JP2018048441A - 消波ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、海岸、河岸のほか、漁港、港湾などでも利用できる消波ブロックであって、大きな波浪の衝撃力に対しても、波浪を減勢し、波の打ち上げ(波飛沫)や越波、反射波、港内振動、湾内振動などを抑える機能を十分に果たしつつ、設置場所の景観を損うことなく、ブロックの最上段を遊歩道、魚釣り場、ベンチ、テーブル、通常時や避難時の階段などに利用するなど、新たな利用可能性を堤案する消波ブロックを堤供することを課題とする。【解決手段】本発明は、四隅が隅切りされた方形状の底体と、底体に立設する円柱体と、からなり、表面には、小さな凹凸が形成されていることを特徴とする消波ブロックである。【選択図】図7

Description

本発明は、波浪を減勢し、波の打ち上げ(波飛沫)や越波、反射波、港内振動、湾内振動などを抑える目的で、海岸、河岸、漁港、港湾、海中などに設置する直立型の消波ブロックである。
従来から、消波を目的に海岸、河岸などに設置される異形ブロックが知られている。
この異形ブロックを層積または乱積することでブロック間に複雑な空間が形成され、この空間を波が通過する過程で、波浪のエネルギーが分散され、その結果、波浪を減勢させることができる。
しかし、従来の異形ブロックは、傾斜型のブロックであり、広い設置面積を必要とするため、広範囲でコンクリート構造物が設置されることになるが、これが(人の接近を避け)海岸や河岸の原風景を破壊し、景観を損うなどの批判が多くある。
また、異形ブロックは、周辺の水流が安定しないことから、遊泳者やサーファーなどが設置された異形ブロックに接近してブロック群の内側に取り込まれる水難事故が起きたり、複雑な形状をなしていることから、コケや海草が付着して滑りやすくなったブロックから転落するなどの事故が起きており、設置されたブロックの多くは立入禁止などの措置が取られている。
このような問題がある異形型に対して、例えば、特許文献1のような直立型の消波ブロックが発案されている。
直立型の消波ブロックは、鉛直方向に延びる柱を備えており、隣接する柱間を進入した波がブロックの内部空間で砕波され、波浪が減勢されることで、越波や反射波を抑える構造を採っているが、異形型の消波ブロックと異なり、堤体(ブロック)の最上部を平坦にできるため、最上部を道路や遊歩道などに利用することが可能であり、また、鉛直方向に積層して設置できることから設置面積を小さくできるほか、景観が美観的であるなどの利点がある。
しかし、直立型は、異形型に比べて安定性が低く、構造上、大きな波浪の衝撃力によってブロックが移動したり跳ばされたりするものが多いため、太平洋や日本海等の外海の荒波が直接襲来する場所には使用できないという問題がある。
特開平1−295906公開特許公報
そこで、本発明は、海岸、河岸のほか、漁港、港湾などでも利用できる消波ブロックであって、大きな波浪の衝撃力に対しても、波浪を減勢し、波の打ち上げ(波飛沫)や越波、反射波、港内振動、湾内振動などを抑える機能を十分に果たしつつ、設置場所の景観を損うことなく、ブロックの最上段を遊歩道、魚釣り場、ベンチ、テーブル、通常時や避難時の階段などに利用するなど、新たな利用可能性を堤案する消波ブロックを堤供することを課題とする。
本発明に係る消波ブロックは、
四隅が隅切りされた方形状の底体と、
底体に立設する円柱体と、
からなり、
表面には、小さな凹凸が形成されている
ことを特徴とする。
本発明に係る消波ブロックは、
四隅が隅切りされた方形状の底体と、
底体に立設する円柱体と、
からなり、
底体の底面には凹部が、円柱体の天面には凸部が、それぞれ形成されていることで、
凹部と凸部を嵌合させるようにして複数積層することができる
ことを特徴とする。
本発明に係る消波ブロック構造体は、
複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
底体に立設する複数の円柱体と、
からなり、
表面には、小さな凹凸が形成されている
ことを特徴とする。
本発明に係る消波ブロック構造体は、
複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
底体に立設する複数の円柱体と、
からなり、
各円柱体の天面には凸部が、底体の円柱体が立設する位置の底面には凹部が、それぞれ形成されていることで、
凹部と凸部を嵌合させるようにして複数積層することができる
