JP2020165892A - Mems型半導体式ガス検知素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ガス感応部の上層に設けられる機能層の機能をより向上させることができるMEMS型半導体式ガス検知素子を提供することを目的とする。【解決手段】本発明のMEMS型半導体式ガス検知素子は、基板2と、基板2上に設けられる電極3と、電極3に接触するように基板2上に設けられるガス感応部4と、ガス感応部4を被覆する機能層5とを備えるMEMS型半導体式ガス検知素子1であって、MEMS型半導体式ガス検知素子1が、基板2上の電極3の少なくとも一部の外側に、基板2から突出する壁部6をさらに備え、ガス感応部4が、基板2上の壁部6の内側に設けられることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、MEMS型半導体式ガス検知素子に関する。
従来、ガス検知器用のガス検知素子として、たとえば特許文献1に開示されるように、検知対象ガスを検知するためのガス感応部を備えたMEMS型半導体式ガス検知素子が用いられている。MEMS型半導体式ガス検知素子では、ガス感応部の上層に、たとえば、ガス選択性を高めるために触媒層が設けられ、あるいは、シロキサン被毒耐性を高めるために保護層が設けられるなど、ガス検知特性を向上させるための機能層が設けられる。
特開2016−70704号公報
MEMS型半導体式ガス検知素子100は、図12に示されるように、基板101上に電極102が設けられ、電極102上にガス感応部103が形成され、ガス感応部103の上層に機能層104が形成される。このとき、ガス感応部103や機能層104は、ペースト状の材料を滴下して塗布することにより形成される。この方法では、図12においてよく見られるように、ガス感応部103が、基板101の端部にまで広がってしまって、ガス感応部103の端部側において機能層104が極めて薄くなってしまう可能性がある。ガス感応部103の端部において機能層104が必要な厚さで形成されないと、機能層104は、全体としてその機能を十分に発揮することができなくなり、MEMS型半導体式ガス検知素子100は、期待されるガス検知特性が得られない可能性がある。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、ガス感応部の上層に設けられる機能層の機能をより向上させることができるMEMS型半導体式ガス検知素子を提供することを目的とする。
本発明のMEMS型半導体式ガス検知素子は、基板と、前記基板上に設けられる電極と、前記電極に接触するように前記基板上に設けられるガス感応部と、前記ガス感応部を被覆する機能層とを備えるMEMS型半導体式ガス検知素子であって、前記MEMS型半導体式ガス検知素子が、前記基板上の前記電極の少なくとも一部の外側に、前記基板から突出する壁部をさらに備え、前記ガス感応部が、前記基板上の前記壁部の内側に設けられることを特徴とする。
前記壁部が、前記基板上の前記電極の少なくとも一部の外側の略全周に亘って設けられることが好ましい。
前記壁部が、前記基板上の前記電極の略全体の外側に設けられることが好ましい。
本発明によれば、ガス感応部の上層に設けられる機能層の機能をより向上させることができるMEMS型半導体式ガス検知素子を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るMEMS型半導体式ガス検知素子の上面図である。 図1のMEMS型半導体式ガス検知素子のII−II線断面図である。 図1のMEMS型半導体式ガス検知素子の製造工程途中の断面図である。 図3の製造工程後の製造工程途中のMEMS型半導体式ガス検知素子の断面図である。 図4の製造工程後の製造工程途中のMEMS型半導体式ガス検知素子の断面図である。 図5の製造工程後の製造工程途中のMEMS型半導体式ガス検知素子の断面図である。 図6の製造工程後の製造工程途中のMEMS型半導体式ガス検知素子の断面図である。 図7の製造工程後の製造工程途中のMEMS型半導体式ガス検知素子の断面図である。 図8の製造工程後の製造工程途中のMEMS型半導体式ガス検知素子の断面図である。 実施例のMEMS型半導体式ガス検知素子についてシロキサン曝露試験を行なった時のセンサ出力変化を示すグラフである。 比較例のMEMS型半導体式ガス検知素子についてシロキサン曝露試験を行なった時のセンサ出力変化を示すグラフである。 従来のMEMS型半導体式ガス検知素子の断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るMEMS型半導体式ガス検知素子を説明する。ただし、以下に示す実施形態は一例であり、本発明のMEMS型半導体式ガス検知素子は以下の例に限定されることはない。
