入力される。入力ギヤ10に回転駆動力が入力される場合には、減速機101は、減速機1と同様に動作する。入力ギヤ110に駆動源から回転駆動力が入力されると、その回転は、入力ギヤ110の外歯110aの歯数及びスパーギヤ120の外歯120aの歯数に基づいて定められる速比で増速又は減速されてスパーギヤ120に伝達される。スパーギヤ120に伝達される。スパーギヤ120とクランクシャフト12とはスプライン結合されているため、スパーギヤ120が回転するとクランクシャフト12が軸心A2の周りで回転する。クランクシャフト12が軸心A2の周りで自転すると、外歯歯車23a,23bがケース28に対してケース28のピン27の数と外歯歯車23a,23bの歯数との差だけ相対回転する。このようにして、クランクシャフト12の回転が減速されてケース28に伝達され、この減速された回転がケース28から相手装置に出力される。
次に、図5を参照して、本発明の別の実施形態による減速機201について説明する。本発明の別の実施形態による減速機201は、入力ギヤからクランクシャフト12へリングギヤ220を介して回転が伝達される点で、回転が入力ギヤ10からクランクシャフト12へ直接伝達される減速機1と異なっている。減速機201は、減速機1の減速機構20と同様の減速機構を備えている。減速機201の減速機構については説明を省略する。
減速機201は、入力ギヤ10に代えて入力ギヤ210を備えている。この入力ギヤ210は、中心軸A1から径方向外側にシフトした位置に配置されている。入力ギヤ210は、不図示の駆動源から入力された回転をリングギヤ220に伝達する。
リングギヤ220は、入力ギヤ210よりも径方向内側に設けられている。リングギヤ220は、内歯220aと外歯220bとを有する。入力ギヤ210は、リングギヤ220の外歯220bと噛み合う。
リングギヤ220の内側には、クランクシャフト12の歯車部12eが設けられており、この歯車部12eの外歯12fがリングギヤ220の内歯220bと噛み合っている。よって、リングギヤ220の外歯220bの歯数を一定とする場合(すなわち、入力ギヤ210の位置と歯数を一定にする場合)、リングギヤ220の幅(径方向における寸法)に応じて、リングギヤ220の内歯220aの歯数を変更することができる。よって、リングギヤ220の外歯220bの歯数を一定とする場合、リングギヤ220の幅(径方向における寸法)に応じて、リングギヤ220とクランクシャフト12との間の速比を調整することができる。
続いて、減速機201の動作について説明する。入力ギヤ210に駆動源から回転駆動力が入力されると、その回転は、リングギヤ220に伝達され、次にクランクシャフト12に伝達される。この入力ギヤ210からリングギヤ220を介して入力された回転駆動力により、クランクシャフト12が軸心A2の周りで自転する。クランクシャフト12が自転すると、外歯歯車23a,23bがケース28に対してケース28のピン27の数と外歯歯車23a,23bの歯数との差だけ相対回転する。このようにして、クランクシャフト12の回転が減速されてケース28に伝達され、この減速された回転がケース28から相手装置に出力される。
続いて、上記実施形態が奏する作用効果について説明する。上記の実施形態においては、クランクシャフト12が、入力ギヤ10と噛み合う歯車部12eと、この歯車部12eと一体に設けられたジャーナル部12aと、を有し、当該入力ギヤ10の回転に応じて軸心A2周りで回転する。このように、入力ギヤ10からの回転がスパーギヤを介さずにクランクシャフト12に直接に入力されている。このため、減速機1,101の径方向の寸法は、スパーギヤによる制約を受けない。これにより、減速機1,101の設計の自由度を高くすることができる。特に、減速機1,101の構成部材の径方向の寸法に関する設計の自由度を高くすることができる。例えば、外歯歯車23a,23b及びキャリア24に中心軸A1に沿って貫通孔が設けられる場合、この貫通孔の径方向の寸法を大きくすることができる。これにより、回転を伝達する相手装置及び駆動源に接続される配線を収容するための空間を容易に確保することができる。
上記の実施形態においては、入力ギヤ10からの回転がスパーギヤを介さずにクランクシャフト12に直接に入力されているので、スパーギヤが使用されている従来の減速機と比較して、入力ギヤからクランクシャフトまで回転を伝達する際のバックラッシュを抑制することができる。クランクシャフト12の歯車部12eの外歯12fの歯形をインボリュート歯形とすることにより、入力ギヤ10と歯車部12eとの間のバックラッシュを抑制することができる。
上記の実施形態においては、入力ギヤ10からの回転がスパーギヤを介さずにクランクシャフト12に直接に入力されているので、スパーギヤが不要となり、その結果、減速機1,101の部品点数を削減することができる。従来の減速機においては、スパーギヤ本体だけでなく、スパーギヤのクランクシャフトからの脱落を防止する止め輪も使用されている。上記の実施形態によれば、スパーギヤ及び止め輪を省略することができる。
上記の実施形態においては、入力ギヤ10からの回転がスパーギヤを介さずにクランクシャフト12に直接に入力されているので、入力ギヤ10とクランクシャフト12との間での速比の調整が容易となる。例えば、入力ギヤの径及び歯数を大きくすることで速比を調整する場合、従来の減速機では、スパーギヤの径方向における厚さ(スパーギヤの歯底円半径と当該スパーギヤの貫通孔の半径との差で表される寸法)を薄くする必要がある。これにより、スパーギヤの強度が低くなる。スパーギヤの径方向における厚さを薄くするとともに強度も確保するためには、スパーギヤの軸方向における厚さを厚くすることが必要となるが、この方法では減速機の軸方向寸法が大きくなってしまう。上記の実施形態によれば、入力ギヤ10の径を大きくすることで速比を調整する場合、クランクシャフト12の歯車部12eの直径を小さくすればよい。歯車部12eは中実の円柱形状とすることができるので、中空のスパーギヤと比べて歯車部12eの強度の維持は容易である。