ことを特徴とする。
本発明に係る消波ブロック構造体は、
複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
底体の1の側端に立設する壁体と、
底体に立設する複数の円柱体と、
からなり、
壁体は、壁体の底(底板の底面)部分には切欠部が、天面部分には前記切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成されていることで、
切欠部と突出部とを嵌合させるようにして複数積層することができる
ことを特徴とする。
本発明に係る消波ブロック構造体は、
複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
底体の1の側端に立設する壁体と、
底体に立設する複数の円柱体と、
からなり、
壁体は、壁体の底(底板の底面)部分には切欠部が、天面部分には前記切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成され、
各円柱体の天面には凸部が、底体の円柱体が立設する位置の底面には凹部が、それぞれ形成されていることで、
切欠部と突出部を、凹部と凸部を、それぞれ嵌合させるようにして複数積層することができる
ことを特徴とする。
本発明に係る消波ブロック堤は、
複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
底体の1の側端に立設する壁体と、
底体に立設する複数の円柱体と、
からなるブロック体が、
その壁体に、壁体の底(底板の底面)部分には切欠部が、天面部分には前記切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成されており、
切欠部と突出部とを嵌合させるようにして複数積層されている
ことを特徴とする。
本発明に係る消波ブロック堤は、
複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
底体の1の側端に立設する壁体と、
底体に立設する複数の円柱体と、
からなるブロック体が、
その壁体に、壁体の底(底板の底面)部分には切欠部が、天面部分には前記切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成され、
各円柱体の天面には凸部が、各底体の円柱体が立設する位置の底面には凹部が、それぞれ形成されていることで、
切欠部と突出部を、凹部と凸部を、それぞれ嵌合させるようにして複数積層されている
ことを特徴とする。
本発明に係る消波ブロック堤は、
前記の消波ブロック、
または、前記の消波ブロック構造体、
が多段状に積層された状態で消波ブロック堤を構成している
ことを特徴とする。
1)海岸や河岸の景観向上に役立つとともに、従来の消波ブロックのように人の立ち入りを遮るのではなく、遊歩道や休憩場所、魚釣り場などの人が集まる用途として利用が可能になる。
2)消波ブロックや消波ブロック構造体の1つあたりの重量を変えることができ、消波ブロックや消波ブロック構造体を1つ単位で積層して設置できることから、設置規模に応じた設計変更が可能になる。
3)鉛直方向に積層することで設置面積を小さくでき、波浪を減勢し、波の打ち上げ(波飛沫)や越波、反射波、港内振動、湾内振動などを抑える機能を十分に果たすことができる。
4)多段状に積層することで、大きな波浪の衝撃力を徐々に減勢して、波の打ち上げ(波飛沫)や越波、反射波、港内振動、湾内振動などを抑えることができる。
5)全方位からの波の消波ができることから、漁港内、港湾内の静穏度向上を図ることができる。
6)海洋、河川、湖沼などの水中にも設置することができ、潮の流れは通し、ブロック体の上方(海面)を流れる波浪を減勢させるとともに、魚礁ブロックとしても利用できる。
一実施例に係る消波ブロックの正面図 一実施例に係る消波ブロックの平面図 複数の消波ブロックを隣り合わせた状態で設置した一実施例の平面図 一実施例に係る消波ブロックの正面図 一実施例に係る消波ブロックの断面図 消波ブロックを積層させた一実施例の側方図 消波ブロックを水平方向、鉛直方向に複数設置した一実施例のイメージ図 消波ブロックを水平方向、鉛直方向に複数設置した一実施例のイメージ図 一実施例に係る消波ブロック構造体の平面図 一実施例に係る消波ブロック構造体の断面図 一実施例に係る消波ブロック堤の側方図 一実施例に係る消波ブロック堤の側方図
図1及び2は、本実施例に係る消波ブロックの正面図及び平面図である。