本実施形態のMEMS型半導体式ガス検知素子は、たとえば大気などの環境雰囲気において、環境雰囲気に含まれる検知対象ガスを検知するために用いられる。MEMS型半導体式ガス検知素子は、表面に吸着した酸素と環境雰囲気中の検知対象ガスとの化学反応に伴って抵抗値(または電気伝導度)が変化することを利用して、検知対象ガスを検知する。検知対象ガスとしては、特に限定されることはなく、たとえば、水素、メタン、ブタン、イソブタン、プロパン、一酸化炭素、エタノールなどが例示される。
MEMS型半導体式ガス検知素子1は、図1および図2に示されるように、MEMS(Micro Electro Mechanical System)構造を有している。MEMS構造とは、シリコン基板などの基板の上に微細加工技術によって素子構成要素の少なくとも一部を集積化したデバイス構造のことを意味する。MEMS型半導体式ガス検知素子1は、MEMS構造を有することにより、コイル型の半導体式ガス検知素子と比べて、小型化が可能で、低消費電力での駆動が可能である。
MEMS型半導体式ガス検知素子1は、図1および図2に示されるように、基板2と、基板2上に設けられる電極3と、電極3に接触するように基板2上に設けられるガス感応部4と、ガス感応部4を被覆する機能層5とを備えている。また、MEMS型半導体式ガス検知素子1は、基板2上の電極3の少なくとも一部の外側に、基板2から突出する壁部6をさらに備えている。
MEMS型半導体式ガス検知素子1は、たとえば、公知のブリッジ回路(図示せず)に組み込まれて、ガス感応部4の表面の吸着酸素と環境雰囲気中の検知対象ガスとの化学反応に伴う抵抗値の変化が検出される。MEMS型半導体式ガス検知素子1は、ガス感応部4の抵抗値の変化を検出するために、電極3を介してブリッジ回路に組み込まれる。ブリッジ回路は、MEMS型半導体式ガス検知素子1における抵抗値の変化によって生じる回路内の電位差の変化を電位差計によって測定して、その電位差の変化を検知対象ガスの検知信号として出力する。ただし、MEMS型半導体式ガス検知素子1は、ガス感応部4の表面の吸着酸素と検知対象ガスとの化学反応に伴って生じる抵抗値の変化を検出することができれば、ブリッジ回路に限定されることはなく、ブリッジ回路とは異なる回路に組み込まれて使用されてもよい。
基板2は、基板2に対して電気的に絶縁状態となるように、電極3、ガス感応部4、機能層5および壁部6(以下、まとめて「集積部A」ともいう)を支持する部材である。基板2は、基板2に対して電気的に絶縁状態で積層体Aを支持することができればよく、その構成は特に限定されることはない。基板2は、本実施形態では、図1および図2に示されるように、基板本体21と、基板本体21に支持される絶縁支持膜22と、基板本体21と絶縁支持膜22との間に設けられる空洞部23とを備えている。
基板本体21は、絶縁支持膜22を支持し、絶縁支持膜22を介して集積部Aを支持する部材である。基板本体21は、図2に示されるように、絶縁支持膜22の下方(集積部Aが設けられる側の反対側)に設けられ、下方から絶縁支持膜22を支持する。基板本体21は、絶縁支持膜22との間に空洞部23を形成するために、凹部21aが形成されている。基板本体21は、絶縁支持膜22を支持することができれば、特に限定されることはなく、たとえばシリコンなどにより形成される。
絶縁支持膜22は、集積部Aと基板本体21との間が電気的に絶縁状態となるように、集積部Aを支持する部材である。絶縁支持膜22は、図2に示されるように、基板本体21に設けられて、基板本体21により支持される。絶縁支持膜22は、絶縁物により膜状に形成される。絶縁支持膜22は、本実施形態では、基板本体21に接続される酸化シリコン膜22aと、酸化シリコン膜22a上に設けられる窒化シリコン膜22bと、窒化シリコン膜22b上に設けられる酸化シリコン膜22cとを備え、これらの3層が積層されて形成される。絶縁支持膜22は、たとえばCVDなどの公知の成膜技術により形成することができる。
