JP2020163728A - 記録装置、記録装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

記録装置、記録装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スリッターによる被切断位置と記録ヘッドによる記録画像との相対位置が所望の位置になるように補正すること。【解決手段】記録ヘッド2を搭載し交差方向に移動可能なキャリッジ3と、交差方向に移動可能でありロール紙1を搬送方向に切断するスリッターユニット303と、キャリッジ3に搭載されスリッターユニット303によって切断された記録媒体の被切断部が検出可能な検出センサ12と、スリッターユニット303を移動させてからロール紙1を切断させた後に、キャリッジ3を移動させて検出センサ12にスリッターユニット303による被切断部を検出させ、検出センサ12が被切断部を検出したときのキャリッジ3の第2の移動量と、スリッターユニット303が移動した第1の移動量と、に基づいて、キャリッジ3またはスリッターユニット303の移動量を制御する制御部400と、を有することを特徴とする記録装置。【選択図】図9

Description

本発明は、記録装置、記録装置の制御方法、及びプログラムに関する。
ロール状に巻かれた記録媒体であるロール紙を、搬送ローラにより搬送方向に搬送して画像を記録する記録装置が知られている。特許文献1には、画像のサイズに合わせてロール紙を切断するために、搬送方向と交差する交差方向に移動可能であり、搬送方向と平行にロール紙を切断する縦方向カッターを有する記録装置が記載されている。
特開2006−334938号公報
記録装置では、縦方向カッターおよび記録ヘッドの交差方向における位置は、縦方向カッターおよび記録ヘッドそれぞれの原点を基準に制御される。縦方向カッターの原点と記録ヘッドの原点とは交差方向の離れた位置に配置されていることがある。このため、経年変化、縦方向カッターの交換等により、記録ヘッドの原点と縦方向カッターの原点との相対位置には誤差が生じることがある。よって、スリッターによる被切断位置と、記録ヘッドによる記録画像との相対位置が所望の位置からずれてしまう虞がある。
本発明の記録装置は、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記記録手段を搭載し、前記搬送方向と交差する交差方向に移動可能なキャリッジと、前記交差方向に移動可能であり、前記記録媒体を前記搬送方向に切断するスリッターと、を有する記録装置であって、前記キャリッジに搭載され、前記スリッターによって切断された前記記録媒体の被切断部が検出可能な検出手段を有し、前記スリッターを移動させてから前記スリッターに前記記録媒体を切断させた後に、前記キャリッジを移動させて、前記検出手段に前記被切断部を検出させ、前記検出手段が前記被切断部を検出したときの前記キャリッジの移動量である第1の移動量と、前記記録媒体を切断する前に前記スリッターが移動した第2の移動量と、に基づいて、前記キャリッジまたは前記スリッターの移動量を制御する制御手段を有することを特徴とする。
スリッターによる被切断位置と記録ヘッドによる記録画像との相対位置が所望の位置になるように補正することができる。
記録装置の断面図。 キャリッジおよびスリッターを説明するための記録装置の上面図。 スリッターユニットを説明する側面図。 スリッターユニットを説明する正面図。 記録装置の制御系を説明するためのブロック図。 キャリッジの位置に合わせてスリッターが移動する様子を説明するための図。 キャリッジの位置に合わせてスリッターが移動する様子を説明するための図。 キャリッジとスリッターとの位置関係を説明するための図。 基準となるキャリッジの移動量を補正する処理のフローチャート。 基準となるキャリッジの移動量を補正するための動作を説明するための図。 基準となるキャリッジの移動量を補正するための動作を説明するための図。 基準となるキャリッジの移動量を補正するための動作を説明するための図。 基準となるキャリッジの移動量を補正するための動作を説明するための図。 検出センサの反射率とキャリッジの移動量との関係を表したグラフ。 基準となるキャリッジの移動量を補正するための動作を説明するための図。 キャリッジの位置に合わせてスリッターが移動する処理のフローチャート。 キャリッジの位置に合わせてスリッターが移動する様子を説明するための図。 カッターとスリッターとで切断したロール紙を説明するための図。 記録装置の断面図。 キャリッジおよびスリッターを説明するための記録装置の上面図。 基準となるキャリッジの移動量を補正する処理のフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態1>
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の一例を示す断面図である。インクジェット記録装置100(以下、記録装置100と呼ぶ)は、長尺のシート状の記録媒体に記録を行うものである。本実施形態において記録媒体は、ロール紙1である。記録装置100に保持されたロール紙1は、上ガイド6及び下ガイド7から形成される搬送路を通り、下流へと送られる。ロール紙1は、搬送ローラ8とピンチローラ9とによって挟持され、画像記録部に搬送される。画像記録部は、記録ヘッド2と、記録ヘッド2を搭載するキャリッジ3と、記録ヘッド2に対向する位置に配置されたプラテン10とを含む構成である。ロール紙1は、搬送ローラ8によって、プラテン10上へと搬送される。画像記録部に搬送されたロール紙1に対して、記録ヘッド2によりインクが吐出され、画像が記録される。
キャリッジ3は、記録装置100に、互いに平行に配置されたガイドシャフト4とガイドレール18とに沿って摺動可能に支持されている。キャリッジ3は、プラテン10の方向を向いている反射型の検出センサ12を有しており、スポット位置の反射率を検出できる。すなわち、プラテン10が黒色、ロール紙1が白色の場合、両者の反射率は大きく異なるので、スポット位置にプラテン10があるのかロール紙1があるのかを検出センサ12を用いて判定することができる。搬送ローラ8でロール紙1を搬送中にロール紙1の搬送方向先端部が検出センサ12のスポット位置を通過すると反射率が大きく変化することを利用して、ロール紙1の先端部を検出することができる。
キャリッジ3は、記録ヘッド2を保持したままガイドシャフト4に沿ってX方向に走査し、走査しながら記録ヘッド2からインクを吐出することによってロール紙1に対して記録を行う。キャリッジ3が走査しロール紙1に記録を行った後、搬送ローラ8はロール紙1を所定量搬送し、再びキャリッジ3がロール紙1上を走査し記録を行う。このように、記録と搬送とを繰り返すことで全記録が完成する。また、検出センサ12は、キャリッジ3に搭載されているので、キャリッジ3の往復動作によってロール紙1の交差方向(X方向)の紙端の位置も検出することができる。
ロール紙1の搬送方向においてキャリッジ3の下流には、搬送方向と交差する方向(X方向)にロール紙1を切断するためのカッター5が設けられ、さらにその下流にロール紙1を搬送方向に沿って切断するためのスリッター13が設けられている。スリッター13より下流には、切断されたロール紙1を排出する排紙ガイド11が設けられている。
