JP2020169925A - 表面分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが怪我を負うこと、およびユーザの操作によって走査型プローブ顕微鏡が誤動作するのを防止することができる表面分析装置を提供する。【解決手段】駆動機構45は、測定部20と、測定部20と試料台30との相対的な位置関係が、第1の位置関係と第2の位置関係との間で切り替わるように測定部20と試料台30とを相対的に変位させる。第2の位置関係において、試料台30は、下部筐体の内部から外側に露出する。制御装置201は、スキャナ32に供給する高電圧を生成する高電圧生成回路203を含む。第1の機械式スイッチ253は、第2の位置関係において、電源202の電圧を高電圧生成回路203に供給させない。【選択図】図1

Description

本発明は、表面分析装置に関する。
従来の分析装置として、探針が設けられたカンチレバーを用いて試料面上の微細構造を分析する走査型プローブ顕微鏡が、特開平8−101219号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1に開示の走査型プローブ顕微鏡にあっては、試料台に対して所定の位置関係で固定されるベースに、光学系を含む測定部が移動可能に固定されている。試料を測定する際には、測定部は試料台の上方に配置されている。測定時の位置から測定部を後退させることにより、試料台の上方に試料を交換するための空間が形成され、これにより、試料の交換作業を容易に行なうことができる。
特開平8−101219号公報
しかしながら、走査型プローブ顕微鏡の電源がオンの状態では、ピエゾスキャナに高電圧が印可されている。したがって、ピエゾスキャナの交換時には、ユーザが、誤ってピエゾスキャナに触ることによって、感電する危険性がある。感電を防止するために、ユーザは、走査型プローブ顕微鏡の電源をオフにしなければならない。
光学系を覆うカバーを開いた状態でも、レーザ光源が点灯したままであり、ピエゾスキャナに電圧が印可されたままである。この状態でも、走査型プローブ顕微鏡は、通常通り動作しているため、ユーザが、観察部分または光学顕微鏡などの調整用つまみに誤って触れてしまうと、走査型プローブ顕微鏡が誤動作する可能性がある。また、ユーザの目がレーザ光で被爆する可能性がある。
本発明の目的は、ユーザが怪我を負うこと、およびユーザの操作によって走査型プローブ顕微鏡が誤動作するのを防止することができる表面分析装置を提供することである。
本発明のある局面の表面分析装置は、試料を載置する試料台と、試料台を保持する試料台保持部と、試料台に対向するように配置されるカンチレバーおよびカンチレバーを駆動させるカンチレバー駆動部を含む測定部と、測定部と試料台との相対的な位置関係が、第1の位置関係と第2の位置関係との間で切り替わるように測定部と試料台とを相対的に変位させる駆動機構と、制御装置と、第1の機械式スイッチとを備える。試料台は、スキャナと、試料載置部とを含む。測定部は、上部筐体に収容される。第1の位置関係において、試料台は、下部筐体に収容される。第2の位置関係において、試料台は、下部筐体の内部から外側に露出する。制御装置は、電源に接続され、スキャナに供給する高電圧を生成する高電圧生成回路を含む。第1の機械式スイッチは、第1の位置関係において、電源の電圧を高電圧生成回路に供給させ、第2の位置関係において、電源の電圧を高電圧生成回路に供給させない。
本発明によれば、ユーザが怪我を負うこと、およびユーザの操作によって表面分析装置が誤動作するのを防止することができる。
実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の測定時の状態を示す斜視図である。 実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の試料取出時またはスキャナ交換時の状態を示す斜視図である。 実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1のカバーが開いた状態を示す斜視図である。 実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の筐体内の構成を部分的に示す斜視図である。 (a)は、機械式スイッチ252の動作を説明するための図である。(b)は、機械式スイッチ253の動作を説明するための図である。 実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1において試料台30が測定位置に存在する状態を示す概略断面図である。 実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1において試料台30が退避位置に存在する状態を示す概略断面図である。 実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1において試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在する状態を示す概略断面図である。 実施の形態に係る試料台保持部と移動機構の一部とを示す斜視図である。 試料台30が測定位置に存在する状態における試料台保持部と移動機構の一部とを示す平面図である。 試料台30が退避位置に存在する状態における試料台保持部と移動機構の一部とを示す平面図である。 試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在する状態における試料台保持部と移動機構の一部とを示す平面図である。 実施の形態に係る検出装置について説明するための図である。 機械式スイッチ251,252,253の動作を説明するための図である。 実施の形態の走査型プローブ顕微鏡の測定時からの遷移の手順を表わすフローチャートである。 変形例1の走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の測定時の状態を示す斜視図である。 (a)および(b)は、変形例3の走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の測定時の状態を示す斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態においては、表面分析装置として、走査型プローブ顕微鏡を例示して説明する。また、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態の走査型プローブ顕微鏡は、本体である測定装置と制御装置とによって構成される。以下では、まず走査型プローブ顕微鏡の本体である測定装置について説明する。