消波ブロックは、四隅が隅切りされた60cm×60cm×20cmの方形状の底体1と、底体1に立設する直径及び高さが40cm×40cmの円柱体2と、から構成することができる。
底体1の四隅は隅切りが施されているため、図3のように消波ブロックを前後左右に複数隣り合わせて並べると、1辺が10cmの方形の隙間ができる。
この隙間は、複数の消波ブロックを積層させたときに、底体1の下方から打ち上がる波を上方に通過させることができ、波の揚圧力を低減させる役割を果たす。
消波ブロックは、円柱体2の天面が平坦に形成されていることから、直接的に、天面部分を、テーブル、椅子、階段として利用することができる。
この消波ブロックが、海岸、河岸などに設置されることで、憩いの場としての利用が可能になる。
円柱体2の表面と、底体1の側面には、小さな凹凸を形成することで、天然の岩や石に似た外観を呈し、景観向上に役立つとともに、消波効果を高めることに寄与する。
また、普通セメントに白セメントと琉球石灰岩粉を適切に配合することで、天然の岩や石に似た外観を呈するとともに、光を受ける角度で表面色に変化が現れるなどの特徴をもたらすことができる。
図4及び5は、図1及び2の消波ブロックの、底体の底面に凹部3が、円柱体の天面に凸部4が、それぞれ形成された消波ブロックの正面図及び断面図である。
この凹部3と凸部4が嵌め合わされるように複数の消波ブロックを積層させることで、図6の実施例のように消波ブロック堤を構成することができる。
人が腰かけることができるように、円柱体2の天面のうち最上段に載積された各円柱体2の凸部4は無くすこともできる。
円柱体2の表面と、底体1の側面には、小さな凹凸を形成することで、天然の岩や石に似た外観を呈し、景観向上に役立つとともに、消波効果を高めることに寄与する。
図7及び8は、消波ブロックを水平方向、鉛直方向に複数隣接して設置した構成のイメージ図である。
なお、本実施例に係る全ての消波ブロックは、水平方向に隣接するブロック同士を連結するための連結手段を底体1の側面に設けることができ、鉛直方向に積層するブロック同士を連結するための連結手段を円柱体2の天面と底体1の底面にそれぞれ設けることができる。
また、消波ブロックは、上記実施例に係る複数の消波ブロックを隣接した状態で一体形成した「消波ブロック構造体」として、図9のように構成することもできる。
図9は、四隅が隅切りされた方形状の底体に複数の円柱体が立設した消波ブロックの平面図であり、図10は、図9のA-A'線断面図である。
消波ブロック構造体の底体1には、複数の貫通孔5が設けられており、複数の消波ブロック構造体を積層させたときに、底体1の下方から打ち上がる波を上方に通過させることができ、波の揚圧力を低減させる役割を果たす。
消波ブロック構造体は、1の底体に複数の円柱体が立設した構造をなしており、この消波ブロック構造体を水平方向、鉛直方向に複数隣接して設置することで消波ブロック堤を構成することができる。
また、消波ブロック構造体の、底体1の底面に凹部3を、円柱体2の天面に凸部4を、それぞれ形成して、この凹部3と凸部4が嵌め合わされるように複数の消波ブロック構造体を積層させることでも、消波ブロック堤を構成することができる。
なお、この消波ブロック堤は、水平方向に隣接する消波ブロック構造体同士を連結するための連結手段を底体1の側面に設けることができ、鉛直方向に積層する消波ブロック構造体同士を連結するための連結手段を円柱体2の天面と底体1の底面にそれぞれ設けることができる。
円柱体2の表面と、底体1の側面には、小さな凹凸を形成することで、天然の岩や石に似た外観を呈し、景観向上に役立つとともに、消波効果を高めることに寄与する。
また、消波ブロックは、上記実施例に係る消波ブロック構造体の1の側面側に壁体を有する別の「消波ブロック構造体」として、図11及び12のように構成することもできる。
図11は、底体1と壁体6と円柱体2とからなり、壁体6の底面部分に切欠部が、天面部分に切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成された複数の消波ブロック構造体を、積層して消波ブロック堤を構成した実施例の側方図であり、図12は、図11の各消波ブロック構造体の底体1の底面に凹部3が、円柱体2の天面に凸部4が、それぞれ形成された複数の消波ブロック構造体を、積層して消波ブロック堤を構成した実施例の側方図である。
