JP2020172837A - 消波構造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、防波構造物の港内側に配置され、さらに小型化しても港内に発生した長周期波の反射率を十分に低減することができる消波構造物を提供することを目的とする。【解決手段】防波構造物100の港内側に配置され、港内に発生した長周期波Xの反射率を低減させる消波構造物1を、防波構造物100から岸沖方向Lに向かう所定の長さの上面11を有するとともに、上面11の先端から岸沖方向Lに向かうに従って徐々に海底110側に傾斜する傾斜面12を有する断面形状が片傾斜台形状となるマウンド10と、マウンド10の上面11を覆う被覆材20とで構成し、被覆材20の天端面20aが、海水面の平均潮位に対して±1mの範囲内となる高さで形成され、被覆材20は、天端面20aからマウンド10に向かって凹状となる中央開口22を設けた。【選択図】図5
Description
本発明は、防波構造物の港内側における長周期波の反射率を低減させる消波構造物に関する。
海上における防波構造物の港内側では、通常の波浪に比べて周期が30秒から数十分である周期が長い長周期波が発生したり、進入してきたりすることがある。
このような長周期波は、通常波高は低いものの、10cm程度の波高であっても、共振現象によって、港内に係留された大型船を水平移動させるような力が作用する場合がある。
このような長周期波は、通常波高は低いものの、10cm程度の波高であっても、共振現象によって、港内に係留された大型船を水平移動させるような力が作用する場合がある。
上述のような長周期波による力が作用すると、船舶を係留する係留索の破断や荷役障害といった不具合が生じることがある。
そこで、上述のような長周期波による力が作用することを抑制するためには、港内において長周期波の反射率を低減することが有用である。
そこで、上述のような長周期波による力が作用することを抑制するためには、港内において長周期波の反射率を低減することが有用である。
このように、長周期波の反射率を低減させるため、前記防波構造物から岸沖方向に向かう所定の長さの上面を有するとともに、前記上面の先端から前記岸沖方向に向かうに従って徐々に海底側に傾斜する傾斜面を有するマウンドにおける前記上面及び前記傾斜面を被覆材で覆う干出型構造と呼ばれる消波構造物がある。
このような干出型構造と呼ばれる消波構造物は、前記被覆材の天端面が、海水面の平均潮位より高く設定されており、且つ十分な消波効果、つまり長周期波の反射率を低減させるためには、水面に接する構造物の岸沖方向の長さ(以下において構造物幅という)を長く設ける必要であった。
そこで、特許文献1では、没水型構造と呼ばれる消波構造物が提案されている。このような没水型構造と呼ばれる消波構造物は、上述の干出型構造の消波構造物と同様の構成であるものの、被覆材層の天端面を、海水面の年間平均潮位(消波構造物の構築場所における海水面の年間平均潮位)と同じ高さ±1mの範囲内となるように設定されており、干出型構造の消波構造物に比べ、構造物幅を短くし、消波構造物を小型化しても所望の消波効果が得られるとされている。しかしながら、特許文献1において没水型構造の消波ブロックとして提案された構造では構造物幅は十分に短いとは言えず、さらなる消波構造物の小型化には対応できなかった。
そこで本発明は、防波構造物の港内側に配置され、さらに小型化しても港内に発生した長周期波の反射率を十分に低減することができる消波構造物を提供することを目的とする。
この発明は、防波構造物の港内側に配置されるとともに、天端面が海水面の平均潮位に対して±1mの範囲内となる高さで形成され、港内に発生した長周期波の反射率を低減させる、没水型構造の消波構造物であって、前記防波構造物から岸沖方向に向かう所定の長さの上面を有するとともに、前記上面の先端から前記岸沖方向に向かうに従って徐々に海底側に傾斜する傾斜面を有する断面形状が片傾斜台形状となるマウンドと、該マウンドにおける少なくとも前記上面を覆う被覆材とが備えられ、前記被覆材は、前記天端面から前記マウンドに向かって凹状となる凹部が設けられたことを特徴とする。
上記岸沖方向は、防波構造物に対して接離する方向であり、岸方向は防波構造物に近接する方向、沖方向は防波構造物から離反する方向を指す。