カッター5は、ロール紙1を切断する切断手段としてのカッターユニット300と、カッターユニット300をX方向に沿って移動させるためのユニットとから構成される。また、スリッター13は、ロール紙1を切断する切断手段としてのスリッターユニット303と、スリッターユニット303をX方向に沿って移動させるためのユニットとから構成される。
図2は、キャリッジエンコーダ19、カッター5及びスリッターユニット303L、303Rを有するスリッター13について説明する上面図である。なお、本明細書において符号の末尾の「L」と「R」は、図面上の左側(即ち、+X側)の部材と右側(即ち、−X側)の部材とをそれぞれ示すものである。本明細書では、左右の部材で共通する事項については、符号の末尾を省略する場合がある。
キャリッジ3の移動の制御は、キャリッジ3に取り付けられたキャリッジエンコーダ19がリニアスケール17に配されたスリットを読むことで得られるパルス数に基づき行われる。キャリッジエンコーダ19によって得られるパルス数とキャリッジ3の移動量の関係は分かっている。このため、キャリッジエンコーダ19によってキャリッジ3の移動量を検出することにより、キャリッジ3をX1及びX2方向の所望の移動量だけ移動させることができる。また、キャリッジ3はキャリッジフラグ3fを有し、キャリッジ3の走査範囲の一端にはキャリッジフラグ3fを検出可能なキャリッジ原点センサ21が備えられている。キャリッジフラグ3fは位置検出のためのフラグ部材でありキャリッジ原点センサ21がキャリッジ3に配されたキャリッジフラグ3fを検出可能に構成されている。キャリッジ原点センサ21がキャリッジ3に配されたキャリッジフラグ3fを検出した位置がキャリッジ3の移動量の起点となる原点位置となる。
ガイドレール101は、ロール紙1の搬送方向と交差する方向にカッターキャリッジ200を案内するように構成されている。カッターキャリッジ200は、カッターユニット300及びベルト102を一体に結合している。またベルト102は、ガイドレール101の左右に配されたモータプーリ107と、テンショナプーリ108との間に橋渡しされており、モータプーリ107に接続されたカッターモータ103により可動するように構成されている。カッターモータ103は、カッターエンコーダ104を備えている。カッターエンコーダ104は、カッターモータ103の駆動に応じたパルス数をカウントする。また、カッターユニット300の待機位置P1には、カッター原点センサ106がある。カッター原点センサ106がカッターユニット300に配されているフラグ300fを検出したことを起点としてカッターエンコーダ104で得られるパルス数に基づいて、カッターユニット300のX1及びX2方向の移動位置を制御することが可能である。
カッターユニット300は、上可動刃301と下可動刃302とを有し、それらの接触点においてX1方向に移動中にロール紙1が切断される。また、上可動刃301及び下可動刃302は、カッターモータ103からベルト102及びカッターキャリッジ200を介して連結されており、回転駆動可能な構成である。ロール紙1の切断時には、下可動刃302及び下可動刃302に接触する上可動刃301がともに回転しながら、ロール紙1を切断する。図2の例では、ロール紙第一端部1aからロール紙第二端部1bに向かってカッターユニット300による切断が行われる。ロール紙第一端部1aは、カッターユニット300の待機位置P1側の端部である。ロール紙1の切断後は、カッターキャリッジ200は、所定の反転位置で反転して、次の切断動作のために待機位置P1となる位置まで移動し、待機する。なお、本実施形態ではカッターユニット300は、カッターキャリッジ200に搭載されている例を示しているが、例えば、記録ヘッド2などを移動するキャリッジ3にカッターユニット300が搭載されてもよい。他にも、ロール紙第二端部1bからロール紙第一端部1aに向かって切断が可能な形態でもよい。例えば、カッター5はロール紙第二端部1b、またはロール紙第一端部1aのどちらからでも切断可能な形態でもよい。またはロール紙第二端部1bからX方向に切断可能なカッターをさらに有する形態でもよい。
スリッター13は、ロール紙1の搬送方向においてカッター5の下流側に配されている。スリッター13のスリッターユニット303は、X1及びX2方向の任意の位置に移動可能でロール紙1を搬送方向(+Y方向)と平行な方向に沿って切断可能である。本実施形態ではスリッターユニット303を2個搭載した構成を説明する。即ち、スリッターユニット303L、スリッターユニット303Rが搭載されている例を説明する。なお、スリッターユニット303L、303Rは、X1及びX2方向において左右対称で同じ部品構成となっており、図2では簡略化のため、主にスリッターユニット303Lの部品に符号を付している。
各スリッター移動モータ14L、14Rに取り付けられたスリッター移動エンコーダ309L、309Rのパルス数に基づいて、スリッターユニット303L、303Rの移動量を検出することができる。よって各スリッターユニット303をX1及びX2方向の所望の移動量だけ移動させる制御をすることが可能となる。また、スリッターガイドレール307の搬送方向と直交する方向の両端にはスリッター原点センサ308L、308Rがそれぞれ備えられている。また、スリッターユニット303L、303Rはそれぞれフラグ部材としてスリッターフラグ303fL、303fRを有している。スリッター原点センサ308Lがスリッターフラグ303fLを検出したときのスリッターユニット303Lの位置がスリッターユニット303Lの移動量の起点となる原点位置となる。スリッターユニット303Rについても同様に原点位置が決定される。
図3及び図4は、スリッターユニット303Lの詳細を説明する図であり、図3(a)は、スリッターユニット303Lの概略上面図、図3(b)は、スリッターユニット303Lの概略側面図である。スリッターユニット303Lは、スリッター上可動刃304Lと、スリッター下可動刃305Lとを有する。スリッター上可動刃304Lとスリッター下可動刃305Lとは、上下方向に丸刃オーバーラップ量313Lと、切断方向となる搬送方向Yに対して所定量の角度(交差角)θとを設けるように配されている。スリッター上可動刃304Lとスリッター下可動刃305Lとの接触点311Lにおいて、ロール紙1が切断される。スリッター上可動刃304Lは、ギアを介してスリッター駆動モータ16Lに接続されている。
スリッター駆動モータ16Lの駆動力によって、スリッター上可動刃304Lを回転させる際に、スリッター上可動刃304Lと同軸上に接続されたスリッター上搬送ローラ320Lも回転する。スリッター上搬送ローラ320Lの外径は、スリッター下可動刃305Lの同軸上に接続されたスリッター下搬送ローラ321Lの外径とローラ挟持点312Lで接触している。このため、摩擦伝達により駆動することで、スリッター上搬送ローラ320L及びスリッター下搬送ローラ321Lによってロール紙1を搬送しつつ、上下の刃が共に回転しながらロール紙1を搬送方向に切断する。スリッター駆動モータ16Lは、スリッター駆動エンコーダ310Lを有しているので、所定量の回転速度、及び所定量の回転量での制御が可能である。スリッター駆動モータ16Lは、搬送ローラ8による搬送量と同期した搬送量に対応する駆動量(具体的には、回転速度、回転量)に制御される。