絶縁支持膜22は、基板本体21との間を電気的に絶縁するように集積部Aを支持することができればよく、その層構造、構成材料、膜厚は特に限定されない。たとえば、絶縁支持膜22は、本実施形態では3層構造を有しているが、単層構造や3層以外の複層構造を有していてもよい。また、絶縁支持膜22は、本実施形態では酸化シリコン膜や窒化シリコン膜により形成されているが、酸化アルミニウムなどの他の絶縁物により形成されてもよい。また、絶縁支持膜22の膜厚は、特に限定されることはなく、基板本体21との間を電気的に絶縁して集積部Aを支持することができるように適宜設定することができる。
絶縁支持膜22は、本実施形態では、図1および図2に示されるように、集積部Aを支持する本体部221と、基板本体21上に設けられる基部222と、本体部221と基部222とを接続する接続部223とを備えている。絶縁支持膜22は、基部222を介して基板本体21に支持され、本体部221を介して集積部Aを支持する。本体部221、基部222および接続部223は、たとえば、均一な絶縁支持膜22を形成した後に、公知のエッチング加工技術により形成することができる。
本体部221は、接続部223を介して基部222に接続され、接続部223および基部222を介して基板本体21に支持される。本体部221は、基板本体21との間に形成された空洞部23を介して基板本体21から離間して設けられる。MEMS型半導体式ガス検知素子1では、基板本体21から離間して設けられる本体部221に集積部Aが設けられることで、集積部Aに加えられる熱が基板本体21に伝導するのを抑制することができる。それによって、MEMS型半導体式ガス検知素子1では、集積部Aをより効率よく加熱することができ、低消費電力の駆動が可能になる。本体部221は、本実施形態では、図1に示されるように、上面視で略円形状に形成されている。しかし、本体部221は、基板本体21から離間して設けられ、集積部Aを支持することができれば、特に限定されることはなく、上面視で略矩形状など他の形状に形成されてもよい。
基部222は、図1および図2に示されるように、基板本体21上に設けられ、基板本体21に支持される。また、基部222は、接続部223を介して本体部221に接続され、接続部223を介して本体部221を支持する。基部222は、本実施形態では、中央部分が略矩形状にくり抜かれた枠状に形成され、その枠内に空洞部23が形成されている。しかし、基部222は、基板本体21上に設けられて、接続部223を介して本体部221を支持することができれば、特に限定されることはなく、略円形状など他の形状でくり抜かれた枠状に形成されてもよい。
接続部223は、図1に示されるように、本体部221と基部222とに接続されて、基部222に支持されながら本体部221を支持する。接続部223は、基板本体21との間に形成された空洞部23を介して基板本体21から離間して設けられる。本体部221を基部222に接続する接続部223が基板本体21から離間して設けられることにより、集積部Aに加えられる熱が基板本体21に伝導するのを抑制することができる。接続部223は、基部222の枠の内側面に接続され、基部222の枠の内側面から、基部222の枠の内側の略中央に位置する本体部221に向かって延びるように形成される。接続部223は、本実施形態では、基部222の枠の4つの内側面のそれぞれに接続され、本体部221を4方向から支持している。したがって、接続部223は、本体部221をバランスよく支持することができる。ただし、接続部223は、本体部221と基部222とを接続し、本体部221を支持することができればよく、図示された例に限定されることはない。
電極3は、ガス感応部4の抵抗値変化を検出するための部材である。電極3は、図1および図2に示されるように、基板2の絶縁支持膜22の本体部221上に設けられ、その少なくとも一部がガス感応部4に被覆される。電極3は、本実施形態では、1つの電極として形成され、一端3aが一方のリード線L1に接続され、他端3bが他方のリード線L2に接続される。一方および他方のリード線L1、L2を、たとえば公知のブリッジ回路(図示せず)に接続して、電極3の一端3aと他端3bとの間の抵抗値を測定することにより、電極3とガス感応部4との合成抵抗値を測定することができる。そして、電極3とガス感応部4との合成抵抗値の変化を測定することにより、ガス感応部4の抵抗値変化を検出することができる。ただし、電極3は、ガス感応部4の抵抗値変化を検出するように構成されていれば、本実施形態に限定されることはなく、たとえば、2つの電極として形成され、2つの電極間の抵抗値変化を測定することによりガス感応部4の抵抗値変化を検出するように構成されていてもよい。