上記岸沖方向は、防波構造物に対して接離する方向であり、岸方向は防波構造物に近接する方向、沖方向は防波構造物から離反する方向を指す。
上述の平均潮位は、消波構造物が構築された構築箇所における海水面の年間平均潮位、五年平均潮位あるいは五年間の朔望平均潮位を指す。
前記凹部は、被覆材を貫通する貫通孔であってもよいし、凹状となる穴であってもよい。また、前記凹部は、柱状、錐台状、逆錐台状、あるいは逆錐状の空間であってもよい。
前記凹部は、被覆材を貫通する貫通孔であってもよいし、凹状となる穴であってもよい。また、前記凹部は、柱状、錐台状、逆錐台状、あるいは逆錐状の空間であってもよい。
この発明により、さらに小型化しても港内に発生した長周期波の反射率を十分に低減することができる。
詳述すると、天端面が海水面の平均潮位に対して±1mの範囲内となる高さで形成された前記被覆材に、前記天端面から前記マウンドに向かって凹状となる凹部が設けられているため、消波構造物に侵入して天端面に達した長周期波は、前記被覆材に設けられた凹部に侵入する。
詳述すると、天端面が海水面の平均潮位に対して±1mの範囲内となる高さで形成された前記被覆材に、前記天端面から前記マウンドに向かって凹状となる凹部が設けられているため、消波構造物に侵入して天端面に達した長周期波は、前記被覆材に設けられた凹部に侵入する。
このように、長周期波が凹部に侵入することで、岸沖方向に流れる長周期波の流れが、凹部に侵入する上下方向の流れに変化し、天端面上を流れる岸沖方向に流れる長周期波の流れと、上下方向の流れとで位相差が生じ、この位相差によって波浪エネルギーを低減することができる。
また、岸沖方向に流れる長周期波の流れが、凹部に侵入する上下方向の流れに変化する際に凹部内に渦が発生し、渦が発生する流れの乱れによって波浪エネルギーを低減することができる。このように、凹部への長周期波の侵入による位相差及び渦の発生によって波浪エネルギーが低減することで、長周期波の反射率を低減すること、つまり所望の消波効果を得ることができる。そのため、消波構造物の構造物幅を短くすることができ、消波構造物をさらに小型化することができる。
なお、このように、凹部への長周期波の侵入による位相差及び渦の発生による波浪エネルギーの低減は、岸沖方向に流れる長周期波の流れにおける押し波及び引き波の両方の状態で生じるため、長周期波の反射率をより低減し、所望の消波効果を得ることができる。
この発明の態様として、前記被覆材における前記凹部の面積割合が30%以上40%以下であってもよい。
上述の前記被覆材における前記凹部の面積割合は、被覆材の設置面積に対する凹部の開口面積の割合を指す。
上述の前記被覆材における前記凹部の面積割合は、被覆材の設置面積に対する凹部の開口面積の割合を指す。
この発明により、長周期波の反射率をより低減し、所望の消波効果を得ることができる。
詳述すると、前記被覆材における前記凹部の面積割合が30%以下であると、長周期波が凹部に十分侵入できず、凹部への長周期波の侵入による渦の発生による波浪エネルギーの低減効果を十分に得ることができない。
詳述すると、前記被覆材における前記凹部の面積割合が30%以下であると、長周期波が凹部に十分侵入できず、凹部への長周期波の侵入による渦の発生による波浪エネルギーの低減効果を十分に得ることができない。
逆に、前記被覆材における前記凹部の面積割合が40%以上であると、凹部に長周期波は十分侵入するものの、侵入しない長周期波と侵入する長周期波との位相差が低減するため、凹部への長周期波の侵入による位相差に基づく波浪エネルギーの低減効果を十分に得ることができない。
これに対し、前記被覆材における前記凹部の面積割合が30%以上40%以下であることによって、波浪エネルギーの低減効果が得られる渦が発生する程度に凹部に長周期波が侵入するとともに、波浪エネルギーの低減効果が得られる位相差が生じる程度に凹部に長周期波が侵入し、凹部への長周期波の侵入による位相差及び渦の発生によって波浪エネルギーが低減することで、長周期波の反射率を低減すること、つまり所望の消波効果を得ることができる。
またこの発明の態様として、前記凹部は、前記岸沖方向における前記凹部の開口長に対して80%以上100%以下の深さで形成されてもよい。
この発明により、所望の消波効果を無駄なく得ることができる。