スリッターユニット303Lは、スリッター移動モータ14Lを有し、ギアを介してスリッター移動ローラ306Lに駆動力が伝達される構成となっている。スリッター移動ローラ306Lは、スリッターガイドレール307に当接しており、スリッター移動ローラ306Lの表面とスリッターガイドレール307との摩擦によって、スリッターユニット303Lは、X1及びX2方向に移動可能に構成されている。つまり、スリッター上可動刃304L、スリッター下可動刃305L、スリッター上搬送ローラ320L、及びスリッター下搬送ローラ321Lは、スリッターガイドレール307に沿って一体的に移動自在になっている。
本実施形態では、スリッター移動ローラ306Lは摩擦駆動であるが、スリッター移動ローラをピニオン、スリッターガイドレールをラックとしたラック&ピニオンの構成でもよい。
次に、スリッターユニット303による切断の一般的な動作を説明する。まずスリッターユニット303L、303Rを切断位置に移動させ、搬送モータ51及びスリッター駆動モータ16L、16Rを等速で駆動しながら搬送ローラ8でロール紙1を搬送する。ロール紙1の先端がスリッターの接触点311L、311Rに到達すると、ロール紙1は左右のスリッター上可動刃304L、304R及びスリッター下可動刃305L、305Rによって切断される。また、ロール紙1は、切断されながら、左右のスリッター上搬送ローラ320L、320R及びスリッター下搬送ローラ321L、321Rに挟持されて搬送され、排紙ガイド11を通って排紙される。
また、スリッターユニット303による切断は、画像記録と合わせて行うことができる。スリッターユニット303は、ユーザの設定に応じて、待機位置からX1及びX2方向の所定の切断位置に移動する。
そして、搬送モータ51及びスリッター駆動モータ16L、16Rを等速で駆動しながら搬送ローラ8でロール紙1を搬送する。画像記録部において、キャリッジ3の往動または復動による1ライン分のスキャンにより画像が記録されると、ロール紙1は、搬送ローラ8とピンチローラ9により所定ピッチで搬送される。そして、キャリッジ3を再び移動させて次のラインの画像記録が行われる。記録が進行しロール紙1の先端が接触点311に到達すると、ロール紙1は回転しているスリッター上可動刃304L、304R及びスリッター下可動刃305L、305Rによって切断される。また、ロール紙1は、切断されながら、スリッター上搬送ローラ320L、320R及びスリッター下搬送ローラ321L、321Rに挟持されて搬送される。その後、画像記録が終了し、スリッターユニット303は、カットを終了する。その後、スリッターユニット303は、所定の待機位置に移動する。ロール紙1は、カッターユニット300が切断を行える切断位置まで搬送され、カッターユニット300によって切断され、排紙ガイド11を通って排紙される。
なお、上述したスリッター13の構成は一例に過ぎず、ロール紙1の交差方向に移動可能であり、交差方向の任意の位置にて、搬送されるロール紙1を搬送方向に切断可能な構成であればよい。また、スリッター上搬送ローラ320及びスリッター下搬送ローラ321と、スリッター上可動刃304及びスリッター下可動刃305とが、独立して駆動する形態でもよい。なお、スリッター上可動刃304及びスリッター下可動刃305は所定の時間使用すると摩耗が発生する。このような場合、ユーザはスリッター上可動刃304及びスリッター下可動刃305を交換することができる。
図5は、記録装置100の制御構成を示す概略ブロック図である。記録装置100は、制御部400を備えている。また、制御部400は、CPU411、ROM412、RAM413、及びモータドライバ414を備えている。制御部400は、搬送モータ51、カッターモータ103、スリッター移動モータ14、スリッター駆動モータ16、キャリッジモータ52、及び記録ヘッド2の制御を実現する。制御部400は、搬送ローラエンコーダ112、カッターエンコーダ104、スリッター移動エンコーダ309、スリッター駆動エンコーダ310、キャリッジエンコーダ19、及び検出センサ12からの信号を取得する。また、制御部400は、キャリッジ原点センサ21、スリッター原点センサ308、およびカッター原点センサ106からの信号を取得する。そして、制御部400は、これらの信号に基づいて、各種モータ及び記録ヘッド2の制御を行う。
[スリッターの移動制御]
図6は、図2の上面図と同様の図である。図6を用いて、スリッターユニット303の移動量の制御の一例を説明する。キャリッジ3の移動量を移動量C、スリッターユニット303Rの移動量を移動量StR、スリッターユニット303Lの移動量を移動量StLとしてそれぞれ表すものとする。キャリッジ3およびスリッターユニット303はそれぞれ個別のエンコーダと移動用モータとを有していることから、移動量C、StL、StRは個別に管理されている。
移動量を検出するための起点となる原点は、移動量CではC=0、移動量StRではStR=0、移動量StLではStL=0で表す。記録装置100は、スリッター原点センサ308L,308R、及びキャリッジ原点センサ21を有しており、それぞれの原点センサを基準にそれぞれの移動量の原点が決められる。それぞれの原点センサは記録装置100の異なる位置に配されていることから、図6に示すようにスリッターユニット303R、303L、およびキャリッジ3の各移動量を検出するための原点位置はX方向の異なる位置にある。
なお、本実施形態では、検出センサ12の位置をキャリッジ3における位置として説明する。また接触点311Lの位置をスリッターユニット303Lにおける位置として、接触点311Rの位置をスリッターユニット303Rにおける位置として説明する。また、それぞれの移動量C、StL、StRは図6のX1方向への移動はプラス値で、X2はマイナス値としてそれぞれ検出される。また、以下それぞれの移動量C、StL、StRとして示す値の単位は等しいものとして説明する。
図6の記録装置は、移動量Cの値が1290(C=1290)となるようにキャリッジを移動させたときのキャリッジの位置の搬送方向下流(+Y方向)に、スリッターユニット303Lの原点StL=0が位置する構成である。同様に、スリッターユニット303Rの移動量の原点であるStR=0に対応するキャリッジの移動量Cは−100(C=−100)である構成であるものとする。このキャリッジ3とスリッターユニット303との位置関係を用いて、キャリッジに搭載された記録ヘッドにより記録された画像のサイズに応じてスリッターユニット303を移動させ、スリッター13は画像サイズに合わせて切断することができる。