電極3は、ガス感応部4の抵抗値変化を検出することができればよく、その配置は特に限定されない。電極3は、たとえば図1に示されるように、1つの接続部223に隣接する本体部221の端部近傍に配置される一端3aから、1つの接続部223と対向する別の接続部223に隣接する本体部221の端部近傍に配置される他端3bまで、蛇行して配置される。電極3は、本体部221上で蛇行配置されることで、ガス感応部4に対して高密度で接触するので、ガス感応部4の抵抗値変化をより高い感度で検出することができる。電極3は、たとえば、電極3用材料により均一な膜を形成した後に、公知のエッチング加工技術により形成することができる。
電極3は、ガス感応部4の抵抗値変化を検出することができればよく、その構成材料は特に限定されない。電極3は、たとえば白金、白金−ロジウム合金などの貴金属などにより形成することができる。また、電極3は、たとえば図2に示されるように、任意で、基板2の絶縁支持膜22の本体部221との密着性を高めるために、酸化タンタルなどにより形成される接着層7を介して本体部221に設けられてもよい。
電極3は、本実施形態では、通電により発熱して、ガス感応部4を加熱するヒータとしても機能する。したがって、電極3は、通電によって、ガス感応部4(および機能層5)を、検知対象ガスの検知に適した温度に加熱することができる。ただし、電極3は、少なくともガス感応部4の抵抗値変化を検出することができればよく、ガス感応部4を加熱するためのヒータとは別に設けられてもよい。
ガス感応部4は、金属酸化物半導体を主成分とし、表面の吸着酸素と検知対象ガスとの化学反応に伴って電気抵抗が変化する部位である。ガス感応部4は、図2に示されるように、電極3に接触するように基板2上に設けられる。ガス感応部4が電極3に接触するように設けられることで、電極3を介してガス感応部4の電気抵抗の変化を検出することができる。また、ガス感応部4は、基板2の絶縁支持膜22の本体部221上の壁部6の内側(本体部221の中心側)に設けられる。ガス感応部4は、本実施形態では、壁部6の内側に接触するように設けられる。ガス感応部4が基板2の本体部221上で壁部6の内側に設けられることで、ガス感応部4の端部近傍において機能層5を必要な厚さに形成することができるので、ガス感応部4が壁部6の外側の本体部221の端部にまで広がる場合と比べて、機能層5の機能をより向上させることができる。
ガス感応部4は、基板2上において、電極3によって抵抗変化を検出できるように設けられればよく、その形成方法は特に限定されない。ガス感応部4は、たとえば、金属酸化物半導体の微粉体を溶媒に混ぜてペースト状としたものを、予め電極3が設けられた基板2上に塗布して乾燥させることにより形成することが可能である。あるいは、ガス感応部4は、スパッタリングなどの公知の成膜技術を用いて形成することも可能である。
ガス感応部4の金属酸化物半導体としては、吸着酸素と検知対象ガスとの化学反応に伴って電気抵抗が変化するものであれば、特に限定されることはない。たとえば、ガス感応部4の金属酸化物半導体としては、酸素吸着、および吸着酸素とガス成分との化学反応を促進し、ガス検知感度を向上させるという観点から、n型半導体を用いることが好ましく、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛および酸化タングステンの中から選択される少なくとも1種を含む金属酸化物半導体を用いることがさらに好ましく、酸化スズおよび酸化インジウムの中から選択される少なくとも1種を含む金属酸化物半導体を用いることがよりさらに好ましい。
ガス感応部4の金属酸化物半導体は、電気抵抗を調整するために、ドナーとして金属元素が添加されていてもよい。添加される金属元素としては、金属酸化物半導体中にドナーとして添加可能であり、金属酸化物半導体の電気抵抗を調整することが可能であれば、特に限定されることはないが、たとえば、アンチモン、ニオブおよびタングステンの中から選択される少なくとも1種が例示される。また、ガス感応部4の金属酸化物半導体は、電気抵抗を調整するために、金属酸化物半導体中に酸素欠損が導入されてもよい。金属元素濃度や酸素欠損濃度は、要求される電気抵抗に応じて、適宜設定することができる。