図1は、実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の測定時の状態を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の試料取出時またはスキャナ交換時の状態を示す斜視図である。図3は、実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1のカバーが開いた状態を示す斜視図である。
図1〜図3を参照して、実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の本体(測定装置)1について説明する。
図1に示すように、実施の形態1に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1は、筐体10、測定部20および試料台30を備える。筐体10は、上部筐体11と下部筐体12とを含む。上部筐体11は、内部に測定部20を収容する。下部筐体12は、上部筐体11の下方側に位置する。
図3に示すように、上部筐体11は、開閉自由に構成されるカバー19を備える。
測定部20は、試料台30に載置された試料の上方側から試料を測定する。測定部20は、ヘッド部21、ホルダ22、カンチレバー23(図6参照)、カンチレバー駆動部26(図6参照)および撮像部24を含む。ヘッド部21は、前方に向けて開口する開口部21aを有する。ホルダ22は、開口部21a内に配置される。カンチレバー23は、ホルダ22を利用して装着される。カンチレバー23は、試料台30に対向するように配置される。カンチレバー23は、試料台30の上方に配置される。カンチレバー駆動部26は、カンチレバーを駆動させる。
ヘッド部21の内部には、変位検出系が収容されている。変位検出系は、レーザ光を出力するレーザダイオード(図14を参照)、レーザ光を試料に導くレンズおよびミラー等の光学系、ビームスプリッター、カンチレバー23の反射光を受光するフォトディテクター等を含む。また、ヘッド部21には、変位検出系の各構成要素の位置調整を行なうための位置調整つまみ等が設けられている。
ヘッド部21の天板には、窓部が設けられている。撮像部24は、当該窓部から試料の表面を補助的に観察するためのものである。また、撮像部24は、カンチレバー23の背面(上面)を観察しながら変位検出系の位置を調整するためにも用いられる。
試料台30は、試料を載置するための部位である。試料台30は、略円柱形状を有する。
図4は、実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の筐体内の構成を部分的に示す斜視図である。
図4に示すように、走査型プローブ顕微鏡の測定装置1は、ベース部25、プレート部90、および駆動機構45をさらに備える。
駆動機構45は、測定部20と試料台30との相対的な位置関係が、第1の位置関係と第2の位置関係との間で切り替わるように測定部20と試料台30とを相対的に変位させる。
駆動機構45は、試料台30を取り出すまたはスキャナ32を交換する際に、測定部20と試料台30との相対的な位置関係が第1の位置関係から、カンチレバー23と試料台30とが対向する第1方向(上下方向)において測定部20と試料台30とが離れるように試料台30を測定部20に対して相対的に変位させた後に、第1方向に交差する第2方向(前後方向)に試料台30をスライド移動させることによって、測定部20と試料台30との相対的な位置関係が第2の位置関係に変化するように構成される。
以下では、測定部20の位置を固定して、試料台30の位置を移動させることによって、測定部20と試料台30とを相対的に変位させる場合について説明する。
試料台30は、測定位置と試料取出およびスキャナ交換位置との間で移動可能に構成されている。試料台30が測定位置に存在するときに、測定部20と試料台30との相対的な位置関係が、第1の位置関係となる。試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在するときに、測定部20と試料台30との相対的な位置関係が、第2の位置関係となる。
試料台30は、図1に示すように、測定時においては測定位置に存在し、筐体10の内部に収容されている。試料台30は、図2に示すように、試料取出時およびスキャナ交換時においては試料取出およびスキャナ交換位置に存在する。試料取出およびスキャナ交換位置は、測定位置よりも下方側かつ前方側に位置する。
試料台30は、測定位置では、下部筐体12に収容される。測定部20は、試料台30が測定位置にあるときに、試料台30に載置された試料を試料の上方から測定することができる。
試料台30は、下部筐体12のフロント部13と一体に前方へ引き出されることによって、試料取出およびスキャナ交換位置へ移動する。試料台30は、試料取出およびスキャナ交換位置では、筐体10の内部から外側に露出している。このため、試料取出およびスャナ交換位置において、試料を交換したり、またはスキャナを交換することができる。さらに、上下方向において測定部20と重ならない位置に試料取出およびスキャナ交換位置を設けることにより、十分な作業スペースを確保することができるため、作業性を向上させることができる。
下部筐体12のフロント部13は、第2方向としての前後方向にスライド移動可能に構成されている。
駆動機構45は、試料台30を保持する試料台保持部40と、試料台30を移動させる移動機構50とを含む。
ベース部25は、ヘッド部21を支持する。ベース部25は、前方に向けて開口する切欠き部を有し、試料台30に干渉しないように設けられている。
プレート部90は、ベース部25の下方に配置されている。プレート部90は、試料台保持部40の上方に配置されている。プレート部90は、前方に向けて開口する切欠き部90aを有し、試料台30に干渉しないように設けられている。
試料台保持部40は、試料台30を保持する。これにより、後述するように試料台保持部40を移動させることで、試料台30が試料台保持部40とともに移動する。
