JP2020169734A - 熱交換器コア組立装置 - Google Patents

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Taketo Nishiwake
健人 西分
和義 高山
Kazuyoshi Takayama
和義 高山
卓也 小倉
Takuya Ogura
卓也 小倉
友理子 大熊
Yuriko Okuma
友理子 大熊
裕介 中西
Yusuke Nakanishi
裕介 中西
田中 充
Mitsuru Tanaka
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Abstract

【課題】伝熱フィンの倒れを防止する仮止め治具を必要としない熱交換器コア組立装置を提供する。【解決手段】熱交換器コア組立装置1は、伝熱フィン列8を搭載する伝熱フィン列搭載部材3と、伝熱フィン列8の上方から、伝熱フィン列8に接近して、伝熱フィン列8を構成する伝熱フィン7が備えるスロットに伝熱管13を挿入する伝熱管挿入手段5と、伝熱管挿入手段5に先だって、伝熱フィン列8に接近して、伝熱フィン列8の上面に当接する伝熱フィン列保持部材21と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器コア組立装置に関する。
熱交換器は、熱媒体と大気との間で熱交換を行う装置である。つまり、熱交換器は、熱媒体が担持する熱を大気に放出させ、あるいは大気が担持する熱を熱媒体に吸収させる装置である。
熱交換器は、特許文献1の図2,3に示されているように、互いに離隔して配置された2本のヘッダ集合管(第1,2のヘッダ集合管)と、ヘッダ集合管の間を連絡する複数本の伝熱管(扁平管)と、ヘッダ集合管の間に配置されて伝熱管と交叉する複数枚の伝熱フィン(フィン)を備えている。なお、複数枚の伝熱フィンは互いに平行に配列されて、伝熱フィン列を構成している。また、複数本の伝熱管は互いに平行に配列されて、伝熱管列を構成している。
このような熱交換器を製造する際には、伝熱フィン列に伝熱管列を組み付けし、その後で、伝熱管列の始端と終端にヘッダ集合管を取り付けている。以下、本明細書においては、ヘッダ集合管を取り付ける前の熱交換器の半製品、つまり、熱交換器からヘッダ集合管を除いた部分を、熱交換器コアと呼ぶことにする。
特開2015−31485号公報
特許文献1に記載の熱交換器を構成する伝熱フィンは、伝熱管が挿入される管挿入部を備えている(特許文献1図4,5)。そして、熱交換器コアの組み立て工程においては、伝熱フィン列の上面に伝熱管列を押し当てて、伝熱管を管挿入部に挿入している。
上記の熱交換器コアの組み立て工程においては、伝熱フィン列を構成する伝熱フィンは互いに固定されていないので、伝熱フィン列を伝熱フィン列の上面に押し当てると、伝熱フィンは容易に倒れる。そのため、上記の工程においては、伝熱フィンの倒れを防ぐ仮止め治具を使用する必要がある。
上記の仮止め治具においては、伝熱フィン列を構成する伝熱フィンのそれぞれを個別に仮止めする必要があので、仮止め治具の構造は複雑になる。また、熱交換器の機種毎に、専用の仮止め治具を製造する必要がある。そのため、仮止め治具の製造コストが嵩むという問題が生じる。また、仮止め治具は構造が複雑なので、伝熱フィン列を仮止め治具に着脱する際に時間を要する。その結果、熱交換器コアの製造に掛かる作業時間が長くなり、そのために、熱交換器コアの製造コストが嵩むという問題が生じる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、伝熱フィンの倒れを防止する仮止め治具を必要としない熱交換器コア組立装置を提供するものである。