機能層5は、ガス感応部4における検知対象ガスの選択性を向上させる機能や、ガス感応部4の劣化を抑制する機能など、ガス感応部4のガス検知特性を向上させる機能を有する層である。機能層5は、図2に示されるように、ガス感応部4を被覆するようにガス感応部4上に設けられる。本実施形態のMEMS型半導体式ガス検知素子1では、機能層5の下に設けられるガス感応部4が、基板2の絶縁支持膜22の本体部221上の壁部6の内側に設けられて、本体部221の端部にまで広がることが抑制されている。それにより、ガス感応部4上に設けられる機能層5は、ガス感応部4の端部領域においても、必要な厚さで形成することができるので、機能の低下を抑制することができる。したがって、本実施形態のMEMS型半導体式ガス検知素子1では、ガス感応部4が壁部6の外側の本体部221の端部にまで広がる場合と比べて、機能層5の全体の機能を向上させることができる。機能層5は、ガス感応部4の端部領域においても、必要な厚さで形成することができればよく、本実施形態では壁部6と接合しているが、このような構成に限らず、感応部4と壁部6とを覆い、壁部6の外側で絶縁支持膜22と接するように構成されてもよい。
本実施形態では、機能層5として、ガス感応部4の劣化を抑制し、ガス感応部4を保護する機能を有する2種類の層(以下、第1機能層、第2機能層という)が例示される。ただし、機能層5としては、ガス感応部4のガス検知特性を向上させる機能を有するものであれば、特に限定されることはなく、半導体式ガス検知素子において、金属酸化物半導体を主成分とするガス感応部を被覆することでガス感応部のガス検知特性を向上させる機能を有する公知の層を採用することができる。
第1の例である第1機能層5は、環境雰囲気中に含まれる検知対象ガス以外の特定のガス成分(たとえば有機シリコーンガス)からガス感応部4を保護し、ガス感応部4の耐久性を向上させる。第1機能層5は、たとえば、環境雰囲気中に含まれる有機シリコーンガス(たとえば、ヘキサメチルジシロキサンなど)がガス感応部4に付着することによってガス感応部4が被毒する(ガス感応部4の検知感度が変化してMEMS型半導体式ガス検知素子1が誤作動する)のを抑制する。
第1機能層5は、ガス感応部4を保護し、ガス感応部4の耐久性を向上させるという目的のために、金属酸化物半導体に金属酸化物が担持されて形成される。金属酸化物半導体としては、特に限定されることはなく、たとえば、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛および酸化タングステンの中から選択される少なくとも1種を含む金属酸化物半導体を用いることができる。金属酸化物としては、特定のガス成分からガス感応部4を保護し得る金属酸化物であり、たとえば、酸化クロム、酸化パラジウム、酸化コバルト、酸化鉄、酸化ロジウム、酸化銅、酸化セリウム、酸化白金、酸化タングステンおよび酸化ランタンの中から選択される少なくとも1種を用いることができる。金属酸化物は、上に例示された中でも、ガス感応部4の劣化をよりさらに抑制する観点から、酸化クロムおよび酸化パラジウムの中から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
第1機能層5は、特定のガス成分からガス感応部4を保護し、ガス感応部4の耐久性を向上させることができれば、その形成方法は特に限定されない。第1機能層5は、たとえば、金属酸化物半導体の微粉体と金属酸化物の微粉体との混合物を溶媒に混ぜてペースト状としたものをガス感応部4に塗布して乾燥させることによって形成することができる。
第2の例である第2機能層5は、第1機能層5と同様の目的のために、絶縁性金属酸化物により構成される。第2機能層5は、絶縁性金属酸化物により特定のガス成分を捕捉することで、ガス感応部4を保護する。また、第2機能層5が絶縁性金属酸化物により構成されることで、第2機能層5中に電流が流れることが抑制され、検知対象ガス検知時のガス感応部4の抵抗値変化に及ぼす影響を抑えることができるので、検知対象ガスの検知感度が低下するのを抑えることができる。絶縁性金属酸化物としては、特に限定されることはないが、たとえば酸化アルミニウムおよび酸化シリコンの中から選択される少なくとも1種が例示される。
第2機能層5は、絶縁性金属酸化物に、酸化活性を有する金属酸化物が担持されて形成されてもよい。第2機能層5は、酸化活性を有する金属酸化物が絶縁性金属酸化物に担持されて形成されることにより、ガス感応部4の劣化をより抑制することができる。酸化活性を有する金属酸化物としては、たとえば、酸化クロム、酸化パラジウム、酸化コバルト、酸化鉄、酸化ロジウム、酸化銅、酸化セリウム、酸化白金、酸化タングステンおよび酸化ランタンの中から選択される少なくとも1種が例示される。金属酸化物は、上に例示された中でも、ガス感応部4の劣化をよりさらに抑制する観点から、酸化クロムおよび酸化パラジウムの中から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