例えば、図6に示すようにキャリッジ3を移動量Cが300(C=300)になるように移動させたときの位置から移動量Cが700(C=700)になるように移動させた位置の間に画像が記録されるものとする。このため、C=300に対応する位置にある記録画像500の右端をスリッターユニット303Rで切断を行い、C=700に対応する位置にある記録画像500の左端をスリッターユニット303Lで切断する。そして、記録画像500をふち無しの状態でロール紙1から分離して記録物を生成することを考える。キャリッジ3のある移動量Cに対応するスリッターユニット303のそれぞれの移動量StL、StRは、キャリッジの移動量Cから、それぞれのスリッターユニット303の原点位置に対応するキャリッジ3の移動量を引くことで計算される。このため図6のようにキャリッジの移動量C=700に対応するスリッターユニット303Lの移動量StLは次のとおり求めることができる。
StL=700−1290=−590
同様に、キャリッジの移動量C=300に対応するスリッターユニット303Rの移動量StRは次のとおり求めることができる。
StR=300−(−100)=400
制御部400は、スリッターユニット303Lを移動量StLの値が−590(StL=−590)になるように移動させ、スリッターユニット303Rを移動量StLの値が400(StR=400)になるように移動させるように制御する。このように制御して、記録画像500のX方向のサイズに合わせてスリッター13によりロール紙1を切断することができる。
図7は、図6の上面図と同様の図である。図7を用いて比較例として、部品寸法のずれ、組み立てのずれ、経年劣化、部品の交換等により、制御上のキャリッジ3とスリッターユニット303との相対位置と、実際の相対位置とが異なる例を説明する。比較例においても図6と同じく、キャリッジを移動量C=1290になるように移動させたときの搬送方向下流にスリッターの原点StL=0が対応するものとして制御上は設定されているものとする。このため、図6の場合と同様に、制御部400は、記録画像500の左端にスリッターユニット303Lが位置するように、スリッターユニット303Lを移動量StL=−590だけ移動させる。
しなしながら、比較例における記録装置では、部品寸法のずれ、組み立てのずれ、経年劣化、部品の交換等によりスリッターユニット303とキャリッジ3との制御上の相対位置は実際の相対位置と異なっている。即ち、実際は図7に示すようにキャリッジ3を移動量C=1300になるように移動させた位置にスリッターの原点StL=0があるものとする。このため比較例ではスリッターをStL=−590の移動量だけ移動させたときのスリッターユニット303LのX方向の位置は、キャリッジ3をC=700の移動量だけ移動させたときのX方向の位置と同じではない。このため、比較例において、スリッターユニット303LをStL=−590となる移動量だけ移動させてスリッターユニット303Lで切断すると、記録画像500の左端より移動量が10に相当する位置だけ離れた位置を切断することになる。よって、比較例では記録画像500の所望の位置で切断が行うことができない。
図8は、図2の同様の上面図である。図8におけるスリッターユニット303Lを例に上げてスリッターユニット303とキャリッジ3との位置関係を説明する。図8に示すように接触点311Lからスリッターフラグ303fLまでの距離h1L、スリッター原点センサ308Lからキャリッジ原点センサ21までの距離H1L、キャリッジ原点センサ21から検出センサ12までの距離Haがある。これらの設計上の距離に基づき、キャリッジ3の位置の基準となる検出センサ12からスリッターユニット303Lの位置の基準となる接触点311Lまでの距離が求められる。そして、図6で説明したように、その距離を移動するためのキャリッジ3の移動量Cの値(図6におけるC=1290)に基づき、キャリッジ3の位置に対応する位置にスリッターユニット303Lを移動させることができる。
しかしながら、接触点311Lからスリッターフラグ303fLまでの距離h1L、スリッター原点センサ308Lからキャリッジ原点センサ21までの距離H1Lのそれぞれの距離の間には複数の部品が介在している。同様に、キャリッジ原点センサ21から検出センサ12までの距離Haの間には複数の部品が介在している。そのため、それぞれの距離の間にある部品の寸法のばらつきや組立のばらつきにより、それぞれの距離h1L、H1L、Haは設計上の長さと実際の長さとが異なる虞がある。他にも、経年変化、またはスリッター上可動刃304及びスリッター下可動刃305の交換によりそれぞれの距離h1L、H1L、Haは当初の設計上の長さと実際の長さとが異なる虞がある。このため、設計上のキャリッジ3の位置を基準にスリッターユニット303Lを移動させると、比較例のようにスリッターユニット303の位置は所望の位置からずれることがある。
このため本実施形態は、後述するようにスリッターユニット303の原点位置にキャリッジ3を移動させるために必要な制御上の移動量の補正を行う形態である。
[スリッターの原点位置に対応するキャリッジの移動量の補正]
図9は、スリッターユニット303の原点位置に対応するキャリッジ3の制御上の移動量を補正するための一連の処理の詳細を示すフローチャートである。図9のフローチャートで示される一連の処理は、CPUがROMに記憶されているプログラムコードをRAMに展開し実行することにより行われる。また、図9におけるステップの一部または全部の機能をASICや電子回路等のハードウェアで実現してもよい。なお、各処理の説明における記号「S」は、当該フローチャートにおけるステップであることを意味し、以後のフローチャートにおいても同様とする。また、図10〜図13および図15は、図2の上面図と同様の図であり、本フローチャートにおける各処理を説明するための図である。
S901において制御部400は、キャリッジ3をキャリッジ原点センサ21の方向に移動させる。
S902において制御部400は、キャリッジ原点センサ21がキャリッジ3にあるキャリッジフラグ3fを検出したかどうか判定する。図8におけるキャリッジ原点センサ21はキャリッジフラグ3fを検出した状態であることを示している。
キャリッジ原点センサ21がキャリッジフラグ3fを検出したと判定した場合、S903において制御部400は、キャリッジ3を停止させ、キャリッジ3の移動量Cの値を0にリセットする。即ち、キャリッジ原点センサ21が検出したときのキャリッジ3の位置がキャリッジの移動量Cの原点C=0になるように更新される。
S904において制御部400は、スリッターユニット303Lをスリッター原点センサ308Lの方向に、スリッターユニット303Rをスリッター原点センサ308Rの方向に、それぞれ移動させる。
S905において制御部400は、スリッター原点センサ308Lがスリッターユニット303Lにあるスリッターフラグ303fLを検出したかを判定する。同様に、制御部400は、スリッター原点センサ308Rが、スリッターユニット303Rのスリッターフラグ303fRを検出したか判定する。図8におけるスリッター原点センサ308Lはスリッターフラグ303fLを検出した状態であることを示している。またスリッター原点センサ308Rはスリッターフラグ303fRを検出した状態であることを示している。
