JP5664888B1 - 増水時に上昇する堤防 - Google Patents

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【課題】 本発明は、上面が自動車道、遊歩道等のスペースとして利用され、例えば津波、洪水等が押し寄せた際には、これを阻止するための防波的作用が自動的に展開されるようにした増水時に上昇する堤防に関する。【解決手段】設定水位を超えた場合に、水が水位対応壁面1cを乗り越えて中空柱体2内に流入すると共に、当該柱体内に収装されているフロート3が奏する浮力に基づき、各柱体2全体を上昇させると同時にその上端に固定されている平板状基盤4を上昇させるように構成した増水時に上昇する堤防。【選択図】 図1

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本発明は、上面が自動車道、遊歩道等のスペースとして利用され、例えば津波、洪水等が押し寄せた際には、これを阻止するための防波的作用が自動的に展開されるようにした増水時に上昇する堤防に関する。
従来、例えば津波等に対する対策は、堤防を来襲津波の高さに想定して積み上げることを通例とした。 また、このような積み上げに代えて、パネル状の津波防潮壁を積み上げたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特開2013−253461号公報 特開2012−233381号公報
上記したような従来のものであると、堤防または防潮壁の高さは、想定津波高さ以上に設定するため、必然、著しく丈高なものとされる。 そのため、海岸線の美感は著しく損ねられるばかりでなく、海岸線が隠されてしまう、と言うような景観的劣化を招いてしまうことを余儀なくされた。
本発明は、主としてこのような景観的な問題の解消、並びに、津波または洪水発生に際して自動的な被害回避が図られるようにするための、「増水時に上昇する堤防」と言う新規な技術の提供を図ったものである。
本発明は、既存堤防Aと同一高さを具えた基盤壁面1aと、昇降堤防柱2を昇降自在に収容するための収容用空所1bと、その前方に立設されかつ外面を臨水面とする水位対応壁面1cとを具えた固定堤防枠1の上記収容用空所1b内全長に亘って、
前面を開放面とする平面コ字状を呈しかつその内部にフロート3を収装して成る中空柱体2を、所要本数立てた状態で昇降自在に収容し、自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとして利用するための平板状基盤4を、上記各中空柱体2の上端に対して固定し、設定水位を超えた場合に、水が水位対応壁面1cを乗り越えて中空柱体2内に流入すると共に、当該柱体内に収装されているフロート3が奏する浮力に基づき、各柱体2全体を上昇させると同時にその上端に固定されている平板状基盤4を上昇させるように構成した増水時に上昇する堤防に係るものである。
本発明に係る水害回避機能を具えたスペースは、請求項1に記載のような構成、特に、自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとして利用するための平板状基盤4を、各中空柱体2の上端に対して固定し、設定水位を超えた場合に、水が水位対応壁面1cを乗り越えて中空柱体2内に流入すると共に、当該柱体内に収装されているフロート3が奏する浮力に基づき、各柱体2全体を上昇させると同時にその上端に固定されている平板状基盤4を上昇させるように構成したから、高波が押し寄せた際の水位上昇に反応し、自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとして利用するための平板状基盤4に対する安全性確保が成されるため、非常時の堤防保守管理の運営に齟齬をきたすことがない。
そして、各中空柱体2の立ち上がりに依っても、堤防としての高さの増加目的が図られ、津波または洪水の高波に対する抵抗性の向上化も図られる。
本発明の要部を表した説明用側面図である。 本発明の要部を表した説明用一部切欠正面図である。 本発明の要部を表した説明用一部切欠平面図である。 本発明を河川用堤防として実施した場合の説明用側面図である。
本発明はこれを津波対策用として実施する場合は、海水に隣接させて海岸線等を添うように構築し、通常は自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとして利用可能とし、若し、高波が押し寄せた場合は、水位に即応してこれを立ち上がらせるような展開を自動的になすことに依り、津波用潮堤としての役割を果たさせるようにしたことを主たる実施目的とする。
そして、本発明を洪水対策用として実施する場合は、川の両岸に隣接させて対抗状に構築することに依り、上記と同様な役割を果たすことが出来るようにしたものである。
以下、本発明の構成を、図面に示すように津波対策用とした実施例について詳細に説明する。