第2機能層5は、特定のガス成分からガス感応部4を保護し、ガス感応部4の耐久性を向上させることができれば、その形成方法は特に限定されない。第2機能層5は、たとえば、絶縁性金属酸化物の微粉体と金属酸化物の微粉体との混合物を溶媒に混ぜてペースト状としたものをガス感応部4に塗布して乾燥させることによって形成することができる。
壁部6は、図2に示されるように、基板2の絶縁支持膜22の本体部221から上方(集積部Aが設けられる側)に突出する部位である。壁部6は、基板2から突出することで、基板2上で壁部6から外側(本体部221の端部側)にガス感応部4が広がるのを抑制する。ガス感応部4は、壁部6により、壁部6の外側に広がるのが抑制されて、基板2上の壁部6の内側(本体部221の中心側)に設けられる。それにより、ガス感応部4を被覆するように設けられる機能層5は、ガス感応部4の端部領域においても、必要な厚さで形成することができるので、機能の低下を抑制することができる。したがって、本実施形態のMEMS型半導体式ガス検知素子1では、ガス感応部4が壁部6の外側の本体部221の端部にまで広がる場合と比べて、機能層5の全体の機能を向上させることができる。
壁部6は、本実施形態では、図1に示されるように、基板2上の電極3の略全体の外側に設けられる。それによって、壁部6の内側に設けられるガス感応部4が電極3の略全体に接触するので、ガス感応部4が検知対象ガスを検知するときの抵抗変化を高感度で検出することができる。ただし、ガス感応部4は、電極3の少なくとも一部に接触するように設けられればよく、その目的のために、壁部6は、必ずしも基板2上の電極3の略全体の外側に設けられてなくても、基板2上の電極3の少なくとも一部の外側に設けられていればよい。また、壁部6は、本実施形態では、基板2上の電極3の略全体の外側の全周に亘って設けられる。より具体的には、壁部6は、基板2の絶縁支持膜22の本体部221の外周に沿って、略円環状に形成されている。それによって、ガス感応部4は、基板2の絶縁支持膜22の本体部221の全周の端部にまで広がるのが抑制される。ただし、ガス感応部4は、電極3の少なくとも一部に接触するように設けられればよく、その目的のために、壁部6は、必ずしも基板2上の電極3の略全体の外側の全周に亘って設けられてなくても、基板2上の電極3の少なくとも一部の外側の略全周に亘って設けられていればよい。さらに、ガス感応部4は、基板2の絶縁支持膜22の本体部221の全周の少なくとも一部の端部にまで広がるのが抑制されればよく、その目的のために、壁部6は、必ずしも基板2上の電極3の外側の略全周に設けられてなくても、基板2上の電極3の外側の略全周の少なくとも一部に設けられていればよい。
壁部6は、基板2上の電極3の少なくとも一部の外側に設けられて、基板2上で壁部6から外側にガス感応部4が広がるのを抑制することができればよく、その幅および厚さは、特に限定されることはない。壁部6の幅および厚さは、ガス感応部4の端部領域において、機能層5の必要な膜厚を確保し、機能層5の機能が低下するのを抑制することができるように適宜設定することができる。壁部6の幅は、たとえば、ガス感応部4の端部領域において機能層5の機能が低下するのを抑制するのに必要な膜厚で機能層5が形成されるように、機能層5に必要とされる膜厚と同程度かそれ以上で設定されることが好ましい。壁部6の厚さは、たとえば、基板2上で壁部6から外側にガス感応部4が広がるのを抑制できればよく、加工を容易にするために電極3の膜厚と同程度が好ましい。
壁部6は、基板2上の電極3の少なくとも一部の外側から上方に突出するように設けることができればよく、その形成方法は特に限定されることはない。壁部6は、たとえば、壁部6用材料により均一な膜を形成した後に、公知のエッチング加工技術により形成することができる。
壁部6は、基板2上で壁部6から外側にガス感応部4が広がるのを抑制することができればよく、壁部6の構成材料は特に限定されることはない。壁部6の構成材料としては、たとえば、ガス感応部4に接触することによってガス感応部4の抵抗値に影響を及ぼさない材料により構成されることが好ましく、たとえば、酸化シリコン、酸化アルミニウム、ならびにシリコンおよびアルミニウムの複合酸化物などの絶縁性酸化物が例示される、