この発明により、所望の消波効果を無駄なく得ることができる。
詳述すると、前記岸沖方向における前記凹部の開口長に対して前記凹部の深さが80%以下であると、天端面と凹部の底面との高低差が少なくなり、岸沖方向に流れる長周期波の流れに対して凹部に侵入する長周期波の上下方向の流れが弱く、凹部への長周期波の侵入による位相差及び渦の発生が少なくなり波浪エネルギーを十分に低減することができない。
逆に、前記岸沖方向における前記凹部の開口長に対して前記凹部の深さが100%以上であると、岸沖方向に流れる長周期波の流れに対して、凹部に侵入する長周期波は上下方向に十分に流れるが、マウンドに比べて高価である被覆材の高さが高くなり、消波効果に対するコストが増大することとなる。
これに対し、前記岸沖方向における前記凹部の開口長に対して80%以上100%以下の深さの前記凹部は、凹部への長周期波の侵入による位相差及び渦の発生によって十分波浪エネルギーを低減できるとともに、所要の消波効果に対して余分な高さによるコストの増大を防止することができる。
またこの発明の態様として、前記被覆材は、前記上面に並列配置された複数のブロック体で構成されてもよい。
この発明により、例えば、現場打ちによって構築する消波構造物に比べ、効率よく、均質な消波構造物を構築することができる。
この発明により、例えば、現場打ちによって構築する消波構造物に比べ、効率よく、均質な消波構造物を構築することができる。
なお、複数のブロック体で構成された被覆材における凹部は、各ブロック体に設けられた凹部で構成されてもよいし、配置した複数のブロックを組み合わせて構成された凹部であってもよい。
またこの発明の態様として、前記ブロック体は、平面視中央に上下方向に貫通する平面視矩形状の開口を有する平面視矩形枠状の中空箱型ブロック体で構成されてもよい。
この発明により、平面視矩形枠状の中空箱型ブロック体を前記上面に載置することで容易に凹部を有する被覆材を構築することができる。また、中空箱型ブロック体は、平面視中央に上下方向に貫通する平面視矩形状の開口を有する平面視矩形枠状であるため、所定の深さを有する有底の凹部を有するブロック体に比べ、小型化及び軽量化することができる。
この発明により、平面視矩形枠状の中空箱型ブロック体を前記上面に載置することで容易に凹部を有する被覆材を構築することができる。また、中空箱型ブロック体は、平面視中央に上下方向に貫通する平面視矩形状の開口を有する平面視矩形枠状であるため、所定の深さを有する有底の凹部を有するブロック体に比べ、小型化及び軽量化することができる。
またこの発明の態様として、前記中空箱型ブロック体は、平面視矩形枠状における前記開口を形成する平面視内側に角部が設けられてもよい。
この発明により、凹部に長周期波が侵入して上下方向の流れに変化する際に、角部によって効率的に渦を発生させることができ、渦が発生する流れの乱れによって波浪エネルギーをより低減させて、効率的に所望の消波効果を得ることができる。
この発明により、凹部に長周期波が侵入して上下方向の流れに変化する際に、角部によって効率的に渦を発生させることができ、渦が発生する流れの乱れによって波浪エネルギーをより低減させて、効率的に所望の消波効果を得ることができる。
本発明により、本発明は、防波構造物の港内側に配置され、さらに小型化しても港内に発生した長周期波の反射率を十分に低減することができる消波構造物を提供することができる。
この発明の一実施形態を、図1乃至図5とともに説明する。
なお、図1は消波構造物1の概略断面図を示し、図2は消波構造物1の一部概略斜視図を示し、図3は消波構造物1の説明図を示し、図4は被覆ブロック21の斜視図を示し、図5は消波構造物1の消波メカニズムを説明する説明図を示し、図6は消波構造物1の模型を使った効果確認試験の説明図を示している。
なお、図1は消波構造物1の概略断面図を示し、図2は消波構造物1の一部概略斜視図を示し、図3は消波構造物1の説明図を示し、図4は被覆ブロック21の斜視図を示し、図5は消波構造物1の消波メカニズムを説明する説明図を示し、図6は消波構造物1の模型を使った効果確認試験の説明図を示している。
詳述すると、図1は、防波構造物100の延長に沿って構築される消波構造物1について岸沖方向Lに沿う方向の断面図であり、図2は図1における消波構造物1の一部分のみを上方から視た斜視図であり、手前側を断面状に図示している。