スリッター原点センサ308Lがキャリッジフラグ3fLを検出したと判定した場合、S906において制御部400は、スリッターユニット303Lの移動を停止させ、スリッターユニット303Lの移動量StLの値を0になるようにリセットする。同様に、スリッター原点センサ308Rがキャリッジフラグ3fRを検出したと判定した場合、S906において制御部400は、スリッターユニット303Rを停止させ、スリッターユニット303Rの移動量StRの値を0になるようにリセットする。S901〜S903の処理とS904〜S906の処理との順番は逆でもよいし同時に処理されてもよい。
S907において制御部400は、図10に示すように、スリッターユニット303L,303Rをロール紙1の交差方向の範囲の任意の場所まで移動させる。そのときのスリッターユニット303Lの移動量StLの値についてはStL2、スリッターユニット303Rの移動量StRの値についてはStR2とする。
S908において制御部400は、スリッターユニット303Lの移動量の値であるStL2,およびスリッターユニット303Rの移動量の値であるStR2をROM412に記憶する。
S909において制御部400は、各スリッターユニット303に搭載されたスリッター駆動モータ16を駆動させてスリッター上可動刃304とスリッター下可動刃305をそれぞれ回転させる。また、制御部400は、搬送ローラ8を回転させてロール紙1を搬送方向Yに搬送する。図11に示すように、ロール紙1は搬送され各スリッターユニット303に達するとスリッターユニット303によりロール紙1が切断される。スリッターユニット303Lによる被切断部がスリットL110であり、スリッターユニット303Rによる被切断部がスリットR111である。
S910において制御部400は、ロール紙1を所定量搬送したら搬送ローラ8と各スリッター駆動モータ16とを停止させる。
S911において制御部400は、搬送ローラ8を逆回転することでロール紙1を搬送方向Yと逆方向(−Y方向)に搬送する。S912において制御部400は、図12に示すように、キャリッジ3に搭載された検出センサ12のX1方向にスリットL110、スリットR111が位置するようにロール紙1が搬送されたら、搬送ローラ8を停止させる。
S913において制御部400は、図13に示すように、検出センサ12を検出可能な状態にしてキャリッジ3をX1方向に移動させる。制御部400は、検出センサ12によりロール紙1の反射率を検出することにより、スリットL110,スリットR111を検出し、スリットを検出したときのキャリッジ3の移動量Cの値を決定する。
図14は、キャリッジ3の移動量Cと検出センサ12が検出した反射率との関係を示した図である。図14の横軸はキャリッジの移動量Cの値を示し、縦軸は検出センサ12が検出した反射率を示す。反射率の小さいプラテン10があることからロール紙1のスリットL110およびスリットR111では反射率は低く検出される。制御部400は、反射率の低くなったときのキャリッジの移動量Cの値をそれぞれキャリッジ3の原点に近い方からC2、C3として決定する。C2はスリットR111を検出したときのキャリッジの移動量Cの値である。C3はスリットR111を検出したときのキャリッジの移動量Cの値である。
S914において制御部400は、それぞれのスリットまでの移動量Cの値であるC2、C3をROM412に記憶する。
S915において制御部400は、スリッターユニット303の原点位置に対応するキャリッジ3の移動量Cの値を決定する。スリッターユニット303Lの原点StL=0の搬送方向上流(−Y方向)に、キャリッジ3が位置するようにキャリッジ3が移動するために必要な移動量Cの値をCL0とする。同様に、スリッターユニット303Rの原点StR=0の上流に、キャリッジ3が移動するのに必要な移動量Cの値をCR0とする。換言すれば、CR0は、キャリッジ3の原点位置からスリッターユニット303Rの原点位置に対応する交差方向(X方向)における位置まで、キャリッジ3が移動するのに必要な所定の移動量である。またCL0は、キャリッジ3の原点位置からスリッターユニット303Lの原点位置に対応する交差方向(X方向)における位置まで、キャリッジ3が移動するのに必要な所定の移動量である。なお、CR0およびCL0は実際にキャリッジ3が移動可能な移動量である必要はない。
CL0は、スリットL110を検出したときのキャリッジの移動量Cの値であるC3からスリットL110を形成するまでにスリッターユニット303Lが移動した移動量の値であるStL2を減算して決定される。同様に、CR0は、スリットR111を検出したときのキャリッジ3の移動量Cの値であるC2からスリットR111を形成するまでにスリッターユニット303Rが移動した移動量の値であるStR2を減算して決定される。計算式は次のとおりである。
CL0=C3−StL2
CR0=C2−StR2
図15を用いて具体的な数値例に基づき説明する。なお図15では説明のために部材の一部を省略して示している。スリッターユニット303Lは移動量の値が−300(即ち、StL2=−300)になる位置で切断を行い、またスリッターユニット303Rは移動量の値が400(即ち、StR2=400)になる位置で切断を行う。それぞれのスリッターユニット303のスリットを検出するまでのキャリッジ3の移動量の値はそれぞれ、C2は300、C3は1000であったとする。この場合CL0およびCR0は次のように求められる。
CL0=1000−(−300)=1300
CR0=300−400=−100
CL0およびCR0の値は、図6で説明したように、あるキャリッジの移動量Cに対応するスリッターの移動量StLまたはStRを決定するため移動量となる。
S916において制御部400は、CL0およびCR0のそれぞれの値をROM412に記憶する。
S917において制御部400は、スリッターユニット303L,303Rをそれぞれの原点位置に移動させる。S918において制御部400は、ロール紙1をスリットL110、スリットR111の長さ分だけ搬送方向Yに搬送する。S919において制御部400は、スリットL110およびスリットR111が含まれるロール紙1の領域を分離するためにカッター5によってX方向に切断する。
以上がスリッターユニット303の原点位置に対応するキャリッジ3の制御上の移動量を補正するためフローである。本フローによる処理によれば、比較例のようにスリッターユニット303の原点位置に移動するためのキャリッジ3の移動量が、設計上と実際とで異なる場合であっても、実際の移動量にあわせるように記録装置に設定されている移動量を補正することができる。また、補正されたスリッターユニット303の原点位置まで移動するためのキャリッジ3の移動量CL0、CR0に基づき、図6を用いて説明したように、あるキャリッジの移動量Cに対応するスリッターの移動量StLまたはStRを求めることができる。
また、キャリッジ3には、記録ヘッド2が搭載されており、キャリッジ3の位置の基準となる検出センサ12と記録ヘッド2との距離Hbは予め印刷調整等で精度が保障されている。このため、補正されたスリッターユニット303の原点位置まで移動するためのキャリッジ3の移動量に基づき、記録ヘッド2のX方向の位置に対応するスリッターの移動量StLまたはStRを求めることができる。よって、後述するように記録画像に合わせてスリッターを移動させることができる。