以下、図2〜図9を用いて、上述したMEMS型半導体式ガス検知素子1の製造方法の一例を説明する。ただし、本発明のMEMS型半導体式ガス検知素子の製造方法は、以下の例に限定されることはない。なお、以下では、理解を容易にするために、製造途中の構造を最終的に形成される構造の符号を用いて説明する。
MEMS型半導体式ガス検知素子1の製造方法は、図3〜図5に示されるように、基板2を提供する工程と、基板2上に電極3を設ける工程とを含んでいる。ここでは、まず、基板2の基板本体21上に絶縁支持膜22が設けられる(図3を参照)。絶縁支持膜22は、CVDなどの公知の成膜技術により形成することができる。このとき、基板本体21としては、たとえばシリコンを用いることができ、絶縁支持膜22としては、たとえば酸化シリコン膜22c/窒化シリコン膜22b/酸化シリコン膜22aを用いることができる。つぎに、絶縁支持膜22上に、接着層7用の接着膜と、電極3用の電極膜と、最終的に取り除かれる接着層8用の第2接着膜が積層して設けられる(図4を参照)。接着膜および電極膜は、スパッタリングなどの公知の成膜技術により形成することができる。接着膜および第2接着膜としては、たとえば酸化タンタル膜を用いることができ、電極膜としては、たとえば白金膜を用いることができる。最後に、公知のドライエッチング技術により、電極3の配線構造が形成される(図5を参照)。
MEMS型半導体式ガス検知素子1の製造方法はさらに、図6〜図9に示されるように、基板2上の電極3の少なくとも一部の外側に、基板2から突出する壁部6を設ける工程を含んでいる。ここでは、まず、上記工程に引き続いて、基板2上に壁部6用の壁部膜が設けられる(図6を参照)。壁部膜は、CVDなどの公知の成膜技術により形成することができる。壁部膜としては、たとえば酸化シリコン膜を用いることができる。つぎに、公知のドライエッチング技術により、壁部膜の一部および第2接着膜を取り除き(図7を参照)、絶縁支持膜22の一部を取り除いて、基板2上の電極3の外側に壁部6が形成される(図8を参照)。図示された例では、壁部6は、基板2上の電極3の略全体の外側に設けられているが、上述したように、基板2上の電極3の少なくとも一部の外側に設けられていればよい。最後に、公知のウェットエッチング技術により、基板本体21の一部が取り除かれて凹部21aが形成されて、基板本体21と絶縁支持膜22との間に空洞部23が設けられる(図9を参照)。この工程を経て、基板2における絶縁支持膜22の本体部221、基部222および接続部223(接続部223は図1を参照)が形成される。
MEMS型半導体式ガス検知素子1の製造方法はさらに、基板2上の壁部6の内側にガス感応部4を設ける工程を含んでいる(図2を参照)。ここでは、ペースト状のガス感応部4用材料が、基板2上の壁部6の内側(本体部221の中心側)に塗布される。このとき、ペースト状のガス感応部4用材料は、基板2上に突出する壁部6により、壁部6の外側に広がるのが抑制される。ガス感応部4は、たとえば650℃などの温度で加熱されて焼結されることで、壁部6の内側に固定される。ガス感応部4用材料としては、たとえば酸化スズなどの金属酸化物半導体を用いることができる。
MEMS型半導体式ガス検知素子1の製造方法はさらに、ガス感応部4上に機能層5を設ける工程を含んでいる(図2を参照)。ここでは、ペースト状の機能層5用材料が、焼結後のガス感応部4上に塗布される。このとき、ガス感応部4が壁部6の内側に形成されているので、ガス感応部4の端部領域においても、機能層5を必要な厚さで形成することができる。それにより、ガス感応部4の端部領域における機能層5の機能の低下を抑制することができ、機能層5の全体の機能を向上させることができる。機能層5は、たとえば650℃などの温度で加熱されて焼結されることで、ガス感応部4上で固定される。機能層5用材料としては、たとえば金属酸化物を添加した金属酸化物半導体や、金属酸化物を添加した絶縁性金属酸化物を用いることができる。