本発明に係る熱交換器コア組立装置は、伝熱フィン列を搭載する伝熱フィン列搭載部材と、伝熱フィン列の上方から、伝熱フィン列に接近して、伝熱フィン列を構成する伝熱フィンが備えるスロットに伝熱管を挿入する伝熱管挿入手段と、伝熱管挿入手段に先だって、伝熱フィン列の上方から、伝熱フィン列に接近して、伝熱フィン列の上面に当接する伝熱フィン列保持部材と、を備える。
本発明に係る熱交換器コア組立装置は、伝熱管挿入手段の接近に先だって、伝熱フィン列の上面に当接する伝熱フィン列保持部材を備えるので、伝熱管挿入手段がスロットに伝熱管を挿入する前に、伝熱フィン列搭載部材と伝熱フィン列保持部材の間に伝熱フィン列が挟持される。その結果、伝熱フィン列の倒れが防止されるので、本発明に係る熱交換器コア組立装置においては、伝熱フィンの倒れを防止する仮止め治具を必要としない。そのため、本発明によれば、仮止め治具の製作コストが削減される。
また、本発明に係る熱交換器コア組立装置は、仮止め治具を備えないので、ワークを着脱、つまり伝熱フィン列の取り付けと熱交換器コアの取り外しが、容易である。そのため、熱交換器コア組立に係る作業時間が短縮される。
したがって、本発明によれば、熱交換器コアの製造コストを削減する効果が生じる。
本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置の構成を示す説明図 (A)〜(C)は、図1に示す状態に続く熱交換器コア組立装置の動作を時系列に沿って示す図 図2(C)に示す状態において、熱交換器コア組立装置をPP’線で示す平面で切断した断面図 (A)〜(D)は、図2(C)及び図3に示す状態に続く熱交換器コア組立装置の動作を時系列に沿って示す図 (A),(B)は、図4(D)に示す状態に続く熱交換器コア組立装置の動作を時系列に沿って示す図 (A)〜(D)は本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置の構成と動作を、時系列に沿って示す図 (A),(B)は本発明の変形例に係る伝熱フィン列保持部材を伝熱フィンに直交する平面で切断した断面図
以下、本発明の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置の構成と作用を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面においては、同一または同等の部分に同一の符号を付している。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置1の構成を示す説明図である。図1に示すように、熱交換器コア組立装置1はベース2を備えている。ベース2には伝熱フィン列搭載部材3と伝熱管列搭載部材4と伝熱管挿入手段5が取り付けられている。また、熱交換器コア組立装置1は、制御装置6を備えている。制御装置6は、本発明の制御手段の具体例であって、図示しないコンピュータを備えていて、熱交換器コア組立装置1の全体を制御する。つまり、熱交換器コア組立装置1は制御装置6に制御されて動作する。
伝熱フィン列搭載部材3は、複数枚の伝熱フィン7が配列されて構成される伝熱フィン列8を搭載する部材である。伝熱フィン列搭載部材3は、伝熱フィン列8を伝熱フィン列搭載部材3に対して位置決めする位置決め部材9を備えている。なお、伝熱フィン列8は前工程において構成されて、熱交換器コア組立装置1まで搬送される。
伝熱フィン列搭載部材3は、ベース2に固定された横行レール10に摺動自在に支持されている。また、ベース2には、横行レール10に平行に延びるねじ軸11が、その回転軸周りに回転自在に取り付けられている。また、ねじ軸11は伝熱フィン列搭載部材3に螺合されるとともに、電動機12によって回転駆動される。そのため、電動機12を回転させると、伝熱フィン列搭載部材3は、横方向に移動する。