上記の実施形態において、クランクシャフト12の歯車部12eの外歯12fの歯先円直径D2は、第1ジャーナル部12aの直径D1と等しいか又は実質的に等しい。これにより、入力ギヤ10と歯車部12eとの噛み合い率を上げることができる。
上記の実施形態によれば、入力ギヤ10とは異なる入力ギヤ110を有しており、この入力ギヤからの回転がスパーギヤ120を介してクランクシャフト12に伝達される。よって、クランクシャフト12に対する回転の入力系統を二重化することができる。これにより、例えば、一方の入力系統が動作不能となっても他方の入力系統を使用して減速機101を動作させることができる。
上記の実施形態によれば、入力ギヤ10の歯数Z1と歯車部12eの外歯12fの歯数Z1との比が、入力ギヤ110の外歯110aの歯数Z5と前記外歯の歯数との比Z6と異なっている。これにより、入力ギヤ10からの入力系統と入力ギヤ110からの入力系統とで速比を変更することができる。
上記の実施形態によれば、入力ギヤ210と噛み合う外歯220bと、内歯220aと、を有するリングギヤ220により入力ギヤ210の回転がクランクシャフト12に伝達される。このリングギヤ220により、スパーギヤを用いることなく、入力ギヤ210の回転をクランクシャフト12に伝達することができる。また、入力ギヤ210の位置と歯数を一定にする場合、リングギヤ220の幅(径方向における寸法)に応じて、リングギヤ220の内歯220aの歯数を変更することができる。よって、入力ギヤ210の位置と歯数を一定にする場合、リングギヤ220の幅に応じて、リングギヤ220とクランクシャフト12との間の速比を調整することができる。リングギヤ220の幅については設計上の制約が少ないため、上記の実施形態によれば、リングギヤ220により入力ギヤ210の回転がクランクシャフト12に伝達することにより、柔軟に速比を設定することができる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
上記の各実施形態は、適宜組み合わされてもよい。複数の実施形態を組み合わせることで実現される態様も、本発明の一実施形態となり得る。
1、101、201 減速機
10、110、210 入力ギヤ
12 クランクシャフト
12e 歯車部
12f 外歯
20 減速機構
23a,23b 外歯歯車
24 キャリア
28 ケース
120 スパーギヤ
220 リングギヤ
A1 中心軸
A2 軸心

Claims (11)

  1. 駆動源からの回転により駆動される歯車部と、前記歯車部と一体に形成されたジャーナル部と、を有し、前記ジャーナル部の軸心周りで回転するクランクシャフトと、
    前記クランクシャフトの回転を減速して出力する減速機構と、
    を備える減速機。
  2. 前記歯車部は、前記駆動源からの回転を伝達する入力ギヤと噛み合う、
    請求項1に記載の減速機。
  3. 前記歯車部は、前記入力ギヤと噛み合う外歯を有する、
    請求項2に記載の減速機。
  4. 前記外歯の形状は、インボリュート曲線である、
    請求項3に記載の減速機。
  5. 前記外歯は、前記クランクシャフトの外表面の一部を画定する、
    請求項3又は請求項4に記載の減速機。
  6. 前記ジャーナル部は、円柱形状を有し、その直径が前記外歯の歯先円直径と等しいか又は実質的に等しく形成されている、
    請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の減速機。
  7. 前記入力ギヤとは異なる他の入力ギヤと、
    前記他の入力ギヤと噛み合う外歯を有し、前記クランクシャフトに取り付けられた外歯ギヤと、
    を備える請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の減速機。
  8. 前記入力ギヤ及び前記歯車部は、前記入力ギヤの歯数と前記歯車部の歯数との比が前記他の入力ギヤの歯数と前記外歯ギヤの歯数との比と異なるように形成されている、
    請求項7に記載の減速機。
  9. 駆動源からの回転を伝達する入力ギヤと、
    前記入力ギヤと噛み合う外歯及び内歯を有するリングギヤと、
    前記内歯と噛み合う外歯を有し、軸心周りで回転するように設けられたクランクシャフトと、
    前記クランクシャフトの回転を減速して出力する減速機構と、
    を備える減速機。
  10. 駆動源からの回転を伝達する入力ギヤと噛合う歯車部(12e)と、前記歯車部と一体に形成されたジャーナル部(12a)と、を有し、前記ジャーナル部の軸心(A2)周りで回転するクランクシャフト(12)と、
    前記クランクシャフトの回転を減速して出力する減速機構(20)と、
    前記入力ギヤとは異なる他の入力ギヤ(110)と、
    前記他の入力ギヤと噛み合う外歯(120a)を有し、前記クランクシャフトに取り付けられた外歯ギヤ(120)と、
    を備える請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の減速機。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の減速機を備えるロボット。
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