図3(a)は消波構造物1の一部分の平面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A断面図を示している。図4は被覆ブロック21の斜視図であるが手前側の一部を透過状態で図示している。図5は、図3で図示する消波構造物1に対して侵入してきた長周期波Xに対する消波メカニズムを説明するための図であり、図5(a)は図3(a)に対応し、図5(b)図3(b)に対応している。図6(a)は効果確認試験に用いた消波構造物1の模型の写真を示し、図6(b)は試験結果のグラフを示している。
なお、図中における矢印Lは岸沖方向を示し、矢印Loは沖方向を示し、矢印Laは岸方向を示している。
なお、図中における矢印Lは岸沖方向を示し、矢印Loは沖方向を示し、矢印Laは岸方向を示している。
消波構造物1は、防波構造物100の港内側に配置され、港内に発生した長周期波Xの反射率を十分に低減させる小型の没水型構造の構造物であり、防波構造物100から沖方向Loに向かう上面11を有するとともに、上面11の先端から沖方向Loに向かうに従って徐々に海底110に傾斜する傾斜面12を有する断面形状が片傾斜台形状のマウンド10と、マウンド10における上面11を覆う被覆材20とで構成されている
マウンド10は、海底110に、割り栗石などの捨石を堆積させ、防波構造物100から沖方向Loに向かって所定の長さ分のフラットな上面11と、上面11の先端から海底110に向かって傾斜する傾斜面12とを有する片傾斜台形状の断面形状で形成されている。
マウンド10において沖方向Loに向かって所定の長さフラットである上面11を上から覆う被覆材20は、図4に図示する被覆ブロック21を岸沖方向Lに沿う方向(幅方向W)とそれに直交する方向(奥行き方向D)とに並列配置して構成する(図2、3参照)。
被覆材20を構成する被覆ブロック21は、幅方向W及び奥行き方向Dに同じ長さとなる平面視正方形状であり、平面視中央に平面視正方形状の中央開口22を設けている。そのため、被覆ブロック21は、平面視正方形枠状となる。
なお、平面視正方形枠状の被覆ブロック21の平面視方向の面積(図4において図示する正方形の外形の投下面積21am)に対する中央開口22の平面視方向の面積(図4において図示する中央開口22の開口面積22am)、つまり被覆ブロック21に対する中央開口22の面積割合が30%以上40%以下となるように形成している。
また、平面形状の被覆ブロック21は所定の高さ21hを有するプレキャストコンクリート製のコンクリートブロックであるが、高さ21hは、正方形状の中央開口22の一辺の長さ(以下において開口長22Lという)よりひと回り短く形成されており、中央開口22は被覆ブロック21を上下方向に貫通しており、四角柱状の空間となる。
なお、四角柱状の空間である中央開口22の深さ、つまり被覆ブロック21の高さ21hは、平面視正方形状の開口を形成する中央開口22の開口長22Lに対して80%以上100%以下の深さで形成されている。
具体的には、平面視正方形状の被覆ブロック21の外形を形成する一辺の長さ21Lが2500mmであり、中央開口22の一辺の長さ(開口長22L)が1500mmであるのに対し、被覆ブロック21の高さ21hは開口長22Lより短い1250mmで形成されている。
そのため、被覆ブロック21に対する中央開口22の面積割合が36%であり、中央開口22の深さ、つまり被覆ブロック21の高さ21hが中央開口22の開口長22Lに対して83%となる。もちろん被覆ブロック21は上記サイズに限定されない。
そのため、被覆ブロック21に対する中央開口22の面積割合が36%であり、中央開口22の深さ、つまり被覆ブロック21の高さ21hが中央開口22の開口長22Lに対して83%となる。もちろん被覆ブロック21は上記サイズに限定されない。
また、被覆ブロック21は、通常使用によって角部の欠けを防止するための面取り(図示省略)は施されているが、平面視正方形枠状の被覆ブロック21の上面21aと、中央開口22を形成する鉛直方向の内側面22aとで、平面視内側かつ上方の角部23を設けている。