円柱体2の天面を、テーブル、椅子、階段として利用できるように、図12の最上段に載積された各円柱体2の凸部4は無くすこともできる。
壁体6を有する複数の消波ブロック構造体を積層することで、壁体6が鉛直方向に連続して積み重ねられた直立壁を構成することができる。
直立壁は、砕波して波の進入を防ぐが、それに伴う波飛沫と水塊が巻き上げられる。
しかし、本発明に係る消波ブロックの消波特性から、波の打ち上げによる飛沫等はほぼ鉛直上方へと飛び跳ねるため、護岸を越える有意な越波にはならない。
これは、積層した各消波ブロック構造体の底体1が、壁体6に衝突して鉛直上方に跳ね上がる波を抑えるため、越波につながる波の打ち上げは最上段のみになり、壁体6を越える有意な越波にはならないためである。
なお、この消波ブロック堤は、水平方向に隣接する消波ブロック構造体同士を連結するための連結手段を底体1の側面に設けることができ、鉛直方向に積層する消波ブロック構造体同士を連結するための連結手段を円柱体2の天面と底体1の底面にそれぞれ設けることができる。
円柱体2の表面と、底体1の側面には、小さな凹凸を形成することで、天然の岩や石に似た外観を呈し、景観向上に役立つとともに、消波効果を高めることに寄与する。
また、上記実施例に係る消波ブロック構造体を、多段状に積層することで、図7及び8のような多段状の消波ブロック堤を構成することもできる。
この消波ブロック堤は、水平方向に隣接する消波ブロック構造体同士を連結するための連結手段を底体1の側面に設けることができ、鉛直方向に積層する消波ブロック構造体同士を連結するための連結手段を円柱体2の天面と底体1の底面にそれぞれ設けることができる。
円柱体2の表面と、底体1の側面には、小さな凹凸を形成することで、天然の岩や石に似た外観を呈し、景観向上に役立つとともに、消波効果を高めることに寄与する。
本発明に係る消波ブロック堤によれば、進入波に最も近い円柱体2が、その湾曲した表面形状により、波浪を反射するのではなく、緩やかに減勢させ、消波ブロック堤の空間内に立設する複数の円柱体2が、円柱体2間を波が通過するたびに波浪を砕波して、減勢する。
消波ブロック堤の空間内に進入してきた波は、最終的には壁体6に到達して、砕波に伴う波飛沫と水塊を巻き上げるが、打ち上がる波は、底体1に設けられた貫通孔5を通じて上方に移動することで、波の揚圧力が低減される。
その結果、波の打ち上げによる波飛沫は、ほぼ鉛直上方に飛び跳ねるだけであるため、護岸(消波ブロック堤)を越える有意な越波にはならない。
本発明に係る消波ブロック堤は、最上段の円柱体2または壁体6の上面に、デッキ(平板)を設置することで、遊歩道を作ることができるし、円柱体2は、ベンチとしても利用できる。また、魚釣り場、ベンチ、テーブル、通常時や避難時の階段としても利用できる。
また、本発明に係る消波ブロック堤は、少ない敷設面積で設置でき、全方向から進入してくる波の消波ができることから、漁港、港湾などに設置することもでき、漁港内、港湾内の静穏度向上を図ることができる。
さらには、本発明に係る消波ブロックまたは消波ブロック構造体は、海洋、河川、湖沼などの水中に設置して魚礁ブロックとしても利用できるが、潮の流れは通しつつ、波浪を減勢させることができる。
本実施例に係る消波ブロック、消波ブロック構造体、消波ブロック堤は、現場の地形や広さや波浪などの条件に応じて、消波ブロックまたは消波ブロック構造体を追加したり取り外したりすることができ、随時、消波ブロック構造体自体の構成や、消波ブロック構造体を積層した消波ブロック堤の構成を自由自在に設計することが可能になると共に、工事完成後においても容易に形状の変更が可能となる。
また、本実施例に係る消波ブロック堤を多段状に構成することで、大きな波浪の衝撃力を徐々に減勢して、波の打ち上げ(波飛沫)や越波、反射波、港内振動、湾内振動などを抑えることができる。
本実施例に係る消波ブロック堤を多段状に構成する場合、設置面積は大きくなるが、最上段の円柱体2または壁体6の上面に、デッキ(平板)を設置することで、遊歩道を作ることができるし、円柱体2は、ベンチとしても利用できる。また、魚釣り場、テーブル、通常時や避難時の階段などにも利用できるなど、新たな利用可能性を提案できる。
本発明に係る消波ブロック、同構造体、消波ブロック堤は、多数平面的・立体的に配置されたとき、海岸線が海を舞台とし海に向かったコンサートホールの客席と同様な機能を呈するところに、海岸線形成の特徴がある。
さらに、海あるいは海中へのアクセスなど通常時に階段としての利用は当然として、避難時の避難階段を確保する能力を有すること、さらに海に転落した際にも容易に水上に上がれる機能を有する。