移動機構50は、測定位置と試料取出およびスキャナ交換位置との間で試料台30が移動するように試料台保持部40を移動させる。移動機構50は、測定位置よりも下方に位置する退避位置と、測定位置との間で試料台30が上下方向に移動するように試料台保持部40を上下方向(矢印DR1方向)に昇降させる。移動機構50は、退避位置と、試料取出およびスキャナ交換位置との間で試料台30が移動するように試料台保持部40を前後方向(矢印DR2方向)にスライド移動させる。なお、移動機構50の詳細な構成については、図9から図11を用いて後述する。
測定装置1は、機械式スイッチ251、252、253を備える。
カバー19の内側に上部筐体11のカバー19の開閉を検出するために機械式スイッチ251が設けられる。機械式スイッチ252および機械式スイッチ253は、下部筐体12の内側に設けられる。
図5(a)は、機械式スイッチ252の動作を説明するための図である。図5(b)は、機械式スイッチ253の動作を説明するための図である。
下部筐体12の天板255に設けられた突起256によって、機械式スイッチ252および機械式スイッチ253が操作される。下部筐体12の天板255は、第2方向としての前後方向にスライドする。測定時には、突起256が機械式スイッチ252および機械式スイッチ253を押し下げる。試料取出またはスキャナ交換時には、突起256が機械式スイッチ252および機械式スイッチ253を押し下げない。
図6は、実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1において試料台が測定位置に存在する状態を示す概略断面図である。図7は、実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1において試料台が退避位置に存在する状態を示す概略断面図である。図8は、実施の形態に係る走査型プローブ顕微鏡の測定装置1において試料台が試料取出およびスキャナ交換位置に存在する状態を示す概略断面図である。図6から図8を参照して、試料台30および試料台保持部40の詳細な構成、ならびに試料台30の取出動作について説明する。
図5から図8に示すように、試料台保持部40は、上方に向けて開放された略箱型形状を有する。試料台保持部40は、本体部41と、後述する複数の脚部42,43(図9参照)とを含む。本体部41は、底部41a、側壁部41b、貫通孔41c、および係合部41dを有する。
底部41aは、平板形状を有する。側壁部41bは、底部41aの周縁から起立するように設けられている。底部41aの略中央部には、貫通孔41cが設けられている。当該貫通孔41cには、試料台30が挿入されている。係合部41dは、底部41aの前部において、下方に向けて突出するように設けられている。係合部41dは、筐体の一部に着脱可能に係合する部位である。具体的には、係合部41dは、筐体の内部に設けられた張出部14に係合可能に設けられている。
試料台30は、試料載置部31およびスキャナ32を含む。試料載置部31は、スキャナ32の上端に固定されている。スキャナ32は、ピエゾチューブ33およびスキャナハウジング34を含む。当該、スキャナハウジング34がブラケット35によって試料台保持部40に固定されることにより、試料台30は、試料台保持部40に保持される。なお、ブラケット35は、ネジ等の締結部材36によって試料台保持部40の底部41aに固定される。
図6に示すように、試料台30が測定位置に存在するときには、試料台30、試料台保持部40、および移動機構50は、筐体10の内部に収容されている。この状態においては、試料台30の上部が、プレート部90の上方に突出している。また、試料台保持部40の係合部41dは、張出部14に対向するように配置されており、張出部14に係合していない非係合状態となっている。
上記状態から試料を交換またはスキャナ32を交換する場合には、まず、移動機構50によって、測定位置から退避位置に試料台30が下降するように試料台保持部40を下降させる。
図7に示すように、試料台30が退避位置に存在するときでも、試料台30、試料台保持部40、および移動機構50は、筐体10の内部に収容されている。一方、この状態においては、試料台30および試料台保持部40が下降することにより、試料台30の上部が、プレート部90の上方に突出しないようになっている。すなわち、試料台30および試料台保持部40が下降することにより、試料台30の上端が、測定部20および上部筐体11よりも下方側に位置する。また、係合部41dが張出部14に設けられた係合孔に係合した係合状態となっている。
次に、移動機構50によって、退避位置から試料取出およびスキャナ交換位置に試料台30が移動するように、試料台保持部40を前方に向けてスライド移動させる。この際、測定部20に対して試料台が下降した状態で移動するため、測定部20と試料台30とが干渉することを防止することができる。また、係合部41dが係合状態であるため、試料台保持部40とともにフロント部13も前方にスライド移動する。
図8に示すように、試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在するときには、試料台30は、フロント部13が前方側に移動することにより、上部筐体11とフロント部13との間に形成された隙間から、試料台30が露出する。これにより、試料の交換またはスキャナ32の交換を容易に行なうことができる。
なお、試料またはスキャナを交換した後に測定する場合には、逆の動作を行なうことにより、試料台30を試料取出およびスキャナ交換位置から測定位置に移動させることができる。
図9は、実施の形態に係る試料台保持部と移動機構の一部とを示す斜視図である。図9を参照して、実施の形態に係る移動機構50の詳細な構成について説明する。
図9に示すように、移動機構50は、支持体60、スライド機構70、および昇降機構80を含む。
支持体60は、試料台保持部40を支持する。支持体60は、試料台保持部40の下方に配置されている。支持体60は、略直方体形状を有する。支持体60の中央部には、試料台保持部40が貫通するように、貫通孔60aが設けられている。
スライド機構70は、試料台保持部40がスライド移動するスライド方向(前後方向)に沿って支持体60を移動させる。スライド機構70は、駆動機構71、移動体74、および固定部75を含む。
駆動機構71は、モータ72と、回転シャフト73とを有する。モータ72が駆動することにより、回転シャフト73が回転する。回転シャフト73としては、たとえばボールネジを採用することができる。