上述の構成である被覆ブロック21を、マウンド10の上面11に対して、幅方向W及び奥行き方向Dに所定長さ分並列配置して被覆材20を構成する。被覆ブロック21を上下方向に貫通する中央開口22は、マウンド10の上面11の底面側塞ぐこととなる。
複数の被覆ブロック21を幅方向W及び奥行き方向Dに並列配置して構成した被覆材20でマウンド10の上面11を被覆した消波構造物1において被覆材20の天端面20aが海水面の年間平均潮位に対して±1mの範囲内となる高さで形成している。
このように構成された消波構造物1に対して、図5に示すように、長周期波Xが侵入してくると、被覆材20の天端面20aに設けられた中央開口22に侵入する。
角部23を越えて中央開口22に侵入した長周期波Xは、図5(b)に示すように、被覆材20の天端面20aを岸方向Laに流れる長周期波Xの流れが、中央開口22の内部において上下方向の流れXaに変化する。このとき、被覆材20の天端面20aを岸方向Laに流れる長周期波Xの流れと、中央開口22の内部における上下方向の流れXaとで位相差が生じ、この位相差によって長周期波Xの波浪エネルギーを低減することができる。
角部23を越えて中央開口22に侵入した長周期波Xは、図5(b)に示すように、被覆材20の天端面20aを岸方向Laに流れる長周期波Xの流れが、中央開口22の内部において上下方向の流れXaに変化する。このとき、被覆材20の天端面20aを岸方向Laに流れる長周期波Xの流れと、中央開口22の内部における上下方向の流れXaとで位相差が生じ、この位相差によって長周期波Xの波浪エネルギーを低減することができる。
また、岸方向Laに流れる長周期波Xの流れが、角部23を越えて中央開口22に侵入して上下方向の流れXaに変化する際に中央開口22の内部において渦Xbが発生し、渦Xbが生じる流れの乱れによって長周期波Xの波浪エネルギーを低減することとなる。
続いて、上述のように構成する消波構造物1の模型を用いて実施した消波効果の効果確認試験について図6とともに説明する。
図6(a)に示すように、消波効果の効果確認試験として水槽内にスケールダウンした消波構造物1の模型を構築し、波高が50cm以下の長周期波Xを作用させて、消波構造物1の模型の岸沖方向Lの長さ毎の長周期波Xの反射率を計測した。この場合の岸沖方向Lの長さとは、消波構造物1の模型における被覆材20の岸沖方向Lの長さ(天端長1L)に、傾斜面12の岸沖方向Lの半分の長さを加えた長さとなる。
図6(a)に示すように、消波効果の効果確認試験として水槽内にスケールダウンした消波構造物1の模型を構築し、波高が50cm以下の長周期波Xを作用させて、消波構造物1の模型の岸沖方向Lの長さ毎の長周期波Xの反射率を計測した。この場合の岸沖方向Lの長さとは、消波構造物1の模型における被覆材20の岸沖方向Lの長さ(天端長1L)に、傾斜面12の岸沖方向Lの半分の長さを加えた長さとなる。
本試験において、比較対象として干出型構造の消波構造物の模型、没水型構造の消波構造物の模型として、被覆石で被覆材を構成したもの、消波ブロックAで被覆材を構成したものを比較した。
なお、長周期波Xの反射率が0.8以下であれば長周期波Xの消波効果があるため、所望の反射率を0.8として、図6(b)に示す試験結果を比較すると、干出型構造の消波構造物に対して没水型構造の消波構造物の天端長1Lを短くできることが確認できた。
さらに、被覆ブロック21を用いた消波構造物1は、被覆石で被覆材を構成したもの、消波ブロックAで被覆材を構成したものに比べて天端長1Lをさらに短くできることが確認できた。
具体的には、被覆石や消波ブロックAで被覆材を構成したものに対し、被覆ブロック21で被覆材20を構成した消波構造物1の天端長1Lは80%程度の長さで同等の消波効果が得られることが確認できた。
上述したように、防波構造物100の港内側に配置されるとともに、天端面20aが海水面の平均潮位に対して±1mの範囲内となる高さで形成され、港内に発生した長周期波Xの反射率を低減させる消波構造物1は、防波構造物100から岸沖方向Lに向かう所定の長さの上面11を有するとともに、上面11の先端から沖方向Loに向かうに従って徐々に海底110側に傾斜する傾斜面12を有する断面形状が片傾斜台形状となるマウンド10と、マウンド10の上面11を覆う被覆材20とが備えられ、被覆材20は、天端面20aからマウンド10に向かって凹状となる中央開口22が設けられたことにより、小型化しても港内に発生した長周期波Xの反射率を十分に低減することができる。