伝熱管列搭載部材4は、複数本の伝熱管13が配列されて構成される伝熱管列14を搭載する部材であって、横行レール10に摺動自在に支持されている。また、ベース2には、横行レール10に平行に延びるねじ軸15が、その回転軸周りに回転自在に取り付けられている。また、ねじ軸15は伝熱管列搭載部材4に螺合されるとともに、電動機16によって回転駆動される。そのため、電動機16を回転させると、伝熱管列搭載部材4は、横方向に移動する。なお、伝熱管列14は前工程において構成されて、熱交換器コア組立装置1まで搬送される。
伝熱管挿入手段5は、伝熱管列搭載部材4に搭載された伝熱管列14を拾い上げて、伝熱管13を把持する伝熱管把持部材17と、伝熱管把持部材17に把持された伝熱管13を伝熱フィン7のスロット(図1において図示せず)に押し込む伝熱管押し出し部材18と、伝熱管把持部材17をベース2に対して昇降させる伝熱管把持部材昇降手段19と、を備えている。
図1に示すように、伝熱管把持部材17はベース2に立接された支柱20に昇降自在に、つまり上下方向に移動自在に支持されている。また、伝熱管把持部材17の下面には、伝熱フィン列保持部材21が固定されている。なお、伝熱管把持部材17と伝熱フィン列保持部材21の詳細な構成と作用については、後述する。
伝熱管押し出し部材18は、伝熱管把持部材17の上方に配置されていて、支柱20に昇降自在に、つまり上下方向に移動自在に支持されている。伝熱管押し出し部材18の更に上方には、伝熱管押し出し部材18をベース2に対して昇降させる伝熱管押し出し部材昇降手段22が配置されている。伝熱管押し出し部材昇降手段22は電動機23を備えていて、電動機23によって駆動される。つまり伝熱管押し出し部材18は電動機23の動力によって、昇降する。伝熱管押し出し部材18、伝熱管押し出し部材昇降手段22及び電動機23は、伝熱管挿入手段の具体的な構成例である。なお、伝熱管押し出し部材18の具体的な作用については、後述する。
図1に示すように、伝熱管把持部材昇降手段19は電動機24を備えていて、電動機24によって駆動される。つまり伝熱管把持部材17は電動機24の動力によって、昇降される。
次に、図2〜図5を参照して、熱交換器コア組立装置1を動作させて、伝熱フィン列8に伝熱管列14を組み付ける手順を説明する。なお、図2(A)〜(C)は、図3に示す状態に続く熱交換器コア組立装置1の動作を時系列に沿って示す図である。
伝熱フィン列8に伝熱管列14を組み付けるにあたっては、まず、図1に示す状態において、電動機16とねじ軸15を動作させて、伝熱管挿入手段5の左側にあった伝熱管列搭載部材4を、図2(A)に示すように、伝熱管挿入手段5の下方に移動させる。なお、この動作、及び以下に説明する一連の動作は、制御装置6によって制御されて自動的に実行される。
伝熱管列搭載部材4と伝熱管列14を伝熱管挿入手段5の下方に移動させたら、図2(B)に示すように、電動機24と伝熱管把持部材昇降手段19を動作させて、伝熱管把持部材17を下降させて、伝熱管列搭載部材4上にある伝熱管列14を把持させる。なお、伝熱管把持部材17の具体的な構成については、後述する。
伝熱管把持部材17に伝熱管列14を把持させたら、図2(C)に示すように、電動機24と伝熱管把持部材昇降手段19を動作させて、伝熱管把持部材17と伝熱管列14を上昇させる。その結果、伝熱管列搭載部材4上にあった伝熱管列14が拾い上げられる。その後、電動機16とねじ軸15を動作させて、伝熱管列搭載部材4を元の位置に戻す。さらに、その後、電動機12とねじ軸11を動作させて、伝熱フィン列搭載部材3を、伝熱管把持部材17と伝熱管列14の下方に移動させる。