移動体74は、回転シャフト73が回転することにより、回転シャフト73の回転軸方向に沿って移動する。回転シャフト73の回転軸は、前後方向に平行に配置されている。回転シャフト73が正転することにより、移動体74は、前方に向けて移動する。回転シャフト73が逆転することにより、移動体74は、後方に向けて移動する。
固定部75は、移動体74と支持体60とを固定する。これにより、移動体74が移動することにより、支持体60も移動体74とともに移動することとなる。
昇降機構80は、支持体60に対して試料台保持部40を昇降させる。昇降機構80は、連結部材81と、昇降ガイド84とを含む。
連結部材81は、支持体60と試料台保持部40とを連結する。連結部材81は、4つ設けられている。支持体60前部の左右側面に2つの連結部材81が連結されており、支持体60後部の左右側面に2つの2つの連結部材81が連結されている。
連結部材81の一端側は、連結部材81が第1回動軸82周りに回動可能となるように、支持体60に軸支されている。第1回動軸82は、上記スライド方向(前後方向)および昇降方向(上下方向)に直交する。すなわち、第1回動軸82は、左右方向に平行である。
連結部材81の他端側は、連結部材81が第2回動軸83周りに回動可能となるように、試料台保持部40に軸支されている。第2回動軸83は、第1回動軸82に平行である。第2回動軸83は、第1回動軸82よりも後方かつ上方に位置する。
昇降ガイド84は、試料台保持部40の昇降方向への移動を案内する。また、昇降ガイド84は、試料台保持部40の昇降中に、試料取出およびスキャナ交換位置から退避位置に向かう後退方向(後方)への試料台保持部40の移動を規制する。
昇降ガイド84は、回転軸85およびローラー86を含む。回転軸85は、第1回動軸82に平行である。回転軸85は、第2回動軸83よりも後方に位置する。ローラー86は、第2回動軸83周りに回転可能に設けられている。回転軸85は、スライド方向へスライド移動不能に固定されている。
試料台保持部40は、本体部41、および複数の脚部42、43を含む。複数の脚部42、43は、本体部41から下方に突出するように設けられている。複数の脚部42は、前側に設けられ、複数の脚部43は、後側に設けられている。
このように構成される移動機構50にあっては、後述するように、支持体60が連続する第1区間S1(図11参照)および第2区間S2(図12参照)を含む所定のスライド区間S(図12参照)を移動可能に設けられている。第1区間S1における支持体60の移動に連動して、試料台保持部40が、昇降機構80によって昇降する。第2区間S2における支持体60の移動に伴って、試料台保持部40が、支持体60と一体となってスライド方向に沿ってスライド移動する。
これにより、支持体60のスライド区間によって試料台保持部40の昇降移動とスライド移動とを切り替えることができる。所定のスライド区間Sを連続して支持体60をスライド移動させることで試料台保持部40を適切に移動させることができるため、動作制御を容易に行なうことができる。
以下、図10から図12を用いて、支持体60の移動と試料台保持部40との移動の様子について説明する。
図10は、試料台30が測定位置に存在する状態における試料台保持部と移動機構の一部とを示す平面図である。図10に示すように、この状態においては、連結部材81の傾斜角(連結部材81の延在方向と、スライド方向とが成す角のうち小さい方の角度)が大きくなっており、複数の脚部42,43は、支持体60から離間して配置されている。
また、複数の脚部43の後面が、ローラー86に当接することにより、試料台保持部40の後方への移動が規制された状態となっている。
この状態から支持体60を前方へ移動させていくと、連結部材81の後方側への移動が規制されつつ、連結部材81の一端側が前方へ移動する。これにより、連結部材81の他端が下方に移動するように、連結部材81が第1回転軸周りおよび第2回転軸周りに回転する。すなわち、上記連結部材81の傾斜角が小さくなっていく。この結果、試料台保持部40が下降していく。試料台保持部40が下降する際には、ローラー86が回転し試料台保持部の下降も案内される。なお、試料台保持部40を上昇させる場合には、上記と逆の動作が行なわれる。
このように姿勢(傾斜角)を変更可能に連結部材81を軸支して、試料台保持部40を昇降させることにより、昇降機構80を簡素化することができる。さらに、試料台保持部40の昇降時にローラー86が回転することにより、昇降ガイド84と試料台保持部40との摩擦を低減させることができる。
図11は、試料台30が退避位置に存在する状態における試料台保持部と移動機構の一部とを示す平面図である。図11に示すように、図10の状態から支持体60を第1区間S1移動させると、試料台保持部40が下降することで、複数の脚部42,43が支持体60に当接する。これにより、試料台保持部40の下降が規制され、試料台30が退避位置に位置することとなる。この状態においては、連結部材81の姿勢(傾斜角)が一定に維持される。
このように、支持体60が試料台保持部40の下降を規制する規制手段として機能することとなる。なお、試料台保持部40の上昇は、試料台保持部40がその上方に配置されたプレート部90に当接することで制限される。このように、プレート部90および支持体60に規制手段としての機能を持たせることにより、部品点数を少なくしつつ、簡素な構成で、試料台保持部の昇降範囲を制限することができる。
図11の状態から支持体60をさらに前方へスライド移動させることにより、試料台保持部40は、高さ位置を一定に保った状態で支持体60とともに前方へスライド移動する。この際、試料台保持部40とともに試料台30も前方へスライド移動する。
図12は、試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在する状態における試料台保持部と移動機構の一部とを示す平面図である。図12に示すように、図11の状態から支持体60を第2区間S2移動させると、試料台保持部40に固定された試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に移動する。
図13は、実施の形態に係る検出装置について説明するための図である。図13を参照して、実施の形態に係る検出装置95について説明する。