図9のフローはユーザの指示に基づき任意のタイミングで行われていてよいし、所定の条件を満たした場合に実行されてよい。例えば、前回補正を行った時から所定の期間経過した場合に図9のフローが行われてもよい。または記録装置100の着荷後に電源をONしたタイミングにおいて上述のフローが行われる形態であってもよいし、スリッターユニット303またはキャリッジ3の交換後のタイミングで図9のフローが行われてもよい。
また、ユーザが任意のタイミングで図9のフローによりCL0およびCR0の値が求められてCL0およびCR0を更新することができる手動モードが設定されている形態でもよい。または、所定の条件が満たされた場合に図9のフローによりCL0およびCR0の値が求められCL0およびCR0が更新される自動モードが設定されている形態でもよい。手動モードと自動モードとは切り替え可能な形態であってもよい。
[スリッターの移動制御]
図16は、スリッターユニット303の原点位置に対応するキャリッジ3の移動量に基づき、記録画像に合わせてスリッターユニット303による切断位置を制御する一連の処理を示すフローチャートである。また、図17は、図2の上面図と同様の図であり、本フローチャートにおける処理を説明するために一部の部品を省略して示した図である。
図17に示すように、記録画像500のサイズは、記録画像500の右端がキャリッジ3を移動量C=300になるように移動させたときのキャリッジ3の位置にあるものとする。また、記録画像の左端はキャリッジを移動量C=700になるように移動させたときのキャリッジ3の位置にあるものとする。この、記録画像500のサイズに応じたキャリッジの移動量Cは、記録ヘッド2と検出センサ12の位置を考慮して決定することができる。つまり、画像を記録するための記録ヘッド2の位置とキャリッジ3の位置の基準となる検出センサ12の位置とは図8のとおり距離Hbだけ離れている。このため記録画像500を記録するために移動するキャリッジの移動量から距離Hbの移動量を調整した移動量に基づき記録画像500のサイズに応じたキャリッジの移動量Cを求めることができる。または、検出センサ12を用いて記録画像500の端部を判定して記録画像500の幅のサイズに応じたキャリッジの移動量Cが決定されてもよい。
本フローチャートでは記録画像500の左端と右端とをスリッターユニット303で切断してふち無しの記録物を生成する場合を例に説明する。このため本フローチャートでは記録画像500の交差方向の端部を示すキャリッジの移動量Cに対応するスリッターの移動量StL、StRをそれぞれ求める。そしてスリッターユニット303を求められた移動量だけ移動させることにより記録画像500の左端と右端とをスリッターユニット303で切断する一連の処理を説明する。
S1601において制御部400は、スリッターユニット303L、303Rによる切断位置、即ち記録画像500の左右の端部までの移動量StL、StRを決定する。キャリッジ3が移動量Cだけ移動した位置までスリッターユニット303Lを移動させるための移動量StLは、そのキャリッジの移動量Cから、スリッターユニット303Lの原点位置に対応するキャリッジ3の移動量Cの値であるCL0を減算して決定される。同様に、キャリッジの移動量Cに対応するスリッターの移動量StRは、キャリッジの移動量Cからスリッターの原点位置に対応するキャリッジの移動量Cの値であるCR0を減算して決定される。計算式は次のとおりである。
StL=C−CL0
StR=C−CR0
すなわち、CL0またはCR0に基づき、あるキャリッジの移動量Cに対応するスリッターの移動量StLまたはStRを求めることができる。ここで用いられるCL0およびCR0は図9のフローチャートによる処理によって求められROMに記憶されている数値である。本フローチャートの説明ではROMにはCL0は1300、CR0は−100と記録されているものとして説明する。記録画像500の左右の端部に移動させるために具体的なスリッターユニット303の移動量StL、StRの計算結果は次の通りである。
StL=700−1300=−600
StR=300−(−100)=400
S1602において制御部400は、計算された移動量StL、StRに基づきスリッターユニット303L、303Rを移動させる。
S1603において制御部400は、スリッターユニット303L、303Rに搭載されたそれぞれのスリッター駆動モータ16を駆動することでそれぞれのスリッター上可動刃304とスリッター下可動刃305とを回転させる。
S1604において制御部400は、搬送ローラ8を回転させてロール紙1を搬送方向Yに記録開始位置まで搬送する。
S1605において制御部400は、ロール紙1の搬送とキャリッジ3の走査とを繰り返して、記録ヘッド2に記録画像500を記録させる。ロール紙1がスリッターユニット303に達すると図17に示すように、スリッターユニット303Lによって記録画像500の左端が切り込まれ、スリッターユニット303Rによって記録画像500の右端が切り込まれる。
S1606において制御部400は、記録画像500の記録が終了したら、カッター5の切断位置に達するまでロール紙1をさらに搬送する。本例では、ふち無し画像の記録物を生成すため、カッター5による被切断位置は記録画像500の搬送方向の上流側の端部となる。
S1607において制御部400は、記録画像500の搬送方向の上流側端部をカッター5によって切断させ、本フローは終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、記録装置が経年劣化した場合、またはスリッターの可動刃を交換したような場合であってもキャリッジ3の位置を基準にした所望の位置にスリッターユニット303を移動させることができる。キャリッジには記録ヘッドが搭載されていることから、記録ヘッドの位置を基準にした所望の位置にスリッターを移動させることができる。このため、本実施形態によれば、図17のように記録ヘッド2によって記録された記録画像のサイズに合わせてスリッターユニット303を移動させて切断することができる。
なお、本実施形態では、スリッターユニットは左右2つある例を用いて説明したが、スリッターが1つの場合でも同様に補正することができる。
また、本実施形態ではスリッターユニット303を記録画像に合わせる方法について記載した。同様に、スリッターユニット303の位置を基準にした所望の位置にキャリッジ3を移動させることもできる。このため、スリッターユニット303の被切断位置に記録ヘッド2で記録する記録画像の位置を合わせることができる。
また、スリッターユニット303による被切断部を検出する方法は他の方法でもよい。例えば、スリッターユニット303によってスリットが切り込まれたロール紙1を、カッター5によってスリッターユニット303によるスリットまでX方向にロール紙1を切断する。図18(a)は、カッター5によって、ロール紙1の右端部からスリットR111までX方向に切断し、ロール紙1の左端部からスリットL110までX方向に切断したロール紙1の例を示す図である。このロール紙1を用いて、検出センサ12がスリッターユニット303による被切断部を検出する方法でもよい。