以下において、実施例をもとに本実施形態のMEMS型半導体式ガス検知素子の優れた効果を説明する。ただし、本発明のMEMS型半導体式ガス検知素子は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1および図2に示されるMEMS型半導体式ガス検知素子1を以下の手順で作製した。まず、シリコン基板の表面に、絶縁支持膜(酸化シリコン膜/窒化シリコン膜/酸化シリコン膜、全膜厚1000nm)、酸化タンタル膜(膜厚20nm)、白金膜(膜厚380nm)、酸化タンタル膜(膜厚20nm)を順次成膜し(図3および図4を参照)、その後にドライエッチングすることにより、絶縁支持膜22上に電極3を形成した(図5を参照)。つぎに、電極3が形成されたシリコン基板上に酸化シリコン膜(膜厚500nm)を成膜し(図6を参照)、その後にドライエッチングすることにより、壁部6を形成した(図7および図8を参照)。ガス感応部4は、アンチモンをドナーとして0.1wt%添加した酸化スズ半導体の微粉体のペーストを、基板2上の電極3を覆って最大厚さが20μmになるように壁部6の内側に塗布して、乾燥後、電気炉にて650℃で2時間加熱して焼結することにより、壁部6の内側に固定した。このとき、顕微鏡により観察したところ、ガス感応部4は、壁部6の外側に広がるのが抑制されていた。最後に、機能層5は、酸化クロムおよび酸化パラジウムの微粉体を混ぜた酸化スズ半導体の微粉体のペーストを、ガス感応部4を被覆して最大厚さが30μmになるように塗布して、乾燥後、電気炉にて650℃で2時間加熱して焼結することにより、ガス感応部4上に固定した。
(比較例1)
図12に示されるMEMS型半導体式ガス検知素子100を、壁部6を設けることを除いて、実施例1と同じ方法で作製した。このとき、顕微鏡により観察したところ、ガス感応部103は、基板101の端部にまで広がっていた。
(シロキサン曝露試験)
実施例1および比較例1のMEMS型半導体式ガス検知素子について、オクタメチルシクロテトラシロキサン(OMCTS)が10ppmだけ含まれる大気に曝露したあとに、センサ出力がどのように変化するかを評価した。
(センサ出力測定)
実施例1および比較例1のMEMS型半導体式ガス検知素子を、公知のブリッジ回路に組み込んで、検知対象ガスを含まない大気環境下および検知対象ガスを含む大気環境下でセンサ出力を測定した。検知対象ガスとしては、メタン(3000ppm)、エタノール(100ppm)、水素(1000ppm)を用いた。
(試験結果)
実施例1および比較例1のMEMS型半導体式ガス検知素子についてシロキサン曝露試験を行なった後のセンサ出力の変化を調べた結果を図10(実施例1)および図11(比較例1)に示す。図10および図11においては、センサ出力は、シロキサン曝露時間が0分における、メタンを含む大気環境下で得られたセンサ出力を100として規格化している。
図11を見ると、検知対象ガスを含まない大気環境下も含めて、メタン、エタノール、水素を含む大気環境下において得られたセンサ出力はいずれも、シロキサン曝露試験における曝露時間の増加に伴って増加している。このことから、比較例1では、シロキサンの曝露によってガス感応部が劣化していることが分かる。
それに対して、図10を見ると、シロキサン曝露試験における曝露時間の増加に伴うセンサ出力の変化は、比較例1の結果と比べると、エタノールについてはわずかに抑えられ、メタンおよび大気については大きく抑えられている。このことから、MEMS型半導体式ガス検知素子に上述した壁部を設けることで、シロキサンの曝露によるガス感応部の劣化を抑制するという機能を向上させることができることが分かる。
1 MEMS型半導体式ガス検知素子
2 基板
21 基板本体
21a 凹部
22 絶縁支持膜
22a 酸化シリコン膜
22b 窒化シリコン膜
22c 酸化シリコン膜
221 本体部
222 基部
223 接続部
23 空洞部
3 電極
3a 電極の一端
3b 電極の他端
4 ガス感応部
5 機能層
6 壁部
7、8 接着層
A 集積部
L1 一方のリード線
L2 他方のリード線

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられる電極と、
    前記電極に接触するように前記基板上に設けられるガス感応部と、
    前記ガス感応部を被覆する機能層と
    を備えるMEMS型半導体式ガス検知素子であって、
    前記MEMS型半導体式ガス検知素子が、前記基板上の前記電極の少なくとも一部の外側に、前記基板から突出する壁部をさらに備え、
    前記ガス感応部が、前記基板上の前記壁部の内側に設けられる、
    MEMS型半導体式ガス検知素子。
  2. 前記壁部が、前記基板上の前記電極の少なくとも一部の外側の略全周に亘って設けられる、
    請求項1に記載のMEMS型半導体式ガス検知素子。
  3. 前記壁部が、前記基板上の前記電極の略全体の外側に設けられる、
    請求項1または2に記載のMEMS型半導体式ガス検知素子。
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