図に於いて、1は海岸線等の水位面に隣接させて構築する固定堤防枠であって、陸側に構築されかつ既存の堤防Aと同一高さを具えた基盤壁面1aと、後述する昇降堤防柱2を昇降自在に収容するための収容用空所1bを隔てて、その前方に立設しかつ外面を臨水面とする水位対応壁面1cを1体的かつ並列的に形成して成るものである。 そして、当該水位対応壁面1cは壁面1aより丈低にして、かつ、図1に示すように通常水位Hの海水はブロックし、津波による高潮水位Mが発生した場合はこれを水位対応壁面1cの上縁を乗り越えて空所1b内に導く様に構成してある。 なお、当該固定堤防枠1は所要長さのものを所要数連結することに依り、海岸線の所要区間に亘って構築するものである。
2は前面を開放面とする平面コ字状を呈する中空柱体であって、図面に示す実施例にあっては、その上端が既存の堤防Aの頂面と等しくなるように形成してあるが、これは絶対的な要件ではない。 3は当該中空柱体2の内部に収装したフロートであって、水位が高まり図1に示す水位Hを超えた際にフロートは、その下部から浸水し浮上効果が生じることとなる。
上記したフロート3であるが、フロート自体は縦長なものを一つ入れるようにする以外、ブロック状のものを複数個入れるようにするか、或いは、フロート自体にスプリット的空間を形成したりするように構成しても良い。 更に、中空柱体2内に発泡樹脂等を充填して形成することを原則とするが、これ以外、図示のようなブロック状のフロートを収容するか、或いは中空樽状枠を収容するか、適宜の組立枠体で形成したフロートを使用するか等、フロート3の形成手段は如何なるものであっても良く、これに対する限定性はない。
上記した中空柱体2は、所要長さに亘って構築されている固定堤防枠1に対して、立てた状態にしてかつ夫々昇降自在に並べて収容してある。 そして、その上端には、これを一列状に連ねるように、自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとして利用するための平板状基盤4が固定してある。 然し乍、このような平板状基盤4を設けずに、中空柱体2の頂面自体を、このような平板状基盤4に代えて、所要の防災用スペースとして利用するように構成しても良い。
この状態、すなわち図1に示す状態において、水位がM未満の場合は水位対応壁面1cを得ることがなく、そのため、平板状基盤4で形成されるラインは、既存の堤防Aの頂面とほぼ等しい高さに位置し、堤防Aの設定された安全性のもとに、自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとして利用される。
津波等が来襲して水位Hを超えた場合、水は水位対応壁面1cを乗り越えて中空柱体2内に流入すると共に、当該柱体内に収装されているフロート3をその下方から浸してゆくことに依り浮力を生じさせ、当該各柱体2全体を上昇させることとなる。 従って、当該各柱体2に依って支持されている平板状基盤4は、図1に鎖線で示すように上昇させられることとなる。 そのため、海岸線はこのように上昇させられた各柱体2の上昇存在に基づき堤防効果が高められた状態で保護され、津波に対する抵抗性を発揮する。 同時に、平板状基盤4の使命たる自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとしての機能は、前記上昇状態で保たれることとなり、場合によってはその非常用としての緊急使用の確保が可能化される。
津波が引いて水位が下がった場合、フロート3に及ぼす浮力が解消されるため、中空柱体2が降下し、平板状基盤4が元状に復することに依り、自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとしての利用が再び許容化される。
図4は本発明を河川に対して実施した場合を示したものである。 すなわち、河川で生じる洪水は、河川の両側に押し寄せることとなるため、本発明を河川の両側に対称的に構築することに依り、当該洪水による水位増加に、既述したような作用に基づき対応させ、平板状基盤4の使命たる自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとしての機能保持を図るようにしたものである。 本発明はこのような形態で実施することも出来る。
1 固定堤防枠
1a 基盤壁面
1b 収容用空所
1c 水位対応壁面
A 既存堤防
2 中空柱体
3 フロート
4 平板状基盤

Claims (1)

  1. 既存堤防と同一高さを具えた基盤壁面と、昇降堤防柱を昇降自在に収容するための収容用空所と、これのその前方に立設されかつ外面を臨水面とする水位対応壁面とを具えた固定堤防枠の上記収容用空所内全長に亘って、
    前面を開放面とする平面コ字状を呈しかつその内部にフロートを収装して成る中空柱体を、所要本数立てた状態で昇降自在に収容し、
    自動車道、遊歩道、その他の堤防施設用のスペースとして利用するための平板状基盤を、上記各中空柱体の上端に対して固定し、
    設定水位を超えた場合に、水が水位対応壁面を乗り越えて中空柱体内に流入すると共に、当該柱体内に収装されているフロートが奏する浮力に基づき、各柱体全体を上昇させると同時にその上端に固定されている平板状基盤を上昇させるように構成した増水時に上昇する堤防。
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