図3は、図2(C)に示す状態における熱交換器コア組立装置1を、図2(C)においてPP’線で示す平面で切断した断面図である。図3に示すように、伝熱フィン7には、伝熱管13が挿入されるスリット7aが形成されている。伝熱管把持部材17には、伝熱管把持部材17を上下に貫通するスリット17aが形成されている。また、伝熱管把持部材17には、スリット17a毎に、図示しないばね要素によって付勢されてスリット17aの内部に突出する押圧子17bが備えられている。図2(B)に示す状態において、スリット17aの内部に挿入された伝熱管13は、図3に示すように、スリット17aの内壁と押圧子17bの間に挟まれて、スリット17aの内部に把持される。なお、伝熱管把持部材17の下面には伝熱フィン列保持部材21が固定されている。
図4(A)〜(D)は、図2(C)及び図3に示す状態に続く熱交換器コア組立装置1の動作を時系列に沿って示す図である。
図4(A)は、図2(C)及び図3に示した熱交換器コア組立装置1の主要部の状態を簡略化して示す図である。図4(A)に示すように、この状態において、伝熱フィン列保持部材21と伝熱管把持部材17は、伝熱フィン7に上方にあって、伝熱フィン7から離隔した位置にある。
前述したように、伝熱管13を伝熱フィン7のスリット7aに挿入する際には、電動機24と伝熱管把持部材昇降手段19(図4(A)において図示せず)を動作させて、伝熱管把持部材17を下降させて、伝熱フィン7に接近させる。前述したように、伝熱フィン列保持部材21は伝熱管把持部材17の下面に固定されているので、伝熱フィン列保持部材21は伝熱管把持部材17に先立って、伝熱フィン7に接近する。その結果、図4(B)に示すように、伝熱フィン列保持部材21が伝熱フィン7の上面に当接する。この時、伝熱フィン7は伝熱フィン列保持部材21と伝熱フィン列搭載部材3との間で挟持されるので、伝熱フィン7の倒れが防止される。
伝熱フィン7が伝熱フィン列保持部材21と伝熱フィン列搭載部材3との間で挟持されたら、電動機23と伝熱管押し出し部材昇降手段22(図4(B)において図示せず)を動作させて、伝熱管押し出し部材18を下降させて、図4(C)に示すように、伝熱管13を伝熱フィン列保持部材21から押し出して、伝熱フィン7のスリット7aに挿入する。そして、伝熱管押し出し部材18を更に下降させて、図4(D)に示すように、伝熱管13を伝熱フィン7のスリット7aに完全に挿入すると、熱交換器コア25が完成する。
図5(A),(B)は、図4(D)に示す状態に続く熱交換器コア組立装置1の動作を時系列に沿って示す図である。熱交換器コア25が完成したら、図5(A)に示すように、電動機23と伝熱管押し出し部材昇降手段22を動作させて、伝熱管押し出し部材18を上昇させ、更に、電動機24と伝熱管把持部材昇降手段19を動作させて、伝熱フィン列保持部材21と伝熱管把持部材17を上昇させる。そして、図5(B)に示すように、電動機12とねじ軸11を動作させて、伝熱フィン列搭載部材3を元の位置に戻し、その後、熱交換器コア25を伝熱フィン列搭載部材3から取り外す。
(第2の実施の形態)
上記の第1の実施の形態においては、熱交換器コア組立装置1において、伝熱フィン列保持部材21が、伝熱管把持部材17に固定されて、伝熱管把持部材17と一体になって昇降する例を示した。しかしながら、熱交換器コア組立装置1は、伝熱フィン列保持部材21が伝熱管把持部材17と一体になって昇降するものには限定されない。第2の実施の形態においては、熱交換器コア組立装置1において、伝熱フィン列保持部材21が伝熱管把持部材17とは別個に独立して昇降する例を示す。
図6(A)〜(D)は、第2の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置1の構成と作用を説明する説明図であって、図4(A)〜(D)に倣って、熱交換器コア組立装置1の動作を、時系列に沿って示す図である。なお、第2の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置1の基本的な構成と作用は、第1の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置1に共通するので、これらについての説明は省略する。