図18(b)は図14と同様のグラフであり、図18(a)のロール紙1の点線部分をキャリッジ3が移動して検出センサ12が反射率を検出したときのキャリッジ3の移動量Cと反射率との関係を示したグラフである。この例では、図18(a)に示すように、スリットL110及びスリットR111がロール紙1の端部となっている。このため、スリットを境に反射率の変化が明確になることからカッター5で切断しないスリットL110またはスリットR111に比べ、スリッターユニット303による被切断部がより明確に検出することができる。
<実施形態2>
本実施形態ではキャリッジに搭載された検出センサでスリッターユニットの位置を直接検出することにより、スリッターユニットの原点位置に対応するキャリッジの移動量を補正する形態を説明する。
図19は、本実施形態に係るインクジェット記録装置600(以下、記録装置600と呼ぶ)の一例を示す断面図である。実施形態1と同一の部材については同じ番号を付して説明を省略する。本実施形態の記録装置600では、スリッター15のスリッターユニット314には位置検出部材としてスリッター検出フラグ203hが配されている。また、キャリッジ330の搬送方向の下流側には検出センサ201が配されている。検出センサ201は凹部を有し、凹部にスリッター検出フラグ203hの端部が収まると検出センサ201はスリッター検出フラグ203hを検出するように構成されている。なお、本実施形態ではスリッターユニットが1つの場合について説明するが、スリッターユニットは複数でも良い。例えば、実施形態1で説明したようにスリッターユニットが2つある形態でもよい。
図20は、記録装置600の上面図であり、カッター5などの一部の部品を省略した図である。図20において、二点鎖線で表したキャリッジ330は、原点位置からX1方向に移動してキャリッジ330の検出センサ201がスリッター検出フラグ203hを検出した様子を表している。
図21は、スリッターユニット314の原点位置にキャリッジ330が移動するための移動量の値を補正するため本実施形態における処理の内容を説明したフローチャートである。本実施形態ではスリッターユニット314の移動量は移動量Stで表し、キャリッジ330の移動量は移動量Cで表すものとする。なお本実施形態では、検出センサ201の位置がキャリッジ3における位置である。
S2101〜2005の処理は、キャリッジ330およびスリッターユニット314のそれぞれの移動量の原点C=0、St=0となる位置を更新する処理であり、S901〜805と同様の処理であることから説明を省略する。
S2106において制御部400は、スリッターユニット314をX1方向の任意の場所まで移動させる。そのときのスリッターユニット314の移動量Stの値をSt1とする。なお、図20のようにスリッターユニット314の原点位置までキャリッジ330が移動可能である場合は、スリッターユニット314は原点位置から移動させなくてもよい。この場合、本ステップは不要である。
S2107において制御部400は、検出センサ201がスリッター検出フラグ203hを検出するまで、キャリッジ330をX方向に移動させる。検出センサ201がスリッター検出フラグ203hを検出したときのキャリッジ330の移動量Cの値をC1とする。S2108において制御部400は、C1をROM412に記憶する。
S2109において制御部400は、スリッターユニット303の原点St=0の搬送方向上流に、キャリッジ330が位置するためのキャリッジの移動量Cの値であるC0を決定する。換言すれば、C0は、キャリッジ330の原点位置からスリッターユニット314の原点位置に対応する交差方向(X方向)における位置まで、キャリッジ330が移動するのに必要な所定の移動量である。
C0は、スリッター検出フラグ203hを検出したときのキャリッジ330の移動量Cの値であるC1からS2106でスリッターユニット314を移動させたときの移動量Stの値であるSt1を減算して決定される。計算式は次のとおりである。
C0=C1−St1
図20のように、S2106においてスリッターユニット314を移動させなかった場合、スリッターユニット314の移動量Stの値であるSt1は0であるからC0は次の式で求められる。
C0=C1
S2110において制御部400は、C0をROM412に記憶して、本フローを終了する。
本フローによって、スリッターユニット314の原点位置St=0に対応するキャリッジの移動量Cの値であるC0を決定することができる。このため、実施形態1と同様に、キャリッジの移動量Cに対応するスリッターユニット314の移動量Stは、キャリッジの移動量Cからスリッターの原点位置に対応するキャリッジの移動量Cの値であるC0を減算することで求められる。計算式は次のとおりである。
St=C−C0
以上説明したように本実施形態によれば、記録装置が経年劣化した場合、またはスリッターの可動刃を交換したような場合であってもキャリッジの位置を基準にした所望の位置にスリッターユニットを移動させることができる。キャリッジには記録ヘッドが搭載されていることから、記録ヘッドの位置を基準にした所望の位置にスリッターユニットを移動させることができる。このため、本実施形態によれば、記録ヘッドによって記録された記録画像のサイズに合わせてスリッターユニットを移動させて切断することができる。
また、図20のようにスリッターユニット314が原点位置にいる状態であっても、検出センサ201でスリッター検出フラグ203hを検出できる形態であれば、スリッターユニット314を移動させる必要はない。このため、本実施形態では実施形態1に比べ、スリッターユニット314の原点位置に対応するキャリッジの移動量を決定するために要する時間が少なくて済むことになる。また、本実施形態では、スリッターユニット314の原点位置に対応するキャリッジの移動量を決定するためにロール紙1等の記録媒体がなくても処理することが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 ロール紙
2 記録ヘッド
303 スリッターユニット
8 搬送ローラ
12 検出センサ

Claims (20)

  1. 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録手段を搭載し、前記搬送方向と交差する交差方向に移動可能なキャリッジと、
    前記交差方向に移動可能であり、前記記録媒体を前記搬送方向に切断するスリッターと、を有する記録装置であって、
    前記キャリッジに搭載され、前記スリッターによって切断された前記記録媒体の被切断部が検出可能な検出手段を有し、
    前記スリッターを移動させてから前記スリッターに前記記録媒体を切断させた後に、
    前記キャリッジを移動させて、前記検出手段に前記被切断部を検出させ、
    前記検出手段が前記被切断部を検出したときの前記キャリッジの移動量である第1の移動量と、前記記録媒体を切断する前に前記スリッターが移動した第2の移動量と、に基づいて、前記キャリッジまたは前記スリッターの移動量を制御する制御手段を有する