図13に示すように、走査型プローブ顕微鏡の測定装置1は、検出装置95を備える。検出装置95は、支持体60の位置を検出する。具体的には、検出装置95は、支持体60の前後方向の位置を検出することによって、試料台保持部40に固定された試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在するか否かを検出する。
検出装置95は、発光部93と、発光部93から出射された光を受光する受光部94とを含む。発光部93および受光部94は、上下方向に対向して配置されている。スライド機構70は、支持体60のスライド移動に伴ってスライド移動する遮光体76を含む。
検出装置95は、発光部93から受光部94に向けて出射された光が遮光体76によって遮光されたことにより、支持体60の位置を検出する。遮光体76は、試料台保持部40に固定された試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在する場合に、上記光を遮光するように設けられている。検出装置95は、試料台保持部40に固定された試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在するときに、検出信号DEを出力する。検出信号DEにしたがって、制御装置201は、検出信号DEに基づいて、試料台30の前後方向(矢印DR2方向)のスライド移動を制御する。
図14は、機械式スイッチ251,252,253の動作を説明するための図である。
制御装置201は、高電圧生成回路203を含む。
カバー19が閉じられたときに、機械式スイッチ251が押し下げられる。カバー19が開かれたときに、機械式スイッチ251が押し下げられない。
機械式スイッチ251は、押し下げられたときに、電源202とレーザダイオード302とを電気的に接続する。機械式スイッチ251は、押し下げられないときに、電源202とレーザダイオード302とを電気的に切断する。
駆動機構45によって、試料台30が測定位置に移動したときに、機械式スイッチ252および機械式スイッチ253は、天板255の突起256によって押し下げられる。駆動機構45によって、試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に移動したときに、機械式スイッチ252および機械式スイッチ253は、天板255の突起256によって押し下げられない。
機械式スイッチ252は、突起256によって押し下げられたときに、電源202とレーザダイオード302とを電気的に接続する。機械式スイッチ252は、突起256によって押し下げられないときに、電源202とレーザダイオード302とを電気的に切断する。
高電圧生成回路203は、電源202からの電圧を利用して、スキャナ32への高電圧を生成する。
機械式スイッチ253は、突起256によって押し下げられたときに、スキャナ32と高電圧生成回路203とを電気的に接続する。機械式スイッチ253は、突起256によって押し下げられないときに、スキャナ32と高電圧生成回路203とを電気的に切断する。
レーザダイオード302は、電源202と電気的に接続されているときに、レーザ光を出射する。レーザダイオード302は、電源202と電気的に切断されているときに、レーザ光を出射しない。
図1〜図3に示すように、機械式スイッチ251は、ユーザから見えないところに設置されている。これにより、カバー19の開閉を誤検知することを防ぐ。
分析部206は、変位検出系で検出されるレーザ光の位置の変化によって得られるカンチレバー23の変位に基づいて、試料の特性を測定する。たとえば、分析部206は、カンチレバー23の変位の時間変化から作用力(フォース)の時間変化を表わすフォースカーブなどを作成する。
図15は、実施の形態の走査型プローブ顕微鏡の測定時からの遷移の手順を表わすフローチャートである。
測定時において、カバー19が閉じられているので、機械式スイッチ251が押し下げられている。また、試料台30が測定位置に存在するので、機械式スイッチ252および機械式スイッチ253が押し下げられている。これによって、電源202とレーザダイオード302とが電気的に接続されるので、レーザ光が出射され、電源202と高電圧生成回路203とが電気的に接続されるので、スキャナ32に高電圧が供給されている。
ステップS101において、カバー19が開かれると、処理がステップS102に進む。
ステップS102において、機械式スイッチ251の押し下げが開放される。これによって、電源202とレーザダイオード302とが電気的に切断されるので、レーザ光の出射が停止される。
一方、ステップS103において、試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に移動すると、処理がステップS104およびS105に進む。
ステップS104において、機械式スイッチ252の押し下げが開放される。これによって、電源202とレーザダイオード302とが電気的に切断されるので、レーザ光の出射が停止される。
ステップS105において、機械式スイッチ253が押し下げが開放される。これによって、電源202と高電圧生成回路203とが電気的に切断されるので、スキャナ32への高電圧の供給が停止される。
変形例1.
図16は、変形例1の走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の測定時の状態を示す斜視図である。
変形例1では、下部筐体12の内部の背面に機械式スイッチ259が設けられる。試料台30が測定位置に存在するときには、スライド機構70によって、機械式スイッチ259が押し下げられる。試料台30が試料取出およびスキャナ交換位置に存在するときには、スライド機構70によって、機械式スイッチ259が押し下げられない。機械式スイッチ259は、押し下げられたときに、電源202と高電圧生成回路203とを電気的に接続する。機械式スイッチ259は、押し下げられていないときに、電源202と高電圧生成回路203とを電気的に切断する。
変形例2.
上記の実施形態では、測定部20の位置を固定して、試料台30の位置を移動させることによって、測定部20と試料台30とを相対的に変位させる場合について説明したが、これに限定されるものではない。
測定部20は、測定位置と試料取出およびスキャナ交換位置との間で移動可能に構成されるものとしてもよい。この場合、測定部20が測定位置に存在するときに、測定部20と試料台30との相対的な位置関係が、第1の位置関係となる。測定部20が試料取出およびスキャナ交換位置に存在するときに、測定部20と試料台30との相対的な位置関係が、第2の位置関係となる。
変形例3.