図6(A)に示すように、第2の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置1は、伝熱フィン列保持部材昇降手段26を備えている。伝熱フィン列保持部材昇降手段26は図示しない電動機で駆動されて、伝熱フィン列保持部材21を、伝熱管把持部材17とは別個独立に、伝熱フィン7に対して昇降させる装置である。つまり、第2の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置1において、伝熱フィン列保持部材21は、伝熱フィン列保持部材昇降手段26に取り付けられていて、伝熱管把持部材17とは別個独立に、伝熱フィン7に対して昇降する。
図6(A)に示すように、熱交換器コア25の組立を開始する前の状態において、伝熱フィン列保持部材21と伝熱管把持部材17は、伝熱フィン7に上方にあって、伝熱フィン7から離隔した位置にある。
伝熱管13を伝熱フィン7のスリット7aに挿入する際には、伝熱管把持部材17の下降に先立って、伝熱フィン列保持部材昇降手段26を動作させて、伝熱フィン列保持部材21を下降させて、伝熱フィン7に接近させる。その結果、図6(B)に示すように、伝熱フィン列保持部材21が伝熱フィン7の上面に当接する。この時、伝熱フィン7は伝熱フィン列保持部材21と伝熱フィン列搭載部材3との間で挟持される。そのため、伝熱フィン7の倒れが防止される。
伝熱フィン7は伝熱フィン列保持部材21と伝熱フィン列搭載部材3との間で挟持されたら、図6(C)に示すように、伝熱管把持部材17を下降させて、伝熱管把持部材17の下面を伝熱フィン列保持部材21の上面に当接させる。
伝熱管把持部材17の下面を伝熱フィン列保持部材21の上面に当接させたら、伝熱管押し出し部材18を下降させて、伝熱管13を伝熱フィン列保持部材21から押し出して、伝熱フィン7のスリット7aに挿入する。図6(D)に示すように、伝熱管13を伝熱フィン7のスリット7aに完全に挿入すると、熱交換器コア25が完成する。
(変形例)
上記第1及び第2の実施の形態においては、伝熱フィン列保持部材21が平板状の部材で構成される例を示したが、伝熱フィン列保持部材21は平板状の部材で構成されるものには限定されない。
図7(A),(B)は本発明の変形例に係る伝熱フィン列保持部材21を伝熱フィン7に直交する平面で切断した断面図である。図7(A)に示すように、伝熱フィン列保持部材21は、断面形において三角形をなす複数個の凹部を備えて、該凹部に伝熱フィン7の上端部が嵌合されるものであっても良い。つまり、伝熱フィン列保持部材21は、鋸歯状の断面形を備えていて、該鋸歯状の断面形に伝熱フィン7の上端部が嵌合されるものであっても良い。あるいは、伝熱フィン列保持部材21の断面形が備える複数個の凹部は、図7(B)に示すような、断面形において矩形をなす複数個の凹部を備えて、該凹部に伝熱フィン7の上端部が嵌合されるものであっても良い。
このように、伝熱フィン列保持部材21に伝熱フィン7の上端部と嵌め合う複数個の凹部を備えると、伝熱フィン7を伝熱フィン列保持部材21と伝熱フィン列搭載部材3との間に挟持した場合に、より安定した状態で保持される。そのため、伝熱フィン7の倒れが、より効果的に防止される。
以上、説明したように、第1及び第2の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置1は、伝熱管挿入手段5に先だって、伝熱フィン列8の上面に当接する伝熱フィン列保持部材21を備えるので、伝熱管挿入手段5が伝熱管13を伝熱フィン列8に向けて押し出す前に、伝熱フィン列8が伝熱フィン列搭載部材3と伝熱フィン列保持部材21の間に挟持される。その結果、伝熱フィン列8を構成する伝熱フィン7の倒れが防止される。そのため、熱交換器コア組立装置1においては、伝熱フィン7の倒れを防止する仮止め治具が不要になるので、熱交換器コア25の製造コストが削減される。