1 底体
2 円柱体
3 凹部
4 凸部
5 貫通孔
6 壁体

Claims (9)

  1. 四隅が隅切りされた方形状の底体と、
    底体に立設する円柱体と、
    からなり、
    表面には、小さな凹凸が形成されている
    ことを特徴とする消波ブロック。
  2. 四隅が隅切りされた方形状の底体と、
    底体に立設する円柱体と、
    からなり、
    底体の底面には凹部が、円柱体の天面には凸部が、それぞれ形成されていることで、
    凹部と凸部を嵌合させるようにして複数積層することができる
    ことを特徴とする消波ブロック。
  3. 複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
    底体に立設する複数の円柱体と、
    からなり、
    表面には、小さな凹凸が形成されている
    ことを特徴とする消波ブロック構造体。
  4. 複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
    底体に立設する複数の円柱体と、
    からなり、
    各円柱体の天面には凸部が、底体の円柱体が立設する位置の底面には凹部が、それぞれ形成されていることで、
    凹部と凸部を嵌合させるようにして複数積層することができる
    ことを特徴とする消波ブロック構造体。
  5. 複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
    底体の1の側端に立設する壁体と、
    底体に立設する複数の円柱体と、
    からなり、
    壁体は、壁体の底(底板の底面)部分には切欠部が、天面部分には前記切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成されていることで、
    切欠部と突出部とを嵌合させるようにして複数積層することができる
    ことを特徴とする消波ブロック構造体。
  6. 複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
    底体の1の側端に立設する壁体と、
    底体に立設する複数の円柱体と、
    からなり、
    壁体は、壁体の底(底板の底面)部分には切欠部が、天面部分には前記切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成され、
    各円柱体の天面には凸部が、底体の円柱体が立設する位置の底面には凹部が、それぞれ形成されていることで、
    切欠部と突出部を、凹部と凸部を、それぞれ嵌合させるようにして複数積層することができる
    ことを特徴とする消波ブロック構造体。
  7. 複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
    底体の1の側端に立設する壁体と、
    底体に立設する複数の円柱体と、
    からなるブロック体が、
    その壁体に、壁体の底(底板の底面)部分には切欠部が、天面部分には前記切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成されており、
    切欠部と突出部とを嵌合させるようにして複数積層されている
    ことを特徴とする消波ブロック堤。
  8. 複数の貫通孔を有し、四隅が隅切りされた方形状の底体と、
    底体の1の側端に立設する壁体と、
    底体に立設する複数の円柱体と、
    からなるブロック体が、
    その壁体に、壁体の底(底板の底面)部分には切欠部が、天面部分には前記切欠部に嵌合する突出部が、それぞれ形成され、
    各円柱体の天面には凸部が、各底体の円柱体が立設する位置の底面には凹部が、それぞれ形成されていることで、
    切欠部と突出部を、凹部と凸部を、それぞれ嵌合させるようにして複数積層されている
    ことを特徴とする消波ブロック堤。
  9. 請求項1もしくは2の消波ブロック、
    または、請求項3乃至6の消波ブロック構造体、
    が多段状に積層された状態で消波ブロック堤を構成している
    ことを特徴とする消波ブロック堤。
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