図17(a)および(b)は、変形例3の走査型プローブ顕微鏡の測定装置1の測定時の状態を示す斜視図である。
安全機構のための機械式スイッチ251、252、253が壊れてしまった時のため、変形例3の走査型プローブ顕微鏡の測定装置1は、さらに、機械式スイッチ251aと、機械式スイッチ252aと、機械式スイッチ253aとを備える。
機械式スイッチ251aは、機械式スイッチ251と同様に、カバー19の内側に設けられ、上部筐体11のカバー19の開閉を検出する。
機械式スイッチ252aは、下部筐体12の内側であって、機械式スイッチ252が設けられている位置と対向する位置に設けられる。機械式スイッチ253aは、下部筐体12の内側であって、機械式スイッチ253が設けられている位置と対向する位置に設けられる。駆動機構45によって、試料台30が測定位置に移動したときに、機械式スイッチ252aおよび機械式スイッチ253aは、天板255の突起256a(図示しない)によって押し下げられる。
機械式スイッチ251aは、押し下げられたときに、電源202とレーザダイオード302とを電気的に接続する。機械式スイッチ251aは、押し下げられないときに、電源202とレーザダイオード302とを電気的に切断する。
機械式スイッチ252aは、突起256aによって押し下げられたときに、電源202とレーザダイオード302とを電気的に接続する。機械式スイッチ252aは、突起256aによって押し下げられないときに、電源202とレーザダイオード302とを電気的に切断する。
機械式スイッチ253aは、突起256aによって押し下げられたときに、スキャナ32と高電圧生成回路203とを電気的に接続する。機械式スイッチ253aは、突起256aによって押し下げられないときに、スキャナ32と高電圧生成回路203とを電気的に切断する。
[付記]
本開示の表面分析装置は、以下の特徴を備える。
(1)表面分析装置(1)は、試料を載置する試料台(30)と、試料台(30)を保持する試料台保持部(40)と、試料台(30)に対向するように配置されるカンチレバー(23)およびカンチレバー(23)を駆動させるカンチレバー駆動部(26)を含む測定部(20)と、測定部(20)と試料台(30)との相対的な位置関係が、第1の位置関係と第2の位置関係との間で切り替わるように測定部(20)と試料台(30)とを相対的に変位させる駆動機構(45)と、制御装置(201)と、第1の機械式スイッチ(253)とを備える。試料台(30)は、スキャナ(32)と、試料載置部(31)とを含む。測定部(20)は、上部筐体(11)に収容される。第1の位置関係において、試料台(30)は、下部筐体(12)に収容される。第2の位置関係において、試料台(30)は、下部筐体(12)の内部から外側に露出する。制御装置(201)は、電源(202)に接続され、スキャナ(32)に供給する高電圧を生成する高電圧生成回路(203)を含む。第1の機械式スイッチ(253)は、第1の位置関係において、電源(202)の電圧を高電圧生成回路(203)に供給させ、第2の位置関係において、電源(202)の電圧を高電圧生成回路(203)に供給させない。
これによって、測定部(20)と試料台(30)との相対的な位置関係が第2の位置関係において、ユーザが、誤ってスキャナ(32)に触れることによって、感電するのを防止することができる。
(2)好ましくは、駆動機構(45)は、試料台(30)を取り出す際に、試料台(30)と測定部(20)との位置関係が第1の位置関係から、カンチレバー(26)と試料台(30)とが対向する第1方向において測定部(20)と試料台(30)とが離れるように試料台(30)を測定部(20)に対して相対的に変位させた後に、第1方向に交差する第2方向に試料台(30)をスライド移動させることによって、試料台(30)と測定部(20)との位置関係が第2の位置関係に変化するように構成される。
これによって、試料台がスライド移動する際には、測定部に対して試料台が離れた状態で移動するため、測定部と試料台とが干渉することを防止することができる。また、測定部内でカンチレバー駆動部によるカンチレバーの移動を待たなくても、上記のように測定部と試料台とを相対的に変位させることにより、試料台を取り出すことができる。このため、試料台の取出しの手間と時間がかからず、容易に試料台を取出すことができる。
(3)好ましくは、駆動機構(45)は、試料台(30)を保持する試料台保持部(40)と、測定位置と試料取出およびスキャナ交換位置との間で試料台(30)を移動させる移動機構(50)とを含む。第1方向は上下方向である。移動機構(50)は、測定位置よりも下方に位置する退避位置との間で試料台(30)が昇降するように試料台保持部(40)を昇降させ、試料取出およびスキャナ交換位置と退避位置との間で試料台(30)が移動するように試料台保持部(40)をスライド移動させるように構成されている。
これによって、試料台を取り出す際には、測定部に対して試料台を下方に退避させてから、試料台をスライド移動させる。一方、試料台をセットする際には、その逆の動作を行なう。このため、試料台がスライド移動する際には、測定部に対して試料台が下降した状態で移動するため、測定部と試料台とが干渉することを防止することができる。
また、測定部を移動させることなく、試料台保持部を移動させることにより、測定位置と試料取出およびスキャナ交換位置との間で試料台を移動させることができる。このため、測定部を移動させて試料台を取り出す構成、および測定部を取り外して試料台を取り出す構成と比較して、測定部に含まれる測定機器の位置が変動することを抑制することができる。さらに、測定部を取り外す作業が不要となるため、試料台を取り出す際に作業の負担および作業時間を低減することができる。加えて、上下方向において測定部と重ならない位置に試料取出およびスキャナ交換位置を設けることにより、十分な作業スペースを確保することができるため、作業性を向上させることができる。
(4)第2方向に試料台(30)をスライド移動させて、試料台(30)と測定部(20)との位置関係が第1の位置関係となることによって、第1の機械式スイッチ(253)は、押下されて、電源(202)と高電圧生成回路(203)とを電気的に接続させる。