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記搬送手段は、前記スリッターが前記記録媒体を切断した後に、前記検出手段が前記被切断部を検出できる位置まで前記記録媒体を搬送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記検出手段は反射率に基づき前記被切断部を検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記交差方向に前記記録媒体を切断するカッターをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記カッターによって、前記被切断部まで前記記録媒体を切断してから、
    前記キャリッジが移動して前記検出手段が前記被切断部を検出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記キャリッジの移動量は、第1の原点位置を起点として検出され
    前記スリッターの移動量は、第2の原点位置を起点として検出される
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録手段を搭載し、前記搬送方向と交差する交差方向に移動可能なキャリッジと、
    前記交差方向に移動可能であり、前記記録媒体を前記搬送方向に切断するスリッターと、を有する記録装置であって、
    前記スリッターに配された位置検出部材と、
    前記キャリッジに配され、前記位置検出部材を検出するセンサと、
    少なくとも、前記キャリッジが第1の原点位置から移動して前記センサが前記位置検出部材を検出したときの前記キャリッジの移動量である第1の移動量に基づいて、
    前記キャリッジまたは前記スリッターの移動量を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  8. 前記センサが前記位置検出部材を検出したとき、前記スリッターは、前記スリッターの移動量を検出する起点となる第2の原点位置におり、
    前記制御手段は、
    前記第1の原点位置から前記第2の原点位置に対応する前記交差方向における位置まで、前記キャリッジが移動するのに必要な所定の移動量を、前記第1の移動量として決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記スリッターを、前記スリッターの移動量を検出する起点となる第2の原点位置から第2の移動量、移動させた後に、
    前記キャリッジが前記位置検出部材を検出するために、前記キャリッジを移動させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記第1の移動量と前記第2の移動量とに基づき、
    前記第1の原点位置から前記第2の原点位置に対応する前記交差方向における位置までキャリッジを移動させるのに必要な所定の移動量を決定する
    ことを特徴とする請求項6または9に記載の記録装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記第1の移動量から前記第2の移動量を減算して、前記所定の移動量を決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
  12. 前記制御手段は、
    前記キャリッジを移動させたときの第1の位置に対応する前記交差方向における位置に、前記スリッターを移動させるための移動量を、前記キャリッジが前記第1の位置に移動したときの移動量から前記所定の移動量を減算することにより決定する
    ことを特徴とする請求項8または10または11のいずれか1項に記載の記録装置。
  13. 前記キャリッジに配された第1のフラグ部材と、
    前記第1のフラグ部材を検出可能な第1の原点センサと、をさらに有し、
    前記第1の原点センサが前記第1のフラグ部材を検出した位置を前記第1の原点位置として、前記キャリッジの移動量が検出される
    ことを特徴とする請求項6から12のいずれか1項に記載の記録装置。
  14. 前記スリッターに配された第2のフラグ部材と、
    前記第2のフラグ部材を検出可能な第2の原点センサと、をさらに有し、
    前記第2の原点センサが前記第2のフラグ部材を検出した位置を前記第2の原点位置として、前記スリッターの移動量が検出される
    ことを特徴とする請求項6または8から12のいずれか1項に記載の記録装置。
  15. 前記制御手段は、
    前記記録手段によって記録される画像の前記交差方向における端部に移動するのに必要な前記キャリッジの移動量を決定し、前記キャリッジの移動量に基づき、前記スリッターを前記端部まで移動させる
    ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の記録装置。
  16. 前記キャリッジの移動量を検出する第1のエンコーダと、
    前記スリッターの移動量を検出する第2のエンコーダと、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の記録装置。
  17. 所定の条件を満たした場合に、前記所定の移動量を更新する第1のモードと、
    ユーザの指示に応じて、前記所定の移動量を更新する第2のモードと、が設定されており、
    前記第1のモードと前記第2のモードは切り替え可能である
    ことを特徴とする請求項8または10から12のいずれか1項に記載の記録装置。
  18. 前記カッターは、前記記録手段よりも前記搬送方向の下流に設けられ、前記スリッターよりも前記搬送方向の上流に配されている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の記録装置。
  19. 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    前記記録手段を搭載し、前記搬送方向と交差する交差方向に移動可能なキャリッジと、
    前記交差方向に移動可能であり、前記記録媒体を前記搬送方向に切断するスリッターと、
    前記キャリッジに搭載され、前記スリッターによって切断された前記記録媒体の被切断部が検出可能な検出手段と、を有する記録装置の制御方法であって、
    前記スリッターが移動してから前記記録媒体を切断する第1工程と、
    前記キャリッジが移動して、前記検出手段が前記被切断部を検出する第2工程と、
    前記検出手段が前記被切断部を検出したときの前記キャリッジの移動量である第1の移動量と、前記記録媒体を切断する前に前記スリッターが移動した第2の移動量と、に基づいて、前記スリッターまたは前記キャリッジを移動させる第3工程と、
    を含むことを特徴とする記録装置の制御方法。
  20. コンピュータに請求項19に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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