詳述すると、天端面20aが海水面の年間平均潮位に対して±1mの範囲内となる高さで形成された被覆材20に、天端面20aからマウンド10に向かって凹状となる中央開口22が設けられているため、消波構造物1に侵入して天端面20aに達した長周期波Xは、被覆材20に設けられた中央開口22に侵入する。
このように、長周期波Xが中央開口22に侵入することで、岸沖方向Lに流れる長周期波Xの流れが、中央開口22に侵入する上下方向の流れXaに変化し、天端面20a上を流れる岸沖方向Lに流れる長周期波Xの流れと、上下方向の流れXaとで位相差が生じ、この位相差によって長周期波Xの波浪エネルギーを低減することができる。
また、岸沖方向Lに流れる長周期波Xの流れが、角部23を越えて中央開口22に侵入する上下方向の流れXaに変化する際に中央開口22の内部に渦Xbが発生し、渦Xbが発生する流れの乱れによって長周期波Xの波浪エネルギーを低減することができる。
このように、中央開口22への長周期波Xの侵入による位相差及び渦Xbの発生によって長周期波Xの波浪エネルギーが低減することで、長周期波Xの反射率を低減すること、つまり所望の消波効果を得ることができる。そのため、消波構造物1の天端長1Lを短くすることができ、消波構造物1をさらに小型化することができる。
なお、このように、中央開口22への長周期波Xの侵入による位相差及び渦Xbの発生による波浪エネルギーの低減は、岸沖方向Lに流れる長周期波Xの流れにおける押し波(岸方向Laの波)及び引き波(沖方向Loの波)の両方の状態で生じるため、長周期波Xの反射率をより低減し、所望の消波効果を得ることができる。
また、被覆材20における中央開口22の面積割合が30%以上40%以下であることにより、長周期波Xの反射率をより低減し、所望の消波効果を得ることができる。
詳述すると、被覆材20における中央開口22の面積割合が30%以下であると、長周期波Xが中央開口22に十分侵入できず、中央開口22への長周期波Xの侵入による渦Xbの発生による波浪エネルギーの低減効果を十分に得ることができない。
詳述すると、被覆材20における中央開口22の面積割合が30%以下であると、長周期波Xが中央開口22に十分侵入できず、中央開口22への長周期波Xの侵入による渦Xbの発生による波浪エネルギーの低減効果を十分に得ることができない。
逆に、被覆材20における中央開口22の面積割合が40%以上であると、中央開口22に長周期波Xは十分侵入するものの、侵入しない長周期波Xと侵入する長周期波Xとの位相差が低減するため、中央開口22への長周期波Xの侵入による位相差に基づく波浪エネルギーの低減効果を十分に得ることができない。
これに対し、被覆材20における中央開口22の面積割合が30%以上40%以下であることによって、波浪エネルギーの低減効果が得られる渦Xbが発生する程度に中央開口22に長周期波Xが侵入するとともに、波浪エネルギーの低減効果が得られる位相差が生じる程度に中央開口22に長周期波Xが侵入し、中央開口22への長周期波Xの侵入による位相差及び渦Xbの発生によって波浪エネルギーが低減することで、長周期波Xの反射率を低減すること、つまり所望の消波効果を得ることができる。
また、中央開口22は、岸沖方向Lにおける中央開口22の開口長22Lに対して80%以上100%以下の深さで形成されているため、所望の消波効果を無駄なく得ることができる。
詳述すると、岸沖方向Lにおける中央開口22の開口長22Lに対して中央開口22の深さが80%以下であると、天端面20aと中央開口22の底面との高低差が少なくなり、岸沖方向Lに流れる長周期波Xの流れに対して中央開口22に侵入する長周期波Xの上下方向の流れXaが弱く、中央開口22への長周期波Xの侵入による位相差及び渦Xbの発生が少なくなり波浪エネルギーを十分に低減することができない。
詳述すると、岸沖方向Lにおける中央開口22の開口長22Lに対して中央開口22の深さが80%以下であると、天端面20aと中央開口22の底面との高低差が少なくなり、岸沖方向Lに流れる長周期波Xの流れに対して中央開口22に侵入する長周期波Xの上下方向の流れXaが弱く、中央開口22への長周期波Xの侵入による位相差及び渦Xbの発生が少なくなり波浪エネルギーを十分に低減することができない。