これによって、第1の機械式スイッチ(253)によって、試料台(30)の移動を検出して、高電圧生成回路(203)への電源(202)の電圧の供給を制御することができる。
(5)好ましくは、測定部(20)は、レーザダイオード(302)を含む。表面分析装置(1)は、さらに、第1の位置関係において、電源(202)の電圧をレーザダイオード(302)に供給させ、第2の位置関係において、電源(202)の電圧をレーザダイオード(302)に供給させない第2の機械式スイッチ(252)を含む。
これによって、測定部(20)と試料台(30)との相対的な位置関係が第2の位置関係において、ユーザの目がレーザ光で被爆するのを防止できる。
(6)好ましくは、第2方向に試料台(30)をスライド移動させて、試料台(30)と測定部(20)との位置関係が第1の位置関係となることによって、第2の機械式スイッチ(252)は、押下されて、電源(202)とレーザダイオード(302)とを電気的に接続させる。
これによって、第2の機械式スイッチ(253)によって、試料台(30)の移動を検出して、レーザダイオード(302)への電源(202)の電圧の供給を制御することができる。
(7)好ましくは、移動機構(50)は、試料台保持部(40)を支持する支持体(60)と、試料台保持部(40)がスライド移動するスライド方向に沿って支持体(60)をスライド移動させるスライド機構(70)と、支持体(60)に対して試料台保持部(40)を昇降させる昇降機構(80)とを含む。支持体(60)は、連続する第1区間および第2区間を含む所定のスライド区間を移動可能に設けられる。第1区間における支持体(60)のスライド移動に連動して、試料台保持部(40)が昇降機構によって支持体(60)に対して昇降し、第2区間における支持体(60)のスライド移動に伴って、試料台保持部(40)が支持体(60)と一体となってスライド方向に沿ってスライド移動する、表面分析装置(1)は、さらに、支持体(60)の位置を検出する検出装置(95)を備える。検出装置(95)は、発光部(93)と、発光部(93)から出射された光を受光する受光部(94)とを含む。スライド機構(70)は、支持体(60)のスライド移動に伴ってスライド移動する遮光体(76)を含む。検出装置は、発光部(93)から受光部(94)に向けて出射された光が遮光体(76)によって遮光されたことにより、支持体(60)の位置を検出する。制御装置(201)は、検出装置(95)による支持体(60)の位置の検出に基づいて、試料台(30)のスライド移動を制御する。
これによって、試料台(30)のスライドを制御するために試料台(30)の位置を検出するための機構(検出装置(95))と、安全のために試料台(39)の位置を検出する機構(第1の機械式スイッチ(253)および第2の機械式スイッチ(252))とを切り分けることができる。検出装置(95)が故障した場合でも、第1の機械式スイッチ(253)および第2の機械式スイッチ(252)は動作するので、安全対策が損なわれない。
(8)表面分析装置(1)は、試料を載置する試料台(30)と、試料台(30)を保持する試料台保持部(40)と、試料台(30)に対向するように配置されるカンチレバー(23)およびカンチレバー(23)を駆動させるカンチレバー駆動部(26)を含む測定部(20)と、測定部(20)と試料台(30)との相対的な位置関係が、第1の位置関係と第2の位置関係との間で切り替わるように測定部(20)と試料台(30)とを相対的に変位させる駆動機構(45)と、第3の機械式スイッチ(251)とを備える。測定部(20)は、上部筐体(11)に収容され、レーザダイオード(302)を含む。第1の位置関係において、試料台(30)は、下部筐体(12)に収容される。第2の位置関係において、試料台(30)は、下部筐体(12)の内部から外側に露出する。第3の機械式スイッチ(251)は、上部筐体(111)のカバー(19)が閉じたときに、電源(202)の電圧をレーザダイオード(302)に供給させ、上部筐体(11)のカバー(19)が開いたときに、電源(203)の電圧をレーザダイオード(302)に供給させない。
これによって、上部筐体(111)のカバー(19)が開いたときに、上部筐体のカバーが開いたときに、ユーザが、誤って観察部分または光学顕微鏡などの調整用つまみに誤って触れることによって、表面分析装置が誤動作するのを防止することができる。また、ユーザの目がレーザ光で被爆するのを防止することができる。
(9)好ましくは、カバー(19)が閉じたことによって、第3の機械式スイッチ(251)は、押下されて、電源(202)とレーザダイオード(302)とを電気的に接続させる。
これによって、第3の機械式スイッチ(251)によって、カバー(19)の開閉を検出して、レーザダイオード(302)への電源(202)の電圧の供給を制御することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 走査型プローブ顕微鏡の測定装置、10 筐体、11 上部筐体、12 下部筐体、13 フロント部、14 張出部、19 カバー、20 測定部、21 ヘッド部、21a 開口部、22 ホルダ、23 カンチレバー、24 撮像部、25 ベース部、26 カンチレバー駆動部、30 試料台、31 載置部、32 スキャナ、33 ピエゾチューブ、34 スキャナハウジング、35 ブラケット、36 締結部材、40 試料台保持部、41 本体部、41a 底部、41b 側壁部、41c 貫通孔、41d 係合部、42,43 脚部、45 駆動機構、50 移動機構、60 支持体、60a 貫通孔、70 スライド機構、71 駆動機構、72 モータ、73 回転シャフト、74 移動体、75 固定部、76 遮光体、80 昇降機構、81 連結部材、82 第1回動軸、83 第2回動軸、84 昇降ガイド、85 回転軸、86 ローラー、90 プレート部、90a 切欠き部、93 発光部、94 受光部、95 検出装置、201 制御装置、202 電源、203 高電圧生成回路、206 分析部、251,252,253,251a,252a,253a,259 機械式スイッチ、255 天板、256 突起、302 レーザダイオード。