また、第1及び第2の実施の形態に係る熱交換器コア組立装置1が備える伝熱フィン列搭載部材3は、熱交換器コア25の全体を位置決めする位置決め部材9は備えるものの、伝熱フィン7を個別に位置決めする要素を備えていない。このように、伝熱フィン列搭載部材3はシンプルに構成されているので、伝熱フィン列搭載部材3への伝熱フィン列8の取り付けと熱交換器コア25の取り外しは容易である。その結果、伝熱フィン列8と熱交換器コア25の着脱に掛かる作業時間が短縮され、組立作業の能率が向上するので、熱交換器コア25の製造コストが削減される。
上記の変形例に係る熱交換器コア組立装置1が備える伝熱フィン列保持部材21は、伝熱フィン7の上端部と嵌め合う複数個の凹部を備えるので、伝熱フィン7の倒れを、より効果的に防止できる。
なお、本発明の技術的範囲は、上記の実施の形態と変形例によっては限定されない。本発明は、特許請求の範囲に示された技術的思想の限りにおいて、自由に、応用、変形、あるいは改良して実施することができる。
伝熱フィン列保持部材21を構成する素材は特に限定されない。しかしながら、伝熱フィン列保持部材21は、適度な弾性を有する素材、例えばゴム材で構成することが望ましい。伝熱フィン列保持部材21を適度な弾性を有する素材で構成すれば、伝熱フィン列保持部材21が伝熱フィン列8に当接する際の衝撃が緩和されるので、より安定した保持が可能になる。
伝熱フィン列保持部材21は、伝熱管把持部材17あるいは伝熱フィン列保持部材昇降手段26に直接取り付けられたものには限定されない。伝熱フィン列保持部材21と伝熱管把持部材17あるいは伝熱フィン列保持部材昇降手段26との間に他の部材が介在していても良い。また、伝熱フィン列保持部材21と伝熱管把持部材17あるいは伝熱フィン列保持部材昇降手段26との間に、ばね要素を介在させれば、伝熱フィン列保持部材21が伝熱フィン列8に当接する際の衝撃が緩和されるので、より安定した保持が可能になる。
上記変形例において、伝熱フィン列保持部材21が備える凹部の断面形を三角形あるいは矩形にする例を示したが、該凹部の断面形は三角形あるいは矩形には限定されない。該凹部の断面形は任意に選択することができる。該凹部の断面形は、台形であっても良いし、正弦曲線を描くもの、あるいは放物線を描くものであっても良い。
また、上記第1の形態に係る熱交換器コア組立装置1において、電動機12,16,23,24及びねじ軸11,15を備える例を示したが、熱交換器コア組立装置1を駆動する動力源は電動機には限定されない。熱交換器コア組立装置1を駆動する機構は、回転電動機とねじ軸を組み合わせてものには限定されない。伝熱フィン列搭載部材3及び伝熱管列搭載部材4はリニアモータで駆動されて横方向に移動するものであっても良い。伝熱管挿入手段はエアシリンダで駆動されて、上下方向に移動するものであっても良い。熱交換器コア組立装置1は、その他の動力源あるいは駆動機構を備えるものであっても良い。
1 熱交換器コア組立装置、2 ベース、3 伝熱フィン列搭載部材、4 伝熱管列搭載部材、5 伝熱管挿入手段、6 制御装置、7 伝熱フィン、7a スリット、8 伝熱フィン列、9 位置決め部材、10 横行レール、11 ねじ軸、12 電動機、13 伝熱管、14 伝熱管列、15 ねじ軸、16 電動機、17 伝熱管把持部材、17a スリット、17b 押圧子、18 伝熱管押し出し部材、19 伝熱管把持部材昇降手段、20 支柱、21 伝熱フィン列保持部材、22 伝熱管押し出し部材昇降手段、23,24 電動機、25 熱交換器コア、26 伝熱フィン列保持部材昇降手段。