逆に、岸沖方向Lにおける中央開口22の開口長22Lに対して中央開口22の深さが100%以上であると、岸沖方向Lに流れる長周期波Xの流れに対して、中央開口22に侵入する長周期波Xは上下方向に十分に流れるが、マウンド10に比べて高価である被覆ブロック21の高さ21hが高くなり、消波効果に対するコストが増大することとなる。
これに対し、岸沖方向Lにおける中央開口22の開口長22Lに対して80%以上100%以下の深さの中央開口22は、中央開口22への長周期波Xの侵入による位相差及び渦Xbの発生によって十分波浪エネルギーを低減できるとともに、所要の消波効果に対して余分な高さによるコストの増大を防止することができる。
また、被覆材20は、上面11に並列配置された複数の被覆ブロック21で構成されているため、例えば、現場打ちによって構築する消波構造物に比べ、効率よく、均質な消波構造物1を構築することができる。
また、被覆ブロック21は、平面視中央に上下方向に貫通する平面視矩形状の中央開口22を有する平面視矩形枠状であるため、平面視矩形枠状の被覆ブロック21を上面11に載置することで容易に中央開口22を有する被覆材20を構築することができる。
また、被覆ブロック21は、平面視中央に上下方向に貫通する平面視矩形状の中央開口22を有する平面視矩形枠状であるため、所定の深さを有する有底の中央開口を有する被覆ブロックに比べ、小型化及び軽量化することができる。
また、被覆ブロック21は、平面視矩形枠状における中央開口22を形成する平面視内側に角部23が設けられているため、中央開口22に長周期波Xが侵入して上下方向の流れXaに変化する際に、角部23によって効率的に渦Xbを発生させることができ、渦が発生する流れの乱れによって波浪エネルギーをより低減させて、効率的に所望の消波効果を得ることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明の防波構造物は防波構造物100に対応し、
以下同様に、
長周期波は長周期波Xに対応し、
消波構造物は消波構造物1に対応し、
岸沖方向は岸沖方向Lに対応し、
上面は上面11に対応し、
海底は海底110に対応し、
傾斜面は傾斜面12に対応し、
マウンドはマウンド10に対応し、
被覆材は被覆材20に対応し、
天端面は天端面20aに対応し、
凹部は中央開口22に対応し、
ブロック体及び中空箱型ブロック体は被覆ブロック21に対応し、
角部は角部23に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、消波構造物1における被覆材20の天端面20aが、消波構造物1が構築された構築箇所における海水面の年間平均潮位に対して±1mの範囲内となるように構成したが、消波構造物1が構築された構築箇所における海水面の五年平均潮位や五年間の朔望平均潮位に対して±1mの範囲内となるように構成してもよい。
以下同様に、
長周期波は長周期波Xに対応し、
消波構造物は消波構造物1に対応し、
岸沖方向は岸沖方向Lに対応し、
上面は上面11に対応し、
海底は海底110に対応し、
傾斜面は傾斜面12に対応し、
マウンドはマウンド10に対応し、
被覆材は被覆材20に対応し、
天端面は天端面20aに対応し、
凹部は中央開口22に対応し、
ブロック体及び中空箱型ブロック体は被覆ブロック21に対応し、
角部は角部23に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、消波構造物1における被覆材20の天端面20aが、消波構造物1が構築された構築箇所における海水面の年間平均潮位に対して±1mの範囲内となるように構成したが、消波構造物1が構築された構築箇所における海水面の五年平均潮位や五年間の朔望平均潮位に対して±1mの範囲内となるように構成してもよい。
中央開口22は、被覆ブロック21を上下方向に貫通する貫通孔であったが、所定の深さを有する有底の凹状となる穴で構成してもよい。
また、中央開口22は、四角柱状の空間で形成したが、錐台状、逆錐台状、あるいは逆錐状の空間で形成してもよい。被覆ブロック21や中央開口22の平面形状も円形や長方形状など適宜の形状で形成してもよい。