Claims (9)

  1. 試料を載置する試料台と、
    前記試料台を保持する試料台保持部と、
    前記試料台に対向するように配置されるカンチレバーおよび前記カンチレバーを駆動させるカンチレバー駆動部を含む測定部と、
    前記測定部と前記試料台との相対的な位置関係が、第1の位置関係と第2の位置関係との間で切り替わるように前記測定部と前記試料台とを相対的に変位させる駆動機構と、
    制御装置と、
    第1の機械式スイッチとを備え、
    前記試料台は、スキャナと、試料載置部とを含み、
    前記測定部は、上部筐体に収容され、
    前記第1の位置関係において、前記試料台は、下部筐体に収容され、
    前記第2の位置関係において、前記試料台は、前記下部筐体の内部から外側に露出し、
    前記制御装置は、電源に接続され、前記スキャナに供給する高電圧を生成する高電圧生成回路を含み、
    前記第1の機械式スイッチは、前記第1の位置関係において、前記電源の電圧を前記高電圧生成回路に供給させ、前記第2の位置関係において、前記電源の電圧を前記高電圧生成回路に供給させない表面分析装置。
  2. 前記駆動機構は、前記試料台を取り出す際に、前記試料台と前記測定部との位置関係が第1の位置関係から、前記カンチレバーと前記試料台とが対向する第1方向において前記測定部と前記試料台とが離れるように前記試料台を前記測定部に対して相対的に変位させた後に、前記第1方向に交差する第2方向に前記試料台をスライド移動させることによって、前記試料台と前記測定部との位置関係が第2の位置関係に変化するように構成される、請求項1記載の表面分析装置。
  3. 前記駆動機構は、前記試料台を保持する試料台保持部と、測定位置と試料取出およびスキャナ交換位置との間で前記試料台を移動させる移動機構とを含み、
    前記第1方向は上下方向であり、
    前記移動機構は、前記測定位置よりも下方に位置する退避位置との間で前記試料台が昇降するように前記試料台保持部を昇降させ、前記試料取出およびスキャナ交換位置と前記退避位置との間で前記試料台が移動するように前記試料台保持部をスライド移動させるように構成されている、請求項2に記載の表面分析装置。
  4. 前記移動機構が前記第2方向に前記試料台をスライド移動させて、前記試料台と前記測定部との位置関係が第1の位置関係となることによって、前記第1の機械式スイッチは、押下されて、前記電源と前記高電圧生成回路とを電気的に接続させる、請求項3記載の表面分析装置。
  5. 前記測定部は、レーザダイオードを含み、
    前記表面分析装置は、さらに、
    前記第1の位置関係において、前記電源の電圧を前記レーザダイオードに供給させ、前記第2の位置関係において、前記電源の電圧を前記レーザダイオードに供給させない第2の機械式スイッチを備える、請求項3記載の表面分析装置。
  6. 前記移動機構が前記第2方向に前記試料台をスライド移動させて、前記試料台と前記測定部との位置関係が第1の位置関係となることによって、前記第2の機械式スイッチは、押下されて、前記電源と前記レーザダイオードとを電気的に接続させる、請求項5記載の表面分析装置。
  7. 前記移動機構は、前記試料台保持部を支持する支持体と、前記試料台保持部がスライド移動するスライド方向に沿って前記支持体をスライド移動させるスライド機構と、前記支持体に対して前記試料台保持部を昇降させる昇降機構とを含み、
    前記支持体は、連続する第1区間および第2区間を含む所定のスライド区間を移動可能に設けられ、
    前記第1区間における前記支持体のスライド移動に連動して、前記試料台保持部が前記昇降機構によって前記支持体に対して昇降し、
    前記第2区間における前記支持体のスライド移動に伴って、前記試料台保持部が前記支持体と一体となって前記スライド方向に沿ってスライド移動し、
    前記表面分析装置は、さらに、
    前記支持体の位置を検出する検出装置を備え、
    前記検出装置は、発光部と、前記発光部から出射された光を受光する受光部とを含み、
    前記スライド機構は、前記支持体のスライド移動に伴ってスライド移動する遮光体を含み、
    前記検出装置は、前記発光部から前記受光部に向けて出射された光が前記遮光体によって遮光されたことにより、前記支持体の位置を検出し、
    前記制御装置は、前記検出装置による前記支持体の位置の検出に基づいて、前記試料台のスライド移動を制御する、請求項3〜6のいずれか1項に記載の表面分析装置。
  8. 試料を載置する試料台と、
    前記試料台を保持する試料台保持部と、
    前記試料台に対向するように配置されるカンチレバーおよび前記カンチレバーを駆動させるカンチレバー駆動部を含む測定部と、
    前記測定部と前記試料台との相対的な位置関係が、第1の位置関係と第2の位置関係との間で切り替わるように前記測定部と前記試料台とを相対的に変位させる駆動機構と、
    第3の機械式スイッチとを備え、
    前記測定部は、上部筐体に収容され、レーザダイオードを含み、
    前記第1の位置関係において、前記試料台は、下部筐体に収容され、
    前記第2の位置関係において、前記試料台は、前記下部筐体の内部から外側に露出し、
    前記第3の機械式スイッチは、
    前記上部筐体のカバーが閉じたときに、電源の電圧を前記レーザダイオードに供給させ、前記上部筐体のカバーが開いたときに、前記電源の電圧を前記レーザダイオードに供給させない、表面分析装置。
  9. 前記カバーが閉じたことによって、前記第3の機械式スイッチは、押下されて、前記電源と前記レーザダイオードとを電気的に接続させる、請求項8記載の表面分析装置。
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