Claims (8)

  1. 伝熱フィン列を搭載する伝熱フィン列搭載部材と、
    前記伝熱フィン列の上方から、前記伝熱フィン列に接近して、前記伝熱フィン列を構成する伝熱フィンが備えるスロットに伝熱管を挿入する伝熱管挿入手段と、
    前記伝熱管挿入手段に先だって、前記伝熱フィン列の上方から、伝熱フィン列に接近して、前記伝熱フィン列の上面に当接する伝熱フィン列保持部材と、を備える、
    熱交換器コア組立装置。
  2. 前記伝熱管挿入手段は、
    複数本の前記伝熱管を整列させた状態で把持する伝熱管把持部材と、
    前記伝熱管把持部材に把持された前記伝熱管を前記伝熱管把持部材から押し出して、前記伝熱管を前記スロットに押し込む伝熱管押し出し部材と、
    前記伝熱管把持部材を前記伝熱フィン列搭載部材に対して昇降させる伝熱管把持部材昇降手段と、を備える、
    請求項1に記載の熱交換器コア組立装置。
  3. 前記伝熱フィン列保持部材は前記伝熱管把持部材の下面に固定されていて、前記伝熱管把持部材と一体になって、前記伝熱フィン列搭載部材に搭載された前記伝熱フィン列に対して昇降される、
    請求項2に記載の熱交換器コア組立装置。
  4. 前記伝熱管把持部材昇降手段を動作させて、前記伝熱管把持部材と共に前記伝熱フィン列保持部材を下降させて、前記伝熱フィン列を、前記伝熱フィン列保持部材と前記伝熱フィン列搭載部材の間で挟持させ、
    その後に、前記伝熱管押し出し部材を動作させて、前記伝熱管を前記スロットに挿入し、
    さらに、その後に、前記伝熱管把持部材昇降手段を動作させて、前記伝熱管把持部材と前記伝熱フィン列保持部材を上昇させて、前記伝熱管把持部材と前記伝熱フィン列保持部材を前記伝熱フィン列から離隔させる、
    制御手段を備える、
    請求項3に記載の熱交換器コア組立装置。
  5. 前記伝熱フィン列保持部材を、前記伝熱管把持部材とは別個に、前記伝熱フィン列搭載部材に搭載された前記伝熱フィン列に対して昇降させる伝熱フィン列保持部材昇降手段、を備える、
    請求項2に記載の熱交換器コア組立装置。
  6. 前記伝熱フィン列保持部材昇降手段を動作させて、前記伝熱フィン列保持部材を下降させて、前記伝熱フィン列を、前記伝熱フィン列保持部材と前記伝熱フィン列搭載部材の間で挟持させ、
    その後に、前記伝熱管把持部材昇降手段を動作させて、前記伝熱管把持部材を下降させて、前記伝熱管把持部材を前記伝熱フィン列に接近させ、
    その後に、前記伝熱管押し出し部材を下降させて、前記伝熱管を前記スロットに挿入し、
    その後に、前記伝熱管把持部材昇降手段を動作させて、前記伝熱管把持部材を上昇させて、前記伝熱管把持部材を前記伝熱フィン列から離隔させ、
    さらに、その後に、前記伝熱フィン列保持部材昇降手段を動作させて、前記伝熱フィン列保持部材を上昇させて、前記伝熱フィン列保持部材を前記伝熱フィン列から離隔させる、
    制御手段を備える、
    請求項5に記載の熱交換器コア組立装置。
  7. 前記伝熱フィン列保持部材は、前記伝熱フィン列保持部材を前記伝熱フィンに直交する平面で切断して得られる断面形において、前記伝熱フィンの上端部と嵌め合う複数個の凹部を備える、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の熱交換器コア組立装置。
  8. 前記伝熱フィン列保持部材は、前記伝熱フィン列保持部材を前記伝熱フィンに直交する平面で切断して得られる断面において、鋸歯状の断面形を備える、
    請求項7に記載の熱交換器コア組立装置。


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