また、中央開口22は、四角柱状の空間で形成したが、錐台状、逆錐台状、あるいは逆錐状の空間で形成してもよい。被覆ブロック21や中央開口22の平面形状も円形や長方形状など適宜の形状で形成してもよい。
また、被覆材20における中央開口22は、被覆ブロック21における平面視中央に設けた中央開口22で構成したが、図7に示すように、被覆ブロック21の代わりに十字状被覆ブロック121を幅方向W及び奥行き方向Dに複数並列配置することで、並列配置した十字状被覆ブロック121同士の間に開口122が形成されてもよい。
さらに、上述の説明では、被覆ブロック21及び十字状被覆ブロック121を幅方向W及び奥行き方向Dに沿って並列配置、つまり格子状に配置したが、所謂千鳥配置となるように配置して被覆材20を構成してもよい。
また、被覆ブロック21及び十字状被覆ブロック121を幅方向W及び奥行き方向Dに交差する方向に沿って並列配置、して被覆材20を構成してもよい。
さらに、上述の説明における消波構造物1は、マウンド10の上面11を被覆材20で被覆したが、上面11に加えて傾斜面12も被覆してもよい。この場合、上面11を被覆する被覆材20と傾斜面12を被覆する被覆材とを同じもので構成してもよいが、異なるもので構成してもよい。
これらの場合であっても上述のような効果を奏することができる。
さらに、上述の説明における消波構造物1は、マウンド10の上面11を被覆材20で被覆したが、上面11に加えて傾斜面12も被覆してもよい。この場合、上面11を被覆する被覆材20と傾斜面12を被覆する被覆材とを同じもので構成してもよいが、異なるもので構成してもよい。
これらの場合であっても上述のような効果を奏することができる。
1…消波構造物
1L…天端長
10…マウンド
11…上面
12…傾斜面
20…被覆材
20a…天端面
21…被覆ブロック
22…中央開口
23…角部
100…防波構造物
110…海底
L…岸沖方向
X…長周期波
1L…天端長
10…マウンド
11…上面
12…傾斜面
20…被覆材
20a…天端面
21…被覆ブロック
22…中央開口
23…角部
100…防波構造物
110…海底
L…岸沖方向
X…長周期波
Claims (6)
- 防波構造物の港内側に配置されるとともに、天端面が海水面の平均潮位に対して±1mの範囲内となる高さで形成され、港内に発生した長周期波の反射率を低減させる、没水型構造の消波構造物であって、
前記防波構造物から岸沖方向に向かう所定の長さの上面を有するとともに、前記上面の先端から前記岸沖方向に向かうに従って徐々に海底側に傾斜する傾斜面を有する断面形状が片傾斜台形状となるマウンドと、
該マウンドにおける少なくとも前記上面を覆う被覆材とが備えられ、
前記被覆材は、前記天端面から前記マウンドに向かって凹状となる凹部が設けられた
消波構造物。 - 前記被覆材における前記凹部の面積割合が30%以上40%以下である
請求項1に記載の消波構造物。 - 前記凹部は、前記岸沖方向における前記凹部の開口長に対して80%以上100%以下の深さで形成されている
請求項1又は2に記載の消波構造物。 - 前記被覆材は、前記上面に並列配置された複数のブロック体で構成された
請求項1乃至3のうちいずれかに記載の消波構造物。 - 前記ブロック体は、平面視中央に上下方向に貫通する平面視矩形状の開口を有する平面視矩形枠状の中空箱型ブロック体で構成された
請求項4に記載の消波構造物。 - 前記中空箱型ブロック体は、
平面視矩形枠状における前記開口を形成する平面視内側に角部が設けられた
請求項5に記載の消波構造物。
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---|---|---|---|
JP2019076801A JP2020172837A (ja) | 2019-04-15 | 2019-04-15 | 消波構造物 |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2019
- 2019-04-15 JP JP2019076801A patent/JP2020172837A/ja active Pending
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